JP4263994B2 - 電子機器 - Google Patents
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Description
これらの図に示す本発明にかかる電子機器1の筐体は、箱状の本体部2と、本体部2に対して開閉自在に固着される蓋部3とから構成されている。筐体である本体部2および蓋部3は樹脂を成形することにより作成されており、蓋部3の上部に一対形成されている保持片21が本体部2に形成されている後述する枢軸に回動可能に枢支されて、蓋部3が本体部2に対して開閉自在に固着されている。蓋部3を本体部2に対して閉じた際には、蓋部3から複数本のネジを本体部2に螺着して防雨構造の筐体が構成される。この場合、蓋部3における対向する側面部の下縁が本体部2の対向する側面部の縁部に嵌入されるようになる。本体部2には、図2に示すように電子回路ユニット31と、電子回路ユニット31に電源を供給する電源ユニット32が内蔵されている。電子回路ユニット31および電源ユニット32は金属製のシャーシ30に取り付けられて、本体部2内に収納されている。シャーシ30の裏面と本体部2とは図2に示すように全面にわたり所定の間隔を保って対面するように配置されて通路が形成されている。
この図に示すように、底面部2eの内側には一対の立設片18が本体部2の長辺に略平行に上側の側面部から下側の側面部に渡り形成されている。一対の立設片18は、それぞれ両側板部の近傍に形成されており、一対の立設片18の間には多数の放熱孔17が底面部2eに形成されている。一対の立設片18にはシャーシ30の裏面が当接されるか、あるいは若干の間隔を持って対面して、底面部2eとシャーシ30との間に通路が形成されるようになる。この場合、電子機器1が屋外に設置されることから放熱孔17から雨水が内部に浸入しても一対の立設片18とシャーシ30とによりそれ以上の浸入を防止することができる。さらに、底面部2eの下部には3つの細長い底面通風口16が形成されている。さらにまた、電子機器1を設置した取付面と底面部2eとは底面部2eの下部から突出するように形成されている取付片15b、15cの高さ分だけ離隔されるため、底面通風口16および放熱孔17から十分な空気を取り入れることができる。
本体部2に対して蓋部3を開けると、本体部2に収納されているトレイ部6が見える状態となる。蓋部3の両側の側面部の下部には横方向に張り出す当接部が形成されており、その下の下縁は若干薄く形成されている。この下縁が、蓋部3を閉じた際に本体部2の側面部の上部に嵌入されて防雨構造とされる。なお、蓋部3を閉じた際には、上記当接部が本体部2の側面部の上端に当接する。本体部2における下側に位置する側面部には複数の第1通風口11が形成されており、電子回路ユニット31から突出している同軸端子14が、この側面部から突出している。トレイ部6には、図示するように左側と右側にそれぞれケーブル導入孔13a、13bから導入された光ケーブルを固着するケーブル挟着部40が形成されている。このケーブル挟着部40は鋸歯状の突起が相対向して2組形成されており、この間にメッセンジャワイヤーや複数本の光ファイバーを束ねた太い光ケーブル4aを挟み込むことにより光ケーブル4aを固着することができる。また、細い光ケーブル4bは2組形成されているケーブル挟着部40の間にケーブル挟着具に挟まれた状態で挟持されることにより固着される。
図5に示すように、本体部2における下側に位置する側面部には複数の第1通風口11とケーブル導入孔13a、13bが形成されており、電子回路ユニット31から突出している同軸端子14が、この側面部から突出している。本体部2における上側に位置する側面部の両側には断面略円形の一対の枢軸19が突出するよう形成されており、この枢軸19に蓋部3の上部両側に形成されている保持片21が嵌着されて枢支されることにより、枢軸19を回転軸として蓋部3を本体部2に対して開閉することができるようになる。本体部2からトレイ部6を取り去ると、シャーシ30に取り付けられて収納されている電子回路ユニット31と電源ユニット32とが見えるようになる。電子回路ユニット31には、内部の光受信部に光信号を導くためのコネクタ受部48が取り付けられており、このコネクタ受部48に導入された光ケーブルの先端に装着される光コネクタが差し込まれるようになる。電源ユニット32の上部は両側がカットされて、シャーシ30と底面部2eとで形成される通路を第3通風口20に通じさせている。
トレイ部6にはドラム部41とドラム部42の2つの楕円形状のドラム部と、円弧状に形成されている複数のガイド部43とガイド部44とからなる余長収納部が形成されている。ケーブル導入孔13aから導入された光ケーブル4a、4bはケーブル挟着部40で挟持されて固着され保持部46を介してガイド部43に沿って曲げられ、次いで余長収納部における最外側のガイド部に沿って曲げられて所定回数だけ余長収納部に巻回される。そして、光ケーブルにおける融着部やフィルタの保護スリーブやメカニカルスプライス等の装着器47が保持部46に挟着されて保持される。光ケーブルの先端には光コネクタ45が装着されており、この光コネクタ45が電子回路ユニット31におけるコネクタ受部48に差し込まれて装着される。これにより、導入された光ケーブル4aを伝播してきた光信号が電子回路ユニット31で受光されるようになる。電子回路ユニット31では、受光した光信号を電気信号に変換して所定レベルになるよう増幅し、同軸端子14から出力する。このようにして、電子機器1に導入された光ケーブルの余長は内蔵されるトレイ部6に形成されている余長収納部に収納されるようになる。
図7に示すように、本体部2は箱状の形状とされており、設置された際に下側に位置する第1側面部2aと、向かって右側に位置する第2側面部2bと、設置された際に上側に位置する第3側面部2cと、向かって左側に位置する第4側面部2dと、底面部2eとを備えている。第1側面部2aには、同軸端子14を導出するための同軸端子孔14aが予備も含めて3つ形成されており、その先端部には複数の第1通風口11と2つのケーブル導入孔13a、13bとが形成されている。また、図示されていないが第1側面部2aの底面部2eとの境界部に複数の第2通風口12が形成されている。第2側面部2bと第4側面部2dとは面対称のほぼ同様の形状とされており、蓋部3の縁部が嵌入される構造とされている。第3側面部2cには、両側に一対の枢軸19が突出するよう形成されている。これらの第1側面部2aないし第4側面部2dの内側にはシャーシ30の周縁を受けるリブが形成されている。
図8に示す構成の本体部2’は、図7に示す構成の本体部2と底面部の構成のみが異なることから、本体部2’における底面部2e’の構成について説明する。底面部2e’には第1側面部2aとの境界部に3つの底面通風口16が形成されている。また、底面部2e’には内側に向かって第2側面部2bおよび第4側面部2dに略平行な一対の立設片18が形成されており、立設片18の間に多数の放熱孔17が形成されている。さらに、一方の立設片18と第2側面部2bとの間、および、他方の立設片18と第4側面部2dとの間の底面部2e’にも複数の放熱孔17aが形成されている。この放熱孔17および放熱孔17aにより外気が侵入してシャーシ30を冷却し、上側の第3通風口20などから排気されるようになる。放熱孔17aが増設されているため、その冷却効果がより向上するようになる。
Claims (4)
- 電気信号を増幅して出力する増幅部を少なくとも有する電子回路ユニットと、
該電子回路ユニットに電源を供給する電源ユニットと、
前記電子回路ユニットと前記電源ユニットが取り付けられているシャーシと、
該シャーシを収納する本体部と、該本体部に対して開閉自在に固着される蓋部とからなる防雨構造の筐体とを備え、
前記筐体が設置された際に前記本体部の下側に位置する第1側面部に通風口が設けられていると共に、収納された前記シャーシと前記本体部の底面部とが所定間隔をもって対面することにより通路が形成されており、前記通風口から進入した空気が前記通路を通過しながら前記シャーシを冷却し、前記筐体における上側に位置する前記本体部と前記蓋部との間の間隙により形成されている上側の通風口から排出されるようにしたことを特徴とする電子機器。 - 前記底面部の内側に前記本体部の長辺に略平行に前記シャーシの裏面が当接する一対の立設片が形成されており、該一対の立設片で囲まれる範囲に複数の放熱孔が形成されていることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
- 前記電子回路ユニットは、光ケーブルにより伝達された光信号を電気信号に変換する光受信部を備えており、前記シャーシに取り付けられている前記電子回路ユニットと前記電源ユニットの上に配置されて前記筐体内に収納されるトレイ部に、前記光ケーブルを前記筐体内に導入する導入部と、導入された前記光ケーブルの余長を収納する余長収納部とが形成されていることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
- 前記余長収納部に収納されている光ケーブルの先端に設けられた光コネクタを、前記電子回路ユニットにおける前記光受信部のコネクタ受部に着脱可能に接続できるようにされていることを特徴とする請求項3記載の電子機器。
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JP2003429507A JP4263994B2 (ja) | 2003-12-25 | 2003-12-25 | 電子機器 |
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JP2005191210A JP2005191210A (ja) | 2005-07-14 |
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