JP3995880B2 - カード発行装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カード発行装置に関する。更に詳述すると、本発明はカード発行時に何らかのエラーが生じたカードを保管するカード廃券受部を備えたカード発行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
カード発行装置によりカードを発行する場合においてカードリーダ部によるカードへの記録中等に何らかのエラーが生じることがあるが、当該カードを正常なカードと同様に発行するのは妥当でない。このため、カード発行装置の内部には何らかのエラーを生じた不要カードを保管しておくカード廃券受部が設けられている。従来のカード発行装置では、固定式のカード廃券受部をカード送り機構とは干渉しない位置に設置していた。即ち、カード発行装置の内部にはカードスタッカからカードを1枚取り出してカードリーダ部に搬送するカード送り機構が設置されているが、このカード送り機構に干渉しない位置に固定式のカード廃券受部を設置し、エラーカードをこのカード廃券受部に払い出すようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上述のカード発行装置では、カードリーダ部から排出された不要カードをカード廃券受部にそのまま落としているので、カードの落下姿勢にばらつきが生じて保管姿勢が一定にならず、カード廃券受部内で例えば立ったまま保管されてカード検知やカード取り出しに問題を生ずることがあった。
【0004】
そこで、本発明は、一定の姿勢でカード廃券受部に不要カードを払い出し可能なカード発行装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために請求項1記載の発明は、カードに所定の記録を行って不要に成ったカードをカード口から排出するカードリーダ部と、該カードリーダ部のカード口から不要カードを回収するカード廃券受部とを備えたカード発行装置において、カード廃券受部は、カード口から排出された不要カードが当接するカードストッパと、カードストッパに当接した不要カードが落下して収容されるリジェクトボックスと、カードストッパとカード口との間に、不要カードの幅方向の片側部に下方から当接して、片側部の反対側の片側部が下がるようにして不要カードを落下時に幅方向に回転させる回転付与手段とを備えるようにしている。
【0006】
カード口から排出された不要カードは、カードストッパに当接して落下する。このとき、不要カードの幅方向の片側部が回転付与手段に当接して、不要カードの反対側の片側部が下がるようにして回転付与手段を中心に回転される。これにより、リジェクトボックスに不要カードを整列した一定の姿勢で回収することができるようになる。
【0007】
そして、請求項2記載の発明は、請求項1記載のカード発行装置において、回転付与手段は、カードストッパからカード口の下方に向けて形成されたストッパ側突起であるようにしている。したがって、カード口から排出された不要カードはカードストッパに当接して落下し、その真下に位置するストッパ側突起に当接して回転される。
【0008】
また、請求項3記載の発明は、請求項2記載のカード発行装置において、ストッパ側突起は、最上面に形成されると共に摩擦係数の小さい摺動面と、該摺動面よりもカードの幅方向の中心側の僅かに低い位置に形成されると共に摩擦係数の大きい係止部とを備えるようにしている。したがって、不要カードが排出されるときには、ストッパ側突起の摺動面に沿って小さな摩擦力で案内される。また、不要カードが落下するときは、係止部に摩擦で引っ掛かるのでストッパ側突起から滑り落ちること無く回転力を付与される。このため、湾曲した不要カードであっても、係止部に引っ掛かること無く摺動面に沿って案内される。
【0009】
一方、請求項4記載の発明は、請求項1記載のカード発行装置において、回転付与手段は、カード口の下方からカードストッパに向けて形成されたカード口側第1突起であるようにしている。したがって、カード口から排出された不要カードはカードストッパに当接して落下し、その真下に位置するカード口側第1突起に当接して回転される。
【0010】
また、請求項5記載の発明は、請求項4記載のカード発行装置において、カード口側第1突起の先端には摩擦係数の大きい係止部が形成されるようにしている。したがって、不要カードが落下するときに、係止部に摩擦で引っ掛かるのでカード口側第1突起から滑り落ちること無く回転力を付与される。
【0011】
さらに、請求項6記載の発明は、請求項5記載のカード発行装置において、カード口側第1突起の係止部の最上面よりもカードの幅方向の中心側の僅かに低い位置に、カードストッパに向けて形成されたカード口側第2突起を有するようにしている。したがって、不要カードの中心の近くを回転中心として回転させることができるようになる。
【0012】
