JP2002096640A - サンルーフ装置 - Google Patents

サンルーフ装置

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JP2002096640A
JP2002096640A JP2000289088A JP2000289088A JP2002096640A JP 2002096640 A JP2002096640 A JP 2002096640A JP 2000289088 A JP2000289088 A JP 2000289088A JP 2000289088 A JP2000289088 A JP 2000289088A JP 2002096640 A JP2002096640 A JP 2002096640A
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cpu
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JP2000289088A
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Kazuki Sawada
和希 沢田
Kenji Hori
健二 堀
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】サンルーフによる異物の挟み込みを防止するこ
とができるサンルーフ装置を提供する。 【解決手段】サンルーフ装置10には、第1及び第2パ
ネル13,20を共に全閉方向にスライドさせるとき、
常に第1パネル13が第2パネル20より先行して全閉
方向にスライドさせるように制御するCPU31を設け
た。また、そのCPU31は、第1パネル13とシェー
ドパネル開口部との間に異物が挟まれたときにシェード
パネルモータ14及びルーフパネルモータ21の駆動を
停止させるように制御し、第1パネル13が全閉位置に
到達するまで、第2パネル20が先行する第1パネル1
3を追い越さないように、第1及び第2パネル13,2
0を全閉方向に向かってスライドさせるように制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の屋根に搭載
されるサンルーフ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、乗用車等の車両の屋根に設けられ
たサンルーフ装置には、車外開口部をガラス等の透明材
により形成されたルーフパネルによって開閉すると共
に、この車外開口部に対応して設けられた車内開口部を
サンシェードパネルによって開閉できるようにしたもの
がある。そのルーフパネルは電気駆動によってチルト動
作及びスライド動作を行い、サンシェードパネルはこれ
に連動して作動するか、もしくは手動により開閉するも
のが普通である。これに対し、特開平7−276993
号公報に開示されたサンルーフ装置では、ルーフパネル
用とは別個にサンシェードパネルを単独に作動させるた
めのスイッチ及び駆動手段を設け、サンシェードパネル
をルーフパネルとは機械的に係合せず作動させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これらの従
来技術では、いずれにしてもサンシェードパネルが開い
たまま又はサンシェードパネルの閉作動と同時にルーフ
パネルの閉作動(チルト閉又はスライド閉)を行うこと
ができるようになっている。そのため、車外開口部に異
物が存在する場合にルーフパネルの閉作動(チルト閉又
はスライド閉)を行うとき、その異物がルーフパネルと
車外開口部又はサンルーフ機構部との間に挟まれるおそ
れがあった。これは、サンルーフ装置の異物に対する挟
み込みの防止を図る上の問題点となった。
【0004】本発明の目的は、サンルーフによる異物の
挟み込みを防止することができるサンルーフ装置を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、車内開口部にスライド
開閉可能に設けられた第1パネルと、該第1パネルをス
ライド駆動するための第1の駆動手段と、前記車内開口
部に対応する車外開口部にスライド開閉可能に設けられ
た第2パネルと、該第2パネルをスライド駆動するため
の第2の駆動手段とを備えたサンルーフ装置において、
前記第1及び第2パネルを共に全閉方向に閉めるとき、
常に第1パネルを第2パネルより先行して全閉方向にス
ライドさせるようにする制御手段を設けたことを要旨と
