JP2002065508A - 便座・便蓋電動開閉装置 - Google Patents

便座・便蓋電動開閉装置

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JP2002065508A
JP2002065508A JP2000263439A JP2000263439A JP2002065508A JP 2002065508 A JP2002065508 A JP 2002065508A JP 2000263439 A JP2000263439 A JP 2000263439A JP 2000263439 A JP2000263439 A JP 2000263439A JP 2002065508 A JP2002065508 A JP 2002065508A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 便座1及び/又は便蓋2が開ききらない等の
問題を解決し、いかなる条件においても最適に開動作す
る。 【解決手段】 便座1及び/又は便蓋2と、駆動手段5
と、角度検出手段3と、制御手段4と、境界角度変更手
段7とを備え、境界角度変更手段7において、角度検出
手段3の検出する角度がある所定の速度評価角度の時に
角速度検出手段6にて検出された便座1及び/又は便蓋
2の角速度が、ある所定の範囲より外れていた場合に
は、境界角度を変更するので、いかなる条件においても
最適に開動作することとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、便座あるいは便蓋
の開動作が滑らかに終了すようにした便座・便蓋電動開
閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、手動による開閉操作を無く
し、モータ等によって電動で便座あるいは便蓋を開閉す
る便座・便蓋電動開閉装置が知られている。例えば、図
11に示すように、便座1あるいは便蓋2の角度を角度
検出手段3にて検出し、制御手段4において、角度検出
手段3の検出する角度とあらかじめ決められた角度とに
応じて駆動手段5へ駆動信号の出力を行い、便座1及び
/又は便蓋2を駆動手段5にて開駆動するものであっ
た。
【0003】さらに、駆動手段5にかかる負荷に応じ
て、駆動信号の有する駆動トルクを段階的に可変させ
て、角度検出手段3の検出する角度とあらかじめ決めら
れた角度とに応じて駆動手段5へ駆動信号の出力を行
い、便座1及び/又は便蓋2を駆動手段5にて開駆動す
るものもあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の構成では、制御手段はあらかじめ決められた角度を
基に駆動手段を介して便座及び/又は便蓋の開動作の制
御を行っているため、便座あるいは便蓋の形状、カバー
の有無、重量等や駆動手段のトルク、便座あるいは便蓋
と駆動手段の接続部分、制御手段を構成している部品、
そして便座・便蓋電動開閉装置の取付等のバラツキがあ
った場合に、便座及び/又は便蓋が開ききらなかった
り、また、便器上面後部に設置してあるロータンク(図
示せず。)に非常に強い衝撃を伴って開動作が行われ大
きな衝撃音によって使用者に不快感を与えるという課題
を有していた。更に、便器上面後部に設置してあるロー
タンクへの強い衝撃により便座及び/又は便蓋や駆動手
段等が故障してしまう可能性があるという課題を有して
いた。
【0005】更に、駆動手段5にかかる負荷に応じて駆
動信号の有する駆動トルクを段階的に可変させると、駆
動トルクの変化が段階的であるため、開位置近傍での微
調整が困難となる。これにより、駆動トルクの設定によ
っては、便座及び/又は便蓋が開ききらなかったり、ま
た、便器上面後部に設置してあるロータンク(図示せ
ず。)に非常に強い衝撃を伴って開動作が行われ大きな
衝撃音によって使用者に不快感を与えるという課題を有
していた。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記従来の課題を解決す
るために、本発明の便座・便蓋電動開閉装置は、便座及
び/又は便蓋の開動作時において、制御手段は、角度検
出手段より得られる便座及び/又は便蓋の角度に応じて
複数の駆動域を用いて駆動手段を制御する。また、境界
角度変更手段において、角度検出手段の検出する角度が
ある所定の速度評価角度の時に角速度検出手段にて検出
された便座及び/又は便蓋の角速度が、ある所定の範囲
より外れていた場合には、前記複数の駆動域の境界を定
めている境界角度を少なくとも一つ以上変更するもので