そして、請求項7記載の発明は、請求項1から6までのいずれか記載のカード発行装置において、カード口には、該カード口から排出される不要カードに接触する除電ブラシが設けられている。したがって、カード口から排出される不要カードに静電気が帯電して他の部材に貼り付いてしまうことを防止してリジェクトボックスの内部で確実に整列できるようになると共に、不要カードのカード口からの排出時に勢いで跳ね飛んでしまうことを防止できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成を図面に示す最良の形態に基づいて詳細に説明する。
【0014】
図1〜図4に本発明のカード発行装置86の実施形態の一例を示す。このカード発行装置86は、カード14に所定の記録を行って不要に成ったカード14をカード口87から排出するカードリーダ部3と、該カードリーダ部3のカード口87から不要カード14を回収するカード廃券受部4とを備えたものである。
【0015】
カード廃券受部4は、カード口87から排出された不要カード14が当接するカードストッパ88と、カードストッパ88に当接した不要カード14が落下して収容されるリジェクトボックス58と、カードストッパ88とカード口87との間に、不要カード14の幅方向の片側部に下方から当接して不要カード14を落下時に回転させる回転付与手段62とを備えている。このため、カード口87から排出された不要カード14は、カードストッパ88に当接して落下する。このとき、図3に示すように不要カード14の幅方向の片側部が回転付与手段62に当接して、不要カード14の反対側の片側部が下がるようにして回転付与手段62を中心に回転される。これにより、リジェクトボックス58に不要カード14を整列した一定の姿勢で回収することができるようになる。
【0016】
そして、回転付与手段62は、カードストッパ88からカード口87の下方に向けて形成されたストッパ側突起63と、カード口87の下方からカードストッパ88に向けて形成されたカード口側第1突起64と、カード口側第1突起64の隣にカードストッパ88に向けて形成されたカード口側第2突起65とから成るようにしている。これにより、カード口87から排出された不要カード14は、ストッパ側突起63およびカード口側第1突起64に当接して回転されると共に、回転の途中でカード口側第2突起65に当接して真裏に返されるようになる。但し、不要カード14が半回転するか1回転するか、あるいはそれ以上回転するかは、回転付与手段62からリジェクトボックス58の底までの高さに依存する。
【0017】
ストッパ側突起63は、最上面に形成されると共に摩擦係数の小さい摺動面66と、該摺動面66よりもカード14の幅方向の中心側の僅かに低い位置に段差を設けて形成されると共に摩擦係数の大きい係止部67とを備えている。ストッパ側突起63を例えば金属製とした場合は摺動面66を平滑面にすることもできるが、例えば帯電防止処理の施された滑り易い例えば塩ビ系のシートを設けるようにしても良い。係止部67は例えばゴム製としている。このため、不要カード14が排出されるときには、ストッパ側突起63の摺動面66に沿って小さな摩擦力で案内される。よって、湾曲した不要カード14でも引っ掛かること無く確実に回収できる。また、不要カード14が落下するときは、図3に示すように係止部67の縁に摩擦で引っ掛かるのでストッパ側突起63から滑り落ちること無く回転力を付与される。
【0018】
また、カード口側第1突起64は例えば長さ15mm程度にしている。このカード口側第1突起64の先端には、ゴムのように摩擦係数の大きい材質から成る係止部68が形成されている。このため、不要カード14が落下するときに係止部68に摩擦で引っ掛かるので、カード口側第1突起64から滑り落ちること無く回転力を付与される。
【0019】
さらに、カード口側第2突起65は例えば長さ9mm程度で、カード口側第1突起64の係止部68の最上面よりもカード14の幅方向の中心側の僅かに低い位置に形成されている。各突起64,65は約18mm離れたものとしている。これにより、不要カード14の中心の近くを回転中心として回転させることができる。
【0020】
一方、カードリーダ部3のカード口87には、該カード口87から排出される不要カード14に接触する除電ブラシ69が設けられている。このため、カード口87から排出される不要カード14に静電気が帯電することを防止してリジェクトボックス58の内部で確実に整列されるようになると共に、不要カード14のカード口87からの排出時に勢いで跳ね飛んでしまうことを防止できる。
【0021】
そして、カードリーダ部3のカード口87の回転付与手段62が設けられている方の側部には、カードガイド90が設けられている。これにより、不要カード14が回転付与手段62側の側方に誤って落下することを防止している。
【0022】
また、このカード廃券受部4は、カードストッパ88を使用位置Sと退避位置Tとに移動させるストッパ移動機構89を備えている。ここで、カードストッパ88の使用位置Sとは、カード口87から排出された不要カード14がカードストッパ88に当接する位置としている。また、カードストッパ88の退避位置Tとは、カードストッパ88がカード搬送路L1から退避する位置としている。さらに、使用位置Sにあるカードストッパ88は、カード口87からカード14の1枚分は間隔を開けて設けられるようにしている。これにより、排出された不要カード14が確実に落下する。