する。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のサンルーフ装置において、前記第1パネルと車内開口
部との間に異物が挟まれたとき前記第1の駆動手段に発
生する過電流情報を検知する過電流検知手段を設け、前
記制御手段は、該過電流検知手段からの過電流情報があ
ったときに第1及び第2の駆動手段の駆動を停止又は反
転させるように制御するようにしたことを要旨とする。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載のサンルーフ装置において、前記第1及び第2パ
ネルを共に全閉方向にスライドさせる場合における前記
第2パネルが先行する第1パネルを追い越すおそれが生
じたとき、第2の駆動手段を介して第2パネルをスライ
ド停止させるようにしたことを要旨とする。
【0008】(作用)請求項1に記載の発明の構成によ
れば、第1及び第2パネルを共に全閉方向に閉めると
き、常に第1パネルを第2パネルより先行して全閉方向
にスライドさせるように制御することができる。
【0009】従って、万が一車内及び車外開口部に異物
が存在するとき、その異物が第2パネルにより挟まれる
前に第1パネルにより挟まれる。その結果、第2パネル
による異物の挟み込みは防止される。
【0010】請求項2に記載の発明の構成によれば、請
求項1に記載の発明の作用に加えて、第1パネルが異物
を挟んだときに第1及び第2の駆動手段の駆動が停止又
は反転されるため、第1パネルによる異物の挟み込みを
防止することができる。
【0011】請求項3に記載の発明の構成によれば、請
求項1及び2に記載の発明の作用に加えて、第2パネル
が先行する第1パネルを追い越すおそれが生じたとき、
第2の駆動手段を介して第2パネルをスライド停止させ
るようにした。
【0012】従って、第2パネルが第1パネルを追い越
して第2パネルによって異物を挟むことはない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化したサンル
ーフ装置の一実施形態を図1〜図5に従って説明する。
【0014】図1は、サンルーフ装置の電気的構成を示
すブロック図である。図2は、ルーフパネルのチルト作
動及びシェードパネルのスライド作動を説明するサンル
ーフ装置の要部断面図、図3は、ルーフパネル及びシェ
ードパネルのスライド作動を説明するサンルーフ装置の
要部断面図、図4は、サンルーフ装置が全閉状態の要部
断面図である。
【0015】図2〜図4に示されるように、本実施形態
のサンルーフ装置10のサンシェード11は、車内開口
部としてのシェードパネル開口部12及びこの開口部1
2に装着されている第1パネル13とから構成されてい
る。この第1パネル13は、図2及び図3に示すように
シェードパネル開口部12を開いたスライド状態と、図
4に示すようにシェードパネル開口部12を閉じた全閉
状態がある。第1パネル13は、図1に示すように、ス
ライド開閉させる機構部(図示せず)及び第1駆動手段
を構成するシェードパネルモータ14と第1のチェーン
組15によって前記各状態を切り替え可能に駆動される
ようになっている。つまり、第1パネル13は、図1に
示すように、シェードパネルモータ14の正逆回転によ
ってガイドレール16,17に沿ってスライド開閉され
るようになっている。
【0016】一方、図2〜図4に示されるように、本実
施形態のサンルーフ装置10のルーフパネル18は、前
記シェードパネル開口部12に対応して車外開口部とし
てのルーフパネル開口部19及びこの開口部19に装着
されている第2パネル20とから構成されている。この
第2パネル20は、図2に示すようにその後部を上方に
持ち上げたチルトアップ状態と、図3に示すようにルー
フパネル開口部19を開いたスライド状態と、図4に示
すようにルーフパネル開口部19を閉じた全閉状態とが
ある。
【0017】第2パネル20は、図1に示すように、チ
ルト・スライド開閉させる機構部(図示せず)及び第2
の駆動手段を構成するルーフパネルモータ21と第2の
チェーン組22によって前記各状態を切り替え可能に駆
動されるようになっている。つまり、第2パネル20
は、図1に示すように、ルーフパネルモータ21の正逆
回転によって図示しないリンク機構を介してチルト開閉
され、又はガイドレール16,17に沿ってスライド開
閉されるようになっている。
【0018】次に、サンルーフ装置10の電気的構成を
図1に従って説明する。図1に示すように、サンルーフ
装置10を制御する電子制御装置(以下、「ECU」と
いう)30は、制御手段としての中央演算処理装置(以
下、「CPU」という)31と、第1及び第2のモータ
駆動回路32,33と、過電流検知手段としての過電流
検知回路34及び開閉操作スイッチ35を備えている。
【0019】CPU31は第1のモータ駆動回路32を
介して前記シェードパネルモータ14に接続され、同モ
ータ14を駆動制御する。CPU31は、シェードパネ
ルモータ14に設けられた第1のホールIC37と接続
し、第1のホールIC37からの検出信号を入力する。
第1のホールIC37は、シェードパネルモータ14の
回転方向と回動量を検出しCPU31に出力する。そし
て、CPU31は第1のホールIC37からの検出信号
に基づいてその時の第1パネル13の先端部13aの位
置Pf1を演算し、CPU31内のメモリに記憶する。
【0020】ちなみに、図4に示すように第1パネル1
3が全閉の時の先端部13aの位置Pf1を全閉位置P
1とし、図3に実線で示すように第1パネル13が全開
の時の先端部13aの位置Pf1を全開位置P3として
いる。
【0021】CPU31は第2のモータ駆動回路33を
介して前記ルーフパネルモータ21に接続され、同モー
タ21を駆動制御する。CPU31は、ルーフパネルモ
ータ21に設けられた第2のホールIC38と接続し、
第2のホールIC38からの検出信号を入力する。第2
のホールIC38は、ルーフパネルモータ21の回転方
向と回動量を検出しCPU31に出力する。そして、C
PU31は第2のホールIC38からの検出信号に基づ
いてその時の第2パネル20の先端部20aの位置Pf
2を演算し、CPU31内のメモリに記憶する。
【0022】ちなみに、図4に示すように第2パネル2
0が全閉の時の先端部20aの位置Pf2を全閉位置P
2とし、図3に実線で示すように第2パネル20が全開
の時の先端部20aの位置Pf2を全開位置P4として
いる。
【0023】過電流検知回路34は、前記第1のモータ
駆動回路32を介して前記シェードパネルモータ14に
流れる負荷電流を検出し、該負荷電流が予め定めた電流
値以上流れたとき、過電流情報をCPU31に出力す
る。この予め定めた電流値は、本実施形態では、第1パ
ネル13を閉方向にスライドさせている状態でシェード
パネル開口部12と第1パネル13との間に異物が挟ま
ってシェードパネルモータ14が回転不能になった時に
流れる負荷電流の値に設定されている。従って、第1パ
ネル13を閉方向にスライドさせている状態でシェード
パネル開口部12と第1パネル13との間に異物が挟ま
ると、その時にシェードパネルモータ14に流れる負荷
電流の値によって過電流検知回路34から過電流情報が
CPU31に出力する。CPU31は過電流情報に基づ
いてシェードパネル開口部12と第1パネル13との間
に異物が挟まっていることを判断し、シェードパネルモ
ータ14を直ちに停止させる。
【0024】CPU31は、開閉操作スイッチ35が接
続されている。開閉操作スイッチ35が開側に操作され
たとき、CPU31は第1及び第2パネル13,20を
全開方向にスライドさせるべくシェードパネルモータ1
4及びルーフパネルモータ21を駆動制御する。反対に
閉側に操作されたとき、CPU31は第1及び第2パネ
ル13,20を全閉方向にスライドさせるべくシェード
パネルモータ14及びルーフパネルモータ21を駆動制
御する。
【0025】以下、第1及び第2パネル13,20を共
にスライド開状態から全閉状態まで閉める場合のサンル
ーフ装置10の制御方法及び動作を、図3〜図5に従っ
て説明する。図5は、サンルーフ装置10の制御方法を
示すフローチャートである。
【0026】今、ステップ101に示す、その時の第1
及び第2パネル13,20の位置Pf1,Pf2(P
3,P4)がCPU31のメモリに記憶されている状態
から、CPU31は、開閉操作スイッチ35が閉側に操
作されるのを待つ(ステップ102)。そして、開閉操
作スイッチ35が閉側に操作されると、CPU31は、
まず最初に第1パネル13を全閉方向にスライドさせる
べくシェードパネルモータ14を駆動制御する(ステッ
プ103)。つまり、第2パネル20をスライドさせず
に第1パネル13のみを全閉方向にスライドさせること
になる。
【0027】続いて、ステップ104において、CPU
31は、第1パネル13の位置Pf1が全閉位置P1に
あるかどうか判断する。この時点では、第1パネル13
の位置Pf1は全閉位置P1に到達していないので、C
