JP5014242B2 - フィルムアンテナアッセンブリ及びフィルムアンテナの取付方法 - Google Patents

フィルムアンテナアッセンブリ及びフィルムアンテナの取付方法 Download PDF

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Description

本発明は、フィルムアンテナアッセンブリ及びフィルムアンテナの取付方法に関し、特に、車両の固定された窓ガラス、例えばフロントガラスの左右の上部に貼り付けて使用される複数個のフィルムアンテナが組み込まれたフィルムアンテナアッセンブリ、及びフィルムアンテナの取付方法に関する。
従来、車両には、移動中にも電波の受信等を可能にするアンテナが搭載されている。車両として自動車を例にとって説明すると、自動車が受信する電波は、長年に渡ってAMラジオ用の中波(MW)とFMラジオ用やTV用の超短波(VHF)や極超短波(UHF)が主であり、ロッドアンテナが使用されることが多かった。一方、近年、カーナビゲーションに使用するGPS(全地球測位システム)用のアンテナや、地上波デジタル放送(デジタルTV)を受信するアンテナ、ETC(自動料金徴収システム)やキーレスエントリシステムなどの高周波帯の電波を送受信するアンテナが自動車に搭載されるようになってきている。
これらのアンテナは、フィルム上に形成されて自動車の固定された窓ガラス等の誘電体で形成された部分に搭載されることが多い。このようにフィルム上にアンテナパターンが形成されたものを以後フィルムアンテナと呼ぶ。フィルムアンテナを自動車に取り付ける場合は、その設置場所はフロントガラスが一般的である(リヤガラスに取り付けられることもある)ので、ここでは、アンテナがフロントガラスに取り付けられる場合について説明する。フロントガラスに取り付けられるフィルムアンテナは、透明なベースフィルムの上にアンテナパターンが形成されて構成され、ベースフィルムの裏面に塗布された接着剤でフロントガラスの上部に貼り付けられる(特許文献1参照)。
フロントガラスに貼り付けられる前のフィルムアンテナは、ベースフィルムの上側にはアンテナパターンとこれを保護する保護膜が形成され、下側には接着剤が塗布されたフィルムアンテナ本体と、透明保護膜の上を覆って取り付けられたアプリケータ(フィルムシート)、及び接着剤の塗布面を覆って取り付けられたセパレータを備えたフィルムアンテナアッセンブリとして提供される。フィルムアンテナ本体をフロントガラスに取り付ける場合は、フィルムアンテナアッセンブリからセパレータとフィルムシートが除去される。
フィルムアンテナを自動車のフロントガラスに貼り付ける場合は、まず、フィルムアンテナの位置を決めるためのマーキングテープをフロントガラスの外側から貼る。マーキングテープを貼る位置は、自動車の基準位置からの寸法で指示されている。次いで、フィルムアンテナアッセンブリからセパレータを剥がして接着剤を露出させ、フロントガラスの車室側からマーキングテープにフィルムシートの端部を位置合わせし、フィルムシートの上からフィルムアンテナを押さえながら貼る。貼り終えたらフィルムシートを剥がし、フロントガラス上に残ったフィルムアンテナ本体を押えることによって、フロントガラスにフィルムアンテナが取り付けられる。
これまでのフィルムアンテナは、図1(a)に示すように、自動車のフロントガラス1の左側の上部と右側の上部に1枚ずつ、合計2枚のフィルムアンテナf1,f2を貼るだけで良かった。ところが最近では、フィルムアンテナに搭載するアンテナの種類が増えたために、図1(b)に示すように、フロントガラス1の左側の上部に2枚のフィルムアンテナF1,F2を貼り、右側の上部に2枚のフィルムアンテナF3,F4を貼ることが行われている。
このように、フロントガラス1の左側、或いは右側に隣接して2枚のフィルムアンテナF1とF2,或いはフィルムアンテナF3とF4を貼る場合は、隣接するフィルムアンテナは一定以上の距離を隔てて貼る必要がある。この理由は、隣接するフィルムアンテナにあるアンテナ素子同士の干渉を避けるためである。
ここで、フロントガラス1の左側或いは右側の上部に2枚のフィルムアンテナを一定以上の距離を隔てて貼る場合の方法について説明する。第1の方法は、図2(a)、(b)に示すように、フロントガラスに隣接させて貼る2枚のフィルムアンテナF1,F2を備えるフィルムアンテナアッセンブリFA1,FA2の内の、フィルムアンテナF2を含むフィルムアンテナアッセンブリFA2のフィルムシート7に、他方のフィルムアンテナアッセンブリFA1側に伸びる延長部7Eを形成しておき、この延長部7Eの端部を他方側のフィルムアンテナアッセンブリFA1に突き当てることによって、2枚のフィルムアンテナF1,F2の間に一定の距離を持たせる方法である。
図2(c)はフィルムアンテナアッセンブリFAの一般的な構成を断面で示すものである。フィルムアンテナアッセンブリFAは、ベースフィルム2、ベースフィルム2の上面に形成された導電性のアンテナ導体3(例えば、銀と樹脂を混ぜた銀ペーストで形成される)とアンテナ導体3を保護する透明保護材4、ベースフィルム2の下面に塗布された接着剤5とから構成されるフィルムアンテナ本体FBと、アンテナ導体3の透明保護材4の上面に上に剥離可能に取り付けられたフィルムシート7、及び接着剤5の上に剥離可能に取り付けられたセパレータ6から構成されている。