【0023】
これにより、カード口87に対して正常なカード14を出し入れするときは、ストッパ移動機構89がカードストッパ88を退避位置Tに位置させる。よって、カード14がカードストッパ88に当接すること無くカード搬送路L1を行き来することができる。一方、カードリーダ部3で不要カード14が発生したときは、ストッパ移動機構89がカードストッパ88を使用位置Sに位置させる。このため、カード口87から排出された不要カード14がカードストッパ88に当接して落下してリジェクトボックス58に収容される。したがって、可動部品を最小限にして不要カード14の回収を行うことができる。
【0024】
ストッパ移動機構89は、フレーム54に固定されたブラケット55に設けられると共にカードストッパ88を使用位置Sと退避位置Tとの間で揺動可能に支持する支持軸56と、カードストッパ88を使用位置Sに位置させるように付勢する捻りコイルばねから成る戻りばね57とを備えている。このストッパ移動機構89は、カード14を搬送するキャリッジ26により作動される。すなわち、キャリッジ26がカード口87側に移動するときは使用位置にあるカードストッパ88を退避位置Tに押し倒し、またキャリッジ26がカード口87から離れるときは退避位置Tにあるカードストッパ88が戻りばね57によって使用位置Sに復起する。このため、ストッパ移動機構89を作動させる専用のアクチュエータが不要なので、部品の故障が減って動作の信頼性を高めることができる。
【0025】
また、使用位置Sにあるカードストッパ88は、ブラケット55に形成された度当たり59により位置決めされる。そして、カードストッパ88のキャリッジ26が当接する部分には、摩擦抵抗の小さい摺動部60が形成されている。この摺動部60は例えばポリアセタール等の低摩擦のプラスチック製で、カード口87側に進むキャリッジ26に対して斜めに当接するように設けられている。このため、キャリッジ26が最低限の力でカードストッパ88を押し倒すことができる。
【0026】
リジェクトボックス58は、図6に示すようにカードスタッカ部1の下側に配置されている。これにより、カード発行装置86の空スペースを有効に利用することができる。このリジェクトボックス58の内面には、帯電防止処理の施された滑り易い例えば塩ビ系のシートが設けられていることが好ましい。これによれば、落下した不要カード14がリジェクトボックス58の内面に斜めに引っ掛かることを防止できる。ここで、リジェクトボックス58の底部には不要カード14が回収されたことを検出するカードセンサが設けられている。そして、リジェクトボックス58が固定式であるので、カードセンサの配線を容易に行うことができる。
【0027】
また、リジェクトボックス58は側部に開閉蓋61を有している。このため、開閉蓋61を開くことにより、リジェクトボックス58に回収された不要カード14を容易に取り出すことができる。この開閉蓋61は、リジェクトボックス58の下側に設けられた支持軸70を中心に揺動可能に設けられている。そして、開閉蓋61を閉じる方向に付勢する捻りコイルばねから成る戻りばね71が設けられている。これにより、開閉蓋61に外力を与えて開いても、外力を無くすことにより戻りばね71の付勢力で自動復起して閉じる。
【0028】
ここで、上述したカード発行装置86の全体構成を以下に説明する。このカード発行装置86は、例えばカードスタッカ部1、カード取り出し移動機構2、カードリーダ部3、カード廃券受部4、インデント/エンボス機構5、トッパー機構6、制御部7を備えて構成されている。
【0029】
カードスタッカ部1は、多数のカードを積み重ねてストックするとともに端部にカード供給部8が形成されたカードスタッカ9を複数所定の位置に配列して構成されている。本実施形態では、例えば4個のカードスタッカ9を備えており、各カードスタッカ9はカード供給部8が同一平面上に同一方向にカードが取り出されるように並んで配列されている。各カードスタッカ9には異なる種類のカードをストックしても良く、また全てのカードスタッカ9に同種類のカードをストックしても良い。各カードスタッカ9のカード供給部8は、カードスタッカ9の下部に形成されている。即ち、各カードスタッカ9は上からカードを補充するタイプのものである。各カード供給部8は、図9に示すように各カードスタッカ9の内側(インデント/エンボス機構5側)の側壁9aに設けられた凸部10とカード受けブロック13の内側凸部11とで構成されており、凸部10と内側凸部11との間にはカード1枚分の厚さよりも大きく且つカード2枚分の厚さよりも小さい隙間が形成されている。したがって、カード14は2枚以上同時にカード供給部8を通り抜けることがなく、各カードスタッカ9内のカード14は1枚ずつ取り出される。
【0030】