ある。
【0007】これによって、便座及び/又は便蓋の形
状、カバーの有無、重量等や駆動手段のトルク、便座及
び/又は便蓋と駆動手段の接続部分、制御手段を構成し
ている部品、そして便座・便蓋電動開閉装置の取付等の
バラツキがあった場合でも、便座及び/又は便蓋が開き
きらなかったり、また、便器上面後部に設置してあるロ
ータンクに非常に強い衝撃を伴って開動作が行われ大き
な衝撃音によって使用者に不快感を与えることなく、い
かなる条件においても最適に開動作することができる。
更に、便座・便蓋電動開閉装置の構成部材の経年変化に
伴った便座及び/又は便蓋の開動作の変化を吸収するこ
とができ、常に最適に開動作することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、便座及
び/又は便蓋の開動作時において、制御手段は、角度検
出手段より得られる便座及び/又は便蓋の角度に応じて
複数の駆動域を用いて駆動手段を制御する。また、境界
角度変更手段において、角度検出手段の検出する角度が
ある所定の速度評価角度の時に角速度検出手段にて検出
された便座及び/又は便蓋の角速度が、ある所定の範囲
より外れていた場合には、前記複数の駆動域の境界を定
めている境界角度を少なくとも一つ以上変更することに
より、便座及び/又は便蓋の形状、カバーの有無、重量
等や駆動手段のトルク、便座及び/又は便蓋と駆動手段
の接続部分、制御手段を構成している部品、そして便座
・便蓋電動開閉装置の取付等のバラツキがあった場合で
も、便座及び/又は便蓋が開ききらなかったり、また、
便器上面後部に設置してあるロータンクに非常に強い衝
撃を伴って開動作が行われ大きな衝撃音によって使用者
に不快感を与えることなく、いかなる条件においても最
適に開動作することができる。更に、便座・便蓋電動開
閉装置の構成部材の経年変化に伴った便座及び/又は便
蓋の開動作の変化を吸収することができ、常に最適に開
動作することができる。又、開位置近傍での駆動トルク
の微調整が容易になり、滑らかな開動作停止を実現する
ことができる。
【0009】請求項2に記載の発明は、便座及び/又は
便蓋の開動作時において、制御手段は、角度検出手段よ
り得られる便座及び/又は便蓋の角度に応じて複数の駆
動域を用いて駆動手段を制御する。また、境界角度変更
手段において、角度検出手段の検出する角度がある所定
の速度評価角度の時に角度検出手段の検出する角度より
角速度演算手段にて演算された便座及び/又は便蓋の角
速度が、ある所定の範囲より外れていた場合には、前記
複数の駆動域の境界を定めている境界角度を少なくとも
一つ以上変更することにより、便座及び/又は便蓋の形
状、カバーの有無、重量等や駆動手段のトルク、便座及
び/又は便蓋と駆動手段の接続部分、制御手段を構成し
ている部品、そして便座・便蓋電動開閉装置の取付バラ
ツキ等があった場合でも、便座及び/又は便蓋が開きき
らなかったり、また、便器上面後部に設置してあるロー
タンクに非常に強い衝撃を伴って開動作が行われ大きな
衝撃音によって使用者に不快感を与えることなく、いか
なる条件においても最適に開動作することができる。更
に、便座・便蓋電動開閉装置の構成部材の経年変化に伴
った便座及び/又は便蓋の開動作の変化を吸収すること
ができ、常に最適に開動作することができる。
【0010】請求項3に記載の発明は、境界角度変更手
段において、便座1及び/又は便蓋2が開ききらなかっ
た場合には、境界角度を開位置側に変更することで、使
用者により強制的に停止させられたり、外乱等で境界角
度を過度に閉位置側に変更してしまい便座1及び/又は
便蓋2を完全に開位置まで開けることのできない状態に
陥った場合でも、次回開動作時には便座及び/又は便蓋
を必ず開けることができる。
【0011】請求項4に記載の発明は、境界角度変更手
段において、便座及び/又は便蓋が開ききらなかった場
合には、境界角度を開位置側に変更することにより、使
用者により強制的に停止させられたり、外乱等で境界角
度を過度に閉位置側に変更してしまい速度評価角度まで
到達せずに停止してしまった場合でも、次回開動作時に
は便座及び/又は便蓋を必ず開けることができる。
【0012】請求項5に記載の発明は、境界角度変更手
段において、便座及び/又は便蓋が異常停止した場合に
は、境界角度の変更を行わないことにより、使用者がい
たずらで何度も繰り返し強制的に停止させた場合でも、
境界角度が過度に開位置側に変更されてしまい非常に強
い衝撃を伴って開動作が行われ使用者に不快感を与える
ことなく、常に最適な開動作を行うことができる。
