JP2007111343A - 便座又は便蓋の電動開閉装置 - Google Patents

便座又は便蓋の電動開閉装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 便座又は便蓋の開速度を早く最適化することができる電動開閉装置を提供する。
【解決手段】 モータと、便座又は便蓋と共に回転する回転軸と、モータの駆動力を前記回転軸に伝達する減速歯車列と、便座又は便蓋の位置検知手段と、設定された開端位置に前記便座又は便蓋が停止するよう前記モータの動作を制御してなる制御手段を備えた便座又は便蓋の電動開閉装置において、前記開端位置から所定角度前に、開動作の速度を検出する速度検出点を設け、前記制御手段は、位置検知手段により検知した便座又は便蓋の停止位置を記憶させ、制御手段に記憶された停止位置を基に開端位置を設定するとともに、設定された開端位置に便座又は便蓋が停止するように便座又は便蓋の開動作の目標速度を設定し、速度検出点を通過した際の便座又は便蓋の速度と目標速度との差に基づいて開動作の目標速度を再設定し、再設定された目標速度により開動作の速度制御を実行する。
【選択図】 図1

Description

本発明は洋式便器における便座又は便蓋を開閉させる電動開閉装置に関する。
便座又は便蓋を開閉させる電動開閉装置として、特許文献1が提案されている。
これは、便座や便蓋にカバーが取り付けられた場合、あるいは電動開閉装置の駆動系に経年変化が生じた場合など、電動開閉装置の負荷が変化しても、定められた位置まで開くように便座又は便蓋の開速度を制御するものであり、便座又は便蓋の開速度を制御する基準位置となる速度評価点なるものを開位置近くに固定的に設け、便座又は便蓋を電動で開いたときに開端位置(開ききった位置)まで達しなかったときに速度評価点を通過する際の開速度を速めるように制御するものである。
特開2002−177166号公報
この電動開閉装置を組み込んだ衛生洗浄装置は多様な種類の大便器に取り付けて使用される。大便器それぞれに特有となる便器洗浄を実行するためにロータンクの形や大便器への取り付け位置も異なることが多い。そのため、便座又は便蓋の開端位置(開ききった位置)は取り付けられた大便器の種類によって相違する。そのような衛生洗浄装置に特許文献1に記載された電動開閉装置を組み込むと、便座又は便蓋の開端位置(開ききった位置)に関わらず便座又は便蓋の開速度を制御する基準位置となる速度評価点が固定されているために、便座又は便蓋の開速度を最適化するのに多くのステップが必要となり、開速度が安定するまでに時間を要する。
そこで、本発明は、便座又は便蓋の開速度を早く最適化することができる電動開閉装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の便座又は便蓋の電動開閉装置は、モータと、便座又は便蓋と共に回転する回転軸と、前記モータの駆動力を前記回転軸に伝達する減速歯車列と、前記便座又は便蓋の位置検知手段と、設定された開端位置に前記便座又は便蓋が停止するよう前記モータの動作を制御してなる制御手段を備えた便座又は便蓋の電動開閉装置において、
前記開端位置から所定角度前に、前記開動作の速度を検出する速度検出点を設け、
前記制御手段は、
前記位置検知手段により検知した便座又は便蓋の停止位置を記憶させ、前記制御手段に記憶された停止位置を基に前記開端位置を設定するとともに、
前記設定された開端位置に便座又は便蓋が停止するように前記便座又は便蓋の開動作の目標速度を設定し、
前記速度検出点を通過した際の便座又は便蓋の速度と前記目標速度との差に基づいて開動作の目標速度を再設定し、当該再設定された目標速度により開動作の速度制御を実行することを特徴とする。
本発明によれば、実際に実行した便座又は便蓋の開動作に基づいて開端位置を設定し、さらにその開端位置を基準として速度検出点を設定して当該速度検出点を通過する開速度を目標速度に近づけるように制御することで、電動開閉装置の開動作を早い段階で安定させることができ、使用者にとって使い心地のよいものとなる。
以下、本発明の最良の実施形態について説明する。
本発明の便座又は便蓋の電動開閉装置は、図15のブロック図に示すように、モータ32と、便座又は便蓋と共に回転する回転軸40と、モータ32の駆動力を回転軸40に伝達する減速歯車列と、便座又は便蓋の位置検知手段(エリア検出回路71、回転検出回路70、磁石34c等)と、便座又は便蓋が設定された開端位置に停止するようモータ32の動作を制御してなる制御手段(メインCPU、ドライブ回路150)を備えている。
この電動開閉装置は、図1に示す工程を順次実行して開動作の速度を定める。
まず、開動作を1回乃至複数回実行して、そのときの停止位置を基にして便座又は便蓋が開き切る位置となる開端位置を設定する。その後、開端位置からモータの数パルス分手前を速度検出点として設定するとともに、次の開動作のために、開端位置でスムーズに停止するように開き角度によって変化させた目標速度を図2に示す速度制御テーブルから設定する。この状態で、開速度が定まるが、便座又は便蓋を開端位置まで確実に開くために、最大の速度が設定されている。次に、開動作を実行したときに、速度検出点を通過するときの開速度を検出し、それと目標速度との大小を比較して、次の開動作のための目標速度を図2の速度制御テーブルから再設定する。すなわち、実際の開速度が目標速度より大きいときには「テーブルNO.」を下げて([Tm−n]を[Tm−(n-1)]に変更)開端位置近傍の開速度を遅くし、実際の開速度が目標速度より小さいときには「テーブルNO.」を上げて([Tm−n]を[Tm−(n+1)]に変更)開端位置近傍での開速度を早くする。
さらに、各工程の詳細について説明する。
まずは、便座又は便蓋の開端位置を設定するための動作フローについて説明する。
図3〜図5は、便蓋がロータンク等に衝突する直前となる位置で停止するようにモータの駆動を制御する電動開閉装置について、モータの駆動停止させる開端位置を定めるための第一から第三の動作フローを説明するフローチャートである。(いうまでも無いが、便座の電動開閉装置についても、適用可能である。)
第一のフローを、図3に基づいて説明する。
このフローは、便座装置の電源を投入したときに開始する。便蓋を電動で開いたとき(S10)に、便蓋が障害物に当って停止した位置を停止位置として記憶する(S11)。そして、停止位置記憶動作の回数をカウントするチェックフラッグを「+1」する(S12)。そのときに、記憶した最新の停止位置と前回の電動開時に記憶した停止位置との比較を行い(S13)、両停止位置が異なる場合にはチェックフラッグを「0」に設定して(S14)、電動開動作に戻る。停止位置の比較(S13)において、最新の停止位置が前回の停止位置を同じ場合には、チェックフラッグがN回(例えば、3回)に達しているかどうかを確認し(S15)、チェックフラッグがN回に達していれば、最新の停止位置を開端位置として制御手段の制御値を設定する(S16)。このS10〜S15の行程をチェックフラッグがN回に達するまで繰り返し行う。
これらの停止位置の認識は、複数の方法が採用可能である。電動開閉装置の駆動源がステッピングモータのときには、ステッピングモータに印加したパルス数を停止位置データとみなすことができる。また、電動開閉装置の回転軸の回転角をポテンショメータで検出する場合には、ポテンショメータの電圧を角度に換算して停止位置データとみなすことができる。なお、電動開時に手で止めたために便蓋が80度以内の開き角度で停止したときには、その動作は電動開動作とみなさずに停止位置を記憶しないようにすればよい。
ここで、最新の停止位置と前回の停止位置の比較(S13)では、両停止位置がほぼ一致していればよいので、駆動モータがステッピングモータとした場合には、最新の停止位置が前回の停止位置±数パルス以内(好ましくは2パルス以内)かどうかを判断するようにするのが望ましい。
このように、便蓋の電動開時の停止位置が複数回同じであったときに、その停止位置を電動開動作の開端位置として設定する。よって、便座装置の最初の電動開時に便蓋とロータンクの間に工具や人の手などの障害物があったり、あるいは電動開動作を途中で手で止めたりしても、そのときの停止位置を開端位置として記憶されることがなく、電動開閉動作の停止位置を的確に設定することができる。
なお、開端位置を最新の停止位置に設定したが、前述したように停止位置は完全一致していなくてもいいので、N回の停止位置の最大値を開端位置としたり、N回の停止位置の平均値を開端位置にしてもよい。
次に、本発明の第二のフローを、図4に基づいて説明する。
このフローは、便座装置の電源を投入したときに開始する。便蓋を電動で開いたとき(S20)に、便蓋が障害物に当って停止した位置を停止位置として記憶する(S21)。そして、停止位置記憶動作の回数をカウントするチェックフラッグを「+1」し(S22)、チェックフラッグがN回に達しているかどうかを確認する(S23)。チェックフラッグがN回に達していれば、N回の停止位置の記憶値のうちの最大値(便蓋が最も開いた位置)を開端位置として設定する(S24)。このS20〜S24の行程をチェックフラッグがN回に達するまで繰り返し行う。
これらの停止位置の認識は、前述した第一のフローと同様に、複数の方法が採用可能である。
このように、便蓋の電動開時の停止位置を複数記憶して、その中から最も便蓋が開いたときの停止位置を電動開動作の開端位置として設定する。よって、便座装置の最初の電動開時に便蓋とロータンクの間に工具や人の手などの障害物があったり、あるいは電動開動作を途中で手で止めたりしても、そのときの停止位置を開端位置として記憶されることがなく、電動開閉動作の停止位置を的確に設定することができる。
さらに、本発明の第三のフローを、図5に基づいて説明する。
このフローは、便座装置の電源を投入したときに開始する。便蓋を電動で開いたとき(S30)に、便蓋が障害物に当って停止した位置を停止位置として記憶する(S31)。そして、最新の停止位置を含めた停止位置の全記憶の中に一致する停止位置がN回分(例えば3回分)あるかどうかをチェックし(S32)、一致する停止位置がN回分あればその停止位置を開端位置として設定する(S33)。このS30〜S33の行程を、一致する停止位置がN回分揃うまで繰り返し行う。
これらの停止位置の認識は、前述した第一のフローと同様に、複数の方法が採用可能である。
また、ここで、停止位置のチェック(S32)では、停止位置がほぼ一致していれば同じ位置であると識別してよいので、駆動モータがステッピングモータである場合には、数パルス以内(好ましくは2パルス以内)かどうかで停止位置の一致を判断するようにするのが望ましい。
このように、便蓋の電動開時の停止位置を複数記憶して、その中から最も便蓋が開いたときの停止位置を電動開動作の開端位置として設定する。よって、便座装置の最初の電動開時に便蓋とロータンクの間に工具や人の手などの障害物があったり、あるいは電動開動作を途中で手で止めたりしても、そのときの停止位置を開端位置として記憶されることがなく、電動開閉動作の停止位置を的確に設定することができる。
上述したように、第一から第三のフローのいずれかにより便蓋の開端位置が設定されると、次の開動作からは当該開端位置に静止するように開速度の調整を行っていく。
まずは、設定された開端位置から所定パルス戻った位置を、速度検出点として設定する。そして、開端位置設定後の最初の開動作を実行する。その開動作は、開角度ごとに開速度を設定した速度制御テーブルに基づき制御されるが、最初の開動作では設定可能な最大速さに電動開閉装置のモータを駆動して実行される。例えば、開角度が80度までは駆動デューティー100%で電動開閉装置のモータを駆動し、80度から88度までは駆動デューティー70%で駆動する。そして、88度を超えた領域では、駆動デューティー70%及び制動デューティーを30%としてモータを駆動し、95度を超えた領域では、駆動デューティー30%及び制動デューティー30%としてモータを駆動する。
この最初の開動作において、便座が速度検出点を通過した際の開速度を検出し、その開速度と目標速度とを比較して、実際の開速度が目標速度よりも早い場合には、88度を超えた領域における開速度を速度制御テーブルに基づいて一段階小さい値に設定する。
そして、次の便蓋開動作の際には、新たに設定された開速度によって実行される。そのときにも、速度検出点を通過した際の開速度を検出し、その開速度と目標速度とを比較して、実際の開速度が目標速度よりも早い場合には、やはり88度を超えた領域における開速度をさらに一段階小さい値に設定し、目標速度よりも遅い場合には、88度を超えた領域における開速度を一段階大きな値に設定する。そして、また次の便蓋開動作を実行する。
なお、速度検出点に到達する前の位置で開動作を停止させた場合には、開速度が検出できないので、開速度の調整は行わない。
この工程を繰り返して、便蓋の開動作を数回実行すると、開速度が目標速度と一致するようになり、開動作も安定する。
しかも、開速度を検出する速度検出点を、電動開閉装置の使用環境(ロータンクの大きさ、便蓋カバー,便座カバーの取付け有無等)によって異なる開端位置から所定パルス前方となる位置に設定したので、従来よりも少ない開動作の回数によって適正な速度に落ち着かせることができる。
このようにして、本発明の電動開閉装置は、便座又は便蓋の開速度を、開端位置でスムーズに停止する速度にするので、大便器のロータンクへの衝突音も小さくて済み、且つ便座又は便蓋が開端位置直前までは早く開き瞬時に止まるので、使用者にとって使い心地のよい電動開閉装置となる。
以下図面を参照して本発明を適用した便座装置の実施例について説明する。
図6は本発明の便座又は便蓋の電動開閉装置を内蔵した便座装置10の斜視図、図7は便座又は便蓋の電動開閉装置の取付け位置を説明する為の分解斜視図、図8は便座用電動開閉装置30を内蔵した便座装置10の断面図、図9は便蓋用電動開閉装置130を内蔵した便座装置10の断面図である。図において、便器本体1の背部側のリムの上面を利用して暖房便座装置10のケーシング11を固定し、このケーシング11前側中央に凸収納部11aを形成し、この収納部11aの側壁11bに便座用電動開閉ユニット30、便蓋用電動開閉ユニット130を取付け、電動開閉ユニット30、130に便座12及び便蓋13を夫々取付けている。
便座12及び便蓋13には、夫々の基端部に連結部12a、13a及び回動部12b、13bを設けており、連結部12aは後述するアシストユニット80を介して便座用電動開閉ユニット30の出力軸である回転軸40に回動不能に連結され、連結部13aは、便蓋用電動開閉ユニット130の出力軸140に連結した回転軸50に対し夫々回動不能に連結される。また、回動部12b、13bは、便座12及び便蓋13を開閉可能に支持するための支持軸50a(回転軸50の中途部に形成)、81a(回転軸40に連結した連結軸81の先端部81a)に対し夫々回動可能に連結される。なお図中150は電動開閉ユニット30、130を駆動するための制御手段及びその回路を保護するためのポッティングケースである。
図10に便座用電動開閉ユニット30の分解斜視図、図11に駆動モータ組品Aの分解斜視図、図12に遊星歯車組品Bの分解斜視図、図13に便座用電動開閉ユニットのケーシング31bを外した状態での平面図、図14にアシストユニット80の分解斜視図を示す。なお、図13の各歯車の歯数及び歯形状は実際のものとは異なる(例えば、小歯車32b、34bは実際には歯数7だが、図では歯数8として記載する)。
図示するように、電動開閉ユニット30は、外郭を形成するケーシング31(主ケース31a及び蓋ケース31bで構成)、駆動モータ組品A(図10に示すように駆動モータ組品Aは、DCブラシモータ等により構成される駆動モータ32、駆動モータ32の出力軸32aに圧入固定される小歯車32b、駆動モータ32にネジ等を用いて固定される第1歯車固定用スペーサ33、小歯車32bと噛み合う大歯車34a及び次段へ動力を伝達する為の小歯車34bを有する第1歯車34、第1歯車34の回動軸35、スペーサ33に固定される第1歯車34の軸受36から構成される。
なお、大歯車34a表面(駆動モータ側)にはリング状磁石34cを接着或いはかしめ等で一体化する。)、小歯車34bと噛み合う大歯車37a及び次段へ動力を伝達する為の小歯車37bを有する第2歯車37、小歯車37bと噛み合う大歯車38a及び次段へ動力を伝達する為の太陽歯車38bを有する第3歯車38、遊星歯車組品B(図11に示すように遊星歯車組品Bは、回転軸40、回転軸40に固定され便座12の回転位置を検出するためのリング状磁石61、設定以上の荷重が回転軸40にかかった場合にキャリア63に荷重を伝達しないためにトルクリミッターとして機能するトレランスリング62、トレランスリング62を介して回転軸40に連結されるキャリア63、キャリア63に設けた遊星軸63aに回動自在に取付けられる遊星歯車64、遊星歯車64のスラスト方向の動きを規制する軸受65と、遊星歯車64と噛み合う内歯車66、ケーシング31aに遊星歯車機構を回動不能に固定する為の取付スペーサ67とで構成される。)とで構成される。
なお、小歯車32b、小歯車34b、小歯車37bは金属製、大歯車34a、大歯車37aは樹脂製とし、小歯車32bと大歯車34a、小歯車34bと大歯車37aはすば歯車とする。また、第3歯車38の大歯車38aと太陽歯車38bとを金属にて一体成形し、小歯車37bと大歯車38aは平歯車とする。更に遊星歯車64は金属製とし、内歯車66は樹脂製とする。なお、金属歯車はプレス焼結や射出焼結等の金属焼結や、冷間鍛造等によって成形することができる。また樹脂歯車との一体成形としてはインサート成形等で成形することができる。このように平歯に比べ薄くても接触面積を確保できるはすば歯車を用いることで歯車自体を薄くしても歯車強度を確保することができ、減速歯車列をコンパクトすることができる。また接触面積の大きいはすば歯車を比較的高速回転となる第1、2列の減速歯車列に用いることでバックラッシュを小さくすることが可能となり伝達効率を上げることが出来る。また、はすば歯車部分の噛み合いを金属(小歯車)と樹脂(大歯車)にすることによって磨耗による熱の発生や騒音等を抑制することができる。また、比較的低速回転・高トルクとなる第3、4列の減速歯車を金属製とすることで歯車の破壊を抑制することができる。
次に電動開閉ユニット30の組み立て手順について図を用いて説明する。
図11に示すように駆動モータ組品Aの組み立ては以下の手順で行われる。まずスペーサ33の軸受孔33aに軸35の一端を差込み、軸35に第1歯車34を挿入し、軸受36の軸孔36aに軸35の他端を、位置決め孔36bに位置決めボス33bを挿入し固定孔36c、36cにセルフタッピングネジ(図示無)を挿入固定し、スペーサ33に設けた下孔33cにねじ込むことで、スペーサ33、第1歯車34、軸35及び軸受36を一体化し、更に駆動モータ32の出力軸32a及び小歯車32bをスペーサ33の貫挿孔33eから第1歯車34と小歯車32bとの噛み合いに注意しながら貫挿し、ネジ挿通孔36d(軸受36)、固定孔33d(スペーサ33)からネジを差込み、駆動モータ32に設けたネジ孔32cにネジ込むことで組み立て完了する。なおネジ挿通孔36dはネジ頭よりも大きな径とし、ネジ挿通孔36d側の固定孔33dは途中(他方の固定孔33dと同一の肉厚となる位置)まではネジ頭よりも大きな径とし、途中からネジ部分が貫通する程度の径とすることで、駆動モータ32への固定用ネジ2本を共通化することができる。
このように減速歯車列の第1段目を駆動モータ32に一体化することで軸ブレ等を抑制することができ伝達効率を上げることができる。
図12に示すように遊星歯車組品Bの組み立ては以下の手順で行われる。
まずキャリア63に設けた遊星軸63aに遊星歯車64を装着し、内歯車66を遊星歯車64との嵌め合いに注意しながら装着する。次に軸受65に設けた軸受凹部65aに軸63aの終端部を装着し、遊星歯車64の動作領域を確保するためにキャリア63に設けた締結スペーサ63bの細径円筒部63cを軸受65に設けた貫通孔65bに挿通しカシメることでキャリア63、遊星歯車64、軸受65及び内歯車66を一体化する(以下この一体化したものを『遊星歯車機構』という)。この遊星歯車機構の出力軸63dの外周にトレランスリング62を嵌装し、内歯車66の外周に所定間隔をおいて形成した回動防止用の複数の凹溝66aと略同一形状の凸部67e(図13参照)を有するスペーサ67を内歯車66に外装し、スペーサ67の開孔67bから出力軸63dを突出させた状態で、回転軸40の後端に設けた連結孔40a内にトレランスリング62の外周を嵌着することで遊星歯車組品Bの組み立ては完了する。なお回転軸40のフランジ40bには予めリング状の磁石61(N−Sが2つ形成されているもの)を止め輪等を用いて一体化しておく。またスペーサ67の奥側には後述するエリア検出回路71を保護する保護ブロック67cを一体に設け、67cの表面には配線処理用リブ67dを設ける。
次にユニットの組み立て手順を図10を用いて説明する。
磁石34cの磁力を検知するホールIC70aを搭載した回転検出回路70の取付孔70bにセルフタッピングネジ(図示無)を挿入し、ケーシング31aに設けた取付ボスの下孔31eにネジ固定することでケーシング31aと回転検出回路70を一体化する。次に、磁石61の磁力を検知するホールIC71a、71bを搭載したエリア検出回路71の取付孔71cにセルフタッピングネジ(図示無)を挿入し、ケーシング31aに設けた取付ボスの下孔31fにネジ固定することでケーシング31aとエリア検出回路71を一体化する。なおエリア検出回路71には駆動モータ32への通電用配線(図示無)を半田付けしており、その通電用配線の一つに直列に接続される正特性サーミスタ71dを更に半田付けしておく。この正特性サーミスタは駆動モータ32へ過電流が流れることを防止するために設けている。次に、ケーシング31aの下端部に設けたモータ収納部31cに駆動モータ組品Aを収納し、スペーサ33に形成した取付孔33fにセルフタッピングネジ(図示無)を挿入し、ケーシング31aに設けた取付ボスの下孔31dにネジ固定することでケーシング31aと駆動モータ組品Aを一体化する。
次に、遊星歯車組品Bをケーシング31aの円筒部31gに設けた凸条31r(図13参照)とスペーサ67の外周に設けた凹溝67aとが一致するよう、またスペーサ67の保護ブロック67cの外形とケーシング31aの内壁とが当接するようにして円筒部31g内に挿入固定する。なお、円筒部31gの奥壁には貫通孔31iを設け、この貫通孔31iの周壁31jと回転軸40に設けたOリング溝40に収納されるOリング40cにより貫通孔31iからの水侵入を防止するよう構成している。ここでスペーサ67を用いてケーシング31aを取付けた理由は、遊星歯車機構自体はその機能上真円度が必要となり、これを直接ケーシング31aに取り付けるにはケーシング31aの円筒部31gにも真円度が必要となり寸法公差が厳しく歩留まりが悪くなる為、スペーサ67の凸部67e、ケーシング31aの凸条31rで略点接触として製造公差をスペーサ67の弾性変形で吸収できる構造としてケーシング31aの円筒部31gの製造を容易とするためである。
次に遊星歯車64と太陽歯車38bとの噛み合いに注意しながら第3歯車38を遊星歯車機構内に挿入し、小歯車37bと大歯車38aの噛み合いと大歯車37aと小歯車34bとの噛み合いに注意しながら第2歯車を軸31kに挿入固定する。最後にケーシング31bに設けた軸31lを第3歯車38の軸孔38c内に挿入すると共に、軸31kの先端を軸受31m内に挿入し、ケーシング31aに設けた取付孔31nにセルフタッピングネジを挿入し、ケーシング31bに設けた取付ボスの下孔31pにねじ込むことで便座用電動開閉ユニット30は組み立て完了する。
図13に示すように、駆動モータ32の外形と遊星歯車機構の外形との投影面がなす2円(Ca,Cb)を隣接して配置し、更に、2円(Ca,Cb)及び2円の外接線(Lc,Ld)によって囲まれた投影面内に第1歯車34、第2歯車37の軸を配置することによって電動開閉ユニット30をコンパクトに設計することができる。更に本実施例では、2円(Ca,Cb)の中心を通る水平線(La,Lb)と外接線(Lc,Ld)に囲まれた投影面内に第1歯車34、第2歯車37の軸を配置しているので更にコンパクトに設計することが出来る。また水平線(La,Lb)に代えて、2円(Ca,Cb)の中心を結ぶ線に対し各円の中心を通る垂線を用いることでも良い。本実施例ではこの垂線も略水平となるため、然程大きな差異では無いが、減速歯車列を水平方向に配置する場合等はこのような設計とする方が望ましい。
便蓋用電動開閉ユニット130も便座用電動開閉ユニット30と同様の部品構成、組み立て手順である為、相違点を除き説明は割愛する。以下に相違点を説明する。便座用電動開閉ユニット30と便蓋用電動開閉ユニット130とは左右対称の部品構成となる。図7、図8及び図13に示すように便蓋用電動開閉ユニット130の出力軸140には回転軸50が回動不能に挿入固定される略長方形状の連結孔141が設けられている。また便蓋用電動開閉ユニット130のケーシング131aにはケーシング11の側壁11bと所定間隔を保つ為のボス131b及びキャップ部材11dの受用突起131cが一体に設けられている。
次にアシストユニット80について図8、図14を用いて説明する。
アシストユニット80は電動開閉ユニット30の回転軸40に回動不能に連結される連結軸81、便座12を開方向に付勢するために一端82aが連結軸81に固定されたアシストバネ82、アシストバネ82の他端82bが固定されると共にケーシング11に回動不能に連結される連結カバー83、連結カバー83と共にアシストバネ82を囲う蓋カバー84、便座12をケーシング11から着脱するための着脱レバー85、アシストユニット80を便座12に固定する為の固定部材86で構成される。
連結軸81の先端部81a(便蓋13の支持軸)にはセレーションを形成し、略中央部分には連結軸81のスラスト方向の移動を規制するための大径部81bを形成する。また、蓋カバー84の内筒部84aとの間をシールする為のOリング溝81cを形成し、大径部81bとOリング溝81cとの間にアシストバネ82に一端を挿入するための挿入穴81dを形成する。また、カバー83の内筒部83aとの間をシールする為のOリング溝81eを形成し、末端部分には回転軸40の外形と略同一形状の溝81fを形成する。
アシストバネ82の一端82aは中央に向けて折り曲げられ、挿入孔81dに挿入され、他端82bは中央に向けて折り曲げられ連結カバー83の内筒部83aの外周に形成した支持溝83bに固定される。なお支持溝83bの根元部分はやや底部83cの肉厚を増してアシストバネ82の他端82bの回動を防止する防止壁83dを形成する。また、連結カバー83の後端には便座用電動開閉ユニット30の外郭ケーシング31aに一体に形成した係合突起31qに嵌合して回動が規制される規制突起83eを形成し、規制突起の83eの周縁部分の一箇所に着脱レバーの回動を規制するストッパ83fを形成する。また、外筒部83gには若干径を細めた細径部83hを形成する。
連結カバー83の開口端には溶着用リブ83iを全周に形成し、蓋カバー84を超音波溶着等で一体化する。
着脱レバー85は、上方が切り欠かれた支持円筒85aと下方が切り欠かれた着脱用円筒85bとで形成され、その間に内側及び外側に若干肉を増したリング状リブ85cを形成する。このリング状リブ85cの内径は細径部83hと略同一径で外筒部83gよりも小さい径としておく。また、着脱用円筒85bには把持用突起85dを形成する。
固定部材86には連結軸81の外形と略同一形状の連結用開口86a、便座12に回動不能に固定するために外周に沿って所定間隔毎に設けた突起86b、略L字形状の連結クランク86cを形成する。また、連結クランク86cには締結ネジ用の下孔86d、アシストユニット80(固定部材86を除く)のスラスト方向の移動を規制するストッパ86eを形成する。
次にアシストユニット80の組み立て手順を説明する。連結軸81のOリング溝81c、81eにOリングを収要し、連結軸81の挿入孔81dにアシストバネ82の一端82aを挿入し、他端82bを連結カバー83の支持溝83bに係合させて連結軸81を連結カバー83の内筒部83a内に、内筒部83aの端部と連結軸81の大径部81bとが当接するまで挿入する。これによりアシストバネ82の他端82bは防止壁83d内に収容される。次に蓋カバー84の内筒部84a内に連結軸81の先端部81aを挿入し、蓋カバー84の裏側と連結カバー83の溶着用リブ83iとを当接させた状態で、蓋カバーを超音波振動させることで連結軸81、アシストバネ82、連結カバー83、蓋カバー84を一体化する。次に着脱レバー85を外筒部83gに挿入するが、外筒部83gはリング状リブ85cよりも若干大きな径としているので、リング状リブ85cが外筒部83gを乗り上げ細径部83hまで挿入されると連結カバー83と着脱レバー85とは一体化され、着脱レバー85は外筒部83gとリング状リブ85cとでスラスト方向の抜けは規制される。次に連結軸81を固定部材86の連結用開口86a内に挿入することでアシストユニット80は一体化される。
このアシストユニット80の連結軸81を便座12の連結孔12d(図6参照)内に挿通し、アシストユニット80を便座12の連結部12a内に挿入した状態で、固定部材86の下孔86d及び便座12のネジ孔12c(図6参照)とをセルフタッピングネジで締結することで便座12とアシストユニット80は一体化される。なお、連結クランク86cは便座12に装着される前は外側に弾性変形可能であるため、アシストユニット80(固定部材86を除く)は固定部材86から着脱可能であるが、便座12に装着された後では便座12によって外側の変形は規制される為、ストッパ86eと連結カバー83のフランジ83jとによってアシストユニット80(固定部材86を除く)はスラスト方向の抜けが規制される。また、着脱レバー85も同様に連結クランク86cと外筒部83gとのクリアランスが小さく外筒部83gを乗り越える程外側に着脱レバー85が変形できないことでスラスト方向の抜けが防止される。
次にトレランスリング62について図15の原理図を用いて説明する。トレランスリング62は図に示すように波形状をした部分をもつリングの形状をしており、各波はバネとして作用し、その作用力は波の変形量に比例する。組み立て時に必要な力をAF、半径方向力をRL(N)、摩擦係数をμ、波の数をn、波の変形量をc(mm)、バネ定数をK(N/mm)、伝達トルクをMt、軸直径をd(m)とすると、
RL=n・c・K
AF=RL・μ
Mt=AF・d/2
で算出することができる。
バネ定数は材料の厚さ、波のピッチ、幅、形状、高さを変更することで設定できるので、正常時に回転軸40,140に最大どの程度のトルクがかかるかを実験等で見極め、そのトルクに応じてトレランスリング62の形状を選択する。
この設定トルク以上のトルクが回転軸40に発生した場合には、トレランスリング62の波形状部62aが回転軸40、140の連結孔に食い込み固定されており、トレランスリングのリング状縁部62bがキャリア63の出力軸63dの外周を滑り、設定トルク以上の過重が電動開閉ユニット30、130内部にかかることがなく、歯車の破損等を防止することが出来る。
駆動モータ32の断面図を図16に示す。図示のように駆動モータ32のシャフトはモータ内部を貫通しており、その径は内部では比較的太く、露出した部分は細径としている。この先端部32aを細径としたのは、小歯車32bの歯数をできるだけ少なくして減速比を大きくとりたいためである。なお、シャフト自体を細径とすることも考えられるが、シャフト長に対してシャフトが細いと駆動モータ32の軸ぶれが大きくなるためにシャフト自体を細径とはせず、小歯車32bが取付けられる部分のみを細径とするのである。
次に上記構成による通常動作の説明を行う。
図17に本発明の便座装置の制御ブロック図、図18に駆動モータ32のドライバ回路図、図19にスイッチング素子Tr1、Tr2、Tr3、Tr4への通電信号波形、図20にエリア検出回路71に設けたホールIC71a、71bの出力信号波形、図19に回転検出回路に設けたホールIC70aの出力信号波形、図21〜図27に動作フローを示す。
図示するように駆動モータ32の制御はドライバ回路150で行われる。ドライバ回路150は回転方向及び回転量を制御するためにトランジスタ等で構成するスイッチング素子Tr1、Tr2、Tr3、Tr4と、過電流が駆動モータ32へ流れることを防止するための正特性サーミスタ71dと、電動開閉制御用CPU等へブレーキ制御時の逆起電力等が加わらないようにする為のダイオードd1、d2とで構成される。
駆動モータ32を正転する際はTr1とTr4とをオン状態、Tr2とTr3をオフ状態とし、反転の際はTr1とTr4とをオフ状態、Tr2とTr3をオン状態とし、ブレーキをかける際はTr3とTr4をオン状態、Tr1とTr2をオフ状態とする。ブレーキをかける際は座若しくは蓋の自重で駆動モータ32のシャフトが回転させられ駆動モータ32は発電機として作用するため前述のダイオードd1、d2で電動開閉制御用CPU等へ逆起電力が加わらないようにする。
また、夫々のオン時間を図19に示すような通電信号波形でDuty制御することで駆動モータ32の回転速度を制御する。なお、正転、逆転時はGを1ms(PWM駆動周波数1kHz)とし、ブレーキ時はGを8ms(PWM駆動周波数125Hz)とする。なお、ON−Duty H%とは1周期(Gms)中にオンする時間がH%であることを示しており、例えばG=1ms、H=30%であれば1周期中に0.3ms(1ms*30%)オンすることを意味する。なお、このHは回転検出回路70及びエリア検出回路71によって検知される便座若しくは便蓋の検知位置に応じた夫々の設定とする。(以下30%Duty等として記載する。)また、エリアはエリアA(閉端エリア)、エリアB(動作エリア),エリアC(開端エリア)、エリアD(異常エリア)からなる。
図22には比較例として、便蓋開要求が有った際のフローチャートを示す。例えば人体検知センサによる人体接近検知若しくはリモコン等に設けられる便蓋開スイッチ(図示無し)が操作されて便蓋開要求がなされると便蓋の開端位置を設定しているかを確認し、開端位置の設定がなされていると、Tr1、Tr4を100%Duty(G=1ms)でオン状態とし、エリア検出回路71のホールIC71aの出力がLowからHiへ切り替わる(80°検知)と、Tr1、Tr4を50%Duty(G=1ms)で間欠的にオン状態とし、更にエリア検出回路71で80°を検知してからの回転検出回路70のホールIC70aの出力パルスが所定数(蓋開端位置に相当するパルス数−15°に相当するパルス数)に達するとTr1、Tr4を40%Duty(G=1ms)で間欠的にオン状態とし、更にエリア検出回路71で80°を検知してからの回転検出回路70のホールIC70aの出力パルスが所定数(蓋開端位置に相当するパルス数−10°に相当するパルス数)に達するとTr3、Tr4を100%Duty(G=8ms)で0.1秒間オン状態とし、続いてTr3、Tr4を50%Duty(G=8ms)で0.4秒間間欠的にオン状態とし、その後再度Tr1、Tr4を20%Duty(G=1ms)で間欠的にオン状態として駆動モータ32を駆動し、回転検出回路70のホールIC70aの出力パルス変化が0.5秒以上無い場合にロータンク等の障害物によって便蓋13開動作が停止した(停止検知)と判断して駆動モータ32への通電を停止する。このように設定された開端位置に停止するように駆動モータ32の駆動制御を行っている。なお、停止検知が得られない場合にも8°相当のパルス数をホールIC70aから得ることができた時点で通電停止する。このようにして便蓋用電動開閉ユニット130内の駆動モータ32へ通電がなされた際には、減速歯車列(小歯車32b、第1歯車34、第2歯車37、第3歯車38、遊星歯車機構)及びトレランスリング62、出力軸140を介して駆動モータ32の回転が回転軸50に伝達し、便蓋13を開放し、80°を超える開端付近では蓋の自重による逆起電力の発生を利用してブレーキをかけることでロータンク等の障害物との衝突音を小さくすることが出来る。
また最後に再度20%Dutyで便蓋を駆動するのは次の閉止動作の準備の為である。
図23には比較例として、便座開要求が有った際のフローチャートを示す。例えばリモコン等に設けられる便座開スイッチ(図示無し)が操作されて便座開要求がなされると座開端位置を記憶しているかを確認し、座開端の位置の記憶がなされていると、Tr1、Tr4を100%Duty(G=1ms)でオン状態とし、エリア検出回路71のホールIC71aの出力がLowからHiへ切り替わる(80°検知)と、Tr1、Tr4を50%Duty(G=1ms)で間欠的にオン状態とし、更にエリア検出回路71で80°を検知してからの回転検出回路70のホールIC70aの出力パルスが所定数(蓋開端位置に相当するパルス数−15°に相当するパルス数)に達するとTr1、Tr4を40%Duty(G=1ms)で間欠的にオン状態とし、更にエリア検出回路71で80°を検知してからの回転検出回路70のホールIC70aの出力パルスが所定数(蓋開端位置に相当するパルス数−10°に相当するパルス数)に達するとTr1、Tr4を20%Duty(G=1ms)で間欠的にオン状態として駆動モータ32を駆動し、回転検出回路70のホールIC70aの出力パルス変化が0.5秒以上無い場合にロータンク等の障害物によって便座12開動作が停止した(停止検知)と判断して駆動モータ32への通電を停止する。このように設定された開端位置に停止するように駆動モータ32の駆動制御を行っている。なお、エリアDに移行した後35°駆動(回転検出回路70の35°に相当するパルス数をカウント)しても停止検知できない場合にはその時点で通電を停止する。この停止位置が140°以上である場合には異常とみて、後述する異常時制御フローへ移行する。このようにして便座用電動開閉ユニット30内の駆動モータ32へ通電がなされた際には、減速歯車列(小歯車32b、第1歯車34、第2歯車37、第3歯車38、遊星歯車機構)及びトレランスリング62、出力軸40を介して駆動モータ32の回転が伝達し、便座12を開放する。なお、便蓋13の開放時にはブレーキ制御を行い緩やかな閉止動作を行うようにしたが便座12では行っていない。これは、便蓋13裏面にはクッション脚が設けられており、便座12を勢い良く開放しても、このクッション脚により衝突音はもともと抑制されるからである。
例えばリモコン等に設けられる便蓋・便座同時開スイッチ(図示無し)が操作されて便蓋及び便座開要求がなされると、図22及び図23に示したフローチャートの通りに便蓋用開閉ユニット130、便座用開閉ユニット30の夫々の駆動モータ32を同時に制御することで便座12及び便蓋13の開放動作が行われる。なお、後述するように便蓋13の閉止動作はブレーキで終わるようにし、便座12の閉止動作はモータ駆動で終わるようにしているので、便蓋13の減速歯車列のバックラッシは下側(閉側)にあり、便座12の減速歯車列のバックラッシは上側(開側)にあるために、同時に開放制御したとしてもバックラッシ分だけ便座12が遅れて開動作するため、便座12と便蓋13とが開放動作中にぶつかり、瞬間的に便座12の駆動モータ32側に過負荷が掛かるというような不具合は生じない。
便蓋(便座)開端位置を記憶するためのフローは、図3〜5に基づいて説明した前述の実施の形態のフローを運用する。
一方、本発明における、便蓋開要求が有った際のフローは、前述した図1のとおりとなる。例えば人体検知センサによる人体接近検知若しくはリモコン等に設けられる便蓋開スイッチ(図示無し)が操作されて便蓋開要求がなされるとまず便蓋の開端位置の設定を行い、開端位置の設定がなされていると、Tr1、Tr4を100%Duty(G=1ms)でオン状態とし、エリア検出回路71のホールIC71aの出力がLowからHiへ切り替わる(80°検知)と、Tr1、Tr4を70%Duty(G=1ms)で間欠的にオン状態とし、更にエリア検出回路71で80°を検知してからの回転検出回路70のホールIC70aの出力パルスが所定数(蓋開端位置に相当するパルス数−15°に相当するパルス数)に達するとTr1、Tr4及びTr3、Tr4を図2に示した速度制御テーブルに基づいてモータ駆動するように動作制御する。このようにして便蓋用電動開閉ユニット130内の駆動モータ32へ通電がなされた際には、減速歯車列(小歯車32b、第1歯車34、第2歯車37、第3歯車38、遊星歯車機構)及びトレランスリング62、出力軸140を介して駆動モータ32の回転が回転軸50に伝達し、便蓋13を開放し、80°を超える開端付近では蓋の自重による逆起電力の発生を利用してブレーキをかけることでロータンク等の障害物との衝突音を小さくすることが出来る。
便座用電動開閉ユニット30内の駆動モータ32へ通電がなされた際には、減速歯車列(小歯車32b、第1歯車34、第2歯車37、第3歯車38、遊星歯車機構)及びトレランスリング62、出力軸40を介して駆動モータ32の回転が伝達し、便座12を開放する。なお、便蓋13の開放時にはブレーキ制御を行い緩やかな閉止動作を行うようにしたが便座12では行っていない。これは、便蓋13裏面にはクッション脚が設けられており、便座12を勢い良く開放しても、このクッション脚により衝突音はもともと抑制されるからである。
図24には便蓋カバー有無判断のフローチャートを示す。図示のように便蓋閉止動作中にエリア検出回路71のホールIC71aの出力がHiからLowへ切り替わった(80°検知)後の回転検出回路70のホールIC70aの1発目のパルス出力から4発目のパルス出力がなされるまでの時間tを記憶し(Ta)、次に25発目のパルス出力から28発目のパルス出力がなされるまでの時間tを記憶する(Tb)と共に4発目のパルス出力から28発目のパルス出力がなされるまでの時間tを記憶して、Ta,Tb、Tcから便蓋の角加速度Wを計算し、その角加速度Wが予め設定した角加速度wよりも大きいかをみて、W>wであれば便蓋カバー有と判断し、W>wでなければ、便蓋カバー無と判断して、図22若しくは図24、22に示したフローへ移行する。本実施例では角加速度で便蓋カバーの有無を自動的に判断するようにしたが、便蓋カバー有無スイッチ等をリモコン等に設けても良いし、便蓋の角速度を判断基準に用いても良い。
図25には異常時制御フローを示す。通常時には便座12はケーシング11と当接するため110°以上回転することは無い。しかし、便座12及び便蓋13を取り外した状態で、便座開スイッチ若しくは便座・便蓋同時開スイッチが操作されるとケーシング11に当接することは無いので、制御上の限界角度140°まで回転してしまう(図23参照)。このような状態で便座12及び便蓋13を取付けようとしても電動開閉ユニットの回転軸40、50と便座・便蓋の基端部に設けた連結部12a、13a及び回動部12b、13bとが噛み合わないために取り付かない。このため、便座用電動開閉ユニット30の回転軸40の位置が140°以上を検知すると座蓋が外された状態での駆動であるとみなし、90°近辺まで出力軸を移動させて便座12の取付ができるようにする。便座側で140°以上を検知すると便蓋側電動開閉ユニット130も同様に90°近辺まで回転軸50を移動させて便蓋13の取付が出来るようにする。なお、便蓋13がどのエリアにあるかはその時々で異なるため、何れのエリアにあっても、一端エリアDへ移動させてそこから制御を行うことで確実に90°近辺へ便蓋用開閉ユニット130の回転軸50を移動することができる。
ところで便座12は内部に暖房用のヒータが設けられており、比較的重いため、便蓋用電動開閉ユニット130と同一の構造の便座用電動開閉ユニット30だけでは便座12を持ち上げることができない。そのためにアシストユニット80が設けられる。このアシストユニット80は一端がケーシング11に一体化され、他端が便座12に一体化されるアシストバネ82を内蔵している。このアシストバネ82は便座12が略垂直状態で自然長とされており、便座12閉塞時には捩れた状態となっている。
従って、便座12閉塞時には開放側のトルクを発生することができ、これにより、便蓋用電動開閉ユニット130と略同一の構造でも便座12を持ち上げることが可能となっている。
なお、アシストバネ82の一端82aは連結ケース83の規制突起83eとケーシング11に取付けられる便座用電動開閉ユニット30の係合突起31qとの係合によってケーシング11に一体化されており、アシストバネ82の他端82bは連結軸81、固定部材86を介して便座12に一体化されている。
本発明の便座・便蓋の電動開閉装置の動作工程を示すフローチャート 本発明の便座・便蓋の電動開閉装置の開き角度によって異なる開速度を決定するための速度制御テーブルの一例を示した図 便座・便蓋の電動開閉装置の開端位置を設定する本発明の第一の実施形態にかかるフローチャート 便座・便蓋の電動開閉装置の開端位置を設定する本発明の第二の実施形態にかかるフローチャート 便座・便蓋の電動開閉装置の開端位置を設定する本発明の第三の実施形態にかかるフローチャート 本発明の便座又は便蓋の電動開閉装置を内蔵した便座装置10の斜視図 本発明の便座又は便蓋の電動開閉装置の取付け位置を説明する為の分解斜視図 便座用電動開閉装置30を内蔵した便座装置10の断面図 便蓋用電動開閉装置130を内蔵した便座装置10の断面 便座用電動開閉ユニット30の分解斜視図 駆動モータ組品Aの分解斜視図 遊星歯車組品Bの分解斜視図 便座用電動開閉ユニットのケーシング31bを外した状態での平面図 アシストユニット80の分解斜視図 トレランスリング62の原理図 駆動モータ32の断面図 本発明の便座装置の制御ブロック図 駆動モータ32のドライバ回路図 スイッチング素子Tr1、Tr2、Tr3、Tr4への通電信号波形 エリア検出回路71に設けたホールIC71a、71bの出力信号波形 回転検出回路に設けたホールIC70aの出力信号波形 便蓋開要求が有った際のフローチャート(比較例) 便座開要求が有った際のフローチャート(比較例) 便蓋カバー有無判断のフローチャート 便座及び便蓋が取り外された状態で電動開閉ユニットの出力軸が開方向に移動した際の異常時制御フローチャート
符号の説明
12 便座
13 便蓋
32 モータ
40 回転軸
70 回転検出回路(位置検知手段)
71 エリア検出回路(位置検知手段)
150 ドライブ回路(制御手段)


Claims (7)

  1. モータと、便座又は便蓋と共に回転する回転軸と、前記モータの駆動力を前記回転軸に伝達する減速歯車列と、前記便座又は便蓋の位置検知手段と、設定された開端位置に前記便座又は便蓋が停止するよう前記モータの動作を制御してなる制御手段を備えた便座又は便蓋の電動開閉装置において、
    前記開端位置から所定角度前に、前記開動作の速度を検出する速度検出点を設け、
    前記制御手段は、
    前記位置検知手段により検知した便座又は便蓋の停止位置を記憶させ、前記制御手段に記憶された停止位置を基に前記開端位置を設定するとともに、
    前記設定された開端位置に便座又は便蓋が停止するように前記便座又は便蓋の開動作の目標速度を設定し、
    前記速度検出点を通過した際の便座又は便蓋の速度と前記目標速度との差に基づいて開動作の目標速度を再設定し、当該再設定された目標速度により開動作の速度制御を実行することを特徴とする便座又は便蓋の電動開閉装置。
  2. 前記停止位置を前記開端位置として設定することを特徴とする請求項1記載の便座又は便蓋の電動開閉装置。
  3. 前記停止位置が複数回連続して同じ場合に、当該停止位置を前記開端位置として設定することを特徴とする請求項1記載の便座又は便蓋の電動開閉装置。
  4. 前記便座又は便蓋の停止位置を前記制御手段に記憶する電動開動作を複数回実行して、複数回の電動開動作ごとに記憶された停止位置から便座又は便蓋の電動開時の開端位置を設定することを特徴とする請求項1記載の便座又は便蓋の電動開閉装置。
  5. 前記複数回の電動開動作ごとに記憶された停止位置のうち、前記便座又は便蓋が最も開いた位置を前記開端位置として設定することを特徴とする請求項4記載の便座又は便蓋の電動開閉装置。
  6. 前記複数回の電動開動作ごとに記憶された停止位置のうち、最も停止した回数が多い停止位置を前記開端位置として設定することを特徴とする請求項4記載の便座又は便蓋の電動開閉装置。
  7. 前記複数回の電動開動作ごとに記憶された停止位置が、所定の複数回数一致した場合に、当該停止位置を開端位置として設定することを特徴とする請求項4記載の便座又は便蓋の電動開閉装置。


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