JP4133414B2 - 光終端装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光信号を電気信号に変換する光終端装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、高速高帯域通信サービスの普及に伴い、全家庭と送信局との間を光ファイバーで接続する通信サービス、例えば、光ケーブルテレビジョン(CATV)が実施されている。この通信サービスの実現には、光ファイバーからの光信号を光−電気信号変換して増幅し、増幅された周波数多重信号をセットトップボックスや同軸のCATV線路に供給するための光終端装置が必要となる。この光終端装置には、光ファイバーが導入されるが光ファイバーは、その長さに余裕を持って布設されるため光ファイバーの余長部を収納する余長収納装置が必要となる。
【0003】
光ファイバーの余長収納装置を設けると次のような利点が得られる。光ファイバー長に余裕を持たせる余長部を設けることによって、光ファイバーを長く延ばすような接続変更等にそのまま対応することができる。また、光ファイバーの接続作業で低損失接続が得られなかった場合に、光ファイバーの接続端を切断してやり直しすることができる。さらに、保守作業等で光ファイバーを傷めた場合でも損傷部分までを切断して再接続を可能とすることができる。なお、光ファイバーは、曲げすぎると伝送特性が劣化し極端な場合には破断されるため、光ファイバーの余長は、所定の曲げ半径を保つようにして余長収納部に収納されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来は、上記したように光終端装置装置と余長収納装置とを必要としているため、これらの2つの装置を設置する際に大きな設置面積を必要とすると共に設置工事が煩雑になるという問題点があった。
【0005】
そこで、本発明は、独立した余長収納装置を必要としない光終端装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の光終端装置は、光ファイバーにより伝達された光信号を電気信号に変換して出力する光受信部を少なくとも有する固定ユニットと、前記固定ユニットに被嵌されると共に、光ファイバー導入孔から導入された前記光ファイバーの余長部を収納する余長収納部がおもて面に形成されている内部カバーと、該内部カバーが被嵌された前記固定ユニットを収納する開閉自在に固着されている本体ケースおよび本体ケースカバーとを備え、前記内部カバーに形成されている余長収納部は、ドラム状に形成された第1巻回部と第2巻回部とを有し、導入された前記光ファイバーを前記第1巻回部および前記第2巻回部に長円状に巻き付けることにより、長さが調整された前記光ファイバーの先端に設けられた光端子を、前記固定ユニットの前記光受信部の光コネクタに着脱可能に接続できる共に、導入された前記光ファイバーを前記第1巻回部および前記第2巻回部に8の字状に巻き付けることにより、長さが調整された前記光ファイバーが前記光導入孔から導出されて外部の光機器に導入できるように、前記第1巻回部および前記第2巻回部が2つ並んで所定距離おいて形成されている
【0007】
また、上記本発明の光終端装置において、ドラム状に形成されている前記第2巻回部の略半分の高さが低くされて、該低くされた部位におけるドラム状の縁部に沿って複数のリブが形成されていてもよい。
さらに、上記本発明の光終端装置において、前記内部カバーには、前記余長収納部に巻き付けられている光ファイバーの前記第1巻回部および前記第2巻回部からの脱落を防止するためのひさし状の抜け止め片が形成されていてもよい。
【0008】
さらにまた、上記本発明の光終端装置において、前記内部カバーにおける前記第1巻回部により、前記固定ユニットの前記光受信部に導入されている光ファイバーが覆われており、前記内部カバーにおける前記第2巻回部により、前記固定ユニットの前記光受信部に電源を供給している電源部が覆われているようにしてもよい。
【0009】
このような本発明によれば、光受信部を有する固定ユニットに被嵌される内部カバーにドラム状に2つ並べて形成された第1巻回部と第2巻回部により余長収納部を構成するようにしている。この場合、開閉自在に本体ケースに被嵌されている本体ケースカバーを開けることにより、光ファイバーの余長部を第1巻回部と第2巻回部からなる余長収納部に収納することができる。これにより、独立した余長収納装置を設けることなく光ファイバーの余長部を光終端装置に収容することができるようになる。また、固定ユニットは内部カバーにより覆われていることから光ファイバーの余長部を収納するユーザが固定ユニットに触れることを防止することができる。さらに、第1巻回部および第2巻回部に長円状あるいは8の字状に光ファイバーを巻き付けて収納可能としているので、導入した光ファイバーの余長部を収納したあとに、光終端装置から光ファイバーを導出して隣接配置された光機器に導入することができる。すなわち、他の光機器の余長収納装置として利用することができるようになる。
【0010】
また、第2巻回部の約半分を複数のリブにより構成すると、光ファイバーをリブ間に通すことにより、余長長さの調節を行うことができるようになる。さらに、余長収納部に収納される光ファイバーの先端に設けた光端子を着脱可能に光コネクタに接続することにより、固定ユニットに光ファイバーを導入するようにしたので、故障などにより固定ユニットを交換する必要性が生じた場合、光コネクタから光端子を外すことにより内部カバーの余長収納部に光ファイバーの余長部を収納したままで、内部カバーを取り外して固定ユニットを交換することができるようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態の光終端装置の構成を示す分解組立図を図1に、その構成を示す側面図を断面図で図2に示す。
これらの図に示すように、本発明にかかる光終端装置1は金属製のシャーシ33を有する固定ユニット11を備えている。固定ユニット11は、光−電気信号変換部により光信号を電気信号に変換して、変換された周波数多重信号を増幅して出力する光受信部を有する増幅部31と、この増幅部31に電源を供給する電源部32とがシャーシ33上に組まれて構成されている。この固定ユニット11は、図6に示す斜視図のように光−電気信号変換部に光信号を受光するための光コネクタ31aを有しており、この光コネクタ31aは増幅部31をシールドしているシールド箱34の上面に固着されている。固定ユニット11を構成しているシャーシ33およびシールド箱34は増幅部31の放熱板としても作用している。固定ユニット11において、光コネクタ31aを介して入力された光信号は、増幅部31において電気信号に変換され増幅された周波数多重信号は、シールド箱34の前面に設けられた出力端子31bから出力される。この出力信号をモニタするモニタ端子31cをシールド箱34の前面に設けてもよい。なお、電源部32は商用電源電圧を所定の交流電圧に降圧するトランスと、降圧された交流電圧を整流・平滑して定電圧の直流電圧として増幅部31に供給する電源回路が組まれた電源基板とから構成されている。
【0012】
この固定ユニット11は、樹脂製とされている箱状の本体ケース10に収納されている。この本体ケース10の詳細構成を図3、図4、図5示す。ただし、図3は本体ケース10の構成を示す平面図であり、図4は本体ケース10の構成を示す下面図であり、図5は本体ケース10の構成を示す側面図である。
これらの図に示すように本体ケース10の内部には、4本のボス20が形成されており、固定ユニット11が本体ケース10に収納された際にボス20がそれぞれ挿通する4つの挿通孔35が固定ユニット11における電源部32の周囲のシャーシ33に形成されている。すなわち、固定ユニット11を本体ケース10に収納した際に、4本のボス20がシャーシ33に形成された4つの挿通孔35にそれぞれ嵌挿されることにより、固定ユニット11が本体ケース10に位置決めされて収納されるようになる。
【0013】
本体ケース10の前面には固定ユニット11に設けられている出力端子31bが挿通する円筒状の鍔部21と、モニタ端子31cが挿通する円筒状の鍔部22とが形成されている。また、本体ケース10の側壁の後部には後述する本体ケースカバー13を開閉可能に支持するための一対の係合凸部23が形成されており、本体ケースカバー13を本体ケース10に固着するためのネジが螺着されるネジ部25が前面に設けられている。さらに、本体ケース10の底面から前方へ突出するように、光終端装置1を被取付面に固着するためのネジを挿通する挿通孔が形成された一対の固定用突起24が設けられている。
【0014】
図1、図2に戻り、固定ユニット11を本体ケース10に収納した状態において、固定ユニット11上に内部カバー12が被嵌される。この内部カバー12により本発明に特徴的な光ファイバーの余長収納部が構成されている。内部カバー12の構成を図7ないし図10に示す。ただし、図7は内部カバー12の構成を示す平面図であり、図8は内部カバー12の構成を示す正面図であり、図9は内部カバー12の構成を示す下面図であり、図10は内部カバー12の構成を示す背面図である。
固定ユニット11を本体ケース10に収納した状態において、固定ユニット11上に内部カバー12を被嵌すると図8および図9に示すように、内部カバー12の下面から4本突出して形成されている取付足47の先端に形成されているくぼみに、本体ケース10に設けられている4本のボス20の先端が嵌合するようになる。そこで、内部カバー12の上面から取付足47に形成されている貫通孔内にネジを挿通してボス20に螺着することにより、内部カバー12、固定ユニット11および本体ケース10が一体となるように固着することができる。また、内部カバー12の前面側に形成された2つのネジ挿通孔に挿通したネジは固定ユニット11のシールド箱34の上面に螺着されて、内部カバー12が固定ユニット11に固着される。
【0015】
内部カバー12には図7ないし図10に示すように、上面に第1巻回部40と第2巻回部41とが並んで形成されている。この第1巻回部40と第2巻回部41は、断面が略長円でドラム状に突出して形成されており、導入された光ファイバーを第1巻回部40と第2巻回部41に巻き付けることにより、光ファイバーの余長部を収納することができるようにされている。詳細に説明すると、固定ユニット11における光コネクタ31aに接続される光ファイバーは、図7に示す光ファイバー導入孔45から光終端装置1内に導入され、光ファイバー接続器が収納される収納溝43を通り第2巻回部41に導入されて第2巻回部41に巻き付けられる。第2巻回部41は、下部に設けられた断面が略円形の第2ドラム部41bと、第2ドラム部41bの上部に形成された断面が略半円形状の第1ドラム部41aとから構成されている。さらに、第1ドラム部41aが形成されていない第2ドラム部41bの上部にその縁部に沿って3つのガイドリブ44が形成されている。3つのガイドリブ44の幅は異なっており、ガイドリブ44の間に光ファイバーを通すことが可能とされている。第1ドラム部41aと第2ドラム部41bとは、その径が略30mm以上とされて巻き付けた光ファイバーにおける光信号の伝送ロスが大きくならないようにしていると共に、その破断を防止している。
【0016】
第1ドラム部41aおよび第2ドラム部41bにより、図10に示すように光ファイバーを収納する収容溝41cが、その周囲に形成される。これにより、第2巻回部41に導入された光ファイバーは第2ドラム部41bに複数回巻回して収容溝41c内に収納することができる。また、第1ドラム部41aに巻き付けた光ファイバーは第2巻回部41から第1巻回部40へ導入して第1巻回部40に巻き付けることができるようにされている。第1巻回部40は、第1ドラム部41aとほぼ同様の高さに形成された断面が略長円のドラム部40aから構成されて、図10に示すように光ファイバーを収納する収容溝40bが、その周囲に形成されている。そして、高さがほぼ等しいドラム部40aと第1ドラム部41aとが並んで所定距離おいて形成されていることから、光ファイバーをドラム部40aと第1ドラム部41aとに長円状に巻き付けて収容溝40b,41c内に収納することができる。さらに、ドラム部40aと第1ドラム部41aとの間で交差させることにより、8の字状に光ファイバーを巻き付けて収容溝40b,41c内に収納することができるようにされている。このように、8の字状に光ファイバーを巻き付けると、その光ファイバーを光ファイバー導入孔45から導出することが可能となり、他の光機器における光ファイバーの余長収納部として光終端装置1を利用することができるようになる。なお、ドラム部40aの径は略30mm以上とされて巻き付けた光ファイバーにおける光信号の伝送ロスが大きくならないようにしていると共に、その破断を防止している。
【0017】
また、先端に設けられた光端子を光コネクタ31aに嵌着する光ファイバーは、第1巻回部40のドラム部40aおよび第2巻回部41の第1ドラム部41aと第2ドラム部41bとに余長部が巻き付けられて収容溝40b,41c内に収納されるが、3つのガイドリブ44の間に光ファイバーを通すことにより光ファイバーの余長部の長さを調節することができる。なお、ガイドリブ44は3つに限るものではなく2つ以下、あるいは4つ以上としても良く、その幅も次第に広くしたり狭くしたりあるいは一定の幅とすることができる。なお、第1巻回部40におけるドラム部40aには光コネクタ31aの前部が挿通する挿通孔46が形成されている。これにより、光ファイバー導入孔45から導入された光ファイバーの先端に設けられた光端子を、第1巻回部40や第2巻回部41の略高さ位置で光コネクタ31aに接続することができるようになる。
【0018】
さらに、第1巻回部40のドラム部40aおよび第2巻回部41の第1ドラム部41aとガイドリブ44に巻き付けられた光ファイバーが緩んでも収容溝40b、41cから抜け出ないようにひさし状の複数の抜け止め片42が、内部カバーの上縁から収容溝40b、41cを覆うように突出して形成されている。なお、光ファイバー導入孔45から導入される光ファイバーは、多芯の光ファイバーとされその内の1本が光コネクタ31aに接続され、他の光ファイバーは予備の光ファイバーとされる。内部カバー12に設けられている収納溝43には光ファイバー同士を接続する接続器(スプライス)を嵌着する溝とされている。この収納溝43は2本設けられ、各溝に2段に接続器を嵌着することができることから、光ファイバー導入孔45から導入された多芯の光ファイバーの内の4本の光ファイバーまでを接続することができるようにされている。ところで、固定ユニット11は内部カバー12により覆われていることから光ファイバーの余長部を内部カバー12に形成されている第1巻回部40および第2巻回部41に収納するユーザは、光コネクタ31aから固定ユニット11までの光ファイバおよび固定ユニット11に触れることはできず、触れることによる事故を防止することができる。
【0019】
このようにして、固定ユニット11および内部カバー12が一体に固着された本体ケース10に、図1および図2に示すように本体ケースカバー13が開閉自在に被嵌される。本体ケースカバー13の後部からは一対の保持部50が下方へ突出するよう形成されており、この保持部50に形成されている係合孔が本体ケース10の後部側壁に形成されている一対の係合凸部23にそれぞれ係合される。これにより、係合凸部23を回転軸として本体ケースカバー13は本体ケース10に対して回転するようになり開閉自在な構成とされている。また、本体ケースカバー13の前端部にはネジの挿通孔が形成されており、この挿通孔に挿通したネジを本体ケース10のネジ部25に螺着することにより、本体ケース10に本体ケースカバー13を閉じた状態で固着することができる。なお、本体ケースカバー13の上面には内部カバー12のドラム部40aに形成されている孔に通じる2つの孔が設けられているが、この孔は固定ユニット11に設けられている2つの表示素子の発光を観察する孔とされている。2つの表示素子は、例えばパイロットランプとアラームランプとされている。
【0020】
次に、本発明にかかる光終端装置1に光ファイバーを導入した状態の構成の一例を図11に示す。
図11において、光ファイバー導入孔45から導入された光ファイバー61は単芯の光ファイバーであり押さえ具67を介して接続器62で光ファイバー63に接続されている。光ファイバー63の余長部は第2巻回部41の第1ドラム部41aに巻き付けられて、さらに第1巻回部40のドラム部40aに巻き付けられる。そして、光ファイバー63の延長である光ファイバー65に示すようにガイドリブ44の間を通って長さが調節されて第1ドラム部41aに巻き付けられて、その先端に設けられている光端子63aが光コネクタ31aに接続されている。このようにして光ファイバー63の余長部が光終端装置1内に収納されている。
【0021】
また、光ファイバー導入孔45において図示していない光ファイバー66の下から導入された光ファイバー64は、第2巻回部41の第1ドラム部41aに巻き付けられて、第1巻回部40と第2巻回部41との間で交差して第1巻回部40のドラム部40aに時計回りに巻き付けられている。さらに、ドラム部40aに時計回りに1回巻き付けられて、第2巻回部41の第1ドラム部41aに巻き付けられた後に、接続器62において光ファイバー66に接続されている。光ファイバー66は、光ファイバー導入孔45から導出されて光終端装置1に隣接して配置されている光機器100に導入されている。このように、第2巻回部41および第1巻回部40に8の字状に巻き付けられることにより、光ファイバー導入孔45から導入された光ファイバー64を光ファイバー導入孔45から導出させることができるようになる。これにより、光機器100に導入される光ファイバー64,66の余長収納部として光終端装置1を利用することができるようになる。
【0022】
以上説明した光終端装置1において、余長収納部に収納される光ファイバーの先端に設けた光端子63aを着脱可能に光コネクタ31aに接続することにより、固定ユニット11に光ファイバーを導入するようにしている。これにより、故障などにより固定ユニット11を交換する必要性が生じた場合、光コネクタ31aから光端子63aを外すことにより内部カバー12に形成されている余長収納部に光ファイバーの余長部を収納したままで、内部カバー12を取り外して固定ユニット11を交換することができるようになる。
【0023】
【発明の効果】
上記したように本発明は、光受信部を有する固定ユニットに被嵌される内部カバーにドラム状に2つ並べて形成された第1巻回部と第2巻回部により余長収納部を構成するようにしている。この場合、開閉自在に本体ケースに被嵌されている本体ケースカバーを開けることにより、光ファイバーの余長部を第1巻回部と第2巻回部からなる余長収納部に収納することができる。これにより、独立した余長収納装置を設けることなく光ファイバーの余長部を光終端装置に収容することができるようになる。また、固定ユニットは内部カバーにより覆われていることから光ファイバーの余長部を収納するユーザが固定ユニットに触れることを防止することができる。さらに、第1巻回部および第2巻回部に長円状あるいは8の字状に光ファイバーを巻き付けて収納可能としているので、導入した光ファイバーの余長部を収納したあとに、光終端装置から光ファイバーを導出して隣接配置された光機器に導入することができる。すなわち、他の光機器の余長収納装置として利用することができるようになる。
【0024】
また、第2巻回部の約半分を複数のリブにより構成すると、光ファイバーをリブ間に通すことにより、余長長さの調節を行うことができるようになる。さらに、余長収納部に収納される光ファイバーの先端に設けた光端子を着脱可能に光コネクタに接続することにより、固定ユニットに光ファイバーを導入するようにしたので、故障などにより固定ユニットを交換する必要性が生じた場合、光コネクタから光端子を外すことにより内部カバーの余長収納部に光ファイバーの余長部を収納したままで、内部カバーを取り外して固定ユニットを交換することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の光終端装置の構成を示す分解組立図である。
【図2】本発明の実施の形態の光終端装置の構成を断面図で示す側面図ある。
【図3】本発明の実施の形態の光終端装置における本体ケースの構成を示す平面図である。
【図4】本発明の実施の形態の光終端装置における本体ケースの構成を示す底面図である。
【図5】本発明の実施の形態の光終端装置における本体ケースの構成を示す側面図である。
【図6】本発明の実施の形態の光終端装置における固定ユニットの構成を示す斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態の光終端装置における内部カバーの構成を示す平面図である。
【図8】本発明の実施の形態の光終端装置における内部カバーの構成を示す正面図である。
【図9】本発明の実施の形態の光終端装置における内部カバーの構成を示す下面図である。
【図10】本発明の実施の形態の光終端装置における内部カバーの構成を示す背面図である。
【図11】本発明の実施の形態の光終端装置に光ファイバーを導入した状態の構成の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 光終端装置、10 本体ケース、11 固定ユニット、12 内部カバー、13 本体ケースカバー、20 ボス、21 鍔部、22 鍔部、23 係合凸部、24 固定用突起、25 ネジ部、31 増幅部、31a 光コネクタ、31b 出力端子、31c モニタ端子、32 電源部、33 シャーシ、34 シールド箱、35 挿通孔、40 第1巻回部、40a ドラム部、40b 収容溝、41 第2巻回部、41a ドラム部、41b ドラム部、41c 収容溝、42 抜け止め片、43 収納溝、44 ガイドリブ、45 光ファイバー導入孔、46 挿通孔、47 取付足、50 保持部、61 光ファイバー、62 接続器、63 光ファイバー、63a 光端子、64 光ファイバー、65光ファイバー、66 光ファイバー、67 押さえ具、100 光機器

Claims (4)

  1. 光ファイバーにより伝達された光信号を電気信号に変換して出力する光受信部を少なくとも有する固定ユニットと、
    前記固定ユニットに被嵌されると共に、光ファイバー導入孔から導入された前記光ファイバーの余長部を収納する余長収納部がおもて面に形成されている内部カバーと、
    該内部カバーが被嵌された前記固定ユニットを収納する開閉自在に固着されている本体ケースおよび本体ケースカバーとを備え、
    前記内部カバーに形成されている余長収納部は、ドラム状に形成された第1巻回部と第2巻回部とを有し、導入された前記光ファイバーを前記第1巻回部および前記第2巻回部に長円状に巻き付けることにより、長さが調整された前記光ファイバーの先端に設けられた光端子を、前記固定ユニットの前記光受信部の光コネクタに着脱可能に接続できる共に、導入された前記光ファイバーを前記第1巻回部および前記第2巻回部に8の字状に巻き付けることにより、長さが調整された前記光ファイバーが前記光導入孔から導出されて外部の光機器に導入できるように、前記第1巻回部および前記第2巻回部が2つ並んで所定距離おいて形成されていることを特徴とする光終端装置。
  2. ドラム状に形成されている前記第2巻回部の略半分の高さが低くされて、該低くされた部位におけるドラム状の縁部に沿って複数のリブが形成されていることを特徴とする請求項1記載の光終端装置。
  3. 前記内部カバーには、前記余長収納部に巻き付けられている光ファイバーの前記第1巻回部および前記第2巻回部からの脱落を防止するためのひさし状の抜け止め片が形成されていることを特徴とする請求項1記載の光終端装置。
  4. 前記内部カバーにおける前記第1巻回部により、前記固定ユニットの前記光受信部に導入されている光ファイバーが覆われており、前記内部カバーにおける前記第2巻回部により、前記固定ユニットの前記光受信部に電源を供給している電源部が覆われていることを特徴とする請求項1記載の光終端装置。
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