JP4414215B2 - 光端末装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光信号を電気信号に変換する電子回路部および電源部を筐体内に内蔵する光端末装置に関するものである。
近年、高速高帯域通信サービスの普及に伴い、家庭と送信局との間を光ケーブルで接続する通信サービス、例えば、光ケーブルテレビジョン(CATV)が実施されている。この通信サービスの実現には、光ケーブルからの光信号を光−電気信号変換して増幅し、増幅された周波数多重信号をセットトップボックスや同軸のCATV線路に供給するための光端末装置が必要となる。この光端末装置の筐体内には、導入される光ケーブルの余長を収納する余長収納部と、導入された光ケーブルからの光信号を電気信号に変換し、増幅して出力する光受信部が設けられている。そして、この光受信部に電源を供給する電源部が光端末装置の筐体に内蔵されている。
このような光端末装置には、光信号を入力するために導入された光ケーブルが抜け出ないように固着されている。従来の光端末装置では導入された光ケーブルをネジ手段と押さえ片とを用いて固着していた。しかしながら、ネジ手段と押さえ片とが別部品とされて光端末装置の筐体とは別に用意しなければならないと共に、光ケーブルを固着する際に繁雑な固着作業が必要になるという問題点があった。
そこで、本発明は、光ケーブルを別部品を用意することなく容易に固着することのできる光端末装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の光端末装置は、トレイ部に形成されている導入された光ケーブルを固着する挟着部が少なくとも2組並べられて形成されており、該挟着部のそれぞれは光ケーブルを挟着する一対の壁部を有し、該壁部の内面に外方側が緩斜面とされる鋸歯状の突起が形成され、一つの挟着部における壁部と他の挟着部の壁部とにより形成される溝内に、導入された光ケーブルを挟持する弾性を有するブッシュが嵌着され、ブッシュは、導入された光ケーブルを挟持可能なV字状の弾性を有する挟持片を有し、該挟持片の下部に溝内に形成されている挿入孔内を摺動可能な脚部が形成されていることを最も主要な特徴としている。
本発明によれば、トレイ部に形成されている導入された光ケーブルを固着する挟着部が、光ケーブルを挟着する一対の壁部を有し、該壁部の内面に外方側が緩斜面とされる鋸歯状の突起を形成するようにしたので、挟着部に光ケーブルを上から挿入することで抜け出る方向の力が印加された際には鋸歯状の突起が光ケーブルに喰い込むようになる。これにより、光ケーブルを別部品を用意することなく容易に固着することができるようになる。さらに、2組並べられて形成された一方の挟着部における壁部と他方の挟着部の壁部とにより形成される溝内に、導入された光ケーブルを挟持する弾性を有するブッシュを嵌着することにより、細い光ケーブルをブッシュにより固着することができるようになる。また、挟着部における一対の壁部が下に行くほど間隔が狭くなるように形成したり、蓋部を本体部に閉じた際に挟着部に挟着されている光ケーブルを上から押圧する押さえ片を蓋部の内側に形成することにより挟着部における挟持力をより向上するができる。
光ケーブルを別部品を用意することなく容易に固着するという目的を、トレイ部に形成されている導入された光ケーブルを固着する挟着部が、光ケーブルを挟着する一対の壁部を有し、該壁部の内面に外方側が緩斜面とされる鋸歯状の突起を形成することにより実現した。
本発明にかかる光端末装置の実施例の構成を示す斜視図を図1に、その光端末装置の構成を示す側面図を断面図で図2に示す。
これらの図に示す本発明にかかる光端末装置1の筐体は、箱状の本体部2と、本体部2に対して開閉自在に固着される蓋部3とから構成されている。筐体である本体部2および蓋部3は樹脂を成形することにより作成されており、蓋部3の上部の両側に形成されている一対の保持片21が本体部2に形成されている後述する枢軸に回動可能に枢支されて、蓋部3が本体部2に対して開閉自在に固着されている。蓋部3を本体部2に対して閉じた際には、蓋部3から複数本のネジを本体部2に螺着して防雨構造の筐体が構成される。この場合、蓋部3における対向する側面部の下縁が本体部2の対向する側面部の縁部に嵌入されるようになる。本体部2には、図2に示すように電子回路ユニット31と、電子回路ユニット31に電源を供給する電源ユニット32が内蔵されている。電子回路ユニット31および電源ユニット32は金属製のシャーシ30に取り付けられて、本体部2内に収納されている。シャーシ30の裏面と本体部2とは図2に示すように全面にわたり所定の間隔を保って対面するように配置されて通路が形成されている。
本体部2内に内蔵されている電子回路ユニット31と電源ユニット32の上には樹脂成形されたトレイ部6が配置されている。このトレイ部6は光端末装置1に導入された光ケーブル4aおよび光ケーブル4bの導入部および余長収納部が形成されている。光ケーブルの余長部を収納する余長収納部を設けるのは次の理由による。光ケーブル長に余裕を持たせる余長部を設けることによって、光ケーブルを長く延ばすような接続変更等にそのまま対応することができる。また、光ケーブルの接続作業で低損失接続が得られなかった場合に、光ケーブルの接続端を切断してやり直しすることができる。さらに、保守作業等で光ケーブルを傷めた場合でも損傷部分までを切断して再接続を可能とすることができる。なお、光ケーブルは、曲げすぎると伝送特性が劣化し極端な場合には破断されるため、光ケーブルの余長は、所定の曲げ半径を保つようにして余長収納部に収納されている。光ケーブルにはメッセンジャワイヤーや複数本の光ファイバーを束ねた太い光ケーブル4aと、単線の光ファイバーからなる細い光ケーブル4bとがあり、本発明にかかる光端末装置1には両種類の光ケーブルを導入することができるようにされている。
本発明にかかる光端末装置1は、図2に示すように直立して設置するようにされている。この場合、本体部2の上部に底面部から取付片15aが上方へ延伸して形成されており、本体部2の下部に底面部から一対の取付片15b、15cが下方へ延伸して形成されている。そこで、光端末装置1を直立させて取付面に対向して配置し、これらの取付片15a、15b、15cにネジを挿通して取付面に螺着することにより取付面に光端末装置1を設置する。これらの取付片15a、15b、15cは、底面部よりさらに奥側に突出して形成されているため、設置された光端末装置1の底面部と取付面との間に所定の間隔が生じるようになる。このように直立して設置された光端末装置1における本体部2において下側に位置する側面部の前側に複数の第1通風口11が形成されており、奥側に複数の第2通風口12が形成されている。また、この側面部には電子回路ユニット31に一体に設けられている2つの同軸端子14が突出する同軸端子孔が形成されていると共に、光ケーブルを導入する2つのケーブル導入孔13a、13bが左側と右側に形成されている。また、本体部2において上側に位置する側面部には蓋部3が重合するように配置されており、両者の間に形成された間隙により通風口20が形成されている。さらに、本体部2における底面部の下部には図2に示すように複数の底面通風口16が形成されている。さらにまた、下側に位置する側面部には電源ユニット32に商用交流を供給するための導入孔が形成されて、この導入孔から電源ケーブル5が導入されている。
このような構成の光端末装置1において、電源ユニット32から電源が供給されて動作している電子回路ユニット31は、動作に伴い発熱すると共に電源ユニット32も発熱するようになる。すると、シャーシ30が発熱するようになりシャーシにより暖められた空気は上昇して上部に位置する通風口20から排気されるようになる。この破線で示す経路aにより、第2通風口12および底面通風口16から筐体内部に空気が吸気されるようになり、吸気された空気はシャーシ30の裏面と本体部2における底面部とで形成された通路に進入してシャーシ30の熱を奪って放熱を助けるようになる。また、第1通風口11から筐体内に破線で示す経路bで進入した空気はトレイ部6と蓋部3との間の間隙を通り、経路aからの空気と共に第3通風口20から排出されるようになる。このような、経路aおよび経路bによる吸排気により筐体内の熱を排気することができ、発熱が電子回路ユニット31に悪影響を与えることを防止することができるようになる。
ここで、本体部2における底面部の上部を一部切り欠いた際の本発明にかかる光端末装置1の構成を示す斜視図を図3に示す。
この図に示すように、底面部2eの内側には一対の立設片18が本体部2の長辺に略平行に上側の側面部から下側の側面部に渡り形成されている。一対の立設片18は、それぞれ両側板部の近傍に形成されており、一対の立設片18の間には多数の放熱孔17が底面部2eに形成されている。一対の立設片18にはシャーシ30の裏面が当接されるか、あるいは若干の間隔を持って対面して、底面部2eとシャーシ30との間に通路が形成されるようになる。この場合、光端末装置1が屋外に設置されることから放熱孔17から雨水が内部に浸入しても一対の立設片18とシャーシ30とによりそれ以上の浸入を防止することができる。さらに、底面部2eの下部には3つの細長い底面通風口16が形成されている。さらにまた、光端末装置1を設置した取付面と底面部2eとは底面部2eの下部から突出するように形成されている取付片15b、15cの高さ分だけ離隔されるため、底面通風口16および放熱孔17から十分な空気を取り入れることができる。
次に、本体部2に対して蓋部3を開けた状態の光端末装置1の構成を示す斜視図を図4に示す。ただし、この図では導入される光ケーブルを省略して示している。
本体部2に対して蓋部3を開けると、本体部2に収納されているトレイ部6が見える状態となる。蓋部3の両側の側面部の下部には横方向に張り出す当接部が形成されており、その下の下縁は若干薄く形成されている。この下縁が、蓋部3を閉じた際に本体部2の側面部の上部に嵌入されて防雨構造とされる。なお、蓋部3を閉じた際には、上記当接部が本体部2の側面部の上端に当接する。本体部2における下側に位置する側面部には複数の第1通風口11が形成されており、電子回路ユニット31から突出している同軸端子14が、この側面部から突出している。トレイ部6には、図示するように左側と右側にそれぞれケーブル導入孔13a、13bから導入された光ケーブルを固着するケーブル挟着部40が形成されている。このケーブル挟着部40は鋸歯状の突起が相対向して2組形成されており、この間にメッセンジャワイヤーや複数本の光ファイバーを束ねた太い光ケーブル4aを挟み込むことにより光ケーブル4aを固着することができる。また、細い光ケーブル4bは2組形成されているケーブル挟着部40の間にケーブルをブッシュに挟着した状態で挟持されることにより固着される。
また、トレイ部6にはドラム部41とドラム部42の2つの楕円形状のドラム部が形成されていると共に、円弧状に形成されている複数のガイド部43とガイド部44が形成されている。これらのドラム部41,42とガイド部43,44により余長収納部が形成されている。すなわち、ケーブル導入孔13a、13bから導入された光ケーブル4a、4bの余長部は、ドラム部41,42とガイド部43,44に巻き付けられたり沿わせられたりして所定の曲げ半径を保つようにして余長収納部に収納される。この場合、ドラム部41,42とガイド部43,44から光ケーブル4a、4bがはずれないように、ドラム部41,42とガイド部43,44の所定部位にひさし状に張り出す押さえ片が複数形成されている。光ケーブル4a、4bの余長をドラム部41,42とガイド部43,44に巻き付ける際に8の字状に巻き付けるようにして、ケーブル導入孔13a、13bから導入した光ケーブル4a、4bをケーブル導入孔13a、13bから導出して光受信機能を備える他の光端末装置に導入することもできる。さらに、トレイ部6には光ケーブル4a、4bに装着されている装着器を保持する保持部46が形成されている。さらにまた、光ケーブル4a、4bの先端に装着されている光コネクタを差し込むコネクタ受部48が見えているが、このコネクタ受部48は電子回路ユニット31に取り付けられている。
次に、本体部2から蓋部3を取り外すと共にトレイ部6を取り去った状態の光端末装置1の構成を示す斜視図を図5に示す。
図5に示すように、本体部2における下側に位置する側面部には複数の第1通風口11とケーブル導入孔13a、13bが形成されており、電子回路ユニット31から突出している同軸端子14が、この側面部から突出している。本体部2における上側に位置する側面部の両側には断面略円形の一対の枢軸19が突出するよう形成されており、この枢軸19に蓋部3の上部両側に形成されている保持片21が嵌着されて枢支されることにより、枢軸19を回転軸として蓋部3を本体部2に対して開閉することができるようになる。本体部2からトレイ部6を取り去ると、シャーシ30に取り付けられて収納されている電子回路ユニット31と電源ユニット32とが見えるようになる。電子回路ユニット31には、内部の光受信部に光信号を導くためのコネクタ受部48が取り付けられており、このコネクタ受部48に導入された光ケーブルの先端に装着される光コネクタが差し込まれるようになる。電源ユニット32の上部は両側がカットされて、シャーシ30と底面部2eとで形成される通路を第3通風口20に通じさせている。
次に、トレイ部6にケーブル導入孔13a、13bから導入された光ケーブル4a、4bの余長部を収納する構成について図6を参照しながら説明する。図6は、光ケーブル4a、4bの余長部を収納する余長収納部が形成されているトレイ部6の構成を示す平面図である。
トレイ部6にはドラム部41とドラム部42の2つの楕円形状のドラム部と、円弧状に形成されている複数のガイド部43とガイド部44とからなる余長収納部が形成されている。ケーブル導入孔13aから導入された光ケーブル4a、4bはケーブル挟着部40で挟持されて固着され保持部46を介してガイド部43に沿って曲げられ、次いで余長収納部における最外側のガイド部に沿って曲げられて所定回数だけ余長収納部に巻回される。そして、光ケーブルにおける融着部やフィルタの保護スリーブやメカニカルスプライス等の装着器47が保持部46に挟着されて保持される。光ケーブルの先端には光コネクタ45が装着されており、この光コネクタ45が電子回路ユニット31におけるコネクタ受部48に差し込まれて装着される。これにより、導入された光ケーブル4aを伝播してきた光信号が電子回路ユニット31で受光されるようになる。電子回路ユニット31では、受光した光信号を電気信号に変換して所定レベルになるよう増幅し、同軸端子14から出力する。このようにして、光端末装置1に導入された光ケーブルの余長は内蔵されるトレイ部6に形成されている余長収納部に収納されるようになる。
次に、光端末装置1のトレイ部6に形成されているケーブル挟着部40の詳細構成を拡大して示す斜視図を図7に示し、その断面図を図8に示す。
これらの図に示すようにケーブル挟着部40は、図4および図6に示すようにトレイ部6の右側と左側とに設けられており、それぞれ複数本の光ケーブルを筐体内に導入して固着できる構成とされている。ケーブル挟着部40は、挟着壁部40aと対向する壁部で形成された第1挟着溝40cと、挟着壁部40bと対向する壁部で形成された第3挟着溝40eと、挟着壁部40aと挟着壁部40bとで形成された第2挟着溝40dとを備えている。第1挟着溝40cと第3挟着溝40eとの内面側には、図示するように外方側が緩斜面とされている鋸歯状の突起が形成されている。また、第1挟着溝40cと第3挟着溝40eとは、図8に示すように上側の幅Tより下側の幅tが狭いくさび状の断面形状に形成されている。これにより、第1挟着溝40cあるいは第3挟着溝40eに上側から光ケーブルを挿入するだけで、光ケーブルを引き出そうとした際に鋸歯状の突起が光ケーブルに喰い込むようになり第1挟着溝40cあるいは第3挟着溝40e内に光ケーブルが固着されるようになる。
さらに、第1挟着溝40cと第3挟着溝40e内に挿入される押さえ片3dが蓋部3の内側に形成されている。この蓋部3の構成を示す斜視図を図9に示し、押さえ片3dの構成を詳細に示す拡大図を図10に示す。
図9に示すように、蓋部3は矩形状の上面部3gと、上面部3gの奥側に形成されている第1側面部3aと、上面部3gの右側に形成されている第2側面部3bと、上面部3gの左側に形成されている第3側面部3cとを備えている。第2側面部3bと第3側面部3cの下端の奥側であって第1側面部3aの両側に本体部2の枢軸19に枢支される一対の保持片21が形成されている。また、第2側面部3bと第3側面部3cの下部には側面部の全体にわたり外側に突出して当接突部3fが形成され、当接突部3fから嵌入縁3eが延伸して形成されている。蓋部3を本体部2に閉じた際に、当接突部3fが本体部の両側の側面部の上端に当接し、嵌入縁3eが本体部の両側の側面部の上部に嵌入するようになる。
そして、上面部3gの前側の左側と右側にそれぞれ一対の押さえ片3dが形成されている。一対の押さえ片3dはトレイ部6に形成されているケーブル挟着部40に対面する位置に形成されており、押さえ片3dの上面には図10に示すように外方側が緩斜面とされている鋸歯状の突起が形成されている。このような構成の蓋部3を本体部2に閉じた際には、図11に示すように一対の押さえ片3dがそれぞれトレイ部6のケーブル挟着部40における第1挟着溝40cおよび第3挟着溝40e内に嵌入し、第1挟着溝40cおよび第3挟着溝40e内に収納されている光ケーブルを下方へ押圧するようになる。これにより、くさび状の断面形状に形成されている第1挟着溝40cおよび第3挟着溝40e内に収納されている光ケーブルは、より確実に第1挟着溝40cおよび第3挟着溝40e内に固着されるようになる。なお、第1挟着溝40cおよび第3挟着溝40e内にはそれぞれ2本の光ケーブルを固着することができ、メッセンジャワイヤーと光ケーブルとを別々に固着することが可能とされる。
次に、細い光ケーブルを筐体内に導入する場合に用いるブッシュ49の構成を図12に示す。このブッシュ49は弾性を有する素材、例えばシリコンゴム等のエラストマーを用いて作成されている。なお、ブッシュ49は図7,図8には示されていないが第2挟着溝40dに形成されている挿入孔内に取り付けられて、細い光ケーブル4bを図6に示すように固着することができる。
ブッシュ49は、図12に示すようにV字状に上が開いた形状の挟持片49aと、挟持片49aの下端から延伸して形成されている平板状の脚部49bと、脚部49bの下端に形成されている幅が脚部49bより拡大されている台部49cとにより構成されている。また、挟持片49aの上面には摘み片49dを形成しても良い。このような構成のブッシュ49は、図13に示すように第2挟着溝40dに形成されている挿入孔6a内を脚部49bが摺動自在に移動できるように取り付けられる。
ブッシュ49に細い光ケーブル4bを挟持させる場合には、摘み片49dを把持して上方へ引っ張ると脚部49bが挿入孔6a内を摺動してブッシュ49が上方向に移動するようになる。これにより、挟持片49aが第2挟着溝40dの上に位置して自らの弾性によりV字状に開くようになる。この時、台部49cが挿入孔6aの下面周囲に当接してブッシュ49は挿入孔6aから抜け出ることはない。そこで、V字状に開いた挟持片49a内に細い光ケーブル4bを挟み込みブッシュ49を下方へ押して挟持片49aを第2挟着溝40d内に押し込むようにする。これにより、図14に示すように弾性を有するブッシュ49は第2挟着溝40dを形成している挟着壁部40aと挟着壁部40bとに挟持されて、内部に挟持している細い2本の光ケーブル4bが確実にケーブル挟着部40に固着されるようになる。なお、図12に示すように挟持片49aの外面には台形状の突起が複数形成されており、図14に示すように光ケーブル4bを挟持した状態で光ケーブル4bを引き出す力が印加されてもブッシュ49は、台形状の突起の作用により抜け出ることが防止される。なお、図14に示すようにブッシュ49には2本の光ケーブル4bを挟持することができる。
次に、光端末装置1の本体部2の詳細構成を示す斜視図を図15に示す。
図15に示すように、本体部2は箱状の形状とされており、設置された際に下側に位置する第1側面部2aと、向かって右側に位置する第2側面部2bと、設置された際に上側に位置する第3側面部2cと、向かって左側に位置する第4側面部2dと、底面部2eとを備えている。第1側面部2aには、同軸端子14を導出するための同軸端子孔14aが予備も含めて3つ形成されており、その先端部には複数の第1通風口11と2つのケーブル導入孔13a、13bとが形成されている。また、図示されていないが第1側面部2aの底面部2eとの境界部に複数の第2通風口12が形成されている。第2側面部2bと第4側面部2dとは面対称のほぼ同様の形状とされており、蓋部3の嵌入縁3eが嵌入される構造とされている。第3側面部2cには、両側に一対の枢軸19が突出するよう形成されている。これらの第1側面部2aないし第4側面部2dの内側にはシャーシ30の周縁を受けるリブが形成されている。
底面部2eには第1側面部2aとの境界部に3つの底面通風口16が形成されている。また、底面部2eには内側に向かって第2側面部2bおよび第4側面部2dに略平行な一対の立設片18が形成されており、立設片18の間に多数の放熱孔17が形成されている。この放熱孔17により外気が侵入してシャーシ30を冷却し、上側の第3通風口20などから排気されるようになる。一対の立設片18にはシャーシ30の裏面が当接されるか、あるいは若干の間隔を持って対面して、シャーシ30の裏面と底面部2eの内面とで底面通風口16に通じる放熱用の通路が形成される。なお、一対の立設片18は放熱孔17から雨水が浸入した場合にそれ以上内部に浸入させない機能を奏する。
以上の説明では、光端末装置は光受信部を備えるものとしたが、本発明はこれに限るものではなく光ケーブルの余長部を収納する余長収納装置に適用することができる。
本発明にかかる光端末装置の実施例の構成を示す斜視図である。 本発明にかかる光端末装置の実施例の構成を断面図で示す側面図ある。 本発明にかかる光端末装置の本体部における底面部の上部を一部切り欠いた際の構成を示す斜視図である。 本発明にかかる光端末装置において本体部に対して蓋部を開けた状態の構成を示す斜視図である。 本発明にかかる光端末装置において本体部から蓋部を取り外すと共にトレイ部を取り去った状態の構成を示す斜視図である。 本発明にかかる光端末装置において余長収納部に光ケーブルの余長が収納されたトレイ部の構成を示す平面図である。 本発明にかかる光端末装置におけるトレイ部に形成されているケーブル挟着部の詳細構成を拡大して示す斜視図である。 本発明にかかる光端末装置におけるトレイ部に形成されているケーブル挟着部の詳細構成を拡大して示す断面図である。 本発明にかかる光端末装置における蓋部の詳細構成を示す斜視図である。 本発明にかかる光端末装置における蓋部に形成されている押さえ片の詳細構成を拡大して示す斜視図である。 本発明にかかる光端末装置において蓋部を本体部に閉じた際のケーブル挟着部の構成を拡大して示す断面図である。 本発明にかかる光端末装置におけるブッシュの構成を示す斜視図である。 本発明にかかる光端末装置におけるブッシュをトレイ部に取り付けた状態を示す斜視図である。 本発明にかかる光端末装置においてケーブル挟着部に光ケーブルの余長がブッシュにより挟持されたトレイ部の構成を示す斜視図である。 本発明にかかる光端末装置における本体部の詳細構成を示す斜視図である。
符号の説明
1 光端末装置、2 本体部、2a 第1側面部、2b 第2側面部、2c 第3側面部、2d 第4側面部、2e 底面部、3 蓋部、3a 第1側面部、3b 第2側面部、3c 第3側面部、3d 押さえ片、3e 嵌入縁、3f 当接突部、3g 上面部、4a 光ケーブル、4b 光ケーブル、5 電源ケーブル、6 トレイ部、6a 挿入孔、11 第1通風口、12 第2通風口、13a,13b ケーブル導入孔、14 同軸端子、14a 同軸端子孔、15a 取付片、15b 取付片、16 底面通風口、17 放熱孔、18 立設片、19 枢軸、20 第3通風口、21 保持片、30 シャーシ、31 電子回路ユニット、32 電源ユニット、40 ケーブル挟着部、40a 挟着壁部、40b 挟着壁部、40c 第1挟着溝、40d 第2挟着溝、40e 第3挟着溝、41 ドラム部、42 ドラム部、43 ガイド部、44 ガイド部、45 光コネクタ、46 保持部、47 装着器、48 コネクタ受部、49 ブッシュ、49a 挟持片、49b 脚部、49c 台部、49d 摘み片

Claims (4)

  1. 光ケーブルにより伝達された光信号を電気信号に変換して出力する光受信部を少なくとも有する電子回路ユニットと、
    該電子回路ユニットに電源を供給する電源ユニットと、
    前記電子回路ユニットと前記電源ユニットが取り付けられているシャーシと、
    前記電子回路ユニットおよび前記電源ユニットの上に配置されると共に、導入された前記光ケーブルの余長部を収納する余長収納部が形成されているトレイ部と、
    前記電子回路ユニットと前記電源ユニットが取り付けられている前記シャーシと前記トレイ部を収納する本体部と、該本体部に対して開閉自在に固着される蓋部とからなる筐体とを備え、
    前記トレイ部には導入された前記光ケーブルを固着する挟着部が少なくとも2組並べられて形成されており、該挟着部のそれぞれは前記光ケーブルを挟着する一対の壁部を有し、該壁部の内面に外方側が緩斜面とされる鋸歯状の突起が形成され、一つの前記挟着部における壁部と他の前記挟着部の壁部とにより形成される溝内に、導入された光ケーブルを挟持する弾性を有するブッシュが嵌着され、前記ブッシュは、導入された光ケーブルを挟持可能なV字状の弾性を有する挟持片を有し、該挟持片の下部に前記溝内に形成されている挿入孔内を摺動可能な脚部が形成されていることを特徴とする光端末装置。
  2. 前記挟着部における前記一対の壁部が下に行くほど間隔が狭くなるように形成されていることを特徴とする請求項1記載の光端末装置。
  3. 前記蓋部の内側に、前記蓋部を前記本体部に閉じた際に前記挟着部に挟着されている前記光ケーブルを上から押圧する押さえ片が形成されていることを特徴とする請求項1記載の光端末装置。
  4. 前記ブッシュにおける前記V字状の挟持片の外面には台形状の突起が複数形成されていることを特徴とする請求項1記載の光端末装置。
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