JP4418327B2 - 受信装置および医療装置 - Google Patents

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本発明は、被検体内に導入された被検体内導入装置、たとえば飲み込み型のカプセル型内視鏡から送信される無線映像信号を被検体外のアンテナを用いて受信する受信装置および医療装置に関し、特に電源である電池の動作時間を測定する受信装置および医療装置に関するものである。
近年、内視鏡の分野では、撮像機能と無線通信機能とが装備されたカプセル型内視鏡が登場している。このカプセル型内視鏡は、観察(検査)のために被検体である被検者の口から飲み込まれた後、被検者の生体から自然排出されるまでの観察期間、たとえば胃、小腸などの臓器の内部(体腔内)をその蠕動運動に伴って移動し、撮像機能を用いて順次撮像する構成を有する。
また、これら臓器内を移動するこの観察期間、カプセル型内視鏡によって体腔内で撮像された画像データは、順次Bluetoothなどの無線通信機能により、被検体の外部に送信され、外部の受信装置内に設けられたメモリに蓄積される。被検者がこの無線通信機能とメモリ機能を備えた受信装置を携帯することにより、被検者は、カプセル型内視鏡を飲み込んだ後、排出されるまでの観察期間であっても、不自由を被ることなく自由に行動が可能になる。観察後は、医者もしくは看護士によって、受信装置のメモリに蓄積された画像データに基づいて、体腔内の画像をディスプレイなどの表示手段に表示させて診断を行うことができる。
一般に、受信装置は、カプセル型内視鏡から送信される映像信号を受信するための複数のアンテナを被検体外部に分散配置し、映像信号の受信誤りが少ない1つのアンテナを選択切り替えして受信するようにしている。なお、特許文献1には、被検体外部に配置された複数のアンテナの受信切り替えを行い、各アンテナが受信する電界強度に基づいて、映像信号の発信源である被検体内のカプセル型内視鏡の位置を探知する受信機が記載されている。
特開2003−19111号公報
ところで、このようなカプセル型内視鏡の受信装置では、満充電状態の電池を使用して、カプセル型内視鏡からの検査結果である映像信号を受信して記録することを前提としている。しかしながら、この従来の受信装置では、検査終了まで電池の使用が可能かどうか、事前に電池の充電状態を監視していないので、たとえば充電状態が不十分な電池を用いて検査を開始してしまった場合には、使用中に電池切れとなり、検査記録が途中で途切れてしまうことがある。また、電池の経年変化などによって検査を行うための所定の動作時間を保証できない場合もある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであって、検査前に電池の充電回数を監視し、所定の動作時間が保証できない場合に、警告を発することで、充電状態が不十分な電池や劣化した電池を使用して検査を行うことを防止することができる受信装置および医療装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる受信装置は、充電回数の記録が可能な電池を電源として、被検体の内部に導入された送信装置から送信される無線信号を前記被検体の外表面に配置するアンテナを用いて受信可能に構成された受信装置において、前記電池に記録された充電回数を検知する検知手段と、前記検知手段の検知結果に基づいて、警告を発する警告手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2の発明にかかる受信装置は、上記発明において、前記電池には、前記充電回数とともに、製造時期の情報が記録可能であり、前記検知手段は、前記受信装置の初期化が行われる前、前記被検体の内部に送信装置が導入されて検査が開始される前、および前記電池の充電前のうちの少なくとも1つが行われる前に、前記充電回数と前記製造時期の情報に基づいて、前記電池の劣化を検知することを特徴とする。
また、請求項3の発明にかかる受信装置は、上記発明において、前記受信装置は、前記検知手段の検知結果に基づいて、前記初期化、前記検査開始、または前記電池充電の動作を許可する動作制御手段を、さらに備えることを特徴とする。
また、請求項4の発明にかかる医療装置は、充電回数の記録が可能な電池を電源として、被検体の内部に導入された送信装置から送信される無線信号を前記被検体の外表面に配置するアンテナを用いて受信可能に構成された受信装置と、前記電池の充電を行う充電装置とからなる医療装置において、前記充電装置は、前記電池の充電を行う際に、前記電池に記録された充電回数を取り込み、前記充電回数を増加して、再び前記電池に記録する記録制御手段を、備え、前記受信装置は、前記電池に記録された充電回数を検知する検知手段と、前記検知手段の検知結果に基づいて、警告を発する警告手段と、
を備えることを特徴とする。
また、請求項5の発明にかかる医療装置は、上記発明において、前記電池には、前記充電回数とともに、製造時期の情報が記録可能であり、前記検知手段は、前記受信装置と前記表示装置間で初期化が行われる前、前記被検体の内部に送信装置が導入されて検査が開始される前、および前記電池の充電前のうちの少なくとも1つが行われる前に、前記充電回数と前記製造時期の情報に基づいて、前記電池の劣化を検知することを特徴とする。
また、請求項6の発明にかかる医療装置は、上記発明において、前記受信装置は、前記検知手段の検知結果に基づいて、前記初期化、前記検査開始、または前記電池充電の動作を許可する動作制御手段を、さらに備えることを特徴とする。
また、請求項7の発明にかかる医療装置は、上記発明において、前記受信装置が受信した無線映像信号に基づいた画像を表示する表示装置を、さらに備え、前記表示装置は、前記検知手段の検知結果に基づいた表示を行う表示手段を、備えることを特徴とする。
本発明にかかる受信装置は、検査前に電池に記録された充電回数を検知して監視し、その検知結果に基づいて、次の検査に対して所定の動作時間が保証できない場合には、警告を発することで、充電状態が不十分な電池や劣化した電池を使用して検査を行うことを防止することができるという効果を奏する。
本発明にかかる医療装置は、電池の充電を行う際に、電池に記録された充電回数をインクリメントし、検査前にこの電池に記録された充電回数を検知して監視し、その検知結果に基づいて、次の検査に対して所定の動作時間が保証できない場合には、警告を発することで、充電状態が不十分な電池や劣化した電池を使用して検査を行うことを防止することができるという効果を奏する。
以下に、本発明にかかる受信装置およびこの受信装置を含む医療装置の実施の形態を図1〜図8の図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更実施の形態が可能である。
(実施の形態1)
図1は、本発明にかかる受信装置を備えた無線型被検体内情報取得システムの全体構成を示す模式図である。図1において、無線型被検体内情報取得システムは、無線受信機能を有する受信装置2と、被検体1内に導入され、体腔内画像を撮像して受信装置2に対して無線映像信号などのデータ送信を行うカプセル型内視鏡(送信装置)3とを備える。また、無線型被検体内情報取得システムは、受信装置2が受信した無線映像信号に基づいて体腔内画像を表示する表示装置4と、受信装置2と表示装置4との間でデータの受け渡しを行うための通信ケーブル5とを備える。受信装置2は、被検体1によって着用される受信ジャケット2aと、受信される無線信号の処理などを行う外部装置2bとを備える。なお、受信装置2、表示装置4および通信ケーブル5は、医療装置を構成している。
表示装置4は、カプセル型内視鏡3によって撮像された体腔内画像などを表示するためのものであり、通信ケーブル5を介して受信装置2から得られるデータに基づいて画像表示を行うワークステーションなどのような構成を有する。具体的には、表示装置4は、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイなどによって直接画像を表示する構成としても良いし、プリンタなどのように、他の媒体に画像を出力する構成としても良い。
通信ケーブル5は、通常、外部装置2bおよび表示装置4に対して着脱可能であって、両者に対して挿着された時に情報の出力または記録が可能な構造を有する。この実施の形態では、通信ケーブル5は、受信装置2を初期化、たとえば以前に記憶部13に記憶された画像データなどの古いデータの削除や、患者識別情報および検査日などの検査IDの登録を行うときに、外部装置2bと表示装置4間に接続され、表示装置4からのデータを外部装置2bに送信する。次に、初期化が終了すると、外部装置2bと表示装置4間から取り外され、両者の接続を断状態にする。カプセル型内視鏡3が被検体1の体腔内を移動している間は、両者の接続は断状態を維持する。そして、カプセル型内視鏡3が被検体1から排出された後、つまり、被検体1の内部の撮像が終了した後には、通信ケーブル5は、外部装置2bと表示装置4間に接続され、外部装置2bで記録されたカプセル型内視鏡3のデータが、この表示装置4によって、読み出される構成を有する。
