JP4420590B2 - ディスクケース - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明はディスクケースに関し、特には、ベースの上面に対するシャフトの垂直度を向上させ、シャフトがベースに対してぐらつくのを抑制することができるディスクケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ディスクを載置するためのベースと、ベース上に積み重ねて載置される複数のディスクを整列するためのシャフトとを具備し、そのベースとシャフトとを一体形成したディスクケースが知られている。ところが、ベースとシャフトとを一体形成すると、ベースとシャフトとを組み立てる工程を排除することができるものの、一体形成されたベースおよびシャフトがかさばるために、ベースおよびシャフトの輸送コストが嵩んでしまう。従って、従来においては、ベースとシャフトとを別個に形成し、ベースおよびシャフトの輸送コストを低減する方法が数多く採用されている。
【0003】
ベースとシャフトとを別個に形成する場合には、ベースとシャフトとを組み立てる必要が生じる。従来、螺合によりシャフトをベースに取付けるようにしたディスクケースが知られている。この種のディスクケースの例としては、例えば特開平7−89585号公報に記載されたものがある。また従来、例えば超音波溶着のような溶着によりシャフトをベースに取付けるようにしたディスクケースが知られている。この種のディスクケースの例としては、例えば特開平11−349084号公報に記載されたものがある。ところが、これらの方法によりシャフトをベースに取付ける場合には、特別な組立設備が必要になってしまう。また、組立作業に要する時間も比較的長くなってしまう。その結果、組立コストが嵩んでしまう。
【0004】
従来、組立コストを抑制するために、スナップフィットによりシャフトをベースに取付けるようにしたディスクケースが知られている。詳細には、樹脂によって形成されたシャフトの一部の弾性変形を利用した所謂パッチン止めにより、シャフトをベースに取付けるようにしたディスクケースが知られている。このようなディスクケースでは、ベースの上面に対して垂直にシャフトを位置せしめるためにベースの上面に当接せしめられるフランジと、ベースの上面に取付けられたシャフトがベースから分離するのを阻止するためにベースの下面と係合する係合面とがシャフトに設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来のディスクケースにおいては、ベースおよびシャフトに製造誤差が含まれる場合であってもベースにシャフトを取付けることができるように、フランジと係合面との間に位置するベースの厚さよりも、フランジと係合面との間隔が大きくされている。つまり、シャフトの中心軸線方向にクリアランスが設けられている。また、ベースおよびシャフトに製造誤差が含まれる場合であってもベースにシャフトを取付けることができるように、ベースに形成されたシャフト取付け穴がシャフトの外径よりも大きくされている。つまり、シャフトの半径方向にもクリアランスが設けられている。その結果、従来のディスクケースにおいては、シャフトがベースに対してぐらついてしまい、ベースの上面に対するシャフトの垂直度を高くすることができなかった。シャフトがベースに対してぐらつき、傾いてしまうと、ディスクケースの輸送時に、ディスクこすれが発生して粉塵が発生し、商品性を損なうおそれがあった。
【0006】
前記問題点に鑑み、本発明はベースの上面に対するシャフトの垂直度を向上させ、シャフトがベースに対してぐらつくのを抑制することができるディスクケースを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明によれば、ディスクを載置するためのベースと、前記ベース上に積み重ねて載置される複数のディスクを整列するためのシャフトとを具備し、スナップフィットにより前記シャフトを前記ベースに取付けるようにしたディスクケースにおいて、前記ベースの上面に対して垂直に前記シャフトを位置せしめるために前記ベースの上面に当接せしめられるフランジと、前記ベースの上面に取付けられた前記シャフトが前記ベースから分離するのを阻止するために前記ベースの下面と係合する係合爪とを前記シャフトに設け、前記シャフトが前記ベースに取付けられた時に前記フランジが前記ベースの上面に押し付けられるように、前記係合爪に楔形状の部分を設け、前記楔形状の部分を、前記係合爪の概略円筒状の部分の円筒面上に配置し、前記シャフトが前記ベースに取付けられる時に弾性変形せしめられた前記係合爪の復元力により、前記楔形状の部分が前記ベースの下面に押圧せしめられることを特徴とするディスクケースが提供される。
【0009】
請求項に記載の発明によれば、前記楔形状の部分がテーパ状の係合面を有し、前記フランジと前記係合爪とによって挟持されるベースの厚さよりも、前記係合面の根元部分と前記フランジとの間隔を小さくしたことを特徴とする請求項1記載のディスクケースが提供される。
【0010】
請求項1及び2に記載のディスクケースでは、ベースの上面に対して垂直にシャフトを位置せしめるためにベースの上面に当接せしめられるフランジと、ベースの上面に取付けられたシャフトがベースから分離するのを阻止するためにベースの下面と係合する係合爪とがシャフトに設けられ、シャフトがベースに取付けられた時にフランジがベースの上面に押し付けられるように係合爪に楔形状の部分が設けられている。詳細には、楔形状の部分にテーパ状の係合面が形成され、フランジと係合爪とによって挟持されるベースの厚さよりも、係合面の根元部分とフランジとの間隔が小さくされている。更に、シャフトがベースに取付けられる時に弾性変形せしめられた係合爪の復元力により、楔形状の部分がベースの下面に押圧せしめられるようになっている。その結果、楔作用により、ベースの上面に対して垂直にシャフトを位置せしめるためのフランジがベースの上面に押し付けられる。そのため、ベースの上面に対するシャフトの垂直度を向上させ、シャフトがベースに対してぐらつくのを抑制することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を用いて本発明の実施形態について説明する。
【0012】
図1は本発明のディスクケースの一実施形態の分解斜視図である。図1において、1はディスク、2はディスク1を載置するためのベース、3はベース2上に積み重ねて載置される複数のディスク1を整列するためのシャフト、4はカバーである。図2は図1に示したベースの断面図、図3は図2のA部の拡大図、図4は図1に示したシャフトの断面図、図5はシャフトの底面図、図6は図4のB部の拡大図である。図2〜図6において、5はシャフト3が取付けられる部分におけるベースの上面、6はシャフト3が取付けられる部分におけるベースの下面である。7はベースの上面5に対して垂直にシャフト3を位置せしめるためにベースの上面5に当接せしめられるフランジである。8はベースの上面5に取付けられたシャフト3がベース2から分離するのを阻止するためにベースの下面6と係合する係合爪である。
【0013】
図7はシャフトがベースに取付けられた状態におけるベースおよびシャフトの拡大断面図である。シャフト3がベース2に取付けられる時には、まず、係合爪8が内側に、つまり、シャフトの中心軸線の側に弾性変形せしめられる。次いで、係合爪8がベース2の上面側(図7の上側)から下面側(図7の下側)に移動せしめられる。係合爪8がベースの下面6よりも下側に位置すると、図7に示すように、内側に弾性変形せしめられていた係合爪8が復元し、ベースの下面6と係合する。その結果、ベースの上面5に取付けられたシャフト3がベース2から分離するのが阻止される。つまり、本実施形態では、シャフト3がベース2に対してスナップフィット、所謂パッチン止めによって取付けられる。
【0014】
図8はシャフトがベースに取付けられている時の係合爪などの拡大断面図、図9はシャフトがベースに取付けられた後の係合爪などの拡大断面図である。図8および図9において、9は係合爪8に形成されたテーパ状の係合面、10は係合面9の根元部分である。図8に示すように、シャフト3がベース2に取付けられている時には、係合爪8は弾性変形せしめられた状態となっており、復元位置(弾性変形せしめられていない位置)まで戻ろうとしている。
【0015】
図9に示すように、本実施形態では、シャフト3がベース2に取付けられた後においても、係合爪8は復元位置(図9中の破線で示した位置)まで戻りきっていない。そのため、係合爪8はベース2に対して復元力F0を及ぼしている。また、本実施形態では、ベースの下面6と係合する係合爪8の係合面9が、ベースの下面6に対して平行に形成されておらず、ベースの下面6に対して傾斜したテーパ状に形成されている。更に、フランジ7と係合爪8とによって挟持されるベースの厚さLBよりも、係合面9の根元部分10とフランジ7との間隔LSが小さくされている。そのため、係合爪8はテーパ状の係合面9の位置でベースの下面6の隅部に当接している。その結果、係合爪8はベース2に対して上向きの分力F1を及ぼしている。つまり、係合爪8を有するシャフト3は下向きの反力F2を受けている。それにより、フランジ7がベースの上面5に押し付けられるようになっている。
【0016】
換言すれば、図9に示すように、本実施形態では、シャフト3がベース2に取付けられた時、弾性変形せしめられている係合爪8の復元力により、係合爪8の楔形状の部分がベースの下面6に押圧せしめられている。そのため、楔作用により、フランジ7がベースの上面5に押し付けられるようになっている。つまり、本実施形態によれば、ベースの上面に対するシャフトの垂直度を向上させ、シャフトがベースに対してぐらつくのを抑制することができる。また、ディスクケースの輸送時などに、シャフト3がベース2に対して回転してしまうのを抑制することができる。
【0017】
本実施形態では、シャフト成形用金型の製作時に係合面9の部分の調整が行われる。具体的には、金型により成形されたベース2およびシャフト3の実寸法を確認しながら、シャフト成形用金型の係合面9の部分の調整が行われる。
【0018】
【発明の効果】
請求項1及び2に記載の発明によれば、ベースの上面に対するシャフトの垂直度を向上させ、シャフトがベースに対してぐらつくのを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスクケースの一実施形態の分解斜視図である。
【図2】図1に示したベースの断面図である。
【図3】図2のA部の拡大図である。
【図4】図1に示したシャフトの断面図である。
【図5】シャフトの底面図である。
【図6】図4のB部の拡大図である。
【図7】シャフトがベースに取付けられた状態におけるベースおよびシャフトの拡大断面図である。
【図8】シャフトがベースに取付けられている時の係合爪などの拡大断面図である。
【図9】シャフトがベースに取付けられた後の係合爪などの拡大断面図である。
【符号の説明】
2 ベース
3 シャフト
5 ベースの上面
6 ベースの下面
7 フランジ
8 係合爪
9 係合面

Claims (2)

  1. ディスクを載置するためのベースと、前記ベース上に積み重ねて載置される複数のディスクを整列するためのシャフトとを具備し、スナップフィットにより前記シャフトを前記ベースに取付けるようにしたディスクケースにおいて、
    前記ベースの上面に対して垂直に前記シャフトを位置せしめるために前記ベースの上面に当接せしめられるフランジと、前記ベースの上面に取付けられた前記シャフトが前記ベースから分離するのを阻止するために前記ベースの下面と係合する係合爪とを前記シャフトに設け、前記シャフトが前記ベースに取付けられた時に前記フランジが前記ベースの上面に押し付けられるように、前記係合爪に楔形状の部分を設け、前記楔形状の部分を、前記係合爪の概略円筒状の部分の円筒面上に配置し
    前記シャフトが前記ベースに取付けられる時に弾性変形せしめられた前記係合爪の復元力により、前記楔形状の部分が前記ベースの下面に押圧せしめられることを特徴とするディスクケース。
  2. 前記楔形状の部分がテーパ状の係合面を有し、前記フランジと前記係合爪とによって挟持されるベースの厚さよりも、前記係合面の根元部分と前記フランジとの間隔を小さくしたことを特徴とする請求項1に記載のディスクケース。
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