JP6648976B2 - 開閉部材制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、開閉部材制御装置に係り、開閉部材を移動させるために回転するモータを備え、開閉部材の現在位置に応じて開閉部材の移動速度が変化するようにモータへの電力供給を制御する開閉部材制御装置に関する。
移動自在な開閉部材の移動動作を制御する開閉部材制御装置は、既に周知であり、その一例としては車両用のパワーウィンドウ装置、スライドドア装置、及びサンルーフ装置等が挙げられる。一般的な開閉部材制御装置は、開閉部材を移動させるために回転するモータを備えており、開閉部材の移動動作を制御するにあたってモータへの電力供給を制御する。
また、開閉部材制御装置の中には、開閉部材の現在位置に応じて開閉部材の移動速度が変化するようにモータへの電力供給を制御するものが存在する。例えば、特許文献1や特許文献2に記載の開閉部材制御装置では、開閉部材がその移動範囲の一端に向かって移動している期間中、開閉部材が一端に到達する前段階で開閉部材の移動速度が減速するようにモータへの電力供給を制御することになっている。このような構成であれば、開閉部材が比較的緩慢な速度にて移動範囲の一端に到達するようになり、開閉部材が移動範囲の一端に到達する際に生じる音(例えば閉め切り音)を低減する等、開閉部材制御装置の品質向上を図ることが可能となる。
特開2013−177758号公報 特開2006−9526号公報
ただし、特許文献1や特許文献2に記載の開閉部材制御装置では、開閉部材がその移動範囲の一端に向かって移動している場合、上述したモータへの電力供給の制御が常に実行されることになっている。このような構成では、開閉部材をより早く移動範囲の一端に到達させたい状況に対応することが困難となる。
そこで、本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、開閉部材の現在位置に応じて開閉部材の移動速度が変化するようにモータへの電力供給を制御する構成において、開閉部材が移動範囲の一端に向かって移動する際の移動速度を状況に応じて調整することが可能な開閉部材制御装置を提供することにある。
前記課題は、本発明の開閉部材制御装置によれば、移動範囲において開閉部材を移動させるために回転するモータと、該モータへの電力供給を制御する制御機構と、該制御機構に向けて信号を出力する信号出力部と、を備え、前記制御機構が前記モータへの電力供給を制御する際の制御モードは、前記移動範囲の一端に向かって移動する前記開閉部材が前記一端に到達する前段階で前記開閉部材の移動速度が減速するように前記モータへの電力供給を制御する第一モードと、前記開閉部材が前記一端に到達する前段階での前記移動速度が、前記第一モードにおいて前記開閉部材が前記一端に到達する前段階で減速したときの前記移動速度よりも大きくなるように前記モータへの電力供給を制御する第二モードと、の間で切り替えられ、前記制御機構は、前記第一モードを実施しているときに、前記開閉部材を移動させるために操作者による閉スイッチの操作によって発せられる前記信号出力部からの速度制御キャンセル信号を受信したとき、前記第一モードから前記第二モードに切り替わり、前記信号出力部は、前記開閉部材を移動させるために操作者によって操作されるスイッチであり、該スイッチは、操作されたときの該スイッチの状態が所定時間以上保持されると、前記制御機構が、前記制御モードを前記第二モードに設定するための前記速度制御キャンセル信号を出力すること、により解決される。
以上のように構成された本発明の開閉部材制御装置では、モータへの電力供給を制御する際の制御モードとして第一モード及び第二モードが選択可能である。第一モードでは、移動範囲の一端に向かって移動する開閉部材が当該一端に到達する前段階で移動速度が減速するようにモータへの電力供給を制御する。第二モードでは、開閉部材が一端に到達する前段階での移動速度が第一モード時の移動速度よりも大きくなるようにモータへの電力供給を制御する。そして、第一モードを実施しているときに、開閉部材を移動させるために操作者による閉スイッチの操作によって発せられる信号出力部からの速度制御キャンセル信号を受信すると、制御モードとして第二モードが実施されるようになる。このような構成であれば、開閉部材が移動範囲の一端に向かって移動する際の移動速度を状況に応じて調整することが可能となる。すなわち、第一モードを実施しているときに、開閉部材を移動させるために操作者による閉スイッチの操作によって発せられる信号出力部からの速度制御キャンセル信号を受信して第二モードを実施すれば、移動範囲の一端に向かって移動している開閉部材をより早く当該一端に到達させることが可能となる。
また、上記の開閉部材制御装置において、前記一端は、車両に設けられた開口を閉じる閉位置であってもよい。
