JP4445806B2 - 受信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被検体内に導入された被検体内導入装置、たとえば飲み込み型のカプセル型内視鏡から送信される無線映像信号を被検体外の複数のアンテナを用いて受信する受信装置に関するものである。
近年、内視鏡の分野では、撮像機能と無線通信機能とが装備されたカプセル型内視鏡が登場している。このカプセル型内視鏡は、観察(検査)のために被検体である被検者の口から飲み込まれた後、被検者の生体から自然排出されるまでの観察期間、たとえば胃、小腸などの臓器の内部(体腔内)をその蠕動運動に伴って移動し、撮像機能を用いて順次撮像する構成を有する。
また、これら臓器内を移動するこの観察期間、カプセル型内視鏡によって体腔内で撮像された画像データは、順次Bluetooth(登録商標)などの無線通信機能により、被検体の外部に送信され、外部の受信装置内に設けられたメモリに蓄積される。被検者がこの無線通信機能とメモリ機能を備えた受信装置を携帯することにより、被検者は、カプセル型内視鏡を飲み込んだ後、排出されるまでの観察期間であっても、不自由を被ることなく自由に行動が可能になる。観察後は、医者もしくは看護士によって、受信装置のメモリに蓄積された画像データに基づいて、体腔内の画像をディスプレイなどの表示手段に表示させて診断を行うことができる。
一般に、受信装置は、カプセル型内視鏡から送信される映像信号を受信するための複数のアンテナを被検体外部に分散配置し、映像信号の受信誤りが少ない1つのアンテナを選択切り替えして受信するようにしている。なお、特許文献1には、被検体外部に配置された複数のアンテナの受信切り替えを行い、各アンテナが受信する電界強度に基づいて、映像信号の発信源である被検体内のカプセル型内視鏡の位置を探知する受信機が記載されている。
特開2003−19111号公報
しかしながら、この受信機は、検査開始時の受信機の初期化に関して特別な配慮を払っていないため、たとえば被検者の識別情報(検査毎の固有の検査ID(識別情報)、名前、年齢、性別など)を登録せずに検査を開始すると、検査終了後の診断時に検査データ(画像情報や識別情報など)を取り違える恐れがあるという問題があり、検査データの取り違えに際して、細心の注意を払う必要があった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであって、検査を開始する際に、受信装置の初期化を確実に行うことで、検査データの取り違え防止、必要な検査データの上書き防止および検査の開始忘れの防止を図ることを目的とする受信装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる受信装置は、被検者の体内に導入された被検体内導入装置から送信される無線信号を受信する前記被検者が携帯可能な受信装置において、前記被検体内導入装置から送信される情報を受信する受信手段と、前記受信手段で受信される情報を記録する記録手段と、検査を開始する際に、前記受信装置の初期化が行われたことを示す情報、または前記記録手段に関わる情報を検出する第1の検出手段と、前記第1の検出手段によって検出された情報に基づいて、前記検査の開始を可能にする判断手段と、を備えることを特徴とする。
また、発明にかかる受信装置は、上記発明において、被検者の体内に導入された被検体内導入装置から送信される無線信号を受信する前記被検者が携帯する受信装置において、前記被検体内導入装置から送信される情報を受信する受信手段と、前記受信手段で受信される情報を記録する記録手段と、検査を開始する際に、前記受信装置の初期化が行われたことを示す情報、または前記記録手段に関わる情報を検出する第1の検出手段と、前記第1の検出手段によって検出された情報に基づいて、前記受信手段によって受信される情報の記録の開始を可能にする判断手段と、を備えることを特徴とする。
また、発明にかかる受信装置は、上記発明において、前記受信装置は、前記判断手段の判断結果が前記開始が不可の場合に、警告を発する警告手段を、さらに備えることを特徴とする。
また、発明にかかる受信装置は、上記発明において、前記記録手段は、前記検査毎に固有の識別情報を記録し、前記第1の検出手段は、前記検査を開始する際に、前記受信装置の初期化が行われたことを示す情報として、該記録手段に記録された識別情報の有無を検出し、前記判断手段は、前記第1の検出手段によって識別情報が検出された場合に、前記開始を可能にすることを特徴とする。
また、発明にかかる受信装置は、上記発明において、前記記録手段は、前記受信手段によって受信される情報を記録し、前記第1の検出手段は、前記検査を開始する際に、前記受信装置の初期化が行われたことを示す情報として、該記録手段に記録された情報の有無を検出し、前記判断手段は、前記第1の検出手段によって前記記録手段に記録された情報が検出されない場合に、前記開始を可能にすることを特徴とする。
また、発明にかかる受信装置は、上記発明において、前記第1の検出手段は、前記検査を開始する際に、前記記録手段に関わる情報として、該記録手段の記録可能な容量を検出し、前記判断手段は、前記第1の検出手段によって検出された容量が、所定期間の前記検査情報を記録するのに十分な容量である場合に、前記開始を可能にすることを特徴とする。
また、発明にかかる受信装置は、上記発明において、前記受信装置は、前記受信手段で受信された情報として前記被検体内導入装置の固有の識別情報を検出する第2の検出手段を、さらに備え、前記記録手段は、前記検査に使用する被検体内導入装置の固有の識別情報を記録し、前記第1の検出手段は、前記受信装置の初期化が行われたことを示す情報として、該記録手段に記録された識別情報を検出し、前記判断手段は、前記第1の検出手段によって検出された識別情報と、前記第2の検出手段によって検出された識別情報が一致している場合に、前記開始を可能にすることを特徴とする。
本発明にかかる受信装置は、たとえば検査を開始する前に、記録手段に記録された検査毎に固有の識別情報を、検査を開始する際に、第1の検出手段が検出し、前記受信装置の初期化が行われたことを示すこの識別情報がない場合には、判断手段が検査を開始不可にする、すなわち初期化されていない場合には、検査を開始できないので、検査を開始する際に、受信装置の初期化を確実に行わせることができ、これにより検査データの取り違え防止、必要な検査データの上書き防止を図るという効果を奏する。
以下に、本発明にかかる受信装置の実施の形態を図1〜図6の図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更実施の形態が可能である。
(実施の形態1)
図1は、本発明にかかる受信装置を備えた無線型被検体内情報取得システムの全体構成を示す模式図である。図1において、無線型被検体内情報取得システムは、無線受信機能を有する受信装置2と、被検体1内に導入され、体腔内画像を撮像して受信装置2に対して映像信号などのデータ送信を行うカプセル型内視鏡(被検体内導入装置)3とを備える。また、無線型被検体内情報取得システムは、受信装置2が受信した映像信号に基づいて体腔内画像を表示する表示装置4と、受信装置2と表示装置4との間でデータの受け渡しを行うための携帯型記録媒体5とを備える。受信装置2は、被検体1によって着用される受信ジャケット2aと、受信される無線信号の処理などを行う外部装置2bとを備える。
表示装置4は、カプセル型内視鏡3によって撮像された体腔内画像などを表示するためのものであり、携帯型記録媒体5に記録されたデータに基づいて画像表示を行うワークステーションなどのような構成を有する。具体的には、表示装置4は、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイなどによって直接画像を表示する構成としても良いし、プリンタなどのように、他の媒体に画像を出力する構成としても良い。
携帯型記録媒体5は、外部装置2bおよび表示装置4に対して着脱可能であって、両者に対して挿着された時に情報の出力または記録が可能な構造を有する。この実施の形態では、携帯型記録媒体5は、たとえば検査前には、ワークステーションの表示装置4に挿着されて検査IDなどの識別情報が記憶され、さらに検査の直前には、外部装置2bに挿着され、この外部装置2bによって、この識別情報が読み出されて外部装置2b内に登録される。また、カプセル型内視鏡3が被検体1の体腔内を移動している間は、携帯型記録媒体5は、被検体1に取り付けられた外部装置2bに挿着されてカプセル型内視鏡3から送信されるデータを記録する。そして、カプセル型内視鏡3が被検体1から排出された後、つまり、被検体1の内部の撮像が終了した後には、外部装置2bから取り出されて表示装置4に挿着され、この表示装置4によって、携帯型記録媒体5に記録されたデータが読み出される構成を有する。たとえば、外部装置2bと表示装置4とのデータの受け渡しを、コンパクトフラッシュ(登録商標)メモリなどから構成される携帯型記録媒体5によって行うことで、外部装置2bと表示装置4との間が有線で直接接続された場合よりも、被検体1が体腔内の撮影中に自由に動作することが可能となる。なお、ここでは、外部装置2bと表示装置4との間のデータの受け渡しに携帯型記録媒体5を使用したが、必ずしもこれに限らず、たとえば外部装置2bに内蔵型の他の記録装置、たとえばハードディスクを用い、表示装置4との間のデータの受け渡しのために、双方を有線または無線接続するように構成してもよい。
次に、図2の模式図および図3のブロック図を用いて受信装置の構成について説明する。受信装置2は、カプセル型内視鏡3から無線送信された体腔内の画像データを受信する機能を有する。図2および図3に示すように、受信装置2は、被検体1によって着用可能な形状を有し、受信用アンテナA1〜Anを備えた受信ジャケット2aと、受信ジャケット2aを介して受信された無線信号の処理などを行う外部装置2bとを備える。なお、各受信用アンテナA1〜Anは、直接被検体1の外表面に貼付して、受信ジャケット2aに備え付けられなくてもよく、また受信ジャケット2aに着脱可能なものでもよい。
外部装置2bの外表面には、図2に示すように、電力供給用の電池を収納する電池パック6が外付けされており、この電池パック6が外部装置2bに装着されると、電池と外部装置2bの後述する内部機器とが電気的に接続されて、これら内部機器への電力供給が可能な状態となる。この外表面の前面には、たとえば液晶ディスプレイ(LCD)からなる表示手段としての表示部14が設けられ、たとえば上記登録された検査IDなどの識別情報の表示を行っている。また、外表面の前面には、指示手段としての操作スイッチ19が設けられ、たとえば表示部14に表示させる情報の選択や表示部14の色調の調整などを可能にしている。この外表面の側面には、携帯型記録媒体5の挿入部20が設けられ、挿入された携帯型記録媒体5を着脱可能に保持し、外部装置2bによる画像データの記録を可能にしている。さらに、この外表面の上面には、受信用アンテナA1〜Anを接続するための接続部CONが設けられている。なお、これら受信用アンテナA1〜Anは、上記接続部CONに接続するコネクタCON1〜CONnを有する。
外部装置2bは、カプセル型内視鏡3から送信された無線信号の処理を行う機能を有する。すなわち、外部装置2bは、図3に示すように、各受信用アンテナA1〜Anの接続切り替えを行う切替スイッチSWと、この切替スイッチSWの後段に接続され、切替スイッチSWによって切り替え接続された受信用アンテナA1〜Anからの無線信号を増幅し、復調する受信回路11とを有し、さらに受信回路11の後段には、信号処理回路12と、サンプルホールド回路15とが接続される。サンプルホールド回路15の後段には、さらにA/D変換部16が接続される。
制御部Cは、制御手段としての選択制御部C1を有し、信号処理回路12、A/D変換部16、携帯型記録媒体5に対応する記録手段としての記憶部13、表示部14、第1の検出手段としての検出部21、警告手段としての告知部22および切替制御部SCを接続する。切替制御部SCは、強度受信アンテナ番号N1および映像受信アンテナ番号N2を有し、これらの番号情報をもとに、切替スイッチSWの切替指示を行うとともに、サンプルホールド回路15、A/D変換部16および選択制御部C1の処理タイミングを指示する。また、制御部Cは、図示しない内部メモリを有し、記憶部13に記憶された識別情報を記憶手段としての内部メモリに登録するとともに、インターフェース部18を介して入力する操作スイッチ19からの情報選択に基づいて、この識別情報の中から選択された特定の識別情報(以下、「特定情報」という)を表示部14に表示させる。すなわち、この制御部Cは、識別情報を取り込む取込手段、および特定情報を表示部14に表示させる表示制御手段としての機能も兼ね備える。電力供給部17は、上記電池パック6内の電池からなり、上述した各内部機器への電力供給を行う。なお、この制御部Cによって登録される識別情報は、検査毎の固有の識別情報、たとえば検査日などの検査IDや被検者の氏名、年齢、性別などの情報が含まれている。
また、制御部Cは、判断手段としての判断部C2を有し、この判断部C2は、検査を開始する際に、記憶部13に登録されている識別情報、たとえばこの識別情報のうちの検査IDの情報を検出部21が検出すると、受信装置の初期化が完了していると判断して、検査開始を可能、たとえば受信回路11への電力供給などを行って、検査開始を可能な状態にする。
また、判断部C2は、検出部21が記憶部13内の検査IDを検出できない場合には、受信装置の初期化が行われていないと判断して、検査開始を不可、たとえば受信回路11への電力供給の断などの制御を行って、検査開始を不可能な状態にする。制御部Cは、この判断結果に基づいて、告知部22を動作制御し、告知部22から警告を発して医師や被検者などに告知を行う。なお、この告知部22は、所望の警告を発するように構成されているが、警告の手法としては、たとえばスピーカによる警告音の発生、LEDによる光の点灯や点滅による表示、バイブレータによる振動の発生、ヒータによる熱の発生などの構成が考えられるが、この他に人間の五感に訴えることができるものであれば、いずれの手法を用いても良く、たとえば表示部14のLCDによる液晶表示なども含まれる。
外部装置2bの切替スイッチSWは、切替制御部SCからの切替指示に基づき、受信用アンテナA1〜Anからの無線信号を受信回路11に出力する。ここで、切替スイッチSWは、受信用アンテナA1〜Anの配置位置にそれぞれ対応して各受信用アンテナA1〜Anを接続する接続部CONを有する。
さて、図3において、受信回路11は、上述したように、無線信号を増幅し、復調した映像信号S1を信号処理回路12に出力するとともに、増幅した無線信号の受信電界強度である受信強度信号S2をサンプルホールド回路15に出力する。信号処理回路12によって処理された映像データは、制御部Cによって記憶部13に記憶されるとともに、表示部14によって表示出力される。サンプルホールド回路15によってサンプルホールドされた信号は、A/D変換部16によってデジタル信号に変換され、制御部Cに取り込まれ、最も大きい受信電界強度を受信した受信用アンテナを映像信号期間の受信用アンテナとして選択するとともに、この選択された受信用アンテナ以外の受信用アンテナを順次、強度受信期間の受信用アンテナとして選択し、それぞれの受信用アンテナ番号を、映像受信アンテナ番号N2、強度受信アンテナ番号N1とする信号S4として切替制御部SCに出力する。ここで、強度信号期間とは、映像信号期間に先立って存在するプリアンブル部などの映像信号以外の信号期間を指し、当該期間に各受信用アンテナの受信電界強度を検出する。また、制御部Cは、そのときの各受信用アンテナの受信電界強度を映像データと対応付けて記憶部13に記憶する。この記憶された各受信用アンテナの受信電界強度は、映像データが受信されたときの体腔内のカプセル型内視鏡3の位置を算出するための情報となる。
切替制御部SCは、選択制御部C1に指示された強度受信アンテナ番号N1と映像受信アンテナ番号N2とを保持し、強度受信期間には強度受信アンテナ番号N1に対応する受信用アンテナA1〜Anを選択接続するように切替スイッチSWに指示し、映像受信期間には映像受信アンテナ番号N2に対応する受信用アンテナA1〜Anを選択接続するように、切替スイッチSWに指示する信号S5を切替スイッチSWに出力するとともに、サンプルホールド回路15によるサンプルホールドタイミングを指示する信号S3a、A/D変換部16によるA/D変換タイミングを指示する信号S3b、選択制御部C1による選択制御タイミングを指示する信号S3cを出力する。
次に、図1に示したカプセル型内視鏡3を使用した検査手順を、図4のフローチャートに基づいて説明する。図4において、まずワークステーションの表示装置4によって、挿着された携帯型記録媒体5に識別情報を記憶させ、次にこの携帯型記録媒体5を受信装置2の外部装置2bに挿着させて、外部装置2b内の内部メモリに携帯型記録媒体5内の識別情報を読み出して登録する(ステップ101)。次に、検出部21が記憶部13に記録されている識別情報の検出を行い(ステップ102)、判断部C2は、検出部21で識別情報が検出できたかどうか判断する(ステップ103)。
ここで、検出部21で識別情報が検出できなかった場合には、制御部Cは、検査開始を不可能な状態、受信回路11への電力供給を断などの状態にするとともに(ステップ104)、告知部22を制御して警告を発生させる(ステップ105)。また、検出部21で識別情報が検出された場合には、制御部Cは、検査開始を可能な状態、受信回路11へ電力供給を行うなどの状態にする(ステップ106)。
検査開始が可能な状態になると、次に被検者にカプセル型内視鏡3を飲み込ませて、体腔内の検査を開始し(ステップ107)、次に検査が終了したかどうか判断する(ステップ108)。この検査中、カプセル型内視鏡3から送信されるデータは、制御部Cの書き込み制御によって記憶部13に順次記録され、被検者は、この間なんら不自由を被ることなく、自由に行動することが可能となる。
ここで、カプセル型内視鏡3が被検体1から排出されて、体腔内の検査が終了した場合には、携帯型記録媒体5は、外部装置2bから取り出されて表示装置4に挿着され、この表示装置4によって、携帯型記録媒体5に記録された検査データ(識別情報および画像データ)をダウンロードする(ステップ109)。そして、表示装置4の表示部に、このダウンロードした検査データを表示させて、体腔内の診断を行う(ステップ110)。
このように、この実施の形態では、検査を開始する際に、記憶部に記録された識別情報(受信装置の初期化が行われたことを示す情報)を検出し、この識別情報が検出された場合には、検査開始を可能な状態にし、識別情報が検出されない場合には、検査開始を不可能な状態にするとともに、警告を発するので、検査を開始する際に、受信装置の初期化を確実に行わせることができ、これにより検査データの取り違え防止、必要な検査データの上書き防止および検査の開始忘れの防止を図ることができる。
なお、この実施の形態では、記憶部から識別情報を検出できない場合には、検査開始を不可能な状態にしたが、本発明はこれに限らず、たとえばカプセル型内視鏡から送信される画像情報などの検査データの記録の開始を不可能な状態にすることも可能である。この場合にも、実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、本発明では、識別情報の代わりに、たとえば検査データが記憶部に記録されているかどうか検出することも可能であり、検査データが検出された場合には、検査の開始を不可能な状態にするとともに、告知部から警告を発するように構成する。この場合には、実施の形態と同様の効果を奏するとともに、検査データの上書きによる誤消去防止や記憶部の記録容量不足による検査の中断を防止することもできる。
また、本発明では、識別情報の代わりに、記憶部13に関わる情報、たとえば記憶部13の記録可能な容量を検出することも可能であり、この記録容量が所定の検査期間の検査データを記録するのに十分な容量でない場合には、検査の開始を不可能な状態にするとともに、告知部から警告を発するように構成する。この場合には、実施の形態と同様の効果を奏するとともに、記憶部の記録容量不足による検査の中断を防止することもできる。この例は、途中で検査が中断して、再び検査を始めようとする場合などに有効となる。
(実施の形態2)
図5は、図1に示した実施の形態2にかかる受信装置の構成を示すブロック図である。図5において、図3に示した実施の形態1にかかる受信装置と異なる点は、検査の開始前に、記憶部13に検査で使用するカプセル型内視鏡3の固有の識別情報であるカプセルIDを、たとえばワークステーションである表示装置4から登録しておき、検出部21がこの記憶部に記録されたカプセルIDを検出する点と、カプセル型内視鏡3から送信された無線信号に含まれるカプセルIDを受信回路11で受信するとともに、この受信したカプセルIDを検出するID検出部23を設けた点である。
判断部C2は、両検出部21,23から検出された記録済みカプセルIDと、受信されたカプセルIDとの比較を行い、一致している場合には、この検査で使用するカプセル型内視鏡3から送信された検査データであると判断して、受信回路11によって受信した検査データを記憶部13に記録させるように記録制御を行う。また、両検出部21,23から検出された記録済みカプセルIDと、受信されたカプセルIDとが一致していない場合には、検査データの記憶部13への記録開始を不可能な状態にするとともに、告知部22から警告を発するように構成する。
このように、この実施の形態では、検査開始前に、検査で使用するカプセル型内視鏡のカプセルIDを記憶部に記録するとともに、この記録済みのカプセルIDと、受信回路で受信したカプセルIDとが一致した場合には、受信した検査データの記憶部への記録を可能な状態にし、両カプセルIDが不一致の場合には、検査データの記録開始を不可能な状態にするとともに、警告を発するので、検査時に他のカプセル型内視鏡からの検査データの混入を防止して、検査データの取り違えを防止することができる。
(実施の形態3)
図6は、図1に示した受信装置と表示装置の別の接続形態を示す構成図である。図6において、受信装置2の外部装置2bは、クレードル30に載置され、上記クレードル30とインターフェース部18を介して接続されている。また、クレードル30は、有線または無線によって表示装置4と電気的に接続されており、外部装置2bと表示装置4間でデータの同期をとって、データの転送を可能にする。また、外部装置2bは、内部記憶媒体としてのハードディスクを、図3に示した記憶部13として備えている。したがって、検査前には、外部装置2bをクレードル30上に載置させ、ワークステーションの表示装置4からの識別情報が、クレードル30を介して外部装置2bの記憶部13に記憶される。
また、検査を開始する際には、たとえば表示装置4からの指示で、検出部21がハードディスクに記録されている識別情報を検出し、識別情報が検出された場合には、検査開始を可能な状態にし、また識別情報が検出されない場合には、検査開始を不可能な状態にするとともに、たとえば表示部14によって検査開始ができない旨の警告表示を行う。
また、カプセル型内視鏡3が被検体1の体腔内を移動している間は、外部装置2bは、クレードル30から取り外され、被検体1に取り付けられて、カプセル型内視鏡3から送信される検査データを記録する。そして、被検体1の内部の撮像が終了した後には、外部装置2bを再びクレードル30上に載置させて、表示装置4によって、記憶部13に記録された検査データが読み出される構成を有する。
このように、この実施の形態では、クレードルを介して受信装置と表示装置を接続させ、識別情報の登録を行い、かつ検査を開始する際に、識別情報の検出を行い、検出結果から検査開始の可能、不可能を判断するので、実施の形態1と同様に、検査を開始する際に、受信装置の初期化を確実に行わせることができ、これにより検査データの取り違え防止、必要な検査データの上書き防止および検査の開始忘れの防止を図ることができる。
本発明にかかる受信装置を備えた無線型被検体内情報取得システムの全体構成を示す模式図である。 図1に示した受信装置の外観の概略を示す模式図である。 同じく、実施の形態1にかかる受信装置の構成を示すブロック図である。 図1に示したカプセル型内視鏡を使用した検査手順を説明するためのフローチャートである。 図1に示した実施の形態2にかかる受信装置の構成を示すブロック図である。 図1に示した受信装置と表示装置の別の接続形態を示す構成図である。
符号の説明
1 被検体
2 受信装置
2a 受信ジャケット
2b 外部装置
3 カプセル型内視鏡
4 表示装置
5 携帯型記録媒体
6 電池パック
11 受信回路
12 信号処理回路
13 記憶部
14 表示部
15 サンプルホールド回路
16 A/D変換部
17 電力供給部
18 インターフェース部
19 操作スイッチ
20 挿入部
21 検出部
22 告知部
23 ID検出部
30 クレードル
A1〜An 受信用アンテナ
C 制御部
C1 選択制御部
C2 判断部
CON 接続部
CON1〜CONn コネクタ
N1 強度受信アンテナ番号
N2 映像受信アンテナ番号
SC 切替制御部
SW 切替スイッチ

Claims (5)

  1. 被検者の体内に導入された被検体内導入装置から送信される無線信号を受信する前記被検者が携帯可能な受信装置において、
    前記被検体内導入装置から送信される情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信される情報を記録する記録手段と、
    検査の開始前に、検査毎の固有の識別情報を検出する第1の検出手段と、
    前記第1の検出手段によって検出された結果に基づいて、前記検査の開始または前記受信手段によって受信される情報の記録の開始を可能にする判断手段と、
    を備えることを特徴とする受信装置。
  2. 前記判断手段が、前記検査の開始あるいは前記情報の記録の開始を不可能とした場合、警告を発する警告手段をさらに備えることを特徴とする請求項に記載の受信装置。
  3. 前記記録手段は、前記検査毎の固有の識別情報を記録し、
    前記第1の検出手段は、前記検査を開始する際に、前記記録手段に前記検査毎の固有の識別情報が記録されているか否かを検出し、
    前記判断手段は、前記第1の検出手段によって前記検査毎の固有の識別情報が検出された場合に、前記開始を可能にすることを特徴とする請求項に記載の受信装置。
  4. 前記受信手段で受信した情報に含まれる前記被検体内導入装置の固有の識別情報を検出する第2の検出手段を、
    さらに備え、
    前記記録手段は、前記検査に使用する被検体内導入装置の固有の識別情報を前記検査毎の固有の識別情報として記録し、
    前記第1の検出手段は、前記記録手段に記録された前記検査毎の固有の識別情報を検出し、
    前記判断手段は、前記第1の検出手段によって検出された被検体内導入装置の固有の識別情報と、前記第2の検出手段によって検出された被検体内導入装置の固有の識別情報が一致している場合に、前記開始を可能にすることを特徴とする請求項1または3に記載の受信装置。
  5. 前記第1の検出手段は、検査の開始前に、前記記録手段の記録可能な容量を検出し、
    前記判断手段は、前記第1の検出手段によって検出された容量が、所定期間の前記検査情報を記録するのに十分な容量である場合に、前記開始を可能にすることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の受信装置。
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