【0013】請求項6に記載の発明は、境界角度変更手
段において、便座及び/又は便蓋が開位置からある所定
の範囲内で停止した場合に、境界角度の変更を行うこと
により、本来は境界角度変更手段において境界角度を開
位置側に変更をしなければならないにもかかわらず、外
乱等で誤って境界角度を閉位置側に変更してしまうよう
な状態で使用した場合でも、便座及び/又は便蓋が開き
きらなくなることなく、最適に且つ開動作が行えるよう
に境界角度を変更することができる。
【0014】請求項7に記載の発明は、境界角度変更手
段において、あらかじめ決められた上限値以上には境界
角度を変更しないことにより、使用者のいたずらや外乱
等によって境界角度が過度に開位置側に変更されてしま
い、便座及び/又は便蓋が非常に強い衝撃を伴った開動
作が行われ大きな衝撃音によって使用者に不快感を与え
ることなく、最適に開動作を行うことができる。
【0015】請求項8に記載の発明は、境界角度変更手
段において、あらかじめ決められた下限値以下には境界
角度を変更しないことにより、使用者のいたずらや外乱
等によって境界角度が過度に閉位置側に変更されてしま
い、便座及び/又は便蓋が開ききらなかったりすること
なく、最適に開動作を行うことができる。
【0016】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。
【0017】(実施例1)図1は、本発明の実施例1に
おける便座・便蓋電動開閉装置のブロック図を示すもの
である。また、図2は、本発明の実施例1における便座
・便蓋電動開閉装置の外観図を示すものである。
【0018】図1及び図2に示すように、便座1及び/
又は便蓋2の開動作時において、制御手段4は、閉位置
から開位置までの間の開動作を、角度検出手段3より得
られる便座1及び/又は便蓋2の角度に応じて複数の駆
動域を用いて駆動手段5を制御する。本実施例に置いて
は、開位置近傍の位置を速度評価角度とし、この位置に
おける便座1及び/又は便蓋2の通過角速度により、便
座1及び/又は便蓋2が開位置で滑らかに停止するか、
開位置に達しない状態で停止するか又は、開位置を越え
て開動作を継続してロータンク等に衝突するか否かを判
断する。
【0019】ここにおいて、本実施例の便座1及び/又
は便蓋2の開動作の基本的制御の構成を図3に基づいて
説明する。
【0020】まず、閉位置より駆動手段5を一定のデュ
ーティにより駆動させ、便座1及び/又は便蓋2が、所
定の角度に達したとき、最初のデューティより小さくす
るよう切り換える。この切換の所定の角度を境界角度A
とする。本実施例に置いては、この切換角度が1つの場
合を示すが、この切換角度が複数あると更に滑らかな便
座1及び/又は便蓋2の開動作が可能となる。角度検出
手段3の検出する角度が所定の速度評価角度の時に、角
速度検出手段6にて検出された便座1及び/又は便蓋2
の角速度が、ある所定の範囲より外れていた場合には、
境界角度を可変させる。
【0021】尚、以下の実施例では、便座の電動開閉を
主体的に記載するが、便蓋の電動開閉についても同様で
ある。また、以下の説明では、境界角度を1つとして駆
動域を2つとし、且つ、その駆動手段5の出力の組合せ
を便座1及び/又は便蓋2の開動作の駆動出力とブレー
キの出力とにした場合を例に記載するが、その限りでは
なく、複数の境界角度を設けることもできる。
【0022】これまでは、制御手段4において、角度検
出手段3の検出する角度とあらかじめ決められた角度と
に応じて駆動手段5へ駆動信号の出力を行い、便座1を
開動作する構成であった。例えば、便座1が開動作を行
う場合、角度Aまである所定のトルクで駆動手段5を駆
動し、その後、駆動手段5にてブレーキをかけるという
制御を行った時には、図3に示すように、開動作開始当
初は便座1自身の自重による荷重が最大となっており、
その後徐々に自重が軽くなる。更に、便座1の動作によ
る慣性力が働くため、便座1の角速度は徐々に加速す
る。その後、角度検出手段3にてある所定の角度Aを検
出した後、制御手段4によって駆動手段5がブレーキ出
力を出力すると徐々に便座1の角速度が減速し、停止す
る。
【0023】この時に、便座1の形状、カバーの有無、
重量等や駆動手段5のトルク、便座1と駆動手段5の接
続部分、制御手段4を構成している部品、そして便座・
便蓋電動開閉装置の取付等のバラツキがあった場合、図
4に示すように、便座1が開位置まで到達しないで停止
してしまう可能性があることは勿論、最悪、開ききらず
に便座1自身の自重で落下してくることもあり得る。ま
た、逆に便器上面に非常に強い衝撃を伴って開動作が行
