JP2001248358A - パワーウインド装置 - Google Patents

パワーウインド装置

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JP2001248358A JP2000404537A JP2000404537A JP2001248358A JP 2001248358 A JP2001248358 A JP 2001248358A JP 2000404537 A JP2000404537 A JP 2000404537A JP 2000404537 A JP2000404537 A JP 2000404537A JP 2001248358 A JP2001248358 A JP 2001248358A
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勝 加藤
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Jidosha Denki Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 挾み込んだものが堅いものか、あるいは柔ら
かいものかによって反転を行うタイミングを変えて挾み
込んだものに対する損傷をできる限り少なくすることが
できるパワーウインド装置を提供する。 【構成】 スイッチ手段2のアップ指令信号が発生して
いる際、複数個のパルス信号幅の和に相当する第1の設
定量移動するとき、第1の減速量設定値を越えたらウイ
ンドガラスを反転させるための信号を発生する第1の負
荷検出手段7、単一のパルス信号幅に相当する第2の設
定量移動するとき、第2の減速量設定値を越えたらウイ
ンドガラスを反転させるための信号を発生する第2の負
荷検出手段8をそなえているパワーウインド装置1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車のウインドガ
ラスを自動的に上昇移動または下降移動させるのに利用
されるパワーウインド装置に関する。
【従来の技術】
【0002】従来、自動車のウインドガラスを自動的に
上昇移動または下降移動するパワーウインド装置として
は、スイッチの操作によってパワーウインドモータに電
源の電流を切換えて供給するコントローラを備えている
ものが知られている。スイッチがウインド開側にオンさ
れるとこのスイッチのオン時間に対応してパワーウイン
ドモータにウインドガラスを開けるための電流が供給さ
れ、スイッチがウインド閉側にオンされるとスイッチの
オン時間に対応してパワーウインドモータにウインドガ
ラスを閉めるための電流が供給される。パワーウインド
モータには回転センサが設けられており、この回転セン
サはパワーウインドモータのモータシャフトが回転する
ことによってパルス信号を発生するため、コントローラ
は回転センサが発生したパルス信号のカウント値とその
ときの間隔によってウインドガラスの現在位置とウイン
ドガラスにかかっている負荷を検出する。スイッチがウ
インド閉側にオンされてウインドガラスを閉める方向に
移動しているときに、回転センサが発生したパルス信号
の数が極端に少なくなり且つパルス信号の間隔が極端に
大きくなったりパルス信号がなくなったりしたことによ
ってコントローラはウインドガラスの移動側に挾み込み
が発生していることの認識を行うため、パワーウインド
モータに対する電流を反転して供給しウインドガラスを
閉める方向から開ける方向に反転移動させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のパワー
ウインド装置では、回転センサが発生したパルス信号の
カウント値とそのときの間隔によってウインドガラスの
現在位置とウインドガラスにかかっている負荷を検出
し、回転センサが発生したパルス信号の数が極端に少な
くなり且つパルス信号の間隔が大きくなったりパルス信
号がなくなったときにウインドガラスの挾み込みの認識
を行う構造であることから、挟み込んだものが柔らかい
ものの場合、回転センサよりのパルス信号は挾み込みが
起こってからもあり、パルス信号の間隔も極端に大きく
なることはないので、回転センサの検出分解能が高くな
くてもよいが、挟み込んだものが堅いものの場合、回転
センサよりのパルス信号は挾み込みが起こったと同時に
消滅し、パルス信号は発生しなくなるため、回転センサ
の検出分解能を高くしないと反転をするタイミングに遅
れが生じて大きな挾み込み力で挾み込みをする可能性を
有するという問題点があり、前記の問題点を解決するこ
とが課題となっていた。
【0004】
【発明の目的】この発明に係わるパワーウインド装置
は、ウインドガラスと車体との間に挟み込んだものが堅
いものか、あるいは柔らかいものかによって反転を行う
タイミングを変えて挟み込んだものに対する損傷をでき
る限り少なくすることができるパワーウインド装置を提
供することを目的としている。
【0005】
【発明の構成】
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るパワーウインド装置では、正回転、または逆回転して
ウインドガラスを全閉方向、又は全開方向に移動するモ
ータと、ウインドガラスを閉めるためのアップ指令信
号、およびウインドガラスを開けるためのダウン指令信
号を発生するスイッチ手段と、スイッチ手段が発生した
アップ指令信号、またはダウン指令信号によってモータ
を駆動する駆動手段と、ウインドガラスが全閉方向に移
動している際に、ウインドガラスと車体との間に柔らか
い物が挟まれて負荷が増大すると第1の反転信号を発生
する第1の負荷検出手段と、ウインドガラスが全閉方向
に移動している際に、ウインドガラスと車体との間に堅
い物が挟まれて負荷が増大すると第2の反転信号を発生
する第2の負荷検出手段と、第1の負荷検出手段が発生
した第1の反転信号、または第2の負荷検出手段が発生
した第2の反転信号によりモータを全開方向に移動させ
る反転駆動指令信号を発生し、この反転駆動指令信号を
前記駆動手段に供給する反転指令手段を備えている構成
としたことを特徴としている。
【0007】この発明の請求項2に係るパワーウインド
装置では、パルス信号発生手段が発生したパルス信号に
基づきウインドガラスの位置を検出して位置信号を発生
する位置検出手段と、ウインドガラスが全閉方向に移動
している際に、ウインドガラスと車体との間に柔らかい
物が挟まれて負荷が増大すると第1の反転信号を発生す
る第1の負荷検出手段と、ウインドガラスが全閉方向に
移動している際に、ウインドガラスと車体との間に堅い
物が挟まれて負荷が増大すると第2の反転信号を発生す
る第2の負荷検出手段と、第1の負荷検出手段が発生し
た第1の反転信号、または第2の負荷検出手段が発生し
た第2の反転信号によりモータを全開方向に移動させる
反転駆動指令信号を発生し、この反転駆動指令信号を前
記駆動手段に供給する反転指令手段を備えている構成と
したことを特徴としている。
【0008】この発明の請求項3に係るパワーウインド
装置では、ウインドガラスが全閉方向に移動している際
に、ウインドガラスと車体との間に柔らかい物が挟ま
れ、位置検出手段が発生する位置検出信号で算出した第
1の距離だけウインドガラスが移動する間に速度検出手
段からの速度検出信号の変化量が予め定められた第1の
速度しきい値以上になると第1の反転信号を発生する第
1の負荷検出手段と、ウインドガラスが全閉方向に移動
している際に、ウインドガラスと車体との間に堅い物が
挟まれ、位置検出手段が発生する位置検出信号で算出し
た第1の距離よりも小さい第2の距離だけウインドガラ
スが移動する間に速度検出手段からの速度検出信号の変
化量が予め定められた第2の速度しきい値以上になると
第2の反転信号を発生する第2の負荷検出手段と、第1
の負荷検出手段が発生した第1の反転信号、または第2
の負荷検出手段が発生した第2の反転信号によりモータ
を全開方向に移動させる反転駆動指令信号を発生し、こ
の反転駆動指令信号を駆動手段に供給する反転指令手段
を備えている構成としたことを特徴としている。
【0009】この発明の請求項4に係るパワーウインド
装置では、請求項2、または3のいずれかの構成に加
え、反転指令手段は位置検出手段が発生した位置信号が
予め定められた値になるまでの間、反転駆動指令信号を
発生する構成としたことを特徴としている。
【0010】この発明の請求項5に係るパワーウインド
装置では、請求項2、3、または4のいずれかの構成に
加え、反転指令手段は位置検出手段が発生した位置信号
がウインドガラスのストローク内の予め定められた反転
領域内にあるときに反転駆動指令信号を発生する構成と
したことを特徴としている。
【0011】
【発明の作用】この発明に係わるパワーウインド装置に
おいて、パルス発生手段よりパルス信号が発生するとパ
ルス信号毎に第1の負荷検出手段および第2の負荷検出
手段がウインドガラスの負荷検出を行う。ウインドガラ
スを閉めているときにウインドガラスと車体との間に柔
らかいものの挾み込みがあると、ウインドガラスは瞬時
のうちに移動を拘束されず、パルス信号は引き続き発生
し、出力軸は回転が減速されるため、ウインドガラスが
複数個の第1のパルス信号数に相当する第1の設定量移
動して第1の減速量設定値を越えたタイミングでウイン
ドガラスの反転動作がなされる。ウインドガラスを閉め
ているときにウインドガラスと車体との間に堅いものの
挾み込みがあると、ウインドガラスは瞬時のうちに移動
を阻止されて出力軸は回転を拘束され、パルス信号も消
滅するため、ウインドガラスが単一の第2のパルス信号
数に相当する第2の設定量移動して第2の減速量設定値
を越えたタイミングでウインドガラスの反転動作がなさ
れる。それ故、柔らかいものの挾み込みの際も、堅いも
のの挾み込みの際もパルス発生手段の検出分解能に左右
されないで挾み込みの検出を行い、しかも挟み込んだも
のに対する挾み込み力を大きくすることがないものとな
る。
【0012】
【実施例】図1ないし図11には、この発明に係わるパ
ワーウインド装置の一実施例が示されており、図1はパ
ワーウインド装置の要部構成図、図2はパワーウインド
装置の全体構成図、図3,図4,図5,図6,図7,図
8はパワーウインド装置においての検出処理の概念説明
図、図9,図10,図11はパワーウインド装置の制御
動作を説明するフローチャートである。
【0013】図示するパワーウインド装置1は、図1に
示すように、主として、スイッチ手段2、パルス信号発
生手段3、駆動手段4、位置検出手段5、速度検出手段
6、第1の負荷検出手段7、第2の負荷検出手段8、反
転指令手段9から構成されており、駆動手段4はウイン
ドモータ10に備えられた第1のブラシ端子10aと第
2のブラシ端子10bに電気的に接続され、スイッチ手
段2は図2に示す制御手段11に電気的に接続され、位
置検出手段5と速度検出手段6と第1の負荷検出手段7
と第2の負荷検出手段8と反転指令手段9とは制御手段
11に備えられたマイクロコンピュータ12に内蔵され
ている。
【0014】スイッチ手段2にはアップスイッチ2a、
ダウンスイッチ2b、オートスイッチ2cが備えられて
いる。アップスイッチ2aは乗員によりオン操作される
とオン操作時間に応答しマニュアルアップ指令信号を発
生して制御手段11のマイクロコンピュータ12に送給
する。ダウンスイッチ2bは乗員によりオン操作される
とオン操作時間に応答しマニュアルダウン指令信号を発
生して制御手段11のマイクロコンピュータ12に送給
する。オートスイッチ2cはアップスイッチ2aととも
に乗員によりオン操作されるとアップスイッチ2aがオ
フされてもマニュアルアップ指令信号を継続させるため
の継続指令を制御手段11のマイクロコンピュータ12
に送給する。オートスイッチ2cはダウンスイッチ2b
とともに乗員によりオン操作されるとダウンスイッチ2
bがオフされてもマニュアルダウン指令信号を継続させ
るための継続指令を制御手段11のマイクロコンピュー
タ12に送給する。
【0015】制御手段11には、イグニションスイッチ
13と電源50が電気的に接続されているとともにウイ
ンドモータ10が電気的に接続されている。イグニショ
ンスイッチ13がオンされると制御手段11に電源50
を接続するため、制御手段11が作動待機の状態とな
る。
【0016】ウインドモータ10には出力軸10cが備
えられている。この出力軸10cは、第1のブラシ端子
10aから第2のブラシ端子10bに向けて電源50の
電流が供給されると正回転し、第2のブラシ端子10b
から第1のブラシ端子10aに向けて電源50の電流が
供給されると逆回転する。
【0017】出力軸10cには昇降手段となるウインド
レギュレータ20を介してウインドガラス30が連結さ
れている。出力軸10cが正回転することによってウイ
ンドレギュレータ20がダウン側に作動されるためウイ
ンドガラス30を全開側に移動させる。出力軸10cが
逆回転することによってウインドレギュレータ20がア
ップ側に作動されるためウインドガラス30を全閉側に
移動させる。
【0018】ウインドモータ10にはパルス信号発生手
段3が取付けられており、このパルス信号発生手段8は
出力軸10cの回転に同期してパルス信号を発生する。
パルス信号発生手段3が発生するパルス信号は、出力軸
10cの回転速度が高いと周期が短くなり、出力軸10
cの回転速度が遅いと周期が長くなる。パルス信号発生
手段3が発生したパルス信号は制御手段11のマイクロ
コンピュータ12に送給されるため、マイクロコンピュ
ータ12によって認識される。
【0019】一方、制御手段11には前記マイクロコン
ピュータ12、電源回路14、リセット回路15、電源
電圧検出回路16、駆動手段4が備えられている。
【0020】電源回路14は一方が電源50に接続され
ているとともに他方がマイクロコンピュータ12の電源
入力部に接続されているため、マイクロコンピュータ1
2内の制御素子に電源50の電流を常時供給している。
【0021】リセット回路15は一方が電源50に接続
されているとともに他方がマイクロコンピュータ12の
リセット入力部に接続されているため、イグニションス
イッチ13がオンされる毎にマイクロコンピュータ12
を初期状態にセットする。
【0022】電源電圧検出回路16は一方がイグニショ
ンスイッチ15に接続されているとともに他方がマイク
ロコンピュータ12の電源電圧検出部に接続されてい
る。電源電圧検出回路16はイグニションスイッチ15
がオンされた際に生ずる過電流をマイクロコンピュータ
12に流さないための機能を有する。
【0023】マイクロコンピュータ12には、位置検出
手段5と、速度検出手段6と、第1の負荷検出手段7
と、第2の負荷検出手段8と、反転指令手段9が内蔵さ
れている。位置検出手段5はパルス信号発生手段3が発
生したパルス信号を計数することによってウインドガラ
ス30の全閉位置から全開位置までの全ストローク内で
の現在位置をパルス信号数により相対的に検出してパル
スカウントとしての現在位置信号を発生する。現在位置
信号は後述する第1の負荷検出手段7および第2の負荷
検出手段8に送給される。位置検出手段5が発生する現
在位置信号は、図2により明らかなように、ウインドガ
ラス30の全ストローク内で全閉位置の近傍から全閉位
置と全開位置とのほぼ中間部分までが予め定められた反
転領域Aに相当する値となる。
【0024】速度検出手段6はパルス信号発生手段3が
発生したパルス信号を一定時間内でサンプリングするこ
とによってウインドガラス30の現在位置においての移
動速度をウインドモータ10の出力軸10cの回転速度
により相対的に検出して現在速度値としての速度検出信
号を発生する。速度検出信号も後述する第1の負荷検出
手段7および第2の負荷検出手段8に送給される。
【0025】第1の負荷検出手段7は図3,図4,図5
により明らかなように、パルス信号発生手段3が発生し
た5個の第1のパルス信号数で第1の設定値を定めてい
るとともに第1の減速量設定値Δω1を定めている。
【0026】第1の負荷検出手段7はパルス信号発生手
段3がパルス信号を発生した毎に速度データを認識する
とともに、発生した5個のパルス信号をラムエリア内に
蓄積し、蓄積した5個のうちの1個を最新の速度データ
で随時更新し、5個分のパルス信号(例えば、単一のパ
ルス信号がウインドガラス30の移動量で2mmとする
と、5個分のパルス信号数に相当するウインドガラス3
0の移動量は10mmとなる。)のうちの最大値ωma
xをバッファ内に格納し、前記最大値ωmaxから第1
の減速量設定値Δω1を減算することによって第1の移
動量における第1の速度しきい値ωref1を設定し、
スイッチ手段2よりアップ指令信号が発生しているとき
に、新しいサンプル速度ω0が、第1の速度しきい値ω
ref1より小さくなったら第1の反転信号を発生す
る。第1の反転信号は後述する反転指令手段9に送給さ
れる。ウインドガラス30は全閉側に移動している途中
でウインドガラス30と車体との間に比較的柔らかいも
のを挟み込んだときに瞬時のうちに停止せずにわずかな
がら移動を続けるため、第1の負荷検出手段7はウイン
ドガラス30が移動したことによって発生した最新の5
個の速度データのうちの最大値を最新値によって負荷の
変動を認識することによって柔らかいものの挾み込みを
検知してウインドモータ10を反転させるための動作を
行う。
【0027】第2の負荷検出手段8は図6,図7,図8
により明らかなように、パルス信号発生手段3が発生し
た1個の第2のパルス信号の幅で第2の設定値を定めて
いるとともに第2の減速量設定値Δω2を定めている。
【0028】第2の負荷検出手段8はパルス信号発生手
段3がパルス信号を発生した毎に速度データを認識する
とともに、発生した5個のパルス信号をラムエリア内に
蓄積し、蓄積した5個のうちの1個を最新の速度データ
で随時更新し、この1個分の速度データ(例えば、単一
のパルス信号に相当するウインドガラス30の移動量は
2mmとなる。)を最大値ωmaxとして格納し、最大
値ωmaxから第2の減速設定値Δω2を減算すること
によって第2の移動量における第2の速度しきい値ωr
ef2を設定し、スイッチ手段2よりアップ指令信号が
発生しているときに、新しいサンプル速度ω0が、第2
の速度しきい値ωref2より小さくなったら第2の反
転信号を発生する。第2の反転信号は後述する反転指令
手段9に送給される。ウインドガラス30は全閉側に移
動している途中でウインドガラス30と車体との間に比
較的堅いものを挟み込んだときに瞬時のうちに停止する
ため、第2の負荷検出手段8はウインドガラス30が瞬
時のうちに停止した寸前に発生した1個のパルス信号
(図6,図7,図8においては第1の負荷検出手段7と
の対比上5個のパルス信号を示しているが実際はウイン
ドガラス30が堅いものを挟んだ場合、パルス信号の発
生は1個のみとなる。)によって負荷の変動を認識する
ことによって堅いものの挾み込みを検知してウインドモ
ータ10を反転させるための動作を行う。反転信号は後
述する反転指令手段9に送給される。第2の負荷検出手
段8の反転信号と第1の負荷検出手段7の反転信号とは
同時に発生することはない。
【0029】第1の負荷検出手段7より発生した第1の
反転信号および第2の負荷検出手段8より発生した第2
の反転信号が送給される反転指令手段9は、第1の負荷
検出手段7の第1の反転信号によって反転駆動指令信号
を発生し、第2の負荷検出手段8の第2の反転信号によ
って反転駆動指令信号を発生する。反転指令手段9が発
生した反転駆動指令信号は後述する駆動手段4に送給さ
れる。反転指令手段9は位置検出手段5が発生した現在
位置信号がウインドガラス30の移動量でLmmに相当
する予め定められた値になるまでの間、反転駆動指令信
号を発生する。また、反転指令手段9は位置検出手段5
が発生した現在位置信号がウインドガラス30のストロ
ーク内に予め定められた反転領域A内にあるときに反転
駆動指令信号を発生する。
【0030】マイクロコンピュータ12は、アップスイ
ッチ2aがオン操作されることによってマニュアルアッ
プ指令信号が発生するとアップスイッチ2aの操作時間
に対応して出力段から後述する駆動手段4にアップ駆動
指令信号を送給する。ダウンスイッチ2bがオン操作さ
れることによってマニュアルダウン指令信号が発生する
とダウンスイッチ2bの操作時間に対応して出力段から
前記駆動手段4にダウン駆動指令信号を送給する。オー
トスイッチ2cがアップスイッチ2aとともにオン操作
されるとアップスイッチ2aがオフされてもマニュアル
アップ指令信号を継続させて出力段からアップ駆動指令
信号を送給し続ける。オートスイッチ2cがダウンスイ
ッチ2bとともにオン操作されるとダウンスイッチ2b
がオフされてもマニュアルダウン指令信号を継続させて
出力段からダウン駆動指令信号を送給し続ける。反転指
令手段9によって反転指令信号が発生するとアップ駆動
指令信号を反転させたダウン駆動指令信号に切換えて予
め定められた時間だけ駆動手段4に送給する。
【0031】他方、駆動手段4はリレー等からなる電源
接続手段であって、マイクロコンピュータ12の出力段
に接続されているため、マイクロコンピュータ12の出
力段から送給されたアップ駆動指令信号があるとウイン
ドモータ10の第1のブラシ端子10aから第2のブラ
シ端子10bに向けて電源50の電流を供給する。マイ
クロコンピュータ12の出力段から送給されたダウン駆
動指令信号があるとウインドモータ10の第2のブラシ
端子10bから第1のブラシ端子10aに向けて電源5
0の電流を供給する。
【0032】このような構造を有するパワーウインド装
置1は図9ないし図11に示す制御動作を行う。図11
は図9および図10に示すメインルーチンが行われてい
る際に同時に行われるサンプリングの割込みルーチンを
示している。
【0033】イグニションスイッチ13がオンされるこ
とによって制御手段11は動作待機の状態にあり、ウイ
ンドガラス30が全閉位置にある状態から乗員によって
スイッチ手段2のダウンスイッチ2bがオン操作される
と、ステップ70においてオートスイッチ2cはオンさ
れていないと判別されるのでステップ71に移行し、ス
テップ71においてオート動作は行っていないと判別さ
れるのでステップ72に移行し、ステップ72において
アップスイッチ2aはオン操作されていないと判別され
るのでステップ73に移行し、ステップ73においてダ
ウンスイッチ2bはオン操作されていると判別されるの
でステップ74に移行し、ステップ74においてマニュ
アルダウン駆動の実行が行われる。このとき、マイクロ
コンピュータ12はダウンスイッチ2bのオン操作を認
識し、ダウンスイッチ2bの操作時間に応答して出力段
から駆動手段4にダウン駆動指令信号を送給し、ウイン
ドモータ10の第1のブラシ端子10aから第2のブラ
シ端子10bに向けて電源50の電流を供給するため、
ウインドモータ10の出力軸10cが正回転してウイン
ドガラス30が全開側に移動する。
【0034】ウインドモータ10の出力軸10cが回転
を始めることによってパルス信号発生手段3がパルス信
号を発生するため、ステップ74から移行したステップ
75において速度検出手段6によりウインドガラス30
の現在位置において算出したパルス信号の周期値Tpに
基づいてサンプル速度ω0となる速度検出信号を発生し
てステップ76に移行し、ステップ76においてパルス
信号が発生しているか否かが判別され、パルス信号は存
在しているのでステップ76からステップ77に移行
し、ステップ77においてそのときのパルス周期の算出
値Tpをリセットしてステップ78に移行し、ステップ
78において第2の負荷検出手段8により速度検出信号
によるサンプル速度ω0から第2の減速量設定値Δω2
を減算した値によって第2の速度しきい値ωref2を
算出してステップ79に移行し、ステップ79において
サンプル速度ω0を第1の速度データω1として更新し
てステップ80に移行する。ステップ79においてはル
ーチンの繰り返しによって速度データを随時蓄積し、5
個のパルス信号に相当する速度データが蓄積されたら、
以後、蓄積される最新の速度データによって常時5個分
の最新の速度データを蓄積する。ステップ79から移行
したステップ80においてステップ79で蓄積された最
新の速度データの最大値をωmaxとしてバッファ内に
格納保持してステップ81に移行し、ステップ81にお
いて第1の負荷検出手段7により速度データの最大値ω
maxから第1の減速量設定値Δω1を減算することに
よって第1の速度しきい値ωref1を算出してステッ
プ70に復帰する。ステップ78においての第2の負荷
検出手段8による負荷検出とステップ81においての第
1の負荷検出手段 7による負荷検出はステップ80の
後に同時に行ってもよい。ルーチンが行われることによ
って第1の速度しきい値ωref1および第2の速度し
きい値ωref2が設定されるため、これらの値を以後
のルーチンに使用する。
【0035】このルーチンが開始されるとルーチン毎に
タイマ割込みルーチンも開始されるため、ステップ95
においての判別でパルス信号の周期値Tpのカウントア
ップが行われる。
【0036】スイッチ手段2のダウンスイッチ2bがオ
ン操作されて繰り返しルーチンが行われ、ウインドガラ
ス30が全開位置に到達すると、ウインドガラス30は
移動を阻止されてウインドモータ10の出力軸10cも
回転を拘束されるため、パルス信号発生手段3はパルス
信号を発生しなくなり、ステップ76においての判別で
ステップ82に移行するため、ステップ82においてア
ップ側動作は実行されていないと判別されるのでステッ
プ83に移行し、ステップ83において出力軸10cは
回転が拘束されてロック状態にあると判別されるためス
テップ84に移行し、ステップ84において制御停止が
実行され、制御手段11は動作待機となる。
【0037】ウインドガラス30が全開位置に到達して
いる際に、乗員によってスイッチ手段2のアップスイッ
チ2aがオン操作されると、ステップ70においてオー
トスイッチ2cはオンされていないと判別されるのでス
テップ71に移行し、ステップ71においてオート動作
は行っていないと判別されるのでステップ72に移行
し、ステップ72においてアップスイッチ2aはオン操
作されていると判別されるのでステップ85に移行し、
ステップ85においてマニュアルアップ駆動の実行が行
われる。このとき、マイクロコンピュータ12はアップ
スイッチ2aのオン操作を認識し、アップスイッチ2a
の操作時間に応答して出力段から駆動手段4にアップ駆
動指令信号を送給し、ウインドモータ10の第2のブラ
シ端子10bから第1のブラシ端子10aに向けて電源
50の電流が供給されることによってウインドモータ1
0の出力軸10cが逆回転されてウインドガラス30が
全閉側に移動する。
【0038】ウインドモータ10の出力軸10cが回転
を始めることによってパルス信号発生手段3がパルス信
号を発生するため、ステップ85から移行したステップ
75において速度検出手段6によりウインドガラス30
の現在位置において算出したパルス信号の周期値Tpに
よってサンプル速度ω0となる速度検出信号を発生して
ステップ76に移行し、ステップ76においてパルス信
号が存在しているか否かが判別され、パルス信号は存在
しているのでステップ76からステップ77に移行し、
ステップ77においてそのときのパルス周期の算出値T
pをリセットしてステップ78に移行し、ステップ78
において第2の負荷検出手段8により速度検出信号によ
るサンプル速度ω0から第2の減速量設定値Δω2を減
算した値によって第2の速度しきい値ωref2を算出
してステップ79に移行し、ステップ79においてサン
プル速度ω0を第1の速度データω1として更新してス
テップ80に移行する。ウインドモータ10の出力軸1
0cが回転している間にステップ79においてルーチン
毎に速度データを随時5個分蓄積し、ステップ79から
移行したステップ80においてステップ79で蓄積され
た最新の速度データの最大値をωmaxとして格納保持
してステップ81に移行し、ステップ81において第1
の負荷検出手段7により速度データの最大値ωmaxか
ら第1の減速量設定値Δω1を減算することによって第
1の速度しきい値ωref1を算出してステップ70に
復帰する。
【0039】このルーチンが開始されるとルーチン毎に
タイマ割込みルーチンも開始されるため、ステップ95
においての判別でパルス信号の周期値Tpのカウントア
ップが行われる。
【0040】スイッチ手段2のアップスイッチ2aがオ
ン操作されることによってウインドガラス30が反転領
域A内を全閉側に移動している際に、ウインドガラス3
0が移動側で比較的柔らかいものを挟み込むと、アップ
スイッチ2aはオン操作されているため、ステップ70
においての判別でステップ71に移行し、ステップ71
においての判別でステップ72に移行し、ステップ85
からステップ75に移行し、ステップ75からステップ
76に移行し、ステップ76からステップ82に移行
し、ステップ82においてアップ動作が行われていると
判別されるためステップ86に移行し、ステップ86に
おいてウインドガラス30は反転領域A内にあると判別
されるためステップ87に移行し、ステップ87におい
てステップ75で算出したサンプル速度ω0と前回のル
ーチンで算出した第2の速度しきい値ωref2を比較
する。このとき、ウインドガラス30は柔らかいものを
挟み込んでいるため、挾み込みが発生した瞬間ではウイ
ンドカラス30の速度は急激に減少しないので第2の速
度しきい値ωref2をサンプル速度ω0は越えず、ス
テップ88に移行し、ステップ88においてステップ7
5で算出したサンプル速度ω0と前回のルーチンで算出
した第1の速度しきい値ωref1を比較し、第1の速
度しきい値ωref1をサンプル速度ω0が越えたこと
によってウインドガラス30が目標値まで減速されたこ
との認識を行うため、ステップ89に移行してウインド
ガラス30の反転下降動作を実行する。ステップ88に
おいては最新の5個のパルス信号のうちの最大値と最新
値によって負荷の変動を認識することによって柔らかい
ものの挾み込みを検知し、ステップ70に復帰する。ア
ップスイッチ2aがオン操作されている状態での挾み込
み検出によってウインドガラス30の反転下降動作が実
行されることにより、ステップ82においての判別でウ
インドガラス30は反転動作を行っているのでステップ
83に移行し、ステップ83においての判別でウインド
モータ10の出力軸10cはロック状態にないのでステ
ップ90に移行し、ステップ90においての判別でウイ
ンドガラス30が所定の移動量Lmmまで下降している
か否かが判別されるため、反転動作を行っているウイン
ドガラス30が所定の移動量Lmmまで下降するまでは
最初のステップ70に復帰してルーチンを行い、ウイン
ドガラス30が所定の移動量Lmmまで下降したらステ
ップ84に移行し、ステップ84において制御停止が実
行され、制御手段11は動作待機となる。
【0041】アップスイッチ2aがオン操作されること
によってウインドガラス30が反転領域A内を全閉側に
移動しているときに、柔らかいものの挾み込みが発生す
ると、最新の5個のパルス信号のうちの最大周期値によ
って負荷の変動を認識することによって柔らかいものの
挾み込みを検知してウインドガラス30を所定の移動量
Lmmだけ下降させたうえで停止させる。
【0042】また、スイッチ手段2のアップスイッチ2
aがオン操作されることによってウインドガラス30が
反転領域A内を全閉側に移動している際に、ウインドガ
ラス30が移動側で堅いものを挾み込むと、アップスイ
ッチ2aはオン操作されているため、ステップ70にお
いての判別でステップ71に移行し、ステップ71にお
いての判別でステップ72に移行し、ステップ85にお
いての判別でステップ75に移行し、ステップ75から
ステップ76に移行し、ステップ76からステップ82
に移行し、ステップ82においてアップ動作が行われて
いると判別されるためステップ86に移行し、ステップ
86においてウインドガラス30は反転領域A内にある
と判別されるためステップ87に移行し、ステップ87
においてステップ75で算出したサンプル速度ω0と前
回のルーチンで算出した第2の速度しきい値ωref2
を比較する。このとき、ウインドガラス30は堅いもの
を挟み込んでいるため、挾み込みが発生した瞬間でウイ
ンドカラス30の速度は急激に減少するため第2の速度
しきい値ωref2をサンプル速度ω0は越え、ステッ
プ89に移行してウインドガラス30の反転下降動作を
実行する。ステップ87においては1個のパルス信号の
周期値によって負荷の変動を認識することによって堅い
ものの挾み込みを検知し、ステップ70に復帰する。ア
ップスイッチ2aがオン操作されている状態での挾み込
み検出によってウインドガラス30の反転下降動作が実
行されることにより、ステップ82においてウインドガ
ラス30は反転動作を行っていると判別されるのでステ
ップ83に移行し、ステップ83においてウインドモー
タ10の出力軸10cはロック状態にないと判別される
のでステップ90に移行し、ステップ90においてウイ
ンドガラス30が所定の移動量Lmmまで下降している
か否かが判別されるため、反転動作を行っているウイン
ドガラス30が所定の移動量Lmmまで下降するまでは
最初のステップ70に復帰してルーチンを行い、ウイン
ドガラス30が所定の移動量Lmmまで下降したらステ
ップ84に移行し、ステップ84において制御停止が実
行され、制御手段11は動作待機となる。
【0043】アップスイッチ2aがオン操作されること
によってウインドガラス30が反転領域A内を全閉側に
移動しているときに、堅いものの挾み込みが発生する
と、1個のパルス信号の周期値によって負荷の変動を認
識することによって堅いものの挾み込みを検知してウイ
ンドガラス30を所定の移動量Lmmだけ下降させたう
えで停止させる。
【0044】そして、ウインドガラス30が全閉位置に
到達している状態で、スイッチ手段2のオートスイッチ
2cとダウンスイッチ2bとがオン操作されると、ステ
ップ70においての判別でステップ91に移行し、ステ
ップ91においてアップスイッチ2aはオン操作されて
いないと判別されるのでステップ92に移行し、ステッ
プ92においての判別でステップ93に移行してオート
ダウン駆動を実行してステップ75に移行する。
【0045】そしてまた、ウインドガラス30が全開位
置に到達している状態で、スイッチ手段2のオートスイ
ッチ2cとアップスイッチ2aとがオン操作されると、
ステップ70においての判別でステップ91に移行し、
ステップ91においてアップスイッチ2aはオン操作さ
れていると判別されるのでステップ94に移行し、ステ
ップ94においてオートアップ駆動を実行してステップ
75に移行し、ステップ75から上述と同様にルーチン
を行い、反転領域A内で堅いものの挾み込みが発生する
と、1個のパルス信号の周期値によって負荷の変動を認
識することによって堅いものの挾み込みを検知してウイ
ンドガラス30を所定の移動量Lmmだけ下降させたう
えで停止させるものとなる。
【0046】スイッチ手段2のアップスイッチ2aかダ
ウンスイッチ2bがオフ状態にあると、ステップ70に
おいての判別でステップ71に移行し、ステップ71に
おいての判別でステップ72に移行し、ステップ72に
おいての判別でステップ73に移行し、ステップ73に
おいての判別でステップ96に移行するため、ステップ
96においてウインドモータ10に対する電流供給が中
止される。
【0047】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明に係
わるパワーウインド装置は、上述した構成としたことか
ら、ウインドガラスと車体との間に柔らかいものまたは
堅いものの挟み込みがあった際、パルス発生手段の検出
分解能に左右されないで挟み込みの検出を行い、しかも
挟み込んだものに対する挟み込み力を大きくすることが
ないので、挾み込んだものが堅いものか、あるいは柔ら
かいものかによって反転を行うタイミングを変えて挟み
込んだものに対する損傷をできる限り少なくすることが
できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるパワーウインド装置の一実施
例においての要部構成図である。
【図2】図1に示したパワーウインド装置の全体構成図
である。
【図3】図1に示したパワーウインド装置においての検
出処理の概念説明図である。
【図4】図1に示したパワーウインド装置においての検
出処理の概念説明図である。
【図5】図1に示したパワーウインド装置においての検
出処理の概念説明図である。
【図6】図1に示したパワーウインド装置においての検
出処理の概念説明図である。
【図7】図1に示したパワーウインド装置においての検
出処理の概念説明図である。
【図8】図1に示したパワーウインド装置においての検
出処理の概念説明図である。
【図9】図1に示したパワーウインド装置の制御動作を
説明するフローチャートである。
【図10】図1に示したパワーウインド装置の制御動作
を説明するフローチャートである。
【図11】図1に示したパワーウインド装置の制御動作
を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 パワーウインド装置 2 スイッチ手段 3 パルス信号発生手段 4 駆動手段 5 位置検出手段 6 速度検出手段 7 第1の負荷検出手段 8 第2の負荷検出手段 9 反転指令手段 10 ウインドモータ 10c 出力軸 30 ウインドガラス

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正回転、または逆回転してウインドガラ
    スを全閉方向、又は全開方向に移動するモータと、 ウインドガラスを閉めるためのアップ指令信号、および
    ウインドガラスを開けるためのダウン指令信号を発生す
    るスイッチ手段と、 前記スイッチ手段が発生したアップ指令信号、またはダ
    ウン指令信号によって前記モータを駆動する駆動手段
    と、 ウインドガラスが全閉方向に移動している際に、ウイン
    ドガラスと車体との間に柔らかい物が挟まれて負荷が増
    大すると第1の反転信号を発生する第1の負荷検出手段
    と、 ウインドガラスが全閉方向に移動している際に、ウイン
    ドガラスと車体との間に堅い物が挟まれて負荷が増大す
    ると第2の反転信号を発生する第2の負荷検出手段と、 前記第1の負荷検出手段が発生した第1の反転信号、ま
    たは第2の負荷検出手段が発生した第2の反転信号によ
    り前記モータを全開方向に移動させる反転駆動指令信号
    を発生し、この反転駆動指令信号を前記駆動手段に供給
    する反転指令手段を備えていることを特徴とするパワー
    ウインド装置。
  2. 【請求項2】 正回転、または逆回転してウインドガラ
    スを全閉方向、又は全開方向に移動するモータと、 前記モータの回転に同期してパルス信号を発生するパル
    ス信号発生手段と、 ウインドガラスを閉めるためのアップ指令信号、および
    ウインドガラスを開けるためのダウン指令信号を発生す
    るスイッチ手段と、 前記スイッチ手段が発生したアップ指令信号、またはダ
    ウン指令信号によって前記モータを駆動する駆動手段
    と、 前記パルス信号発生手段が発生したパルス信号に基づき
    ウインドガラスの位置を検出して位置信号を発生する位
    置検出手段と、 前記パルス信号発生手段が発生したパルス信号の周期に
    基づき速度検出信号を発生する速度検出手段と、 ウインドガラスが全閉方向に移動している際に、ウイン
    ドガラスと車体との間に柔らかい物が挟まれて負荷が増
    大すると第1の反転信号を発生する第1の負荷検出手段
    と、 ウインドガラスが全閉方向に移動している際に、ウイン
    ドガラスと車体との間に堅い物が挟まれて負荷が増大す
    ると第2の反転信号を発生する第2の負荷検出手段と、 前記第1の負荷検出手段が発生した第1の反転信号、ま
    たは第2の負荷検出手段が発生した第2の反転信号によ
    り前記モータを全開方向に移動させる反転駆動指令信号
    を発生し、この反転駆動指令信号を前記駆動手段に供給
    する反転指令手段を備えていることを特徴とするパワー
    ウインド装置。
  3. 【請求項3】 正回転、または逆回転してウインドガラ
    スを全閉方向、又は全開方向に移動するモータと、 前記モータの回転に同期してパルス信号を発生するパル
    ス信号発生手段と、 ウインドガラスを閉めるためのアップ指令信号、および
    ウインドガラスを開けるためのダウン指令信号を発生す
    るスイッチ手段と、 前記スイッチ手段が発生したアップ指令信号、またはダ
    ウン指令信号によって前記モータを駆動する駆動手段
    と、 前記パルス信号発生手段が発生したパルス信号に基づき
    ウインドガラスの位置を検出して位置信号を発生する位
    置検出手段と、 前記パルス信号発生手段が発生したパルス信号の周期に
    基づき速度検出信号を発生する速度検出手段と、ウイン
    ドガラスが全閉方向に移動している際に、ウインドガラ
    スと車体との間に柔らかい物が挟まれ、前記位置検出手
    段が発生する位置検出信号で算出した第1の距離だけウ
    インドガラスが移動する間に前記速度検出手段からの速
    度検出信号の変化量が予め定められた第1の速度しきい
    値以上になると第1の反転信号を発生する第1の負荷検
    出手段と、 ウインドガラスが全閉方向に移動している際に、ウイン
    ドガラスと車体との間に堅い物が挟まれ、前記位置検出
    手段が発生する位置検出信号で算出した第1の距離より
    も小さい第2の距離だけウインドガラスが移動する間に
    前記速度検出手段からの速度検出信号の変化量が予め定
    められた第2の速度しきい値以上になると第2の反転信
    号を発生する第2の負荷検出手段と、 前記第1の負荷検出手段が発生した第1の反転信号、ま
    たは第2の負荷検出手段が発生した第2の反転信号によ
    り前記モータを全開方向に移動させる反転駆動指令信号
    を発生し、この反転駆動指令信号を前記駆動手段に供給
    する反転指令手段を備えていることを特徴とするパワー
    ウインド装置。
  4. 【請求項4】 反転指令手段は位置検出手段が発生した
    位置信号が予め定められた値になるまでの間、反転駆動
    指令信号を発生する請求項2、または3のいずれかに記
    載のパワーウインド装置。
  5. 【請求項5】 反転指令手段は位置検出手段が発生した
    位置信号がウインドガラスのストローク内の予め定めら
    れた反転領域内にあるときに反転駆動指令信号を発生す
    る請求項2、3、または4のいずれかに記載のパワーウ
    インド装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7250736B2 (en) 2005-03-30 2007-07-31 Asmo Co., Ltd. Opening and closing member control system
US7579708B2 (en) 2005-09-08 2009-08-25 Asmo Co., Ltd. Opening/closing member control apparatus and method for detecting pinching
US7690152B2 (en) 2005-03-30 2010-04-06 Asmo Co., Ltd. Opening and closing member control system

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102006041999B4 (de) * 2005-09-08 2012-06-21 Asmo Co., Ltd. Steuergerät für ein Öffnungs-/Schließ-Element und Verfahren zum Erfassen von Zusammendrücken

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