PU31はステップ105に移り、過電流検知回路34
から過電流情報があるかどうか判断、即ち、シェードパ
ネル開口部12と第1パネル13との間に異物が挟まっ
ているかどうかを判断する。
【0028】異物が挟まっていないと判断すると、CP
U31はステップ106に移り、第1パネル13の位置
Pf1と第2パネル20の位置Pf2との比較を行い、
第1パネル13の位置Pf1が第2パネル20の位置P
f2より予め定めた距離Xだけ全閉側に位置しているか
どうか判断する。予め定めた距離Xは、本実施形態で
は、少なくとも、第1パネル13の先端部13aの全開
位置P3と第2パネル20の先端部20aの全開位置P
4との間隔より長くなるように設定されている。
【0029】そして、第1パネル13の位置Pf1が、
第2パネル20の位置Pf2より距離Xだけ全閉側に位
置していないと判断したとき、ステップ104に戻る。
つまり、全開位置P4で停止している第2パネル20の
位置Pf2を超える距離Xだけ第1パネル13の位置P
f1が全閉側に位置するまで、CPU31は第1パネル
13を全閉方向にスライドさせる。
【0030】やがて、第1パネル13が距離Xだけスラ
イドし同第1パネル13の位置Pf1が停止している第
2パネル20の位置Pf2より全閉側に位置したと判断
したとき、CPU31はステップ107に移り、第2パ
ネル20を全閉方向にスライドさせるべくルーフパネル
モータ21を駆動制御する。つまり、この時点で、第1
及び第2パネル13,20が共に全閉方向に向かってス
ライドされることになる。このとき、第1パネル13が
第2パネル20より先行してスライドする。
【0031】ステップ108において、CPU31は、
第1及び第2パネル13,20が共に全閉方向に向かっ
ている状態で、第2パネル20の位置Pf2が先行する
第1パネル13の位置Pf1に対して予め定めた距離Y
だけ接近したかどうか判断する。予め定めた距離Yは、
本実施形態では、すくなくとも、0より長く前記距離X
より短くなるように設定されている。
【0032】つまり、ステップ108において、第2パ
ネル20が先行する第1パネル13を追い越すおそれが
あるかどうか判断している。そして、追い越すおそれが
ないと判断した場合、ステップ104に戻る。反対に、
追い越すおそれがあると判断した場合は、ステップ10
9に移り、CPU31は第2パネル20を全閉方向にス
ライドを停止させるべくルーフパネルモータ21を停止
制御した後にステップ104に戻る。
【0033】つまり、CPU31は第1パネル13が全
閉位置P1に到達するまで、第2パネル20が先行する
第1パネル13を追い越さないように、第1及び第2パ
ネル13,20を全閉方向に向かってスライドさせる。
【0034】やがて、ステップ104において、第1パ
ネル13が全閉位置P1に到達したと判断すると、CP
U31はステップ110に移り、ルーフパネルモータ2
1が駆動中かどうか、即ち第2パネル20が全閉方向に
向かってスライド中かどうか判断する。この判断は、前
記ステップ109においてルーフパネルモータ21が停
止した状態で第1パネル13がP1に到達した場合を想
定したからである。
【0035】そして、ルーフパネルモータ21が駆動中
であるならば、CPU31はステップ111に移り、第
2パネル20が全閉位置P2に到達したかどうか判断す
る。反対に、ルーフパネルモータ21が停止中であるな
らば、CPU31はステップ112においてルーフパネ
ルモータ21を駆動させて第1及び第2パネル13,2
0を全閉方向に向かってスライドさせた後に、ステップ
111に移り第2パネル20が全閉位置P2に到達した
かどうか判断する。
【0036】やがて、ステップ111において、第2パ
ネル20が全閉位置P2に到達したと判断すると、CP
U31はステップ113に移り、シェードパネルモータ
14を停止制御する。続いて、ステップ114におい
て、CPU31はルーフパネルモータ21を停止制御し
た後、第1及び第2パネル13,20の全開から全閉動
作を終了する。
【0037】なお、ステップ105において、過電流検
知回路34から過電流情報があると判断、即ちシェード
パネル開口部12と第1パネル13との間に異物が挟ま
っていると判断すると、CPU31はステップ113に
移り、シェードパネルモータ14を停止制御する。続い
て、ステップ114において、CPU31はルーフパネ
ルモータ21を停止制御する。この場合、シェードパネ
ル開口部12と第1パネル13との間に挟まった異物が