なお、フィルムアンテナ本体FBの構造は周知であり、本願の対象はフィルムアンテナ本体FBの構造ではないので、以後は説明を簡単にするために、以後の説明ではフィルムアンテナ本体FBを単にフィルムアンテナFと呼び、フロントガラスへの取付位置に応じて、フィルムアンテナF1,F2にように数字を追加して区別することとする。従って、フィルムアンテナアッセンブリFAは、フィルムアンテナFと、フィルムシート7及びセパレータ6からなる組立体のことである。
また、第2の方法は、図2(d)に示すように、2つのフィルムアンテナF1,F2を一定の距離だけ離した状態で、1枚の横長のフィルムシート7に保持させてフィルムアンテナアッセンブリFAを形成する方法である。この方法におけるフィルムアンテナアッセンブリFAには、フィルムシート7の一方の端部に仮固定用の粘着部7A(貼り直し可能)を設けておく。そして、この仮固定用の粘着部7Aを先にフロントガラスに貼り付けてアンテナ位置を決定した後に、セパレータ6を剥がして貼り直しのできない接着剤5を露出させ、2つのフィルムアンテナF1,F2をそれぞれフロントガラスに貼り付け、最後にフィルムシート7を剥がすのである。
特開2006−270602号
しかしながら、第1の方法では、自動車によってフロントガラスの上部のカーブの程度が異なり、またフィルムシート7の延長部7Eの端面が直線状であるため、図2(e)に示すように、先に貼り付けたフィルムアンテナアッセンブリFA1の端部に、他方のフィルムシートアッセンブリFA2のフィルムシート7の延長部7Eを合わせると、他方のフィルムアンテナアッセンブリFA2がフロントガラス1の黒セラライン9に対して傾いてしまうという問題点があった。
また、第2の方法では、フィルムシート7の端部に貼り直し可能な仮固定用の粘着部7Aがあるので、フィルムアンテナアッセンブリ7Aの横方向の長さが長くなり、工場出荷時にフィルムアンテナアッセンブリ7Aを収容するケースの寸法が大きくなってコストが上昇するという問題点があった。
そこで、本発明は、自動車のフロントガラスの左側または右側の上方に、フィルムアンテナを2枚並べて取り付ける場合において、フィルムアンテナのコストを抑えることができるフィルムアンテナアッセンブリを提供することを目的としている。また、本発明は、このフィルムアンテナアッセンブリを使用して、自動車のフロントガラスの左側または右側の上方に、フィルムアンテナを2枚並べて容易に、かつ確実に取り付けることができフィルムアンテナの取付方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成する本発明に係る第1の形態のフィルムアンテナアッセンブリは、2つのフィルムアンテナを、車両の固定された窓ガラスにそれぞれ独立に取り付け可能に構成されたフィルムアンテナアッセンブリであって、ベースフィルムの上面に少なくとも1つのアンテナパターンが形成され、下面には接着剤が塗布されると共にこの接着剤を覆うセパレータが取り付けられた第1のフィルムアンテナと、ベースフィルムの上面に少なくとも1つのアンテナパターンが形成され、下面には接着剤が塗布されると共にこの接着剤を覆うセパレータが取り付けられた第2のフィルムアンテナと、アンテナパターンの上側に重ね合わされ、第1と第2のフィルムアンテナを所定距離だけ離間させた状態で仮固定するフィルムシートとを備え、フィルムシートには、第1と第2のフィルムアンテナの位置関係を微調整可能な切り込みが設けられていることを特徴とするものである。
前記目的を達成する本発明に係る第2の形態のフィルムアンテナアッセンブリは、2つのフィルムアンテナを、車両の固定された窓ガラスにそれぞれ独立に取り付け可能に構成されたフィルムアンテナアッセンブリであって、ベースフィルムの上面に少なくとも1つのアンテナパターンが形成され、下面には接着剤が塗布されると共にこの接着剤を覆うセパレータが取り付けられた第1のフィルムアンテナと、ベースフィルムの上面に少なくとも1つのアンテナパターンが形成され、下面には接着剤が塗布されると共にこの接着剤を覆うセパレータが取り付けられた第2のフィルムアンテナと、アンテナパターンの上側に重ね合わされ、第1と第2のアンテナを所定距離だけ離間させた状態で仮固定するフィルムシートとを備え、フィルムシートの第1と第2のフィルムアンテナの間の部分には、フィルムシートを窓ガラスに仮固定可能は粘着部が設けられていることを特徴とするものである。