各カードスタッカ9の側壁9a〜9dの上部は、漏斗状に広がっている。ここで、カード発行装置86の外側(インデント/エンボス機構5と反対側)に位置する側壁9bとカード発行装置86の長手方向両側の側壁9cについては単に上部を外側に折り曲げることで漏斗状に広げることができるが、隣のカードスタッカ9に並んで配置されている側壁9d同士については折り曲げた部分の干渉を防止する必要がある。このため、図10及び図11に示すように隣のカードスタッカ9に並んで配置されている側壁9dの上部は、隣り合う側壁9dと互い違いになるように切り欠かれており、当該切り欠き部15に隣の側壁9dの上部を折り曲げるようにしている。この様に上部を互い違いに折り曲げることで隣り合う2枚の側壁9dを近づけて配置することができ、各カードスタッカ9をコンパクトに配置することができる。また、各カードスタッカ9の側壁9a〜9dの上部を漏斗状に広げることで、各カードスタッカ9へのカード14の補充が容易になる。
【0031】
各カードスタッカ9の下部、即ちカード14が積み重ねられた側とは反対側には、カード受け部16が設けられている。このカード受け部16は、カード送り出し方向の前後位置の3カ所でカード14を受けるように構成されたもので、本実施形態では図12に示すように、各カードスタッカ9の外側の側壁9bの下端に固定されたカード受けブロック13の内側凸部11及び外側凸部12と、外側の側壁9bの下端に取り付けられた凸部17より構成されている。カード受けブロック13は、例えばアルミ製ブロックの上面を削って各凸部11,12,17を形成したものである。このように各カードスタッカ9の内側の1カ所(凸部11)と外側の2カ所(凸部12,17)、即ちカード送り出し方向の前後位置の3カ所であってカード14の前端及び後端の2カ所でカード14を受けることでカード14が湾曲していても内側凸部11がカード14の内側縁を確実に支持することになり、送り出されるカード14をカード供給部8の隙間に確実に通過させることができる。なお、図12の符号18はカード14のIC接点を検出するセンサで、カード14の裏面側からカード14の表面に設けられているIC接点を検出することでカード14の向きが適切か否かを検出する。また、符号19はカード14の有無を検出するセンサである。これら各センサ18,19は、各カードスタッカ9の側壁9a〜9dの下端に取り付けられている。
【0032】
カード取り出し移動機構2は、複数のカードスタッカ9のカード供給部8の間を移動可能に設けられており、各カードスタッカ9のカード供給部8からカード14を取り出す(送り出す)ものである。このカード取り出し移動機構2は、カード保持部20、カード取出部21、X軸移動機構22、Y軸移動機構23を備えて構成されている。
【0033】
X軸移動機構(カード移動機構)22は、カード保持部20とカード取出部21とをカードスタッカ9より離間した位置でカードスタッカ9の配列方向に移動させるもので、図13に示すように、X軸駆動モータ24の回転がX軸駆動ベルト25に伝えられ、このX軸駆動ベルト25に連結されたカード保持部20のキャリッジ26を2本のX方向ガイド軸27,28に沿って移動させる。
【0034】
カード保持部20は各カードスタッカ9間を移動するもので、図14に示すように、X軸移動機構22の2本のX方向ガイド軸27,28に沿って移動するキャリッジ26と、カード14を仮保持する仮保持位置(図15の実線P1位置)とカード14を強圧保持する強圧位置(図15の二点鎖線P2位置)との間を移動可能なカード保持部材29を有している。このカード保持部材29は、Y軸移動機構23によるY軸方向(矢印の方向)への移動時に強圧位置P2になるように設定されている。即ち、強圧位置P2はカード保持部材29及びカード取出部21がカードスタッカ9から離れる位置であり、この強圧位置P2までカード保持部材29が移動した場合にX軸移動機構22を作動し、カード14を移送する。
【0035】
キャリッジ26には、Y軸移動機構23の2本のY方向ガイド軸30が取り付けられている。これら2本のY方向ガイド軸30に案内されてカード保持部材29は仮保持位置P1と強圧位置P2との間を移動する。また、キャリッジ26の上面には、図15に示すように、カード保持部材29を駆動するカム溝31が形成されている。即ち、カード保持部材29が2本のY方向ガイド軸30に沿って移動すると、カム溝31内を移動するローラ32が取り付けられたL字型レバー33が回転して操作レバー34を移動させ、カード押圧レバー35の下端を操作する。カード押圧レバー35の先端は、図16に示すように、コイルスプリング36を介して中間レバー37を押圧し、この中間レバー37はカード保持レバー38を押圧する。つまり、カード保持部材29が仮保持位置P1から強圧位置P2に移動すると、L字型レバー33はその先端部が操作レバー34とほぼ一直線上に位置するように回転するので、操作レバー34はカード押圧レバー35の下端を押し出す。これにより、カード押圧レバー35の先端はコイルスプリング36を介して中間レバー37を押し下げ、カード保持レバー38の先端に取り付けられた上側カード保持ブロック39を下側カード保持ブロック40に押し付ける。この状態では、図15に二点鎖線で示すようにL字型レバー33の先端部と操作レバー34とがほぼ一直線上に位置しているのでいわゆるトグルクランプ状態となり、各カード保持ブロック39,40間を広げる方向に外力が作用した場合であっても各カード保持ブロック39,40間は広がり難く、各カード保持ブロック39,40でカード14をしっかりと狭持することができる。一方、カード保持部材29が強圧位置P2から仮保持位置P1に移動すると、L字型レバー33は操作レバー34を引き込むので、操作レバー34がカード押圧レバー35の下端を押し出す力が解除される。したがって、上側カード保持ブロック39を下側カード保持ブロック40に押し付ける力も解除される。この状態では、各カード保持ブロック39,40によりカード14をしっかり狭持することはできないが、各カード保持ブロック39,40の両側に設けられている板ばね41によって比較的軽い力でカード14を狭持する。即ち、カード14を仮保持することができる。
【0036】
なお、図17に示すように、各カード保持ブロック39,40の表面には、狭持するカード14を保護し且つカード14の滑りを防止するためにゴム板42が貼り付けられている(図17には下側カード保持ブロック40のみ図示)。また、各カード保持ブロック39,40の表面の両端近傍は膨らんでおり、カード14を2点で保持する構造になっている。
【0037】
カード取出部21は、各カードスタッカ9に形成されたカード供給部8からカード14を取り出すカード送り出し機構である。なお、このカード送り出し機構は、カードスタッカ部1とともにカード送り出し装置を構成している。
【0038】
このカード取出部(カード送り出し機構)21は、駆動源であるY軸移動機構23のY軸駆動モータ43により往復移動される移動体44と、カード14の端面と係合するカード係合爪部45とを有している。移動体44は、カード保持部材29のカードスタッカ9側に配置され、カード保持部材29と同様にY軸移動機構23の2本のY方向ガイド軸30に案内されて移動する。ここで、図18に示すように、カード保持部材29はカードスタッカ9の下方を潜り抜けることは出来ないが、移動体44はカードスタッカ9の下方を潜り抜けることができ、カードスタッカ9の後方にまで移動することができる。カード係合爪部45は移動体44に対して上下方向に回動可能に支持されており、図19に示すように、カード14と係合する方向、即ち先端が上方に回動する方向にばね85によって付勢されている。したがって、カードスタッカ9の下方に潜り込む場合にはカード14の下面に押されてカード係合爪部45は下がり、一方、カード14を取り出す場合には持ち上がって爪45aをカード14の縁に引っかかることができる。また、カード14の湾曲に対して追従することもできる。なお、カード係合爪部45は移動体44の所定間隔をあけた2カ所に設けられており、2つのカード係合爪部45はカードスタッカ9の配列方向に、換言するとX方向ガイド軸27,28と平行になるように配置されている。なお、2つのカード係合部45の移動軌跡を図12に一点鎖線L2で示す。
【0039】
移動体44には、カード14を取り出す場合にカードスタッカ9内に残るカード14と当接するカード支持部46が設けられている。このカード支持部46は、カード係合爪部45が一番下のカード14を送り出している場合に下から二番目のカード14がカード係合爪部45に当たってこれを押し下げるのを防止する。このため、カード係合爪部45の爪45aが一番下のカード14から外れることがない。
【0040】
Y軸移動機構23はカード取出部21をそれぞれのカードスタッカ9のカード供給部8よりカード14を取り出すように移動するもので、Y軸移動機構23の2本のY方向ガイド軸30はX軸移動機構22によりX軸方向に移動可能なキャリッジ26に取り付けられている。Y軸移動機構23のY軸駆動モータ43の回転は、図7に示すようにベルト77を介してY駆動軸47のトッパー機構6側の端部に取り付けられたプーリ78に伝えられる。そして、プーリ78の回転はY駆動軸47に伝えられ、Y駆動軸47の回転は図14に示すようにY駆動タイミングプーリ48を介して当該Y駆動タイミングプーリ48とY従動プーリ49との間に掛け回されたY駆動ベルト50に伝えられる。Y駆動ベルト50にはカード取出部21の移動体44が連結されている。したがって、Y駆動ベルト50が回転すると、移動体44はY方向ガイド軸30に沿って移動する。このとき、カード保持部材29は図示しないスプリングによって常時カードスタッカ9側に向けて、即ち移動体44に向けて引っ張られている。このため、移動体44が図14に示す位置からカードスタッカ9に向けて移動すると、この移動体44と一体的に移動する。即ち、強圧位置P2から仮保持位置P1に向けて移動する。しかしながらカード保持部材29はカードスタッカ9を潜り抜けることはできないので、移動体44がカードスタッカ9を潜り抜けている場合には、図18に示すように、カードスタッカ9の側壁9aに押し付けられている。
【0041】
一方、Y駆動ベルトが上述の場合とは逆回転すると、移動体44は図18に示す位置からカード14を取り出しながらカード保持部材29に向けて移動する。取り出されたカード14はカード保持部材29の各カード保持ブロック39,40間に入り込み、板ばね41によって軽い力で挟まれ仮保持される。取り出されたカード14は移動体44がカード保持部材29に当たるまで板ばね41に対して摺動しながら各カード保持ブロック39,40間に入り込む。そして、移動体44がカードスタッカ9の下方を潜り抜けてカード保持部材29に当たると、移動体44はカード保持部材29を押し進めながら移動する。これにより、カード保持部材29は仮保持位置P1から強圧位置P2に移動し、各カード保持ブロック39,40でカード14をしっかりと狭持する。
【0042】
なお、Y駆動軸47の回転は、図8に示すように当該Y駆動軸47のカードリーダ部3側の端部の近傍に取り付けられたプーリ74を介してプーリ75に伝えられており、このプーリ75の回転角をセンサ76により検出することで、キャリッジ26に対するカード保持部材29及びカード取出部21の位置を検出することができる。
【0043】
カードリーダ部3は、カード取り出し移動機構2とカード受け渡し可能に構成され、カード口87から受け渡されたカード14に所定の記録を行ってカード発行口51よりカード14を発行するもので、搬送部と記録部を備えて構成されている。搬送部はX軸移動機構22によるX軸方向への移動線上にカード14の搬送を行うもので、例えば三対のローラ52を有している。また、記録部はカード14への記録を行うもので、カード14の磁気ストライプに記録を行う磁気ヘッドや、カード14のIC接点に接触して記録を行うIC接点ブロックを有している。ここで、カードリーダ部3は、カード保持部材29の仮保持位置P1に対応する位置に設けられている。したがって、カードスタッカ9より送り出されたカード14がX軸移動機構22によってインデント/エンボス機構5やトッパー機構6の間を移動させられている場合には、カード保持部材29は強圧位置P2に移動しておりカード14は各カード保持ブロック39,40によってしっかりと狭持されているが、カード14をカードリーダ部3に払い出す場合には、カード保持部材29は仮保持位置P1に移動しておりカード14は各カード保持ブロック39,40の両側の板ばね41によって軽く仮保持されている。このため、カード14の先端がカードリーダ部3のローラ52間に挿入されると、カード14はカードリーダ部3内に引き込まれる。
【0044】
インデント/エンボス機構5及びトッパー機構6は、カード取り出し移動機構2のX軸移動機構22を間に挟んで、各カードスタッカ9とは逆側の位置に設けられている。インデント/エンボス機構5はカード14に所定の文字や記号等を刻むエンボス装置であり、本実施形態では既に知られているエンボス装置を使用しているので、その詳しい説明を省略する。また、トッパー機構6はインデント/エンボス機構5により刻まれた文字や記号等に色をつけるトッパー装置であり、本実施形態では既に知られている装置を使用しているので、その詳しい説明を省略する。ただし、このトッパー機構6は、X軸移動機構22に対して接近及び離間可能に設けられている。即ち、X軸移動機構22の2本のX方向ガイド軸27,28に対して直交し且つ水平なガイドレール72,72がカード発行装置86のフレーム54に取り付けられており、トッパー機構6は当該ガイドレール72,72に沿って移動可能になっている。これにより、トッパー機構6をX軸移動機構22に近づけて配置してもトッパー機構6のトッピングホイルを交換する等のメンテナンスを行う場合にはトッパー機構6をX軸移動機構22から離せば作業スペースを造り出すことができるので、カード発行装置86をコンパクト化することができる。
【0045】
なお、図5中符号73はカード14の端を検出するセンサである。このセンサ73はカード保持部材29によって狭持されているカード14がX方向ガイド軸27,28に対して斜めになっているか否かを検出するためのものである。即ち、センサ73がカード14の一端を検出してから他端を検出するまでにカード保持部材29のY方向の移動量とキャリッジ26のX方向の移動量を測ることで、カード14が斜めになっているか否か、及び斜めになっている場合にはその傾き量を検出することができる。また、図6中一点鎖線L1はカード14の移動軌跡、即ちカード搬送路を示している。
【0046】
上述したカード発行装置86によりカード14を発行する手順を以下に説明する。
【0047】
このカード発行装置86では、カード取り出し移動機構2のX軸駆動モータ24及びY軸駆動モータ43、インデント/エンボス機構5、トッパー機構6を制御部7によって制御し、複数のカードスタッカ9よりカード取り出し移動機構2によって1枚のカード14を取り出し、カードリーダ部3により所定の記録を行ってカード発行口51よりカード14を発行する。また、カードリーダ部3から不要なカード14を排出するときには、キャリッジ26をカードリーダ部3から離れた方向に移動させてカードストッパ88を起立させておく。
【0048】
具体的に説明すると、先ず、制御部7はX軸駆動モータ24を操作してキャリッジ26を所定のカードスタッカ9の前に移動させた後、Y軸駆動モータ43を操作してカード保持部材29とカード取出部21を移動させ、カード取出部21のカード係合爪部45でカードスタッカ9内の一番下のカード14を引っかけて取り出す。このとき、カード保持部材29を強圧位置P2まで移動させると、取り出されたカード14はカード保持部材29によってしっかりと狭持される。
【0049】
次に、制御部7はX軸駆動モータ24を操作してセンサ73の前にカード14のカードリーダ部3に近い側の端部をY方向にカード14を移動してセンサ73を切る位置を計る。この値をαとする。再度カード14をα逆方向に送り元の位置に戻す。次に、カード14をカードリーダ部3側にX軸方向へβ送る。カード14のカードリーダ部3から遠い側の端部をセンサ73を切る位置を計測するためY方向へ送る。この値をγとする。もしカード14の端部がX軸と平行ならばα=γとなり、斜めになっていればα≠γであり、この差とβの量によってカード14の狭持姿勢を制御部7は算出し、認識することができる。
【0050】
次に、制御部7はX軸駆動モータ24を操作してキャリッジ26をインデント/エンボス機構5の前に移動させ、インデント/エンボス機構5を操作してカード14の所定位置に文字等を刻む。複数の文字等を刻む場合には、X軸駆動モータ24を操作して1文字分ずつ移動させながら文字等を刻む。この場合、センサ73で検出されたカード14の狭持姿勢が斜めになっているときには、制御部7はカード14の狭持姿勢に応じてY軸駆動モータ43を操作し、文字等の列が真っ直ぐになるようにする。そして文字等の刻印が終了すると、制御部7はX軸駆動モータ24を操作してキャリッジ26をトッパー機構6の前に移動させ、インデント/エンボス機構5で刻んだ文字等に着色する。
【0051】
この後、制御部7はX軸駆動モータ24を操作してキャリッジ26をカードリーダ部3に向けて移動させる。そして、キャリッジ26がカードストッパ88を押し倒して退避位置Tに位置させる。このとき、制御部7は、カードリーダ部3に到達する直前でY軸駆動モータ43を操作してカード保持部材29を仮保持位置P1に移動させておく。これにより、カード14は仮保持の状態となり、カードリーダ部3にカード口87から挿入されて引き渡される。カードリーダ部3では、制御部7の制御にしたがって所定の記録を行った後、カード発行口51からカード14を発行する。
【0052】
一方、発行すべきカード14に何らかの異常がある場合には、キャリッジ26をカードリーダ部3から離れた方向に移動させてカードストッパ88を使用位置Sに起立させておき、カードリーダ部3のカード口87から不要なカード14を排出する。これにより、不要カード14がカードストッパ88に当接してリジェクトボックス58に回収されて、同じ姿勢で積み重ねられる。
【0053】
この様にして1枚のカード14の処理が終了する。制御部7は上述の制御を繰り返して次々にカード14を発行する。
【0054】
なお、上述の形態は本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば本実施形態では、カードストッパ88が使用位置Sと退避位置Tとに移動可能にしているが、これには限られず固定式のものにしても良い。すなわち、カード口87が不要カード14の排出専用のものであるときはカードストッパ88を退避させる必要が無いので、固定式のカードストッパ88を採用することができる。
【0055】
また、本実施形態では回転付与手段62がストッパ側突起63とカード口側第1突起64とカード口側第2突起65とを備えているが、これには限られず少なくともストッパ側突起63およびカード口側第1突起64の一方があれば良い。すなわち、ストッパ側突起63およびカード口側第1突起64の少なくとも一方があれば、落下する不要カード14を回転させることができる。
【0056】
さらに、本実施形態ではストッパ側突起63の係止部67やカード口側第1突起64の先端の係止部68をゴム製にしているが、これには限られず他の摩擦係数の大きい材質により形成しても良い。
【0057】
そして、本実施形態ではカード口側第1突起64をカード口87の下方からカードストッパ88に向けて形成しているが、これには限られずカード口側第1突起64をカードガイド90から形成するようにしても良い。あるいは、本実施形態ではストッパ側第1突起63をカードストッパ88に形成しているが、これには限られずキャリッジ26に形成するようにしても良い。
【0058】
また、上述した各実施形態ではカード口87に除電ブラシ69が設けられているが、これには限られず無くても良い。この場合、部品点数を減らすことができる。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載のカード発行装置によれば、カード口から排出された不要カードがカードストッパに当接して落下するときに回転付与手段によって回転されるので、リジェクトボックスに不要カードを整列した一定の姿勢で回収することができる。
【0060】
そして、請求項2記載のカード発行装置によれば、カード口から排出された不要カードはカードストッパに当接して落下し、その真下に位置するストッパ側突起に当接して回転される。
【0061】
また、請求項3記載のカード発行装置によれば、不要カードが排出されるときにストッパ側突起の摺動面に沿って小さな摩擦力で案内される。そして、摺動面と係止部とに段差が設けられているので、不要カードが湾曲したものであっても係止部に引っ掛かること無く円滑に案内されて回転を与えることができる。しかも、不要カードが落下するときは、係止部に摩擦で引っ掛かるのでストッパ側突起から滑り落ちること無く回転力を付与することができる。
【0062】
一方、請求項4記載のカード発行装置によれば、カード口から排出された不要カードはカードストッパに当接して落下し、その真下に位置するカード口側第1突起に当接して回転される。
【0063】
また、請求項5記載のカード発行装置によれば、カード口側第1突起の先端には摩擦係数の大きい係止部が形成されているので、不要カードが落下するときに、係止部に摩擦で引っ掛かってカード口側第1突起から滑り落ちること無く回転力を付与することができる。
【0064】
さらに、請求項6記載のカード発行装置によれば、カード口側第2突起によって更に強い回転力を与えることができるようになり、不要カードの中心の近くを回転中心として回転させることができる。
【0065】
そして、請求項7記載のカード発行装置によれば、カード口から排出される不要カードに静電気が帯電することを防止してリジェクトボックスの内部で確実に整列されるようになると共に、不要カードのカード口からの排出時に勢いで跳ね飛んでしまうことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカード発行装置の主要部を示す側面図である。
【図2】カード発行装置の主要部を示す平面図である。
【図3】カード発行装置の主要部を示す正面図である。
【図4】リジェクトボックスを示す正面図である。
【図5】カード発行装置の概略構成を示す平面図である。
【図6】カード発行装置の概略構成を示す正面図である。
【図7】カード発行装置の概略構成を示す左側面図である。
【図8】カード発行装置の概略構成を示す右側面図である。
【図9】カード発行装置のカードスタッカに形成されたカード供給部の正面図である。
【図10】カード発行装置のカードスタッカの側壁のうち隣のカードスタッカに並んで配置されている側壁の断面図である。
【図11】カード発行装置のカードスタッカの側壁のうち隣のカードスタッカに並んで配置されている側壁の正面図である。
【図12】カード発行装置のカード受け部を示す平面図である。
【図13】カード発行装置のX軸移動機構を示す概念図である。
【図14】カード発行装置のカード保持部とカード取出部を示す正面図である。
【図15】カード発行装置のカード保持部のキャリッジに形成されたカム溝を示す平面図である。
【図16】カード発行装置のカード保持部を構成するカード保持部材を示す側面図である。
【図17】カード発行装置のカード保持部を構成する下側カード保持ブロックを示す斜視図である。
【図18】カード発行装置のカード保持部材とカード取出部を示す正面図である。
【図19】カード発行装置のカード取出部を拡大して示す正面図である。
【符号の説明】
3 カードリーダ部
4 カード廃券受部
14 不要カード
58 リジェクトボックス
62 回転付与手段
63 ストッパ側突起
64 カード口側第1突起
65 カード口側第2突起
66 摺動面
67 係止部
68 係止部
69 除電ブラシ
86 カード発行装置
87 カード口
88 カードストッパ
Claims (7)
- カードに所定の記録を行って不要に成ったカードをカード口から排出するカードリーダ部と、該カードリーダ部の前記カード口から不要カードを回収するカード廃券受部とを備えたカード発行装置において、前記カード廃券受部は、前記カード口から排出された前記不要カードが当接するカードストッパと、前記カードストッパに当接した前記不要カードが落下して収容されるリジェクトボックスと、前記カードストッパと前記カード口との間に、前記不要カードの幅方向の片側部に下方から当接して、前記片側部の反対側の片側部が下がるようにして前記不要カードを落下時に前記幅方向に回転させる回転付与手段とを備えることを特徴とするカード発行装置。
- 前記回転付与手段は、前記カードストッパから前記カード口の下方に向けて形成されたストッパ側突起であることを特徴とする請求項1記載のカード発行装置。
- 前記ストッパ側突起は、最上面に形成されると共に摩擦係数の小さい摺動面と、該摺動面よりもカードの幅方向の中心側の僅かに低い位置に形成されると共に摩擦係数の大きい係止部とを備えることを特徴とする請求項2記載のカード発行装置。
- 前記回転付与手段は、前記カード口の下方から前記カードストッパに向けて形成されたカード口側第1突起であることを特徴とする請求項1記載のカード発行装置。
- 前記カード口側第1突起の先端には摩擦係数の大きい係止部が形成されていることを特徴とする請求項4記載のカード発行装置。
- 前記カード口側第1突起の前記係止部の最上面よりもカードの幅方向の中心側の僅かに低い位置に、前記カードストッパに向けて形成されたカード口側第2突起を有することを特徴とする請求項5記載のカード発行装置。
- 前記カード口には、該カード口から排出される前記不要カードに接触する除電ブラシが設けられていることを特徴とする請求項1から6までのいずれか記載のカード発行装置。
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