取り除かれてから、開閉操作スイッチ35を閉位置に再
び操作することによって第1及び第2パネル13,20
の全閉動作を再開させる。
【0038】以下、本実施形態のサンルーフ装置10の
特徴を記載する。 (1)本実施形態では、CPU31は、第1及び第2パ
ネル13,20を全閉方向に共にスライドさせるとき、
第1パネル13を第2パネル20より全閉方向に向かっ
て先行してスライドさせるように制御した。
【0039】従って、万が一、車内開口部12及び車外
開口部19に存在する異物が第2パネル20により挟ま
れる前に第1パネル13により挟まれる。そのため、第
2パネル20による異物の挟み込むことを完全に防止す
ることができる。また、第1パネル13はサンシェード
を構成し、車両の室内トリムと同様な樹脂材料であるの
で、異物を挟み込んだ際の異物の損傷を軽減できる。
【0040】(2)本実施形態では、CPU31は、第
1パネル13と車内開口部12との間に異物が挟んだと
きにシェードパネルモータ14及びルーフパネルモータ
21の駆動を停止させるように制御した。
【0041】従って、第1パネル13が異物を挟んだと
きにシェードパネルモータ14及びルーフパネルモータ
21の駆動が停止するため、第1パネル13による異物
の挟み込みを防止することができる。
【0042】(3)本実施形態では、CPU31は、第
1パネル13が全閉位置P1に到達するまで、第2パネ
ル20が先行する第1パネル13を追い越さないよう
に、第1及び第2パネル13,20を全閉方向に向かっ
てスライドさせる。
【0043】従って、第2パネル20が第1パネル13
を追い越すときの第2パネル20による異物の挟み込み
を防止することができる。なお、本発明の実施の形態は
上記実施形態に限定されるものではなく、次のように変
更してもよい。
【0044】・前記実施形態においては、第1及び第2
パネル13,20を共に全開位置から全閉位置までスラ
イドさせる場合のサンルーフ装置10に具体化して実施
したが、第1パネル13を全開位置から全閉位置までス
ライドさせ、第2パネル20をチルトアップ位置(図2
において実線で示す)から全閉方向としてのチルト全閉
位置(図2において2点鎖線で示す)まで回動する場合
のサンルーフ装置10に具体化して実施してもよい。こ
の場合、第1パネル13を常に先行させ第2パネル20
により異物が挟まれない距離を全開位置から全閉方向に
スライドさせてから第2パネル20をチルトアップ位置
から全閉方向としてのチルト全閉位置まで回動させるよ
うにすれば、第2パネル20による異物の挟み込みを防
止することができる。
【0045】・前記実施形態においては、第1パネル1
3の全閉位置P1と第2パネル20の全閉位置P2とは
別々の位置にし、第1パネル13の全開位置P3と第2
パネル20の全開位置P4とはそれぞれ別々の位置にし
たが、第1パネル13の全閉位置P1と第2パネル20
の全閉位置P2を同じ位置にし、第1パネル13の全開
位置P3と第2パネル20の全開位置P4を同じ位置に
して実施してもよい。この場合、前記実施形態の効果と
同様な効果を得ることができる。
【0046】・前記実施形態においては、第1及び第2
パネル13,20の所在位置Pf1,Pf2は、それぞ
れ第1及び第2のホールIC37,38により検知され
るシェードパネルモータ14及ぶルーフパネルモータ2
1の回転方向及び回動量に基づいて演算されて実施した
が、第1及び第2パネル13,20の所在位置Pf1,
Pf2をその他の位置検知手段にて検知してもよい。こ
の場合、前記実施形態の効果と同様な効果を得ることが
できる。
【0047】・前記実施形態においては、過電流検知回
路34から過電流情報があったとき、シェードパネルモ
ータ14及びルーフパネルモータ21を停止制御させる
ようにしたが、過電流検知回路34から過電流情報があ
ったとき、シェードパネルモータ14及びルーフパネル
モータ21を反転制御させるようにしてもよい。この場
合、前記実施形態の効果と同様な効果を得ることができ
る。
【0048】・前記実施形態においては、第1パネル1
3と第2パネル20は連動して開閉する状態として実施
したが、第1パネル13を単独に全閉させるときにおい
て、過電流検知回路34から過電流情報があったとき、
シェードパネルモータ14を停止制御又は反転制御させ
るようにしてもよい。
【0049】・ステップ104においてCPU31は、
第1パネル13が全閉位置P1に到達したと判断したと
き、シェードパネルモータ14の駆動を直ちに停止する