上記の構成では、開閉部材を閉位置に向けて移動させる際の制御モードとして第二モードを実施すれば、開閉部材をより早く閉位置に到達させることが可能となり、第一モードを実施すれば、開閉部材をより緩慢に閉位置に到達させることが可能となる。つまり、上記の構成によれば、制御モードを切り替えることで、開口を開閉部材によって閉じる際の速度を調整することが可能となる。
また、前記スイッチは、所定時間内に複数回操作されると、前記制御機構が、前記制御モードを前記第二モードに設定するための前記速度制御キャンセル信号を出力することとしてもよい。
あるいは、前記スイッチは、前記開閉部材が前記一端に向かって移動している間に、前記開閉部材を前記一端に向けて移動させるときの手順にて操作されると、前記制御機構が、前記制御モードを前記第二モードに設定するための前記速度制御キャンセル信号を出力することとしてもよい。
上記の構成の各々では、所定のスイッチ操作が行われると、これに基づいて、制御モードが第二モードに設定されることになる。これにより、開閉部材が移動範囲の一端に向かって移動する際の移動速度が操作者の意思を反映して調整されるようになる。すなわち、操作者が所定のスイッチ操作を行えば、移動範囲の一端に向かって移動している開閉部材をより早く当該一端に到達させることが可能となる。
また、上記の開閉部材制御装置において、前記開閉部材、前記モータ、前記制御機構及び前記信号出力部は、車両に備えられ、前記信号出力部は、前記車両が走行している地域の天候に関する情報を取得する情報端末であり、該情報端末は、前記地域において降雨又は降雪があるという前記情報を取得すると、前記制御モードを前記第二モードに設定するための前記速度制御キャンセル信号を出力することとしてもよい。
上記の構成では、車両が走行している地域の天候に応じて制御モードが設定されることになる。より具体的に説明すると、車両が走行している地域で雨や雪が降っていると、制御機構の制御モードが第二モードに設定される。このような構成であれば、例えば、降雨時や降雪時には開閉部材をより早く閉じることが可能となる。
また、上記の開閉部材制御装置において、前記制御機構は、前記開閉部材を前記一端に向けて移動させるために前記モータへの電力供給を開始してから前記信号出力部から前記速度制御キャンセル信号を受信するまでの間、前記第一モードを実施し、前記第一モードを実施している間に前記信号出力部から前記速度制御キャンセル信号を受信すると、前記制御モードを前記第一モードから前記第二モードに切り替えた上で前記開閉部材が前記一端に到達するまで前記第二モードを続行することとしてもよい。
上記の構成では、開閉部材を移動範囲の一端に向けて移動させるためにモータへの電力供給を行う場合、通常、第一モードを実施する。そして、第一モードの実施中に信号出力部から速度制御キャンセル信号を受信すると、制御モードが第一モードから第二モードに切り替わり、その後、開閉部材が移動範囲の一端に到達するまで第二モードが続行される。つまり、通常の場合には、開閉部材が移動範囲の一端に到達する際に生じる音を低減させる目的から第一モードを実施する。一方、開閉部材を移動範囲の一端により早く到達させる必要がある場合には、第一モードから第二モードに切り替わり、以降、開閉部材が一端に到達するまで第二モードを続行する。このような構成であれば、通常時には開閉部材制御装置の品質(具体的には、開閉部材制御装置が生み出す高級感)を優先する一方で、開閉部材を移動範囲の一端により早く到達させる必要がある場合には、品質よりも移動速度を優先するようになる。この結果、開閉部材制御装置は、より使い勝手の良いものとなる。
本発明の開閉部材制御装置によれば、モータへの電力供給を制御する際の制御モードを切り替えることで、開閉部材が移動範囲の一端に向かって移動する際の移動速度を状況に応じて調整することが可能となる。この結果、移動範囲の一端に向かって移動している開閉部材をより早く当該一端に到達させる必要がある場合にも良好に対応することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る開閉部材制御装置のメカ構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る開閉部材制御装置の制御系統を示す図である。 閉動作における通常の制御パターンを示す図である。 閉動作における処理の流れを示した図である。 閉動作開始時に速度調整キャンセル信号を受信したときの制御パターンを示す図である。 閉動作中に速度調整キャンセル信号を受信したときの制御パターンを示す図である(その1)。 閉動作中に速度調整キャンセル信号を受信したときの制御パターンを示す図である(その2)。
