JP4426521B2 - 車載フィルムアンテナ及びその搭載方法 - Google Patents

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本発明は、ウィンドウのコーナー部付近から車両ボデーの水平方向に向かって延びる第1のエレメントパターンと車両ボデーの垂直方向に向かって延びる第2のエレメントパターンとを備えてなる車載フィルムアンテナ及びその搭載方法に関する。
テレビ放送帯域の電波を受信する車載アンテナとして、例えば特許文献1に示すものが供されている(例えば特許文献1参照)。
特開2004−72419号公報
ところで、上記した特許文献1に記載されている車載アンテナがフロントウィンドウに搭載された場合を想定すると、電波の到来方向が車両前方であれば、車両前方からの電波を適切に受信することができる反面、車両ボデーの電波遮蔽の影響により車両後方からの電波を適切に受信することができず、車両後方からの電波の受信感度が減少するという問題がある。
そこで、出願人は、このような問題を解決すべく、特願2004−159255を出願した。この特願2004−159255では、第1のエレメントパターンがフロントウィンドウのコーナー部付近から車両ボデーの水平方向に向かって延びると共に第2のエレメントパターンがフロントウィンドウのコーナー部付近から車両ボデーの垂直方向に向かって延びる構成であるので、車両前方からの電波を適切に受信することができるのみならず、車両後方からの電波をも適切に受信することができ、車両の向きや電波の到来方向に拘らず電波を安定して受信することができる。
しかしながら、特願2004−159255では、図8に示すように、第1のエレメントパターン1と第2のエレメントパターン2とが同一の(1枚の)フィルム3に形成されており、第1のエレメントパターン1と第2のエレメントパターン2との間の角度が固定されているので、コーナー角度(例えば天井部分とピラー部分とが交差するコーナー部では天井部分とピラー部分との間の角度)が相違する複数の車種同士では、例えば第1のエレメントパターン1と車両ボデーの水平方向との整合を確保しようとすると、第2のエレメントパターン2と車両ボデーの垂直方向との整合を確保することが困難になるなど(図8(b)参照)、車種によるコーナー角度の相違に対応することができないという問題がある。また、第1のエレメントパターン1と第2のエレメントパターン2との双方が形成されている貼付面積が比較的大きな1枚のフィルム3を貼付ける必要があるので、フィルム3を貼付ける作業が容易ではなく、フィルム3を貼付けるときの作業性に劣るという問題もある。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両の向きや電波の到来方向に拘らず電波を安定して受信することができ、しかも、車種によるコーナー角度の相違に対応することができ、また、フィルムを貼付けるときの作業性をも高めることができる車載フィルムアンテナ及びその搭載方法を提供することにある。
請求項1に記載した車載フィルムアンテナによれば、ウィンドウのコーナー部付近から車両ボデーの水平方向に向かって延びる第1のエレメントパターンが形成されている第1のフィルムと車両ボデーの垂直方向に向かって延びる第2のエレメントパターンが形成されている第2のフィルムとが別々にウィンドウに貼付可能に構成したので、ウィンドウのコーナー部付近に搭載することで、車両の向きや電波の到来方向に拘らず電波を安定して受信することができ、しかも、第1のフィルムと第2のフィルムとを別々にウィンドウに貼付けることで、コーナー角度の大小に拘らず例えば第1のエレメントパターンと車両ボデーの水平方向との整合を確保すると共に第2のエレメントパターンと車両ボデーの垂直方向との整合を確保して車種によるコーナー角度の相違に対応することができ、また、フィルムを貼付けるときの作業性をも高めることができる。また、第1のエレメントパターンに形成されている第1の給電パターンと第2のエレメントパターンに形成されている第2の給電パターンとが積層した状態で同じ給電端子に電気的に接続可能に構成したので、1つの給電端子から第1のエレメントパターンと第2のエレメントパターンとの双方に給電することができる。さらに、第1の給電パターンと第2の給電パターンとが直接接触するように構成したので、第1の給電パターンと第2の給電パターンとの導通を適切に確保することができる。
請求項2に記載した車載フィルムアンテナによれば、ウィンドウのコーナー部付近から車両ボデーの水平方向に向かって延びる第1のエレメントパターンが形成されている第1のフィルムと車両ボデーの垂直方向に向かって延びる第2のエレメントパターンが形成されている第2のフィルムとが別々にウィンドウに貼付可能に構成したので、ウィンドウのコーナー部付近に搭載することで、車両の向きや電波の到来方向に拘らず電波を安定して受信することができ、しかも、第1のフィルムと第2のフィルムとを別々にウィンドウに貼付けることで、コーナー角度の大小に拘らず例えば第1のエレメントパターンと車両ボデーの水平方向との整合を確保すると共に第2のエレメントパターンと車両ボデーの垂直方向との整合を確保して車種によるコーナー角度の相違に対応することができ、また、フィルムを貼付けるときの作業性をも高めることができる。また、第1のエレメントパターンに形成されている第1の給電パターンと第2のエレメントパターンに形成されている第2の給電パターンとが隣接した状態で同じ給電端子に電気的に接続可能に構成したので、1つの給電端子から第1のエレメントパターンと第2のエレメントパターンとの双方に給電することができる。
請求項に記載した車載フィルムアンテナの搭載方法によれば、第1のエレメントパターンを第1のフィルムに形成すると共に第2のエレメントパターンを第2のフィルムに形成し、第1のエレメントパターンがウィンドウのコーナー部付近から車両ボデーの水平方向に向かって延びるように第1のフィルムをウィンドウに貼付けると共に第2のエレメントパターンが当該コーナー部付近から車両ボデーの垂直方向に向かって延びるように第2のフィルムをウィンドウに貼付け、第1のエレメントパターンに形成されている第1の給電パターンと第2のエレメントパターンに形成されている第2の給電パターンとを積層した状態で直接接触させて同じ給電端子に電気的に接続し、第1のエレメントパターンと第2のエレメントパターンとの給電点を当該コーナー部付近に配置する。
これにより、上記した請求項1に記載したものと同様にして、ウィンドウのコーナー部付近に搭載することで、車両の向きや電波の到来方向に拘らず電波を安定して受信することができ、しかも、第1のフィルムと第2のフィルムとを別々にウィンドウに貼付けることで、コーナー角度の大小に拘らず例えば第1のエレメントパターンと車両ボデーの水平方向との整合を確保すると共に第2のエレメントパターンと車両ボデーの垂直方向との整合を確保して車種によるコーナー角度の相違に対応することができ、また、フィルムを貼付けるときの作業性をも高めることができる。また、第1のエレメントパターンに形成されている第1の給電パターンと第2のエレメントパターンに形成されている第2の給電パターンとを積層した状態で同じ給電端子に電気的に接続することで、1つの給電端子から第1のエレメントパターンと第2のエレメントパターンとの双方に給電することができる。さらに、第1の給電パターンと第2の給電パターンとを直接接触させることで、第1の給電パターンと第2の給電パターンとの導通を適切に確保することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について、図1ないし図3を参照して説明する。車載フィルムアンテナ11は、図2に示すように、第1のエレメントパターン21が形成されている第1のフィルム22と第2のエレメントパターン31が形成されている第2のフィルム32とが別体として構成されている。尚、車載フィルムアンテナ11は、例えばテレビの電波の周波数帯域である470MHz帯域の電波を受信するテレビ用アンテナである。
第1のエレメントパターン21は、鋭角に屈曲された形状に成形されており、その一端側に第1の給電パターン23が形成されていると共に他端側に第1の接地パターン24が形成されている。第1のフィルム22は、透明樹脂を材料として構成され、第1のエレメントパターン21の形状に沿うように鋭角に屈曲された形状に成形されている。第1のエレメントパターン21、第1の給電パターン23及び第1の接地パターン24は、第1のフィルム22にあって貼付面とは反対側の面に形成されている。
第2のエレメントパターン31は、第1のエレメントパターン21と略左右対称となるように鋭角に屈曲された形状に成形されており、その一端側に第2の給電パターン33が形成されていると共に他端側に第2の接地パターン34が形成されている。第2のフィルム32は、上記した第1のフィルム22と同様にして、透明樹脂を材料として構成され、第2のエレメントパターン31の形状に沿うように鋭角に屈曲された形状に成形されている。第2のエレメントパターン31、第2の給電パターン33及び第2の接地パターン34は、第2のフィルム32にあって貼付面とは反対側の面に形成されている。尚、これら第1のエレメントパターン21及び第2のエレメントパターン31は、全体としてウィンドウの材質であるガラスの誘電率による波長短縮率「0.7〜0.8」倍が考慮された長さに設計されている。
車載フィルムアンテナ11は、次のようにしてウィンドウのコーナー部付近に貼付けられる。尚、本実施形態では、車載フィルムアンテナ11がフロントウィンドウ12を正面から見て天井部分13とピラー部分14とが交差する左上コーナー部付近に貼付けられる場合を説明する。
図1(a)に示すように、コーナー角度(天井部分13とピラー部分14との間の角度)が相対的に小さいコーナー部付近に貼付けられる場合であれば、第1のフィルム22は、その第1の給電パターン23がコーナー角に近い位置で第2の給電パターン33に隣接すると共に第1の接地パターン24が天井部分13と電気的に整合する第1の所定間隔を存する位置に位置決めされてフロントウィンドウ12に貼付けられる。また、第2のフィルム32は、その第2の給電パターン33がコーナー角に近い位置で第1の給電パターン23に隣接すると共に第2の接地パターン34がピラー部分14と電気的に整合する第2の所定間隔を存する位置に位置決めされてフロントウィンドウ12に貼付けられる。
一方、図1(b)に示すように、コーナー角度が相対的に大きいコーナー部付近に貼付けられる場合でも、第1のフィルム22は、その第1の給電パターン23がコーナー角に近い位置で第2の給電パターン33に隣接すると共に第1の接地パターン24が天井部分13と電気的に整合する第1の所定間隔を存する位置に位置決めされてフロントウィンドウ12に貼付けられる。また、第2のフィルム32は、その第2の給電パターン33がコーナー角に近い位置で第1の給電パターン23に隣接すると共に第2の接地パターン34がピラー部分14と電気的に整合する第2の所定間隔を存する位置に位置決めされてフロントウィンドウ12に貼付けられる。
ここで、両者を対比すると、アンテナ特性に関係する電気的な整合を確保するために、第1の接地パターン24と天井部分13との間の第1の所定間隔及び第2の接地パターン34とピラー部分14との間の第2の所定間隔がコーナー角度の大小に関係なく等しくなるように第1のフィルム22及び第2のフィルム32が貼付けられることから、第1の給電パターン23と第2の給電パターン33との隣接の度合いがコーナー角度の大小に依存して相違することになる。
そして、このようにして第1のフィルム22と第2のフィルム32とがフロントウィンドウ12に貼付けられた後に、図3に示すように、給電用同軸線15の先端部に設けられているコネクタ16が例えば接着テープ17a,17bを介して第1の給電パターン23と第2の給電パターン33とに跨って接着されることで、内側導体15aに接続されている例えばバネ部材からなる給電端子18が第1の給電パターン23と第2の給電パターン33との双方に電気的に接続されると共に外側導体15bが例えば接地接続用ビス19を介して車両ボデー側の接地点に接続される。また、第1の接地パターン24が第1の接地ライン25を介して車両ボデー側の接地点に接続され、第2の接地パターン34が第2の接地ライン35を介して車両ボデー側の接地点に接続される。
ところで、以上は、ループ型のアンテナに適用した場合を説明したが、オープン型のアンテナに適用した場合も同様の原理で実現することができる。また、第1の接地ライン25及び第2の接地ライン35を省略して容量結合する場合も同様の原理で実現することができる。
以上に説明したように第1の実施形態によれば、車載フィルムアンテナ11をフロントウィンドウ12のコーナー部付近に搭載するようにしたので、車両の向きや電波の到来方向に拘らず電波を安定して受信することができ、しかも、第1のフィルム22と第2のフィルム32とを別々にフロントウィンドウ12に貼付けるようにしたので、コーナー角度の大小に拘らず第1のエレメントパターン21と車両ボデーの水平方向との整合を確保すると共に第2のエレメントパターン31と車両ボデーの垂直方向との整合を確保して車種によるコーナー角度の相違に対応することができ、また、フィルム22,32を貼付けるときの作業性をも高めることができる。
また、第1の給電パターン23と第2の給電パターン33とが隣接した状態で同じ給電端子18に接続するようにしたので、1つの給電端子18から第1のエレメントパターン21と第2のエレメントパターン31との双方に給電することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について、図4ないし図6を参照して説明する。尚、上記した第1の実施形態と同一部分については説明を省略し、異なる部分について説明する。上記した第1の実施形態は、第1の給電パターン23と第2の給電パターン33とが隣接するように第1のフィルム22と第2のフィルム32がフロントウィンドウ12に貼付けられる構成であるが、第2の実施形態は、第1の給電パターンと第2の給電パターンとが積層するように第1のフィルムと第2のフィルムがフロントウィンドウ12に貼付けられる構成である。
すなわち、車載フィルムアンテナ41は、図5に示すように、第1のエレメントパターン51が形成されている第1のフィルム52と第2のエレメントパターン61が形成されている第2のフィルム62とが別体として構成されている。
第1のフィルム52は、その第1の給電パターン53がコーナー角に近い位置で第2の給電パターン63に積層すると共に第1の接地パターン54が天井部分13と電気的に整合する第1の所定間隔を存する位置に位置決めされてフロントウィンドウ12に貼付けられる。また、第2のフィルム62は、その第2の給電パターン63がコーナー角に近い位置で第1の給電パターン53に積層すると共に第2の接地パターン64がピラー部分14と電気的に整合する第2の所定間隔を存する位置に位置決めされてフロントウィンドウ12に貼付けられる。尚、この第2の実施形態では、上記した第1の実施形態とは異なって、図6に示すように、予めウィンドウに用意されている針状の導電部材からなる給電接続用ビス42が第1の給電パターン53と第2の給電パターン63との双方を貫通するように第1のフィルム52と第2のフィルム62とがフロントウィンドウ12に貼付けられる。
ここでも、両者を対比すると、図4に示すように、アンテナ特性に関係する電気的な整合を確保するために、第1の接地パターン54と天井部分13との間の第1の所定間隔及び第2の接地パターン64とピラー部分14との間の第2の所定間隔がコーナー角度の大小に関係なく等しくなるように第1のフィルム52及び第2のフィルム62が貼付けられることから、第1の給電パターン53と第2の給電パターン63との積層の度合いがコーナー角度の大小に依存して相違することになる。
そして、このようにして第1のフィルム52と第2のフィルム62とがフロントウィンドウ12に貼付けられた後に、図6に示すように、給電用同軸線43の先端部に設けられているコネクタ44が例えば接着テープ44aを介して第2の給電パターン63に接着されることで、内側導体43aに接続されている例えば筒状部材からなる給電端子45が給電接続用ビス42に嵌合されて第1の給電パターン53と第2の給電パターン63との双方に電気的に接続されると共に外側導体43bが例えば接地接続用ビス46を介して車両ボデー側の接地点に接続される。また、この場合も、第1の接地パターン54が第1の接地ライン55を介して車両ボデー側の接地点に接続され、第2の接地パターン64が第2の接地ライン65を介して車両ボデー側の接地点に接続される。
以上に説明したように第2の実施形態によれば、車載フィルムアンテナ41をフロントウィンドウ12のコーナー部付近に搭載するようにしたので、車両の向きや電波の到来方向に拘らず電波を安定して受信することができ、しかも、第1のフィルム52と第2のフィルム62とを別々にフロントウィンドウ12に貼付けるようにしたので、コーナー角度の大小に拘らず第1のエレメントパターン51と車両ボデーの水平方向との整合を確保すると共に第2のエレメントパターン61と車両ボデーの垂直方向との整合を確保して車種によるコーナー角度の相違に対応することができ、また、フィルム52,62を貼付けるときの作業性をも高めることができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について、図7を参照して説明する。尚、上記した第2の実施形態と同一部分については説明を省略し、異なる部分について説明する。上記した第2の実施形態は、第1のフィルム52と第2のフィルム62とがフロントウィンドウ12に貼付けられた態様で第1の給電パターン53と第2の給電パターン53とが直接接触することがない構成であるが、第3の実施形態は、第1のフィルムと第2のフィルムとがフロントウィンドウ12に貼付けられた態様で第1の給電パターンと第2の給電パターンとが直接接触する構成である。
この場合、第2のフィルム72は、第2の実施形態で説明した第2のフィルム52とは異なって、第2のエレメントパターン、第2の給電パターン73及び第2の接地パターンが貼付面に形成されている。この場合、第1のフィルム52と第2のフィルム72とがフロントウィンドウ12に貼付けられた態様では、図7に示すように、第1の給電パターン53と第2の給電パターン73とが直接接触し、給電端子45が給電接続用ビス42に嵌合されて第1の給電パターン53と第2の給電パターン73との双方に電気的に接続される。
以上に説明したように第3の実施形態によれば、第1のフィルム52と第2のフィルム72とがフロントウィンドウ12に貼付けられた態様で第1の給電パターン53と第2の給電パターン73とが直接接触するように構成したので、第1の給電パターン53と第2の給電パターン73との導通を適切に確保することができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形または拡張することができる。
エレメントパターンの形状は他の形状であっても良い。車載フィルムアンテナは、テレビ用アンテナに限らず、ラジオ用アンテナ、GPS用アンテナ、VICS用アンテナ及びETC用アンテナなどの他の用途に供されるアンテナであっても良い。車載フィルムアンテナが搭載される箇所は、フロントウィンドウのコーナー部付近に限らず、リアウィンドウのコーナー部付近であっても良い。
本発明の第1の実施形態を示すもので、車載フィルムアンテナがフロントウィンドウに搭載された態様を示す図 車載フィルムアンテナの構成を示す図 給電端子が給電パターンに接続された態様を示す図 本発明の第2の実施形態を示すもので、車載フィルムアンテナがフロントウィンドウに搭載された態様を示す図 図2相当図 図3相当図 本発明の第3の実施形態を示すもので、給電端子が給電パターンに接続された態様を示す図 従来構成を示すものであって、車載フィルムアンテナがフロントウィンドウに搭載された態様を示す図
符号の説明
図面中、11は車載フィルムアンテナ、12はフロントウィンドウ(ウィンドウ)、18は給電端子、21は第1のエレメントパターン、22は第1のフィルム、23は第1の給電パターン、31は第2のエレメントパターン、32は第2のフィルム、33は第2の給電パターン、41は車載フィルムアンテナ、45は給電端子、51は第1のエレメントパターン、52は第1のフィルム、53は第1の給電パターン、61は第2のエレメントパターン、62は第2のフィルム、63は第2の給電パターン、72は第2のフィルム、73は第2の給電パターンである。

Claims (4)

  1. ウィンドウのコーナー部付近に給電点が配置されると共に当該コーナー部付近から車両ボデーの水平方向に向かって延びる第1のエレメントパターンと車両ボデーの垂直方向に向かって延びる第2のエレメントパターンとを備えてなる車載フィルムアンテナであって、前記第1のエレメントパターンが形成されている第1のフィルムと前記第2のエレメントパターンが形成されている第2のフィルムとが別々にウィンドウに貼付可能に構成され、前記第1のエレメントパターンに第1の給電パターンが形成されていると共に前記第2のエレメントパターンに第2の給電パターンが形成され、前記第1の給電パターンと前記第2の給電パターンとが積層した状態で直接接触して同じ給電端子に電気的に接続可能に構成されていることを特徴とする車載フィルムアンテナ。
  2. ウィンドウのコーナー部付近に給電点が配置されると共に当該コーナー部付近から車両ボデーの水平方向に向かって延びる第1のエレメントパターンと車両ボデーの垂直方向に向かって延びる第2のエレメントパターンとを備えてなる車載フィルムアンテナであって、前記第1のエレメントパターンが形成されている第1のフィルムと前記第2のエレメントパターンが形成されている第2のフィルムとが別々にウィンドウに貼付可能に構成され、前記第1のエレメントパターンに第1の給電パターンが形成されていると共に前記第2のエレメントパターンに第2の給電パターンが形成され、前記第1の給電パターンと前記第2の給電パターンとが隣接した状態で同じ給電端子に電気的に接続可能に構成されていることを特徴とする車載フィルムアンテナ。
  3. 第1のエレメントパターンを第1のフィルムに形成すると共に第2のエレメントパターンを第2のフィルムに形成し、前記第1のエレメントパターンがウィンドウのコーナー部付近から車両ボデーの水平方向に向かって延びるように前記第1のフィルムをウィンドウに貼付けると共に前記第2のエレメントパターンが当該コーナー部付近から車両ボデーの垂直方向に向かって延びるように前記第2のフィルムをウィンドウに貼付け、前記第1のエレメントパターンに形成されている第1の給電パターンと前記第2のエレメントパターンに形成されている第2の給電パターンとを積層した状態で直接接触させて同じ給電端子に電気的に接続し、前記第1のエレメントパターンと前記第2のエレメントパターンとの給電点を当該コーナー部付近に配置することを特徴とする車載フィルムアンテナの搭載方法
  4. 第1のエレメントパターンを第1のフィルムに形成すると共に第2のエレメントパターンを第2のフィルムに形成し、前記第1のエレメントパターンがウィンドウのコーナー部付近から車両ボデーの水平方向に向かって延びるように前記第1のフィルムをウィンドウに貼付けると共に前記第2のエレメントパターンが当該コーナー部付近から車両ボデーの垂直方向に向かって延びるように前記第2のフィルムをウィンドウに貼付け、前記第1のエレメントパターンに形成されている第1の給電パターンと前記第2のエレメントパターンに形成されている第2の給電パターンとを隣接した状態で同じ給電端子に電気的に接続し、前記第1のエレメントパターンと前記第2のエレメントパターンとの給電点を当該コーナー部付近に配置することを特徴とする車載フィルムアンテナの搭載方法
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