われ大きな衝撃音によって使用者に不快感を与える可能
性がある。更に、便器上面後部に設置してあるロータン
クへの強い衝撃により便座1や駆動手段5等が故障して
しまう可能性がある。
【0024】そこで、速度評価角度において便座1の角
速度がある所定の範囲より外れていた場合には、境界角
度である角度Aを変更することで、便座1が開ききらな
かったり、また、便器上面後部に設置してあるロータン
クに非常に強い衝撃を伴って開動作が行われ大きな衝撃
音によって使用者に不快感を与えることなく、いかなる
条件においても最適に開動作することができる。更に、
便座・便蓋電動開閉装置の構成部材の経年変化に伴った
便座1の開動作の変化を吸収することができ、常に最適
に開動作することができる。
【0025】例えば、図5に示すように、便座1が強め
に開動作を行う場合においては、速度評価角度における
便座1の角速度がある所定の範囲を外れているので、境
界角度変更手段7によって開動作とブレーキとの境界角
度である角度Aを閉位置側の角度A’に変更すること
で、便器上面への強い衝撃が抑制された適切な開動作を
行うことができる。
【0026】逆に、図6に示すように、便座1が開位置
まで開ききらない場合においては、速度評価角度におけ
る便座1の角速度がある所定の範囲を外れているので、
境界角度変更手段7によって開動作とブレーキとの境界
角度である角度Aを開位置側の角度A’に変更すること
で、便座1が開ききらずに停止してしまうことはない。
【0027】(実施例2)図7は、本発明の実施例2に
おける便座・便蓋電動開閉装置のブロック図を示すもの
である。
【0028】図7に示すように、便座1及び/又は便蓋
2の開動作時において、制御手段4は、角度検出手段3
より得られる便座1及び/又は便蓋2の角度に応じて複
数の駆動域を用いて駆動手段5を制御する。また、境界
角度変更手段7において、角度検出手段3の検出する角
度がある所定の速度評価角度の時に角度検出手段3の検
出する角度より角速度演算手段8にて演算された便座1
及び/又は便蓋2の角速度が、ある所定の範囲より外れ
ていた場合には、前記複数の駆動域の境界を定めている
境界角度を少なくとも一つ以上変更するものである。
【0029】実施例1と同様に、速度評価角度において
便座1の角速度がある所定の範囲より外れていた場合に
は、境界角度である角度Aを変更することで、便座1が
開ききらなかったり、また、便器上面後部に設置してあ
るロータンクに非常に強い衝撃を伴って開動作が行われ
大きな衝撃音によって使用者に不快感を与えることな
く、いかなる条件においても最適に開動作することがで
きる。更に、便座・便蓋電動開閉装置の構成部材の経年
変化に伴った便座1の開動作の変化を吸収することがで
き、常に最適に開動作することができる。
【0030】(実施例3)境界角度変更手段7にて、便
座1及び/又は便蓋2がある所定の速度評価角度まで到
達せずに停止した場合には、境界角度を開位置側に変更
するものである。
【0031】例えば、図8に示すように、使用者により
便座1を強制的に停止させられたり、また、図9に示す
ように、外乱等で境界角度Aを過度に閉位置側に変更し
てしまい速度評価角度まで到達せずに停止する状況に陥
ってしまった場合には、境界角度変更手段7において適
切な境界角度の変更が行えない。
【0032】そこで、境界角度変更手段7において、便
座1及び/又は便蓋2がある所定の速度評価角度まで到
達せずに停止した場合には、境界角度Aを開位置側に変
更することで、使用者により強制的に停止させられた
り、外乱等で境界角度を過度に閉位置側に変更してしま
い速度評価角度まで到達せずに停止し、適切な境界角度
の変更が行えない場合でも、次回開動作時には便座1及
び/又は便蓋2を必ず開けることができる。また、次回
開動作時には適切な境界角度の変更が行えるようになる
ため、最適に開動作を行う状態に復帰することができ
る。
【0033】(実施例4)境界角度変更手段7にて、便
座1及び/又は便蓋2が開ききらなかった場合には、境
界角度を開位置側に変更するものとしたことで、使用者
により強制的に停止させられたり、外乱等で境界角度を
過度に閉位置側に変更してしまい便座1及び/又は便蓋
2を完全に開位置まで開けることのできない状態に陥っ
た場合でも、次回開動作時には便座及び/又は便蓋を必
ず開けることができる。
【0034】(実施例5)境界角度変更手段7にて、便
座1及び/又は便蓋2が異常停止した場合には、境界角
度の変更を行わないものである。
【0035】例えば、外乱等で境界角度を過度に閉位置
側に変更してしまった場合においては、境界角度変更手
段7において境界角度を開位置側に変更することは、次
回の便座1及び/又は便蓋2の開動作時で確実に開位置
まで開けることができるため非常に有効である。しか
し、使用者により強制的に便座1及び/又は便蓋2の開
動作を停止させられた場合には、境界角度としては前回
までの開動作の中で最適に変更されている場合もあり、
その時も同様に境界角度変更手段7において境界角度を
開位置側に変更してしまうと、使用者によって繰り返し
強制的に便座1及び/又は便蓋2を異常停止されてしま
うと、境界角度が過度に開位置側に変更されてしまい非
常に強い衝撃を伴って開動作が行われ使用者に不快感を
与えることとなる可能性がある。
【0036】そこで、例えば、図10に示すように、境
界角度Aを過度に閉位置側に変更してしまった場合に
は、便座1の角速度はほぼ滑らかに減速してくる。それ
に対して、使用者等により便座1の開動作を異常停止さ
せられた場合には、便座1の角速度は異常が発生した角
度から急激に減速して停止する。この角速度の変化の違
いを検出し、境界角度変更手段7において、便座及び/
又は便蓋が異常停止した場合には、境界角度の変更を行
わないことで、使用者がいたずらで何度も繰り返し強制
的に停止させた場合でも、境界角度が過度に開位置側に
変更されてしまい非常に強い衝撃を伴って開動作が行わ
れ使用者に不快感を与えることなく、常に最適な開動作
を行うことができる。
【0037】(実施例6)境界角度変更手段7にて、便
座1及び/又は便蓋2が開位置からある所定の範囲内で
停止した場合に、境界角度の変更を行うものである。
【0038】例えば、便座1及び/又は便蓋2の開動作
において、外乱等により必ず同一の角速度の変化で動作
を行うとは限らない。その中で境界角度変更手段7にお
いて境界角度の変更を無条件で行うと、境界角度を誤っ
て変更してしまう可能性がある。
【0039】そこで、境界角度変更手段7において、便
座1及び/又は便蓋2が開位置からある所定の範囲内で
停止した場合に、境界角度の変更を行うことで、本来は
境界角度変更手段7において境界角度を開側に変更をし
なければならないにもかかわらず、外乱等で誤って境界
角度を閉位置側に変更してしまうような状態で使用した
場合でも、便座1及び/又は便蓋2が開ききらなくなる
ことなく、最適に且つ安定して開動作が行えるように境
界角度を変更することができる。
【0040】(実施例7)境界角度変更手段7にて、あ
らかじめ決められた上限値以上には境界角度を変更しな
いものである。
【0041】例えば、便座1及び/又は便蓋2の開動作
において、使用者のいたずらや外乱等により、所定角速
度の変化が得られない場合にも、境界角度変更手段7に
おいて境界角度の変更を無条件で行うと、境界角度を誤
って開位置側に変更してしまう可能性がある。
【0042】そこで、境界角度変更手段7において、あ
らかじめ決められた上限値以上には境界角度を変更しな
いことで、使用者のいたずらや外乱等によって境界角度
が過度に開位置側に変更されてしまい、便座1及び/又
は便蓋2が非常に強い衝撃を伴った開動作が行われ大き
な衝撃音によって使用者に不快感を与えることなく、最
適に開動作することができる。
【0043】(実施例8)境界角度変更手段7にて、あ
らかじめ決められた下限値以下には境界角度を変更しな
いものである。
【0044】例えば、便座1及び/又は便蓋2の開動作
において、使用者のいたずらや外乱等により、所定角速
度の変化が得られない場合にも、境界角度変更手段7に
おいて境界角度の変更を無条件で行うと、境界角度を誤
って閉位置側に変更してしまう可能性がある。
【0045】そこで、境界角度変更手段7において、あ
らかじめ決められた下限値以下には境界角度を変更しな
いことで、使用者のいたずらや外乱等によって境界角度
が過度に閉位置側に変更されてしまい、便座1及び/又
は便蓋2が開ききらなかったりすることなく、最適に開
動作することができる。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、便座及
び/又は便蓋の形状、カバーの有無、重量等、様々な設
置状態であっても、便座及び/又は便蓋の滑らかな開動
作を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における便座・便蓋電動開閉
装置のブロック図
【図2】本発明の実施例1における便座・便蓋電動開閉
装置の外観図
【図3】便座が開動作した時の角速度及びデューティの
変化を表した図
【図4】便座が開動作をした時の角速度変化のバラツキ
を表した図
【図5】便座が強く開動作する時と境界角度変更手段に
よる境界角度の変更後との角速度変化を表した図
【図6】便座が開位置まで到達せずに停止する時と境界
角度変更手段による境界角度の変更後との角速度変化を
表した図
【図7】本発明の実施例2における便座・便蓋電動開閉
装置のブロック図
【図8】便座が開動作中に使用者によって強制的に停止
させられた時の角速度変化を表した図
【図9】境界角度が過度に閉位置側に変更されてしまっ
た時の便座の角速度変化を表した図
【図10】便座開動作中に異常停止した時と境界角度が
過度に閉位置側に変更されてしまった時との角速度変化
を表した図
【図11】従来例の便座・便蓋電動開閉装置のブロック
【符号の説明】
1 便座 2 便蓋 3 角度検出手段 4 制御手段 5 駆動手段 6 角速度検出手段 7 境界角度変更手段 8 角速度演算手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永里 洋 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 平野 真 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 古閑 良一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2D037 AB07 AB10 AB13

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便座及び/又は便蓋を開閉駆動するため
    の駆動手段と、前記便座及び/又は便蓋の角度を検出す
    る角度検出手段と、前記便座及び/又は便蓋の開動作時
    に、前記角度検出手段より得られる角度に応じて複数の
    駆動域を用いて前記駆動手段を制御する制御手段と、前
    記便座及び/又は便蓋の角速度を検出する角速度検出手
    段と、前記角度検出手段より得られる角度がある所定の
    速度評価角度を通過する時の前記角速度検出手段より得
    られる角速度がある所定の範囲より外れていた場合に
    は、前記複数の駆動域の境界を定めている境界角度を少
    なくとも一つ以上変更する境界角度変更手段とを備えた
    便座・便蓋電動開閉装置。
  2. 【請求項2】 便座及び/又は便蓋を開閉駆動するため
    の駆動手段と、前記便座及び/又は便蓋の角度を検出す
    る角度検出手段と、前記便座及び/又は便蓋の開動作時
    に、前記角度検出手段より得られる角度に応じて複数の
    駆動域を用いて前記駆動手段を制御する制御手段と、前
    記角度検出手段より得られる角度より角速度を演算する
    角速度演算手段と、前記角度検出手段より得られる角度
    がある所定の速度評価角度を通過する時の前記角速度演
    算手段より得られる角速度がある所定の範囲より外れて
    いた場合には、前記複数の駆動域の境界を定めている境
    界角度を少なくとも一つ以上変更する境界角度変更手段
    とを備えた便座・便蓋電動開閉装置。
  3. 【請求項3】 境界角度変更手段は、便座及び/又は便
    蓋がある所定の速度評価角度まで到達せずに停止した場
    合には、境界角度を開位置側に変更することを特徴とし
    た請求項1及び2に記載の便座・便蓋電動開閉装置。
  4. 【請求項4】 境界角度変更手段は、便座及び/又は便
    蓋が開ききらなかった場合には、境界角度を開位置側に
    変更することを特徴とした請求項1及び2に記載の便座
    ・便蓋電動開閉装置。
  5. 【請求項5】 境界角度変更手段は、便座及び/又は便
    蓋が異常停止した場合には、境界角度の変更を行わない
    ことを特徴とした請求項1及び2に記載の便座・便蓋電
    動開閉装置。
  6. 【請求項6】 境界角度変更手段は、便座及び/又は便
    蓋が開位置からある所定の範囲内で停止した場合に、境
    界角度の変更を行うことを特徴とした請求項1及び2に
    記載の便座・便蓋電動開閉装置。
  7. 【請求項7】 境界角度変更手段は、あらかじめ決めら
    れた上限値以上には境界角度を変更しないことを特徴と
    した請求項1又は2に記載の便座・便蓋電動開閉装置。
  8. 【請求項8】 境界角度変更手段は、あらかじめ決めら
    れた下限値以下には境界角度を変更しないことを特徴と
    した請求項1又は2に記載の便座・便蓋電動開閉装置。
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