ように制御してもよい。つまり、ステップ104とステ
ップ110との間にシェードパネルモータ14の駆動を
停止させるステップを入れてもよい。この場合、前記実
施形態の効果に加えてシェードパネルモータ14の過負
荷駆動を防止することができる。
【0050】次に、以上の実施形態から把握することが
できる請求項以外の技術的思想を、その効果とともに以
下に記載する。 (1)車内開口部にスライド開閉可能に設けられた第1
パネルと、該第1パネルをスライド駆動するための第1
の駆動手段と、前記車内開口部に対応する車外開口部に
チルト及びスライド開閉可能に設けられた第2パネル
と、該第2パネルをチルト及びスライド駆動するための
第2の駆動手段とを備えたサンルーフ装置において、前
記第1及び第2パネルを共に全閉方向にスライドさせる
とき、常に第1パネルが第2パネルより先行して全閉方
向にスライドさせるようにする制御手段を設けたことを
特徴とするサンルーフ装置。
【0051】この場合、常に第1パネルが第2パネルよ
り先行してスライドするため、第2パネルによる異物の
挟み込みを防止することができる。 (2)請求項1又は2に記載のサンルーフ装置におい
て、前記第2パネルを全閉方向に向かってスライドさせ
る前に第1パネルを先立って全閉方向に向かってスライ
ドさせ、先行した第1パネルが第2パネルより全閉側に
予め定めた第1の距離だけ位置したときから第2パネル
を全閉方向に向かってスライドさせるようにしたことを
特徴とするサンルーフ装置。
【0052】この場合、第1パネルを第2パネルより先
行してスライドさせることができるため、第2パネルに
よる異物の挟み込みを防止することができる。
【0053】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜3に記
載の発明によれば、サンルーフによる異物の挟み込みを
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサンルーフ装置の電気的構成を示
すブロック図。
【図2】同じくサンルーフ装置の要部断面図。
【図3】同じくサンルーフ装置の要部断面図。
【図4】同じくサンルーフ装置の要部断面図。
【図5】同じくサンルーフ装置の制御方法を示すフロー
チャート。
【符号の説明】
10…サンルーフ装置、12…車内開口部としてのシェ
ードパネル開口部、13…第1パネル、14…第1の駆
動手段を構成するモータとしてのシェードパネルモー
タ、19…車外開口部としてのルーフパネル開口部、2
0…第2パネル、21…第2の駆動手段を構成するルー
フパネルモータ、31…制御手段としての中央演算処理
装置(CPU)、34…過電流検知手段としての過電流
検知回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車内開口部にスライド開閉可能に設けら
    れた第1パネルと、該第1パネルをスライド駆動するた
    めの第1の駆動手段と、 前記車内開口部に対応する車外開口部にスライド開閉可
    能に設けられた第2パネルと、該第2パネルをスライド
    駆動するための第2の駆動手段とを備えたサンルーフ装
    置において、 前記第1及び第2パネルを共に全閉方向に閉めるとき、
    常に第1パネルを第2パネルより先行して全閉方向にス
    ライドさせるようにする制御手段を設けたことを特徴と
    するサンルーフ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のサンルーフ装置におい
    て、 前記第1パネルと車内開口部との間に異物が挟まれたと
    き前記第1の駆動手段に発生する過電流情報を検知する
    過電流検知手段を設け、前記制御手段は、該過電流検知
    手段からの過電流情報があったときに第1及び第2の駆
    動手段の駆動を停止又は反転させるように制御するよう
    にしたことを特徴とするサンルーフ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のサンルーフ装置
    において、 前記第1及び第2パネルを共に全閉方向にスライドさせ
    る場合における前記第2パネルが先行する第1パネルを
    追い越すおそれが生じたとき、第2の駆動手段を介して
    第2パネルをスライド停止させるようにしたことを特徴
    とするサンルーフ装置。
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