以下、本発明の一実施形態(本実施形態)について図1〜7を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る開閉部材制御装置のメカ構成を示す図である。図2は、本実施形態に係る開閉部材制御装置の制御系統を示す図である。図3は、オート閉動作における通常の制御パターンを示す図である。図4は、オート閉動作における処理の流れを示した図である。図5及び図6は、オート閉動作中に速度調整キャンセル信号を受信したときの制御パターンを示す図である。図7は、オート閉動作開始時に速度調整キャンセル信号を受信したときの制御パターンを示す図である。なお、図4〜7において、縦軸は、モータへの供給電力の大きさを示しており、横軸は、開閉部材の位置を示している。
また、以下では、開閉部材制御装置の一例として、車両に搭載されたパワーウィンドウ装置Sを例に挙げて説明する。つまり、以下では、車両のドア1に対して上下移動可能となるように取り付けられたウィンドウガラス2を開閉部材の一例として挙げ、ウィンドウガラス2の移動動作(昇降動作)を制御する開閉部材制御装置について説明することとする。
本実施形態に係るパワーウィンドウ装置Sは、車両のドア1に設けられた開口1aを全閉する閉位置と、開口1aを全開する開位置と、の間でウィンドウガラス2を移動させるものである。より具体的に説明すると、ウィンドウガラス2は、不図示のレールに沿って閉位置と開位置との間で移動自在に構成されている。
パワーウィンドウ装置Sは、図1及び2に示すように、ウィンドウガラス2をその移動範囲において移動(昇降)させるために回転するモータ3、モータ3の回転力を利用してウィンドウガラス2を昇降させる昇降機構4と、モータ3の回転を制御するための制御機構5と、車両の乗員(操作者に相当)がウィンドウガラス2の位置を変更する際に操作する操作スイッチ6とを主要構成要素としている。
モータ3は、車両に搭載されたバッテリBから電力が供給されることで回転する。より具体的に説明すると、モータ3は、ウィンドウガラス2を上方移動させる際には正転し、下方移動させる際には反転する。また、モータ3には、回転検出装置7が取り付けられている。この回転検出装置7は、例えば、複数のホール素子からなり、モータ3の回転と同期したパルス信号を出力する。具体的に説明すると、回転検出装置7を構成する各ホール素子は、モータ3が所定角ずつ回転する毎にパルス信号を出力する。つまり、回転検出装置7は、モータ3の回転速度に応じてパルス信号を出力することになる。
昇降機構4は、図1に示すように、モータ3の出力軸に連結された主動プーリ4aと、2つの従動プーリ4b、4cと、これら3つのプーリ4a、4b、4cに架け渡された無端状のワイヤ4dとを有する。また、ワイヤ4d中、従動プーリ4b、4cの間に位置する部分は、ウィンドウガラス2に設けられた掛止部2aに掛止されている。このように構成された昇降機構4では、モータ3の回転により主動プーリ4aが回転すると、ワイヤ4dが従動プーリ4b、4cを連れ回るように無端回転する。そして、ワイヤ4dの無端回転に連動してウィンドウガラス2が上下移動するようになる。なお、昇降機構4は、上記のように構成されたものには限られず、モータ3の回転力を利用してウィンドウガラス2を上下移動させるものである限り、他の機構(例えば、Xアーム式のレギュレータ)であってもよい。
制御機構5は、バッテリBからモータ3への電力供給を制御するものであり、図2に示すように、コントローラ10及び駆動回路11を有する。コントローラ10は、CPUを内蔵したマイクロコンピュータによって構成されており、バッテリBから電力が供給されることで起動する。なお、コントローラ10を構成する機器は、マイクロコンピュータに限定されず、ロジックIC、DSP、ゲートアレイ、トランジスタ等でもよい。駆動回路11は、バッテリBからモータ3への電力供給回路の一部を構成する回路基板からなる。そして、コントローラ10が駆動回路11内に設けられた不図示のスイッチング素子のオンオフを切り替えることで、バッテリBからモータへ供給される電力の大きさ、及び、モータに流れる電流の向き等が変更されるようになる。