なお、本発明にかかる外部装置2bと表示装置4との通信は、上記通信ケーブル5に限らず、無線接続によって行うことも可能であり、またはデータの同期が可能なクレードルを用いて外部装置2bと表示装置4を接続させて通信することも可能である。この場合には表示装置とクレードルを通信ケーブルで接続し、このクレードル上に外部装置2bを載置させて、外部装置2bと表示装置4間でのデータ転送を行うように構成する。また、外部装置2bと表示装置4とのデータの受け渡しは、たとえばコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリなどから構成される携帯型記録媒体を用いて行うことも可能である。
次に、図2の模式図および図3のブロック図を用いて受信装置の構成について説明する。受信装置2は、カプセル型内視鏡3から無線送信された体腔内の画像データを受信する機能を有する。図2および図3に示すように、受信装置2は、被検体1によって着用可能な形状を有し、受信用アンテナA1〜Anを備えた受信ジャケット2aと、受信ジャケット2aを介して受信された無線信号の処理などを行う外部装置2bとを備える。なお、各受信用アンテナA1〜Anは、直接被検体(人体)1の外表面に貼付して、受信ジャケット2aに備え付けられなくてもよく、また受信ジャケット2aに着脱可能なものでもよい。
外部装置2bの外表面には、図2に示すように、電力供給用の電池を収納する電池パック6が外付けされており、この電池パック6が外部装置2bに装着されると、電池と外部装置2bの後述する内部機器とが電気的に接続されて、これら内部機器への電力供給が可能な状態となる。また、この外表面の前面には、表示部14が設けられ、たとえば検査IDなどの表示を行っている。この外表面の側面には、通信ケーブル5を接続するための接続部20が設けられている。通信ケーブル5は、上記接続部20に接続するコネクタ5aを有する。外部装置2bは、後述する記憶部に記憶された画像データを、この接続された通信ケーブル5を介して表示装置4へ送信している。さらに、この外表面の上面には、受信用アンテナA1〜Anを接続するための接続部CONが設けられている。なお、これら受信用アンテナA1〜Anは、上記接続部CONに接続するコネクタCON1〜CONnを有する。
外部装置2bは、カプセル型内視鏡3から送信された無線信号の信号処理を行う機能を有する。すなわち、外部装置2bは、図3に示すように、各受信用アンテナA1〜Anの接続切り替えを行う切替スイッチSWと、この切替スイッチSWの後段に接続され、切替スイッチSWによって切り替え接続された受信用アンテナA1〜Anからの無線信号を増幅し、復調する受信回路11とを有し、さらに受信回路11の後段には、信号処理回路12と、サンプルホールド回路15とが接続される。サンプルホールド回路15の後段には、さらにA/D変換部16が接続される。
制御部Cは、制御手段としての選択制御部C1を有し、信号処理回路12、A/D変換部16、画像データを記憶するハードディスクなどからなる記憶部13、表示部14、インターフェース部18および切替制御部SCを接続する。切替制御部SCは、強度受信アンテナ番号N1および映像受信アンテナ番号N2を有し、これらの番号情報をもとに、切替スイッチSWの切替指示を行うとともに、サンプルホールド回路15、A/D変換部16および選択制御部C1の処理タイミングを指示する。また、インターフェース部18は、接続部CONを介して通信ケーブル5と接続されている。制御部Cは、図示しない内部メモリを有し、このインターフェース部18を介して通信ケーブル5から入力する検査IDなどの被検者を識別する識別情報をこの内部メモリに登録する。電力供給部17は、たとえば市販の乾電池からなり、上述した各内部機器への電力供給を行う。
外部装置2bの切替スイッチSWは、切替制御部SCからの切替指示に基づき、受信用アンテナA1〜Anからの無線信号を受信回路11に出力する。ここで、切替スイッチSWは、受信用アンテナA1〜Anの配置位置にそれぞれ対応して各受信用アンテナA1〜Anを接続するアンテナ切替手段としての接続部CONを有する。
この接続部CONは、各コネクタCON1〜CONnの接続状態を検知する検知機能を有している。たとえば、コネクタCON1に対して、接続部CONは、アンテナ未接続検知部を有しており、コネクタCON1が接続部CONに接続された時に、検知信号としての電圧信号が選択制御部C1に出力される構成を備えており、他のコネクタCON2〜CONnに対しても同様なアンテナ未接続検知部を有する。したがって、選択制御部C1は、この電圧信号の有無を検知することによって、コネクタCON1、すなわち受信用アンテナA1が接続されているか否かを判断することができる。同様な検知部を各コネクタCON2〜CONnに対応させて持たせることによって、選択制御部C1は、各受信用アンテナA1〜Anの接続状態の有無を判別することができる。
さて、図2において、受信回路11は、上述したように、無線信号を増幅し、復調した映像信号S1を信号処理回路12に出力するとともに、増幅した無線信号の受信電界強度である受信強度信号S2をサンプルホールド回路15に出力する。信号処理回路12によって処理された映像データは、制御部Cによって記憶部13に記憶されるとともに、インターフェース部18および通信ケーブル5を介して表示装置4に出力されて、この表示装置4によって表示出力が可能となる。サンプルホールド回路15によってサンプルホールドされた信号は、A/D変換部16によってデジタル信号に変換され、制御部Cに取り込まれ、最も大きい受信電界強度を受信した受信用アンテナを映像信号期間の受信用アンテナとして選択するとともに、この選択された受信用アンテナ以外の受信用アンテナを順次、強度受信期間の受信用アンテナとして選択し、それぞれの受信用アンテナ番号を、映像受信アンテナ番号N2、強度受信アンテナ番号N1とする信号S4として切替制御部SCに出力する。ここで、選択制御部C1が切替対象の受信用アンテナとして設定するのは、信号S6をもとに現に接続された受信用アンテナA1〜Anのみを対象とする。また、制御部Cは、強度受信期間の受信電界強度および映像受信期間の受信電界強度を、そのとき選択された受信用アンテナと対応付けて映像データとともに記憶部13に記憶する。この記憶された各受信用アンテナの受信電界強度は、映像データが受信されたときの体腔内のカプセル型内視鏡3の位置を算出するための情報となる。
切替制御部SCは、選択制御部C1に指示された強度受信アンテナ番号N1と映像受信アンテナ番号N2とを保持し、強度受信期間には強度受信アンテナ番号N1に対応する受信用アンテナA1〜Anを選択接続するように切替スイッチSWに指示し、映像受信期間には映像受信アンテナ番号N2に対応する受信用アンテナA1〜Anを選択接続するように、切替スイッチSWに指示する信号S5を切替スイッチSWに出力するとともに、サンプルホールド回路15によるサンプルホールドタイミングを指示する信号S3a、A/D変換部16によるA/D変換タイミングを指示する信号S3b、選択制御部C1による選択制御タイミングを指示する信号S3cを出力する。
図4は、図1に示した受信装置における電池の充電回数を検知するための構成を示すブロック図である。図4において、電池パック6が受信装置2の所定位置に取り付けられると、電池17は、実負荷21と接続される。なお、ここで、実負荷21とは、電池17からの電力供給を受ける受信装置での内部機器全てを指し、たとえば図3に示した受信回路11、信号処理回路12、記憶部13、表示部14、インターフェース部18、切替制御部SCなどを指し示す。
このブロック図において、制御部Cは、電池パック6から充電回数および製造年月日(製造時期)などの電池17に関する情報を読み出すことで、電池17の使用可能時間の判断を行っている。
ところで、電池17は、カプセル型内視鏡から送信される無線映像信号を受信する本発明にかかる受信装置の電源に用いられており、通常8.2V〜8.4Vの満充電状態から8時間の検査に耐えるものが要求される。この電池の性能は、製造時からの期間や受電回数などの経年劣化によって随時変化しており、この変化は、たとえば図5に示すように、充電回数と動作時間の関係に表すことができる。この図5では、満充電状態から経年変化によって変化する動作可能時間(電池の使用可能時間)に関する動作時間情報を曲線A〜Cの例でそれぞれ示しており、各曲線A〜Cは、充電回数が同じでも、製造時からの期間が異なることで、動作時間における所定時間、たとえば2〜3時間の時間変化の傾きtanθがそれぞれ異なっていることが認識される。すなわち、充電回数が同じでも、製造時からの期間が短い場合には、曲線Aに示すように、傾きθの角度が大きく、製造時からの期間が長くなる(経年劣化が進む)にしたがって、曲線Cに示すように、傾きθの角度が小さくなり、時間変化の傾きが急峻になって動作時間が短くなっている。
そこで、この実施の形態にかかる制御部Cは、たとえば曲線Bの時間変化における充電回数と製造時からの期間を閾値として記憶しておき、実際に使用している電池17が収容される電池パック6から検知した充電回数と製造時からの期間が、この閾値より大きいかどうか判断することで、電池の動作時間を判断するものとした。なお、電池の経年劣化の要因の一つとして温度も、この曲線の傾きに影響を与えるので、温度の条件を考慮に入れて閾値を設定することも好ましい。
制御部Cは、動作制御手段としての機能を有しており、この判断結果に基づき、警告手段としてのスピーカー23から警告のための音声を発生させたり、またはインターフェース部18を介して表示手段としての表示装置4の図示しない表示部に警告のためのメッセージを表示する制御を行うとともに、それ以降の処理動作たとえば初期化の処理動作を行えないようにする。
次に、電池17の監視動作について説明する。まず、電池17は、検査の終了時や開始前には、電池パック6を図示しない充電器に接続させて、電池17を満充電状態に充電する。これとともに、充電器では、電池パック6に記録されている充電回数の情報を読み出し、この充電回数の情報を1つインクリメント(カウントアップ)して、この充電回数の情報を電池パック6に記憶させる。
次に、図6のフローチャートに基づいて、制御部Cの制御動作を説明する。図6において、制御部Cは、受信装置2の所定位置に電池パック6が取り付けられて電源がオンになると(ステップ101)、電池パック6から電池17に関する情報(充電回数と製造年月日)を入手し、この情報に基づいて、電池17の動作可能時間を求める(ステップ102)。そして、この動作可能時間と閾値との比較を行い、この動作可能時間が次の検査に使用可能な電池の動作時間かどうか判断する(ステップ103)。
ここで、電池17の動作可能時間が閾値よりも短い場合には、電池17は次に検査に対して使用不可能な状態にあると判断して、電池の交換を指示する、たとえば“交換せよ”のスピーカー23による警告や表示装置4による表示を行わせ、さらに初期化を含む以降の全処理動作を中止する(ステップ104)。また、電池17の動作可能時間が閾値よりも長い場合には、電池17は検査に対して使用可能な状態にあると判断して、次の検査に対して使用可能な状態ではあるが、電池の交換時期が近づいていることを示す所定のマージンの範囲にあるかどうか判断する(ステップ105)。
ここで、制御部Cは、電池17の動作可能時間が所定マージンの範囲にない場合には、電池17の交換時期が近づいていることを示す、たとえば“交換時期”のスピーカー23による警告や表示装置4による表示を行わせた後に(ステップ106)、以降の処理動作を可能にして、記憶部13に記憶されている古いデータの削除などの初期化や患者情報などの登録の処理動作を行って(ステップ107)、検査の開始を可能にする。また、電池17の動作可能時間が所定マージンの範囲にある場合には、電池17の交換時期でないと判断して、ステップ107に進み、以降の処理動作を可能にする。
このように、この実施の形態では、受信装置の初期化前に、電池の経年劣化を判断し、電池が所定の検査時間を保証できない場合には、電池交換を促す警告を発し、動作保証されている電池に交換されるまで初期化を含む全処理動作ができないようにするので、充電状態が不十分な電池や劣化した電池を使用して検査を行うことを防止することができる。
また、この実施の形態では、電池が所定の検査時間を保証できない場合には、表示装置によって視覚的にも電池交換を報知するので、さらに動作時間が検査時間に耐えられない電池の使用を未然に防止することができる。
また、この実施の形態では、充電回数などの電池に関する情報を電池側で管理しているので、たとえば電池パックを複数の受信装置で使い回しする時でも、接続した受信装置で容易にその電池に関する情報を読み出して検知することが可能となる。
(実施の形態2)
また、この電池の動作時間の測定は、初期化時に限らず、たとえば検査の直前、より厳密には、受信装置の電源を投入してから送信装置が被検体の内部に導入されるまでの間に行うことも可能である。この場合の制御部Cの制御動作を図7のフローチャートに基づいて説明する。なお、電池の充電回数を検知するための構成は、図4と同様なので、ここでは省略する。
図7において、初期化や患者情報などの登録の処理動作が終了すると(ステップ201)、受信装置2の電源は、一旦オフ状態となり(ステップ202)、検査開始の直前でオン状態になる(ステップ203)。電源がオン状態になると、制御部Cは、実施の形態1と同様に、電池パック6から電池17に関する情報(充電回数と製造年月日)を入手し、この情報に基づいて、電池17の動作可能時間を求める(ステップ204)。そして、この動作可能時間と閾値との比較を行い、この動作可能時間が次の検査に使用可能な電池の動作時間かどうか判断する(ステップ205)。
ここで、電池17の動作可能時間が閾値よりも短い場合には、電池17は次に検査に対して使用不可能な状態にあると判断して、電池の交換を指示する、たとえば“交換せよ”のスピーカー23による警告や表示装置4による表示を行わせ、さらに初期化を含む以降の全処理動作を中止する(ステップ206)。また、電池17の動作可能時間が閾値よりも長い場合には、電池17は検査に対して使用可能な状態にあると判断して、次の検査に対して使用可能な状態ではあるが、電池の交換時期が近づいていることを示す所定のマージンの範囲にあるかどうか判断する(ステップ207)。
ここで、制御部Cは、電池17の動作可能時間が所定マージンの範囲にない場合には、電池17の交換時期が近づいていることを示す、たとえば“交換時期”のスピーカー23による警告や表示装置4による表示を行わせた後に(ステップ208)、以降の処理動作を可能にして、検査の開始を可能にする。また、電池17の動作可能時間が所定マージンの範囲にある場合には、電池17の交換時期でないと判断して、以降の処理動作を可能にして、検査の開始を可能にする。
このように、この実施の形態では、カプセル型内視鏡による被検者の検査前に、電池の経年劣化を判断し、電池が所定の検査時間を保証できない場合には、電池交換を促す警告を発し、動作保証されている電池に交換されるまで検査を開始できないようにするので、実施の形態1と同様の効果を奏することができる。
(実施の形態3)
さらに、この電池の動作時間の測定は、実施の形態1,2に限らず、たとえば電池の充電開始前に行うことも可能である。この場合の制御部Cの制御動作を図8のフローチャートに基づいて説明する。なお、電池の充電回数を検知するための構成も、図4と同様である。
図8において、検査が終了すると、制御部Cは、実施の形態1と同様に、電池パック6から電池17に関する情報(充電回数と製造年月日)を入手し、この情報に基づいて、電池17の動作可能時間を求める(ステップ301)。そして、この動作可能時間と閾値との比較を行い、この動作可能時間が次の検査に使用可能な電池の動作時間かどうか判断する(ステップ302)。
ここで、電池17の動作可能時間が閾値よりも短い場合には、電池17は次に検査に対して使用不可能な状態にあると判断して、電池の交換を指示する、たとえば“交換せよ”のスピーカー23による警告や表示装置4による表示を行わせ、さらに初期化を含む以降の全処理動作を中止する(ステップ303)。また、電池17の動作可能時間が閾値よりも長い場合には、電池17は検査に対して使用可能な状態にあると判断して、次の検査に対して使用可能な状態ではあるが、電池の交換時期が近づいていることを示す所定のマージンの範囲にあるかどうか判断する(ステップ304)。
ここで、制御部Cは、電池17の動作可能時間が所定マージンの範囲にない場合には、電池17の交換時期が近づいていることを示す、たとえば“交換時期”のスピーカー23による警告や表示装置4による表示を行わせた後に(ステップ305)、以降の処理動作を可能にして、記憶部13に記憶されている画像データをワークステーションである表示装置4へダウンロードする(ステップ306)。そして、電池パック6を図示しない充電器に接続させて電池17の充電を開始する(ステップ307)。また、電池17の動作可能時間が所定マージンの範囲にある場合には、電池17の交換時期でないと判断して、以降の処理動作を可能にする。
このように、この実施の形態では、電池の充電開始前に、電池の経年劣化を判断し、電池が所定の検査時間を保証できない場合には、電池交換を促す警告を発し、動作保証されている電池に交換されるまで初期化を含む全処理動作ができないようにするので、実施の形態1と同様の効果を奏することができる。
なお、上記実施の形態では、初期化前、検査開始前、または電池の充電開始前のいずれか一つの処理工程の場合での電池の劣化判断について説明したが、本発明はこれに限らず、一連の処理工程の中で、これらの処理工程の場合を組み合わせておよびこれら以外の処理工程で電池の劣化判断を行うことも可能である。
また、上記実施の形態では、電池の充電回数と製造時からの期間とから、電池の使用可能時間を求めたが、本発明はこれに限らず、たとえば電池の充電回数のみから、電池の使用可能時間を求めて、警告を発するように構成することも可能である。
