JP3453372B2 - 光ケーブル余長収納構造 - Google Patents

光ケーブル余長収納構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光信号を電気信号
に変換して無線で送出する光−無線端末装置において、
光ケーブルの余長部を収納する光ケーブル余長収納構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、高速広帯域通信サービスの普及に
伴い、加入者とサービス局との間を光ケーブルで接続す
る通信サービスが実施されている。この通信サービスを
実現する手法として、光ケーブルからの光信号を電気信
号に変換し、この電気信号で変調した高周波信号を加入
者に向けて無線で送信することにより、回線を構築する
手法が提案されている。この場合、光−電気信号変換部
および無線部は、光ケーブルの端部が引き込まれている
光−無線端末装置内に設けられる。このようにして回線
を構築する構成の概略を図5に示す。図5に示す例で
は、加入者が共同住宅100の各宅とされて、共同住宅
100の全戸に通信サービスを提供可能とする例とされ
ている。
【0003】光ケーブルは電柱を介して敷設されてお
り、光ケーブルの一端が光−無線端末装置101に引き
込まれている。この光−無線端末装置101において、
光−電気信号変換部により光信号は電気信号に変換さ
れ、無線部により変換された電気信号は高周波信号とし
てアンテナから共同住宅100へ向けて放射されてい
る。共同住宅100の各宅にはアンテナが設けられてお
り、光−無線端末装置101から放射された高周波信号
は、各宅において受信することができる。また、各宅か
ら送出される信号は、各宅に設けられたアンテナから光
−無線端末装置101へ向けて送信したり、電話回線を
使用したりしてサービス局へ送っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
光−無線端末装置内には、導入されている光ケーブルの
余長を収納する光ケーブル余長収納部が設けられてい
る。光ケーブル余長収納部を設ける理由は次の通りであ
る。光ケーブルの素材は一般にガラスとされていること
から光コネクタ等に取り付ける際に折損しやすく、折損
しても光ケーブルを引き直すことがないように、光ケー
ブル長に余裕を持たせている。また、光ケーブルに余長
部を設けることによって、光ケーブルを長く延ばすよう
な接続変更等にそのまま対応することができるようにな
る。さらに、光ケーブルの接続作業で低損失接続が得ら
れなかった場合に、光ケーブルの接続端を切断して接続
作業をやり直しすることができる。さらに、保守作業等
で光ケーブルを傷めた場合でも損傷部分までを切断して
再接続を可能とすることができる。なお、光ケーブル
は、許容曲率半径が定められており、許容曲率半径より
小さい曲率半径とすると伝送特性が劣化したり破断され
るため、光ケーブルの余長は、所定の曲率半径を保つよ
うにして余長収納部に収納されている。
【0005】光−無線端末装置には、上記したように光
ケーブル余長収納部が設けられるが、その曲率を許容曲
率半径より小さくすることができないため、光ケーブル
余長収納部に費やす空間として大きな収納空間を必要と
していた。このことから、光−無線端末装置のケースは
大きなケースが必要となり、回線を構築するために電柱
等に取り付けていた小型の従来の通信機器のケースを用
いることができないという問題点があった。
【0006】そこで、本発明は小型のケースにおいても
光ケーブル余長収納部を設けることのできる光ケーブル
余長収納構造を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の光ケーブル余長収納構造は、光回路基板が
収納されるケース内に光ケーブルの余長部を収納する光
ケーブル余長収納構造であって、前記光回路基板と前記
ケースとの間に配置されて、前記光回路基板から発生す
る熱を放射すると共に前記ケースに伝導させるヒートシ
ンクが備えられており、該ヒートシンクの周囲の前記光
回路基板と前記ケースとで閉じられている空間にリング
状に折曲された光ケーブルの余長部を収納することので
きる余長収納部が設けられており、前記余長収納部の上
部に配置された前記光回路基板が前記ケースに対して回
転可能になるように前記光回路基板の一側が前記ケース
に枢支されていると共に、前記ケースに対して前記第2
余長収納部が回転可能になるように前記第2余長収納部
の一側が前記ケースに枢支されている。
【0008】また、上記本発明の光ケーブル余長収納構
造において、前記余長収納部が、下段の第1余長収納部
と、上段の第2余長収納部との2段構成とされており、
多芯の光ファイバからなる前記光ケーブルのうち使用さ
れていない光ファイバの余長部を前記第1余長収納部内
に収納できると共に、使用されている光ファイバの余長
部を前記第2余長収納部内に収納できるように、前記前
記第2余長収納部の一側が前記ケースに対して回転可能
になるよう枢支されていてもよい。
【0009】このような本発明によれば、ヒートシンク
の周囲の空間にリング状に折曲された光ケーブルの余長
部を収納するようにしている。この場合、光回路基板に
はレーザダイオードを冷却するためのヒートシンクが必
要であり、光−無線端末装置においてはヒートシンクが
必ず設けられている。そこで、ヒートシンクの周囲に存
在する従来は無駄とされていた空間に、光ケーブルの余
長部を収納することにより、光−無線端末装置内の収納
空間を効率的に使用することができるようになる。この
結果、光−無線端末装置のケースが小型であっても光ケ
ーブル余長収納部を設けることを可能とすることができ
る。
【0010】また、光ケーブルは多芯の光ファイバから
構成されているが、使用する光ファイバの本数は限られ
た数とされているため、不使用の光ファイバは下段の余
長収納部に収納することにより、メンテナンス作業の際
に傷つけられることを防止することができる。また、使
用する光ファイバを上段の余長収納部に収納することに
より、光ケーブル余長収納部の上部に設けられる光回路
基板に、使用する光ファイバを容易に接続することがで
きるようになる。さらに、光回路基板および光ケーブル
余長収納部の一側を枢支することにより、作業時に光回
路基板あるいは光ケーブル余長収納部をケースに対して
開くことができ、作業をやりやすくすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の光ケーブル余長収納構造
を適用した光−無線端末装置の全体構成を図1ないし図
3に示す。ただし、図1は上ケースを取り外した光−無
線端末装置1の平面図であり、図2はそのA−A線で切
断した断面図であり、図3はそのB−B線で切断した上
ケースを取り付けた断面図である。これらの図に示す光
−無線端末装置1は、下ケース2と、下ケース2に嵌合
される上ケース7とからなるケースを備えている。下ケ
ース2の内部にはO/E(光−電気信号)変換部13
と、余長収納部11が設けられている。また、上ケース
7の内部には、変換された電気信号を高周波信号で送出
する無線回路基板16が固着されている。また、下ケー
ス2の側壁部の1つに光信号入出力部3が設けられて、
この光信号入出力部3から光ケーブル4が下ケース2内
に導入されている。さらに、下ケース2の対向する側壁
部に高周波信号を出力する電気信号入出力部6が設けら
れて、この電気信号入出力部6から導出された同軸ケー
ブルがアンテナに接続されている。
【0012】ところで、光ケーブル4に大きな応力が印
加されると光ケーブル4を構成している多芯光ファイバ
4aが折損してしまうため、光ケーブル4内には鋼線か
らなるメッセンジャーワイヤ4fが収納されている。こ
のメッセンジャーワイヤ4fで光ケーブル4は支持でき
るため、光ケーブル4を電柱間等に張設することができ
る。そして、光ケーブル4を下ケース2内に導入した際
には、光ケーブル4の外被を除去して露出したメッセン
ジャーワイヤ4fを下ケース2内に設けたワイヤ固定部
2dに固定する。これにより光ケーブル4を傷めること
なく下ケース2に固着することができる。
【0013】光ケーブル4の余長部は、一般に2m程度
とされ、この余長部は余長収納部11内にその形状に沿
って折曲されて収納される。図示する例では、余長収納
部11はやや細長く形成されているため、光ケーブル4
を構成している多芯光ファイバ4aは小判状に折曲され
て、余長収納部11に収納されている。この場合、光ケ
ーブル4の許容曲率半径が30mmとされており、余長
収納部11はこの条件を十分満足する幅と長さを有して
いる。この余長収納部11の特徴は、ヒートシンク12
の周囲に多芯光ファイバ4aの余長部が配置されるよう
に、余長収納部11のほぼ中央にヒートシンク12が貫
通する貫通孔が形成されていることである。ヒートシン
ク12は、余長収納部11の上部に位置するO/E変換
部13に搭載されているレーザダイオードを冷却して、
安定した波長で発振させるためのものである。例えば銅
製とされているヒートシンク12は、O/E変換部13
と下ケース2との間を熱的に接続するように設けられて
おり、アルミダイキャスト製とされる下ケース2を利用
して冷却効果を向上している。
【0014】ここで、余長収納部11について詳細に説
明すると、下ケース2の下部には図2,図3に示すよう
にベースシャーシ14が設けられており、このベースシ
ャーシ14に2段構成とされた余長収納部11が設けら
れている。すなわち、余長収納部11は、下段に設けら
れた第1余長収納部11aと上段に設けられた第2余長
収納部11bとから構成されており、そのほぼ中央をヒ
ートシンク12が貫通している。第1余長収納部11a
には多芯光ファイバ4aの内の使用していない多芯光フ
ァイバ4dだけが収納され、第2余長収納部11bには
多芯光ファイバ4aの内の使用している多芯光ファイバ
4eだけが収納される。そして、第2余長収納部11b
は枢軸部11cにより、第1余長収納部11aに対して
開くように構成されている。なお、第1余長収納部11
aおよび第2余長収納部11bには、その周縁部に複数
(例えば、6個)の抱持片が図1に示すように内側に向
くよう折曲されて形成されており、この抱持片により多
芯光ファイバ4d,4eが保持されるようになる。ま
た、使用される多芯光ファイバ4eの内の1本の光ファ
イバ4bの先端には光コネクタ4cが設けられており、
この光コネクタ4cは、図2に示すようにO/E変換部
13に接続される。
【0015】このO/E変換部13は、金属製の下シャ
ーシ13aと上シャーシ13cとを備え、その間に回路
基板13bが配置されている。この回路基板13bには
単線の光ファイバ4bの先端に設けられた光コネクタ4
cが接続されて、光ケーブル4を伝播してきた光信号が
入力されている。この光信号は、回路基板13bに組ま
れた光−電気信号変換回路により電気信号に変換され、
この電気信号は上ケース7の内部に設けられている無線
回路基板16に供給される。回路基板13b上に組まれ
ているレーザダイオードは、熱的に下シャーシ13aに
接続されている。そして、この下シャーシ13aにヒー
トシンク12が熱的に接続されることにより、レーザダ
イオードは下シャーシ13a、ヒートシンク12および
下ケース2により冷却されるようになる。なお、O/E
変換部13はベースシャーシ14の両側に立設して固着
されている2つの立設部の上部に載置されて取り付けら
れるが、一方の立設部15に対しては枢軸部15aによ
り回転可能に取り付けられる。すなわち、O/E変換部
13を下ケース2に対して開いて、その下に配置されて
いる余長収納部11を露出することができるようにされ
ている。
【0016】上ケース7は、図3に示すように下ケース
2に嵌合され、これにより光−無線端末装置1が構成さ
れる。この場合、下ケース2には図1に示すように一側
に上ケース7を回転可能に係合する一対の回転係合部2
aが設けられており、他側には上ケース7の周縁に取り
付けられるボルトが係合される一対の固定部2bが形成
されている。これにより、上ケース7を下ケース2に対
して回転させることにより、光−無線端末装置1を開い
たり閉じたりすることができるようになる。そして、上
ケース7の内部には無線回路基板16が装着されてお
り、無線回路基板16に組まれている高周波回路におい
て、O/E変換部13から供給されている電気信号によ
り高周波信号が変調されている。この高周波信号は、電
気信号入出力部6から出力されてアンテナに供給され、
例えば図5に示すように共同住宅100に向けてアンテ
ナから放射されるようになる。
【0017】なお、下ケース2の上端縁には溝部2cが
1周にわたり形成されており、この溝部2c内には防水
用のOリングが収納されている。さらに、上ケース7の
下端部周縁には1周にわたり突起が形成されている。こ
れにより、光−無線端末装置1内に雨水等が浸入するこ
とを防止することができる。また、上記説明した余長収
納部11における第1余長収納部11aおよび第2余長
収納部11b、O/E変換部13における下シャーシ1
3aおよび上シャーシ13c、ベースシャーシ14およ
び立設部15は金属板を加工して作成されている。
【0018】次に、本発明の光ケーブル余長収納構造を
適用した光−無線端末装置1における上ケース7、余長
収納部11およびO/E変換部13を下ケース2に対し
て開いた状態を図4に示す。この図4には、上ケース7
を図3に示す状態から回転係合部2aを枢軸として開い
て、上ケース7を下ケース2から取り外した状態が示さ
れている。この状態において、O/E変換部13を立設
部15の上部に設けられている枢軸部15aを回転軸と
して回転させると、図4に示す状態となる。この状態で
はO/E変換部13の下に配置されて通常の状態では隠
れている余長収納部11が現れるようになる。この状態
では、2段構成とされている余長収納部11の内の上段
の第2余長収納部11bを枢軸部11cを回転軸として
回転することができる。第2余長収納部11bを回転さ
せた状態が図4に示されている。この状態では、第2余
長収納部11bの下に隠れていた第1余長収納部11a
が現れるようになる。
【0019】このように、上ケース7を下ケース2に対
して開いた状態では、まずO/E変換部13を開くこと
ができ、O/E変換部13を開くと、次に第2余長収納
部11bを開くことができる。これにより、次のように
して使用しない多芯光ファイバ4dや使用する多芯光フ
ァイバ4eを第1余長収納部11a内あるいは第2余長
収納部11b内に収納することができる。収納する過程
を説明すると、図4に示すようにO/E変換部13およ
び第2余長収納部11bを開いた状態において光ケーブ
ル4を下ケース2内に導入し、余長部とされる部分の外
被を除去する。次いで、光ケーブル4におけるメッセン
ジャーワイヤ4fをワイヤ固定部2dに固定し、使用し
ない多芯光ファイバ4dを第1余長収納部11a内にリ
ング状に屈曲して収納する。この場合は、図4に示すよ
うにO/E変換部13および第2余長収納部11bが開
かれているので、ヒートシンク12の周囲に巻回するよ
うに多芯光ファイバ4dを配置することにより、第1余
長収納部11aに容易に多芯光ファイバ4dを収納する
ことができる。
【0020】続いて、第2余長収納部11bを枢軸部1
1cを回転軸として閉じて、ヒートシンク12の周囲に
巻回するように使用する多芯光ファイバ4eを配置する
ことにより、第2余長収納部11bに容易に多芯光ファ
イバ4eを収納することができる。この場合は、O/E
変換部13が開かれているので、第2余長収納部11b
に容易に多芯光ファイバ4eをリング状に屈曲して収納
することことができる。次に、O/E変換部13を枢軸
部15aを回転軸として閉じる。この状態において、O
/E変換部13における回路基板13bに供給する光信
号を伝播する光ファイバ4bの先端に設けられている光
コネクタ4cを、回路基板13bに接続する。これによ
り、光ケーブル4における多芯光ファイバ4aの配線が
終了する。メンテナンスを行う際には、上記の説明とは
逆の順序でO/E変換部13や第2余長収納部11bを
開いていけばよい。
【0021】以上説明した本発明の光ケーブル余長収納
構造を適用した光−無線端末装置1において、下ケース
2におけるO/E変換部13が配置されていない空間に
は電源部等を収納することができる。また、以上の説明
では光ケーブル4上を伝播された光信号を電気信号に変
換して高周波信号として出力するようにしたが、共同住
宅100等の加入者から発信された信号を光−無線端末
装置1に設けたアンテナが受信し、この信号を光−無線
端末装置1内の無線回路基板16に供給してベースバン
ドの電気信号に復調し、さらに、この電気信号を回路基
板13bに供給して光信号に変換して、光ケーブル4を
介して光信号として送出するようにしてもよい。このよ
うにすれば、光ケーブル4の回線を使用して双方向通信
を可能とすることができる。また、光ケーブル4の回線
が下りの単方向とされる場合は、電話回線等の他の回線
を上り回線として使用することにより、双方向通信を実
現することができる。
【0022】
【発明の効果】上記したように本発明の光ケーブル余長
収納構造は、ヒートシンクの周囲の空間にリング状に折
曲された光ケーブルの余長部を収納するようにしてい
る。この場合、光回路基板にはレーザダイオードを冷却
するためのヒートシンクが必要であり、光−無線端末装
置においてはヒートシンクが必ず設けられている。そこ
で、ヒートシンクの周囲に存在する従来は無駄とされて
いた空間に、光ケーブルの余長部を収納することによ
り、光−無線端末装置内の収納空間を効率的に使用する
ことができるようになる。この結果、光−無線端末装置
のケースが小型であっても光ケーブル余長収納部を設け
ることを可能とすることができる。
【0023】また、光ケーブルは多芯の光ファイバから
構成されているが、使用する光ファイバの本数は限られ
た数とされているため、不使用の光ファイバは下段の余
長収納部に収納することにより、メンテナンス作業の際
に傷つけられることを防止することができる。また、使
用する光ファイバを上段の余長収納部に収納することに
より、光ケーブル余長収納部の上に設けられる光回路基
板に、使用する光ファイバを容易に接続することができ
るようになる。さらに、光回路基板および光ケーブル余
長収納部の一側を枢支することにより、作業時に光回路
基板あるいは光ケーブル余長収納部をケースに対して開
くことができ、作業をやりやすくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ケーブル余長収納構造を適用した光
−無線端末装置の上ケースを取り外した全体構成を示す
平面図である。
【図2】本発明の光ケーブル余長収納構造を適用した光
−無線端末装置において、上ケースを取り外したA−A
線切断図である。
【図3】本発明の光ケーブル余長収納構造を適用した光
−無線端末装置において、上ケースを取り付けたB−B
線切断図である。
【図4】本発明の光ケーブル余長収納構造を適用した光
−無線端末装置における上ケース、余長収納部およびO
/E変換部を開いた状態を示す図である。
【図5】通信サービスの概略構成を示す図である。
【符号の説明】
1 光信号−無線端末装置、2 下ケース、2a 回転
係合部、2b 固定部、2c 溝部、2d ワイヤ固定
部、3 光信号入出力部、4 光ケーブル、4a多芯光
ファイバ、4b 光ファイバ、4c 光コネクタ、4d
多芯光ファイバ、4e 多芯光ファイバ、4f メッ
センジャーワイヤ、6 電気信号入出力部、7 上ケー
ス、11 余長収納部、11a 第1余長収納部、11
b 第2余長収納部、11c 枢軸部、12 ヒートシ
ンク、13 O/E変換部、13a 下シャーシ、13
b 回路基板、13c 上シャーシ、14 ベースシャ
ーシ、15 立設部、15a 枢軸部、16 無線回路
基板、100 共同住宅、101 無線端末装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H05K 7/00 H05K 7/00 E 7/14 A 7/14 7/20 B 7/20 G02B 6/00 351 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 15/12 G02B 6/24 G02B 6/46 H02G 1/14 H02G 11/00 H05K 7/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光回路基板が収納されるケース内に光ケ
    ーブルの余長部を収納する光ケーブル余長収納構造であ
    って、 前記光回路基板と前記ケースとの間に配置されて、前記
    光回路基板から発生する熱を放射すると共に前記ケース
    に伝導させるヒートシンクが備えられており、該ヒート
    シンクの周囲の前記光回路基板と前記ケースとで閉じら
    れている空間にリング状に折曲された光ケーブルの余長
    部を収納することのできる余長収納部が設けられて
    り、 前記余長収納部の上部に配置された前記光回路基板が前
    記ケースに対して回転可能になるように前記光回路基板
    の一側が前記ケースに枢支されていると共に、前記ケー
    スに対して前記余長収納部が回転可能になるように前記
    余長収納部の一側が前記ケースに枢支されて いることを
    特徴とする光ケーブル余長収納構造。
  2. 【請求項2】 前記余長収納部が、下段の第1余長収納
    部と、上段の第2余長収納部との2段構成とされてお
    り、多芯の光ファイバからなる前記光ケーブルのうち使
    用されていない光ファイバの余長部を前記第1余長収納
    部内に収納できると共に、使用されている光ファイバの
    余長部を前記第2余長収納部内に収納できるように、前
    記前記第2余長収納部の一側が前記ケースに対して回転
    可能になるよう枢支されていることを特徴とする請求項
    1記載の光ケーブル余長収納構造。
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