また、コントローラ10は、モータ3が回転動作を行っている間、回転検出装置7から出力されたパルス信号を受信する。そして、コントローラ10は、パルス信号に基づいてウィンドウガラス2の現在位置を検出すると共に、モータ3の回転速度やウィンドウガラス2の移動速度を算出する。具体的に説明すると、コントローラ10は、回転検出装置7からパルス信号を受信すると、当該信号の立上がり部または立下り部、すなわちパルスエッジを検出し、このパルスエッジの間隔(周期、パルス幅)からモータ3の回転速度(回転周期)を算出すると共に、各パルス信号の位相差に基づいてモータ3の回転方向を検出する。そして、コントローラ10は、モータ3の回転速度の算出結果からウィンドウガラス2の移動速度を算出する。また、コントローラ10は、モータ3の回転方向の検出結果から、ウィンドウガラス2が移動する向きを特定する。さらに、コントローラ10は、パルス信号を受信する都度、パルスエッジをカウントしている。このカウント(パルスカウント値)値は、例えばウィンドウガラス2が開位置に在るときには0(零)に設定され、ウィンドウガラス2の昇降動作に伴って加減算される。一方、コントローラ10が有する不図示のメモリには、パルスカウント値とウィンドウガラス2の位置との対応関係が記憶されている。そして、コントローラ10は、現時点でのパルスカウント値と上記の対応関係とに基づいてウィンドウガラス2の現在位置を特定する。
さらに、コントローラ10は、車内に搭載された情報端末8と車内LANを介して通信可能である。この情報端末8は、カーナビゲーションシステムを構成する端末であり、ネットワークを通じて不図示の外部サーバから情報を取得する。ここで、情報端末8が外部サーバから取得する情報には、車両が走行している地域の天候に関する情報(具体的には、現時点での天気情報)が含まれている。
操作スイッチ6は、ウィンドウガラス2の開閉を指示する信号(操作信号)を出力するスイッチであり、信号出力部に相当する。本実施形態に係る操作スイッチ6は、2段階操作可能な揺動型スイッチによって構成されており、開スイッチ、閉スイッチ及びオートスイッチを有している。
具体的に説明すると、操作スイッチ6の一端側が一段階操作されると閉スイッチがオンされ、ウィンドウガラス2を通常閉移動させるための信号(スイッチ操作が行われている間だけ上方移動させるための信号)が操作信号としてコントローラ10へ出力される。また、操作スイッチ6の一端側が二段階操作されると閉スイッチ及びオートスイッチがオンされ、ウィンドウガラス2をオート閉移動させるための信号(閉位置まで上方移動を続行させるための信号)が操作信号としてコントローラ10へ出力される。他方、操作スイッチ6の他端側が一段階操作されると開スイッチがオンされ、ウィンドウガラス2を通常開移動させるための信号(スイッチ操作が行われている間だけ下方移動させるための信号)が操作信号としてコントローラ10へ出力される。また、操作スイッチ6の他端側が二段階操作されると開スイッチ及びオートスイッチがオンされ、ウィンドウガラス2をオート開移動させるための信号(開位置まで下方移動を続行させるための信号)が操作信号としてコントローラ10へ出力される。
なお、操作スイッチ6は、操作された後には初期位置(操作される前の位置)へ自動的に戻ることになっている。また、本実施形態に係る操作スイッチ6は、下記の条件(1)〜(4)のいずれかが満たされると、上記の操作信号とは異なる信号を出力する。かかる信号は、後述する速度制御をキャンセルするための信号であり、以下では速度制御キャンセル信号と呼ぶ。
(1)操作スイッチ6が操作されたときの状態が所定時間以上保持されたとき。
(2)操作スイッチ6が所定時間内に連続して複数回操作されたとき。
(3)ウィンドウガラス2が上方移動している間に閉スイッチが再度オンするように操作スイッチ6が操作されたとき(換言すると、ウィンドウガラス2を閉位置に向けて移動させるときの手順にて操作されたとき)。
(4)ウィンドウガラス2が下方移動している間に開スイッチが再度オンするように操作スイッチ6が操作されたとき(換言すると、ウィンドウガラス2を閉位置に向けて移動させるときの手順にて操作されたとき)。
ちなみに、上記の条件(1)において、「操作スイッチ6が操作されたときの状態」とは、操作された時点での操作スイッチ6の姿勢、乗員(厳密には乗員の指)との接触状態、若しくは、乗員によって操作される時に掛かる圧力(操作圧)等を意味している。また、上記の条件(2)において、「所定時間」とは、操作スイッチ6が連続して複数回操作されたときに当該複数回の操作を「連続操作」として認識するために設定された時間であり、任意の時間に設定することが可能である。なお、本実施形態において、操作スイッチ6は、所定時間内に連続して2回操作されると、速度制御キャンセル信号を出力する。
また、本実施形態では、速度制御キャンセル信号が操作スイッチ6から出力される他、上述した情報端末8からも出力されることになっている。具体的に説明すると、車両が走行している地域において降雨又は降雪があるという情報を情報端末8が外部サーバから取得すると、コントローラ10に向けて速度制御キャンセル信号を出力する。かかる意味で、情報端末8は、操作スイッチ6と同様、信号出力部に相当すると言える。
次に、以上のように構成されたパワーウィンドウ装置Sの基本動作について説明する。先ず、ウィンドウガラス2を開閉するにあたり乗員によって操作スイッチ6が操作されると、その操作内容に相当する操作信号が操作スイッチ6から出力される。ここで、ウィンドウガラス2を通常閉移動させるための操作信号(以下、通常閉信号)が操作スイッチ6から出力されたケースを想定すると、コントローラ10は、通常閉信号を受信し、当該信号に基づいて駆動回路11を制御する。これにより、モータ正転用の電力供給回路が形成されるようになる。そして、コントローラ10は、操作スイッチ6が操作されている間だけ正転用の電力が供給されるようにモータ3への電力供給を制御する。この結果、モータ3が正転し、ウィンドウガラス2が閉位置に向かって操作スイッチ6の操作時間に応じた距離だけ上方移動するようになる。
また、ウィンドウガラス2をオート閉移動させるための操作信号(以下、オート閉信号)が操作スイッチ6から出力された場合、コントローラ10は、オート閉信号を受信すると、ウィンドウガラス2が閉位置に到達するまで上方移動を続けるようにモータ3への電力供給を制御する。
一方、ウィンドウガラス2を通常開移動させるための操作信号(以下、通常開信号)が操作スイッチ6から出力された場合、コントローラ10は、通常開信号を受信し、当該信号に基づいて駆動回路11を制御する。これにより、モータ反転用の電力供給回路が形成されるようになる。そして、コントローラ10は、操作スイッチ6が操作されている間だけ反転用の電力が供給されるようにモータ3への電力供給を制御する。この結果、モータ3が反転し、ウィンドウガラス2が開位置に向かって操作スイッチ6の操作時間に応じた距離だけ下方移動するようになる。また、ウィンドウガラス2をオート開移動させるための操作信号(以下、オート開信号)が出力された場合、コントローラ10は、オート開信号を受信すると、ウィンドウガラス2が開位置に到達するまで下方移動を続けるようにモータ3への電力供給を制御する。
また、本実施形態において、コントローラ10は、特定したウィンドウガラス2の現在位置に応じてモータ3への供給電力の大きさを制御する。より詳しく説明すると、ウィンドウガラス2が閉移動している間(あるいは開移動している間)、コントローラ10は、図3に示すように、ウィンドウガラス2の現在位置に応じてモータ3への供給電力の大きさを変える。これに伴い、移動状態にあるウィンドウガラス2の移動速度についても、ウィンドウガラス2の現在位置に応じて変化することになる。すなわち、本実施形態において、コントローラ10は、ウィンドウガラス2が閉移動又は開移動している間、ウィンドウガラス2の移動速度が当該ウィンドウガラス2の現在位置に応じて変化するようにモータ3への電力供給を制御する。かかる制御(以下、速度制御)について図3を参照しながら具体的に説明する。なお、以下では、開位置に位置するウィンドウガラス2を閉位置に向けてオート閉移動させるケースを例に挙げ、同ケースにおける速度制御について説明することとする。
オート閉動作の開始に際してコントローラ10は、先ず、初動トルクに相当する電力(例えば、定格電力)をモータ3へ供給する。その後、コントローラ10は、供給電力の大きさが幾分下がるように駆動回路11を制御する。そして、供給電力が所定の大きさまで下がった時点で、コントローラ10は、再び供給電力が増加するように駆動回路11を制御する。この際、コントローラ10は、パルスカウント値からウィンドウガラス2の現在位置を特定しつつ、当該現在位置の変化(上昇)に伴ってウィンドウガラス2の移動速度が漸次的に増加するようにモータ3への電力供給を制御する。厳密に説明すると、コントローラ10は、図3に示すように、ウィンドウガラス2が上昇するほどデューティ比が高くなるように駆動回路11を制御する。これにより、ウィンドウガラス2は、加速しながら閉位置に向かって上方移動するようになる。
加速しながら閉位置に向かって上昇するウィンドウガラス2が所定位置(以下、加速終了位置)に到達した時点で、ウィンドウガラス2の移動速度が上限速度に達する。その後、コントローラ10は、暫くの間、ウィンドウガラス2が一定速度(上限速度)にて上方移動するようにモータ3への電力供給を制御する。厳密に説明すると、ウィンドウガラス2が加速終了位置に到達してから同位置よりも幾分上方に在る位置(以下、等速移動終了位置)に到達するまでの間、コントローラ10は、デューティ比が100にて維持されるようにモータ3への電力供給を制御する。
そして、ウィンドウガラス2が等速移動終了位置に到達した後、コントローラ10は、当該現在位置の変化(上昇)に伴ってウィンドウガラス2の移動速度が漸次的に減少するようにモータ3への電力供給を制御する。厳密に説明すると、コントローラ10は、図3に示すように、ウィンドウガラス2が上昇するほどデューティ比が低くなるように駆動回路11を制御する。これにより、ウィンドウガラス2は、減速しながら閉位置に向かって上方移動するようになり、閉位置の直前位置ではウィンドウガラス2の移動速度が十分に減速されようになる。