本発明にかかる受信装置を備えた無線型被検体内情報取得システムの全体構成を示す模式図である。 図1に示した受信装置の外観の概略を示す模式図である。 同じく、受信装置の構成を示すブロック図である。 図1に示した受信装置における電池の充電回数を検知するための構成を示すブロック図である。 電池の充電回数と動作時間の関係に表す図である。 図4に示した制御部の制御動作を説明するための実施の形態1のフローチャートである。 同じく、制御部の制御動作を説明するための実施の形態2のフローチャートである。 同じく、制御部の制御動作を説明するための実施の形態3のフローチャートである。
符号の説明
1 被検体
2 受信装置
2a 受信ジャケット
2b 外部装置
3 カプセル型内視鏡
4 表示装置
5 通信ケーブル
5a コネクタ
6 電池パック
11 受信回路
12 信号処理回路
13 記憶部
14 表示部
15 サンプルホールド回路
16 A/D変換部
17 電力供給部(電池)
18 インターフェース部
20 接続部
21 実負荷
23 スピーカー
61 メモリ
A1〜An 受信用アンテナ
C 制御部
C1 選択制御部
CON 接続部
CON1〜CONn コネクタ
SC 切替制御部
SW,SW1 スイッチ

Claims (7)

  1. 充電回数の記録が可能な電池を電源として、被検体の内部に導入された送信装置から送信される無線信号を前記被検体の外表面に配置するアンテナを用いて受信可能に構成された受信装置において、
    前記電池に記録された充電回数と前記電池に記憶された製造時期の情報をもとに前記製造時期からの経過時間とを検知する検知手段と、
    前記充電回数、前記製造時期からの経過期間、および前記電池の満充電状態からの動作時間の関係特性をもとに、前記検知手段が検出した前記充電回数および前記製造時期からの経過時間から前記電池の満充電状態からの動作時間を求める動作時間算出手段と、
    前記動作時間算定手段が算出した前記電池の満充電状態からの動作時間が所定値未満の場合に、電池の交換時期に関する警告を発する警告手段と、
    を備えることを特徴とする受信装置。
  2. 前記検知手段、前記動作時間算出手段、および前記警告手段は、当該受信装置の初期化が行われる前、前記被検体の内部に前記送信装置が導入されて検査が開始される前、および前記電池の充電前のうちの少なくとも1つが行われる前に処理することを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記動作時間算出手段の算出結果をもとに、前記初期化、前記検査開始、または前記電池充電の動作を許可する動作制御手段さらに備えることを特徴とする請求項2に記載の受信装置。
  4. 充電回数の記録が可能な電池を電源として、被検体の内部に導入された送信装置から送信される無線信号を前記被検体の外表面に配置するアンテナを用いて受信可能に構成された受信装置と、前記電池の充電を行う充電装置とからなる医療装置において、
    前記充電装置は、
    前記電池の充電を行う際に、前記電池に記録された充電回数を取り込み、前記充電回数を増加して、再び前記電池に記録する記録制御手段を備え、
    前記受信装置は、
    前記電池に記録された充電回数と前記電池に記憶された製造時期の情報をもとに前記製造時期からの経過時間とを検知する検知手段と、
    前記充電回数、前記製造時期からの経過期間、および前記電池の満充電状態からの動作時間の関係特性をもとに、前記検知手段が検出した前記充電回数および前記製造時期からの経過時間から前記電池の満充電状態からの動作時間を求める動作時間算出手段と、
    前記動作時間算定手段が算出した前記電池の満充電状態からの動作時間が所定値未満の場合に、電池の交換時期に関する警告を発する警告手段と、
    を備えることを特徴とする医療装置。
  5. 前記検知手段、前記動作時間算出手段、および前記警告手段は、前記受信装置初期化が行われる前、前記被検体の内部に前記送信装置が導入されて検査が開始される前、および前記電池の充電前のうちの少なくとも1つが行われる前に処理することを特徴とする請求項4に記載の医療装置。
  6. 前記受信装置は、前記動作時間算出手段の算出結果をもとに、前記初期化、前記検査開始、または前記電池充電の動作を許可する動作制御手段さらに備えることを特徴とする請求項5に記載の医療装置。
  7. 前記受信装置が受信した無線映像信号に基づいた画像を表示する表示装置さらに備え、
    前記表示装置は、前記動作時間算出手段の算出結果に基づいた表示を行う表示手段備えることを特徴とする請求項4〜6のいずれか一つに記載の医療装置。
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