JP2001071619A - 排版装置 - Google Patents

排版装置

Info

Publication number
JP2001071619A
JP2001071619A JP25356799A JP25356799A JP2001071619A JP 2001071619 A JP2001071619 A JP 2001071619A JP 25356799 A JP25356799 A JP 25356799A JP 25356799 A JP25356799 A JP 25356799A JP 2001071619 A JP2001071619 A JP 2001071619A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
movable member
discharging device
space
movable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP25356799A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4430166B2 (ja
Inventor
Hisamune Yashima
央宗 八島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tohoku Ricoh Co Ltd filed Critical Tohoku Ricoh Co Ltd
Priority to JP25356799A priority Critical patent/JP4430166B2/ja
Publication of JP2001071619A publication Critical patent/JP2001071619A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4430166B2 publication Critical patent/JP4430166B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pile Receivers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】印刷ドラムから搬送手段を介して収納空間部に
破棄原始を送り込む排版装置において、収納空間部に一
旦収納した廃棄原紙が上記搬送手段に戻り、絡んでその
後の動作に支障が生ずることを防止する。 【解決手段】廃棄原紙案内用の移動空間部35と、廃棄
原紙収納用の収納空間部36の2つの連通した空間部を
設け、移動空間部35と収納空間部36との間の境界位
置に可動部材35の端縁部を位置させて廃棄原紙の戻り
を防止し、圧縮板33を移動空間部35を経て可動部材
37上を移動させて、収納空間部36に廃棄原紙Mを収
納するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、孔版印刷装置等
の排版装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、孔版印刷装置の排版装置は、使用
により印刷ドラムから破棄すべき原紙(以下、廃棄原紙
という。)を排版装置開口部に搬送し、収納空間まで圧
縮板で移動圧縮して廃棄原紙を収納していたが、廃棄原
紙を破棄せずに長期放置したり、印刷ドラム内にインク
が無い状態のとき、前記廃棄原紙の水分量が少ないた
め、廃棄原紙を圧縮しても自然に前記搬送手段の位置ま
で膨らんで、該搬送手段に絡まってしまい、その後の動
作不良になる場合があった。
【0003】また、インクが粘着性を有しているもので
あると原紙が圧縮板に貼り付いてしまい、圧縮しても収
納空間から排紙装置開口部へ廃棄原紙が戻って、前記搬
送手段に絡まってしまい、その後の動作不良になるとい
う問題があった。
【0004】さらに、前記廃棄原紙の膨らみや、圧縮板
への貼り付きを防止するための技術として特開平8−
142484号公報、特開平8−142485号公報
にそれぞれ開示された排版装置にかかる技術があるが、
これらの何れも、排版装置開口部が搬送手段の近くに設
けてあるとやはり、前記搬送手段に廃棄原紙が絡まって
しまうおそれがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、搬送手段に
廃棄原紙が絡みその後の動作不良が生じることを回避す
ることができる排版装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、以下の構成とした。 (1).使用済みの原紙を収納する排版装置において、
廃棄原紙案内用の空間からなる移動空間部と、廃棄原紙
収納用の空間からなる収納空間部の2つの連通した空間
部を有する収納容器と、前記移動空間部と前記収納空間
部との間の分離位置で前記移動空間部と前記収納空間部
とを分離している可動部材と、前記移動空間部を通過
し、さらに前記可動部材上を移動することのできる圧縮
板とを有することとした(請求項1)。 (2).使用済みの原紙を収納する排版装置において、
廃棄原紙案内用の空間からなる移動空間部と、廃棄原紙
収納用の空間からなる収納空間部の2つの連通した空間
部を有する収納容器と、廃棄原紙を印刷ドラムから前記
移動空間部の入口である開口部に搬送する搬送手段と、
前記移動空間部と前記収納空間部との間の分離位置で前
記移動空間部と前記収納空間部とを分離している可動部
材と、前記開口部の外側から前記開口部及び前記移動空
間部を通過し、さらに前記可動部材を越える範囲で移動
することのできる圧縮板とを有することとした(請求項
2)。 (3).(2)記載の排版装置において、前記圧縮板は
前記開口部の外側から前記可動部材を越える位置まで往
動したのち、復動することとした(請求項3)。 (4).(1)、(2)又は(3)記載の排版装置にお
いて、前記可動部材は前記分離位置を原位置とし、前記
圧縮板が前記移動空間部を通過中において、該圧縮板の
通過を許す範囲で該圧縮板に押し動かれて前記移動空間
外に向けて可動とした(請求項4)。 (5).(1)、(2)又は(3)記載の排版装置にお
いて、圧縮板には、前記往動時にのみ前記可動部材を押
動し、復動時には前記可動部材の通過を許すように変位
する一方向ロック機構が設けられていることとした(請
求項5)。 (6).(1)、(2)又は(3)記載の排版装置にお
いて、前記圧縮板は前記分離位置近傍に揺動支点を有
し、前記可動部材は前記移動空間部近傍に揺動支点を有
し、前記可動部材の前記圧縮板により押し動かされる干
渉部は、前記移動空間部側から前記収納空間部に至るほ
ど前記圧縮部材との干渉の度合いが増す傾向の傾斜面で
構成されていることとした(請求項6)。 (7).(6)記載の排版装置において、前記可動部材
が前記原位置にあるとき前記可動部材の前記揺動支点と
反対側の端縁部は前記分離位置に位置し、前記収納空間
部内の廃棄原紙を前記収納空間部外に出るのを防止する
こととした(請求項7)。
【0007】
【発明の実施の形態】[1]本発明の実施に適する孔版
印刷装置の全体構成 孔版印刷装置の全体構成を模式的に示した図1におい
て、該孔版印刷装置は、主として原稿読取部1、印刷ド
ラム2、印刷ローラ4、給紙部5、製版部10、排版装
置30、排紙部41、排紙トレイ52などから構成され
ている。動作の概略は以下のとおりである。
【0008】先ず、印刷ドラム2に装着された使用済み
の原紙、つまり、廃棄原紙が排版装置30へ排出され
る。次に、自動原稿送り装置部100で原稿Pが一枚だ
け分離され、原稿読取部1でデジタル画像データとして
読み取られる。この画像データに基づいて製版部10で
は原紙60を穿孔する。穿孔された原紙60は印刷ドラ
ム2に供給され、巻き付けられる。
【0009】この状態で給紙部5から一枚だけ分離され
た印刷用紙Sは印刷ドラム2と同期をとりながら印刷ド
ラム2の下部に供給され、印刷ローラー4で印刷ドラム
2に押し付けられ、インキが転移される。インキが転移
された印刷用紙Sは排紙爪40と図示しないエアナイフ
から吹き出される空気によって印刷ドラム2から剥離さ
れ、次いで、排紙部41を経て排紙トレイ52上に排紙
される。
【0010】このような印刷用紙Sに対する印刷が指定
された枚数分印刷されると、印刷は終了し、次の印刷に
入る。つまり、前記したように印刷ドラム2に装着され
た使用済みの原紙、つまり、廃棄原紙Mが排版装置30
へ排出される。
【0011】印刷ドラム2のまわりであって、所定の排
版位置に対ローラからなる搬送手段32が設けられてい
る。印刷ドラム2上、廃棄原紙の一端側をくわえている
爪2Bが、搬送手段32近傍の所定の位置に達すると爪
2Bが廃棄原紙を解放する。
【0012】搬送手段32は廃棄原紙の先端部をくわえ
やすい位置まで適宜移動し、廃棄原紙Mの先端をくわえ
る。廃棄原紙Mをくわえた搬送手段32は回転して廃棄
原紙Mを印刷ドラム2から剥がす向きに回転し、これと
同期して印刷ドラム2も廃棄原紙Mを剥がす向きに回転
し廃棄原紙Mを収納容器31へ向けて送り出す。 [2]請求項1、2に対応した例 図1において、搬送手段32による廃棄原紙Mの送り出
し方向、つまり、搬送手段32の左方には筐体状の収納
容器31が定置されている。収納容器31は搬送手段3
2から送り出された廃棄原紙Mを受け取ることができる
位置に配置されている。以下に示す例では、収納容器は
搬送手段32と部分的に重複した態様で設けられてい
る。
【0013】収納容器31は搬送手段32に近い方か
ら、移動空間部36、収納空間部35の2つの空間部を
