JP6768256B2 - 開閉体制御システム及び開閉体の開閉動作制御方法 - Google Patents

開閉体制御システム及び開閉体の開閉動作制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、サンルーフ等の車両用開閉体の制御システムに関し、特に、全開・全閉位置など、自動的に動作が停止する自動停止位置を有する開閉体制御システムに適用して有効な技術に関する。
従来より、電動サンルーフやオートスライドドア、パワーウインド等の車両用開閉体では、ユーザのスイッチ操作によって開閉体動作の開始/停止を行っている。その一方、サンルーフ等の開閉に際し、自動停止位置(例えば、全開・全閉位置など)を設け、開閉体を所望の位置にて停止させる制御形態も取られている。
例えば、特許文献1には、サンルーフの全閉位置を正確に位置決めする制御形態が記載されており、そこでは、サンルーフが全閉位置近傍の所定領域に至ると、その後のサンルーフの変位量を測定し、その値が所定値に達するとモータ動作を停止させている。また、特許文献2には、移動体(ウインドガラス)の現在位置と目標位置を比較し、移動体が目標位置に近付くに従いその速度が小さくなるようにモータを制御する装置が記載されており、これにより、移動体を精度良く目標位置に停止させると共に、停止時のフィーリングを良好にしている。
さらに、スタート/ストップ時の作動フィーリング向上のため、開閉体の速度を徐々に増加させたり、減少させたりする、いわゆるソフトスタート/ソフトストップを採用する車両も近年増加している。図4は、電動サンルーフにおいて、ソフトスタート/ソフトストップを採用した場合のモータ回転数の変化を示す説明図である。この場合、ソフトスタート/ソフトストップには、スイッチ操作による制御動作(図4(a))と、サンルーフ(開閉体)の位置による制御動作(図4(b))の2つの制御形態が存在する。なお、図4(b)の横軸は、起動時は時間経過を、停止時は自動停止位置からの距離を示している。
まず、スイッチ操作によるソフトスタート/ソフトストップでは、図4(a)に示すように、起動から定常状態の目標回転数Ntに至るまで、ソフトスタート開始回転数N1から徐々にモータの回転数が上げられる(時間T1:例えば2秒程度)。これにより、サンルーフは、急激に動き出すことなく、徐々に速度を上げながら定常状態の速度に達する。一方、時間T1後に目標回転数Ntに至った後、スイッチがOFFされると、今度は時間T2(例えば2秒程度)を掛けて、モータ回転数を徐々にソフトストップ終了回転数N2まで落として行き、その後は、惰性にてサンルーフを停止させる。これにより、スイッチOFF後、サンルーフは急停止することなく、徐々に速度を落とし、やがて自然な形で停止する。
また、位置によるソフトストップは、起動時は図4(a)と同様であるが、ここでは、全開位置や全閉位置などの停止位置近傍にサンルーフが来ると、図4(b)に示すように、モータ回転数が徐々に落とされる。すなわち、サンルーフが、自動停止位置から所定距離P3(モータパルカウント値にて検出:例えば10mm程度)に設定された停止制御領域SCに至ると、ソフトストップモードとなる。そして、自動停止位置から距離P4(例えば3mm程度)の位置にて、モータがソフトストップ終了回転数N3となるように、モータ回転数が制御される。サンルーフが距離P4の位置に来ると、そこでモータ駆動制御は終了し、その後、サンルーフは惰性にて移動し、自動停止位置にて停止する。これにより、サンルーフは、停止位置にて急停止することなく、徐々に速度を落として自然な形で自動停止位置に停止する。
実開平3−26615号公報 特開昭62−280475号公報
しかしながら、前述のように、開閉体の動作は、ユーザのスイッチ操作によっても行われるため、自動停止位置や目標位置の近傍でユーザがスイッチ操作を行うと、両者が競合し、開閉体がユーザの意図しない動作を行ってしまう可能性がある。例えば、図4のようなソフトスタート/ソフトストップ制御を行っている電動サンルーフ装置において、全閉位置付近にてユーザがスイッチ操作を行った場合、サンルーフが閉まりきらなかったり、動作中にモータ回転数が変化しモータ音が変動したりするおそれがある、などの問題があった。
例えば、図4の制御が行われている装置では、ユーザがクローズスイッチをON操作(サンルーフ開閉スイッチを閉方向に操作)し、サンルーフのルーフパネルがクローズ動作しているとき、全閉位置付近でスイッチをOFFすると、その後、サンルーフ装置はスイッチ操作によるソフトストップ動作を行う。すると、図4(a)のようなストップ動作制御が行われるが、このとき既にスイッチはOFF状態であるため、全閉位置(この場合の自動停止位置)に近付いても位置によるソフトストップは実施されない。すなわち、全閉位置からの距離に関わらず、時間T2にてモータが停止する。その結果、ルーフパネルが完全に閉まりきらないうちにモータが停止し、スイッチOFF後にルーフパネルが全閉位置に至らない可能性がある。このとき、ルーフパネルの開き量(閉め残り量)が僅かであると、ユーザがそれに気付かず、サンルーフが全閉状態となったと誤解するおそれがある。
また、ルーフパネルが全閉に近い位置に停止しているとき、ユーザがクローズスイッチをON操作すると、ルーフパネルはソフトスタート動作を行いつつクローズ動作を開始する。ところが、ルーフパネルはすぐに全閉位置近傍に達するため、その後は位置によるソフトストップ動作が実施される。その際、スイッチ操作によるソフトストップと、位置によるソフトストップとでは、ソフトストップ制御時のモータ回転数が異なる場合があるため、通常動作と異なる速度変動が生じる可能性がある。つまり、図4(a)の点Q1から点Q2に移動するような形でモータが制御される可能性があり、モータ回転数が急激に変動し、不安定な動きや異音が生じ、ユーザに不快感を与えてしまうおそれがある。
さらに、サンルーフが全閉位置近傍(位置によるソフトストップ領域内)に停止しているときにクローズスイッチがONされた場合も、前述同様の競合現象が生じる可能性がある。すなわち、スイッチ操作によるソフトスタートと、位置によるソフトストップが競合し、モータ回転数が不安定に変動するおそれがあり、その対策が求められていた。
本発明の目的は、車両用開閉体の急激な速度変動を防止し、開閉体の開閉を確実に行い得る開閉体制御システム及び開閉体の開閉動作制御方法を提供することにある。
本発明の開閉体制御システムは、車両の開口部に配置され、前記開口部を開閉する開閉体と、前記開閉体を作動させるためのモータと、前記モータを制御し、前記開口部を開閉するように前記開閉体を作動させる制御手段と、を備え、ユーザのスイッチON・OFF操作によって前記開閉体の開閉動作を行う開閉体制御システムであって、前記制御手段は、前記スイッチOFF操作後、前記開閉体の速度を時間の経過に伴って次第に小さくし、該開閉体を停止させる第1ストップ制御を行う第1ストップ実施部と、前記スイッチON操作中に前記開閉体が所定の停止位置から所定の停止制御領域内に至ったとき、前記開閉体の速度を前記停止位置からの距離に基づいて次第に小さくし、該開閉体を前記停止位置に停止させる第2ストップ制御を行う第2ストップ実施部と、前記開閉体の位置に基づいて、前記第1ストップ制御と前記第2ストップ制御の何れか一方のみを選択して実施する制御モード選択部と、を有することを特徴とする。
本発明の他の開閉体制御システムは、車両の開口部に配置され、前記開口部の全閉位置と全開位置との間を移動して該開口部を開閉する開閉体と、前記開閉体を作動させるためのモータと、前記モータを制御し、前記開口部を開閉するように前記開閉体を作動させる制御手段と、を備え、ユーザのスイッチON・OFF操作によって前記開閉体の開閉動作を行う開閉体制御システムであって、前記制御手段は、前記スイッチOFF操作後、前記開閉体の速度を時間の経過に伴って次第に小さくし、該開閉体を停止させる第1ストップ制御を行う第1ストップ実施部と、前記スイッチON操作中に前記開閉体が、前記全閉位置の近傍に設けられ前記全閉位置から前記全開位置側に向かって所定距離の領域に設定された停止制限領域内、または、前記全開位置の近傍に設けられ前記全開位置から前記全閉位置側に向かって所定距離の領域に設定された停止制限領域内の何れか一方に至ったとき、前記開閉体の速度を、前記開閉体の停止位置として設定された前記全閉位置または前記全開位置からの距離に基づいて次第に小さくし、該開閉体を前記全閉位置または前記全開位置に停止させる第2ストップ制御を行う第2ストップ実施部と、前記開閉体の位置に基づいて、前記第1ストップ制御と前記第2ストップ制御の何れか一方のみを選択して実施する制御モード選択部と、を有することを特徴とする。
本発明にあっては、前記制御モード選択部により、前記開閉体の位置に基づいて、前記第1ストップ制御と前記第2ストップ制御の何れか一方のみを選択して実施する。従って、前記第1ストップ制御と前記第2ストップ制御が競合するような場合であっても、何れか一方が実施されるため、両者の競合により、開閉体が所定の停止位置まで移動しきれなかったり、開閉体の移動中にモータ回転数が変動し異音が生じたりするなどの現象が抑えられる。
前記開閉体制御システムにおいて、前記制御モード選択部は、前記スイッチON操作に伴って前記開閉体が前記停止位置に対して移動中に、前記停止制御領域の外側の所定範囲内の位置に前記開閉体が存在するとき前記スイッチOFF操作が行われた場合、前記開閉体が前記停止制御領域に進入するまでは前記第1ストップ制御を実施し、前記開閉体が前記停止制御領域に進入した時点で前記第1ストップ制御から前記第2ストップ制御に切り替え該第2ストップ制御を実施するようにしても良い。これにより、前記停止位置付近の前記停止制御領域手前にてスイッチがOFFされても、第2ストップ制御が実施され、開閉体を前記停止位置まで確実に移動させることが可能となる。
また、前記制御手段に、前記スイッチON操作後、前記開閉体の速度を時間の経過に伴って次第に大きくするソフトスタート制御を行うソフトスタート実施部をさらに設けると共に、前記制御モード選択部は、前記停止制御領域の外側に前記開閉体が存在するとき前記スイッチON操作が行われ、前記ソフトスタート制御実施中に前記開閉体が停止制御領域内に至った場合、前記ソフトスタート制御から前記第2ストップ制御制御に移行するようにしても良い。これにより、前記ソフトスタート制御と前記第2ストップ制御の競合を回避できる。この場合、前記ソフトスタート制御時における前記モータの回転数を維持させつつ、前記第2ストップ制御への移行を実施するようにしても良く、これにより、前記ソフトスタート制御から前記第2ストップ制御に移行する際の回転数変動を抑えることができ、モータ回転数の変動やそれに伴う異音発生を防止できる。
さらに、前記制御手段に、前記スイッチON操作後、前記開閉体の速度を時間の経過に伴って次第に大きくするソフトスタート制御を行うソフトスタート実施部を設けると共に、前記制御モード選択部は、前記停止制御領域内に前記開閉体が存在するとき前記スイッチON操作が行われた場合、前記ソフトスタート制御を行うことなく前記第2ストップ制御を実施するようにしても良い。これにより、前記ソフトスタート制御と前記第2ストップ制御の競合を回避できる。この場合、モータ始動時から前記第2ストップ制御が実施されるため、制御形態の変化に伴う回転数変動を無くすことができ、モータ回転数の変動やそれに伴う異音発生を防止できる。
一方、本発明の開閉体の開閉動作制御方法は、車両の開口部に配置された開閉体の開閉動作制御方法であって、前記開閉体は、ユーザのスイッチON・OFF操作によって開閉動作を行い、前記スイッチOFF操作後、前記開閉体の速度を時間の経過に伴って次第に小さくし、該開閉体を停止させる第1ストップ制御と、前記スイッチON操作中に前記開閉体が所定の停止位置から所定の停止制御領域内に至ったとき、前記開閉体の速度を前記停止位置からの距離に基づいて次第に小さくし、該開閉体を前記停止位置に停止させる第2ストップ制御と、が実施され、前記第1ストップ制御と前記第2ストップ制御は、前記開閉体の位置に基づいてそれらの何れか一方のみが選択して実施されることを特徴とする。
本発明の他の開閉動作制御方法は、車両の開口部に配置され、前記開口部の全閉位置と全開位置との間を移動して該開口部を開閉する開閉体の開閉動作制御方法であって、前記開閉体は、ユーザのスイッチON・OFF操作によって開閉動作を行い、前記スイッチOFF操作後、前記開閉体の速度を時間の経過に伴って次第に小さくし、該開閉体を停止させる第1ストップ制御と、前記スイッチON操作中に前記開閉体が、前記全閉位置の近傍に設けられ前記全閉位置から前記全開位置側に向かって所定距離の領域に設定された停止制限領域内、または、前記全開位置の近傍に設けられ前記全開位置から前記全閉位置側に向かって所定距離の領域に設定された停止制限領域内の何れか一方に至ったとき、前記開閉体の速度を、前記開閉体の停止位置として設定された前記全閉位置または前記全開位置からの距離に基づいて次第に小さくし、該開閉体を前記全閉位置または前記全開位置に停止させる第2ストップ制御と、が実施され、前記第1ストップ制御と前記第2ストップ制御は、前記開閉体の位置に基づいてそれらの何れか一方のみが選択して実施されることを特徴とする。
本発明にあっては、前記開閉体の位置に基づいて、前記第1ストップ制御と前記第2ストップ制御の何れか一方のみを選択して実施する。従って、前記第1ストップ制御と前記第2ストップ制御が競合するような場合であっても、何れか一方が実施されるため、両者の競合により、開閉体が所定の停止位置まで移動しきれなかったり、開閉体の移動中にモータ回転数が変動し異音が生じたりするなどの現象が抑えられる。
本発明の開閉体制御システムによれば、スイッチOFF操作に伴う第1ストップ制御と、開閉体の位置に基づく第2ストップ制御の何れか一方のみを選択して実施する制御モード選択部を設けたので、第1ストップ制御と第2ストップ制御が競合するような場合であっても、両者の競合を回避することができる。このため、両者の競合により、開閉体が所定の停止位置まで移動しきれなかったり、開閉体の移動中にモータ回転数が変動し異音が生じたりするなどの現象を抑えることが可能となる。
本発明の開閉体の開閉動作制御方法によれば、スイッチOFF操作に伴う第1ストップ制御と、開閉体の位置に基づく第2ストップ制御の何れか一方のみを選択して実施するようにしたので、第1ストップ制御と第2ストップ制御が競合するような場合であっても、両者の競合を回避することができる。このため、両者の競合により、開閉体が所定の停止位置まで移動しきれなかったり、開閉体の移動中にモータ回転数が変動し異音が生じたりするなどの現象を抑えることが可能となる。
本発明の一実施の形態である制御システムが適用されるサンルーフ装置の概略を示す説明図である。 当該制御システムにおける制御形態を示すブロック図である。 コントローラの構成を示す機能ブロック図である。 電動サンルーフにおいてソフトスタート/ソフトストップ制御を採用した場合のモータ回転数の変化を示す説明図であり、(a)はスイッチ操作によるソフトスタート/ソフトストップ制御、(b)は位置によるソフトストップ制御をそれぞれ示している。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施の形態である開閉体制御システムが適用されるサンルーフ装置の概略を示す説明図である。サンルーフ装置1は、自動車(車両)の乗員室の天壁部(屋根部)2に設けられ、図1に示すように、開閉移動可能なルーフパネル3を備えている。天壁部2には開口部4が形成されており、ルーフパネル3はこの開口部4を開閉する。ルーフパネル3の両側部にはそれぞれ、一対のシュー5a,5bが固定されている。これに対し、開口部4の両側部となる天壁部2の内部にはそれぞれ、車両前後方向に延びるガイドレール6が固定されており、各シュー5a,5bは対応するガイドレール6に移動自在に取り付けられる。そして、シュー5a,5bがガイドレール6に沿って移動することにより、ルーフパネル3が車両前後方向に移動し、開口部4が開閉される。
車両後方側の各シュー5bには、それぞれ天壁部2の内部に配策された駆動ケーブル7a,7bの一端が連結されている。駆動ケーブル7a,7bはギヤ付きのケーブルとなっており、その他端はそれぞれ開口部4の車両前方側に取り回されている。天壁部2の前端部、フロントガラス8と開口部4との間の天壁部2の内部には、サンルーフモータ9が配置されている。駆動ケーブル7a,7bのギヤ部は、サンルーフモータ9に取り付けられた駆動ギヤ11に噛合している。サンルーフモータ9が作動すると、各駆動ケーブル7a,7bは、駆動ギヤ11によって互いに逆向きに作動する。サンルーフモータ9の正・逆転動作により、ルーフパネル3は、シュー5bを介して連結される駆動ケーブル7a,7bに押し引きされ、開口部4内にて開閉する。
サンルーフモータ9は、3相ブラシレスモータであり、車両の任意の部位に設けられたコントローラ(制御手段)12によって制御される。サンルーフモータ9には回転センサ13(図3参照)が設けられており、回転センサ13からは、モータの回転に伴ってコントローラ12に対しパルス信号が送出される。回転センサ13は、サンルーフモータ9の回転方向(正転・逆転)を検出するため3個設けられている(13a,13b,13c)。コントローラ12は、両回転センサ13a,13bから出力されるパルス信号に基づいて、ルーフパネル3の位置や動作状況を把握し、サンルーフモータ9の動作を制御する。
このようなサンルーフ装置1では、運転者等のユーザがサンルーフ開閉スイッチ14を操作すると、サンルーフモータ9が作動し、ルーフパネル3の開閉動作が行われる。その際、当該サンルーフ装置1においても、スイッチ操作に伴い、図4(a)に示したようなソフトスタート/ソフトストップ制御(スイッチ操作によるソフトスタート/ソフトストップ:以下、SWソフトスタート/SWソフトストップと略記する)が実施される。また、サンルーフ装置1では、ルーフパネル3の全閉・全開位置が自動停止位置に設定されており、ルーフパネル3が全閉・全開位置近傍(図1における停止制御領域SC:例えば、全閉・全開位置から10mm程度)に来ると、図4(b)に示したようなソフトストップ制御(位置によるソフトストップ、以下、POソフトストップと略記する)が実施される。
図2は、当該制御システムにおける制御形態を示すブロック図である。図2に示すように、通常のルーフパネル開閉制御では、スイッチ操作に伴い、図中の最外部のルートK1にてサンルーフモータ9が制御される。すなわち、停止中の状態にてクローズスイッチがONされると、SWソフトスタートにてサンルーフモータ9が作動し、規定時間T1が経過したところで定常状態にて動作する(目標回転数Nt)。その後、スイッチONのままルーフパネル3が全閉位置近傍の停止制御領域SCに至ると、POソフトストップ(第2ストップ制御)にて制御され、全閉状態となる。また、ルーフパネル3が開閉中にスイッチがOFFされた場合、すなわち、SWソフトスタート中や定常状態のとき、クローズスイッチがOFFされると、ルートK2による制御が実施される。この場合、サンルーフモータ9は、SWソフトスタートや定常状態から、SWソフトストップ(第1ストップ制御)に移行し、ルーフパネル3はゆっくりと停止する。
一方、前述のように、スイッチ操作のソフトスタート/ソフトストップと位置のソフトスタート/ソフトストップが競合すると、ルーフパネル3がユーザの意図しない動作を行うおそれがある。そこで、本発明による制御システムでは、全閉・全開位置の付近(停止制御領域SCとその近傍)では、次の(1)〜(3)のような制御を行い、両者の競合を回避し、制御競合に伴う弊害を防止している。なお、サンルーフ装置1においては、全閉位置と全開位置の付近ではそれぞれ同様の制御形態が実施されるため、以下では全閉位置における制御を例に取って説明する。
(1)遷移制御(a)
・閉動作中に全閉位置付近(停止制御領域SC以前の所定範囲)にてスイッチOFF
:(×SWソフトストップ→)POソフトストップ
(2)遷移制御(b)
・停止制御領域SC近傍にてクローズスイッチON
:SWソフトスタート→POソフトストップ(同回転数)
(3)遷移制御(c)
・全閉位置直近に停止状態でクローズスイッチON
:POソフトストップ(×SWソフトスタート)
当該サンルーフ装置1はこのような設定にてクローズ動作が行われ、コントローラ12は、サンルーフ開閉スイッチ14の状態に応じて、サンルーフモータ9の動作を制御する。図3は、コントローラ12の構成を示す機能ブロック図である。コントローラ12は、中央処理装置であるCPU21と、算出データ等を格納するRAM22、データやプログラム等が格納されたROM23を備えている。ROM23には、図4に示したような制御や前述の遷移制御(a)〜(c)などを実施するための制御プログラムやデータ等が格納されている。また、コントローラ12には、サンルーフ開閉スイッチ14等の外部機器と接続されるインターフェース部24と、CPU21の指示に基づいてサンルーフモータ9を作動させる駆動回路であるモータ駆動部25が設けられている。
CPU21には、回転センサ13a,13bからのパルス信号を受信し計数するパルスカウント部31が設けられている。パルスカウント部31の後段には、パネル位置検出部32と、モータ回転情報算出部33が設けられている。パルスカウント部31にて算出されたパルスカウント値はパネル位置検出部32に送られ、現在のルーフパネル3の位置が検出される。パルスカウント値とルーフパネル3の位置とは所定の関係があり、両者の関係はマップ34としてROM23に格納されている。パネル位置検出部32は、パルスカウント値に基づき、ROM23内のマップ34を参照して、ルーフパネル3の現在位置を把握する。また、モータ回転情報算出部33は、パルス信号に基づいて、サンルーフモータ9の回転数と回転方向(ルーフパネル3の移動速度・移動方向に対応)を算出する。
CPU21はさらに、サンルーフ開閉スイッチ14の状態(スイッチ情報)や、ルーフパネル3の現在位置(パネル位置情報)、サンルーフモータ9の回転数・回転方向(モータ動作情報)に基づいて、サンルーフモータ9の動作(回転数・回転方向)を決定するモータ制御指令部35が設けられている。モータ制御指令部35には、インターフェース部24からスイッチ情報が、パネル位置検出部32からはパネル位置情報が、モータ回転情報算出部33からはモータ動作情報がそれぞれ入力される。モータ制御指令部35は、スイッチ情報、パネル位置情報、モータ動作情報の各情報に基づいて、サンルーフモータ9の動作(回転数・回転方向)を決定し、モータ駆動部25に対しモータ制御信号を送出する。モータ駆動部25は、モータ制御指令部35からの指示に沿ってサンルーフモータ9の動作を制御し、これによりルーフパネル3が作動する。
ここで、本制御システムではさらに、モータ制御指令部35に、制御モード選択部36と、ソフトスタート実施部37と、スイッチソフトストップ実施部(第1ストップ制御部)38、及び、位置ソフトストップ実施部(第2ストップ制御部)39が設けられている。制御モード選択部36は、サンルーフモータ9の制御形態(ソフトスタート、定常状態、SWソフトストップ、POソフトストップ)を、スイッチ情報、パネル位置情報、モータ動作情報に基づいて選択すると共に、必要に応じて適宜切り替える。
ソフトスタート実施部37は、制御モード選択部36の指示に基づいて、図4のようなSWソフトスタートを実施する。制御モード選択部36は、スイッチON情報に基づいて、ソフトスタート実施部37にソフトスタートの実施を指示する。これを受けたソフトスタート実施部37は、オープンスイッチON(サンルーフ開閉スイッチ14を開方向に操作)に伴い、ルーフパネル3の移動速度が徐々に速くなるように、サンルーフモータ9の回転数を次第に大きくする。
スイッチソフトストップ実施部38は、制御モード選択部36の指示に基づいて、図4(a)のようなSWソフトストップを実施する。制御モード選択部36は、スイッチOFF情報に基づいて、スイッチソフトストップ実施部38にソフトストップの実施を指示する。これを受けたスイッチソフトストップ実施部38は、サンルーフ開閉スイッチ14のOFF操作後に、ルーフパネル3の移動速度が徐々に遅くなるように、サンルーフモータ9の回転数を次第に小さくする。
位置ソフトストップ実施部39は、制御モード選択部36の指示に基づいて、図4(b)のようなPOソフトストップを実施する。制御モード選択部36は、パネル位置情報に基づいて、位置ソフトストップ実施部39にソフトストップの実施を指示する。これを受けた位置ソフトストップ実施部39は、ルーフパネル3の停止制御領域SCへの進入に伴い、ルーフパネル3の移動速度が徐々に遅くなるように、サンルーフモータ9の回転数を次第に小さくする。
この場合、前述の遷移制御(a)〜(c)は、制御モード選択部36からスイッチソフトストップ実施部38と位置ソフトストップ実施部39への指示を適宜切り替えることによって行われる。すなわち、ルーフパネル3の現在位置(停止制御領域SCの範囲内か、近傍か、など)等に応じて制御形態が切り替えられ、SWソフトストップやSWソフトスタートからPOソフトストップに移行したり、本来のSWソフトスタートを行わずPOソフトストップを行ったりするなどの制御移行が実施される。
このような構成からなるサンルーフ装置1では、前述の(1)〜(3)の場合、コントローラ12のモータ制御指令部35により、サンルーフ開閉スイッチ14の状態や、ルーフパネル3の位置、サンルーフモータ9の回転数などに基づいて、遷移制御(a)〜(c)が適宜実行される。
(1)遷移制御(a)
図2のルートAの制御が実施される。当該制御が実施されるのは、クローズスイッチがON(サンルーフ開閉スイッチ14が閉方向に操作された状態)された後、全閉位置付近の停止制御領域SC手前にてスイッチがOFFされた場合である。通常、スイッチOFFに伴い、SWソフトストップ制御が実施されるが、ここでは、位置によるソフトストップが作動する以前にスイッチOFF状態となっているため、前述のように、ルーフパネル3が完全に閉まりきらないおそれがある。
そこで、当該制御システムでは、停止制御領域SC手前近傍でクローズスイッチがOFFされた場合、停止制御領域SCに進入するまではSWソフトストップを実施し、進入時点でPOソフトストップに切り替える。SWソフトストップからPOソフトストップへの切替時にSWソフトストップにおける現在の回転数を把握し、その回転数からPOソフトストップを開始する。すなわち、図4(a)の点Q1から(b)の点Q2に移動するような形でサンルーフモータ9を制御する。これにより、切替による速度変化が生じることなく、かつ、ルーフパネル3を確実に締め切ることが可能となる。
(2)遷移制御(b)
図2のルートBの制御が実施される。当該制御が実施されるのは、停止制御領域SC手前近傍にてクローズスイッチONされた場合である。このとき、サンルーフモータ9は、停止制御領域SC進入に伴い、POソフトストップに制御が切り替えられるが、停止制御領域SC進入時のPOソフトストップ回転数(Nt)よりも、SWソフトスタートにて立ち上がった回転数が小さいと、その差分の回転数変動が生じる。そこで、当該制御システムでは、SWソフトスタートにおける現在のモータ回転数を把握し、その回転数からPOソフトストップ制御を開始する。すなわち、図4(a)の点R1から点R2に移動するような形でサンルーフモータ9を制御する。これにより、速度変化が生じることなく、SWソフトスタートからPOソフトストップに制御形態が移行する。その結果、モータ回転数の急変を伴うことなく、スムーズに制御形態が移行し、ルーフパネル3の不安定な動きや異音発生を抑えることが可能となり、ユーザの不快感も抑えられる。
(3)遷移制御(c)
図2のルートCの制御が実施される。当該制御が実施されるのは、サンルーフが停止制御領域SC内に停止しているときにクローズスイッチがONされた場合である。通常、クローズスイッチがONされると、サンルーフモータ9はSWソフトスタートにて始動する。ところが、ルーフパネル3は既に停止制御領域SCに存在し、そこはPOソフトストップの制御領域でもあるため、制御形態が競合する。そこで、当該制御システムでは、この状態でスイッチONとなった場合は、SWソフトスタートを実施することなく、当初からPOソフトストップ制御を実施する。すなわち、スイッチONと共に、サンルーフモータ9を位置に対応した回転数にて回転させ、図4(b)に示した形で減速・停止させる。これにより、制御が競合することなく、POソフトストップにてルーフパネル3を閉じることができる。その結果、モータ回転数の急変を伴うことなく、スムーズにルーフパネル3が作動・停止し、ルーフパネル3の不安定な動きや異音発生を抑えることが可能となり、ユーザの不快感も抑えられる。
本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、前述の実施の形態における停止制御領域SCの範囲や、SWソフトスタート実施時間T1、SWソフトストップ実施時間T2、POソフトストップ実施範囲P3等は、各車両の仕様に応じて適宜設定可能である。また、前述の実施形態では、ルーフパネル3を閉じる場合の制御について述べたが、ルーフパネル3を開く場合にも同様の制御が可能である。つまり、全開位置付近に(1)〜(3)のような遷移制御(a)〜(c)を行うことも可能であり、それにより、ルーフパネル3を完全に開けきることや、オープン動作における急激な速度変動や異音発生を抑えることが可能となる。
本発明は、自動車のサンルーフ装置のみならず、産業機器等の車両一般に装備されるスライドドアやパワーウインド等の開閉体にも適用可能である。
1 サンルーフ装置
2 天壁部
3 ルーフパネル
4 開口部
5a,5b シュー
6 ガイドレール
7a,7b 駆動ケーブル
8 フロントガラス
9 サンルーフモータ
11 駆動ギヤ
12 コントローラ
13 回転センサ
13a,13b,13c 回転センサ
14 サンルーフ開閉スイッチ
21 CPU
22 RAM
23 ROM
24 インターフェース部
25 モータ駆動部
31 パルスカウント部
32 パネル位置検出部
33 モータ回転情報算出部
34 マップ
35 モータ制御指令部
36 制御モード選択部
37 ソフトスタート実施部
38 スイッチソフトストップ実施部
39 位置ソフトストップ実施部
N1 ソフトスタート開始回転数
N2 スイッチ操作によるソフトストップ終了回転数
N3 位置によるソフトストップ終了回転数
Nt 定常状態における目標回転数
P3 位置によるソフトストップ実施範囲
P4 惰走距離
SC 停止制御領域(位置によるソフトストップ実施範囲)
T1 ソフトスタート実施時間
T2 スイッチ操作によるソフトストップ実施時間
X 遷移制御(1)実施領域

Claims (8)

  1. 車両の開口部に配置され、前記開口部を開閉する開閉体と、
    前記開閉体を作動させるためのモータと、
    前記モータを制御し、前記開口部を開閉するように前記開閉体を作動させる制御手段と、を備え、ユーザのスイッチON・OFF操作によって前記開閉体の開閉動作を行う開閉体制御システムであって、
    前記制御手段は、
    前記スイッチOFF操作後、前記開閉体の速度を時間の経過に伴って次第に小さくし、該開閉体を停止させる第1ストップ制御を行う第1ストップ実施部と、
    前記スイッチON操作中に前記開閉体が所定の停止位置から所定の停止制御領域内に至ったとき、前記開閉体の速度を前記停止位置からの距離に基づいて次第に小さくし、該開閉体を前記停止位置に停止させる第2ストップ制御を行う第2ストップ実施部と、
    前記開閉体の位置に基づいて、前記第1ストップ制御と前記第2ストップ制御の何れか一方のみを選択して実施する制御モード選択部と、を有することを特徴とする開閉体制御システム。
  2. 車両の開口部に配置され、前記開口部の全閉位置と全開位置との間を移動して該開口部を開閉する開閉体と、
    前記開閉体を作動させるためのモータと、
    前記モータを制御し、前記開口部を開閉するように前記開閉体を作動させる制御手段と、を備え、ユーザのスイッチON・OFF操作によって前記開閉体の開閉動作を行う開閉体制御システムであって、
    前記制御手段は、
    前記スイッチOFF操作後、前記開閉体の速度を時間の経過に伴って次第に小さくし、該開閉体を停止させる第1ストップ制御を行う第1ストップ実施部と、
    前記スイッチON操作中に前記開閉体が、前記全閉位置の近傍に設けられ前記全閉位置から前記全開位置側に向かって所定距離の領域に設定された停止制限領域内、または、前記全開位置の近傍に設けられ前記全開位置から前記全閉位置側に向かって所定距離の領域に設定された停止制限領域内の何れか一方に至ったとき、前記開閉体の速度を、前記開閉体の停止位置として設定された前記全閉位置または前記全開位置からの距離に基づいて次第に小さくし、該開閉体を前記全閉位置または前記全開位置に停止させる第2ストップ制御を行う第2ストップ実施部と、
    前記開閉体の位置に基づいて、前記第1ストップ制御と前記第2ストップ制御の何れか一方のみを選択して実施する制御モード選択部と、を有することを特徴とする開閉体制御システム。
  3. 請求項1又は2記載の開閉体制御システムにおいて、
    前記制御モード選択部は、前記スイッチON操作に伴って前記開閉体が前記停止位置に対して移動中に、前記停止制御領域の外側の所定範囲内の位置に前記開閉体が存在するとき前記スイッチOFF操作が行われた場合、前記開閉体が前記停止制御領域に進入するまでは前記第1ストップ制御を実施し、前記開閉体が前記停止制御領域に進入した時点で前記第1ストップ制御から前記第2ストップ制御に切り替え該第2ストップ制御を実施することを特徴とする開閉体制御システム。
  4. 請求項1又は2記載の開閉体制御システムにおいて、
    前記制御手段はさらに、前記スイッチON操作後、前記開閉体の速度を時間の経過に伴って次第に大きくするソフトスタート制御を行うソフトスタート実施部を有し、
    前記制御モード選択部は、前記停止制御領域の外側に前記開閉体が存在するとき前記スイッチON操作が行われ、前記ソフトスタート制御実施中に前記開閉体が前記停止制御領域内に至った場合、前記ソフトスタート制御から前記第2ストップ制御に移行することを特徴とする開閉体制御システム。
  5. 請求項記載の開閉体制御システムにおいて、
    前記制御モード選択部は、前記ソフトスタート制御時における前記モータの回転数を維持させつつ、前記第2ストップ制御への移行を実施することを特徴とする開閉体制御システム。
  6. 請求項1又は2記載の開閉体制御システムにおいて、
    前記制御手段はさらに、前記スイッチON操作後、前記開閉体の速度を時間の経過に伴って次第に大きくするソフトスタート制御を行うソフトスタート実施部を有し、
    前記制御モード選択部は、前記停止制御領域内に前記開閉体が存在するとき前記スイッチON操作が行われた場合、前記ソフトスタート制御を行うことなく前記第2ストップ制御を実施することを特徴とする開閉体制御システム。
  7. 車両の開口部に配置された開閉体の開閉動作制御方法であって、
    前記開閉体は、ユーザのスイッチON・OFF操作によって開閉動作を行い、
    前記スイッチOFF操作後、前記開閉体の速度を時間の経過に伴って次第に小さくし、該開閉体を停止させる第1ストップ制御と、
    前記スイッチON操作中に前記開閉体が所定の停止位置から所定の停止制御領域内に至ったとき、前記開閉体の速度を前記停止位置からの距離に基づいて次第に小さくし、該開閉体を前記停止位置に停止させる第2ストップ制御と、が実施され、
    前記第1ストップ制御と前記第2ストップ制御は、前記開閉体の位置に基づいてそれらの何れか一方のみが選択して実施されることを特徴とする開閉体の開閉動作制御方法。
  8. 車両の開口部に配置され、前記開口部の全閉位置と全開位置との間を移動して該開口部を開閉する開閉体の開閉動作制御方法であって、
    前記開閉体は、ユーザのスイッチON・OFF操作によって開閉動作を行い、
    前記スイッチOFF操作後、前記開閉体の速度を時間の経過に伴って次第に小さくし、該開閉体を停止させる第1ストップ制御と、
    前記スイッチON操作中に前記開閉体が、前記全閉位置の近傍に設けられ前記全閉位置から前記全開位置側に向かって所定距離の領域に設定された停止制限領域内、または、前記全開位置の近傍に設けられ前記全開位置から前記全閉位置側に向かって所定距離の領域に設定された停止制限領域内の何れか一方に至ったとき、前記開閉体の速度を、前記開閉体の停止位置として設定された前記全閉位置または前記全開位置からの距離に基づいて次第に小さくし、該開閉体を前記全閉位置または前記全開位置に停止させる第2ストップ制御と、が実施され、
    前記第1ストップ制御と前記第2ストップ制御は、前記開閉体の位置に基づいてそれらの何れか一方のみが選択して実施されることを特徴とする開閉体の開閉動作制御方法。
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