また、前記目的を達成する本発明に係る第1の形態のフィルムアンテナの取付方法は、フィルムシートの第1と第2のフィルムアンテナの間の部分が切り離し可能に構成されているフィルムアンテナアッセンブリに含まれるフィルムアンテナの車両の固定された窓ガラスへの取付方法であって、窓ガラスの所定位置にマーキングテープを窓ガラスの外側から貼り付け、フィルムシートの第1と第2のフィルムアンテナの間の部分を切断し、第1のフィルムアンテナのセパレータを剥がし、第1のフィルムアンテナのフィルムシートの左右側の端部を前記マーキングテープに合わせると共に、第1のフィルムアンテナのフィルムシートの上側の端部を窓ガラスの上端部に沿わせて第1のフィルムアンテナを窓ガラスに貼り付け、第2のフィルムアンテナのフィルムシートの切断部を第1のフィルムアンテナのフィルムシートの左右方向の端部に突き当て、この状態で第2のフィルムアンテナのフィルムシートの上端部を窓ガラスの上端部に沿わせて第2のフィルムアンテナの位置決めを行い、この状態で第2のフィルムアンテナのセパレータを剥がして第2のフィルムアンテナを窓ガラスに貼り付け、最後に第1と第2のフィルムアンテナからフィルムシートを剥がすことを特徴とするフィルムアンテナの取付方法である。
また、前記目的を達成する本発明に係る第2の形態のフィルムアンテナの取付方法は、フィルムシートの第1と第2のフィルムアンテナの間の部分にフィルムシートを車両の固定された窓ガラスに仮固定可能な粘着部が設けられており、粘着部が所定幅でフィルムシートの下端部側に、フィルムシートの上端部から下端部までの距離の半分以下の長さで設けられている場合のフィルムアンテナアッセンブリに含まれるフィルムアンテナの車両の窓ガラスへの取付方法であって、窓ガラスの所定位置にマーキングテープを窓ガラスの外側から貼り付け、剥離紙を剥がして粘着部を露出させ、フィルムシートの粘着部側を湾曲させ、粘着部側近傍を窓ガラスから浮かせた状態でフィルムシートの上端部側を窓ガラス上で滑らせ、フィルムシートに取り付けられている第1と第2のフィルムアンテナをマーキングテープと窓ガラスの上端部に位置合わせし、位置合わせが終了した状態でフィルムシートの粘着部側を窓ガラスに近づけて粘着部を窓ガラスに仮固定し、仮固定状態で第1と第2のフィルムアンテナからセパレータを剥がして、第1と第2のフィルムアンテナを窓ガラスに貼り付け、最後に第1と第2のフィルムアンテナからフィルムシートを剥がすことを特徴とするフィルムアンテナの取付方法である。
本発明に係るフィルムアンテナアッセンブリによれば、車両の固定された窓ガラスであるフロントガラスやリヤガラスの左側または右側の上方に、フィルムアンテナを2枚並べて取り付ける場合において、フィルムアンテナアッセンブリのコストを抑えることができるという効果がある。また、本発明のフィルムアンテナの取付方法によれば、フィルムアンテナアッセンブリを使用して、車両のフロントガラスやリヤガラスの左側または右側の上方に、フィルムアンテナを2枚並べて容易に、かつ確実に取り付けることができる。
以下添付図面を用いて本発明に係るフィルムアンテナアッセンブリ及びフィルムアンテナの取付方法実施の形態を、フィルムアンテナが自動車のフロントガラスに設置される場合の具体的な実施例に基づいて、詳細に説明する。なお、図1、図2で説明した従来のフィルムアンテナアッセンブリと同じ構成部材については、同じ符号を付して説明する。
図3(a)は、自動車のフロントガラスの左側用の本発明の第1の実施例のフィルムアンテナアッセンブリFAL1の構成を示すものである。フィルムアンテナアッセンブリFAL1は、(b)に示すように、横長のフィルムシート7、フィルムシート7に保持されるフィルムアンテナF1とフィルムアンテナF2、及び1枚のセパレータ6とから構成される。フィルムアンテナF1には、例えば、GPS用とTV用のアンテナが設けられており、フィルムアンテナF2にはTV用のアンテナが設けられている。
第1の実施例のフィルムアンテナアッセンブリFAL1には、フィルムアンテナF1とフィルムアンテナF2の間の部分のセパレータ6に、切り込み63が設けられている。この切り込み63はミシン目状の切り込みである。この実施例ではフィルムアンテナアッセンブリFAL1には、フィルムアンテナF1とフィルムアンテナF2の2つのフィルムアンテナが保持されているが、フィルムアンテナアッセンブリに保持させるフィルムアンテナは3以上でも良い。その場合にはフィルムアンテナの間のセパレータにそれぞれ切り込みが設けられる。
1枚のフィルムシート7に2枚のアンテナエレメントF1、F2が配置される場合でも、フィルムアンテナF1,F2の間のセパレータ6にミシン目63を入れて、セパレータ6を分断可能に構成しておけば、貼りたいフィルムアンテナ側のセパレータ6をミシン目63で分断して除去すれば、貼りたいフィルムアンテナだけをフロントガラスに貼ることができる。
図4(a)は、自動車のフロントガラスの左側用の本発明の第2の実施例のフィルムアンテナアッセンブリFAL2の構成を示すものである。フィルムアンテナアッセンブリFAL2は、(b)に示すように、横長のフィルムシート7、セパレータ61が取り付けられてフィルムシート7に保持されるフィルムアンテナF1と、セパレータ62が取り付けられてフィルムシート7に保持されるフィルムアンテナF2とから構成される。フィルムアンテナF1には、例えば、GPS用とTV用のアンテナが設けられており、フィルムアンテナF2にはTV用のアンテナが設けられている。
第2の実施例のフィルムアンテナアッセンブリFAL2には、フィルムアンテナF1とフィルムアンテナF2の間の部分のフィルムシート7に、切り込み8が設けられている。この切り込み8はミシン目状の切り込みである。この実施例ではフィルムアンテナアッセンブリFAL2には、フィルムアンテナF1とフィルムアンテナF2の2つのフィルムアンテナが保持されているが、フィルムアンテナアッセンブリに保持させるフィルムアンテナは3以上でも良い。その場合にはフィルムアンテナの間のフィルムシートにそれぞれ切り込み8が設けられる。
1枚のフィルムシート7に2枚のアンテナエレメントF1、F2が配置される場合でも、フィルムアンテナF1,F2の間のフィルムシート7にミシン目8を入れて、フィルムシート7を分断可能に構成しておけば、貼りたいフィルムアンテナ側のセパレータを除去してフロントガラスに貼り付けてフィルムシート7をミシン目において切断すれば、貼りたいフィルムアンテナだけをフロントガラスに貼ることができる。
図5(a)は自動車のフロントガラスの左側用の本発明の第3の実施例のフィルムアンテナアッセンブリFAL3の構成を示すものである。フィルムアンテナアッセンブリFAL3は、前述の実施例同様に、横長のフィルムシート7、フィルムシート7に保持されるフィルムアンテナF1とフィルムアンテナF2、及び各フィルムアンテナF1,F2毎に取り付けられた2枚のセパレータ61,62とから構成される。図5(b)は(a)のフィルムアンテナアッセンブリFAL3の変形例を示すものであり、相違点はフィルムシート7の形状のみである。
第3の実施例のフィルムアンテナアッセンブリFAL3では、フィルムシート7に、フィルムアンテナF1の下端部からアンテナ素子に沿って上端部に向かう切り込みC1と、フィルムアンテナF2の下端部からフィルムアンテナアF1の上端部に向かう切り込みC2が設けられている。この結果、フィルムシート7はフィルムアンテナF1の上端部において連絡部71を介して接続されている。また、フィルムアンテナF2のセパレータ62は、フィルムシート7の全面に重ねて設けられておらず、フィルムアンテナF1の近傍には設けられていない。セパレータ62が設けられていない部分は、図2(a)で説明したフィルムシート7の延長部7Eに相当する。
フィルムシート7の連絡部71は細いので、フィルムアンテナF2はフィルムアンテナF1に対して、この連絡部71を中心にして図5(a)に2点鎖線で示すように揺動させることができる。即ち、フィルムアンテナF2はフィルムアンテナF1に対して位置を調整することができる。
図5(b)に示す第3の実施例の変形例のフィルムアンテナアッセンブリFAL3は、図5(a)に示した第3の実施例のフィルムアンテナアッセンブリFAL3と、切り込み部の形状のみが異なる。第3の実施例ではフィルムシート7の下側のみに切り込みC1、C2が設けられていたが、第3の実施例の変形例では、フィルムシート7の上側にも切り込みC3、C4が設けられている。また、第3の実施例の切り込みC2は直線状であったが、第3の実施例の変形例の切り込みC2は円弧形状を含む複雑な形状をしている。
即ち、第3の実施例の変形例のフィルムアンテナアッセンブリFAL3では、切り込みC1の延長線上にフィルムアンテナF1の上側から、切り込みC1に届かない範囲で切り込みC3が設けられている。また、フィルムアンテナF2の上側からは円弧状の切り込みC4が設けられており、切り込みC2の切り込みC4に対向する部分は同様の円弧状をしている。この結果、フィルムシート7は切り込みC1〜C4によって残された連絡部71を介して接続されている。また、フィルムアンテナF2のセパレータ62は、フィルムシート7の前述の延長部7Eには設けられていない。
フィルムシート7の連絡部71は細いので、フィルムアンテナF2はフィルムアンテナF1に対して、この連絡部71を中心にして図5(b)に2点鎖線で示すように揺動させることができる。即ち、フィルムアンテナF2はフィルムアンテナF1に対して位置を調整することができる。
図6(a)、(b)は、図5(b)に示したフィルムアンテナアッセンブリFAL3の連結部71を切り離した状態のフィルムアンテナアッセンブリFAL31とフィルムアンテナアッセンブリFAL32を示すものである。この状態のフィルムアンテナアッセンブリFAL31とフィルムアンテナアッセンブリFAL32は、図2(b)で説明した従来のフィルムアンテナアッセンブリFA2のフィルムシート7の延長部7Eの先端部を円形に形成したものに等しい。なお、フィルムシート7の延長部7Eの先端部の形状は円形以外にも、図6(d)に示すような三角形状でも、図6(e)に示すような楕円形状でも良い。
第3の実施例のフィルムアンテナアッセンブリFAL3、或いはフィルムアンテナアッセンブリFAL31及びFAL32を用いてフィルムアンテナF1とF2をフロントガラスに貼る場合は、図6(c)に示すように、フロントガラス1にまずフィルムアンテナF1を黒セラライン9に合わせて貼っておく。そしてこの状態で、フィルムアンテナアッセンブリFAL3又はFAL32を、図5(a)、(b)で説明した連絡部71を中心にして、或いは図6(a)に示したフィルムシート7の延長部7EをフィルムアンテナF1に突き合せながら上下方向に揺動させ、フィルムアンテナF2の上端部側のアンテナ素子が黒セラライン9に平行になるように位置決めしてからフロントガラス1に貼り付ける。このとき、フィルムアンテナアッセンブリFAL32がフロントガラス上に仮止めできるように、フィルムアンテナアッセンブリFAL32の端部に粘着部7Aを形成しておいても良い。
図7(a)は、自動車のフロントガラスの左側用の本発明の第4の実施例のフィルムアンテナアッセンブリFAL4の構成を示すものであり、(b)は(a)のフィルムアンテナアッセンブリFAL4を分解して下方から見たものである。フィルムアンテナアッセンブリFAL4は、(b)に示すように、横長のフィルムシート7、セパレータ61が接着剤5を覆うように取り付けられてフィルムシート7に保持されるフィルムアンテナF1と、セパレータ62が接着剤5を覆うように取り付けられてフィルムシート7に保持されるフィルムアンテナF2とから構成される。
第4の実施例のフィルムアンテナアッセンブリFAL4には、フィルムアンテナF1とフィルムアンテナF2の間の部分のフィルムシート7の裏面に、上端部から下端部に渡って粘着部72が設けられている。そしてこの粘着部72には、剥離紙73が取り付けられる。この実施例ではフィルムアンテナアッセンブリFAL4には、フィルムアンテナF1とフィルムアンテナF2の2つのフィルムアンテナが保持されているが、フィルムアンテナアッセンブリに保持させるフィルムアンテナは3以上でも良い。その場合にはフィルムアンテナの間の裏面にそれぞれ粘着部72と剥離紙73が設けられる。
第4の実施例のフィルムアンテナアッセンブリFAL4を使用して、フィルムアンテナF1とF2を自動車のフロントガラスに貼る場合は、粘着部72の下端部側から剥離紙73を半分くらいまで剥がし、フィルムアンテナアッセンブリFAL4の下端部側を折り曲げながら、フィルムアンテナアッセンブリFAL4の上端部をフロントガラス上を摺動させ、フィルムアンテナF1とF2のフロントガラス上の位置決めを行う。位置が決まったらフィルムアンテナアッセンブリFAL4の下端部側の折り曲げを止めて露出している粘着部72をフロントガラスに貼り付け、剥離紙73を上端部側まで剥がして粘着部72の全面をフロントガラスに貼り付ける。この後に粘着部72の右側のセパレータ61、或いは左側のセパレータ62を剥がしてフィルムアンテナF1とF2をフロントガラスの上に接着し、最後にフィルムシート7を剥がせば良い。
図8(a)は、自動車のフロントガラスの左側用の本発明の第5の実施例のフィルムアンテナアッセンブリFAL5の構成を示すものであり、(b)は(a)のフィルムアンテナアッセンブリFAL5を分解して下方から見たものである。フィルムアンテナアッセンブリFAL5は、(b)に示すように、横長のフィルムシート7、セパレータ61が接着剤5を覆うように取り付けられてフィルムシート7に保持されるフィルムアンテナF1と、セパレータ62が接着剤5を覆うように取り付けられてフィルムシート7に保持されるフィルムアンテナF2とから構成される。
第5の実施例のフィルムアンテナアッセンブリFAL5には、フィルムアンテナF1とフィルムアンテナF2の間の部分のフィルムシート7の裏面に、下端部から上端部に向かって所定範囲に渡って粘着部74が設けられている。そしてこの粘着部74には、剥離紙75が取り付けられる。この実施例ではフィルムアンテナアッセンブリFAL5には、フィルムアンテナF1とフィルムアンテナF2の2つのフィルムアンテナが保持されているが、フィルムアンテナアッセンブリに保持させるフィルムアンテナは3以上でも良い。その場合には、フィルムアンテナの間の裏面にそれぞれ粘着部74と剥離紙75が設けられる。
粘着部74の大きさは、フィルムアンテナアッセンブリがフロントガラス上に仮固定できる程度の粘着力を発揮できる大きさで良く、その形状も矩形状でなくても構わない。また、個数も1個でなくても良く、小さい粘着部を複数個設けても良い。図8(a)に示した矩形状の粘着部74の大きさは、例えば、フィルムアンテナアッセンブリの幅方向の長さが300mm程度、高さ方向の長さが120mm程度の場合に、幅が20mm程度、縦方向の長さが40mm程度あれば十分である。
第5の実施例のフィルムアンテナアッセンブリFAL5を使用して、フィルムアンテナF1とF2を自動車のフロントガラス1に貼る手順を、図9(a)から図11(c)を用いて詳細に説明する。図9(a)は第1の手順を示すものであり、第1の手順ではフィルムアンテナアッセンブリFAL5のフィルムシート7に設けられた粘着部74から剥離紙75を剥がす。図9(b)に示す第2の手順では、フィルムシート7の粘着部74のある方の辺を図9(c)に示すように湾曲させてフロントガラス1のガラス面から離間させ、粘着部74を浮かせた状態で反対側の辺をマーキングテープ10と黒セラライン9に合わせるようにフロントガラス1の上を滑らせて位置決めを行う。
図10(a)は、図9(b)、(c)で説明した第2の手順が終了してフィルムシート7の粘着部74がフロントガラス1に仮固定された状態を示すものである。図10(b)に示す第3の手順では、図10(a)の状態から粘着部74の右側のフィルムシート7をめくって湾曲させ、フィルムアンテナF2からセパレータ62を剥がして接着剤を露出させる。第3の手順ではこの後に、フィルムシート7の曲げを戻して接着剤をフロントガラス1に貼り付ける。
図11(a)に示す第4の手順は、図10(b)の第3の手順の次に行われ、粘着部74の左側のフィルムシート7をめくって湾曲させ、フィルムアンテナF1からセパレータ61を剥がして接着剤を露出させる。第4の手順ではこの後に、フィルムシート7の曲げを戻して接着剤をフロントガラス1に貼り付ける。図11(b)は、第5の手順を示すものであり、第4の手順を経てフロントガラス1に貼り付けられた2つのフィルムアンテナF1,F2を保持するフィルムシート7を除去する。図11(c)は以上の手順によってフロントガラス1に2つのフィルムアンテナF1,F2が並んで貼り付けられた状態を示すものである。
このように、本発明のフィルムアンテナの取り付け方法では、従来のように、貼る、位置確認をする、剥がす、貼る、位置確認をする、剥がす、…のような貼り直しのような手間がかからず、また、フィルムアンテナアッセンブリをフロントガラス上を滑らせるために、正確に、素早く、希望の位置に2つのフィルムアンテナを並べて取り付けることが可能である。
以上説明した第1から第5の実施例では、自動車のフロントガラスの左側の上部に並べて設置するフィルムアンテナF1,F2について説明したが、本発明のフィルムアンテナは自動車のフロントガラスの右側の上部に並べて設置する場合にも適用できる。この場合の実施例を、自動車のフロントガラスの右側の上部に並べて設置するフィルムアンテナをフィルムアンテナF3,F4として図12を用いて簡単に説明する。
図12(a)は、図4(a)に示した自動車のフロントガラスの左側用の本発明の第2の実施例のフィルムアンテナアッセンブリFAL2に対応する、右側用のフィルムアンテナアッセンブリFAR2の構成を示すものである。フィルムシート17に設けられた切り込み18が、図4(a)に示した切り込み8に対応している。
図12(b)は、図5(b)に示した自動車のフロントガラスの左側用の本発明の第3の実施例のフィルムアンテナアッセンブリFAL3に対応する、右側用のフィルムアンテナアッセンブリFAR3の構成を示すものである。フィルムシート17に設けられた切り込みC5〜C8がそれぞれ、図5(b)に示し切り込みC1〜C4に対応している。
図12(c)は、図8(a)に示した自動車のフロントガラスの左側用の本発明の第5の実施例のフィルムアンテナアッセンブリFAL5に対応する、右側用のフィルムアンテナアッセンブリFAR5の構成を示すものである。フィルムシート17に設けられた粘着部76が、図8(a)に示し粘着部74に対応している。
なお、以上説明した実施例では、2つ並べて貼り付けるフィルムアンテナの設置場所を自動車のフロントガラスとして説明したが、リヤガラスやサイドガラスなどの固定式の窓であれば本発明を適用可能である。そして、本発明のフィルムアッセンブリ及びフィルムアンテナの取付方法は、フィルムアンテナを3枚以上並べて貼り付ける場合にも適用できることは言うまでもない。また、車両として自動車以外の車両のフロントガラスや他のガラス窓にも適用可能である。
(a)はフロントガラスの左右の上端部にそれぞれフィルムアンテナが1枚ずつ取り付けられた従来の自動車のフロントガラスとその周囲を車室内側から見た斜視図、(b)はフロントガラスの左右の上端部にそれぞれフィルムアンテナが2枚ずつ並べて取り付けられた本発明が対称とする自動車のフロントガラスとその周囲を車室内側から見た斜視図である。 (a)は図1(b)に示した並べて取り付けられた2枚のフィルムアンテナの内の一方のフィルムアンテナアッセンブリの外形を示す平面図、(b)は図1(b)に示した並べて取り付けられた2枚のフィルムアンテナの内の他方のフィルムアンテナアッセンブリの外形を示す平面図、(c)は(a)、(b)に示したフィルムアンテナを備えたフィルムアッセンブリの構成を示す部分断面図、(d)は図1(b)に示した並べて取り付けられた2枚のフィルムアンテナを貼り付けるためのフィルムアンテナアッセンブリの別の例を示す平面図、(d)は(a)、(b)に示したフィルムアンテナアッセンブリを使用してフロントガラスに2枚のフィルムアンテナを取り付ける場合の問題点を説明する図である。 (a)は自動車のフロントガラスの左側用の本発明の第1の実施例のフィルムアンテナアッセンブリの平面図、(b)は(a)のフィルムアンテナアッセンブリの組立斜視図である。 (a)は自動車のフロントガラスの左側用の本発明の第1の実施例の変形例のフィルムアンテナアッセンブリの平面図、(b)は(a)のフィルムアンテナアッセンブリの組立斜視図である。 (a)は本発明の第3の実施例のフィルムアンテナアッセンブリの平面図、(b)は(a)のフィルムアンテナアッセンブリの変形例の平面図である。 (a)は図5(b)に示したフィルムアンテナアッセンブリを切り離した一方のフィルムアンテナアッセンブリの平面図、(b)は図5(b)に示したフィルムアンテナアッセンブリを切り離した他方のフィルムアンテナアッセンブリの平面図、(c)は第2の実施例のフィルムアンテナアッセンブリを使用してフィルムアンテナをフロントガラスに取り付ける取付方法を示す説明図、(d)は(b)に示したフィルムアンテナアッセンブリのフィルムシートの延長部の別の形状を示す部分図、(e)は(b)に示したフィルムアンテナアッセンブリのフィルムシートの延長部の更に別の形状を示す部分図である。 (a)は本発明の第4の実施例のフィルムアンテナアッセンブリの平面図、(b)は(a)のフィルムアンテナアッセンブリの組立斜視図である。 (a)は本発明の第5の実施例のフィルムアンテナアッセンブリの平面図、(b)は(a)のフィルムアンテナアッセンブリの組立斜視図である。 本発明の第6の実施例のフィルムアンテナアッセンブリを使用したフィルムアンテナの取付方法を説明するものであり、(a)はフィルムアンテナアッセンブリのフィルムシートに設けられた粘着部から剥離紙を剥がす第1の手順を説明する図、(b)はフィルムシートの粘着部のある方の辺を湾曲させてフロントガラスのガラス面から離間させ、反対側の辺をマーキングテープと黒セララインに合わせるようにフロントガラス上を摺動させる第2の手順を説明する図、(c)は(a)の側面図である。 本発明の第5の実施例のフィルムアンテナアッセンブリを使用したフィルムアンテナの取付方法を説明するものであり、(a)は図9(b)、(c)で説明した第2の手順が終了してフィルムシートの粘着部がフロントガラスに仮固定された状態を示す平面図、(b)は(a)の状態から粘着部の右側のフィルムシートをめくり、フィルムアンテナ本体からセパレータを剥がして接着剤を露出させ、この後に接着剤をフロントガラスに貼り付ける第3の手順を説明する図である。 本発明の第5の実施例のフィルムアンテナアッセンブリを使用したフィルムアンテナの取付方法を説明するものであり、(a)は図10(b)の第3の手順の次に行われ、粘着部の左側のフィルムシートをめくり、フィルムアンテナ本体からセパレータを剥がして接着剤を露出させ、この後に接着剤をフロントガラスに貼り付ける第4の手順を説明する図、(b)は第4の手順を経てフロントガラスに貼り付けられた2つのフィルムアンテナを保持するフィルムシートを除去する第5の手順を説明する図、(c)は以上の手順によってフロントガラスに並んで貼り付けられた2つのフィルムアンテナを示す図である。 (a)は自動車のフロントガラスの左側用の本発明の第2の実施例のフィルムアンテナアッセンブリに対応する右側用のフィルムアンテナアッセンブリの平面図、(b)は自動車のフロントガラスの左側用の本発明の第3の実施例のフィルムアンテナアッセンブリに対応する右側用のフィルムアンテナアッセンブリの平面図、(c)は自動車のフロントガラスの左側用の本発明の第5の実施例のフィルムアンテナアッセンブリに対応する右側用のフィルムアンテナアッセンブリの平面図である。
符号の説明
1 フロントガラス
2 ベースフィルム
3 アンテナ導体
4 透明保護材
5 接着剤
6、61,62 セパレータ
7、17 フィルムシート(アプリケータ)
7E 延長部
8、18 切り込み
9 黒セラライン
10 マーキングテープ
71 連絡部
72,74,76 粘着部
73,75 剥離紙
C1〜C8 切り込み
FA フィルムアンテナアッセンブリ

Claims (10)

  1. 2つのフィルムアンテナを、車両の固定された窓ガラスにそれぞれ独立に取り付け可能に構成されたフィルムアンテナアッセンブリであって、
    ベースフィルムの上面に少なくとも1つのアンテナパターンが形成され、下面には接着剤が塗布されると共にこの接着剤を覆うセパレータが取り付けられる第1のフィルムアンテナと、
    ベースフィルムの上面に少なくとも1つのアンテナパターンが形成され、下面には接着剤が塗布されると共にこの接着剤を覆うセパレータが取り付けられる第2のフィルムアンテナと、
    前記アンテナパターンの上側に重ね合わされ、前記第1と第2のフィルムアンテナを所定距離だけ離間させた状態で仮固定するフィルムシートとを備え、
    前記フィルムシートには、前記第1と第2のフィルムアンテナの位置関係を微調整可能な切り込みが設けられていることを特徴とするフィルムアンテナアッセンブリ。
  2. 前記切り込みが、前記フィルムシートの前記第1と第2のフィルムアンテナの間の部分に設けられた、前記フィルムシートを二分するミシン目であることを特徴とする請求項1に記載のフィルムアンテナアッセンブリ。
  3. 前記切り込みが、前記第1のフィルムアンテナの前記第2のフィルムアンテナ側の端部に平行に前記窓ガラスの下方側から前記第1のフィルムアンテナの上端部近傍まで切り込まれた第1の切り込みと、前記第1の切り込みの終端部から前記第2のフィルムアンテナの前記第1のフィルムアンテナ側の下端部に向かう第2の切り込みとから構成されており、
    前記第2のフィルムアンテナは、前記フィルムシートの前記第1と第2のフィルムアンテナの間の部分を中心にして、前記第1のフィルムアンテナに対して揺動可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のフィルムアンテナアッセンブリ。
  4. 前記切り込みが、
    前記第1のフィルムアンテナの前記第2のフィルムアンテナ側の端部に平行に前記窓ガラスの下方側から前記第1のフィルムアンテナの上端部近傍まで切り込まれた第1の切り込みと、
    前記第1の切り込みの終端部から前記第2のフィルムアンテナの前記第1のフィルムアンテナ側の下端部に向かう第2の切り込みと、
    前記第1のフィルムアンテナの前記第2のフィルムアンテナ側の端部に平行に前記窓ガラスの上方側から前記第1の切り込みの終端部近傍まで切り込まれた第3の切り込みと、
    前記第3の切り込みの終端部から前記フィルムシートの上端部に向かう第4の切り込みとから構成されており、
    前記第2のフィルムアンテナは、前記フィルムシートの前記第1と第2のフィルムアンテナの間の部分を中心にして、前記第1のフィルムアンテナに対して揺動可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のフィルムアンテナアッセンブリ。
  5. 前記フィルムシートの前記第1と第2のフィルムアンテナの間の部分が切り離し可能に構成されていることを特徴とする請求項4に記載のフィルムアンテナアッセンブリ。
  6. 2つのフィルムアンテナを、車両の固定された窓ガラスにそれぞれ独立に取り付け可能に構成されたフィルムアンテナアッセンブリであって、
    ベースフィルムの上面に少なくとも1つのアンテナパターンが形成され、下面には接着剤が塗布されると共にこの接着剤を覆うセパレータが取り付けられた第1のフィルムアンテナと、
    ベースフィルムの上面に少なくとも1つのアンテナパターンが形成され、下面には接着剤が塗布されると共にこの接着剤を覆うセパレータが取り付けられた第2のフィルムアンテナと、
    前記アンテナパターンの上側に重ね合わされ、前記第1と第2のアンテナを所定距離だけ離間させた状態で仮固定するフィルムシートとを備え、
    前記フィルムシートの前記第1と第2のフィルムアンテナの間の部分には、前記フィルムシートを前記窓ガラスに仮固定可能な粘着部が設けられていることを特徴とするフィルムアンテナアッセンブリ。
  7. 前記粘着部は、所定幅で前記フィルムシートの上端部から下端部まで連続して設けられており、この粘着部は剥離紙で覆われていることを特徴とする請求項6に記載のフィルムアンテナアッセンブリ。
  8. 前記粘着部は、所定幅で前記フィルムシートの下端部側に、前記フィルムシートの上端部から下端部までの距離の半分以下の長さで設けられており、この粘着部は剥離紙で覆われていることを特徴とする請求項6に記載のフィルムアンテナアッセンブリ。
  9. 請求項5に記載のフィルムアンテナアッセンブリに含まれるフィルムアンテナの車両の固定された窓ガラスへの取付方法であって、
    前記窓ガラスの所定位置にマーキングテープを窓ガラスの外側から貼り付け、
    前記フィルムシートの前記第1と第2のフィルムアンテナの間の部分を切断し、
    前記第1のフィルムアンテナのセパレータを剥がし、前記第1のフィルムアンテナのフィルムシートの左右側の端部を前記マーキングテープに合わせると共に、前記第1のフィルムアンテナのフィルムシートの上側の端部を前記窓ガラスの上端部に沿わせて前記第1のフィルムアンテナを前記窓ガラスに貼り付け、
    前記第2のフィルムアンテナの前記フィルムシートの切断部を前記第1のフィルムアンテナのフィルムシートの左右方向の端部に突き当て、この状態で前記第2のフィルムアンテナの前記フィルムシートの上端部を前記窓ガラスの上端部に沿わせて前記第2のフィルムアンテナの位置決めを行い、
    この状態で前記第2のフィルムアンテナのセパレータを剥がして前記第2のフィルムアンテナを前記窓ガラスに貼り付け、
    最後に前記第1と第2のフィルムアンテナからフィルムシートを剥がす、
    ことを特徴とするフィルムアンテナの取付方法。
  10. 請求項8に記載のフィルムアンテナアッセンブリに含まれるフィルムアンテナの車両の固定された窓ガラスへの取付方法であって、
    前記窓ガラスの所定位置にマーキングテープを窓ガラスの外側から貼り付け、
    前記剥離紙を剥がして前記粘着部を露出させ、
    前記フィルムシートの前記粘着部側を湾曲させ、前記粘着部側近傍を前記窓ガラスから浮かせた状態で前記フィルムシートの上端部側を前記窓ガラス上で滑らせ、前記フィルムシートに取り付けられている第1と第2のフィルムアンテナを前記マーキングテープと前記窓ガラスの上端部に位置合わせし、
    位置合わせが終了した状態で前記フィルムシートの前記粘着部側を前記窓ガラスに近づけて前記粘着部を前記窓ガラスに仮固定し、
    仮固定状態で前記第1と第2のフィルムアンテナからセパレータを剥がして、前記第1と第2のフィルムアンテナを前記窓ガラスに貼り付け、
    最後に前記第1と第2のフィルムアンテナからフィルムシートを剥がす、
    ことを特徴とするフィルムアンテナの取付方法。
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