有している。収納空間部36は板状の部材で囲まれた直
方体状の内容積を有する空間部であり、移動空間部35
は図8、図9に示すように底板35aの部位が曲面状を
していて上方が開放された空間部からなる。これら2つ
の空間部は図8に符号61で示す仮想の境界部61を介
して連通している。
【0014】移動空間部36は搬送手段32から送り出
された廃棄原紙Mを収納空間部36へ送るための案内用
の空間である。収納空間部36は移動空間部36を経て
送られてきた廃棄原紙Mを収納するための空間である。
搬送手段32は図1に示した孔版印刷装置の本体部分に
設けるのが一般的であるが、場合によっては収納容器3
1側に設けることもできる。
【0015】図8において説明した前記境界部61に
は、通常、可動部材37の端縁部37aが位置してい
て、この端縁部37が移動空間部35と収納空間部36
とを分離している。よって、境界部61は移動空間部3
5と収納空間部36との分離位置に相当し、端縁部37
aは分離位置で移動空間部35と収納空間部36とを分
離している。
【0016】図8において、移動空間部35の上方部位
には板状をした圧縮板33が位置している。この圧縮板
33は後に詳述するように一端側を軸33aに固定され
ていて軸33aと共に揺動可能である。圧縮板33が揺
動することにより該圧縮板33の自由端側は移動空間部
35内を回動して移動する。
【0017】この移動のストロークは、図8に示すよう
に移動空間部35の上方の部位から出発して移動空間部
35を通り途中、可動部材37上であって該可動部材3
7を越える移動範囲である。この移動の過程で可動部材
37は圧縮板に押し動かされて移動空間部の下方に移動
退避する。圧縮板33は可動部材を越えた位置まで往動
し、それから逆進して復動し、逆の行程を戻るが、その
際も圧縮部材33はロック機構65の機能により可動部
材37を無理なく通過する。ロック機構65については
後述する。
【0018】このように、移動空間部35、収納空間部
36を有する収納容器31と、可動部材37と、圧縮板
33により構成された排版装置、或いは、移動空間部3
5、収納空間部36を有する収納容器31と、可動部材
37と、圧縮板33と、搬送手段32により構成による
排版装置では、移動空間部35に送り出された廃棄原紙
Mを圧縮板33により移動空間部35を経て収納空間部
35に導くことができ、さらに境界部61(分離位置)
に位置する可動部材37により収納空間部35内に保持
することができる。これにより廃棄原紙Mは搬送手段3
2までもどることがなくなり、搬送手段32における廃
棄原紙の絡みつきもなくなる。 [3]請求項3に対応する例 圧縮板33の軸33aは図1に示した孔版印刷装置の図
示省略の本体部分に軸支されかつ、逆転可能なモータの
回転軸に連結されている。図2において、圧縮板33の
自由端側の部分は移動空間部35の入口である上端部に
相当する開口部34の上方の任意の位置を原位置として
停止保持されるようになっている。この原位置は、圧縮
板33の一部を検知するセンサからの情報が制御手段を
介して軸33aと連結された図示しない駆動モータに伝
えられることにより、該駆動モータのブレーキ機能によ
り保持されている。
【0019】搬送手段32により廃棄原紙Mが移動空間
部35内に送り込まれたタイミングで、上記駆動モータ
が回転し、圧縮板33は図2に示す原位置から時計まわ
りの向きに回動を開始し、図3に示す途中経過を経て図
4に示すように可動部材37を越える位置まで回動す
る。
【0020】図4に示すように、圧縮板33が可動部材
37を越える位置まで回動すると、図示しないセンサに
よりこの回動位置が検知されて、この検知情報に基づい
て上記駆動モータが逆転し、圧縮板33は原位置に向か
って復動し、図5に示す途中の状態を経て、図2に示す
原位置まで復帰する。以下、次の廃棄原紙Mが来ると同
様のサイクルを繰返す。
【0021】このように、図2に示すように圧縮部材3
3が開口部34の外側の原位置から図4に示すように可
動部材37を越える位置まで往動したのち、原位置に向
けて復動することにより、廃棄原紙Mを収納空間部36
に確実に送り込むことができる。 [4]請求項4乃至7に対応する例 可動部材37は図9に示すように、基端部が回転軸38
に固定されたU字状をした部材からなる。回転軸38は
図1に示した孔版印刷装置の本体側板に軸支されてい
て、該回転軸38を揺動支点として回動可能である。回
転軸38は図2乃至図5或いは図8に示すように、移動
空間部35近傍に位置し、図示しないねじりコイルばね
により図9において符号62で示す時計まわりの向きに
付勢されている。この付勢力による可動部材37の回転
は上記本体側板に固定されたストッパ63に自由端側が
当接することにより阻止されている。
【0022】可動部材37は回転軸38上に複数設ける
ことができる。本例では、図5において矢視A方向から
見た図に相当する図6に示すように間隔Lだけ離間させ
て2個設けている。ここで、間隔Lは廃棄原紙Mの幅よ
りも小さいものとする。仮に廃棄原紙Mよりも間隔Lが
大きい場合には、廃棄原紙Mが間隔Lを通過してしまう
ので、収納空間部36の内部に留め置くことができな
い。
【0023】ストッパ63で回動が係止された状態の可
動部材37の位置を可動部材37の原位置とする。この
原位置において可動部材37の端縁部37aは境界部
(分離位置)61に位置している。このように端縁部3
7aを境界部61に位置させるため、図8、図9に示す
ようにて底板35aの一部は、可動部材37を嵌入でき
る大きさに切り抜かれている。この切り抜きの部位を開
口64とする。開口64は可動部材37に対応して2個
形成されている。
【0024】図8、図9或いは図1、図2乃至図5に示
すように、可動部材37の上面部は回動する圧縮板33
と干渉する干渉部を構成している。この干渉部を符号3
7bで示す。干渉部37bは、可動部材37が原位置に
あるとき、移動空間部35側から収納空間部36に進む
ほど、高さが増す傾向の傾斜面からなり、圧縮部材33
が回動により干渉するときには、圧縮部材33が往動方
向に回動しいくほど、圧縮部材33との干渉の度合いが
増す傾向の傾斜面である。この傾斜の傾向は、例えば図
8に示すように、左上がりの傾斜面である。
【0025】図6、図7に示すように圧縮板33には、
可動部材37の通過を可能にする大きさ及び形状の切り
欠き33bが形成されている。この切り欠き33bが形
成されただけの状態では、圧縮板33が図8に示す原位
置から図4に示す位置まで回動する過程で、可動板37
に対して全くの非干渉となり、可動板37は常に図8に
示すように移動空間部35内に一部が突出した状態を保
持することとなり、廃棄原紙Mを収納空間部36へ送る
通路を部分的に塞ぐことから該廃棄原紙Mの搬送に支障
を生じてしまう。
【0026】そこで本例では、図7に拡大して示すよう
に圧縮板33にロック機構39を設けた。圧縮板33が
原位置にある図8において、該圧縮板33の下面に相当
する面を押動面、上面に相当する面を復動面と称するこ
とにする。
【0027】図7において、ロック機構65は、切り欠
き33bの開放側の端部を押動面側で架橋状に差し渡し
状に設けられたロック回転板39と、切り欠き33bの
幅方向の一方側で切り欠き33bの長手方向と平行に軸
線を合わせて枢着されていてロック回転板39と一体若
しくは一体的に構成された回転軸39bと、ロック回転
板39の自由端部が切り欠き33bの幅方向の他方側に
形成した段状の引っ掛かり部39dに押圧されるように
回転軸39bに矢印aの向きの付勢力を作用させるねじ
りコイルばね39cを主な構成部材としている。ここ
で、引っ掛かり部33dは図7に示すようにロック回転
板39が嵌入することができる大きさの段状の形状をし
ている。
【0028】このような構成により、圧縮部材33が図
8に示す原位置から図4に示す位置まで往動する向きに
回動する過程では、図7に示すように圧縮板39の裏面
39a'の端部が引っ掛かり部39dに嵌入した状態で
ねじりコイルばね39cの弾性により押しつけられてい
て、実質的に切り欠き33bが塞がれた状態となってい
る。
【0029】このため、圧縮板33が図2に示す原位置
より往動するとき、ロック回転板39の側部39dは、
可動部材37の上面部である干渉部に接触し、さらに押
動し、可動部材37を押し下げて移動空間部35の外側
に移動させることができるし、同時にロック回転板39
の表面部39aは廃棄原紙Mが切り欠き33bから抜け
ないように捉えることができる。
【0030】また、圧縮板33が図4に示すように可動
部材35を越える位置まで移動すると、可動部材35は
圧縮板33から解放されるので、ストッパ63に当接す
る原位置まで回動復帰し、図8に示すように端縁部37
aが境界部61に位置するようになる。
【0031】図4に示す状態から、圧縮板33が復動方
向に回動すると、それまで干渉部37bにはロック回転
板39の表面部39a側が押圧されていたのが、裏面部
39a'側が可動部材37に対向するようになり、圧縮
板33が復動するにつれて、押圧されるように状態が切
り替わる。このため、ロック回転板39部は図7におい
て矢印aと反対の向き、つまりねじりコイルばね39c
の弾性に抗した向きの力を受けて回動し、切り欠き33
bを開き状態にして可動部材35の通過を許すようにな
る。このように、ロック機構65は、圧縮板33が往動
時にのみ可動部材37を押動し、復動時には圧縮板33
が可動部材37を通過できるように変位する。
【0032】以下、廃棄原紙が収納容器31へ収納する
プロセスを説明する。 :図2において、圧縮板33は開口部34の上方の原
位置に保持されている。可動部材37はストッパ63に
係止されていて、端縁部37aが境界部61に位置して
いる。
【0033】この状態のもとで、印刷ドラム2から剥が
された破棄マスタMは搬送手段32によって排版装置の
開口部34を通過して移動空間35へと落ちる。その
後、圧縮板33が往動する向きに回動を始め、破棄マス
タMは圧縮板33により移動空間35押し動かされる。
【0034】圧縮板33はこの回動の過程で、図7に示
す表面部39aの側部39d寄りの部位が可動板37の
上面部に接触する。そのとき、可動部材37は回転軸3
8に設けてある図示しないねじりコイルばねによって常
に図の時計回りの向きに力が加わっているので圧縮板3
3のロック回転板39は可動部材37に接触し押し下げ
ながら回動する。
【0035】可動板37の干渉部37bは前記したよに
所定の傾斜面で構成されているので、圧縮板33の回動
が進むにつれて、回転軸38を中心に回動させられてい
き、移動空間部35の下方、外側に退避する。よって、
廃棄原紙Mおよび圧縮板33の通過に際して何ら障害は
ない。 :圧縮板33は図2、図3、図4に示した順に時計回
りの向きの回転動作を行ない、図4に示す状態まで動作
し、可動部材37を通過したら、反時計回りの向きに回
転方向を変える。このとき、可動部材37は、原位置に
復帰し、端縁部37aが境界部61に位置している。 :図5に示すように、圧縮板33は復動する。この過
程で、ロック回転板39は可動板37によって矢印aと
逆向きに回動させられて開き、圧縮板33の通過を許
す。可動板37はロック回転板39の裏面部39a'に
押されて若干回動するものの、ねじりコイルばね39c
の力に打ち勝ってロック回転板39aを開くため、可動
部材37を押し下げることがない。よって可動板37は
略ストッパ63に係止された原位置の状態を保持してい
る。圧縮板33が通過してしまえば、ロック回転板39
は引っ掛かり面33dに当接した図7に示した状態に戻
る。このように、可動板37の端縁部37aは境界部6
1に常時位置しているので、廃棄原紙Mを収納空間部3
6内に留めて外部に出ることを防止する、廃棄原紙Mが
多くなった状態では圧縮した状態を保持する。
【0036】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、移動空間部と
収納空間部とを分離する可動部材が、収納空間部から移
動空間部に廃棄原紙が戻るのを防止する。
【0037】請求項2記載の発明では、移動空間部と収
納空間部とを分離する可動部材が、収納空間部から移動
空間部に廃棄原紙が戻るのを阻止するので、搬送手段に
廃棄原紙が絡まず、その後の動作不良を回避することが
できる。
【0038】請求項3記載の発明では、圧縮板は可動部
材を越える位置まで移動するので、廃棄原紙を十分に収
納空間に移動させることができる。
【0039】請求項4記載の発明では、圧縮板の通過中
は可動部材が移動空間外に退避するので、圧縮板で廃棄
原紙を移動圧縮する過程で廃棄原紙が可動部材に邪魔さ
れることがなく、廃棄原紙の移動圧縮動作を円滑に行な
うことができる。
【0040】請求項5記載の発明では、ロック機構によ
り、圧縮板が往動する時にのみ可動部材を押動して移動
空間外へ退避させ、それ以外のときには可動部材を分離
位置に保持して廃棄原紙の収納状態を確保することがで
きる。
【0041】請求項6記載の発明では、可動部材に所定
の傾斜面からなる干渉部を設けることにより、圧縮板の
回動動作に連動して可動部材を動作させて、移動空間外
に退避させることができる。
【0042】請求項7記載の発明では、可動部材の端縁
部により廃棄原紙を収納空間部に保持し、搬送手段等へ
の絡みを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】孔版印刷装置の概略構成を説明した正面図であ
る。
【図2】圧縮板、可動部材ともに原位置にあるときの排
版装置の要部構成を説明した図である。
【図3】往動時の圧縮板が可動板を通過する直前の状態
にあるときの排版装置の要部構成を説明した図である。
【図4】往動時の圧縮板が可動板を通過した直後の状態
にあるときの排版装置の要部構成を説明した図である。
【図5】復動時の圧縮板が可動部材にさしかかる状態に
あるときの排版装置の要部構成を説明した図である。
【図6】図5において矢視A方向からみたときの圧縮板
と可動部材の図である。
【図7】ロック機構の外観斜視図である。
【図8】圧縮板、可動部材ともに原位置にあるときの排
版装置の要部断面図である。
【図9】排版装置の要部を説明した分解斜視図である。
【符号の説明】
31 収納容器 33 圧縮板 34 開口部 35 移動空間部 37 可動部材 65 ロック機構 M 廃棄原紙

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】使用済みの原紙を収納する排版装置におい
    て、 廃棄原紙案内用の空間からなる移動空間部と、廃棄原紙
    収納用の空間からなる収納空間部の2つの連通した空間
    部を有する収納容器と、 前記移動空間部と前記収納空間部との間の分離位置で前
    記移動空間部と前記収納空間部とを分離している可動部
    材と、 前記移動空間部を通過し、さらに前記可動部材上を移動
    することのできる圧縮板とを有することを特徴とする排
    版装置。
  2. 【請求項2】使用済みの原紙を収納する排版装置におい
    て、 廃棄原紙案内用の空間からなる移動空間部と、廃棄原紙
    収納用の空間からなる収納空間部の2つの連通した空間
    部を有する収納容器と、 廃棄原紙を印刷ドラムから前記移動空間部の入口である
    開口部に搬送する搬送手段と、 前記移動空間部と前記収納空間部との間の分離位置で前
    記移動空間部と前記収納空間部とを分離している可動部
    材と、 前記開口部の外側から前記開口部及び前記移動空間部を
    通過し、さらに前記可動部材を越える範囲で移動するこ
    とのできる圧縮板とを有することを特徴とする排版装
    置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の排版装置において、前記圧
    縮板は前記開口部の外側から前記可動部材を越える位置
    まで往動したのち、復動することを特徴とする排版装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3記載の排版装置におい
    て、前記可動部材は前記分離位置を原位置とし、 前記圧縮板が前記移動空間部を通過中において、該圧縮
    板の通過を許す範囲で該圧縮板に押し動かれて前記移動
    空間外に向けて可動であることを特徴とする排版装置。
  5. 【請求項5】請求項1、2又は3記載の排版装置におい
    て、前記圧縮板には、往動時にのみ前記可動部材を押動
    し、復動時には前記可動部材の通過を許すように変位す
    る一方向ロック機構が設けられていることを特徴とする
    排版装置。
  6. 【請求項6】請求項1、2又は3記載の排版装置におい
    て、前記圧縮板は前記分離位置近傍に揺動支点を有し、 前記可動部材は前記移動空間部近傍に揺動支点を有し、
    前記可動部材の前記圧縮板により押し動かされる干渉部
    は、前記移動空間部側から前記収納空間部に至るほど前
    記圧縮部材との干渉の度合いが増す傾向の傾斜面で構成
    されていることを特徴とする排版装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の排版装置において、前記可
    動部材が前記原位置にあるとき前記可動部材の前記揺動
    支点と反対側の端縁部は前記分離位置に位置し、前記収
    納空間部内の廃棄原紙を前記収納空間部外に出るのを防
    止すること特徴とする排版装置。
JP25356799A 1999-09-07 1999-09-07 排版装置 Expired - Fee Related JP4430166B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25356799A JP4430166B2 (ja) 1999-09-07 1999-09-07 排版装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25356799A JP4430166B2 (ja) 1999-09-07 1999-09-07 排版装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001071619A true JP2001071619A (ja) 2001-03-21
JP4430166B2 JP4430166B2 (ja) 2010-03-10

Family

ID=17253176

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25356799A Expired - Fee Related JP4430166B2 (ja) 1999-09-07 1999-09-07 排版装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4430166B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002347322A (ja) * 2001-05-22 2002-12-04 Tohoku Ricoh Co Ltd 印刷装置における排版装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002347322A (ja) * 2001-05-22 2002-12-04 Tohoku Ricoh Co Ltd 印刷装置における排版装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4430166B2 (ja) 2010-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7682095B2 (en) Paper storage apparatus, and a paper processing apparatus having a paper storage apparatus
JP2001071619A (ja) 排版装置
EP0712734B1 (en) Stencil discharging apparatus
JP2879527B2 (ja) シート材給送装置および画像形成装置
JP3598898B2 (ja) 給紙装置
JP3161462B2 (ja) 給紙装置
JP2587598B2 (ja) 給紙装置
JPS5828396A (ja) プリンタ用給紙装置
JP2001080777A (ja) シート材給送装置及びシート材処理装置
JP3992892B2 (ja) プリンタの給排紙機構
JP3328450B2 (ja) 排版装置
JP2002104678A (ja) 給紙装置及び記録装置
JP3209215B2 (ja) 給紙装置
JPH04125250A (ja) プリンタ
JPH08208095A (ja) 排紙装置
JP2002307656A (ja) シリンダー型スクリーン印刷機の排紙グリッパー機構
JP2632979B2 (ja) 自動シート材給送装置
JP3708630B2 (ja) 排紙積載装置
JPH10194489A (ja) 給紙装置及び画像形成装置
JP3939963B2 (ja) 排版装置及び孔版印刷装置
JPS62136437A (ja) 印字装置
JPS61176258A (ja) シ−ト材のセツト方法
JPS6245244Y2 (ja)
JP2002036701A (ja) 印刷装置の排版装置
JPH10218412A (ja) 板状被給送体の給送装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060809

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090915

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090929

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091208

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091217

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121225

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131225

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131225

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees