JP4585934B2 - 光受信機 - Google Patents

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Description

本発明は、光伝送サービスのための複数の光ファイバを相互に接続し、あるいは、この光ファイバから伝送された光信号を電気信号に変換するための光受信機に関する。
現在、光ファイバを使った家庭向けのデータ通信サービスであるFTTH(Fiber To The Home)が一般家庭に普及しつつある。このFTTHにおいては、屋外に敷設された光ファイバが、家屋の外壁等に設置された光受信機に接続される。そして、光ファイバから光受信機を介して伝送された通信データが、さらに家庭内のパソコンやTV等の各機器に伝送される。
このような光受信機の機能は、主として、通信機能と放送機能とに大別される。このうち、通信機能とは、家庭内においてインターネット通信を可能にするための機能であり、具体的には、屋外の光ファイバを家庭内の光ファイバに接続することによって提供される。また、放送機能とは、家庭内においてテレビ放送を視聴可能とするための機能であり、具体的には、屋外の光ファイバを介して伝送された放送用の光信号を、電気信号に変換して家庭内に供給することによって提供される。
そして、従来の光受信機は、このような2つの機能を提供するため、筐体の内部に、光ファイバ収容部と光電変換ユニットとを収容して構成されていた。このうち、光ファイバ収容部は、主として通信機能を担う構成要素であり、屋外の光ファイバと家庭内の光ファイバとを接続するためのメカニカルスプライスを固定する固定手段を備える。また、光ファイバ収容部は、屋外の光ファイバや家庭内の光ファイバの余長部分を巻き取るための余長処理部としても機能する。また、光電変換ユニットは、主として放送機能を担う構成要素であり、屋外の光ファイバを介して伝送された放送用の光信号を電気信号に変換する。このように変換された電気信号は、出力端子を介して光受信機の外部に出力され、同軸ケーブルを介して家庭内のTV等の各機器に伝送される。
これら光ファイバ収容部と光電変換ユニットとの固定構造をより詳細に説明すると、まず、筐体の内部に光電変換ユニットが収容され、この光電変換ユニットが筐体の後面にネジ止めにて固定されていた。そして、この光電変換ユニットの上面に光ファイバ収容部が載置され、この光ファイバ収容部が筐体に着脱可能に係止されていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−354885号公報
ここで、近年、光受信機の設置当初には、通信機能のみを利用し、一定期間経過後に放送機能を追加するようなニーズが高まってきている。従って、光ファイバ収容部のみを有し、後から光電変換ユニットを追加できるような光受信機を構築することが要望されている。
しかしながら、従来の光受信機は、通信機能と放送機能の両方を奏することを前提として設計されており、光ファイバ収容部と光電変換ユニットとの両方を筐体に収容する構造になっていたので、上記のような近年のニーズに対応できないという問題があった。例えば、光ファイバ収容部は、光電変換ユニットに載置した状態で筐体に固定する構造になっており、光電変換ユニットがなければ固定できなかった。従って、光電変換ユニットを後から追加収容することが実質的に不可能であった。また、光電変換ユニットは、筐体に対してネジ止めにて固定されていたので、光電変換ユニットを収容する作業が面倒であった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、光電変換ユニットの有無に関わらず光ファイバ収容部のみを収容することや、光ファイバ収容部のみを収容した後で光電変換ユニットを容易に追加すること等ができる、光受信機を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の光受信機は、相互に接続された複数の光ファイバを収容するための光ファイバ収容手段を筐体の開口部を介して当該筐体の内部に着脱自在に収容する光受信機であって、光ファイバを介して伝送された光信号を電気信号に変換するための光電変換手段を、前記筐体の開口部を介して当該筐体の内部に着脱自在に収容可能であり、前記筐体は、当該筐体の内部に前記光電変換手段を収容するための光電変換空間部と、当該筐体の内部に前記光ファイバ収容手段を収容するための空間部であって、前記光電変換空間部よりも当該筐体の開口部側に形成され、かつ、当該光電変換空間部と重合しない位置に配置された光ファイバ収容空間部と、前記光ファイバ収容空間部において、前記光ファイバ収容手段を着脱自在に固定するための光ファイバ収容固定手段と、を備え、前記光ファイバ収容固定手段によって固定された前記光ファイバ収容手段により、前記筐体に対して固定することなく前記光電変換空間部に収容された前記光電変換手段を、前記開口部から脱落不能としたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の光受信機は、請求項1に記載の光受信機において、前記光ファイバ収容固定手段は、前記光電変換空間部よりも前記筐体の開口部側において前記光ファイバ収容手段の上端部に当接するように形成された上端部側トレイガイドと、前記上端部側トレイガイドよりも前記筐体の開口部側において当該開口部側から前記光ファイバ収容手段の上端部に当接して、当該光ファイバ収容手段の上端部を前記上端部側トレイガイドと狭持するように形成された係止爪と、前記光電変換空間部よりも前記筐体の開口部側で前記光ファイバ収容手段の下端部を係止する切欠き部が形成された下端部側トレイガイドとを有することを特徴とする。
また、請求項3に記載の光受信機は、請求項1又は2に記載の光受信機において、前記筐体は、前記光電変換空間部において前記光電変換手段をネジ止め可能なネジ受け手段であって前記筐体の開口部側に向かって突出するネジ受け手段を備え、前記光電変換手段は、前記ネジ受け手段により係止される嵌合手段であって当該光電変換手段を前記光電変換空間部に配置した際に前記ネジ受け手段に略対応する位置及び形状に形成された嵌合手段を備えることを特徴とする。
この発明によれば、光ファイバ収容手段を光電変換空間部に接触しない位置において着脱自在に固定できるので、光電変換ユニットの有無に関わらず、光ファイバ収容部を同一の位置に固定可能になる。従って、通信機能のみを利用したい場合には、光ファイバ収容部のみを容易に筐体に収容して用いることができ、後から光電変換ユニットを追加したい場合には、これを容易に行うことができる。
この発明によれば、ネジ受け手段が嵌合手段に略嵌合するので、ネジ受け手段を用いて光電変換手段を筐体に嵌合構造にて固定できる。このように、光電変換手段の固定にネジ受け手段を流用することで、ネジ止めが必要になる場合にはネジ止めを行い、ネジ止めが不要である場合にはネジ止めを省略して係止構造によって固定ができる等、ネジ受け手段に複数の機能を持たせて、係止専用の構造を設ける必要性を排除して製造コストを低減できる。
この発明によれば、光ファイバ収容手段を固定することで光電変換手段を脱落不能としたので、光ファイバ収容手段を光電変換手段の固定手段としても機能させることができ、光電変換手段のネジ止めを省略することができるようになる等、光電変換手段の着脱作業が一層容易になる。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る光受信機の実施の形態を詳細に説明する。まず、〔I〕本実施の形態の基本的概念を説明した後、〔II〕本実施の形態の具体的内容について説明し、〔III〕最後に、本実施の形態に対する変形例について説明する。ただし、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
〔I〕本実施の形態の基本的概念
まず、本実施の形態に共通の基本的概念について説明する。本実施の形態に係る光受信機は、FTTHを実現するため一般住戸の戸外に設置されて、上述した通信機能と放送機能とを提供するものである。しかしながら、この光受信機が組み込まれるサービス形態はFTTHに限定されることなく任意であり、また光受信機が提供する機能は通信機能や放送機能に限定されるものではない。以下の説明において、通信機能に関しては、屋外からの光ファイバ(光ケーブル)を屋内の光ファイバに接続するものとし、放送機能に関しては、屋外からの光ファイバの光信号を光電変換して屋内の同軸ケーブルに出力するものとするが、このような接続形態に限定されるものではない。
この光受信機の特徴の一つは、筐体に対する光ファイバ収容部の固定構造を、光電変換ユニットに依存することなく行うことにある。すなわち、光電変換ユニットの有無に関わらず、光ファイバ収容部を同一の位置に固定可能とする。このため、通信機能のみを利用したい場合には、光ファイバ収容部のみを容易に筐体に収容して用いることができる。また、後から光電変換ユニットを追加したい場合には、これを容易に行うことができる。また、このように光電変換ユニットを後から追加することを容易とするため、筐体に対する光電変換ユニットや光ファイバ収容部の着脱構造にも工夫を施している。
〔II〕本実施の形態の具体的内容
次に、本実施の形態の具体的内容について説明する。図1は、本実施の形態に係る光受信機の正面図、図2は、図1の底面図、図3は、図1の側面図、図4は、図1のA−A矢視断面図、図5は、光受信機の開蓋状態における斜視図、図6は、図5の光受信機から光ファイバトレイを取外した状態における分解斜視図、図7は、図6の光受信機からさらに光電変換ユニットを取外した状態における分解斜視図である。これら各図に示すように、本実施の形態に係る光受信機1は、筐体10の内部に、光ファイバトレイ20及び光電変換ユニット30を着脱自在に収容して構成されている。なお、以下の説明においては、図5のX方向を左右方向、Y方向を上下方向、Z方向を前後方向とする。
(光受信機1の構成の概要)
このうち、筐体10は、光受信機1の構造体であり、光ファイバトレイ20と光電変換ユニット30とを外部から保護する保護手段である。この筐体10は、略箱形状のベース部11と、このベース部11に対して回動自在に軸支された蓋部12とを備えて構成されており、ベース部11の一側に設けた開口部11aをこの蓋部12によって略覆うことができる。このように構成された筐体10の底面には、図示しない光ファイバを光受信機1の内部に引込むための一対の開口部13a、13bと、図示しない同軸ケーブルを光受信機1の内部に引込むための一対の開口部14a、14bとが形成されている。
この筐体10の内部には、図7に示すように、光電変換ユニット30を収容するための光電変換空間部15aと、光ファイバトレイ20を収容するための光ファイバ収容空間部15bとが形成されている。これら光電変換空間部15aと光ファイバ収容空間部15bとは、それぞれ光電変換ユニット30と光ファイバトレイ20とに略対応する形状の空間部であり、光電変換空間部15aは筐体10の後方位置、光ファイバ収容空間部15bは光電変換空間部15aよりも前方位置に形成されており、かつ、これら光電変換空間部15aと光ファイバ収容空間部15bとは相互に重合しない位置に配置されている。
また、光ファイバトレイ20は、主として通信機能を担う構成要素であり、相互に接続された屋外の光ファイバと家庭内の光ファイバとを接続するための図示しないメカニカルスプライスを固定すると共に、これら屋外の光ファイバや家庭内の光ファイバの余長部分を巻き取るための余長処理部としても機能するものであって、特許請求の範囲における光ファイバ収容手段に対応する。概略的には、この光ファイバトレイ20は、一対の光ファイバ固定部21a、21b、光ファイバ巻き取り部22、及び、スプライサ固定部23を備えて構成されている。
そして、屋外から引き込まれた光ファイバが一方の光ファイバ固定部21aに固定され、この光ファイバの芯線のみが光ファイバ巻き取り部22に導入される。また、同様に、屋内から引き込まれた光ファイバが他方の光ファイバ固定部21bに固定され、この光ファイバの芯線のみが光ファイバ巻き取り部22に導入される。そして、これら両方の光ファイバの芯線同士が、図示しないメカニカルスプライスを介して接続される。このメカニカルスプライスは、スプライサ固定部23に固定される。また、これら芯線の余長部分は、光ファイバ巻き取り部22に巻き取られる。
また、光電変換ユニット30は、主として放送機能を担う構成要素であり、屋外の光ファイバを介して伝送された放送用の光信号を電気信号に変換するものであって、特許請求の範囲における光電変換手段に対応する。具体的には、この光電変換ユニット30は、筐体31に、入力端子32、光電変換回路(図示せず)、及び、出力端子33を設けて構成されている。
そして、屋外から引き込まれた光ファイバが、上述のように光ファイバトレイ20を介して引き込まれ、その芯線に接続された図示しない光信号出力端子が、入力端子32に接続される。この入力端子32を介して入力された光信号は、光電変換回路において電気信号に変換され、出力端子33に接続された図示しない同軸ケーブルを介して家庭内のTV等の各機器に伝送される。
(光電変換ユニット30の固定構造)
次に、光電変換ユニット30の固定構造の詳細について説明する。筐体10のベース部11には、図4に示すように、複数のリブ16が形成されている。このリブ16は、光電変換ユニット30をベース部11に対してネジ止めするためのもので、特許請求の範囲におけるネジ受け手段に対応する。具体的には、各リブ16は、ベース部11と一体に成型された略円柱状体であり、その平面略中央位置にはネジ孔16aが形成されている。これらリブ16は、光電変換ユニット30の筐体31の各隅部に略対応する位置に形成されており、図示しない固定ネジを、筐体31の各隅部に前方から貫通させ、さらにネジ孔16aに羅合させることによって、光電変換ユニット30を筐体10に固定することができる。
また、光電変換ユニット30は、このリブ16を利用することにより、固定ネジを用いることなく、筐体10に対して係止可能である。図8は、光電変換ユニット30を後方側から見た斜視図、図9は、光電変換ユニット30とリブ16の係止状態を示す拡大断面図である。これら各図に示すように、リブ16は、ベース部11の主面よりも前方に突出するように形成されている。一方、光電変換ユニット30の筐体31の各隅部には、このリブ16の突出部分に略対応する位置及び形状で切欠き部34が形成されている。従って、光電変換ユニット30を筐体10の光電変換空間部15aに配置した場合、この光電変換ユニット30の筐体31の各隅においてリブ16が切欠き部34に係止し、光電変換ユニット30を上下左右に移動させることが不可能になる。このことにより、この光電変換ユニット30を筐体10に仮止めすることができ、光電変換ユニット30の着脱作業が容易になる。さらには、この仮止め後、後述するように光ファイバトレイ20を取り付けることで、光電変換ユニット30が筐体10から脱落不能になるので、固定ネジによるネジ止めを省略することが可能になる。
すなわち、リブ16は、光電変換手段をネジ止めするためのもので、特許請求の範囲におけるネジ受け手段に対応し、切欠き部34は、リブ16が略嵌合するものであって、特許請求の範囲における嵌合手段に対応する。特に、リブ16を介して係止構造を構成しているので、ネジ止めが必要になる場合にはネジ止めを行い、ネジ止めが不要である場合にはネジ止めを省略して係止構造によって固定ができ、ネジ止めに複数の機能を持たせて、係止専用の構造を設ける必要性を排除して製造コストを低減できる。
また、光電変換ユニット30は、その出力端子33を介して筐体10に仮止めされている。すなわち、図8に示すように、光電変換ユニット30の底面には、上述したように、同軸ケーブルに電気信号を出力するための2つの出力端子33が設けられている。一方、筐体10の底面には、図7に示すように、出力端子33に略対応する位置及び形状で開口部14a、14bが形成されており、この開口部14a、14bに出力端子33を挿通させ、出力端子33を筐体10の底面外側に突出させることができる。従って、図1〜4に示すように、出力端子33を突出させた状態においては、光電変換ユニット30を前後及び左右に移動させることが不可能になる。このことにより、この光電変換ユニット30を筐体10に仮止めすることができ、光電変換ユニット30の着脱作業が一層容易になる。
(光ファイバトレイ20の固定構造)
次に、光ファイバトレイ20の固定構造の詳細について説明する。この光ファイバトレイ20は、その上下の両側において筐体10に係脱自在に係止されている。
まず、光ファイバトレイ20の上方の固定構造について説明する。図10は、筐体10及び光ファイバトレイ20の上方部分の拡大斜視図、図11は、筐体10の上方部分の拡大断面図、図12は、筐体10及び光ファイバトレイ20の上方部分の拡大断面図である。これら各図に示すように、筐体10のベース部11の上部内縁には、筐体10の内側に向けて突出する係止爪17が一体に形成されている。また、この係止爪17の左右両側には、光ファイバトレイ20の上端部を載置させるためのレール状のトレイガイド18が設けられている。一方、光ファイバトレイ20の上端外縁には、係止爪17に略対応する位置及び形状で切欠き部24が形成されている。
従って、光ファイバトレイ20を光ファイバ収容空間部15bに配置する際、光ファイバトレイ20の上端部を係止爪17の弾性力に抗して筐体10の後方に押圧することにより、この光ファイバトレイ20の切欠き部24に係止爪17が係止すると同時に、この光ファイバトレイ20の上端部がトレイガイド18の前端面に載置される。この状態において、光ファイバトレイ20の上端部は、係止爪17とトレイガイド18との相互間に挟持されるので、前後への移動を規制され、光ファイバトレイ20を筐体10に固定することができる。また、取外し時には、係止爪17をその弾性力に抗して上方に押圧することにより、切欠き部24に対する係止爪17の係止が解除され、光ファイバトレイ20を筐体10から容易に取外すことができる。
次に、光ファイバトレイ20の下方の固定構造について説明する。図13は、筐体10及び光ファイバトレイ20の下部分の拡大斜視図、図14は、筐体10の下方部分の拡大断面図、図15は、筐体10及び光ファイバトレイ20の下方部分の拡大断面図である。これら各図に示すように、筐体10のベース部11の下部内縁には、レール状の一対のトレイガイド19が設けられている。また、このトレイガイド19には、切欠き部19aが形成されている。この切欠き部19aは、光ファイバトレイ20の主面部24の肉厚に略対応する空間部である。一方、光ファイバトレイ20の下端外縁には、トレイガイド19に略対応する位置及び形状で切欠き部35が形成されている。
従って、光ファイバトレイ20を光ファイバ収容空間部15bに配置する際、光ファイバトレイ20の下端部の切欠き部35に、トレイガイド19のうちの切欠き部19aよりも前方に位置する部分が係止する。また同時に、トレイガイド19の切欠き部19aに光ファイバトレイ20の主面部24が係止すると共に、トレイガイド19に光ファイバトレイ20の主面部24が載置される。この状態において、光ファイバトレイ20の下端部は、トレイガイド19によって後方及び左右への移動を規制され、光ファイバトレイ20を筐体10に固定することができる。
次に、これまで説明した光ファイバトレイ20の固定構造のうち、光電変換ユニット30の有無に関わらず、光ファイバトレイ20を同一の位置に固定可能とするための構造についてさらに詳細に説明する。図11、14に示すように、筐体10のベース部11の前面から光電変換空間部15a(又は光電変換ユニット30)の前面に至る距離をDとすると、筐体10の上端部に形成されたトレイガイド18におけるベース部11から前端部までの距離D1や、筐体10の下端部に形成されたトレイガイド19におけるベース部11から切欠き部までの距離D2は、それぞれ距離D以上(D1≧D、D2≧D)になるように決定されている。
従って、光ファイバトレイ20の上端部をトレイガイド18に載置させた状態、及び、光ファイバトレイ20の下端部をトレイガイド19に載置させた状態においては、光ファイバトレイ20が光電変換空間部15aに入り込むことが規制される。このため、光電変換空間部15aに光電変換ユニット30を収容しているか否かに関わらず、光ファイバトレイ20を同一の位置に同一の構造にて固定することができる。従って、光受信機1に光ファイバトレイ20のみを収容する場合と、光電変換ユニット30及び光ファイバトレイ20を収容する場合とで、光ファイバトレイ20を同じ手順で固定でき、光ファイバトレイ20を容易かつ確実に固定できる。これらのことから、係止爪17、トレイガイド18、19、切欠き部は、特許請求の範囲における光ファイバ収容固定手段に対応する。また、トレイガイド19a、24、35は、特許請求の範囲における規制手段に対応する。
また、このように光ファイバトレイ20を固定することで、光電変換ユニット30を筐体10に対して係脱自在に固定することができる。すなわち、上述のように光電変換ユニット30は、筐体10に対してネジ止めすることなく仮止め可能である。しかしながら、ネジ止めしない場合においては、蓋部12の開放状態において、光電変換ユニット30がベース部11の開口部11aを介して脱落する可能性がある。ここで本実施の形態においては、光ファイバトレイ20を光電変換ユニット30よりも前方(開口部11aに近い側)に配置しており、かつ、光ファイバトレイ20を筐体10に対して固定することで、この光ファイバトレイ20がストッパーになり、光電変換空間部15aに収容した光電変換ユニット30が開口部11aから脱落することが防止されている。このため、光電変換ユニット30をネジ止め必要性を完全に排除でき、光電変換ユニット30の取り付けが一層容易になる。
〔実施の形態に対する変形例〕
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。例えば、光電変換ユニット30の収容の作業性が従来と変わらない場合においても、光ファイバトレイ20の収容の作業性が従来より僅かでも向上している限りにおいて、本発明の課題が達成されている。
(光ファイバトレイ20の構成)
光ファイバトレイ20の固定構造としては、上述したような構造以外にも、種々の構造が考えられる。例えば、光電変換空間部15aに干渉しない位置において光ファイバトレイ20を筐体10にネジ止め可能としてもよい。
(光電変換ユニット30の構成)
光電変換ユニット30の固定構造としては、上述したような構造以外にも、種々の構造が考えられる。例えば、筐体10のリブ16の周面に弾性変形可能な爪部を設け、これを光電変換ユニット30の切欠き部34に着脱自在に係止させてもよい。
この発明に係る光受信機は、屋外等に設置されて、光伝送サービスのための複数の光ファイバを相互に接続する際等に利用可能であり、特に、光ファイバ収容手段のみを利用したい場合や、後から光電変換手段を追加する際に有用である。
本発明の実施の形態に係る光受信機の正面図である。 図1の底面図である。 図1の側面図である。 図1のA−A矢視断面図である。 光受信機の開蓋状態における斜視図である。 図5の光受信機から光ファイバトレイを取外した状態における分解斜視図である。 図6の光受信機からさらに光電変換ユニットを取外した状態における分解斜視図である。 光電変換ユニットを後方側から見た斜視図である。 光電変換ユニットとリブの係止状態を示す拡大断面図である。 筐体及び光ファイバトレイの上方部分の拡大斜視図である。 筐体の上方部分の拡大断面図である。 筐体及び光ファイバトレイの上方部分の拡大断面図である。 筐体及び光ファイバトレイの下部分の拡大斜視図である。 筐体の下方部分の拡大断面図である。 筐体及び光ファイバトレイの下方部分の拡大断面図である。
符号の説明
1 光受信機
10、31 筐体
11 ベース部
11a 開口部
12 蓋部
13a、13b、14a、14b 開口部
15a 光電変換空間部
15b 光ファイバ収容空間部
16 リブ
16a ネジ孔
17 係止爪
18、19 トレイガイド
19a、24、34、35 切欠き部
20 光ファイバトレイ
21a、21b 一対の光ファイバ固定部
22 光ファイバ巻き取り部
23 スプライサ固定部
24 主面部
30 光電変換ユニット
31 筐体
32 入力端子
33 出力端子

Claims (3)

  1. 相互に接続された複数の光ファイバを収容するための光ファイバ収容手段を筐体の開口部を介して当該筐体の内部に着脱自在に収容する光受信機であって、
    光ファイバを介して伝送された光信号を電気信号に変換するための光電変換手段を、前記筐体の開口部を介して当該筐体の内部に着脱自在に収容可能であり、
    前記筐体は、
    当該筐体の内部に前記光電変換手段を収容するための光電変換空間部と、
    当該筐体の内部に前記光ファイバ収容手段を収容するための空間部であって、前記光電変換空間部よりも当該筐体の開口部側に形成され、かつ、当該光電変換空間部と重合しない位置に配置された光ファイバ収容空間部と、
    前記光ファイバ収容空間部において、前記光ファイバ収容手段を着脱自在に固定するための光ファイバ収容固定手段と、を備え、
    前記光ファイバ収容固定手段によって固定された前記光ファイバ収容手段により、前記筐体に対して固定することなく前記光電変換空間部に収容された前記光電変換手段を、前記開口部から脱落不能としたこと、
    を特徴とする光受信機。
  2. 前記光ファイバ収容固定手段は、
    前記光電変換空間部よりも前記筐体の開口部側において前記光ファイバ収容手段の上端部に当接するように形成された上端部側トレイガイドと、前記上端部側トレイガイドよりも前記筐体の開口部側において当該開口部側から前記光ファイバ収容手段の上端部に当接して、当該光ファイバ収容手段の上端部を前記上端部側トレイガイドと狭持するように形成された係止爪と、前記光電変換空間部よりも前記筐体の開口部側で前記光ファイバ収容手段の下端部を係止する切欠き部が形成された下端部側トレイガイドと、を有すること、
    を特徴とする請求項1に記載の光受信機。
  3. 前記筐体は、前記光電変換空間部において前記光電変換手段をネジ止め可能なネジ受け手段であって前記筐体の開口部側に向かって突出するネジ受け手段を備え、
    前記光電変換手段は、前記ネジ受け手段により係止される嵌合手段であって当該光電変換手段を前記光電変換空間部に配置した際に前記ネジ受け手段に略対応する位置及び形状に形成された嵌合手段を備えること、
    を特徴とする請求項1又は2に記載の光受信機。
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