JP2000303767A - クローラドリルのブーム装置 - Google Patents

クローラドリルのブーム装置

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JP2000303767A JP11112607A JP11260799A JP2000303767A JP 2000303767 A JP2000303767 A JP 2000303767A JP 11112607 A JP11112607 A JP 11112607A JP 11260799 A JP11260799 A JP 11260799A JP 2000303767 A JP2000303767 A JP 2000303767A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 台車を切羽に正対させ、ガイドシェルを台車
の進行方向と平行な方向に向けた状態で、切羽の下部に
水平方向の穿孔を行うことができ、トーホールの穿孔作
業をより安全にする。 【解決手段】 トラック2を備えた台車3に、さく岩機
10を搭載したガイドシェル11を支持するブーム装置
4を設けたクローラドリル1において、ブーム装置4の
ブーム本体15を、倒伏状態でトラック2と干渉を生じ
ないヘ字状の屈曲構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、岩盤に発破孔等を
穿孔するクローラドリルのブーム装置の構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】クローラドリルは、採石場や石灰石鉱山
等で岩盤に発破孔を穿孔するために使用されている。採
石場や石灰石鉱山の現場では、一般的にベンチカット法
による採掘が行われる。ベンチカット法では、岩盤に階
段状のベンチを形成し、図7のように上部ベンチ31か
ら下部ベンチ32まで切羽30と平行に発破孔33を穿
孔し、この発破孔33に爆薬を装填し、発破によって岩
盤を破砕する。
【0003】ところが、切羽30の下部のトー34の部
分の岩盤は、発破の際に破砕されにくく、下部ベンチ3
2のフロアに大塊やこぶとして残ってしまうことがあ
る。そこで、切羽30の下部のトー34の部分の岩盤が
適切に破砕できない場合には、下部ベンチ32から切羽
30の下部に水平方向のトーホール35が穿孔される。
【0004】図8に示すように、従来のクローラドリル
51は、左右一対のトラック52を備えた台車53上に
旋回起伏可能にブーム装置54が設けられており、この
ブーム装置54の先端部にはさく岩機60を搭載したガ
イドシェル61がチルト及びスイング可能に支持されて
いる。このクローラドリル51では、ブーム本体55が
直線状に構成されており、台車53を切羽30に正対さ
せ、ガイドシェル61を台車53の進行方向と平行な方
向に向けた状態では、ブーム装置54を倒伏させてガイ
ドシェル61を下げると台車53との干渉を生じるの
で、切羽30の下部に水平方向の穿孔を行うことができ
なかった。
【0005】従って、トーホール35の穿孔を行うとき
には、図9に示すように、ブーム装置54を倒伏させた
状態でブーム本体55とガイドシェル61が台車53と
干渉するのを避けるため、台車53を切羽30に対して
斜めに向けた状態で行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】トーホール35の穿孔
は、切羽30の下で行うので、浮き石の落石等による危
険を少なくするため、クローラドリル51のオペレータ
キャビン57が切羽30からできるだけ離れた状態で穿
孔することが望ましい。しかし、図9のように、クロー
ラドリル51の台車53を切羽30に対して斜めに向け
ると、オペレータキャビン57と切羽30との間の距離
2 が小さくなり、落石を素早く発見するための視界も
悪くなるので、トーホール35の穿孔作業時の危険性が
大きくなる。また、オペレータキャビン57が切羽30
に対して斜めに向いていると、ガイドシェル61を切羽
30に正対させるのが難しいため位置決めに時間を要す
るので作業効率が低下する。
【0007】本発明は、クローラドリルにおける上記問
題を解決するものであって、台車を切羽に正対させ、ガ
イドシェルを台車の進行方向と平行な方向に向けた状態
で、切羽の下部に水平方向の穿孔を行うことができ、ト
ーホールの穿孔作業をより安全に且つ効率良くすること
のできるクローラドリルのブーム装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のクローラドリル
のブーム装置は、トラックを備えた台車に、さく岩機を
搭載したガイドシェルを支持するブーム装置を設けたク
ローラドリルにおいて、ブーム本体を、倒伏状態でトラ
ックと干渉を生じないヘ字状の屈曲構造とすることによ
り上記課題を解決している。
【0009】このクローラドリルのブーム装置は、台車
を切羽に正対させ、ガイドシェルを台車のトラックの外
側に位置させて進行方向と平行な方向に向け、ブーム装
置を倒伏させたとき、ブーム本体とトラックとの干渉が
生じない。従って、切羽の下部に水平方向の穿孔を行う
とき、台車を切羽に正対させておくことができるので、
オペレータキャビンと切羽との間の距離が遠くなり、落
石を素早く発見するための視界も良くなるので、穿孔作
業を安全に行うことができる。また、ガイドシェルを容
易に切羽に位置決めできるので効率良く作業を行うこと
ができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態であ
るクローラドリルの側面図、図2はブーム装置の側面
図、図3はクローラドリルの穿孔時の位置を示す平面
図、図4はブーム装置を倒伏した状態の説明図である。
ここで、クローラドリル1は、左右一対のトラック2を
備えた台車3上に旋回起伏可能にブーム装置4が設けら
れており、このブーム装置4の先端部にはさく岩機10
を搭載したガイドシェル11がチルト及びスイング可能
に支持されている。台車3の左側前端部にはオペレータ
キャビン7が配置されている。
【0011】ブーム装置4は、台車3の中央部に配置さ
れた基台5にブーム台6を旋回軸14によって枢着し、
このブーム台6にブーム本体15の基端を起伏軸16に
よって枢着している。基台5とブーム台6との間には旋
回用シリンダ17が設けられている。ブーム本体15は
ヘ字状の屈曲構造となっており、ブーム台6とブーム本
体15との間には、起伏用シリンダ18が設けられてい
る。
【0012】ブーム本体15の先端部には、チルトボデ
イ19がチルト軸20で枢着され、ブーム本体15とチ
ルトボデイ19との間にはチルトシリンダ21が設けら
れている。チルトボデイ19にはスイングボデイ22が
スイング軸23で枢着され、チルトボデイ19とスイン
グボデイ22との間にはスイングシリンダ24が設けら
れている。
【0013】スイングボデイ22にはガイドマウンチン
グ25がローテーション可能に支承されており、このガ
イドマウンチング25でガイドシェル11を前後摺動可
能に支持している。さく岩機10は、打撃機構と回転機
構とを備えており、ガイドシェル11に設けられた送り
機構で前後に移動可能になっていて、ロッド12に打撃
と回転とを伝達して岩盤に穿孔することができる。
【0014】このクローラドリル1を用いて切羽30の
下部に穿孔するときには、台車3を下部ベンチ32上で
図3のように切羽30に正対させる。次に、ブーム装置
4を右旋回させてガイドシェル11を台車3のトラック
2の右外側に位置させた後、左スイングしてガイドシェ
ル11を台車3の進行方向と平行な方向に向ける。それ
からブーム装置4を倒伏させ、ガイドシェル11を水平
になるようにチルトさせ穿孔位置に位置決めする。
【0015】ブーム本体15はへ字状に屈曲しているの
で、図4に示すように、ブーム装置4を倒伏せさた状態
でブーム本体15とトラック2との干渉は生じない。従
って、切羽30の下部に水平方向の穿孔を行うとき、台
車3を切羽30に正対させておくことができるので、オ
ペレータキャビン7と切羽30との間の距離Ll が大と
なり、落石を素早く発見するための視界も良くなるの
で、穿孔作業を安全に行うことができる。また、ガイド
シェル11を容易に切羽30に位置決めできるので効率
良く作業を行うことができる。
【0016】図5は本発明の他の実施の形態を示すブー
ム装置の側面図、図6は図5のブーム装置を倒伏した状
態の説明図である。このブーム装置40は、く字状に屈
曲したブーム本体45の先端側の部分が伸縮可能なエキ
ステンションブームとなっている。その他の構成は図2
に示すものと同様である。
【0017】このブーム装置40は、ブーム本体45の
先端側を伸縮させることができるので、ガイドシェル1
1の位置決めがより容易になる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のクローラ
ドリルのブーム装置は、台車を切羽に正対させ、ガイド
シェルを台車のトラックの外側に位置させて進行方向と
平行な方向に向け、ブーム装置を倒伏させたとき、ブー
ム本体とトラックとの干渉が生じない。
【0019】従って、切羽の下部に水平方向の穿孔を行
うとき、台車を切羽に正対させておくことができるの
で、オペレータキャビンと切羽との間の距離が遠くな
り、落石を素早く発見するための視界も良くなるので、
穿孔作業を安全に行うことができる。また、ガイドシェ
ルの位置決めも容易なため効率良く作業を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態であるクローラドリルの
側面図である。
【図2】ブーム装置の側面図である。
【図3】クローラドリルの穿孔時の位置を示す平面図で
ある。
【図4】ブーム装置を倒伏した状態の説明図である。
【図5】本発明の他の実施の形態を示すブーム装置の側
面図である。
【図6】図5のブーム装置を倒伏した状態の説明図であ
る。
【図7】ベンチカット法における穿孔の説明図である。
【図8】従来のクローラドリルの側面図である。
【図9】従来のクローラドリルの穿孔時の位置を示す平
面図である。
【符号の説明】
1 クローラドリル 2 トラック 3 台車 4 ブーム装置 5 基台 6 ブーム台 7 オペレータキャビン 10 さく岩機 11 ガイドシェル 15 ブーム本体 19 チルトボデイ 22 スイングボデイ 25 ガイドマウンチング 30 切羽 31 上部ベンチ 32 下部ベンチ 33 発破孔 35 トーホール 40 ブーム装置 45 ブーム本体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラックを備えた台車に、さく岩機を搭
    載したガイドシェルを支持するブーム装置を設けたクロ
    ーラドリルにおいて、 ブーム本体を、倒伏状態でトラックと干渉を生じないヘ
    字状の屈曲構造としたことを特徴とするクローラドリル
    のブーム装置。
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