ウィンドウガラス2が閉位置の直前位置に到達した以降、コントローラ10は、その時点でのデューティ比を維持しながらモータ3への電力供給を続行する。これにより、ウィンドウガラス2は、比較的緩慢な移動速度にて閉位置に到達するようになる。なお、閉位置の直前位置とは、ウィンドウガラス2の移動速度を減速させる際の開始位置として予め設定された位置であり、具体的には、ウィンドウガラス2が閉位置に到達する時点での移動速度が所望の速度になるまで減速させるのに必要な距離だけ、閉位置から下がった位置のことである。
以上のように本実施形態に係る速度制御では、移動範囲の一端に相当する閉位置に向かって移動するウィンドウガラス2が当該閉位置に到達する前段階(厳密には閉位置の直前位置に達した段階)で移動速度が減速するようにモータ3への電力供給を制御する。このような速度制御が実施することで、ウィンドウガラス2は、比較的緩慢な速度にて閉位置位に到達するようになる。これにより、ウィンドウガラス2が閉位置に到達する際に生じる音、すなわち閉め切り音を低減し、以て、車内空間の居心地(換言すると、パワーウィンドウ装置Sが生み出す高級感)を向上させることが可能となる。
さらに、本実施形態に係るパワーウィンドウ装置Sでは、オート閉動作を行う際に上記の速度制御をキャンセルすることが可能である。すなわち、本実施形態では、制御機構5がモータ3への電力供給を制御する際の制御モードとして、2つのモードが用意されている。一方のモード(以下、第一モード)は、上記の速度制御を行うモードである。すなわち、第一モードでは、移動範囲の一端(閉位置や開位置)に向かって移動するウィンドウガラス2が一端に到達する前段階で当該ウィンドウガラス2の移動速度が減速するようにモータ3への電力供給を制御する。もう一方のモード(以下、第二モード)は、上記の速度を行わないモードである。すなわち、第二モードでは、ウィンドウガラス2が移動範囲の一端に到達する前段階での移動速度が、第一モードにおいてウィンドウガラス2が当該一端に到達する前段階で減速したときの移動速度よりも大きくなるようにモータ3への電力供給を制御する。
以上のように本実施形態に係るパワーウィンドウ装置Sでは、制御モードの切り替えによって速度制御の実行・キャンセルを使い分けることが可能である。このため、本実施形態に係るパワーウィンドウ装置Sは、速度制御の実行・キャンセルを使い分けることができない従来の装置に比較して、より使い勝手がよい装置となる。
以下、上述した制御モードの切り替えを踏まえつつ、ウィンドウガラス2の移動動作に係る処理の流れについて図4乃至図7を参照しながら説明する。なお、以下では、開位置に位置するウィンドウガラス2を閉位置に向けて上方移動させるケースを例に挙げ、同ケースにおける処理の流れについて説明することとする。ただし、以下に説明する処理の流れは、閉位置に位置するウィンドウガラス2を開位置に向けて下方移動させる場合においても適用される内容である。
コントローラ10は、操作スイッチ6から閉信号又はオート閉信号を受信したことを契機にして、モータ3への電力供給(厳密には正転用の電力の供給)を開始する(S001)。一方、コントローラ10は、モータ3への電力供給を開始するにあたり、その時点で速度制御キャンセル信号を受信しているかどうかを判定する(S002)。具体的に説明すると、操作スイッチ6の一端側が一段階操作され、かかる状態が所定時間以上保持されたとき(すなわち、閉スイッチが所定時間以上オン状態で保持されたとき)、操作スイッチ6からコントローラ10に向けて速度制御キャンセル信号が出力されることになっている。同様に、操作スイッチ6の一端側が二段階操作され、かかる状態が所定時間以上保持されたとき(すなわち、閉スイッチ及びオートスイッチの双方が所定時間以上オン状態で保持されたとき)、操作スイッチ6からコントローラ10に向けて速度制御キャンセル信号が出力されることになっている。また、モータ3への電力供給を開始する時点で車両が走行している地域に降雨又は降雪があるという情報を、情報端末8が取得したとき、情報端末8からコントローラ10に向けて速度制御キャンセル信号が出力されることになっている。
そして、コントローラ10がモータ3への電力供給を開始する時点で速度制御キャンセル信号を受信した場合、速度制御がキャンセルされるようになる(S003)。そして、コントローラ10は、ウィンドウガラス2が一定の速度(厳密には、上限速度)にて移動し続けるようにモータ3への電力供給を制御する。すなわち、速度制御がキャンセルされた場合、コントローラ10は、第二モードにてモータ3への電力供給を制御するようになる。具体的に説明すると、図5に示すように、ウィンドウガラス2が閉位置に到達するまでデューティ比100にてモータ3へ電力が供給されることになる(S004)。
