JP4427215B2 - 自動車の巻取り式覆い装置用駆動システム - Google Patents

自動車の巻取り式覆い装置用駆動システム Download PDF

Info

Publication number
JP4427215B2
JP4427215B2 JP2001320915A JP2001320915A JP4427215B2 JP 4427215 B2 JP4427215 B2 JP 4427215B2 JP 2001320915 A JP2001320915 A JP 2001320915A JP 2001320915 A JP2001320915 A JP 2001320915A JP 4427215 B2 JP4427215 B2 JP 4427215B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
drive system
value
electric motor
reference value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001320915A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002192951A (ja
Inventor
ベルナー・ペー・シュレヒト
ホルガー・ゼール
トマス・ラウデンバッハ
Original Assignee
ベーオーエス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ベーオーエス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト filed Critical ベーオーエス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト
Publication of JP2002192951A publication Critical patent/JP2002192951A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4427215B2 publication Critical patent/JP4427215B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J11/00Removable external protective coverings specially adapted for vehicles or parts of vehicles, e.g. parking covers
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/406Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by monitoring or safety
    • G05B19/4062Monitoring servoloop, e.g. overload of servomotor, loss of feedback or reference
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/37Measurements
    • G05B2219/37625By measuring changing forces in a time window
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/37Measurements
    • G05B2219/37632By measuring current, load of motor
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/45Nc applications
    • G05B2219/45015Roller blind, shutter

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
  • Motor And Converter Starters (AREA)
  • Stopping Of Electric Motors (AREA)
  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車の巻取り式覆い装置(仕切装置を含む−以下同じ)用駆動システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車には、電動機で駆動される一連の巻取り式又は折りたたみ式覆い装置がある。その一例が、ドイツ特許第4412557号明細書に記載された後部窓ガラスブラインドである。かかる覆い装置の多くに共通するのは、装置(駆動シスム)が、巻取り可能なシート、例えば、ブラインドシート又は仕切り格子の一方の端縁を固定した巻取り軸を含むことである。ばね駆動装置によって巻取り軸は対応のシートの巻取り方向に予圧され、シートは電動機によってばね駆動装置の役割をするばねの作用に抗して巻取り軸から引き出される。
【0003】
このために、上記の後部窓ブラインドには2本の旋回レバーが設けられ、巻取り軸のそばで巻取り軸の軸線に垂直な軸線の周りに回転し得るように支承される。旋回レバーは2本の連結棒によって移動させられる。連結棒の一端はヒンジを介して旋回レバーに枢支され、他端は歯車電動機の出力軸に固着された2個のクランクピンに枢支されている。
【0004】
機械的逆転手段も知られており、この際は旋回レバーがばねによりシートの巻戻し方向に予圧されるが、巻取り軸自体は電動機によって駆動される。
【0005】
別の変型例としては折りたたみ式覆い装置があり、その場合は、1本の支持棒が駆動される。通常、この支持棒は、伸縮の際に最大距離を進む。
【0006】
この後部窓ブラインド及び同様の覆い装置を制御するために、操作時に電動機を所定の時間の間動作させる時限素子を使用するのが普通である。こうして、適当な方向スイッチを短時間操作してブラインドを完全に収縮し又は完全に伸出することによって、運転者が押ボタンを適当な時間の間操作しなければならないとか、スイッチを再び切ることを忘れてはならないといったことがなくなるので、運転者の負担が軽減されるとされている。
【0007】
この制御方式が操作するためには、覆い装置の機械式駆動装置は電動機に障害が生じた場合発生する最大トルクに故障せずに耐えるように十分に堅固でなければならない。
【0008】
このため、通常、駆動系統の機械的部分は特に当該の棒のたわみを生じるような圧縮力が現われる運動に関して、寸法にかなり大きな余裕をとってある。
【0009】
もう一つの弱点はクランクピンである。ロックされた場合にこれが折れてはならない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
以上に基づき本発明の課題は、電動機に所定値以上の大きな力が現われる前に電動機への電流を遮断することができる駆動システムを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この課題は、本発明において、第1の端部と第2の端部との間を可動な自動車用覆い装置用駆動システムを、覆い装置に制御された移動をさせるための電動機と、電動機電流を検出するための電流センサと、電動機を制御する制御装置とで構成し、この制御装置に覆い装置をその移動方向の少なくとも一方へ移動させる信号を発生する信号が到達する第1の入力と、電流センサに接続される第2の入力と、電動機を制御する出力を出す出力とを設け、さらにこの制御装置を、少なくとも一方の端位置を退出するために電動機に電流を供給しているときに、少なくとも1つの電流パラメータを測定し、かく測定された電流パラメータの値を基準値として記憶し、基準値とその後検出される電流パラメータの値とを常時比較し、電流パラメータの実際の測定値と該基準値との間に所定の相対関係が満たされた時は、電動機への電流を遮断するように構成することによって解決される。
【0012】
電流センサによって、電動機が消費する電流が測定される。この電流は広い意味で電動機が出すトルクに比例し、従って、拡げレバーそれぞれのてこ比を考慮すればリンク機構に現われる力に比例する。ところが、電流の時間的経過には、いわゆる始動トルクに原因する少なくとも1個の副次的最大値が現われる。このため予め限界値を確定して、これを超えたら電動機が停止されるようにすることは不可能である。この副次的最大が生じることによって、所望の最終状態に到達する前に電動機の遮断が行われる可能性があるからである。
【0013】
そこで、本発明に係る駆動システムは、少なくとも一方の端位置を退去するために電動機に電流が供給されると、少なくとも1つの電流パラメータを測定するように構成された制御装置を具備する。測定された電流パラメータのこの値が基準値として記憶される。電流パラメータのその後の値が基準値と比較され、電流パラメータの実際値と基準値の間の数学的関係に従って電動機電流を遮断するのである。
【0014】
この手順により駆動システムは学習することができるから、駆動システムに温度に従属する多かれ少なかれ動作についての重さがあっても、この駆動システムは誤って動作されることはない。また、このようにして、誤制御を回避するために、動作間に生じるトルク変化を適宜に考慮することができる。かくすることによって、特に、拡げレバーのてこ比及び必要な場合は補助的な負荷ばねで行う軽減策により、始動トルクと当該の端位置の間に副次的電流ピークが発生する。このため、誤制御が排除される。
【0015】
本発明に係る方法で例えば窓ブラインド、荷物室カバー又は仕切り格子の覆い装置を制御することができる。仕切り格子は自動車の荷物室と乗客室を隔離するために使用される。
【0016】
本発明の意味で、電流パラメータとは、電流の時間的経過に関して測定されかつ遮断基準に適合する物理的量のことである。例えば、その時点まで流れる電流の大きさ又は電流の時間的経過又は電流上昇速度がある。駆動システムの始動、即ち、電動機に電流を流し始めた後に例えば最初の電流ピーク値を測定することができる。この値は、場合によっては補正値が加算され、基準値になる。ついで、この基準値を超えると直ちに制御装置が電動機電流を遮断する。その場合、事情によっては、駆動システムがその時どの方向へ駆動されるかによって、異なる基準値を使用することができる。即ち、各運動方向に1つの基準値を割当てるのである。この基準値は1回の使用にとどまらず記憶され、先行の基準値と合算されて平均基準値を作ることができる。その場合、この平均値が実際基準値を成し、先行の基準値との比較が行なわれる。
【0017】
このシステムは、端位置に到達する前の過程で、電流が電動機に流れ始めた後の最初のピーク値を超える値に2回目には到達することはないということを前提にしている。
【0018】
遮断基準になり得るもう一つは前述の電流上昇速度である。その場合、電動機に電流を直接に流し始め駆動装置がスイッチオフされた後に、構造にだけ関係し例えば長さ、重量などのサンプルのバラツキ(Exemplarstreuung)にほとんど無関係な所定の時間間隔(サンプルのバラツキは小さいので時間間隔には実質的に影響しない)内に平均電流低下が現われるということが利用される。この電流低下は、ブラインドシートが完全に繰り出されて、駆動装置がリミットストッパ(Endanschlag)に向けて移動して行く場合に観察される電流上昇よりゆるやかである。遮断時にこの期間に微分値として測定される電流上昇が基準値として使用され、例えば、電動機の動作時に進行する小さなタイムウインドウ内にこの基準値より急激な電流上昇が現われるか否かが判別される。これが現われる場合は、制御装置が電動機電流を遮断する。
