JP2000067311A - カード発行装置 - Google Patents

カード発行装置

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JP2000067311A
JP2000067311A JP10237669A JP23766998A JP2000067311A JP 2000067311 A JP2000067311 A JP 2000067311A JP 10237669 A JP10237669 A JP 10237669A JP 23766998 A JP23766998 A JP 23766998A JP 2000067311 A JP2000067311 A JP 2000067311A
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JP
Japan
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card
moving mechanism
receiving
stacker
unit
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JP10237669A
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English (en)
Inventor
Masahiro Kosakai
正浩 小酒井
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Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化する。一定の姿勢でカード廃券受部に
カードを払い出す。 【解決手段】 カードスタッカ9を有するカードスタッ
カ部1と、カードスタッカ9からカードを取り出すカー
ド取り出し移動機構2と、カード取り出し移動機構2と
カード受け渡し可能に構成され、受け渡されたカードに
所定の記録を行ってカード発行口51よりカードを発行
するカードリーダ部3と、カードリーダ部3から不要な
カードを受け取る受取位置とカード取り出し移動機構2
の移動位置から退避した退避位置との間を移動可能なカ
ード廃券受部4とを備え、カードスタッカ9よりカード
取り出し移動機構2によって1枚のカードを取り出し、
カードリーダ部3により所定の記録を行ってカード発行
口51よりカードを発行するともに、カードリーダ部3
から不要なカードを受け取るときにはカード取り出し移
動機構2によってカード廃券受部4を退避位置から受取
位置まで移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カード発行装置に
関する。更に詳述すると、本発明はカード発行時に何ら
かのエラーが生じたカードを保管するカード廃券受部を
備えたカード発行装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カード発行装置によりカードを発行する
場合においてカードリーダ部によるカードへの記録中等
に何らかのエラーが生じることがあるが、当該カードを
正常なカードと同様に発行するのは妥当でない。このた
め、カード発行装置の内部には何らかのエラーを生じた
カードを保管しておくカード廃券受部が設けられてい
る。従来のカード発行装置では、固定式のカード廃券受
部をカード送り機構とは干渉しない位置に設置してい
た。即ち、カード発行装置の内部にはカードスタッカか
らカードを1枚取り出してカードリーダ部に搬送するカ
ード送り機構が設置されているが、このカード送り機構
に干渉しない位置に固定式のカード廃券受部を設置し、
エラーカードをこのカード廃券受部に払い出すようにし
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述のカ
ード発行装置では、固定式のカード廃券受部をカード送
り機構とは干渉しない位置に設置しているので、カード
発行装置全体が大きくなり小型化の要請に対応し難かっ
た。また、固定式のカード廃券受部へのカードの排出を
カードの自由落下や滑落ガイド(滑り台状のガイド)に
より行うので、カードの落下姿勢がばらついて保管姿勢
が一定にならず、カードの残量検知やカード取り出しに
問題を生じていた。
【0004】本発明は、小型化が容易で、一定の姿勢で
カード廃券受部にカードを払い出し可能なカード発行装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに請求項1記載のカード発行装置は、多数のカードを
積み重ねてストックするとともに端部にカード供給部が
形成されたカードスタッカを有するカードスタッカ部
と、カードスタッカのカード供給部からカードを取り出
すカード取り出し移動機構と、該カード取り出し移動機
構とカード受け渡し可能に構成され、受け渡されたカー
ドに所定の記録を行ってカード発行口よりカードを発行
するカードリーダ部と、該カードリーダ部から不要なカ
ードを受け取る受取位置とカード取り出し移動機構の移
動位置から退避した退避位置との間を移動可能なカード
廃券受部とを備え、カードスタッカよりカード取り出し
移動機構によって1枚のカードを取り出し、カードリー
ダ部により所定の記録を行ってカード発行口よりカード
を発行するように構成するとともに、カードリーダ部か
ら不要なカードを受け取るときにはカード取り出し移動
機構によってカード廃券受部を退避位置から受取位置ま
で移動させるように構成したものである。
【0006】したがって、カード取り出し移動機構はカ
ードスタッカ部の任意のカードスタッカよりカードを1
枚取り出した後このカードをカードリーダ部に供給す
る。このとき、カード廃券受部は退避位置に移動してお
り、カード取り出し移動機構がカードリーダ部にカード
を供給するのを妨げない。そして、カードリーダ部では
カードに所定の記録を行ってカード発行口から発行す
る。一方、カードへの記録時に何らかのエラーが検出さ
れると、カード取り出し移動機構の動きがカード廃券受
部に伝えられてこれを退避位置から受取位置に移動させ
るので、カードリーダ部はカード発行口からカードを発
行せずにカード廃券受部に直接カードを排出する。カー
ド廃券受部はカード取り出し移動機構によって移動され
るので、専用のアクチュエータを必要としない。
【0007】また、請求項2記載のカード発行装置は、
カード廃券受部を受取位置と退避位置との間で移動させ
る受部移動機構を設け、該受部移動機構はカード取り出
し移動機構によって駆動されるものである。したがっ
て、カード取り出し移動機構が受部移動機構を駆動する
と、受部移動機構がカード廃券受部を退避位置と受取位
置との間で移動させる。
【0008】また、請求項3記載のカード発行装置は、
カードスタッカは、カード供給部が同一平面上に同一方
向にカードが取り出されるように複数並んで配列され、
受部移動機構はカード取り出し移動機構によって選択的
に駆動されるよう選択駆動手段を有するものである。
【0009】したがって、カード取り出し移動機構によ
って受部移動機構が駆動されるように選択駆動手段が操
作を行っている状態では、カード取り出し移動機構が移
動すると受部移動機構がカード廃券受部を移動させる。
一方、選択駆動手段が上述の操作を行っていない状態で
は、カード取り出し移動機構が移動しても受部移動機構
はカード廃券受部を移動させることはない。即ち、カー
ドリーダ部によるカード処理時に何らかのエラーが生じ
ると、選択駆動手段は上述の操作を行いカード取り出し
移動機構の移動によってカード廃券受部を退避位置から
受取位置に移動させる。一方、通常のカード処理が行わ
れている場合には、選択手段は上述の操作を行わず、カ
ード廃券受部は退避位置に静止しておりカード取り出し
移動機構の動きに干渉しない。
【0010】また、請求項4記載のカード発行装置は、
カード取り出し移動機構は、カード保持部とカード取出
部とをカードスタッカより離間した位置でカードスタッ
カの配列方向に移動させるX軸移動機構と、カード取出
部をそれぞれのカードスタッカのカード供給部よりカー
ドを取り出すように移動するY軸移動機構とを備え、選
択駆動手段を駆動したときに受部移動機構がX軸移動機
構と係合し、カード廃券受部を退避位置から受取位置ま
で移動させるように構成したものである。
【0011】したがって、選択駆動手段を駆動(操作)
している状態でX軸移動機構が作動すると、X軸移動機
構と受部移動機構が係合しカード廃券受部が退避位置か
ら受取位置に移動する。一方、選択駆動手段を駆動して
いない状態では、X軸移動機構が作動しても受部移動機
構に係合することはない。即ち、カードリーダ部による
カード処理時に何らかのエラーが生じると、選択駆動手
段は駆動状態となりカード廃券受部を退避位置から受取
位置に移動させるようにする。一方、通常のカード処理
が行われている場合には選択手段は駆動状態にはなら
ず、カード廃券受部は退避位置に静止しておりカード取
り出し移動機構の動きに干渉しない。
【0012】さらに、請求項5記載のカード発行装置
は、X軸移動機構によるX軸方向への移動線上にカード
の搬送を行う搬送部とカードへの記録を行う記録部が設
けられたカートリーダ部が配置されたものである。した
がって、カードスタッカよりカードを取り出した後にX
軸移動機構を作動させると、カードをカードリーダ部に
搬送することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
最良の形態に基づいて詳細に説明する。
【0014】図1〜図4に、本発明を適用したカード発
行装置の実施形態の一例を示す。カード発行装置は、例
えばカードスタッカ部1、カード取り出し移動機構2、
カードリーダ部3、カード廃券受け部4、インデント/
エンボス機構5、トッパー機構6、制御部7を備えて構
成されている。
【0015】カードスタッカ部1は、多数のカードを積
み重ねてストックするとともに端部にカード供給部8が
形成されたカードスタッカ9を複数所定の位置に配列し
て構成されている。本実施形態では、例えば4個のカー
ドスタッカ9を備えており、各カードスタッカ9はカー
ド供給部8が同一平面上に同一方向にカードが取り出さ
れるように並んで配列されている。各カードスタッカ9
には異なる種類のカードをストックしても良く、また全
てのカードスタッカ9に同種類のカードをストックして
も良い。各カードスタッカ9のカード供給部8は、カー
ドスタッカ9の下部に形成されている。即ち、各カード
スタッカ9は上からカードを補充するタイプのものであ
る。各カード供給部8は、図5に示すように各カードス
タッカ9の内側(インデント/エンボス機構5側)の側
壁9aに設けられた凸部10とカード受けブロック13
の内側凸部11とで構成されており、凸部10と内側凸
部11との間にはカード1枚分の厚さよりも大きく且つ
カード2枚分の厚さよりも小さい隙間が形成されてい
る。したがって、カード14は2枚以上同時にカード供
給部8を通り抜けることがなく、各カードスタッカ9内
のカード14は1枚ずつ取り出される。
【0016】各カードスタッカ9の側壁9a〜9dの上
部は、漏斗状に広がっている。ここで、カード発行装置
の外側(インデント/エンボス機構5と反対側)に位置
する側壁9bとカード発行装置の長手方向両側の側壁9
cについては単に上部を外側に折り曲げることで漏斗状
に広げることができるが、隣のカードスタッカ9に並ん
で配置されている側壁9d同士については折り曲げた部
分の干渉を防止する必要がある。このため、図6及び図
7に示すように隣のカードスタッカ9に並んで配置され
ている側壁9dの上部は、隣り合う側壁9dと互い違い
になるように切り欠かれており、当該切り欠き部15に
隣の側壁9dの上部を折り曲げるようにしている。この
様に上部を互い違いに折り曲げることで隣り合う2枚の
側壁9dを近づけて配置することができ、各カードスタ
ッカ9をコンパクトに配置することができる。また、各
カードスタッカ9の側壁9a〜9dの上部を漏斗状に広
げることで、各カードスタッカ9へのカード14の補充
が容易になる。
【0017】各カードスタッカ9の下部、即ちカード1
4が積み重ねられた側とは反対側には、カード受け部1
6が設けられている。このカード受け部16は、カード
送り出し方向の前後位置の3カ所でカード14を受ける
ように構成されたもので、本実施形態では図8に示すよ
うに、各カードスタッカ9の外側の側壁9bの下端に固
定されたカード受けブロック13の内側凸部11及び外
側凸部12と、外側の側壁9bの下端に取り付けられた
凸部17より構成されている。カード受けブロック13
は、例えばアルミ製ブロックの上面を削って各凸部1
1,12,17を形成したものである。このように各カ
ードスタッカ9の内側の1カ所(凸部11)と外側の2
カ所(凸部12,17)、即ちカード送り出し方向の前
後位置の3カ所であってカード14の前端及び後端の2
カ所でカード14を受けることでカード14が湾曲して
いても内側凸部11がカード14の内側縁を確実に支持
することになり、送り出されるカード14をカード供給
部8の隙間に確実に通過させることができる。なお、図
8の符号18はカード14のIC接点を検出するセンサ
で、カード14の裏面側からカード14の表面に設けら
れているIC接点を検出することでカード14の向きが
適切か否かを検出する。また、符号19はカード14の
有無を検出するセンサである。これら各センサ18,1
9は、各カードスタッカ9の側壁9a〜9dの下端に取
り付けられている。
【0018】カード取り出し移動機構2は、複数のカー
ドスタッカ9のカード供給部8の間を移動可能に設けら
れており、各カードスタッカ9のカード供給部8からカ
ード14を取り出す(送り出す)ものである。このカー
ド取り出し移動機構2は、カード保持部20、カード取
出部21、X軸移動機構22、Y軸移動機構23を備え
て構成されている。
【0019】X軸移動機構(カード移動機構)22は、
カード保持部20とカード取出部21とをカードスタッ
カ9より離間した位置でカードスタッカ9の配列方向に
移動させるもので、図9に示すように、X軸駆動モータ
24の回転がX軸駆動ベルト25に伝えられ、このX軸
駆動ベルト25に連結されたカード保持部20のキャリ
ッジ26を2本のX方向ガイド軸27,28に沿って移
動させる。
【0020】カード保持部20は各カードスタッカ9間
を移動するもので、図10に示すように、X軸移動機構
22の2本のX方向ガイド軸27,28に沿って移動す
るキャリッジ26と、カード14を仮保持する仮保持位
置(図11の実線P1位置)とカード14を強圧保持す
る強圧位置(図11の2点鎖線P2位置)との間を移動
可能なカード保持部材29を有している。このカード保
持部材29は、X軸移動機構22によるX軸方向への移
動時に強圧位置P2になるように設定されている。即
ち、強圧位置P2はカード保持部材29及びカード取出
部21がカードスタッカ9から離れる位置であり、この
強圧位置P2までカード保持部材29が移動した場合に
X軸移動機構22を作動し、カード14を移送する。
【0021】キャリッジ26には、Y軸移動機構23の
2本のY方向ガイド軸30が取り付けられている。これ
ら2本のY方向ガイド軸30に案内されてカード保持部
材29は仮保持位置P1と強圧位置P2との間を移動す
る。また、キャリッジ26の上面には、図11に示すよ
うに、カード保持部材29を駆動するカム溝31が形成
されている。即ち、カード保持部材29が2本のY方向
ガイド軸30に沿って移動すると、カム溝31内を移動
するローラ32が取り付けられたL字型レバー33が回
転して操作レバー34を移動させ、カード押圧レバー3
5の下端を操作する。カード押圧レバー35の先端は、
図12に示すように、コイルスプリング36を介して中
間レバー37を押圧し、この中間レバー37はカード保
持レバー38を押圧する。つまり、カード保持部材29
が仮保持位置P1から強圧位置P2に移動すると、L字
型レバー33はその先端部が操作レバー34とほぼ一直
線上に位置するように回転するので、操作レバー34は
カード押圧レバー35の下端を押し出す。これにより、
カード押圧レバー35の先端はコイルスプリング36を
介して中間レバー37を押し下げ、カード保持レバー3
8の先端に取り付けられた上側カード保持ブロック39
を下側カード保持ブロック40に押し付ける。この状態
では、図11に二点鎖線で示すようにL字型レバー33
の先端部と操作レバー34とがほぼ一直線上に位置して
いるのでいわゆるトグルクランプ状態となり、各カード
保持ブロック39,40間を広げる方向に外力が作用し
た場合であっても各カード保持ブロック39,40間は
広がり難く、各カード保持ブロック39,40でカード
14をしっかりと狭持することができる。一方、カード
保持部材29が強圧位置P2から仮保持位置P1に移動
すると、L字型レバー33は操作レバー34を引き込む
ので、操作レバー34がカード押圧レバー35の下端を
押し出す力が解除される。したがって、上側カード保持
ブロック39を下側カード保持ブロック40に押し付け
る力も解除される。この状態では、各カード保持ブロッ
ク39,40によりカード14をしっかり狭持すること
はできないが、各カード保持ブロック39,40の両側
に設けられている板ばね41によって比較的軽い力でカ
ード14を狭持する。即ち、カード14を仮保持するこ
とができる。
【0022】なお、図13に示すように、各カード保持
ブロック39,40の表面には、狭持するカード14を
保護し且つカード14の滑りを防止するためにゴム板4
2が貼り付けられている(図13には下側カード保持ブ
ロック40のみ図示)。また、各カード保持ブロック3
9,40の表面の両端近傍は膨らんでおり、カード14
を2点で保持する構造になっている。
【0023】カード取出部21は、各カードスタッカ9
に形成されたカード供給部8からカード14を取り出す
カード送り出し機構である。なお、このカード送り出し
機構は、カードスタッカ部1とともにカード送り出し装
置を構成している。
【0024】このカード取出部(カード送り出し機構)
21は、駆動源であるY軸移動機構23のY軸駆動モー
タ43により往復移動される移動体44と、カード14
の端面と係合するカード係合爪部45とを有している。
移動体44は、カード保持部材29のカードスタッカ9
側に配置され、カード保持部材29と同様にY軸移動機
構23の2本のY方向ガイド軸30に案内されて移動す
る。ここで、図14に示すように、カード保持部材29
はカードスタッカ9の下方を潜り抜けることは出来ない
が、移動体44はカードスタッカ9の下方を潜り抜ける
ことができ、カードスタッカ9の後方にまで移動するこ
とができる。カード係合爪部45は移動体44に対して
上下方向に回動可能に支持されており、図15に示すよ
うに、カード14と係合する方向、即ち先端が上方に回
動する方向にばね85によって付勢されている。したが
って、カードスタッカ9の下方に潜り込む場合にはカー
ド14の下面に押されてカード係合爪部45は下がり、
一方、カード14を取り出す場合には持ち上がって爪4
5aをカード14の縁に引っかかることができる。ま
た、カード14の湾曲に対して追従することもできる。
なお、カード係合爪部45は移動体44の所定間隔をあ
けた2カ所に設けられており、2つのカード係合爪部4
5はカードスタッカ9の配列方向に、換言するとX方向
ガイド軸27,28と平行になるように配置されてい
る。なお、2つのカード係合部45の移動軌跡を図8に
1点鎖線L2で示す。
【0025】移動体44には、カード14を取り出す場
合にカードスタッカ9内に残るカード14と当接するカ
ード支持部46が設けられている。このカード支持部4
6は、カード係合爪部45が一番下のカード14を送り
出している場合に下から二番目のカード14がカード係
合爪部45に当たってこれを押し下げるのを防止する。
このため、カード係合爪部45の爪45aが一番下のカ
ード14から外れることがない。
【0026】Y軸移動機構23はカード取出部21をそ
れぞれのカードスタッカ9のカード供給部8よりカード
14を取り出すように移動するもので、Y軸移動機構2
3の2本のY方向ガイド軸30はX軸移動機構22によ
りX軸方向に移動可能なキャリッジ26に取り付けられ
ている。Y軸移動機構23のY軸駆動モータ43の回転
は、図3に示すようにベルト77を介してY駆動軸47
のトッパー機構6側の端部に取り付けられたプーリ78
に伝えられる。そして、プーリ78の回転はY駆動軸4
7に伝えられ、Y駆動軸47の回転は図10に示すよう
にY駆動タイミングプーリ48を介して当該Y駆動タイ
ミングプーリ48とY従動プーリ49との間に掛け回さ
れたY駆動ベルト50に伝えられる。Y駆動ベルト50
にはカード取出部21の移動体44が連結されている。
したがって、Y駆動ベルト50が回転すると、移動体4
4はY方向ガイド軸30に沿って移動する。このとき、
カード保持部材29は図示しないスプリングによって常
時カードスタッカ9側に向けて、即ち移動体44に向け
て引っ張られている。このため、移動体44が図10に
示す位置からカードスタッカ9に向けて移動すると、こ
の移動体44と一体的に移動する。即ち、強圧位置P2
から仮保持位置P1に向けて移動する。しかしながらカ
ード保持部材29はカードスタッカ9を潜り抜けること
はできないので、移動体44がカードスタッカ9を潜り
抜けている場合には、図14に示すように、カードスタ
ッカ9の側壁9aに押し付けられている。
【0027】一方、Y駆動ベルトが上述の場合とは逆回
転すると、移動体44は図14に示す位置からカード1
4を取り出しながらカード保持部材29に向けて移動す
る。取り出されたカード14はカード保持部材29の各
カード保持ブロック39,40間に入り込み、板ばね4
1によって軽い力で挟まれ仮保持される。取り出された
カード14は移動体44がカード保持部材29に当たる
まで板ばね41に対して摺動しながら各カード保持ブロ
ック39,40間に入り込む。そして、移動体44がカ
ードスタッカ9の下方を潜り抜けてカード保持部材29
に当たると、移動体44はカード保持部材29を押し進
めながら移動する。これにより、カード保持部材29は
仮保持位置P1から強圧位置P2に移動し、各カード保
持ブロック39,40でカード14をしっかりと狭持す
る。
【0028】なお、Y駆動軸47の回転は、図4に示す
ように当該Y駆動軸47のカードリーダ部3側の端部の
近傍に取り付けられたプーリ74を介してプーリ75に
伝えられており、このプーリ75の回転角をセンサ76
により検出することで、キャリッジ26に対するカード
保持部材29及びカード取出部21の位置を検出するこ
とができる。
【0029】カードリーダ部3は、カード取り出し移動
機構2とカード受け渡し可能に構成され、受け渡された
カード14に所定の記録を行ってカード発行口51より
カード14を発行するもので、搬送部と記録部を備えて
構成されている。搬送部はX軸移動機構22によるX軸
方向への移動線上にカード14の搬送を行うもので、例
えば三対のローラ52を有している。また、記録部はカ
ード14への記録を行うもので、カード14の磁気スト
ライプに記録を行う磁気ヘッドや、カード14のIC接
点に接触して記録を行うIC接点ブロックを有してい
る。ここで、カードリーダ部3は、カード保持部材29
の仮保持位置P1に対応する位置に設けられている。し
たがって、カードスタッカ9より送り出されたカード1
4がX軸移動機構22によってインデント/エンボス機
構5やトッパー機構6の間を移動させられている場合に
は、カード保持部材29は強圧位置P2に移動しており
カード14は各カード保持ブロック39,40によって
しっかりと狭持されているが、カード14をカードリー
ダ部3に払い出す場合には、カード保持部材29は仮保
持位置P1に移動しておりカード14は各カード保持ブ
ロック39,40の両側の板ばね41によって軽く仮保
持されている。このため、カード14の先端がカードリ
ーダ部3のローラ52間に挿入されると、カード14は
カードリーダ部3内に引き込まれる。
【0030】カード廃券受け部4は、図16及び図17
に示すように、カードリーダ部3から不要なカード14
を受け取る受取位置P3(図16の2点鎖線位置、図1
7に示す位置)とカード取り出し移動機構2のキャリッ
ジ26が移動する軌跡から退避した退避位置P4(図1
6の実線で示す位置)との間を移動可能とされ、受部移
動機構53によって受取位置P3と退避位置P4との間
で移動させられる。
【0031】具体的に説明すると、カード廃券受け部4
は、カード発行装置のフレーム54に固定されたブラケ
ット55と、このブラケット55に支軸56を介して回
転自在に支持されているアーム57と、このアーム57
の先端に固定された廃券箱58を備えて構成されてい
る。アーム57は支軸56に固定されており、ブラケッ
ト55に対して支軸56及びアーム57が回動すること
で、廃券箱58は受取位置P3と退避位置P4との間を
移動する。受取位置P3ではストッパゴム59がX方向
ガイド軸27に度当たりし、位置決めされる。また、退
避位置P4ではストッパゴム60がカード発行装置のフ
レーム54に度当たりし、位置決めされる。
【0032】なお、退避位置P4はカード発行装置の廃
券取出口61の近傍に配置されている。この退避位置P
4では、図16に二点鎖線で示すように廃券箱58を倒
しながら蓋58aを開けることで廃券箱58の中の廃券
(カード14)を取り出すことができる。また、退避位
置P4では、図示しないセンサにより廃券箱58内のカ
ード14の有無を検出することができる。一方、受取位
置P3はカードリーダ部3の直前に配置されている。し
たがって、図17に示すように、カードリーダ部3内の
カード14は廃券箱58内に直接払い出され、同じ姿勢
で廃券箱58内に積み重ねられる。このため、退避位置
P4でのセンサによるカード14の検出が容易になり、
廃券箱58からのカード14の取り出しも容易になる。
また、受取位置P3の近傍には蓋ストッパ62を設けて
おり、蓋58aの開きを防止している。
【0033】受部移動機構53は、カード取り出し移動
機構2によって駆動されるものであり、支軸56の一端
に取り付けられたプーリ63と、ブラケット55に取り
付けられたワイヤプーリ64と、選択駆動手段65が駆
動したときにカード取り出し移動機構2のX軸移動機構
22の駆動力をプーリ63に伝えるワイヤ66を備えて
構成されている。
【0034】選択駆動手段65は、例えば図18及び図
19に示すようにソレノイドであり、このソレノイド6
5がオン操作されると、トリガーリンク67が引かれて
ピンレバー68の先端がX軸移動機構22のキャリッジ
26に取り付けられているピン69の移動軌跡に侵入す
る(図19中二点鎖線位置)。この状態では、ピンレバ
ー68の回転はスプリング70を変形させるだけでワイ
ヤレバー71には伝わらない。したがって、ワイヤ66
が引かれることはない。換言すると、ソレノイド65に
よってワイヤ66を引っ張る必要はないので、ソレノイ
ド65を小型化できる。
【0035】そして、ピンレバー68の先端がピン69
の移動軌跡に侵入している状態で、X軸移動機構22が
駆動されてキャリッジ26が移動すると、図20に示す
ように、ピンレバー68の先端にピン69が係合し、以
降、キャリッジ26の移動に伴いピンレバー68が回動
する。これにより、スプリング70がワイヤレバー71
を回転させるので、ワイヤ66が引かれてアーム57が
起立し廃券箱58を受取位置P3に移動させる。さら
に、キャリッジ26が移動し、ピン69がスプリング7
0を押すと、スプリング70の直線部が弾性変形して余
分のストロークを吸収し、ワイヤ66に過度の張力を発
生させないようになっている。即ち、選択駆動手段(ソ
レノイド)65を駆動したときに受部移動機構53がX
軸移動機構22と係合し、カード廃券受け部4を退避位
置P4から受取位置P3まで移動させる。このように、
カード廃券受け部4はX軸移動機構22のX軸駆動モー
タ24によって駆動されるので、カード廃券受け部4を
駆動するための専用のモータを別に備える必要が無くな
る。
【0036】なお、ピンレバー68とワイヤレバー71
との間にスプリング70を設けているので、例えばいた
ずら等によりワイヤ66が引っ張られた場合であっても
スプリング70が変形してワイヤ66の弛みを防止する
ことができる。これにより、ワイヤ66がワイヤプーリ
64から外れるのを防止することができる。
【0037】インデント/エンボス機構5及びトッパー
機構6は、カード取り出し移動機構2のX軸移動機構2
2を間に挟んで、各カードスタッカ9とは逆側の位置に
設けられている。インデント/エンボス機構5はカード
14に所定の文字や記号等を刻むエンボス装置であり、
本実施形態では既に知られているエンボス装置を使用し
ているので、その詳しい説明を省略する。また、トッパ
ー機構6はインデント/エンボス機構5により刻まれた
文字や記号等に色をつけるトッパー装置であり、本実施
形態では既に知られているエンボス装置を使用している
ので、その詳しい説明を省略する。ただし、このトッパ
ー機構6は、X軸移動機構22に対して接近及び離間可
能に設けられている。即ち、X軸移動機構22の2本の
X方向ガイド軸27,28に対して直交し且つ水平なガ
イドレール72,72がカード発行装置のフレーム54
に取り付けられており、トッパー機構6は当該ガイドレ
ール72,72に沿って移動可能になっている。これに
より、トッパー機構6をX軸移動機構22に近づけて配
置してもトッパー機構6のトッピングホイルを交換する
等のメンテナンスを行う場合にはトッパー機構6をX軸
移動機構22から離せば作業スペースを造り出すことが
できるので、カード発行装置をコンパクト化することが
できる。
【0038】なお、図1中符号73はカード14の端を
検出するセンサである。このセンサ73はカード保持部
材29によって狭持されているカード14がX方向ガイ
ド軸27,28に対して斜めになっているか否かを検出
するためのものである。即ち、センサ73がカード14
の一端を検出してから他端を検出するまでにカード保持
部材29のY方向の移動量とキャリッジ26のX方向の
移動量を測ることで、カード14が斜めになっているか
否か、及び斜めになっている場合にはその傾き量を検出
することができる。また、図2中1点鎖線L1はカード
14の移動軌跡を示している。
【0039】このカード発行装置では、カード取り出し
移動機構2のX軸駆動モータ24及びY軸駆動モータ4
3、カード廃券受け部4のソレノイド65、インデント
/エンボス機構5、トッパー機構6を制御部7によって
制御し、複数のカードスタッカ9よりカード取り出し移
動機構2によって1枚のカード14を取り出し、カード
リーダ部3により所定の記録を行ってカード発行口51
よりカード14を発行する。また、カードリーダ部3か
ら不要なカード14を受け取るときにはカード取り出し
移動機構2によってカード廃券受け部4を退避位置P4
から受取位置P3まで移動させる。
【0040】具体的に説明すると、先ず、制御部7はX
軸駆動モータ24を操作してキャリッジ26を所定のカ
ードスタッカ9の前に移動させた後、Y軸駆動モータ4
3を操作してカード保持部材29とカード取出部21を
移動させ、カード取出部21のカード係合爪部45でカ
ードスタッカ9内の一番下のカード14を引っかけて取
り出す。このとき、カード保持部材29を強圧位置P2
まで移動させると、取り出されたカード14はカード保
持部材29によってしっかりと狭持される。
【0041】次に、制御部7はX軸駆動モータ24を操
作してセンサ73の前にカード14のカードリーダ部3
に近い側の端部をY方向にカード14を移動してセンサ
73を切る位置を計る。この値をαとする。再度カード
14をα逆方向に送り元の位置に戻す。次に、カード1
4をカードリーダ部3側にX軸方向へβ送る。カード1
4のカードリーダ部3から遠い側の端部をセンサ73を
切る位置を計測するためY方向へ送る。この値をγとす
る。もしカード14の端部がX軸と平行ならばα=γと
なり、斜めになっていればα≠γであり、この差とβの
量によってカード14の狭持姿勢を制御部7は算出し、
認識することができる。
【0042】次に、制御部7はX軸駆動モータ24を操
作してキャリッジ26をインデント/エンボス機構5の
前に移動させ、インデント/エンボス機構5を操作して
カード14の所定位置に文字等を刻む。複数の文字等を
刻む場合には、X軸駆動モータ24を操作して1文字分
ずつ移動させながら文字等を刻む。この場合、センサ7
3で検出されたカード14の狭持姿勢が斜めになってい
るときには、制御部7はカード14の狭持姿勢に応じて
Y軸駆動モータ43を操作し、文字等の列が真っ直ぐに
なるようにする。そして文字等の刻印が終了すると、制
御部7はX軸駆動モータ24を操作してキャリッジ26
をトッパー機構6の前に移動させ、インデント/エンボ
ス機構5で刻んだ文字等に着色する。
【0043】この後、制御部7はX軸駆動モータ24を
操作してキャリッジ26をカードリーダ部3に向けて移
動させる。このとき、制御部7は、カードリーダ部3に
到達する直前でY軸駆動モータ43を操作してカード保
持部材29を仮保持位置P1に移動させておく。これに
より、カード14は仮保持の状態となり、カードリーダ
部3に引き渡される。カードリーダ部3では、制御部7
の制御にしたがって所定の記録を行った後、カード発行
口51からカード14を発行する。
【0044】一方、発行すべきカード14に何らかの異
常がある場合には、制御部7はカード廃券受け部4のソ
レノイド65を作動させた後、X軸駆動モータ24を作
動させてキャリッジ26をカードリーダ部3から離れる
方向に移動させる。これにより、キャリッジ26のピン
69とピンレバー68が係合し、ワイヤ66が引っ張ら
れて廃券箱58が受取位置P3に移動する。なお、キャ
リッジ26のピン69とピンレバー68が係合した後
は、制御部7はソレノイド65の作動を解除し電力消費
を抑える。
【0045】廃券箱58が受取位置P3に移動すると、
制御部7はカードリーダ部3を操作してカードリーダ部
3内のカード14を廃券箱58内に払い出す(図1
7)。受取位置P3では廃券箱58はカードリーダ部3
の直前に位置しているので、カードリーダ部3内のカー
ド14は廃券箱58内に直接払い出され、同じ姿勢で廃
券箱58内に積み重ねられる。
【0046】次に制御部7はX軸駆動モータ24を操作
してキャリッジ26をカードリーダ部3に向けて移動さ
せる。これにより廃券箱58は退避位置P4に移動し、
キャリッジ26のピン69とピンレバー68との係合が
解除される。したがって、以降、廃券箱58はキャリッ
ジ26の移動を妨げることはなく、また、この状態では
ピンレバー68もキャリッジ26のピン69の移動軌跡
から退いているので、廃券箱58が受取位置P3に移動
することもない。
【0047】この様にして1枚のカード14の処理が終
了する。制御部7は上述の制御を繰り返して次々にカー
ド14を発行する。
【0048】このカード発行装置では、カードスタッカ
9を4個備えているので、各カードスタッカ9に異なる
種類のカード14をセットすることで4種類のカード1
4を取り扱うことができる一方、各カードスタッカ9に
同種類のカード14をセットすることで1種類のカード
14を多量に取り扱うことができる。
【0049】また、カードスタッカ9からカード14を
1枚ずつ取り出すカード係合爪部45をX軸移動機構2
2によって各カードスタッカ9の間で移動可能としたの
で、各カードスタッカ9に対して1個ずつカード係合爪
部45をそれぞれ設ける必要がなく、カード発行装置を
小型化、構造単純化することができ、低コストで製造す
ることができる。
【0050】また、カード保持部材29とカード取出部
21を同軸上を移動するようにしたのでこれらを一緒に
移動させることができ、カード係合爪部45のX方向、
Y方向移動を2つのモータ24,45によって駆動する
ことが可能になり、しかも廃券箱58の移動もモータ2
4を使用して行っているので、装置の小型化、構造の単
純化を図ることができ、低コストで製造することができ
る。
【0051】また、カード保持部材29の各カード保持
ブロック39,40によるカード14の保持位置をイン
デント/エンボス機構5等の作動を妨げない位置にして
いるので、装置の小型化、構造の単純化を行うことがで
きる。
【0052】また、カード保持部材29の移動に対して
仮保持位置P1と強圧位置P2を設けてカード14の狭
持力(保持力)を強弱二段階とすると共に、2個のカー
ド係合爪部45でカード14を引っかけて取り出すよう
にしたので、カード取り出し時のカード平行度の維持と
インデント/エンボス機構5等による処理時のカード1
4の保持ずれを防止することができ、処理の確実性を向
上させることができる。
【0053】また、2個のカード係合爪部45でカード
14を取り出すようにしているので、各カード係合爪部
45の位置調整を行ってこれら各カード係合爪部45の
平行度を調整することができ、カード14を理想的な平
行姿勢で取り出すことが可能になる。このため、装置の
部品誤差や組立誤差等によってカード14が平行とはな
らず斜めになるのを防止し、高品質の文字等刻印を行う
ことができる。また、2個のカード係合爪部45の移動
軌跡L2をカード受けブロック13の両脇に位置させた
ので、カード14に作用する外力によってカード14の
回転方向へのずれを効果的に防止することができ、高品
質のカード処理を可能にしている。
【0054】また、強圧位置P2ではL字型レバー33
の先端部と操作レバー34とがほぼ一直線上に位置して
いるので、いわゆるトグルクランプを行うことができ
る。このため、大きな力を作用させなくてもカード14
をしっかり保持することができると共に、カード保持部
材29の移動に対する負荷の増加を防止してY軸駆動モ
ータ43を大きくしなくても確実に動作させることがで
きる。
【0055】また、カード保持部材29のカード押圧レ
バー35はコイルスプリング36を介して中間レバー3
7を押し下げるようにしているので、カード14の厚さ
にばらつきがあってもカード14の保持力を一定にする
ことができ、カード14のずれを防止して高品質のカー
ド処理を行うことができる。
【0056】また、カード取出部21をカードスタッカ
9の下方に潜り込ませるように移動させると共に、カー
ドスタッカ部1とインデント/エンボス機構5及びトッ
パー機構6とをカード取り出し移動機構2を間に挟んで
互いに対向させるように配置し、さらにカードリーダ部
3をX軸移動機構22によるカード移動軌跡L1の延長
上に配置しているので、カードスタッカ部1、インデン
ト/エンボス機構5、トッパー機構6、カードリーダ部
3、カード取り出し移動機構2を合理的に配置すること
ができる。このため、カードスタッカ9を複数設置した
場合であってもデッドスペースの発生を抑えて装置全体
を小型化することができると共に、カード14の移動経
路が短くなり処理時間を短縮化することができる。
【0057】また、カード廃券受け部4の廃券箱58を
退避位置P4と受取位置P3との間で移動可能としてい
るので、通常のカード処理時には廃券箱58をカード1
4の移動軌跡L1から外してキャリッジ26の移動を妨
げないようにすることができ、廃券箱58を合理的に配
置することができる。また、キャリッジ26の動きを利
用して廃券箱58を移動させるようにしているので、廃
券箱58を移動させるための専用のモータを必要とせ
ず、キャリッジ26とピンレバー68を係合させるため
の小さなソレノイド65が必要になるだけなので、装置
を小型化でき製造コストを低減することができる。
【0058】また、カード取出部21のカード係合爪部
45は移動体44に対して回動可能とされ且つばね85
によって付勢されているので、カード14に反りや曲が
りが生じている場合であってもカード係合爪部45がカ
ード14から離れることはない。
【0059】また、カード取出部21がカード14を送
り出す場合にはカード係合爪部45にはこれを押し戻す
ような反力が作用するが、カード係合爪部45の移動体
44への取付ポイント、カード係合爪部45のカード引
っかけポイント、反力の方向等の関係から、上記反力は
カード係合爪部45とカード14との係合をより強くす
る方向に作用する。即ち、何らかの原因によってカード
14の動きが重く、取り出すために強い力が必要な場合
であっても、カード係合爪部45がカード14に食い込
む方向に力が働くため、カード係合爪部45とカード1
4との係合が外れ難くなる。
【0060】また、カードスタッカ9内の一番下のカー
ド14はカード受け部16によって3点支持される構造
であるので、たとえカード14が湾曲している場合であ
ってもこれをカード供給部8から確実に取り出すことが
できる。
【0061】また、カード取出部21の移動体44にカ
ード支持部46を設けているので、カードスタッカ9内
の一番下のカード14を取り出す途中で下から2枚目の
カード14によってカード係合爪部45が押し下げられ
て一番下のカード14から外れるのを防止することがで
きる。このため、カード14を確実に取り出すことがで
き、信頼性が向上する。
【0062】また、各カードスタッカ9の側壁9a〜9
dを漏斗状にしているのでカード14の補充が容易にな
り、しかも隣のカードスタッカ9に並んで配置されてい
る側壁9dについては隣の側壁9dの切り欠き部15に
折り曲げるようにしているので、各カードスタッカ9の
間隔をつめて配置することができ、装置を小型化するこ
とができる。
【0063】なお、上述の形態は本発明の好適な形態の
一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能であ
る。例えば、上述の説明では、カードスタッカ9を4個
設けているが、2個又は3個、あるいは5個以上カード
スタッカ9を設けても良い。
【0064】また、上述の説明ではカード保持部材29
を図示しないスプリングによりカード取出部21に向け
て常時引っ張ることでこれらカード保持部材29とカー
ド取出部21を一体化するようにしていたが、例えば図
21及び図22に示すように2本のリンク79、80を
使用してカード保持部材29とカード取出部21を一体
化するようにしても良い。即ち、カード受けブロック1
3の底面に上側ピン81を、カード取出部21の上面に
下側ピン82をそれぞれ設けると共に、2本のリンク7
9,80の異なる位置に凹部79a,80aを形成し、
各リンク79,80を図示しないスプリングによりY方
向ガイド軸30と平行になるように付勢している。カー
ド取出部21をインデント/エンボス機構5側からカー
ドスタッカ9側に向けて移動させる場合には、図22
(a)に示すように、第1のリンク79の凹部79aと
下側ピン82とが係合しておりカード取出部21とカー
ド保持部材29が連結され、カード取出部21に引かれ
てカード保持部材29が一体的に移動する。そして、カ
ードスタッカ9の下方まで移動すると、上側ピン81が
第1のリンク79の斜面79bに当たり第1のリンク7
9を回動させて凹部79aと下側ピン82との係合を解
くと共に、上側ピン81が第2のリンク80の凹部80
aに係合する。したがって、カード保持部材29はカー
ド取出部21から外れてカード取出部21のみがカード
スタッカ9の下方に潜り込む一方、カード保持部材29
はカード受けブロック13に連結される。そして、今度
はカード取出部21がカード14を取り出しながらイン
デント/エンボス機構5側に向けて移動すると、図22
(b)に示すように、下側ピン82が第2のリンク80
の斜面80bに当たり第2のリンク80を回動せて凹部
80aと上側ピン81との係合を解くと共に、上側ピン
81によって回動されていた第1のリンク79がスプリ
ングにより戻されるので、下側ピン82が第1のリンク
79の凹部79aに係合する。したがって、カード保持
部材29はカード受けブロック13から外れてカード取
出部21に連結され、カード取出部21に押されて仮保
持位置P1から強圧位置P2に向けて移動する。
【0065】また、上述の説明では、カード廃券受け部
4のワイヤレバー71とプーリ63とをワイヤ66で連
結して廃券箱58を移動させるようにしていたが、ワイ
ヤ66に代えてリンク等で連結して廃券箱58を移動さ
せるようにしても良い。
【0066】また、上述の説明では、蓋58aを有する
廃券箱58を使用していたがこれに限るものではなく、
蓋58aの無い廃券箱58を使用しても良い。さらに
は、廃券箱58に代えて受けのみとし、受けたカード1
4は斜面を滑り降りて受箱に入るようにしても良い。ま
た、廃券箱58の中のカード14の有無を検出するセン
サとしてはフォトインターラプタでもマイクロスイッチ
でも良い。
【0067】また、上述の説明では、カード廃券受け部
4では選択駆動手段65を使用して選択的にキャリッジ
26の動きを廃券箱58に伝えるようにしていたが、選
択駆動手段65を省略し、通常のカード14処理動作で
は移動しない位置までキャリッジ26を移動させること
でキャリッジ26の動きを廃券箱58に伝えるようにし
ても良い。この様にすることで、キャリッジ26の移動
軌跡を若干延長する必要はあるが、選択駆動手段65の
省略が可能になるのでアクチュエータの数を減らすこと
ができる。
【0068】また、上述の説明では、各カードスタッカ
9の下方にカード受けブロック13を設け、このカード
受けブロック13の2カ所の凸部11,12と、カード
スタッカ9の側壁9bに取り付けられた凸部17とでカ
ード14を3点支持するカード受け部16を構成してい
たが、例えば図23、図24、図25、図26に示すよ
うに、3カ所に凸部11,12,17を有するカード受
け体83をカードスタッカ9の下部に取り付けることで
カード14を3点支持するカード受け部16を構成して
も良い。
【0069】また、上述の説明では、各カードスタッカ
9として上からカード14を補充して各側壁9a〜9d
の下に設けられたカード供給部8からカード14を取り
出すタイプのものを採用していたが、下からカード14
を補充して各側壁9a〜9dの上に設けられたカード供
給部8からカード14を取り出すタイプのカードスタッ
カ9を採用しても良い。この場合、カード受け部16
を、例えば図27及び図28に示すように、カード受け
体83に取り付けたプレート84によって形成した凸部
11とカード受け体83に形成した凸部12,17より
構成し、下向きに配置している。また、カード14を引
っかけて取り出すカード係合爪部45は、図29に示す
ように、自重で回動可能に移動体44に取り付けられて
いる。即ち、図15に示すようなばね85を有していな
い。この様にばね85を有していなくてもカード係合部
爪部45は自重で回動するので、カード14の湾曲に対
応することができる。なお、この場合、カードスタッカ
9内のカードは図示しないエレベータ機構によってカー
ド受け部16に当たるように持ち上げられている。
【0070】さらに、上述の説明では、カード14に文
字等を刻む装置としてインデント/エンボス機構5を備
えていたが、このインデント/エンボス機構5に代え
て、熱したペンにより文字等を刻むインデント機構を設
置しても良い。この場合には、インデント機構により文
字等を着色できるのでトッパー機構6を省略することが
できる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載のカ
ード発行装置では、多数のカードを積み重ねてストック
するとともに端部にカード供給部が形成されたカードス
タッカを有するカードスタッカ部と、カードスタッカの
カード供給部からカードを取り出すカード取り出し移動
機構と、該カード取り出し移動機構とカード受け渡し可
能に構成され、受け渡されたカードに所定の記録を行っ
てカード発行口よりカードを発行するカードリーダ部
と、該カードリーダ部から不要なカードを受け取る受取
位置とカード取り出し移動機構の移動位置から退避した
退避位置との間を移動可能なカード廃券受部とを備え、
カードスタッカよりカード取り出し移動機構によって1
枚のカードを取り出し、カードリーダ部により所定の記
録を行ってカード発行口よりカードを発行するように構
成するとともに、カードリーダ部から不要なカードを受
け取るときにはカード取り出し移動機構によってカード
廃券受部を退避位置から受取位置まで移動させるように
構成したので、カード廃券受部を移動式にすることがで
き、この移動式のカード廃券受部をカード取り出し移動
機構と干渉しないようにカード取り出し移動機構の移動
軌跡上に配置することができる。また、カード廃券受部
をカード取り出し移動機構によって移動させるているの
で、カード廃券受部を移動させるための専用のアクチュ
エータを不要にできる。これらため、カード発行装置を
コンパクトにすることができると共に、製造コストを安
くすることができる。さらに、カード廃券受部はカード
リーダ部からカードを直接受け取ることができるのでカ
ード廃券受部に保管されるカードの姿勢のばらつきを抑
えることができ、カード廃券受部内に保管されているカ
ードの残量検知や取り出しを容易にすることが可能にな
る。
【0072】また、請求項2記載のカード発行装置で
は、カード廃券受部を受取位置と退避位置との間で移動
させる受部移動機構を設け、該受部移動機構はカード取
り出し移動機構によって駆動されるものであるので、カ
ード取り出し移動機構の動きが受部移動機構に伝えら
れ、この受部移動機構によってカード廃券受部を移動さ
せることができる。
【0073】また、請求項3記載のカード発行装置で
は、カードスタッカは、カード供給部が同一平面上に同
一方向にカードが取り出されるように複数並んで配列さ
れ、受部移動機構はカード取り出し移動機構によって選
択的に駆動されるよう選択駆動手段を有するので、カー
ドリーダ部によるカード処理時のエラー発生時にのみ選
択駆動手段がカード取り出し移動機構の動きが受部移動
機構に伝わるように操作することで、カードリーダ部か
らエラーカードを排出する場合にのみカード廃券受部を
退避位置から受取位置に移動させることができる。
【0074】また、請求項4記載のカード発行装置で
は、カード取り出し移動機構は、カード保持部とカード
取出部とをカードスタッカより離間した位置でカードス
タッカの配列方向に移動させるX軸移動機構と、カード
取出部をそれぞれのカードスタッカのカード供給部より
カードを取り出すように移動するY軸移動機構とを備
え、選択駆動手段を駆動したときに受部移動機構がX軸
移動機構と係合し、カード廃券受部を退避位置から受取
位置まで移動させるように構成したので、カードリーダ
部によるカード処理時のエラー発生時にのみ選択駆動手
段を駆動状態にすることで、カードリーダ部からエラー
カードを排出する場合にのみカード廃券受部を退避位置
から受取位置に移動させることができる。
【0075】さらに、請求項5記載のカード発行装置で
は、X軸移動機構によるX軸方向への移動線上にカード
の搬送を行う搬送部とカードへの記録を行う記録部が設
けられたカートリーダ部が配置されているので、カード
スタッカよりカードを取り出した後にX軸移動機構を作
動させるとカードをカードリーダ部に搬送することがで
きる。このため、カードリーダ部の配置が合理的にな
り、カード発行装置を小型化することができると共に、
カード発行の迅速化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカード発行装置の概略構成を示す
平面図である。
【図2】本発明に係るカード発行装置の概略構成を示す
正面図である。
【図3】本発明に係るカード発行装置の概略構成を示す
左側面図である。
【図4】本発明に係るカード発行装置の概略構成を示す
右側面図である。
【図5】本発明に係るカード発行装置のカードスタッカ
に形成されたカード供給部の正面図である。
【図6】本発明に係るカード発行装置のカードスタッカ
の側壁のうち隣のカードスタッカに並んで配置されてい
る側壁の断面図である。
【図7】本発明に係るカード発行装置のカードスタッカ
の側壁のうち隣のカードスタッカに並んで配置されてい
る側壁の正面図である。
【図8】本発明に係るカード発行装置のカード受け部を
示す平面図である。
【図9】本発明に係るカード発行装置のX軸移動機構を
示す概念図である。
【図10】本発明に係るカード発行装置のカード保持部
とカード取出部を示す正面図である。
【図11】本発明に係るカード発行装置のカード保持部
のキャリッジに形成されたカム溝を示す平面図である。
【図12】本発明に係るカード発行装置のカード保持部
を構成するカード保持部材を示す側面図である。
【図13】本発明に係るカード発行装置のカード保持部
を構成する下側カード保持ブックを示す斜視図である。
【図14】本発明に係るカード発行装置のカード保持部
材とカード取出部を示す正面図である。
【図15】本発明に係るカード発行装置のカード取出部
を拡大して示す正面図である。
【図16】本発明に係るカード発行装置のカード廃券受
け部を示す側面図である。
【図17】本発明に係るカード発行装置のカード廃券受
け部を示し、廃券箱が受取位置に移動した状態を示す正
面図である。
【図18】本発明に係るカード発行装置の選択駆動手段
を示す平面図である。
【図19】本発明に係るカード発行装置の選択駆動手段
を示す側面図である。
【図20】本発明に係るカード発行装置の選択駆動手段
の作動を示す図である。
【図21】本発明に係るカード発行装置のカード保持部
の他の実施形態を示す斜視図である。
【図22】図21のカード保持部の各リンクとピンとの
関係を示し、(a)はカード保持部材がカード取出部に
連結している状態の平面図、(b)はカード保持部材が
カード受けブロックに連結している状態の平面図であ
る。
【図23】本発明に係るカード発行装置のカード受け部
の第1の変形例を示す斜視図である。
【図24】本発明に係るカード発行装置のカード受け部
の第2の変形例を示す斜視図である。
【図25】本発明に係るカード発行装置のカード受け部
の第3の変形例を示す斜視図である。
【図26】本発明に係るカード発行装置のカード受け部
の第4の変形例を示す斜視図である。
【図27】本発明に係るカード発行装置のカードスタッ
カの他の実施形態を示す断面図である。
【図28】図27のカードスタッカのカード受け部を下
側からみた図である。
【図29】図27のカードスタッカで使用するカード取
出部を拡大して示す正面図である。
【符号の説明】
1 カードスタッカ部 2 カード取り出し移動機構 3 カードリーダ部 4 カード廃券受け部 6 トッパー機構 8 カード供給部 9 カードスタッカ 16 カード受け部 20 カード保持部 21 カード取出部(カード送り出し機構) 22 X軸移動機構(カード移動機構) 23 Y軸移動機構 29 カード保持部材 51 カード発行口 52 搬送部としてのローラ 65 選択駆動手段(ソレノイド) P1 仮保持位置 P2 強圧位置 P3 受取位置 P4 退避位置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のカードを積み重ねてストックする
    とともに端部にカード供給部が形成されたカードスタッ
    カを有するカードスタッカ部と、上記カードスタッカの
    カード供給部からカードを取り出すカード取り出し移動
    機構と、該カード取り出し移動機構とカード受け渡し可
    能に構成され、受け渡されたカードに所定の記録を行っ
    てカード発行口よりカードを発行するカードリーダ部
    と、該カードリーダ部から不要なカードを受け取る受取
    位置と上記カード取り出し移動機構の移動位置から退避
    した退避位置との間を移動可能なカード廃券受部とを備
    え、上記カードスタッカより上記カード取り出し移動機
    構によって1枚のカードを取り出し、上記カードリーダ
    部により所定の記録を行って上記カード発行口よりカー
    ドを発行するように構成するとともに、上記カードリー
    ダ部から不要なカードを受け取るときには上記カード取
    り出し移動機構によって上記カード廃券受部を上記退避
    位置から上記受取位置まで移動させるように構成したこ
    とを特徴とするカード発行装置。
  2. 【請求項2】 上記カード廃券受部を上記受取位置と上
    記退避位置との間で移動させる受部移動機構を設け、該
    受部移動機構は上記カード取り出し移動機構によって駆
    動されるものであることを特徴とする請求項1記載のカ
    ード発行装置。
  3. 【請求項3】 上記カードスタッカは、上記カード供給
    部が同一平面上に同一方向にカードが取り出されるよう
    に複数並んで配列され、上記受部移動機構は上記カード
    取り出し移動機構によって選択的に駆動されるよう選択
    駆動手段を有することを特徴とする請求項2記載のカー
    ド発行装置。
  4. 【請求項4】 上記カード取り出し移動機構は、カード
    保持部とカード取出部とを上記カードスタッカより離間
    した位置でカードスタッカの配列方向に移動させるX軸
    移動機構と、上記カード取出部をそれぞれのカードスタ
    ッカのカード供給部よりカードを取り出すように移動す
    るY軸移動機構とを備え、上記選択駆動手段を駆動した
    ときに上記受部移動機構が上記X軸移動機構と係合し、
    上記カード廃券受部を上記退避位置から上記受取位置ま
    で移動させるように構成したことを特徴とする請求項3
    記載のカード発行装置。
  5. 【請求項5】 上記X軸移動機構によるX軸方向への移
    動線上に上記カードの搬送を行う搬送部と上記カードへ
    の記録を行う記録部が設けられたカートリーダ部が配置
    されたことを特徴とする請求項4記載のカード発行装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108223998A (zh) * 2018-01-10 2018-06-29 深圳市中成汇实业有限公司 安全介质箱升降装置及安全介质发放设备

Cited By (2)

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CN108223998A (zh) * 2018-01-10 2018-06-29 深圳市中成汇实业有限公司 安全介质箱升降装置及安全介质发放设备
CN108223998B (zh) * 2018-01-10 2024-04-16 深圳市兴创实业有限公司 安全介质箱升降装置及安全介质发放设备

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