一方、モータ3への電力供給を開始する時点で速度制御キャンセル信号を受信しない場合、コントローラ10は、速度制御を実施する(S005)。つまり、本実施形態では、ウィンドウガラス2を閉位置に向けて移動させるためにモータ3への電力供給を行う場合、通常は第一モードを実施することになっている。
そして、コントローラ10は、第一モードを実施している間に速度制御キャンセル信号を受信すると、制御モードを第一モードから第二モードに切り替えるようになる(S006、S007)。具体的に説明すると、ウィンドウガラス2が閉移動している間に操作スイッチ6の一端側が一段階操作され、かかる状態が所定時間以上保持されたとき(すなわち、閉スイッチが所定時間以上オン状態で保持されたとき)、操作スイッチ6から速度制御キャンセル信号が出力される。また、ウィンドウガラス2が閉位置に向かって移動している間に操作スイッチ6の一端側が所定期間内に2回以上連続操作されたとき、操作スイッチ6から速度制御キャンセル信号が出力される。また、ウィンドウガラス2がオート閉移動している間に再度閉スイッチが再度オンするように操作スイッチ6が操作されたとき、操作スイッチ6から速度制御キャンセル信号が出力される。さらに、ウィンドウガラス2が閉位置に向かって移動している途中で、車両が走行している地域に降雨又は降雪があるという情報を情報端末8が取得したとき、情報端末8から速度制御キャンセル信号が出力される。
そして、ウィンドウガラス2が閉位置に向かって移動している間、すなわち、コントローラ10が第一モードにてモータ3への電力供給を制御している間にコントローラ10が受信した場合、速度制御がキャンセルされるようになる。つまり、コントローラ10は、それまで実施していた第一モードを第二モードへ切り替え、以降、ウィンドウガラス2が上限速度にて移動し続けるようにモータ3への電力供給を制御する。
より詳しく説明すると、ウィンドウガラス2が加速しながら移動している間(換言すると、デューティ比が100に到達する前)に速度制御がキャンセルされた場合、図6に示すように、デューティ比が100まで上昇し、その後、デューティ比100にてモータ3へ電力が供給され続けるようになる。また、ウィンドウガラス2が上限速度にて移動している間(換言すると、ディーティ比が既に100に到達した後)に速度制御がキャンセルされた場合、図7に示すように、引き続きデューティ比100にてモータ3へ電力が供給され続けるようになる。
そして、コントローラ10は、速度制御キャンセル後、ウィンドウガラス2が閉位置に到達するまで第二モードを続行する(S004)。
一方、ウィンドウガラス2が開位置を出発してから閉位置に到達するまでの間に速度制御キャンセル信号を受信しなかった場合、コントローラ10は、ウィンドウガラス2が閉位置に到達するまで第一モードを実施し続ける。
以上のように構成された本発明のパワーウィンドウ装置Sでは、ウィンドウガラス2を開閉移動させる際の当該ウィンドウガラス2の移動する際の移動速度を、その時の状況に応じて適宜調整することが可能となる。より具体的に説明すると、ウィンドウガラス2を閉位置に向けて移動させるとき、通常では、閉め切り音を低減させる目的から第一モードを選択して速度制御を実行する。一方、防寒等のため、開いているウィンドウガラス2をより早く閉めたいと車両の乗員が考えているときには、モータ3への電力供給に関する制御モードを第一モードから第二モードに切り替える。これにより、速度制御がキャンセルされ、第一モードを実施する場合よりも早い速度にてウィンドウガラス2を閉位置に到達させること可能となる。
なお、速度制御をキャンセルするに際してコントローラ10が受信する速度制御キャンセル信号は、車両の乗員が操作スイッチ6にて速度制御キャンセル用の操作を行うことで生成される。つまり、本実施形態において、第一モードから第二モードへの切り替えは、ユーザである車両の乗員の意思を反映して行われるので、乗員は、自らの意思で速度制御をキャンセルさせることが可能となる。
さらに、本実施形態では、車両が走行している地域において降雨又は降雪があるという情報を情報端末8が外部サーバから取得したとき、情報端末8から速度制御キャンセル信号が出力されることになっている。このような構成により、ウィンドウガラス2を閉めている時点で降雨や降雪があるケースでは、ウィンドウガラス2をより早く閉じ、車内へ雨や雪が降り込んでくるのを回避することが可能となる。
以上までに説明してきた実施形態では、主として本発明の開閉部材制御装置の一例であるパワーウィンドウ装置Sについて説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
また、上記の実施形態において説明した、速度制御をキャンセルする場合の操作スイッチ6の操作内容については、あくまでも一例であり、上述した内容以外の操作であってもよい。また、上記の実施形態では、操作スイッチ6や情報端末8が速度制御キャンセル信号を出力する信号出力部に相当することとしたが、上記以外の機器(例えば、操作スイッチ6とは別に設けられた速度制御キャンセル用の専用スイッチ)が信号出力部として設けられていてもよい。
また、本発明が適用可能な開閉部材制御装置は、車両のドア1に形成された開口1aを開閉するウィンドウガラス2の移動動作を制御するパワーウィンドウ装置Sに限定されるものではない。車両の天井部に形成された開口を開閉するサンルーフの移動動作を制御する装置、自動開閉する車両ドアの移動動作を制御する装置、あるいは車両の内装部材に形成された開口を開閉する部材の移動動作を制御する装置等に対しても本発明は適用可能である。さらに、本発明が適用可能な開閉部材制御装置は、車両に搭載された開閉部材制御装置に限定されるものではない。車両以外の乗物に搭載された開閉部材制御装置、乗物以外の設備(例えば、建物)に設けられた開閉部材の移動を制御する開閉部材制御装置に対しても本発明は適用可能である。
1 ドア
1a 開口
2 ウィンドウガラス(開閉部材)
2a 掛止部
3 モータ
4 昇降機構
4a 主動プーリ
4b,4c 従動プーリ
4d ワイヤ
5 制御機構
6 操作スイッチ
7 回転検出装置
8 情報端末
10 コントローラ
11 駆動回路
B バッテリ
S パワーウィンドウ装置(開閉部材制御装置)

Claims (6)

  1. 移動範囲において開閉部材を移動させるために回転するモータと、
    該モータへの電力供給を制御する制御機構と、
    該制御機構に向けて信号を出力する信号出力部と、を備え、
    前記制御機構が前記モータへの電力供給を制御する際の制御モードは、
    前記移動範囲の一端に向かって移動する前記開閉部材が前記一端に到達する前段階で前記開閉部材の移動速度が減速するように前記モータへの電力供給を制御する第一モードと

    前記開閉部材が前記一端に到達する前段階での前記移動速度が、前記第一モードにおいて前記開閉部材が前記一端に到達する前段階で減速したときの前記移動速度よりも大きくなるように前記モータへの電力供給を制御する第二モードと、の間で切り替えられ、
    前記制御機構は、前記第一モードを実施しているときに、前記開閉部材を移動させるために操作者による閉スイッチの操作によって発せられる前記信号出力部からの速度制御キャンセル信号を受信したとき、前記第一モードから前記第二モードに切り替わり、
    前記信号出力部は、前記開閉部材を移動させるために操作者によって操作されるスイッチであり、
    該スイッチは、操作されたときの該スイッチの状態が所定時間以上保持されると、前記制御機構が、前記制御モードを前記第二モードに設定するための前記速度制御キャンセル信号を出力することを特徴とする開閉部材制御装置。
  2. 前記一端は、車両に設けられた開口を閉じる閉位置であることを特徴とする請求項1に記載の開閉部材制御装置。
  3. 前記スイッチは、所定時間内に複数回操作されると、前記制御機構が、前記制御モードを前記第二モードに設定するための前記速度制御キャンセル信号を出力することを特徴とする請求項1又は2に記載の開閉部材制御装置。
  4. 前記スイッチは、前記開閉部材が前記一端に向かって移動している間に、前記開閉部材を前記一端に向けて移動させるときの手順にて操作されると、前記制御機構が、前記制御モードを前記第二モードに設定するための前記速度制御キャンセル信号を出力することを特徴とする請求項1又は2に記載の開閉部材制御装置。
  5. 前記開閉部材、前記モータ、前記制御機構及び前記信号出力部は、車両に備えられ、
    前記信号出力部は、前記車両が走行している地域の天候に関する情報を取得する情報端末であり、
    該情報端末は、前記地域において降雨又は降雪があるという前記情報を取得すると、前記制御機構が、前記制御モードを前記第二モードに設定するための前記速度制御キャンセル信号を出力することを特徴とする請求項1又は2に記載の開閉部材制御装置。
  6. 前記制御機構は、前記開閉部材を前記一端に向けて移動させるために前記モータへの電力供給を開始してから前記信号出力部から前記速度制御キャンセル信号を受信するまでの間、前記第一モードを実施し、前記第一モードを実施している間に前記速度制御キャンセル信号を受信すると、前記制御モードを前記第一モードから前記第二モードに切り替えた上で前記開閉部材が前記一端に到達するまで前記第二モードを続行することを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の開閉部材制御装置。
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