【0019】
電動機は短時間の周期的電流ピークを発生する。それは整流子によって引き起こされる。針状電流パルスの時間的間隔は回転数に反比例し、制御装置が電流をサンプリングするので、事情によっては検出エラーを生じることがある。測定される信号を濾波すれば、このような検出エラーが回避される。この濾波は制御装置自体のマイクロプロセッサで行なうか針状電流パルスを抑える低域濾過フィルタを電流センサと制御装置の対応の入力との間に設置することによって行なうことができる。低域フィルタの限界周波数は、誤制御の誘因となりかねない不要な遅れが生じないように選定しなければならない。
【0020】
電流値そのものを測定する場合だけでなく、電流上昇速度を測定する場合にも、低域フィルタは好都合である。事情によっては針状パルスが重なり合ってそれが電流上昇の大きな勾配(Steilheit)のように見えることがある。
【0021】
位相関係が逆の場合、逆に針状パルスが電流上昇速度を減少させるように見えることがある。この点については、針状電流パルスが現われる時点で第1の測定値を取る一方で、第2の測定値が2つの針状電流パルスの間の谷にあることを考えればよい。
【0022】
電流上昇速度を検出するためのタイムウインドウは、電動機に電流を流し始めた時又は電動機に電流を流す命令が到来した時に直ちに始まることが望ましい。
【0023】
本発明に係る制御装置は手動で起動することもできるし、その他の環境条件に従って覆い装置を伸縮する自動系と組み合わせて使用することもできる。
【0024】
測定された基準値に前述のように補正値を加算することができる。この補正値は、経験に基づいてそれぞれの覆い装置の構造で得られる固定補正値であるか、覆い装置の使用時に得られる補正値である。このような補正値の例としては、対応のセンサで測定することができる駆動システムの温度、又は、所定のタイムウィンドウ間に電気的仕事を測定して得られる動作の重さ若しくは軽さがある。生ずべき仕事は、タイムウインドウが時間的に定まっている場合、明らかに、系の動作が重いために大きなトルクを必要とするか、温度が高いために駆動システムの潤滑剤や潤滑油の粘度が低くなるなどして系の動作が比較的軽くなりそのためこのタイムウインドウ内でより小さな電気的な仕事を遂行すればよいかによっている。
【0025】
予防措置として、その期間中に電動機電流の遮断を行なわなければならないタイムスロットを制御装置に形成することができる。その場合、タイムスロットの、時間的にみて接続に近い一方の端は早くても何時切断が行われるかを定め、他方の端は遅くとも何時遮断を行なわねばならないかを定める。
【0026】
本発明に基づく自動車の巻取り式覆い装置用駆動システムは次の構成を有する。
(1)第1の端部と第2の端部との間を可動な自動車用覆い装置用駆動システムにおいて、該覆い装置に制御された移動をさせるための電動機と、該電動機の電流を検出するための電流センサと、該電動機を制御する制御装置であって、該制御装置が該覆い装置をその移動方向の少なくとも一方へ移動させる信号を発生する信号が到達する第1の入力と、該電流センサに接続される第2の入力と、該電動機を制御する出力を出す出力とを有し、該制御装置を少なくとも一方の端位置を退出するために該電動機に電流の供給を開始してから所定の期間における電流上昇速度を測定し、かく測定された電流上昇速度の値を基準値として記憶し、その後電流値を監視し、前記基準値と一定幅のタイムウインドウ内の電流上昇速度の値とを比較し、該タイムウインドウ内の電流上昇速度の実際の測定値が該基準値を超えた場合に、該電動機への電流を遮断する。
(2)前記覆い装置は窓ブラインドであること。
(3)前記覆い装置は荷物室カバーであること。
(4)前記覆い装置は荷物室と客室とを隔離するための仕切格子であること。
(5)前記電動機が永久磁石励磁型電動機であること。
(6)前記電流センサは前記電動機に接続されるオーム抵抗から成る抵抗器であること。
(7)前記第1の入力に、それぞれ、押ボタンが接続されていること。
(8)前記第1の入力に、例えば、スイッチや押ボタンの代わりに、入力への出力の接続及び切断を検出するなどのセンサが接続されていること。
(9)前記電流を低域濾波特性(Tiefpasscharakteristik)に従って濾波すること。
(10)前記タイムウインドウが前記基準値を測定する前記所定の期間が経過した後に始まること。
(11)前記制御装置は、前記電流上昇速度の値に前記覆い装置の構造から得られる固定の補正値又は前記覆い装置の使用時に得られる補正値を加算した値を前記基準値として記憶すること。
(12)所定期間内でこの所定期間内に生じる前記電動機の仕事量を測定し、当該仕事量に基づいて前記補正値を形成すること。
(13)前記所定期間は前記電動機に前記電流を流し始めると共に始まること。
14)第1のピーク値と平均電流又は最小電流との比を出し、それから前記補正値を作ること。
15)始点が最も早期に前記電動機が停止されるタイミングを決定し、終点が最も遅れて電動機が停止されるタイミングを決定するタイムスロットが形成されること。
16)電流の切断の際に、電動機電流の接続開始以来、電動機に電流が供給された時間を累加して、上記のタイムスロットと比較すること。
17)実行のつど基準値を更新すること。
18)順次書き込まれた平均基準値によって実際の基準値を形成すること。
19)制御装置が場所的に駆動システムの近傍に配設されていること。
20)基準値に対して限界が確定されていること。
21)実行回数、到達した最大値又は記録された最小値を含む履歴が記憶装置に記録されること。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明を実施の形態に基づいて説明する。
【0028】
図1は、自動車1の後部を後側から見た概要斜視図である。この斜視図に、左後部側面窓2及び後部窓3と、これにはめ込まれ通常湾曲した窓ガラス4が見える。
【0029】
窓ガラス4の内側の前方に、伸出状態で示された窓ブラインド(Fensterrollo)5がある。窓ブラインド5は、第1及び第2の端位置(上下端)の間を往復動可能な自動車の覆い装置の一例になっている。覆い装置のその他の実施形態は、後述のように、仕切り格子(Trenngitter) 又は荷物室カバー(Laderaumabdekungen)であり、これらにも本発明に係る駆動システムを装備することができる。
【0030】
また図1には一部を破断して示したリヤシェルフ(Hutablage)6が見える。リヤシェルフ6にその全幅にわたって延びる出口スロット7が形成されている。
【0031】
窓ブラインド5に、巻取り軸8、2本の拡げレバ−9及び11、ブラインドシート12及び引張棒13が設けられている。リヤシェルフ6を破断した部分に示された巻取り軸8は、図示しない軸受装置によってリヤシェルフ6の下方に支承されている。巻取り軸8の内部にばね駆動装置があって、巻取り軸8を常にブラインドシート12の巻取り方向に予圧する。巻取り軸8は直線状の出口スロット7のほぼ下側に水平にかつこれと平行に配設されている。
【0032】
ブラインドシート12は、一端が巻取り軸8に、これと平行な他端が引張棒13に固定された平滑な穴あきプラスチックシートから成る。
【0033】
2本の拡げレバ−9及び11は互いに鏡像対象になっているから、拡げレバ−9の説明は拡げレバ−11にも同様に当てはまる。拡げレバ−9はレバー片15とレバー片16を有するダブルアームレバーである。
【0034】
2つのレバー片15及び16の接合部に軸受穴17があり、これによって拡げレバー9は軸受ピン18によって旋回可能に支承されている。軸受ピン18はリヤシェルフ6の破断して示された部分の下側の、出口スロット7のそばに固定されている。軸受ピン18は、レバー片15が窓ガラス4で決まる平面にほぼ平行な平面内を移動するように配設されている。レバー片15は、拡げレバー9を、巻取り軸8とほぼ平行に延びる位置(一方の端位置)からレバー片15が後部窓3の横境界縁とほぼ平行になる位置(他方の端位置)へ移動することができる。
【0035】
図2に示すように、拡げレバ−9をこの2つの端位置の間で往復移動するために、下側レバー片16が操作棒19によって駆動電動機21に接続される。操作棒19は巻取り軸8にほぼ平行であり、駆動電動機(駆動システム)21と共に同じくリヤシェルフ6の下にある。拡げレバ−11は拡げレバー9に鏡像対象に形成され、操作棒19と同様の操作棒22で逆向きに移動される。
【0036】
図2に示すように、駆動システム21は永久磁石励磁型直流電動機23と歯車伝動装置24を有する。2個の接続ピン27及び28を担持する板状部材26が歯車伝動装置24の出力軸25に固定されている。これらの接続ピン27及び28に2本の操作棒19及び22が接続されている。
【0037】
また、駆動システム21は制御装置31を備える。制御装置31は、主要な構成部分として、内部プログラム記憶装置及びデータ記憶装置を具備するマイクロプロセッサ32を有する。マイクロプロセッサ32の電流供給入力(給電入力)(Stromversorgungseingang)33は車両の給電ネットワーク(Fahrzeugstromnetz)+UBに接続され、マイクロプロセッサ32の他の入力34は車体35に接地される。
【0038】
マイクロプロセッサ32の制御出力36は転極スイッチ(Polwendeschalter)38の制御入力37に接続される。転極スイッチ38は他に2つの入力39及び41を有し、その内の一方39は車体35に接地され、他方の入力41は電流センサの役割をするオーム抵抗から成る抵抗器42を経て正の供給電圧+UBに接続される。この供給電圧+UBに、マイクロプロセッサ32の電流供給入力(給電入力)33も接続される。
【0039】
転極スイッチ38は、適当なリード線を介して永久磁石励磁型直流電動機(以下、単に「電動機」という)23の供給電流入力に接続される2つの出力43及び44を備えている。
【0040】
転極スイッチ38は電動機23への給電が切断される中間位置(中立位置)を有する。他に2つのスイッチ位置があって、電動機23へ供給される電流の位相が選択できるようになっており、それぞれのスイッチ位置では電流センサ抵抗器42を介して給電ネットワークに接続されるようになっている。
【0041】
転極スイッチ38の入力41に電流を濾波するための低域フィルタ(低域濾過特性を有するフィルタ)45の入力が接続され、このフィルタ45の出力側はマイクロプロセッサ32のアナログデジタル変換器として構成された測定入力(第2の入力)46に接続される。マイクロプロセッサ32の別の2つの入力(第1の入力)47及び48はそれぞれ押ボタン49及び51に接続される。最後に、マイクロプロセッサ32の更に別の入力52を駆動システムの温度センサ53に接続することができる。なお、押ボタン49,51に変えて、他のスイッチ、適宜なセンサ(例えば、光センサや音センサ、その他のセンサ)を設けてもよい。
【0042】
図示の装置は次のように動作する。
【0043】
運転者が、例えば、押ボタン49を操作することによって、マイクロプロセッサ32はその入力47に適宜な信号を受け取る。マイクロプロセッサ32はこの信号を、電動機23が後部窓ブラインド5の伸出方向に動作しなければならないと解釈する。そこで、マイクロプロセッサ32は制御出力36から転極スイッチ38へ適宜な制御信号を送る。これに対して転極スイッチ38は2つのスイッチ位置の一方、即ち、直流電動機23が必要な極性で給電ネットワークから電流を受け取るスイッチ位置へ切換えられる。電流は電流センサ抵抗器42を通って流れ、電流に比例する電圧降下を生じる。
【0044】
電流センサ抵抗器42の「出力側」の降下した電圧は低域フィルタ45により濾波され、信号は入力46へ送られる。そこで、アナログ値のデジタル化が行なわれる。また、マイクロプロセッサ32の内部で電流供給入力33における供給電圧が測定され、同じくデジタル化され、低域フィルタ45の出力の電圧と比較される。電流センサ抵抗器42の値は知られており、マイクロプロセッサ32のプログラムでこれが考慮されるから、こうして検出された電圧差は電流センサ抵抗器42における電圧降下の尺度になり、従って、流れる電流の尺度になる。
【0045】
後部窓ブラインド5が完全に伸出すると、直ちに電流センサ抵抗器42を通る電流が大きく増加する。マイクロプロセッサ32はこのことを入力46を介して確認し、これによって制御出力36の制御信号が遮断される。そこで、転極スイッチ38が中立位置に戻る。中立位置では電動機23と給電ネットワークとの間の電流が遮断されている。
【0046】
マイクロプロセッサ32は押ボタン49の操作時間にかかわりなく後部窓ブラインドを完全に伸出させる。また、運転者が押ボタン49を絶対に必要な時間より長く操作すると、マイクロプロセッサ32が給電ネットワークから電動機23への給電を遮断する。
【0047】
後部窓ブラインド5を収縮するために、使用者は押ボタン51を押す。唯一の相違は、これによってマイクロプロセッサ32内で同様のプログラムが実行され、制御信号が制御出力36において転極スイッチを他のスイッチ位置に切り替え、この位置で、伸出と逆になる極性で電動機が給電ネットワークに接続されることである。
【0048】
後部窓ブラインド5を一方の端位置から他方の端位置へ移すときに現われる、時間に関係する基本的な電流曲線(グラフ)を図3に示す。
【0049】
このグラフはセンサ抵抗器42を通る電流を示す。時点t0で初めて電動機23に電流が流される。時点tで最初の最大電流Imaxが現われる。この最大電流は、後部窓ブラインド5の機構を動作し始める遮断トルク(Losbrechmoment)によって引き起こされる。
【0050】
の時点へ機構が動作すると、電流は最大値Imaxではなくなって、例えば、時点t2に至るまで低下して小さな値になる。
【0051】
更に電流を電動機23に流すと、レバーのてこ比及びその他の抵抗モーメントに応じて、電動機電流は時点t2から、状況に応じて、ゆるやかに単調に上昇し、やがて時点t3 ないしほぼt3で一方の機械的端位置に到達し、ここで電動機のそれ以上の回転が阻止される。このため、電流時点t3から電動機電流はかなり急激に最大ブロッキング値Iblockへ上昇する。
【0052】
ブロッキング電流Iblockとは、電動機23の電機子が拘束されるときに生じる電流である。この状態で、同時に電動機23は極めて大きなトルクを発生する。このトルクはあまりに大きいため、機械的部材は持続的又は繰返し荷重に損傷せずに耐えることができなくなる場合がある。そこで、制御装置31は、端位置に到達しブロッキング電流Iblockに達する前に電動機23への電流を遮断させる。例えば、電流が遮断電流(Losbrechstrom)のピーク電流Imaxの値まで上昇すると遮断が行われる。
【0053】
図4はマイクロプロセッサ32のプログラムの流れ図を著しく図式化して示すものである。
【0054】
2つの押ボタン49又は51の一方を操作することによって、出力36から転極スイッチ38へ適宜な信号を送り出すことにより、処理ブロック55に示すように電動機23へ電流が流される。次に、処理ブロック56に示すように、プログラム変数Imaxがデフォルト値(例えば0,負の値又は正の微小な値)にセットされる。
【0055】
次の処理ブロック57は、ここのプログラム部(Programmstueck)の初めで設定された記憶変数(Speichevariable)である仕事(Arbeit)(電力に対応する)を、通過のつど測定電流値IにΔtを乗じた値だけそれぞれ増加することによって、電流に関する積分を測定するものである。なお、Δtは、処理ブロック57へ再び戻るまでのループの通過に要する時間に相当する。
【0056】
処理ブロック(Anweisungsblock)57を出た後、判別ブロック(Abfrageblock)58で、実際に測定された電流が事前に測定された電流Imaxより大きいか否かについて判別される。このプログラム部分の際は、すでに最初のループ通過(Schleifenduruchlauf)の際に条件が満たされるようにImaxがデフォルト値、例えば0になり、これによって、I>Imaxになってプログラムが判別ブロック58に続いて処理ブロック70へ分岐して、Imax =Iとしてから処理ブロック57へ戻る。
【0057】
かくして、機械的部分の遮断の後に電流が低下し始め、このため実際に測定される電流Iが予め記憶された最大値Imaxより大きいという条件がもはや満たされなくなるまで、処理ブロック70でImaxを更新しながら、判別ブロック58から処理ブロック57への戻る小さなプログラムループが実行される。
【0058】
このようにして、この条件がもはや達成されなければ、即ち、「いいえ」であれば、電動機電流が低下し始め、プログラムは判別ブロック58からその後の処理ブロック59へ移行し、そこで基準値(Referenzwert)が算定される。基準値の算定はプログラム変数Imaxの値に基づいて、例えば、このピーク値に到達するまでの電流の経過に関する積分の形で遂行された仕事又は例えば温度又は先行するプログラムの進行(Programmlaeufen)から得られた先行する基準値計算に基づいて行なわれる。
【0059】
処理ブロック59で基準値を計算した後、判別ブロック61で、測定された実際電流が基準値を超えるか否かが判別される。電流が基準値より小さい限り、プログラムは判別ブロック62に到達し、ここでタイムスロット(Zeitschlitz)が実現される。
【0060】
処理ブロック55で電動機に通電してから所定の時間の後に必ず電動機電流が遮断されることがタイムスロットによって保証される。このプログラムの進行に誤りがなければ判別ブロック62における条件は満たされないから、プログラムは判別ブロック62での判別の後に判別ブロック61へ戻る。2つの判別ブロック61及び62から成るこの短いプログラムループは、タイムスロットが終了するまで、又は、駆動システムが機械的ブロッキングを受けることによって実際の電動機電流が基準値より大きくなるまで実行される。次に、マイクロプロセッサ32が転極スイッチ38を中立位置に復帰させる処理が処理ブロック63で実行される。即ち、電動機電流が遮断される。
【0061】
上述の流れ図は発明の核心部分をよく認識できるように、例えば所望の方向、レジスタ基準化、適切な待ちループ及び/又は他のサブプログラムへの変更といった細部を考慮しないで大幅に簡素化したものである。
【0062】
始動時から最大電流に到達するまでに検出された電流の積分値は、系がいかに重く動作するかいかに軽く動作するかの尺度と考えることができる。この際、重く動作する系では、端位置に到達したときに機械的系に十分な予圧(Vorspannung)を保証するために、遮断限界をさらに上へずらせることが可能である。衝撃が今までの予圧力(Vorspannkraft)を上回て何らかのがたつき騒音や振動が起ることがないようにするために、予圧がこのように高く設定されることが重要である。
【0063】
図5は、図4の流れ図と同様な、但し、基準値として電流ピーク値の代わりに電流上昇速度を利用する流れ図を示す。
【0064】
2つの押ボタン49又は51の一方を操作した後、やはり処理ブロック55で所望の回転方向に従ってそれぞれ必要な極性の電動機電流が接続される。処理ブロック64で時間測定用のプログラム変数tが0にリセットされる。処理ブロック57でやはり前述のように電流積分が行われ、続いて処理ブロック65でプログラム変数tに1が加えられる。
【0065】
プログラム変数tを増加すると、次に、プログラムは処理ブロック66で所定の時間、例えば、10μsecの間待機し、次に判別ブロック67に進み、ここで経過時間10μsec・tがn msecを超えているどうかが判別される。
【0066】
判別ブロック67の条件が満たされなければ、即ち、「いいえ」であれば、プログラムはこの条件が満たされるまで何回も処理ブロック57の入力へ戻る。判別ブロック67で条件が達成されると、即ち、「はい」であると、プログラムは処理ブロック68へ進む。この処理ブロック68で、瞬時電流を処理ブロック55の退出以後経過した時間で割った商としての電流上昇の勾配(Steilheit des Stromanstiegs)が測定される。こうして、当該の時間間隔で平均された電流上昇速度が定まる。電流上昇速度をさらに補正することができる。即ち、系が重く動作するか軽く動作するかに応じて傾きを急にし又はなだらかにすることができ、又は、機械的ストッパの区域の系の可撓性が共に考慮される。可撓性はプログラムで固定値として考慮することができる構造上の量である。こうして得られた電流上昇速度を基準値とする。
【0067】
処理ブロック68内で基準値を確定した後、以後測定される電流上昇速度が基準値を超えるか否かの判別が判別ブロック69で連続的に行なわれる。プログラムで適宜に設定されるタイムウインドウ(Zeitfenster)の間にこの電流上昇速度が測定されることは勿論である。
【0068】
このタイムウインドウ(Zeitfenster)は、窓ブラインド5の機構がストッパに当たった直後のロッキング電流の上昇時間に比して短い長さを有する。このタイムウインドウ(Zeitfenster)の間に電流上昇の傾斜(Steilheit)が求められ、基準値と比較される。
【0069】
このようなタイムウインドウ(Zeitfenster) をどのようにプログラムするかは、当業者にとって通常の知識であるから、ここでは詳しく説明しない。
【0070】
判別ブロック69で検査がどのような結果になるかによって、前述の判別ブロック62を通るか又は処理ブロック63へ進む。
【0071】
図示の便宜上2つの実施形態、即ち、図4の実施形態及び図5の実施形態を実現するための制御を説明した。勿論、2つのアルゴリズムを1つのプログラムで共に実現することができる。即ち、どの事象が優先されるかどの事象が遮断基準(Abbruchkriterium)に先に達するかにより、電流の実際値又は電流上昇速度に従って判断が行なわれるのである。
