JP4413312B2 - クローラドリルのブーム装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、岩盤に発破孔等を穿孔するクローラドリルのブーム装置の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
クローラドリルは、採石場や石灰石鉱山等で岩盤に発破孔を穿孔するために使用されている。
採石場や石灰石鉱山の現場では、一般的にベンチカット法による採掘が行われる。ベンチカット法では、岩盤に階段状のベンチを形成し、図7のように上部ベンチ31から下部ベンチ32まで切羽30と平行に発破孔33を穿孔し、この発破孔33に爆薬を装填し、発破によって岩盤を破砕する。
【0003】
ところが、切羽30の下部のトー34の部分の岩盤は、発破の際に破砕されにくく、下部ベンチ32のフロアに大塊やこぶとして残ってしまうことがある。
そこで、切羽30の下部のトー34の部分の岩盤が適切に破砕できない場合には、下部ベンチ32から切羽30の下部に水平方向のトーホール35が穿孔される。
【0004】
図8に示すように、従来のクローラドリル51は、左右一対のトラック52を備えた台車53上に旋回起伏可能にブーム装置54が設けられており、このブーム装置54の先端部にはさく岩機60を搭載したガイドシェル61がチルト及びスイング可能に支持されている。このクローラドリル51では、ブーム本体55が直線状に構成されており、台車53を切羽30に正対させ、ガイドシェル61を台車53の進行方向と平行な方向に向けた状態では、ブーム装置54を倒伏させてガイドシェル61を下げると台車53との干渉を生じるので、切羽30の下部に水平方向の穿孔を行うことができなかった。
【0005】
従って、トーホール35の穿孔を行うときには、図9に示すように、ブーム装置54を倒伏させた状態でブーム本体55とガイドシェル61が台車53と干渉するのを避けるため、台車53を切羽30に対して斜めに向けた状態で行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
トーホール35の穿孔は、切羽30の下で行うので、浮き石の落石等による危険を少なくするため、クローラドリル51のオペレータキャビン57が切羽30からできるだけ離れた状態で穿孔することが望ましい。
しかし、図9のように、クローラドリル51の台車53を切羽30に対して斜めに向けると、オペレータキャビン57と切羽30との間の距離L2 が小さくなり、落石を素早く発見するための視界も悪くなるので、トーホール35の穿孔作業時の危険性が大きくなる。
また、オペレータキャビン57が切羽30に対して斜めに向いていると、ガイドシェル61を切羽30に正対させるのが難しいため位置決めに時間を要するので作業効率が低下する。
【0007】
本発明は、クローラドリルにおける上記問題を解決するものであって、台車を切羽に正対させ、ガイドシェルを台車の進行方向と平行な方向に向けた状態で、切羽の下部に水平方向の穿孔を行うことができ、トーホールの穿孔作業をより安全に且つ効率良くすることのできるクローラドリルのブーム装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のクローラドリルのブーム装置は、左右一対のトラックを有する台車を備えるクローラドリルに用いられ、前記台車上に旋回起伏可能に設けられて、さく岩機を搭載したガイドシェルをチルト及びスイング可能に支持するブーム装置であって当該ブーム装置は、前記台車の中央部に配置された基台と、該基台に旋回軸によって枢着されたブーム台と、該ブーム台に自身基端が起伏軸によって枢着されたブーム本体とを備え、前記ブーム本体の先端部には、当該ブーム本体の先端部が水平姿勢のときに、垂直な向きから水平な向きまで回動可能なチルトボデイと、該チルトボデイに付設されて水平面内で旋回可能なスイングボデイとが設けられ、該スイングボデイに、前記ガイドシェルが前後摺動可能に支持されており、前記ブーム本体当該ブーム本体の先端部が前記水平姿勢よりも下向きとなる姿勢にまで前記ブーム装置を倒伏させた状態のときに、且つ前記チルトボデイおよびスイングボデイにより前記ガイドシェルを水平姿勢にしたときに、前記トラックと干渉を生じないヘ字状の屈曲構造を有することにより上記課題を解決している。
【0009】
このクローラドリルのブーム装置は、台車を切羽に正対させ、ガイドシェルを台車のトラックの外側に位置させて進行方向と平行な方向に向け、ブーム装置を倒伏させたとき、ブーム本体とトラックとの干渉が生じない。
従って、切羽の下部に水平方向の穿孔を行うとき、台車を切羽に正対させておくことができるので、オペレータキャビンと切羽との間の距離が遠くなり、落石を素早く発見するための視界も良くなるので、穿孔作業を安全に行うことができる。また、ガイドシェルを容易に切羽に位置決めできるので効率良く作業を行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施の一形態であるクローラドリルの側面図、図2はブーム装置の側面図、図3はクローラドリルの穿孔時の位置を示す平面図、図4はブーム装置を倒伏した状態の説明図である。
ここで、クローラドリル1は、左右一対のトラック2を備えた台車3上に旋回起伏可能にブーム装置4が設けられており、このブーム装置4の先端部にはさく岩機10を搭載したガイドシェル11がチルト及びスイング可能に支持されている。台車3の左側前端部にはオペレータキャビン7が配置されている。
【0011】
ブーム装置4は、台車3の中央部に配置された基台5にブーム台6を旋回軸14によって枢着し、このブーム台6にブーム本体15の基端を起伏軸16によって枢着している。基台5とブーム台6との間には旋回用シリンダ17が設けられている。ブーム本体15はヘ字状の屈曲構造となっており、ブーム台6とブーム本体15との間には、起伏用シリンダ18が設けられている。
【0012】
ブーム本体15の先端部には、チルトボデイ19がチルト軸20で枢着され、ブーム本体15とチルトボデイ19との間にはチルトシリンダ21が設けられている。チルトボデイ19にはスイングボデイ22がスイング軸23で枢着され、チルトボデイ19とスイングボデイ22との間にはスイングシリンダ24が設けられている。
【0013】
スイングボデイ22にはガイドマウンチング25がローテーション可能に支承されており、このガイドマウンチング25でガイドシェル11を前後摺動可能に支持している。
さく岩機10は、打撃機構と回転機構とを備えており、ガイドシェル11に設けられた送り機構で前後に移動可能になっていて、ロッド12に打撃と回転とを伝達して岩盤に穿孔することができる。
【0014】
このクローラドリル1を用いて切羽30の下部に穿孔するときには、台車3を下部ベンチ32上で図3のように切羽30に正対させる。次に、ブーム装置4を右旋回させてガイドシェル11を台車3のトラック2の右外側に位置させた後、左スイングしてガイドシェル11を台車3の進行方向と平行な方向に向ける。それからブーム装置4を倒伏させ、ガイドシェル11を水平になるようにチルトさせ穿孔位置に位置決めする。
【0015】
ブーム本体15はへ字状に屈曲しているので、図4に示すように、ブーム装置4を倒伏せさた状態でブーム本体15とトラック2との干渉は生じない。
従って、切羽30の下部に水平方向の穿孔を行うとき、台車3を切羽30に正対させておくことができるので、オペレータキャビン7と切羽30との間の距離Ll が大となり、落石を素早く発見するための視界も良くなるので、穿孔作業を安全に行うことができる。また、ガイドシェル11を容易に切羽30に位置決めできるので効率良く作業を行うことができる。
【0016】
図5は本発明の他の実施の形態を示すブーム装置の側面図、図6は図5のブーム装置を倒伏した状態の説明図である。
このブーム装置40は、く字状に屈曲したブーム本体45の先端側の部分が伸縮可能なエキステンションブームとなっている。その他の構成は図2に示すものと同様である。
【0017】
このブーム装置40は、ブーム本体45の先端側を伸縮させることができるので、ガイドシェル11の位置決めがより容易になる。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のクローラドリルのブーム装置は、台車を切羽に正対させ、ガイドシェルを台車のトラックの外側に位置させて進行方向と平行な方向に向け、ブーム装置を倒伏させたとき、ブーム本体とトラックとの干渉が生じない。
【0019】
従って、切羽の下部に水平方向の穿孔を行うとき、台車を切羽に正対させておくことができるので、オペレータキャビンと切羽との間の距離が遠くなり、落石を素早く発見するための視界も良くなるので、穿孔作業を安全に行うことができる。また、ガイドシェルの位置決めも容易なため効率良く作業を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態であるクローラドリルの側面図である。
【図2】ブーム装置の側面図である。
【図3】クローラドリルの穿孔時の位置を示す平面図である。
【図4】ブーム装置を倒伏した状態の説明図である。
【図5】本発明の他の実施の形態を示すブーム装置の側面図である。
【図6】図5のブーム装置を倒伏した状態の説明図である。
【図7】ベンチカット法における穿孔の説明図である。
【図8】従来のクローラドリルの側面図である。
【図9】従来のクローラドリルの穿孔時の位置を示す平面図である。
【符号の説明】
1 クローラドリル
2 トラック
3 台車
4 ブーム装置
5 基台
6 ブーム台
7 オペレータキャビン
10 さく岩機
11 ガイドシェル
15 ブーム本体
19 チルトボデイ
22 スイングボデイ
25 ガイドマウンチング
30 切羽
31 上部ベンチ
32 下部ベンチ
33 発破孔
35 トーホール
40 ブーム装置
45 ブーム本体

Claims (1)

  1. 左右一対のトラックを有する台車を備えるクローラドリルに用いられ、前記台車上に旋回起伏可能に設けられて、さく岩機を搭載したガイドシェルをチルト及びスイング可能に支持するブーム装置であって
    当該ブーム装置は、前記台車の中央部に配置された基台と、該基台に旋回軸によって枢着されたブーム台と、該ブーム台に自身基端が起伏軸によって枢着されたブーム本体とを備え、
    前記ブーム本体の先端部には、当該ブーム本体の先端部が水平姿勢のときに、垂直な向きから水平な向きまで回動可能なチルトボデイと、該チルトボデイに付設されて水平面内で旋回可能なスイングボデイとが設けられ、該スイングボデイに、前記ガイドシェルが前後摺動可能に支持されており、
    前記ブーム本体当該ブーム本体の先端部が前記水平姿勢よりも下向きとなる姿勢にまで前記ブーム装置を倒伏させた状態のときに、且つ前記チルトボデイおよびスイングボデイにより前記ガイドシェルを水平姿勢にしたときに、前記トラックと干渉を生じないヘ字状の屈曲構造を有することを特徴とするクローラドリルのブーム装置。
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