JP4427156B2 - 発券機及び発券方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、発券機及び発券方法に係り、特に、定期券の継続購入及び新規購入処理を行う発券機及びこの発券機に適用される発券方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、鉄道などの交通機関の駅には、定期券などの種々の券類を発券する発券機が設置され始めている。このような発券機は、利用者が継続定期券の発券を要求した場合、継続前の定期券から定期区間情報や料金情報などを含む定期券情報を読み取り、読み取った定期券情報に基づいて、継続前と同一の定期区間情報を記憶した定期券を発券する。
【0003】
継続前の定期券と同一料金で、かつ、継続前の定期区間を含む経路内で区間変更を行う場合、以下のような方法がある。
【0004】
すなわち、利用者があらかじめ変更可能な区間を調べ、発券機において、新規の定期券を購入する場合と同様の操作を行うことにより、区間変更した定期券を購入する。
【0005】
あるいは、利用者が係員の居る窓口にて問い合わせ、区間変更した定期券を購入する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来の発券機では、継続前の定期券と同一料金で、かつ、継続前の定期区間を含む経路内で区間変更を行う場合、利用者があらかじめ変更可能な区間を調べたり、新規の定期券を購入する場合と同様の操作を行う必要があり、利用者に負担がかかるとともに、1台の発券機を占有時間が長くなり、発券機の利用効率が低下するおそれがある。
【0007】
また、係員の窓口にて区間変更を行う場合、係員が居ない場合に対応できず、利用者に対するサービス性が損なわれるおそれがある。
【0008】
この発明は、上述した問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、利用者の負担を軽減するとともに発券効率の低下を招くことなく、利用者に対するサービス性を向上することができる発券機及びこの発券機に適用される発券方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決し目的を達成するために、
請求項1に記載の発券機は、
第1区間に対応した第1区間情報と、この第1区間における定期料金に対応した料金情報と、を含む定期券情報を記憶した定期券を発券する定期券発券手段と、
定期券に記憶された定期券情報を読み取る読取手段と、
前記読取手段によって読み取られた定期券情報に含まれる料金情報に基づいて、同一定期料金の前記第1区間とは異なる区間であるとともに前記第1区間を含む経路内の第2区間の候補を検索する検索手段と、
前記定期券発券手段により、前記第2区間に対応した第2区間情報を含む定期券情報を記憶した定期券を発券させる制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0010】
請求項2に記載の発券機は、
第1区間に対応した第1区間情報と、この第1区間における定期料金に対応した料金情報と、を含む定期券情報を記憶した定期券を発券する定期券発券手段と、
定期券に記憶された定期券情報を読み取る読取手段と、
前記読取手段によって読み取られた定期券情報に含まれる料金情報に基づいて、同一定期料金の前記第1区間とは異なる区間であるとともに前記第1区間を含む経路内の第2区間の候補を検索する検索手段と、
前記検索手段によって検索された第2区間の候補が複数ある場合に、いずれか1つの第2区間候補を指定する指定手段と、
前記定期券発券手段により、前記指定手段によって指定された第2区間に対応した第2区間情報を含む定期券情報を記憶した定期券を発券させる制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0011】
請求項3に記載の発券機は、
第1区間に対応した第1区間情報と、この第1区間における定期料金に対応した料金情報と、を含む定期券情報を記憶した定期券を発券する定期券発券手段と、
定期券に記憶された定期券情報を読み取る読取手段と、
前記第1区間の定期料金と同一の前記第1区間とは異なる区間であるとともに前記第1区間を含む経路内の第2区間への区間変更を受け付ける区間変更手段と、
前記区間変更手段により、区間変更の要求を受け付けた場合に、前記読取手段によって読み取られた定期券情報に含まれる料金情報に基づいて、同一定期料金の前記第1区間とは異なる第2区間の候補を検索する検索手段と、
前記検索手段によって検索された第2区間の候補が複数ある場合に、いずれか1つの第2区間候補を指定する指定手段と、
前記定期券発券手段により、前記指定手段によって指定された第2区間に対応した第2区間情報を含む定期券情報を記憶した定期券を発券させる制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0012】
請求項4に記載の発券機は、
第1区間を規定する発駅及び着駅に対応した第1区間情報と、この第1区間における定期料金に対応した料金情報と、を含む定期券情報を記憶した定期券を発券する定期券発券手段と、
定期券に記憶された定期券情報を読み取る読取手段と、
前記読取手段によって読み取られた定期券情報に含まれる料金情報に基づいて、同一定期料金の前記第1区間とは異なる区間であるとともに前記第1区間の前記発駅または前記着駅を起点とした第2区間の候補を検索する検索手段と、
前記定期券発券手段により、前記第2区間に対応した第2区間情報を含む定期券情報を記憶した定期券を発券させる制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0013】
請求項5に記載の発券機は、
第1区間を規定する発駅及び着駅に対応した第1区間情報と、この第1区間における定期料金に対応した料金情報と、を含む定期券情報を記憶した定期券を発券する定期券発券手段と、
定期券に記憶された定期券情報を読み取る読取手段と、
前記読取手段によって読み取られた定期券情報に含まれる料金情報に基づいて、同一定期料金の前記第1区間とは異なる区間であるとともに前記第1区間の前記発駅または前記着駅を起点とした第2区間の候補を検索する検索手段と、
前記検索手段によって検索された第2区間の候補が複数ある場合に、いずれか1つの第2区間候補を指定する指定手段と、
前記定期券発券手段により、前記指定手段によって指定された第2区間に対応した第2区間情報を含む定期券情報を記憶した定期券を発券させる制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0014】
請求項6に記載の発券機は、
第1区間を規定する発駅及び着駅に対応した第1区間情報と、この第1区間における定期料金に対応した料金情報と、を含む定期券情報を記憶した定期券を発券する定期券発券手段と、
定期券に記憶された定期券情報を読み取る読取手段と、
前記第1区間の定期料金と同一の前記第1区間とは異なる区間であるとともに前記第1区間の前記発駅または前記着駅を起点とした第2区間への区間変更を受け付ける区間変更手段と、
前記区間変更手段により、区間変更の要求を受け付けた場合に、前記読取手段によって読み取られた定期券情報に含まれる料金情報に基づいて、同一定期料金の前記第1区間とは異なる第2区間の候補を検索する検索手段と、
前記検索手段によって検索された第2区間の候補が複数ある場合に、いずれか1つの第2区間候補を指定する指定手段と、
前記定期券発券手段により、前記指定手段によって指定された第2区間に対応した第2区間情報を含む定期券情報を記憶した定期券を発券させる制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0015】
請求項7に記載の発券機は、
第1区間を規定する発駅及び着駅に対応した第1区間情報と、この第1区間における定期料金に対応した料金情報と、を含む定期券情報を記憶した定期券を発券する定期券発券手段と、
定期券に記憶された定期券情報を読み取る読取手段と、
前記第1区間の定期料金と同一の前記第1区間とは異なる区間であるとともに前記第1区間の前記発駅または前記着駅を起点とした第2区間への区間変更を受け付ける区間変更手段と、
前記区間変更手段により、区間変更の要求を受け付けた場合に、前記第1区間の前記発駅または前記着駅のいずれか一方を起点として設定する設定手段と、
前記読取手段によって読み取られた定期券情報に含まれる料金情報に基づいて、前記設定手段によって設定された起点に基づいた第2区間の候補を検索する検索手段と、
前記検索手段によって検索された第2区間の候補が複数ある場合に、いずれか1つの第2区間候補を指定する指定手段と、
前記定期券発券手段により、前記指定手段によって指定された第2区間に対応した第2区間情報を含む定期券情報を記憶した定期券を発券させる制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0016】
請求項8に記載の発券方法は、
第1区間に対応した第1区間情報と、この第1区間における定期料金に対応した料金情報と、を含む定期券情報を記憶した定期券を発券する定期券の発券方法において、
定期券に記憶された定期券情報を読み取り、
読み取られた定期券情報に含まれる料金情報に基づいて、同一定期料金の前記第1区間とは異なる区間であるとともに前記第1区間を含む経路内の第2区間の候補を検索し、
前記第2区間に対応した第2区間情報を含む定期券情報を記憶した定期券を発券する、ことを特徴とする。
【0017】
請求項9に記載の発券方法は、
第1区間に対応した第1区間情報と、この第1区間における定期料金に対応した料金情報と、を含む定期券情報を記憶した定期券を発券する定期券の発券方法において、
定期券に記憶された定期券情報を読み取り、
読み取られた定期券情報に含まれる料金情報に基づいて、同一定期料金の前記第1区間とは異なる区間であるとともに前記第1区間を含む経路内の第2区間の候補を検索し、
前記第2区間の候補が複数ある場合に、いずれか1つの第2区間候補を指定させ、
指定された前記第2区間に対応した第2区間情報を含む定期券情報を記憶した定期券を発券する、ことを特徴とする。
【0018】
請求項10に記載の発券方法は、
第1区間に対応した第1区間情報と、この第1区間における定期料金に対応した料金情報と、を含む定期券情報を記憶した定期券を発券する定期券の発券方法において、
定期券に記憶された定期券情報を読み取り、
前記第1区間の定期料金と同一の前記第1区間とは異なる区間であるとともに前記第1区間を含む経路内の第2区間への区間変更を受け付け、
区間変更の要求を受け付けた場合に、読み取られた定期券情報に含まれる料金情報に基づいて、同一定期料金の前記第1区間とは異なる第2区間の候補を検索し、
前記第2区間の候補が複数ある場合に、いずれか1つの第2区間候補を指定させ、
指定された前記第2区間に対応した第2区間情報を含む定期券情報を記憶した定期券を発券する、ことを特徴とする。
【0019】
請求項11に記載の発券方法は、
第1区間を規定する発駅及び着駅に対応した第1区間情報と、この第1区間における定期料金に対応した料金情報と、を含む定期券情報を記憶した定期券を発券する定期券の発券方法において、
定期券に記憶された定期券情報を読み取り、
読み取られた定期券情報に含まれる料金情報に基づいて、同一定期料金の前記第1区間とは異なる区間であるとともに前記第1区間の前記発駅または前記着駅を起点とした第2区間の候補を検索し、
前記第2区間に対応した第2区間情報を含む定期券情報を記憶した定期券を発券する、ことを特徴とする。
【0020】
請求項12に記載の発券方法は、
第1区間を規定する発駅及び着駅に対応した第1区間情報と、この第1区間における定期料金に対応した料金情報と、を含む定期券情報を記憶した定期券を発券する定期券の発券方法において、
定期券に記憶された定期券情報を読み取り、
読み取られた定期券情報に含まれる料金情報に基づいて、同一定期料金の前記第1区間とは異なる区間であるとともに前記第1区間の前記発駅または前記着駅を起点とした第2区間の候補を検索し、
検索された第2区間の候補が複数ある場合に、いずれか1つの第2区間候補を指定させ、
指定された前記第2区間に対応した第2区間情報を含む定期券情報を記憶した定期券を発券する、ことを特徴とする。
【0021】
請求項13に記載の発券方法は、
第1区間を規定する発駅及び着駅に対応した第1区間情報と、この第1区間における定期料金に対応した料金情報と、を含む定期券情報を記憶した定期券を発券する定期券の発券方法において、
定期券に記憶された定期券情報を読み取り、
前記第1区間の定期料金と同一の前記第1区間とは異なる区間であるとともに前記第1区間の前記発駅または前記着駅を起点とした第2区間への区間変更を受け付け、
区間変更の要求を受け付けた場合に、読み取られた定期券情報に含まれる料金情報に基づいて、同一定期料金の前記第1区間とは異なる第2区間の候補を検索し、
検索された第2区間の候補が複数ある場合に、いずれか1つの第2区間候補を指定させ、
指定された前記第2区間に対応した第2区間情報を含む定期券情報を記憶した定期券を発券する、ことを特徴とする。
【0022】
請求項14に記載の発券方法は、
第1区間を規定する発駅及び着駅に対応した第1区間情報と、この第1区間における定期料金に対応した料金情報と、を含む定期券情報を記憶した定期券を発券する定期券の発券ほうほうにおいて、
定期券に記憶された定期券情報を読み取り、
前記第1区間の定期料金と同一の前記第1区間とは異なる区間であるとともに前記第1区間の前記発駅または前記着駅を起点とした第2区間への区間変更を受け付け、
区間変更の要求を受け付けた場合に、前記第1区間の前記発駅または前記着駅のいずれか一方を起点として設定させ、
読み取られた定期券情報に含まれる料金情報に基づいて、設定された起点に基づいた第2区間の候補を検索し、
検索された第2区間の候補が複数ある場合に、いずれか1つの第2区間候補を指定させ、
指定された前記第2区間に対応した第2区間情報を含む定期券情報を記憶した定期券を発券する、ことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の発券機及びこの発券機に適用される発券方法の一実施の形態について図面を参照して説明する。
【0024】
図1および図2は、この発明の発券機としての多機能乗車券発券機を説明する図であり、図1は、多機能乗車券発券機の外観を概略的に示す斜視図、図2は、図1に示した多機能乗車券発券機の制御系統を概略的に示すブロック図である。
【0025】
図1に示すように、発券機200の接客面には、利用客の接触を検知して接触された項目を選択するタッチパネル内蔵の表示部202が設けられている。この表示部202には、利用客が投入した現金の総額すなわち紙幣及び硬貨の投入金額、利用客が投入したプリペイドカードの残額、購入した乗車券の種類及びその金額、および釣銭金額など種々の情報が表示される。また、この表示部202には、投入された現金の投入金額またはプリペイドカードの残額に基づいて、発売路線の区間運賃を点灯表示する複数の口座釦208が表示される。
【0026】
また、この接客面には、トラブルなどが発生した場合に係員を呼び出す係員呼出釦204と、発券処理などの取引処理を取り消す取消釦205とが設けられている。
【0027】
さらに、この接客面には、購入枚数、大人用乗車券、小人用乗車券などの購入条件を指定する第1条件釦210Aと、普通乗車券、往復乗車券、回数券、特急券、指定券、乗継乗車券、連絡乗車券などの乗車券類の券種を指定する第2条件釦210Bとが設けられている。また、第2条件釦210Bには、定期券の自動継続発券を要求する定期券釦206が含まれている。
【0028】
また、自動券売機200の接客面には、乗車券類及び定期券の発券時にプリペイドカード及び定期券などのカード類が投入及び排出されるとともに、自動継続定期券発券処理時に定期券が投入されるカード口212と、硬貨が投入される硬貨投入口214と、紙幣が投入される紙幣投入口216と、釣銭としての紙幣が排出される紙幣排出口218と、発券された乗車券類及び定期券が排出される発券口220と、釣銭としての硬貨が排出される硬貨排出口222などが設けられている。
【0029】
図2に示すように、この乗車券発券機200は、全体を制御する制御手段として機能するとともに、自動継続定期券発券処理時において、定期区間の変更候補を検索する検索手段として機能するCPU242を有している。
【0030】
このCPU242には、CPU242の制御プログラム、発売路線に対応した情報、この発売路線内の区間運賃に対応した情報、発売路線内の定期区間に対応した情報、各定期区間の料金に対応した情報などが記憶されるメモリ244が接続されている。
【0031】
また、このCPU242には、カード口212から投入された定期券及びプリペイドカードなどのカード類に対して所定の処理を施すとともに、自動継続定期券発券処理時において、カード口212から投入された定期券に記録された所定の定期券情報を読み取る読取手段として機能するカード処理部246が接続されている。
【0032】
この定期券情報は、定期区間に対応した定期区間情報、定期区間の料金に対応した料金情報、定期券の有効期限に対応した有効期限情報、利用客の利用客情報などを含んでいる。
【0033】
このカード処理部246は、カード口212から投入されたカード類を内部に受け入れて搬送する搬送路及び複数の搬送ローラを有する搬送機構、投入されたカード類に磁気記録されている磁気情報を読み出すとともに投入されたカード類に対して磁気情報を書き込む磁気処理部、カード類、特にプリペイドカードに対して所定位置にパンチ孔を開けるパンチ処理部などを備えている。
【0034】
さらに、このCPU242には、紙幣投入口216から投入された紙幣の真偽判定および種別判定などの処理を行う紙幣処理部248と、硬貨投入口214から投入された硬貨の真偽判定および種別判定などを行う硬貨処理部250とが接続されている。
【0035】
またさらに、このCPU242には、CPU242で算出した釣銭の合計金額に基づいて紙幣排出口218から釣銭としての紙幣を排出させるとともに硬貨排出口222から釣銭としての硬貨を排出させる釣銭処理部252と、口座釦208、第1条件釦210A及び第2条件釦210Bを介して入力された利用区間情報に基づく乗車券類及び定期券を発券して、発券口220から発券した乗車券類及び定期券を排出させる定期券発券手段として機能する発券部254とが接続されている。
【0036】
さらにまた、このCPU242には、自動継続定期券発券処理時において、継続定期券の発券処理を完了した継続前の定期券などの券類を回収する回収手段として機能する券回収部256と、ホストコンピュータとの間で情報を相互に通信する通信制御部258とが接続されている。
【0037】
またさらに、このCPU242には、表示部202が接続されている。この表示部202は、上述したように、タッチパネルを内蔵し、自動継続定期券発券処理時において、継続前の定期券の定期区間を、この定期区間を含む経路内で区間変更の要求を受け付ける区間変更釦を表示する区間変更手段として機能する。また、この表示部202は、区間変更の要求を受け付けた場合、検索した変更候補が複数ある際に、利用者によって所望の区間の指定を受け付ける指定手段として機能する。さらに、この表示部202は、区間変更の要求を受け付けた場合、継続前の定期券の定期区間のうち、発駅または着駅を起点としての設定を受け付ける設定手段として機能する。
【0038】
普通乗車券、往復乗車券、回数券、特急券、指定券、乗継乗車券などの乗車券類を発券する場合、CPU242は、カード処理部246を制御して、カード口212から投入されたプリペイドカードから残額に対応した残額情報を読み出し、読み出した情報に基づいてプリペイドカードの残額を算出して表示部202に表示させる。また、CPU242は、紙幣処理部248及び硬貨処理部250を制御して、紙幣投入口216から投入された紙幣の投入金額、及び硬貨投入口214から投入された硬貨の投入金額を算出し、表示部202に表示させる。
【0039】
そして、CPU242は、投入金額に応じて発券可能な口座釦208を表示部202に表示させ、利用客によって選択された口座釦208の利用区間を有する乗車券類を発券部254に発行させるように制御する。
【0040】
そして、CPU242は、発券部254を制御して、発券口220から発券した乗車券類を排出させる。
【0041】
そして、CPU242は、利用客によって投入された投入金額の合計金額と、利用客によって選択された口座釦208が示す区間運賃とに基づいて、釣銭を算出し、釣銭処理部252を制御して、紙幣排出口218及び硬貨排出口222から釣銭を排出させる。
【0042】
次に、この発券機における自動継続定期券発券処理について説明する。
【0043】
この自動継続定期券発券処理では、図3に示したような路線内において、継続前の定期券がC駅を発駅とし、F駅を着駅とした定期区間C−Fに対応した定期区間情報を記憶しているものとし、発駅C駅の前後にA駅、B駅、及びD駅があり、着駅F駅の前後にE駅及びG駅があるものとする。
【0044】
まず、この発券機における第1の自動継続定期券発券処理について説明する。
【0045】
すなわち、図6のフローチャートに示すように、CPU242は、第2条件釦210Bに含まれる定期券釦206が押下されたか否かを検知して、自動継続定期券発券処理(または、新規定期券の区間変更処理)が要求されたか否かを判断する(ST11)。
【0046】
続いて、CPU242は、自動継続定期券発券処理が要求されたと判断した場合(ST11、Y)、カード口212付近に設けられたセンサの出力に基づいて、カード口212から定期券を受け取ったか否かを判断する(ST12)。
【0047】
続いて、CPU242は、カード口212から定期券を受け取ったと判断した場合には(ST12、Y)、カード処理部246を制御して、定期券に記憶された定期券情報を読み取る(ST13)。このとき、CPU242は、定期券情報として、定期区間に対応した定期区間情報、定期区間の料金に対応した料金情報、定期券の有効期限に対応した有効期限情報、利用客の利用客情報などを読み取る。
【0048】
続いて、CPU242は、図4に示すように、表示部202に、読み取った定期区間情報に基づいて現在の定期区間「C−D」301を表示するとともに、継続前の定期券と同一料金で、かつ、現在の定期区間を含む経路内での定期区間の変更を受け付ける区間変更釦302を表示する。この実施の形態に係る発券機では、例えば「区間変更しますか?」の質問に対して、「はい」及び「いいえ」に対応する釦302A及び302Bを表示部202に表示し、これらいずれかの釦の押下を検知することによって区間変更釦302として利用している。
【0049】
続いて、CPU242は、表示部202の「はい」釦302Aの押下が押下されたか否かを検知することにより、区間変更の要求があったか否かを判断する(ST14)。そして、CPU242は、表示部202の「はい」釦302Aの押下を検知して、区間変更の要求があったと判断した場合には(ST14、Y)、読み取った継続前定期券の料金情報に基づいて、同一料金でかつ継続前の定期区間を含む経路内での定期区間の変更候補をメモリ244から検索する(ST15)。
【0050】
続いて、CPU242は、図5に示すように、検索した変更区間候補を表示部202に表示する(ST16)。このとき、CPU242は、特に起点を指定せず、継続前の発駅または着駅を含むような定期区間をすべて変更区間候補として検索し、表示部202に表示する。
【0051】
続いて、CPU242は、表示部202に表示された変更区間候補のいずれかの候補に対応した釦が押下されたか否かを検知することにより、変更区間候補が指定されたか否かを判断する(ST17)。
【0052】
そして、CPU242は、例えば表示部202に表示された変更区間候補「B−E」釦303の押下を検知した場合には(ST17、Y)、発券部254を制御して、継続前と同一料金で、かつ、定期区間「B−E」に対応した定期区間情報を有する定期券を発券し(ST18)、発券口220から継続定期券を排出する。
【0053】
ステップST14において、CPU242は、表示部202の「いいえ」釦302Bの押下を検知して、区間変更の要求が無かったと判断した場合には(ST14、N)、発券部254を制御して、継続前と同一の定期区間情報を有する定期券を発券し(ST18)、発券口220から継続定期券を排出する。
【0054】
また、ステップST16において、CPU242は、表示部202に変更区間候補を表示した際に、図5に示したように、同時に、「もどる」釦304を表示する。そして、CPU242は、「もどる」釦304の押下を検知した場合には、いったん、区間変更処理を中止し、図4に示したような区間変更の要求を受け付ける画面に戻る。
【0055】
CPU242は、発券口220付近に設けられたセンサの出力に基づいて、発券口220から定期券が受け取られたと判断した場合には、この自動継続定期券発券処理を終了する。
【0056】
上述した実施の形態によれば、継続定期券を発券する際に、継続前と同一料金で、かつ、継続前の定期区間を含む経路内で区間変更したい場合に、利用者があらかじめ変更可能な区間を調べたり、新規の定期券を購入する場合と同様の操作を行う必要がなくなり、利用者の負担を増加することなく、スムーズに区間変更した継続定期券の発券処理を行うことが可能となる。
【0057】
したがって、利用者に対するサービス性を向上することができる。
【0058】
次に、この発券機における第2の自動継続定期券発券処理について説明する。
【0059】
すなわち、図7のフローチャートに示すように、CPU242は、第2条件釦210Bに含まれる定期券釦206が押下されたか否かを検知して、自動継続定期券発券処理が要求されたか否かを判断する(ST21)。
【0060】
続いて、CPU242は、自動継続定期券発券処理が要求されたと判断した場合(ST21、Y)、カード口212付近に設けられたセンサの出力に基づいて、カード口212から定期券を受け取ったか否かを判断する(ST22)。
【0061】
続いて、CPU242は、カード口212から定期券を受け取ったと判断した場合には(ST22、Y)、カード処理部246を制御して、定期券に記憶された定期券情報を読み取る(ST23)。
【0062】
続いて、CPU242は、図4に示すように、表示部202に、読み取った定期区間情報に基づいて現在の定期区間「C−D」301を表示するとともに、継続前の定期券と同一料金で、かつ、現在の定期区間を含む経路内での定期区間の変更を受け付ける区間変更釦302を表示する。
【0063】
続いて、CPU242は、表示部202の「はい」釦302Aの押下が押下されたか否かを検知することにより、区間変更の要求があったか否かを判断する(ST24)。
【0064】
続いて、CPU242は、表示部202の「はい」釦302Aの押下を検知して、区間変更の要求があったと判断した場合には(ST24、Y)、現在の定期区間のうち、発駅Cまたは着駅Fのいずれを起点とした区間変更を希望するか、利用者に問い合わせる。すなわち、CPU242は、表示部202に、発駅Cまたは着駅Fのいずれかを起点とするように、例えば、「起点を選択してください」といったメッセージを表示する。
【0065】
続いて、CPU242は、図4に示したように、表示部202の発駅「C」釦301Aの押下を検知した場合には(ST25、Y)、読み取った継続前定期券の料金情報に基づいて、同一料金でかつ継続前の定期区間を含む経路内で継続前の定期区間の発駅「C」を起点とした定期区間の変更候補をメモリ244から検索する(ST27)。
【0066】
続いて、CPU242は、図8に示すように、検索した変更区間候補を表示部202に表示する(ST28)。このとき、CPU242は、発駅「C」を起点としたすべての変更区間候補を表示部202に表示する。
【0067】
続いて、CPU242は、表示部202に表示された変更区間候補のいずれかの候補に対応した釦が押下されたか否かを検知することにより、変更区間候補が指定されたか否かを判断する(ST29)。
【0068】
そして、CPU242は、例えば表示部202に表示された変更区間候補「C−E」釦305の押下を検知した場合には(ST29、Y)、発券部254を制御して、継続前と同一料金で、かつ、定期区間「C−E」に対応した定期区間情報を有する定期券を発券し(ST30)、発券口220から継続定期券を排出する。
【0069】
一方、CPU242は、図4に示したように、表示部202の発駅「C」釦301Aの押下を検知せず(ST25、N)、着駅「F」釦301Bの押下を検知した場合には(ST26、Y)、読み取った継続前定期券の料金情報に基づいて、同一料金でかつ継続前の定期区間を含む経路内で継続前の定期区間の着駅「F」を起点とした定期区間の変更候補をメモリ244から検索する(ST27)。
【0070】
続いて、CPU242は、図9に示すように、検索した変更区間候補を表示部202に表示する(ST28)。このとき、CPU242は、着駅「F」を起点としたすべての変更区間候補を表示部202に表示する。
【0071】
続いて、CPU242は、表示部202に表示された変更区間候補のいずれかの候補に対応した釦が押下されたか否かを検知することにより、変更区間候補が指定されたか否かを判断する(ST29)。
【0072】
そして、CPU242は、例えば表示部202に表示された変更区間候補「A−F」釦306の押下を検知した場合には(ST29、Y)、発券部254を制御して、継続前と同一料金で、かつ、定期区間「A−F」に対応した定期区間情報を有する定期券を発券し(ST30)、発券口220から継続定期券を排出する。
【0073】
ステップST14において、CPU242は、表示部202の「いいえ」釦302Bの押下を検知して、区間変更の要求が無かったと判断した場合には(ST24、N)、発券部254を制御して、継続前と同一の定期区間情報を有する定期券を発券し(ST30)、発券口220から継続定期券を排出する。
【0074】
また、ステップST28において、CPU242は、表示部202に変更区間候補を表示した際に、図8及び図9に示したように、同時に、「もどる」釦307及び308を表示する。そして、CPU242は、「もどる」釦307及び308の押下を検知した場合には、いったん、区間変更処理を中止し、図4に示したような区間変更の要求を受け付ける画面に戻る。
【0075】
CPU242は、発券口220付近に設けられたセンサの出力に基づいて、発券口220から定期券が受け取られたと判断した場合には、この自動継続定期券発券処理を終了する。
【0076】
上述した実施の形態によれば、継続定期券を発券する際に、継続前と同一料金で、かつ、継続前の定期区間を含む経路内で区間変更したい場合に、利用者があらかじめ変更可能な区間を調べたり、新規の定期券を購入する場合と同様の操作を行う必要がなくなり、利用者の負担を増加することなく、スムーズに区間変更した継続定期券の発券処理を行うことが可能となる。
【0077】
したがって、利用者に対するサービス性を向上することができる。
【0078】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、利用者の負担を軽減するとともに発券効率の低下を招くことなく、利用者に対するサービス性を向上することができる発券機及びこの発券機に適用される発券方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の発券機の一実施の形態に係る構成を概略的に示す斜視図である。
【図2】図2は、図1に示した発券機の制御系の構成を概略的に示すブロック図である。
【図3】図3は、この発明の発券機に適用される自動継続定期券発券処理における継続前の定期区間を含む経路を概略的に示す図である。
【図4】図4は、この発明の発券機に適用される自動継続定期券発券処理における区間変更画面の一例を示す図である。
【図5】図5は、第1の自動継続定期券発券処理における変更区間候補の表示画面の一例を示す図である。
【図6】図6は、第1の自動継続定期券発券処理を説明するためのフローチャートである。
【図7】図7は、第2の自動継続定期券発券処理を説明するためのフローチャートである。
【図8】図8は、第2の自動継続定期券発券処理における変更区間候補の表示画面の一例を示す図である。
【図9】図9は、第2の自動継続定期券発券処理における変更区間候補の表示画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
200…発券機
202…表示部
206…定期券釦
210A…第1条件釦
210B…第2条件釦
212…カード口
220…発券口
242…CPU
244…メモリ
246…カード処理部
254…発券部
301…定期区間
302…区間変更釦

Claims (14)

  1. 第1区間に対応した第1区間情報と、この第1区間における定期料金に対応した料金情報と、を含む定期券情報を記憶した定期券を発券する定期券発券手段と、
    定期券に記憶された定期券情報を読み取る読取手段と、
    前記読取手段によって読み取られた定期券情報に含まれる料金情報に基づいて、同一定期料金の前記第1区間とは異なる区間であるとともに前記第1区間を含む経路内の第2区間の候補を検索する検索手段と、
    前記定期券発券手段により、前記第2区間に対応した第2区間情報を含む定期券情報を記憶した定期券を発券させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする発券機。
  2. 第1区間に対応した第1区間情報と、この第1区間における定期料金に対応した料金情報と、を含む定期券情報を記憶した定期券を発券する定期券発券手段と、
    定期券に記憶された定期券情報を読み取る読取手段と、
    前記読取手段によって読み取られた定期券情報に含まれる料金情報に基づいて、同一定期料金の前記第1区間とは異なる区間であるとともに前記第1区間を含む経路内の第2区間の候補を検索する検索手段と、
    前記検索手段によって検索された第2区間の候補が複数ある場合に、いずれか1つの第2区間候補を指定する指定手段と、
    前記定期券発券手段により、前記指定手段によって指定された第2区間に対応した第2区間情報を含む定期券情報を記憶した定期券を発券させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする発券機。
  3. 第1区間に対応した第1区間情報と、この第1区間における定期料金に対応した料金情報と、を含む定期券情報を記憶した定期券を発券する定期券発券手段と、
    定期券に記憶された定期券情報を読み取る読取手段と、
    前記第1区間の定期料金と同一の前記第1区間とは異なる区間であるとともに前記第1区間を含む経路内の第2区間への区間変更を受け付ける区間変更手段と、
    前記区間変更手段により、区間変更の要求を受け付けた場合に、前記読取手段によって読み取られた定期券情報に含まれる料金情報に基づいて、同一定期料金の前記第1区間とは異なる第2区間の候補を検索する検索手段と、
    前記検索手段によって検索された第2区間の候補が複数ある場合に、いずれか1つの第2区間候補を指定する指定手段と、
    前記定期券発券手段により、前記指定手段によって指定された第2区間に対応した第2区間情報を含む定期券情報を記憶した定期券を発券させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする発券機。
  4. 第1区間を規定する発駅及び着駅に対応した第1区間情報と、この第1区間における定期料金に対応した料金情報と、を含む定期券情報を記憶した定期券を発券する定期券発券手段と、
    定期券に記憶された定期券情報を読み取る読取手段と、
    前記読取手段によって読み取られた定期券情報に含まれる料金情報に基づいて、同一定期料金の前記第1区間とは異なる区間であるとともに前記第1区間の前記発駅または前記着駅を起点とした第2区間の候補を検索する検索手段と、
    前記定期券発券手段により、前記第2区間に対応した第2区間情報を含む定期券情報を記憶した定期券を発券させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする発券機。
  5. 第1区間を規定する発駅及び着駅に対応した第1区間情報と、この第1区間における定期料金に対応した料金情報と、を含む定期券情報を記憶した定期券を発券する定期券発券手段と、
    定期券に記憶された定期券情報を読み取る読取手段と、
    前記読取手段によって読み取られた定期券情報に含まれる料金情報に基づいて、同一定期料金の前記第1区間とは異なる区間であるとともに前記第1区間の前記発駅または前記着駅を起点とした第2区間の候補を検索する検索手段と、
    前記検索手段によって検索された第2区間の候補が複数ある場合に、いずれか1つの第2区間候補を指定する指定手段と、
    前記定期券発券手段により、前記指定手段によって指定された第2区間に対応した第2区間情報を含む定期券情報を記憶した定期券を発券させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする発券機。
  6. 第1区間を規定する発駅及び着駅に対応した第1区間情報と、この第1区間における定期料金に対応した料金情報と、を含む定期券情報を記憶した定期券を発券する定期券発券手段と、
    定期券に記憶された定期券情報を読み取る読取手段と、
    前記第1区間の定期料金と同一の前記第1区間とは異なる区間であるとともに前記第1区間の前記発駅または前記着駅を起点とした第2区間への区間変更を受け付ける区間変更手段と、
    前記区間変更手段により、区間変更の要求を受け付けた場合に、前記読取手段によって読み取られた定期券情報に含まれる料金情報に基づいて、同一定期料金の前記第1区間とは異なる第2区間の候補を検索する検索手段と、
    前記検索手段によって検索された第2区間の候補が複数ある場合に、いずれか1つの第2区間候補を指定する指定手段と、
    前記定期券発券手段により、前記指定手段によって指定された第2区間に対応した第2区間情報を含む定期券情報を記憶した定期券を発券させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする発券機。
  7. 第1区間を規定する発駅及び着駅に対応した第1区間情報と、この第1区間における定期料金に対応した料金情報と、を含む定期券情報を記憶した定期券を発券する定期券発券手段と、
    定期券に記憶された定期券情報を読み取る読取手段と、
    前記第1区間の定期料金と同一の前記第1区間とは異なる区間であるとともに前記第1区間の前記発駅または前記着駅を起点とした第2区間への区間変更を受け付ける区間変更手段と、
    前記区間変更手段により、区間変更の要求を受け付けた場合に、前記第1区間の前記発駅または前記着駅のいずれか一方を起点として設定する設定手段と、
    前記読取手段によって読み取られた定期券情報に含まれる料金情報に基づいて、前記設定手段によって設定された起点に基づいた第2区間の候補を検索する検索手段と、
    前記検索手段によって検索された第2区間の候補が複数ある場合に、いずれか1つの第2区間候補を指定する指定手段と、
    前記定期券発券手段により、前記指定手段によって指定された第2区間に対応した第2区間情報を含む定期券情報を記憶した定期券を発券させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする発券機。
  8. 第1区間に対応した第1区間情報と、この第1区間における定期料金に対応した料金情報と、を含む定期券情報を記憶した定期券を発券する定期券の発券方法において、
    定期券に記憶された定期券情報を読み取り、
    読み取られた定期券情報に含まれる料金情報に基づいて、同一定期料金の前記第1区間とは異なる区間であるとともに前記第1区間を含む経路内の第2区間の候補を検索し、
    前記第2区間に対応した第2区間情報を含む定期券情報を記憶した定期券を発券する、ことを特徴とする発券方法。
  9. 第1区間に対応した第1区間情報と、この第1区間における定期料金に対応した料金情報と、を含む定期券情報を記憶した定期券を発券する定期券の発券方法において、
    定期券に記憶された定期券情報を読み取り、
    読み取られた定期券情報に含まれる料金情報に基づいて、同一定期料金の前記第1区間とは異なる区間であるとともに前記第1区間を含む経路内の第2区間の候補を検索し、
    前記第2区間の候補が複数ある場合に、いずれか1つの第2区間候補を指定させ、
    指定された前記第2区間に対応した第2区間情報を含む定期券情報を記憶した定期券を発券する、ことを特徴とする発券方法。
  10. 第1区間に対応した第1区間情報と、この第1区間における定期料金に対応した料金情報と、を含む定期券情報を記憶した定期券を発券する定期券の発券方法において、
    定期券に記憶された定期券情報を読み取り、
    前記第1区間の定期料金と同一の前記第1区間とは異なる区間であるとともに前記第1区間を含む経路内の第2区間への区間変更を受け付け、
    区間変更の要求を受け付けた場合に、読み取られた定期券情報に含まれる料金情報に基づいて、同一定期料金の前記第1区間とは異なる第2区間の候補を検索し、
    前記第2区間の候補が複数ある場合に、いずれか1つの第2区間候補を指定させ、
    指定された前記第2区間に対応した第2区間情報を含む定期券情報を記憶した定期券を発券する、ことを特徴とする発券方法。
  11. 第1区間を規定する発駅及び着駅に対応した第1区間情報と、この第1区間における定期料金に対応した料金情報と、を含む定期券情報を記憶した定期券を発券する定期券の発券方法において、
    定期券に記憶された定期券情報を読み取り、
    読み取られた定期券情報に含まれる料金情報に基づいて、同一定期料金の前記第1区間とは異なる区間であるとともに前記第1区間の前記発駅または前記着駅を起点とした第2区間の候補を検索し、
    前記第2区間に対応した第2区間情報を含む定期券情報を記憶した定期券を発券する、ことを特徴とする発券方法。
  12. 第1区間を規定する発駅及び着駅に対応した第1区間情報と、この第1区間における定期料金に対応した料金情報と、を含む定期券情報を記憶した定期券を発券する定期券の発券方法において、
    定期券に記憶された定期券情報を読み取り、
    読み取られた定期券情報に含まれる料金情報に基づいて、同一定期料金の前記第1区間とは異なる区間であるとともに前記第1区間の前記発駅または前記着駅を起点とした第2区間の候補を検索し、
    検索された第2区間の候補が複数ある場合に、いずれか1つの第2区間候補を指定させ、
    指定された前記第2区間に対応した第2区間情報を含む定期券情報を記憶した定期券を発券する、ことを特徴とする発券方法。
  13. 第1区間を規定する発駅及び着駅に対応した第1区間情報と、この第1区間における定期料金に対応した料金情報と、を含む定期券情報を記憶した定期券を発券する定期券の発券方法において、
    定期券に記憶された定期券情報を読み取り、
    前記第1区間の定期料金と同一の前記第1区間とは異なる区間であるとともに前記第1区間の前記発駅または前記着駅を起点とした第2区間への区間変更を受け付け、
    区間変更の要求を受け付けた場合に、読み取られた定期券情報に含まれる料金情報に基づいて、同一定期料金の前記第1区間とは異なる第2区間の候補を検索し、
    検索された第2区間の候補が複数ある場合に、いずれか1つの第2区間候補を指定させ、
    指定された前記第2区間に対応した第2区間情報を含む定期券情報を記憶した定期券を発券する、ことを特徴とする発券方法。
  14. 第1区間を規定する発駅及び着駅に対応した第1区間情報と、この第1区間における定期料金に対応した料金情報と、を含む定期券情報を記憶した定期券を発券する定期券の発券ほうほうにおいて、
    定期券に記憶された定期券情報を読み取り、
    前記第1区間の定期料金と同一の前記第1区間とは異なる区間であるとともに前記第1区間の前記発駅または前記着駅を起点とした第2区間への区間変更を受け付け、
    区間変更の要求を受け付けた場合に、前記第1区間の前記発駅または前記着駅のいずれか一方を起点として設定させ、
    読み取られた定期券情報に含まれる料金情報に基づいて、設定された起点に基づいた第2区間の候補を検索し、
    検索された第2区間の候補が複数ある場合に、いずれか1つの第2区間候補を指定させ、
    指定された前記第2区間に対応した第2区間情報を含む定期券情報を記憶した定期券を発券する、ことを特徴とする発券方法。
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