【0072】
系の動作の重さを決定するために、固定した期間とすることができる一定の期間内に得られた仕事を測定する代わりに、例えば、温度センサ53で温度を測定してこれを用いることも考えることができる。
【0073】
補正値を経験的に決定し、これをまずプログラムで実行することによって、処理ブロック57を廃止することも考えられる。極端な場合は、補正値を0にしてもよい。
【0074】
自動車の給電ネットワーク(Bordnetz)は一般に妨害信号を強く受けるから、少なくとも電流センサの抵抗器42を場所的にできるだけ電動機23に近づけると好都合である。
【0075】
上記のプログラムの経過の別の可能な変更は、例えば、後部窓ブラインド5の利用回数をプログラムに組み込むことである。実行のつどそれぞれ使用された基準値を記録し、基準値の数量に関して平均基準値に設定することもこの変更に含まれる。
【0076】
判別ブロック62で何らかの理由で遮断基準の条件が予定よりも早期に満たされたとき、この早期の遮断を阻止するように判別ブロック62のタイムスロットを変更することもできる。また、基準値に対して、下側へも上側へも超えられない限界を設定することができる。即ち、問題になった場合、基準値の最初の測定で今まで設定されていた上限より高い値又は下限より低い値が生じるか否かによって、基準値の上限又は下限を定める。
【0077】
図6は本発明に係る駆動システムを応用した別の実施形態を示す。この実施形態では、自動車1の客室72と荷物室73との間に覆い装置を成す仕切り格子71が張られている。
【0078】
仕切り格子71は、後部座席ベンチの背もたれ75の背面に固定されて、全車幅にわたって延びる細長いハウジング74を有する。ハウジング74の内部に後部窓ブラインド5の巻取り軸8と同様に、この巻取り軸8が回転可能に支承される。編まれた格子ネット76がこの巻取り軸8に固定されている。格子ネット76はプラスチック糸から成り、ほぼ台形状に裁断されている。横縁は縁取りテープ77で固定されている。格子ネット76の、巻取り軸又はハウジング74と反対側の端縁に引張棒78が固定されており、その端部に留め具79を備えている。留め具79は車両に固定した受け部81に留めるために設けられている。
【0079】
格子ネット76を張るために2本の旋回可能なレバー82が設けられ、図1の後部窓ブラインド5の拡げレバー9及び11と同様に操作される。従って、その限りでは緊張機構は同様であるのでそれの詳細な説明を省略する。これに関連する駆動電動機の制御は前に説明したように行なわれる。
【0080】
第3の実施形態を図7及び8に示す。ここでは自動車1の荷物室73用の荷物室カバー85(これも覆い装置を構成する)が問題になる。
【0081】
荷物室カバー85に側面窓86の下側に取り付けられた2本のガイドレール87及び88が設けられている。これらのガイドレール87,88は背もたれ75の背面から後部はね蓋開口部89まで真直ぐに延びる。互いに平行に並べられたC形横断面のガイドレール87及び88の間を、図8で明らかな複数個の支持棒91が延びており、その端部は案内部材92によりC形のガイドレール87又は88内を案内される。
【0082】
支持棒91によってカバーシート93が支持・保持され、2本のガイドレール87及び88の間に拡げられる。カバーシート93の前端に接続された支持棒91は駆動電動機21によって駆動される。駆動電動機21は出力軸(回転軸)25に平歯車94を担持する。平歯車94はその側を接線方向に通る2本の柔軟なラック95及び96にかみ合う。
【0083】
ラック95及び96は駆動電動機21のハウジングから出て案内管97及び98を通り、図示のようにC形のガイドレール87及び88内に配設された案内溝99及び101に入る。柔軟なラック95及び96の歯に、案内部材92の相補形の歯がかみ合う。この歯は当該の案内溝99及び101のスロットを貫いて延びている。
【0084】
駆動電動機21の制御は、図1の後部窓ブラインドについて詳述したのと同様に行なわれる。
【0085】
伸出状態で柔軟なカバーシート93は2本のガイドレール87及び88の間でその全長にわたって張られた平面内を延びている。収縮のために前述のように駆動電動機21が作動され、伸出状態で後部はね蓋開口部89に隣接する最前列の支持棒91を、柔軟なラック95及び96により後部座席背もたれ75に最も近接する位置へ牽引する。図7及び8に部分的に示されているように、牽引位置ではカバーシート93は支持棒91の間に各部各部が垂れ下がる。
【0086】
自動車の巻取り式または折りたたみ式覆い装置用の駆動システムは制御装置31を装備する。制御装置31は覆い装置の運動の際に駆動システムが消費する電流を検出するために、電流センサ42を有する。制御装置31は後部窓ブラインド(覆い装置)5の運動の開始時の電流パラメータを測定し、運動の開始時に測定した電流値から導き出された遮断基準に達すると直ちに、後部窓ブラインド(覆い装置)5の運動を停止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】覆い装置の一例としての自動車の後部窓ガラスブラインドの外部からの斜視図である。
【図2】図1の後部窓ガラスブラインドの駆動システムのブロック図である。
【図3】図1の後部窓ガラスブラインドを開く場合の電動機電流の経過の概略図である。
【図4】電流値を使用した図2の駆動システムを制御するための流れ図を大幅に簡素化して示したものである。
【図5】図2の駆動システムを電流上昇速度を使用して制御するための流れ図である。
【図6】図6は覆い装置の一例としての仕切り格子の斜視図である。
【図7】覆い装置の一例としての折りたたみ式荷物室カバーの斜視図である。
【図8】 図7の荷物室カバーの駆動システムの斜視図である。
【符号の説明】
1 自動車
2 左後部側面窓
3 後部窓
4 窓ガラス
5 後部窓ブラインド(覆い装置)
6 リヤシェルフ
7 出口スロット
8 巻取り軸
9,11 拡げレバー
12 ブラインドシート
13 引張棒
15,16 レバー片
17 軸受穴
18 軸受ピン
19 操作棒
21 駆動電動機(駆動システム)
22 操作棒
23 (永久磁石励磁型直流)電動機
24 歯車伝動装置
25 出力軸
26 板状部材
27,28 接続ピン
31 制御装置
32 マイクロプロセッサ
33 電流供給入力(給電入力)
34 入力
35 車体
36 制御出力
37 (制御)入力
38 転極スイッチ
39,41 入力
42 抵抗器(電流センサ、電流センサ抵抗器)
43,44 入力
45 低域フィルタ
46 (測定)入力(第2の入力)
47,48 入力(第1の入力)
49,51 押ボタン
52 入力
53 温度センサ
55,56,57 処理ブロック
58 判別ブロック
59 処理ブロック
61,62 判別ブロック
63,64,65,66 処理ブロック
67 判別ブロック
68 処理ブロック
69 判別ブロック
70 処理ブロック
71 仕切格子(覆い装置)
72 客室
73 荷物室
74 ハウジング
75 背もたれ
76 格子ネット
77 縁取りテープ
78 引張棒
79 留め具
81 受け部
82 (旋回可能な)レバー
85 荷物室カバー(覆い装置)
86 側面窓
87,88 ガイドレール
89 後部はね蓋開口部
91 支持棒
92 案内部材
93 カバーシート
94 平歯車
95,96 ラック
97,98 案内管
99,101 案内溝

Claims (21)

  1. 第1の端位置と第2の端位置部との間を往復動可能な自動車用覆い装置(5,71,85)用駆動システムにおいて、
    該覆い装置(5,71,85)に制御された移動をさせるための電動機(23)と、
    該電動機(23)の電流を検出するための電流センサ(42)と、
    該電動機(23)を制御する制御装置(31)であって、該制御装置(31)が該覆い装置(5,71,85)をその移動方向の少なくとも一方へ移動させるように該電動機(23)を動作させることを指示する信号が供給される第1の入力(47,48)と、該電流センサ(42)に接続される第2の入力(46)と、該電動機(23)を制御する出力信号の制御出力(36)と
    を有し、
    該制御装置(31)は
    該覆い装置(5,71,85)を少なくとも一方の端位置から退出させるために該電動機(23)に電流の供給を開始してから所定の期間における電流上昇速度を測定し、
    測定された電流上昇速度の値を基準値として記憶し、
    その後電流値を監視し、前記基準値と一定幅のタイムウインドウ内の電流上昇速度の値とを比較し、
    タイムウインドウ内の電流上昇速度の実際の測定値が該基準値を超えた場合に、該電動機(23)への電流を遮断するように構成される、
    とを特徴とする駆動システム。
  2. 前記覆い装置は窓ブラインド(5)であることを特徴とする請求項1に記載の駆動システム。
  3. 前記覆い装置は荷物室カバー(85)であることを特徴とする請求項1に記載の駆動システム。
  4. 前記覆い装置は荷物室(73)と客室(72)とを隔離するための仕切格子(71)であることを特徴とする請求項1に記載の駆動システム。
  5. 前記電動機(23)が永久磁石励磁型電動機であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかの1に記載の駆動システム。
  6. 前記電流センサは前記電動機(23)に接続されるオーム抵抗から成る抵抗器(42)であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかの1に記載の駆動システム。
  7. 前記第1の入力(47,48)に押ボタン(49,51)が接続されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかの1に記載の駆動システム。
  8. 前記第1の入力(47,48)にセンサが接続されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれかの1に記載の駆動システム。
  9. 前記電流を低域濾波特性に従って濾波することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかの1に記載の駆動システム。
  10. 前記タイムウインドウは、前記基準値を測定する前記所定の期間が経過した後に始まることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかの1に記載の駆動システム。
  11. 前記制御装置(31)は、前記電流上昇速度の値に前記覆い装置の構造から得られる固定の補正値又は前記覆い装置の使用時に得られる補正値を加算した値を前記基準値として記憶することを特徴とする請求項1乃至10のいずれかの1に記載の駆動システム。
  12. 所定期間内でこの所定期間内に生じる前記電動機(23)の仕事量を測定し、当該仕事量に基づいて前記補正値を形成することを特徴とする請求項11に記載の駆動システム
  13. 前記所定期間は前記電動機(23)に前記電流を流し始めると共に始まることを特徴とする請求項12に記載の駆動システム。
  14. 第1のピーク値と平均電流又は最小電流との比を出し、それから前記補正値を作ることを特徴とする請求項11に記載の駆動システム。
  15. 始点が最も早期に前記電動機が停止されるタイミングを決定し、終点が最も遅れて前記電動機が停止されるタイミングを決定するタイムスロットが形成されることを特徴とする請求項1に記載の駆動システム。
  16. 電流を切断する際に、電動機に電流を流し始めてから、電動機に電流が供給された時間を累積して、上記のタイムスロットと比較することを特徴とする請求項1に記載の駆動システム。
  17. 実行のつど基準値を更新することを特徴とする請求項1に記載の駆動システム。
  18. 更新された平均基準値によって実際の基準値を形成することを特徴とする請求項1に記載の駆動システム。
  19. 制御装置(31)が場所的に駆動システムの近傍に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の駆動システム。
  20. 基準値に対して限界が確定されていることを特徴とする請求項1に記載の駆動システム。
  21. 実行回数、到達した最大値又は記録された最小値を含む履歴が記憶装置に記録されることを特徴とする請求項1に記載の駆動システム。
JP2001320915A 2000-10-20 2001-10-18 自動車の巻取り式覆い装置用駆動システム Expired - Fee Related JP4427215B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE10052042.1 2000-10-20
DE10052042A DE10052042A1 (de) 2000-10-20 2000-10-20 Antriebssystem für rollbare Abdeckeinrichtungen von Kraftfahrzeugen

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002192951A JP2002192951A (ja) 2002-07-10
JP4427215B2 true JP4427215B2 (ja) 2010-03-03

Family

ID=7660451

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001320915A Expired - Fee Related JP4427215B2 (ja) 2000-10-20 2001-10-18 自動車の巻取り式覆い装置用駆動システム

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6486631B2 (ja)
EP (1) EP1199619A3 (ja)
JP (1) JP4427215B2 (ja)
KR (1) KR20020031091A (ja)
DE (1) DE10052042A1 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10330171A1 (de) * 2003-07-04 2005-01-27 Daimlerchrysler Ag Vorrichtung zur Funktionsprüfung eines aus wenigstens einem elektrischen Aktuator und einem von diesem betätigbaren Bauteil bestehenden Moduls
DE102005014798A1 (de) * 2005-03-31 2006-10-05 Webasto Ag Laderaumabdeckung für ein Fahrzeug
EP1739275A2 (de) * 2005-06-30 2007-01-03 BOS GmbH & Co. KG Rollo mit elektrischem Einklemmschutz
DE102005036318A1 (de) * 2005-07-29 2007-02-01 Bos Gmbh & Co. Kg Fensterrollo mit glatten Schubgliedern
WO2010003434A1 (de) * 2008-07-09 2010-01-14 Zanetti Guenther Elektroantrieb für den modellbau
US20100294437A1 (en) * 2009-04-29 2010-11-25 Gonzales Curtis P Barrier systems with programmable acceleration profile and auto-retries for pressured egress
US20110017411A1 (en) * 2009-07-22 2011-01-27 Bin Terng Enterprise Co., Ltd. Electric curtain via accurately controlling a stop position of its covering sheet
DE102010008435A1 (de) 2010-02-18 2011-08-18 Audi Ag, 85057 Antriebssystem für eine zwischen einer Anfangs- und Endlage bewegbaren Abdeck- oder Trenneinrichtung eines Kraftfahrzeugs
KR101037191B1 (ko) * 2010-03-03 2011-05-26 (주) 삼진정밀 핸들작동이 용이한 대형 게이트밸브
DE102010021206B4 (de) * 2010-05-21 2016-01-21 Audi Ag Verfahren und Vorrichtung zum elektromotorischen Bewegen einer Laderaumabdeckung eines Kraftwagens
DE102010052743B4 (de) * 2010-11-26 2016-10-27 Audi Ag Kraftfahrzeug mit werkzeuglos entnehmbarem Bauteil sowie Hutablage für ein Kraftfahrzeug
DE102011114036A1 (de) * 2011-09-08 2013-03-14 Audi Ag Verfahren zur Steuerung einer Verstelleinrichtung eines Kraftfahrzeugs
EP2837980B1 (de) * 2013-08-16 2018-02-21 Elsner Elektronik GmbH Steuervorrichtung
FR3024177B1 (fr) * 2014-07-25 2016-08-05 Somfy Sas Procede de commande en fonctionnement d'un dispositif d'entrainement motorise d'une installation domotique de fermeture ou de protection solaire et dispositif associe
FR3024176B1 (fr) * 2014-07-25 2016-08-05 Somfy Sas Procede de controle d'un actionneur d'enroulement, actionneur d'enroulement configure pour un tel procede et installation de fermeture ou de protection solaire comprenant un tel actionneur
US10550637B2 (en) * 2016-08-24 2020-02-04 The Watt Stopper, Inc. Obstruction detection system for motorized window shades and method of use
KR102441076B1 (ko) * 2017-11-01 2022-09-06 현대자동차주식회사 차량의 전동식 커튼 제어 장치 및 그 방법
DE102018116346A1 (de) * 2018-07-05 2020-01-09 Webasto SE Abschattungsvorrichtung

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5225747A (en) * 1992-01-06 1993-07-06 Asc Incorporated Single-button actuated self-correcting automatic convertible top
US5449987A (en) * 1993-09-24 1995-09-12 Truth Division Of Spx Corporation Window operator control
DE4442171A1 (de) * 1994-11-26 1996-06-13 Telefunken Microelectron Verfahren zur Überwachung des Öffnungs- und Schließvorgangs bei einem System mit mindestens einem elektromotorisch bewegten Teil
JP3467875B2 (ja) * 1994-12-13 2003-11-17 株式会社デンソー パワーウインド制御装置
US5654615A (en) * 1994-12-15 1997-08-05 Asc Incorporated Storage compartment sensor system for use with an automotive vehicle convertible roof
US5903114A (en) * 1995-04-28 1999-05-11 Ut Automotive Dearborn, Inc. Multi-functional apparatus employing an intermittent motion mechanism
US5920951A (en) * 1997-04-03 1999-07-13 Diamond Power International, Inc. Parameter sensing sootblower
US5844382A (en) * 1997-04-09 1998-12-01 Ut Automotive Dearborn, Inc Motion transmitting apparatus for use with an automotive vehicle multi-functional apparatus
JP2000274140A (ja) * 1999-03-23 2000-10-03 Koito Mfg Co Ltd パワーウインドの安全装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP1199619A2 (de) 2002-04-24
KR20020031091A (ko) 2002-04-26
DE10052042A1 (de) 2002-05-16
JP2002192951A (ja) 2002-07-10
EP1199619A3 (de) 2005-02-16
US20020074960A1 (en) 2002-06-20
US6486631B2 (en) 2002-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4427215B2 (ja) 自動車の巻取り式覆い装置用駆動システム
JP4131272B2 (ja) 窓開閉制御装置
US20050179409A1 (en) Opening and closing body control device
DE10329103B4 (de) Einklemmerfassungsvorrichtung eines Öffnungs-/Schließelements
EP1758223A2 (en) Motor control apparatus
JP6012569B2 (ja) 車両用パワーウインドウ装置
JP2007008463A (ja) 電子挟み込み防止ローラブラインド
JP2011106138A (ja) ドアクローズ制御装置
DE102009001762A1 (de) Zustandsspeichervorrichtung für ein bewegliches Teil
JP2005054564A (ja) 開閉部材制御装置
JP4789571B2 (ja) 窓開閉制御装置
JP2007327240A (ja) 開閉体制御装置、パワーウィンドウ装置
EP4043681A1 (en) Pinch detection system
JP4482383B2 (ja) 車両用自動開閉装置
EP4011665A1 (en) Control unit and method for operating an open roof assembly
JP2009068220A (ja) 車両用の開閉体の挟み込み検出方法及び開閉体の挟み込み検出装置
EP3822102B1 (en) Method and motor control system for use in a vehicle roof assembly
JP2866789B2 (ja) パワーウィンドウ駆動制御装置
US11577589B2 (en) Open roof assembly for use in a vehicle and a method for operating same
JP6701785B2 (ja) サンシェード駆動装置
JP6768256B2 (ja) 開閉体制御システム及び開閉体の開閉動作制御方法
JPH05280253A (ja) 開閉体開閉制御装置
JP2001248358A (ja) パワーウインド装置
JP4337263B2 (ja) 車載設備用モータ駆動制御装置
JP2690478B2 (ja) 建設機械キャブの自動前窓開閉方法およびその装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040611

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060711

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20061010

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20061013

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070417

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070713

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070719

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090310

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090519

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090525

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090805

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090810

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090909

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091117

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121218

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121218

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131218

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees