JP4397018B2 - 便座・便蓋の電動開閉装置 - Google Patents

便座・便蓋の電動開閉装置 Download PDF

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Description

本発明は、洋式便器における便座・便蓋の電動開閉装置に係り、特にトルクリミッタ機構を有しつつ、小型、軽量な電動開閉装置に関するものである。
従来の、便座や便蓋もしくはその両者を電動にて開閉する便座・便蓋の電動開閉装置に関しては、正逆に回転する駆動モータと回転軸が減速歯車列により連結されており、便座・便蓋を使用者が操作する等により発生する過大な力が回転軸を介して減速歯車に働く構成となっている(例えば、特許文献1参照)。
このような場合、過大な力にも耐えうる歯車強度を持つ設計とする必要が有り、大きな減速歯車列を必要とするため装置が大きくなったり、高強度の材料を用いるため装置の重量が重くなっていた。従って、小型化、軽量化を要求されている温水洗浄便座等に用いる際には不便であるという問題があった。
また、トルクリミッタ機構の部品を、減速歯車列を構成する部品や便座・便蓋に駆動力を伝達するための回転軸と一体で構成すると、減速歯車列を構成する部品や便座・便蓋に駆動力を伝達するための回転軸は複雑形状であるため、摩擦面を高硬度にすることが困難であるという問題があった。
特開平11−216083号公報(第1図)
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、本発明の課題は、安定したトルクで作動するトルクリミッタ機構を構成することにより便座・便蓋の電動開閉装置を小型化・軽量化するためのものである。
上記目的を達成するために請求項1記載の発明によれば、便座・便蓋と共に回転する回転軸と、この回転軸をそれぞれ正逆方向に回転させる駆動モータとから成り、該駆動モータの駆動力を減速歯車列を介して前記回転軸に伝達して便座・便蓋を開閉する便座・便蓋の電動開閉装置において、前記回転軸と前記減速歯車列の最終段との間に摩擦方式によるトルクリミッタ機構を構成し、摩擦面を前記減速歯車列の最終段側に配するとともに前記摩擦面となる部材と前記減速歯車列の最終段とを別部材で構成したことにより、前記減速歯車列の最終段の形状が複雑であっても、高硬度の摩擦面を持つトルクリミッタ機構を構成することが可能となり、安定したトルクで作動するトルクリミッタ機構を構成することを可能とし、前記トルクリミッタ機構を、ばね性を持つ構造により、金属を摩擦面となる別部材に押付ける構成とするとともに、前記摩擦面を持つ別部材を金属で製作し、かつ、前記摩擦面を持つ別部材の表面硬度を、前記押付ける金属の表面硬度以上としたことにより、安定したトルクで作動するトルクリミッタ機構を構成することを可能とした。表面硬度を前記押付ける金属の表面硬度以上にするために、加工硬化、熱処理、表面処理を行なう方法がある。
また、請求項2記載の発明によれば、便座・便蓋と共に回転する回転軸と、この回転軸をそれぞれ正逆方向に回転させる駆動モータとから成り、該駆動モータの駆動力を減速歯車列を介して前記回転軸に伝達して便座・便蓋を開閉する便座・便蓋の電動開閉装置において、前記回転軸と前記減速歯車列の最終段との間に摩擦方式によるトルクリミッタ機構を構成し、摩擦面を前記回転軸側に配するとともに、前記摩擦面となる部材と前記回転軸とを別部材で構成したことにより、前記回転軸の形状が複雑であっても、高硬度の摩擦面を持つトルクリミッタ機構を構成することが可能となり、安定したトルクで作動するトルクリミッタ機構を構成することを可能とし、前記トルクリミッタ機構を、ばね性を持つ構造により、金属を摩擦面となる別部材に押付ける構成とするとともに、前記摩擦面を持つ別部材を金属で製作し、かつ、前記摩擦面を持つ別部材の表面硬度を、前記押付ける金属の表面硬度以上としたことにより、安定したトルクで作動するトルクリミッタ機構を構成することを可能とした。表面硬度を前記押付ける金属の表面硬度以上にするために、加工硬化、熱処理、表面処理を行なう方法がある。
また、請求項記載の発明によれば、前記減速歯車列の最終段を、前記摩擦面を持つ別部材より軟らかい材料で構成するとともに前記減速歯車列の最終段と摩擦面を持つ別部材とに径方向の凹凸を構成し、前記凹凸同士が周方向で干渉する寸法としたことにより、駆動モータが正逆方向に回転してもバックラッシ無くトルクを伝達するトルクリミッタ機構を構成することが可能となり、動作フィーリングが低下せずに安定したトルクで作動するトルクリミッタ機構を構成することを可能とした。前記摩擦面を持つ別部材と径方向で干渉している前記減速歯車列の最終段が、前記摩擦面を持つ別部材の形状に沿って変形することにより、径方向のがたを生じることが無く、バックラッシ無くトルクを伝達するトルクリミッタ機構を構成することが可能となる。
また、請求項記載の発明によれば、前記回転軸を、前記摩擦面を持つ別部材より軟らかい材料で構成するとともに前記回転軸と摩擦面を持つ別部材とに径方向の凹凸を構成し、前記凹凸同士が周方向で干渉する寸法としたことにより、駆動モータが正逆方向に回転してもバックラッシ無くトルクを伝達するトルクリミッタ機構を構成することが可能となり、動作フィーリングが低下せずに安定したトルクで作動するトルクリミッタ機構を構成することを可能とした。前記摩擦面を持つ別部材と径方向で干渉している前記回転軸が、前記摩擦面を持つ別部材の形状に沿って変形することにより、径方向のがたを生じることが無く、バックラッシ無くトルクを伝達するトルクリミッタ機構を構成することが可能となる。
本発明によれば、安定したトルクで作動するトルクリミッタ機構を構成することにより、前記減速歯車列は過大な力に耐えうる設計にする必要が無くなり、便座、便蓋それぞれの電動開閉装置の小型化、軽量化、コストダウン等を図ることができるという効果がある。
本発明をより詳細に説明するために、添付図面にしたがって説明する。
図1は本発明の便座・便蓋の電動開閉装置を内蔵した便座装置10の斜視図、図2は便座・便蓋の電動開閉装置の取付け位置を説明する為の分解斜視図、図3は便座用電動開閉装置30を内蔵した便座装置10の断面図、図4は便蓋用電動開閉装置130を内蔵した便座装置10の断面図である。
図において、便器本体1の背部側のリムの上面を利用して暖房便座装置10のケーシング11を固定し、このケーシング11前側中央に凸収納部11aを形成し、この収納部11aの側壁11bに便座用電動開閉ユニット30、便蓋用電動開閉ユニット130を取付け、該電動開閉ユニット30、130に便座12及び便蓋13を夫々取付けている。
便座12及び便蓋13には、夫々の基端部に連結部12a、13a及び回動部12b、13bを設けており、連結部12aは後述するアシストユニット80を介して便座用電動開閉ユニット30の出力軸である回転軸40に回動不能に連結され、連結部13aは、便蓋用電動開閉ユニット130の出力軸140に連結した回転軸50に対し夫々回動不能に連結される。また、回動部12b、13bは、便座12及び便蓋13を開閉可能に支持するための支持軸50a(回転軸50の中途部に形成)、81a(回転軸40に連結した連結軸81の先端部81a)に対し夫々回動可能に連結される。なお図中150は電動開閉ユニット30、130を駆動するための駆動回路及びその回路を保護するためのポッティングケースである。
図5に便座用電動開閉ユニット30の分解斜視図、図6に駆動モータ組品Aの分解斜視図、図7に遊星歯車組品Bの分解斜視図、図8に便座用電動開閉ユニットのケーシング31bを外した状態での平面図、図9にアシストユニット80の分解斜視図を示す。なお、図8の各歯車の歯数及び歯形状は実際のものとは異なる。
図示するように、電動開閉ユニット30は、外郭を形成するケーシング31(主ケース31a及び蓋ケース31bで構成)、駆動モータ組品A(図5に示すように駆動モータ組品Aは、DCブラシモータ等により構成される駆動モータ32、駆動モータ32の出力軸32aに圧入固定される小歯車32b、駆動モータ32にネジ等を用いて固定される第1歯車固定用スペーサ33、小歯車32bと噛み合う大歯車34a及び次段へ動力を伝達する為の小歯車34bを有する第1歯車34、第1歯車34の回動軸35、スペーサ33に固定される第1歯車34の軸受36から構成される。
なお、大歯車34a表面(駆動モータ側)にはリング状磁石34cを接着或いはかしめ等で一体化する。)、小歯車34bと噛み合う大歯車37a及び次段へ動力を伝達する為の小歯車37bを有する第2歯車37、小歯車37bと噛み合う大歯車38a及び次段へ動力を伝達する為の太陽歯車38bを有する第3歯車38、遊星歯車組品Bとで構成される。遊星歯車組品Bは図6に示すように、回転軸40、回転軸40に固定され便座12の回転位置を検出するためのリング状磁石61、設定以上の荷重が回転軸40にかかった場合にキャリア63に荷重を伝達しないためにトルクリミッターとして機能するトレランスリング62、キャリア63と係合しトレランスリング62を介して回転軸40に連結されるブッシュ160、キャリア63に設けた遊星軸63aに回動自在に取付けられる遊星歯車64、遊星歯車64のスラスト方向の動きを規制する軸受65と、遊星歯車64と噛み合う内歯車66、ケーシング31aに遊星歯車機構を回動不能に固定する為の取付スペーサ67とで構成される。
ブッシュ160は熱処理、表面処理を行なうことにより硬度を高く設定してもよい。
図7のブッシュ160にはフランジ160b、160cがあり、トレランスリング62がずれることを規制する。
次に電動開閉ユニット30の組み立て手順について図を用いて説明する。
図6に示すように駆動モータ組品Aの組み立ては以下の手順で行われる。まずスペーサ33の軸受孔33aに軸35の一端を差込み、軸35に第1歯車34を挿入し、軸受36の軸孔36aに軸35の他端を、位置決め孔36bに位置決めボス33bを挿入し固定孔36c、36cにセルフタッピングネジ(図示無)を挿入固定し、スペーサ33に設けた下孔33cにねじ込むことで、スペーサ33、第1歯車34、軸35及び軸受36を一体化し、更に駆動モータ32の出力軸32a及び小歯車32bをスペーサ33の貫挿孔33eから第1歯車34と小歯車32bとの噛み合いに注意しながら貫挿し、ネジ挿通孔36d(軸受36)、固定孔33d(スペーサ33)からネジを差込み、駆動モータ32に設けたネジ孔32cにネジ込むことで組み立て完了する。
図7に示すように遊星歯車組品Bの組み立ては以下の手順で行われる。
まずキャリア63の溝63eとブッシュ160の突起160dの位置を合わせて係合する。次にキャリア63に設けた遊星軸63aに遊星歯車64を装着し、内歯車66を遊星歯車64との嵌め合いに注意しながら装着する。次に軸受65に設けた軸受凹部65aに軸63aの終端部を装着し、遊星歯車64の動作領域を確保するためにキャリア63に設けた締結スペーサ63bの細径円筒部63cを軸受65に設けた貫通孔65bに挿通しカシメることでキャリア63、遊星歯車64、軸受65及び内歯車66を一体化する(以下この一体化したものを『遊星歯車機構』という)。
この遊星歯車機構の出力軸63dの外周にトレランスリング62を嵌装し、内歯車66の外周に所定間隔をおいて形成した回動防止用の複数の凹溝66aと略同一形状の凸部67e(図8参照)を有するスペーサ67を内歯車66に外装し、スペーサ67の開孔67bから出力軸63dを突出させた状態で、回転軸40の後端に設けた連結孔40a内にトレランスリング62の外周を嵌着することで遊星歯車組品Bの組み立ては完了する。なお回転軸40のフランジ40bには予めリング状の磁石61(N−Sが2つ形成されているもの)を止め輪等を用いて一体化しておく。またスペーサ67の奥側には後述するエリア検出回路71を保護する保護ブロック67cを一体に設け、67cの表面には配線処理用リブ67dを設ける。
次にユニットの組み立て手順を図5を用いて説明する。
磁石34cの磁力を検知するホールIC70aを搭載した回転検出回路70の取付孔70bにセルフタッピングネジ(図示無)を挿入し、ケーシング31aに設けた取付ボスの下孔31eにネジ固定することでケーシング31aと回転検出回路70を一体化する。次に、磁石61の磁力を検知するホールIC71a、71bを搭載したエリア検出回路71の取付孔71cにセルフタッピングネジ(図示無)を挿入し、ケーシング31aに設けた取付ボスの下孔31fにネジ固定することでケーシング31aとエリア検出回路71を一体化する。なおエリア検出回路71には駆動モータ32への通電用配線(図示無)を半田付けしており、その通電用配線の一つに直列に接続される正特性サーミスタ71dを更に半田付けしておく。この正特性サーミスタは駆動モータ32へ過電流が流れることを防止するために設けている。
次に、ケーシング31aの下端部に設けたモータ収納部31cに駆動モータ組品Aを収納し、スペーサ33に形成した取付孔33fにセルフタッピングネジ(図示無)を挿入し、ケーシング31aに設けた取付ボスの下孔31dにネジ固定することでケーシング31aと駆動モータ組品Aを一体化する。
次に、遊星歯車組品Bをケーシング31aの円筒部31gに設けた凸条31r(図8参照)とスペーサ67の外周に設けた凹溝67aとが一致するよう、またスペーサ67の保護ブロック67cの外形とケーシング31aの内壁とが当接するようにして円筒部31g内に挿入固定する。次に遊星歯車64と太陽歯車38bとの噛み合いに注意しながら第3歯車38を遊星歯車機構内に挿入し、小歯車37bと大歯車38aの噛み合いと大歯車37aと小歯車34bとの噛み合いに注意しながら第2歯車を軸31kに挿入固定する。最後にケーシング31bに設けた軸31lを第3歯車38の軸孔38c内に挿入すると共に、軸31kの先端を軸受31m内に挿入し、ケーシング31aに設けた取付孔31nにセルフタッピングネジを挿入し、ケーシング31bに設けた取付ボスの下孔31pにねじ込むことで便座用電動開閉ユニット30は組み立て完了する。
図8に示すように、駆動モータ32の外形と遊星歯車機構の外形との投影面がなす2円(Ca,Cb)を隣接して配置し、更に、2円(Ca,Cb)及び2円の外接線(Lc,Ld)によって囲まれた投影面内に第1歯車34、第2歯車37の軸を配置することによって電動開閉ユニット30をコンパクトに設計することができる。更に本実施例では、2円(Ca,Cb)の中心を通る水平線(La,Lb)と外接線(Lc,Ld)に囲まれた投影面内に第1歯車34、第2歯車37の軸を配置しているので更にコンパクトに設計することが出来る。また水平線(La,Lb)に代えて、2円(Ca,Cb)の中心を結ぶ線に対し各円の中心を通る垂線を用いることでも良い。本実施例ではこの垂線も略水平となるため、然程大きな差異では無いが、減速歯車列を水平方向に配置する場合等はこのような設計とする方が望ましい。
便蓋用電動開閉ユニット130も便座用電動開閉ユニット30と同様の部品構成、組み立て手順である為、相違点を除き説明は割愛する。以下に相違点を説明する。便座用電動開閉ユニット30と便蓋用電動開閉ユニット130とは左右対称の部品構成となる。
図2、図4及び図8に示すように便蓋用電動開閉ユニット130の出力軸140には回転軸50が回動不能に挿入固定される略長方形状の連結孔141が設けられている。また便蓋用電動開閉ユニット130のケーシング131aにはケーシング11の側壁11bと所定間隔を保つ為のボス131b及びキャップ部材11dの受用突起131cが一体に設けられている。
次にアシストユニット80について図3、図9を用いて説明する。
アシストユニット80は電動開閉ユニット30の回転軸40に回動不能に連結される連結軸81、便座12を開方向に付勢するために一端82aが連結軸81に固定されたアシストバネ82、アシストバネ82の他端82bが固定されると共にケーシング11に回動不能に連結される連結カバー83、連結カバー83と共にアシストバネ82を囲う蓋カバー84、便座12をケーシング11から着脱するための着脱レバー85、アシストユニット80を便座12に固定する為の固定部材86で構成される。
連結軸81の先端部81a(便蓋13の支持軸)にはセレーションを形成し、略中央部分には連結軸81のスラスト方向の移動を規制するための大径部81bを形成する。また、蓋カバー84の内筒部84aとの間をシールする為のOリング溝81cを形成し、大径部81bとOリング溝81cとの間にアシストバネ82に一端を挿入するための挿入穴81dを形成する。また、カバー83の内筒部83aとの間をシールする為のOリング溝81eを形成し、末端部分には回転軸40の外形と略同一形状の溝81fを形成する。
アシストバネ82の一端82aは中央に向けて折り曲げられ、挿入孔81dに挿入され、他端82bは中央に向けて折り曲げられ連結カバー83の内筒部83aの外周に形成した支持溝83bに固定される。なお支持溝83bの根元部分はやや底部83cの肉厚を増してアシストバネ82の他端82bの回動を防止する防止壁83dを形成する。また、連結カバー83の後端には便座用電動開閉ユニット30の外郭ケーシング31aに一体に形成した係合突起31qに嵌合して回動が規制される規制突起83eを形成し、規制突起の83eの周縁部分の一箇所に着脱レバーの回動を規制するストッパ83fを形成する。また、外筒部83gには若干径を細めた細径部83hを形成する。
連結カバー83の開口端には溶着用リブ83iを全周に形成し、蓋カバー84を超音波溶着等で一体化する。
着脱レバー85は、上方が切り欠かれた支持円筒85aと下方が切り欠かれた着脱用円筒85bとで形成され、その間に内側及び外側に若干肉を増したリング状リブ85cを形成する。このリング状リブ85cの内径は細径部83hと略同一径で外筒部83gよりも小さい径としておく。また、着脱用円筒85bには把持用突起85dを形成する。
固定部材86には連結軸81の外形と略同一形状の連結用開口86a、便座12に回動不能に固定するために外周に沿って所定間隔毎に設けた突起86b、略L字形状の連結クランク86cを形成する。また、連結クランク86cには締結ネジ用の下孔86d、アシストユニット80(固定部材86を除く)のスラスト方向の移動を規制するストッパ86eを形成する。
次にアシストユニット80の組み立て手順を説明する。連結軸81のOリング溝81c、81eにOリングを収要し、連結軸81の挿入孔81dにアシストバネ82の一端82aを挿入し、他端82bを連結カバー83の支持溝83bに係合させて連結軸81を連結カバー83の内筒部83a内に、内筒部83aの端部と連結軸81の大径部81bとが当接するまで挿入する。これによりアシストバネ82の他端82bは防止壁83d内に収容される。次に蓋カバー84の内筒部84a内に連結軸81の先端部81aを挿入し、蓋カバー84の裏側と連結カバー83の溶着用リブ83iとを当接させた状態で、蓋カバーを超音波振動させることで連結軸81、アシストバネ82、連結カバー83、蓋カバー84を一体化する。次に着脱レバー85を外筒部83gに挿入するが、外筒部83gはリング状リブ85cよりも若干大きな径としているので、リング状リブ85cが外筒部83gを乗り上げ細径部83hまで挿入されると連結カバー83と着脱レバー85とは一体化され、着脱レバー85は外筒部83gとリング状リブ85cとでスラスト方向の抜けは規制される。次に連結軸81を固定部材86の連結用開口86a内に挿入することでアシストユニット80は一体化される。
このアシストユニット80の連結軸81を便座12の連結孔12d(図1参照)内に挿通し、アシストユニット80を便座12の連結部12a内に挿入した状態で、固定部材86の下孔86d及び便座12のネジ孔12c(図1参照)とをセルフタッピングネジで締結することで便座12とアシストユニット80は一体化される。なお、連結クランク86cは便座12に装着される前は外側に弾性変形可能であるため、アシストユニット80(固定部材86を除く)は固定部材86から着脱可能であるが、便座12に装着された後では便座12によって外側の変形は規制される為、ストッパ86eと連結カバー83のフランジ83jとによってアシストユニット80(固定部材86を除く)はスラスト方向の抜けが規制される。また、着脱レバー85も同様に連結クランク86cと外筒部83gとのクリアランスが小さく外筒部83gを乗り越える程外側に着脱レバー85が変形できないことでスラスト方向の抜けが防止される。
次にトレランスリング62について図10の原理図を用いて説明する。トレランスリング62は図に示すように波形状をした部分をもつリングの形状をしており、各波はバネとして作用し、その作用力は波の変形量に比例する。組み立て時に必要な力をAF、半径方向力をRL(N)、摩擦係数をμ、波の数をn、波の変形量をc(mm)、バネ定数をK(N/mm)、伝達トルクをMt、軸直径をd(m)とすると、
RL=n・c・K
AF=RL・μ
Mt=AF・d/2
で算出することができる。
バネ定数は材料の厚さ、波のピッチ、幅、形状、高さを変更することで設定できるので、正常時に回転軸40,140に最大どの程度のトルクがかかるかを実験等で見極め、そのトルクに応じてトレランスリング62の形状を選択する。
この設定トルク以上のトルクが回転軸40に発生した場合には、トレランスリング62の波形状部62aが回転軸40、140の連結孔に食い込み固定されており、トレランスリングのリング状縁部62bがキャリア63の出力軸63dに係合するブッシュ160の外周を滑り、設定トルク以上の過重が電動開閉ユニット30、130内部にかかることがなく、歯車の破損等を防止することが出来る。
駆動モータ32の断面図を図11に示す。図示のように駆動モータ32のシャフトはモータ内部を貫通しており、その径は内部では比較的太く、露出した部分は細径としている。この先端部32aを細径としたのは、小歯車32bの歯数をできるだけ少なくして減速比を大きくとりたいためである。なお、シャフト自体を細径とすることも考えられるが、シャフト長に対してシャフトが細いと駆動モータ32の軸ぶれが大きくなるためにシャフト自体を細径とはせず、小歯車32bが取付けれる部分のみを細径とするのである。
次に上記構成による動作の説明を行う。
図12に本発明の便座装置の制御ブロック図を示す。人体検知センサによる検知若しくはリモコン等に設けられる便蓋開スイッチ(図示無し)を操作すると便蓋用電動開閉ユニット130内の駆動モータ32へ通電がなされ、減速歯車列(小歯車32b、第1歯車34、第2歯車37、第3歯車38、遊星歯車機構)及びトレランスリング62、出力軸140を介して駆動モータ32の回転が回転軸50に伝達し、便蓋13を開放する。なお、磁石61とエリア検出回路71に設けた2つのホールIC71a、71bとにより便蓋13が閉止エリア(20度以下)、回動エリア(20度〜80度)、開放エリア(80度〜110度)、異常エリア(110度以上)の何れのエリアにいるかを検出し、各エリアに応じた駆動モータ32への通電制御(若しくはショート制御)を行う。更に磁石34cと回転検出回路70に設けたホールIC70aとにより駆動モータ32の回転を検知することでエリア内のどの位置にいるかを比較的正確に検知してより細かな通電制御を行うことができる。
また、リモコン等に設けた便座開スイッチの操作すると便座用電動開閉ユニット30内の駆動モータ32へ通電がなされ、減速歯車列(小歯車32b、第1歯車34、第2歯車37、第3歯車38、遊星歯車機構)及びトレランスリング62を介して駆動モータ32の回転が回転軸40に伝達し、便座12を開放する。
なお、便蓋用電動開閉ユニット130と同様に回転検出回路70、エリア検出回路71により便座12の位置を検出し、位置に応じた駆動モータ32の通電制御(若しくはショート制御)を行う。
便座12は内部に暖房用のヒータが設けられており、比較的重いため、便蓋用電動開閉ユニット130と同一の構造の便座用電動開閉ユニット30だけでは便座12を持ち上げることができない。そのためにアシストユニット80が設けられる。このアシストユニット80は一端がケーシング11に一体化され、他端が便座12に一体化されるアシストバネ82を内蔵している。このアシストバネ82は便座12が略垂直状態で自然長とされており、便座12閉塞時には捩れた状態となっている。
従って、便座12閉塞時には開放側のトルクを発生することができ、これにより、便蓋用電動開閉ユニット130と略同一の構造でも便座12を持ち上げることが可能となっている。
なお、アシストバネ82の一端82aは連結ケース83の規制突起83eとケーシング11に取付けられる便座用電動開閉ユニット30の係合突起31qとの係合によってケーシング11に一体化されており、アシストバネ82の他端82bは連結軸81、固定部材86を介して便座12に一体化されている。
リモコン等に設けた便座閉スイッチ(図示無し)を操作すると開動作とは反対側の通電が駆動モータ32になされ、回転検出回路70及びエリア検出回路71にて検出される便座12の位置に応じて通電制御(若しくはショート制御)がなされる。
人体検知センサ(図示無し)による離隔検知若しくはリモコン等に設けた便蓋閉スイッチ(図示無し)を操作すると便座12同様に便蓋用電動開閉ユニット130は制御され、便蓋13を閉塞することができる。
図13には遊星歯車組品Bの別の例について分解斜視図を示す。
回転軸である出力軸40の溝40cとブッシュ160の突起160eの位置を合わせて係合し、遊星歯車66の出力軸63dに波形状部62aが食い込み固定され、ブッシュ側にリング状縁部62bを持つトレランスリング62を配する。これによりトレランスリング62がブッシュ160の内周を滑り、設定トルク以上の過重が電動開閉ユニット30、130内部にかかることがなく、歯車の破損等を防止することが出来る。
図14にはキャリア63とブッシュ160の係合部の関係を、図15には回転軸40とブッシュ160の係合部の関係を示す。
ブッシュ160より軟らかい材料で構成したキャリア63の出力軸63dにある溝63eの幅63gよりブッシュ160の内周にある突起160dの幅160fを大きく設定することにより、キャリア63とブッシュ160の回転方向の隙間を無くすことが可能となる。同様に、キャリア63の出力軸63dにある突起63hの幅63iよりブッシュ160の内周にある溝160gの幅160hを大きく設定することでも同様の効果が得られる。
また、ブッシュ160より軟らかい材料で構成した回転軸40の内周にある溝40cの幅40dよりブッシュ160の外周にある突起160eの幅160iを大きく設定することにより、回転軸40とブッシュ160の回転方向の隙間を無くすことが可能となる。同様に、回転軸40の内周にある突起40eの幅40fよりブッシュ160の外周にある溝160jの幅160kを大きく設定することでも同様の効果が得られる。
図16には遊星歯車組品Bの別の例について分解斜視図を示す。
ブッシュ160にはフランジ160bが、キャリア63にはフランジ63fがあり、トレランスリング62がずれることを規制することが可能となる。
本発明の便座・便蓋の電動開閉装置を内蔵した便座装置10の構成を示す斜視図である。 本発明の便座・便蓋の電動開閉装置の取付け位置を示す分解斜視図である。 本発明の便座用電動開閉装置30を内蔵した便座装置10の構成を示す断面図である。 本発明の便蓋用電動開閉装置130を内蔵した便座装置10の構成を示す断面図である。 本発明の便座用電動開閉ユニット30の構成を示す分解斜視図である。 駆動モータ組品Aの構成を示す分解斜視図である。 本発明の遊星歯車組品Bの構成を示す分解斜視図である。 便座用電動開閉ユニットのケーシング31bを外した状態を示す平面図である。 アシストユニット80の構成を示す分解斜視図である。 トレランスリング62の原理を示す図である。 駆動モータ32の構成を示す断面図である。 本発明の便座装置の制御方法を示すブロック図である。 本発明の遊星歯車組品Bの構成を示す分解斜視図である。 本発明のキャリア63とブッシュ160の係合構成を示す平面図である。 本発明の出力軸40とブッシュ160の係合構成を示す平面図である。 本発明の遊星歯車組品Bの構成を示す分解斜視図である。
符号の説明
10…便座装置
11…ケーシング
12…便座
13…便蓋
30…便座用電動開閉装置
130…便蓋用電動開閉装置
31…電動開閉ケーシング
32…駆動モータ
33…スペーサ
34…第1歯車
35…第1歯車用軸
36…第1歯車用軸受
37…第2歯車
38…第3歯車
A…駆動モータ組品
B…遊星歯車組品
40…便座用回転軸
50…便蓋用回転軸
62…トレランスリング
63…キャリア
160…ブッシュ




Claims (4)

  1. 便座・便蓋と共に回転する回転軸と、この回転軸をそれぞれ正逆方向に回転させる駆動モータとから成り、該駆動モータの駆動力を減速歯車列を介して前記回転軸に伝達して便座・便蓋を開閉する便座・便蓋の電動開閉装置において、
    前記回転軸と前記減速歯車列の最終段との間に摩擦方式によるトルクリミッタ機構を構成し、摩擦面を前記減速歯車列の最終段側に配するとともに前記摩擦面となる部材と前記減速歯車列の最終段とを別部材で構成し
    前記トルクリミッタ機構を、ばね性を持つ構造により、金属を摩擦面となる別部材に押付ける構成とするとともに、前記摩擦面を持つ別部材を金属で製作し、かつ、前記摩擦面を持つ別部材の表面硬度を、前記押付ける金属の表面硬度以上としたことを特徴とする便座・便蓋の電動開閉装置。
  2. 便座・便蓋と共に回転する回転軸と、この回転軸をそれぞれ正逆方向に回転させる駆動モータとから成り、該駆動モータの駆動力を減速歯車列を介して前記回転軸に伝達して便座・便蓋を開閉する便座・便蓋の電動開閉装置において、
    前記回転軸と前記減速歯車列の最終段との間に摩擦方式によるトルクリミッタ機構を構成し、摩擦面を前記回転軸側に配するとともに、前記摩擦面となる部材と前記回転軸とを別部材で構成し
    前記トルクリミッタ機構を、ばね性を持つ構造により、金属を摩擦面となる別部材に押付ける構成とするとともに、前記摩擦面を持つ別部材を金属で製作し、かつ、前記摩擦面を持つ別部材の表面硬度を、前記押付ける金属の表面硬度以上としたことを特徴とする便座・便蓋の電動開閉装置。
  3. 便座・便蓋と共に回転する回転軸と、この回転軸をそれぞれ正逆方向に回転させる駆動モータとから成り、該駆動モータの駆動力を減速歯車列を介して前記回転軸に伝達して便座・便蓋を開閉する便座・便蓋の電動開閉装置において、
    前記回転軸と前記減速歯車列の最終段との間に摩擦方式によるトルクリミッタ機構を構成し、摩擦面を前記減速歯車列の最終段側に配するとともに前記摩擦面となる部材と前記減速歯車列の最終段とを別部材で構成し
    前記減速歯車列の最終段を、前記摩擦面を持つ別部材より軟らかい材料で構成するとともに前記減速歯車列の最終段と摩擦面を持つ別部材とに径方向の凹凸を構成し、前記凹凸同士が周方向で干渉する寸法としたことを特徴とする便座・便蓋の電動開閉装置。
  4. 便座・便蓋と共に回転する回転軸と、この回転軸をそれぞれ正逆方向に回転させる駆動モータとから成り、該駆動モータの駆動力を減速歯車列を介して前記回転軸に伝達して便座・便蓋を開閉する便座・便蓋の電動開閉装置において、
    前記回転軸と前記減速歯車列の最終段との間に摩擦方式によるトルクリミッタ機構を構成し、摩擦面を前記回転軸側に配するとともに、前記摩擦面となる部材と前記回転軸とを別部材で構成し
    前記回転軸を、前記摩擦面を持つ別部材より軟らかい材料で構成するとともに前記回転軸と摩擦面を持つ別部材とに径方向の凹凸を構成し、前記凹凸同士が周方向で干渉する寸法としたことを特徴とする便座・便蓋の電動開閉装置。
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