JP4397018B2 - 便座・便蓋の電動開閉装置 - Google Patents
便座・便蓋の電動開閉装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4397018B2 JP4397018B2 JP2003337479A JP2003337479A JP4397018B2 JP 4397018 B2 JP4397018 B2 JP 4397018B2 JP 2003337479 A JP2003337479 A JP 2003337479A JP 2003337479 A JP2003337479 A JP 2003337479A JP 4397018 B2 JP4397018 B2 JP 4397018B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toilet seat
- friction surface
- toilet lid
- toilet
- reduction gear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Toilet Supplies (AREA)
- Retarders (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
Description
このような場合、過大な力にも耐えうる歯車強度を持つ設計とする必要が有り、大きな減速歯車列を必要とするため装置が大きくなったり、高強度の材料を用いるため装置の重量が重くなっていた。従って、小型化、軽量化を要求されている温水洗浄便座等に用いる際には不便であるという問題があった。
図において、便器本体1の背部側のリムの上面を利用して暖房便座装置10のケーシング11を固定し、このケーシング11前側中央に凸収納部11aを形成し、この収納部11aの側壁11bに便座用電動開閉ユニット30、便蓋用電動開閉ユニット130を取付け、該電動開閉ユニット30、130に便座12及び便蓋13を夫々取付けている。
図7のブッシュ160にはフランジ160b、160cがあり、トレランスリング62がずれることを規制する。
図6に示すように駆動モータ組品Aの組み立ては以下の手順で行われる。まずスペーサ33の軸受孔33aに軸35の一端を差込み、軸35に第1歯車34を挿入し、軸受36の軸孔36aに軸35の他端を、位置決め孔36bに位置決めボス33bを挿入し固定孔36c、36cにセルフタッピングネジ(図示無)を挿入固定し、スペーサ33に設けた下孔33cにねじ込むことで、スペーサ33、第1歯車34、軸35及び軸受36を一体化し、更に駆動モータ32の出力軸32a及び小歯車32bをスペーサ33の貫挿孔33eから第1歯車34と小歯車32bとの噛み合いに注意しながら貫挿し、ネジ挿通孔36d(軸受36)、固定孔33d(スペーサ33)からネジを差込み、駆動モータ32に設けたネジ孔32cにネジ込むことで組み立て完了する。
まずキャリア63の溝63eとブッシュ160の突起160dの位置を合わせて係合する。次にキャリア63に設けた遊星軸63aに遊星歯車64を装着し、内歯車66を遊星歯車64との嵌め合いに注意しながら装着する。次に軸受65に設けた軸受凹部65aに軸63aの終端部を装着し、遊星歯車64の動作領域を確保するためにキャリア63に設けた締結スペーサ63bの細径円筒部63cを軸受65に設けた貫通孔65bに挿通しカシメることでキャリア63、遊星歯車64、軸受65及び内歯車66を一体化する(以下この一体化したものを『遊星歯車機構』という)。
磁石34cの磁力を検知するホールIC70aを搭載した回転検出回路70の取付孔70bにセルフタッピングネジ(図示無)を挿入し、ケーシング31aに設けた取付ボスの下孔31eにネジ固定することでケーシング31aと回転検出回路70を一体化する。次に、磁石61の磁力を検知するホールIC71a、71bを搭載したエリア検出回路71の取付孔71cにセルフタッピングネジ(図示無)を挿入し、ケーシング31aに設けた取付ボスの下孔31fにネジ固定することでケーシング31aとエリア検出回路71を一体化する。なおエリア検出回路71には駆動モータ32への通電用配線(図示無)を半田付けしており、その通電用配線の一つに直列に接続される正特性サーミスタ71dを更に半田付けしておく。この正特性サーミスタは駆動モータ32へ過電流が流れることを防止するために設けている。
図2、図4及び図8に示すように便蓋用電動開閉ユニット130の出力軸140には回転軸50が回動不能に挿入固定される略長方形状の連結孔141が設けられている。また便蓋用電動開閉ユニット130のケーシング131aにはケーシング11の側壁11bと所定間隔を保つ為のボス131b及びキャップ部材11dの受用突起131cが一体に設けられている。
アシストユニット80は電動開閉ユニット30の回転軸40に回動不能に連結される連結軸81、便座12を開方向に付勢するために一端82aが連結軸81に固定されたアシストバネ82、アシストバネ82の他端82bが固定されると共にケーシング11に回動不能に連結される連結カバー83、連結カバー83と共にアシストバネ82を囲う蓋カバー84、便座12をケーシング11から着脱するための着脱レバー85、アシストユニット80を便座12に固定する為の固定部材86で構成される。
連結カバー83の開口端には溶着用リブ83iを全周に形成し、蓋カバー84を超音波溶着等で一体化する。
固定部材86には連結軸81の外形と略同一形状の連結用開口86a、便座12に回動不能に固定するために外周に沿って所定間隔毎に設けた突起86b、略L字形状の連結クランク86cを形成する。また、連結クランク86cには締結ネジ用の下孔86d、アシストユニット80(固定部材86を除く)のスラスト方向の移動を規制するストッパ86eを形成する。
RL=n・c・K
AF=RL・μ
Mt=AF・d/2
で算出することができる。
この設定トルク以上のトルクが回転軸40に発生した場合には、トレランスリング62の波形状部62aが回転軸40、140の連結孔に食い込み固定されており、トレランスリングのリング状縁部62bがキャリア63の出力軸63dに係合するブッシュ160の外周を滑り、設定トルク以上の過重が電動開閉ユニット30、130内部にかかることがなく、歯車の破損等を防止することが出来る。
図12に本発明の便座装置の制御ブロック図を示す。人体検知センサによる検知若しくはリモコン等に設けられる便蓋開スイッチ(図示無し)を操作すると便蓋用電動開閉ユニット130内の駆動モータ32へ通電がなされ、減速歯車列(小歯車32b、第1歯車34、第2歯車37、第3歯車38、遊星歯車機構)及びトレランスリング62、出力軸140を介して駆動モータ32の回転が回転軸50に伝達し、便蓋13を開放する。なお、磁石61とエリア検出回路71に設けた2つのホールIC71a、71bとにより便蓋13が閉止エリア(20度以下)、回動エリア(20度〜80度)、開放エリア(80度〜110度)、異常エリア(110度以上)の何れのエリアにいるかを検出し、各エリアに応じた駆動モータ32への通電制御(若しくはショート制御)を行う。更に磁石34cと回転検出回路70に設けたホールIC70aとにより駆動モータ32の回転を検知することでエリア内のどの位置にいるかを比較的正確に検知してより細かな通電制御を行うことができる。
なお、便蓋用電動開閉ユニット130と同様に回転検出回路70、エリア検出回路71により便座12の位置を検出し、位置に応じた駆動モータ32の通電制御(若しくはショート制御)を行う。
従って、便座12閉塞時には開放側のトルクを発生することができ、これにより、便蓋用電動開閉ユニット130と略同一の構造でも便座12を持ち上げることが可能となっている。
回転軸である出力軸40の溝40cとブッシュ160の突起160eの位置を合わせて係合し、遊星歯車66の出力軸63dに波形状部62aが食い込み固定され、ブッシュ側にリング状縁部62bを持つトレランスリング62を配する。これによりトレランスリング62がブッシュ160の内周を滑り、設定トルク以上の過重が電動開閉ユニット30、130内部にかかることがなく、歯車の破損等を防止することが出来る。
ブッシュ160より軟らかい材料で構成したキャリア63の出力軸63dにある溝63eの幅63gよりブッシュ160の内周にある突起160dの幅160fを大きく設定することにより、キャリア63とブッシュ160の回転方向の隙間を無くすことが可能となる。同様に、キャリア63の出力軸63dにある突起63hの幅63iよりブッシュ160の内周にある溝160gの幅160hを大きく設定することでも同様の効果が得られる。
ブッシュ160にはフランジ160bが、キャリア63にはフランジ63fがあり、トレランスリング62がずれることを規制することが可能となる。
11…ケーシング
12…便座
13…便蓋
30…便座用電動開閉装置
130…便蓋用電動開閉装置
31…電動開閉ケーシング
32…駆動モータ
33…スペーサ
34…第1歯車
35…第1歯車用軸
36…第1歯車用軸受
37…第2歯車
38…第3歯車
A…駆動モータ組品
B…遊星歯車組品
40…便座用回転軸
50…便蓋用回転軸
62…トレランスリング
63…キャリア
160…ブッシュ
Claims (4)
- 便座・便蓋と共に回転する回転軸と、この回転軸をそれぞれ正逆方向に回転させる駆動モータとから成り、該駆動モータの駆動力を減速歯車列を介して前記回転軸に伝達して便座・便蓋を開閉する便座・便蓋の電動開閉装置において、
前記回転軸と前記減速歯車列の最終段との間に摩擦方式によるトルクリミッタ機構を構成し、摩擦面を前記減速歯車列の最終段側に配するとともに前記摩擦面となる部材と前記減速歯車列の最終段とを別部材で構成し、
前記トルクリミッタ機構を、ばね性を持つ構造により、金属を摩擦面となる別部材に押付ける構成とするとともに、前記摩擦面を持つ別部材を金属で製作し、かつ、前記摩擦面を持つ別部材の表面硬度を、前記押付ける金属の表面硬度以上としたことを特徴とする便座・便蓋の電動開閉装置。 - 便座・便蓋と共に回転する回転軸と、この回転軸をそれぞれ正逆方向に回転させる駆動モータとから成り、該駆動モータの駆動力を減速歯車列を介して前記回転軸に伝達して便座・便蓋を開閉する便座・便蓋の電動開閉装置において、
前記回転軸と前記減速歯車列の最終段との間に摩擦方式によるトルクリミッタ機構を構成し、摩擦面を前記回転軸側に配するとともに、前記摩擦面となる部材と前記回転軸とを別部材で構成し、
前記トルクリミッタ機構を、ばね性を持つ構造により、金属を摩擦面となる別部材に押付ける構成とするとともに、前記摩擦面を持つ別部材を金属で製作し、かつ、前記摩擦面を持つ別部材の表面硬度を、前記押付ける金属の表面硬度以上としたことを特徴とする便座・便蓋の電動開閉装置。 - 便座・便蓋と共に回転する回転軸と、この回転軸をそれぞれ正逆方向に回転させる駆動モータとから成り、該駆動モータの駆動力を減速歯車列を介して前記回転軸に伝達して便座・便蓋を開閉する便座・便蓋の電動開閉装置において、
前記回転軸と前記減速歯車列の最終段との間に摩擦方式によるトルクリミッタ機構を構成し、摩擦面を前記減速歯車列の最終段側に配するとともに前記摩擦面となる部材と前記減速歯車列の最終段とを別部材で構成し、
前記減速歯車列の最終段を、前記摩擦面を持つ別部材より軟らかい材料で構成するとともに前記減速歯車列の最終段と摩擦面を持つ別部材とに径方向の凹凸を構成し、前記凹凸同士が周方向で干渉する寸法としたことを特徴とする便座・便蓋の電動開閉装置。 - 便座・便蓋と共に回転する回転軸と、この回転軸をそれぞれ正逆方向に回転させる駆動モータとから成り、該駆動モータの駆動力を減速歯車列を介して前記回転軸に伝達して便座・便蓋を開閉する便座・便蓋の電動開閉装置において、
前記回転軸と前記減速歯車列の最終段との間に摩擦方式によるトルクリミッタ機構を構成し、摩擦面を前記回転軸側に配するとともに、前記摩擦面となる部材と前記回転軸とを別部材で構成し、
前記回転軸を、前記摩擦面を持つ別部材より軟らかい材料で構成するとともに前記回転軸と摩擦面を持つ別部材とに径方向の凹凸を構成し、前記凹凸同士が周方向で干渉する寸法としたことを特徴とする便座・便蓋の電動開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003337479A JP4397018B2 (ja) | 2003-09-29 | 2003-09-29 | 便座・便蓋の電動開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003337479A JP4397018B2 (ja) | 2003-09-29 | 2003-09-29 | 便座・便蓋の電動開閉装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005102810A JP2005102810A (ja) | 2005-04-21 |
JP4397018B2 true JP4397018B2 (ja) | 2010-01-13 |
Family
ID=34533288
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003337479A Expired - Fee Related JP4397018B2 (ja) | 2003-09-29 | 2003-09-29 | 便座・便蓋の電動開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4397018B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101485553B (zh) * | 2008-01-18 | 2011-09-21 | 德昌电机(深圳)有限公司 | 自动翻盖装置 |
KR100978613B1 (ko) | 2008-04-30 | 2010-08-27 | 주식회사 삼홍테크 | 비데 커버 및 시트의 자동 개폐장치 |
CN103807286B (zh) * | 2014-02-28 | 2016-08-17 | 仝达机电工业(惠州)有限公司 | 一种自动翻转装置 |
JP6384114B2 (ja) * | 2014-05-02 | 2018-09-05 | Toto株式会社 | 衛生洗浄装置 |
JP7350033B2 (ja) * | 2021-09-28 | 2023-09-25 | Toto株式会社 | トイレ装置 |
-
2003
- 2003-09-29 JP JP2003337479A patent/JP4397018B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005102810A (ja) | 2005-04-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4574168B2 (ja) | 便座又は便蓋の自動開閉装置 | |
US8075439B2 (en) | Automatic opening-closing device | |
JP5927078B2 (ja) | ギアードモータ | |
WO2004001262A1 (ja) | バルブ用アクチュエータ | |
JP5356365B2 (ja) | ヒンジ装置 | |
JP6128866B2 (ja) | ギアードモータ | |
JP2002339766A (ja) | スロットル弁制御装置 | |
EP2075094B1 (en) | Rotary power tool with a gearbox to motor interface that facilitates assembly | |
JP4397018B2 (ja) | 便座・便蓋の電動開閉装置 | |
JP4803796B2 (ja) | 便座又は便蓋の電動開閉装置 | |
JP2006095120A (ja) | 便座・便蓋の電動開閉装置 | |
US20050064980A1 (en) | Geared motor | |
JP6974961B2 (ja) | トルクリミッタおよび駆動装置 | |
JP4338174B2 (ja) | 便座又は便蓋の位置検出装置 | |
JPH08221057A (ja) | オルゴールの演奏部ユニット及びこれを備えたオルゴール | |
JP2002044909A (ja) | ギヤードモータ | |
JP5551989B2 (ja) | リニアアクチュエータ | |
JP4570157B2 (ja) | 便座又は便蓋の電動開閉装置 | |
JP4216056B2 (ja) | 便座又は便蓋の電動開閉装置 | |
JP4229312B2 (ja) | 便座又は便蓋の電動開閉装置 | |
JP4507516B2 (ja) | 便座又は便蓋の電動開閉装置 | |
JP2004174070A (ja) | 便座装置 | |
JP5111240B2 (ja) | 遊星歯車式減速装置における歯車支持装置 | |
JP2004180698A (ja) | 便座又は便蓋の電動開閉装置 | |
JP2521135Y2 (ja) | モータ式アクチュエータ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20060210 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060228 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060907 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090519 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090608 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090714 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20091019 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20091019 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121030 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4397018 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131030 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |