JP3399617B2 - 自走式さく孔機械 - Google Patents

自走式さく孔機械

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JP3399617B2
JP3399617B2 JP03043694A JP3043694A JP3399617B2 JP 3399617 B2 JP3399617 B2 JP 3399617B2 JP 03043694 A JP03043694 A JP 03043694A JP 3043694 A JP3043694 A JP 3043694A JP 3399617 B2 JP3399617 B2 JP 3399617B2
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Japan
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drilling
drilling machine
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正義 伊東
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Furukawa Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、ベンチカット工法に使
用される自走式さく孔機械に関する。 【0002】 【従来の技術】ダムや道路工事等の岩石材料を採掘する
採石場や、石灰石や鉱石を採掘する鉱山では、ベンチカ
ット工法が広く用いられている。ベンチカット工法で
は、破砕して得られる岩石の粒径を適当な範囲に調整
し、能率良く作業を行うために、採掘する区域の岩質や
硬度を正しく把握し、ベンチの高低に応じて適切な間隔
で発破孔をさく孔しなければならない。そこで、ベンチ
カット工法でさく孔作業を行う場合には、従来、ベンチ
の縁から所定距離離隔した線上に所定間隔でさく孔位置
のマーキングを行い、オペレータがこれを目印としてク
ローラドリル等の自走式さく孔機械を移動させ、一本の
さく孔毎にロッドの位置決めを行っていた。 【0003】しかし、自走式さく孔機械を所定の位置へ
移動させ、正しくベンチの縁方向へ向けて停止させ、更
にロッドの先端をマーキング位置に正確に位置付けし、
さく孔傾斜、さく孔方向を合わせて位置決めする操作は
難しく、熟練を要する。従って、このような位置決め操
作を一本のさく孔毎に行ないその都度さく孔するのはは
面倒で時間を要し、作業能率が低下する。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】この発明は、自走式さ
く孔機械におけるかかる問題を解決するものであって、
一回に複数のロッドのさく孔位置決めを行ない、複数孔
を同時にさく孔することによりさく孔の作業能率を向上
させることのできる自走式さく孔機械を提供することを
目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明の自走式さく孔機
械は、走行台車上に旋回起伏可能に設けられたブームの
先端部に、左右伸縮可能なチルトアームを枢支し、さく
岩機を搭載した複数のガイドシェルを、チルトアームの
相対間隔可変位置に並設することにより上記課題を解決
している。 【0006】 【作用】自走式さく孔機械でさく孔作業を行う際には、
ベンチの縁から所定距離離隔した線上に所定間隔でさく
孔位置のマーキングを行い、オペレータがこれを目印と
して自走式さく孔機械を移動させ、ベンチの縁方向へ向
けて停止させる。次に、ブームを操作して、一本のさく
岩機のロッドの先端をマーキングされたさく孔位置に位
置付けする。それから、チルトアームを左右に伸縮させ
て並設されているガイドシェルの間隔を調整し、他のさ
く岩機のロッドを隣接するさく孔位置に位置付けする。
その後、ブームとチルトアームを操作して複数のロッド
をさく孔傾斜、さく孔方向に合わせて位置決めする。従
って、自走式さく孔機械は同時に複数のさく孔を正確に
行うことができる。 【0007】 【実施例】図1は本発明の自走式さく孔機械の一実施例
である油圧クローラドリルの側面図、図2はその正面
図、図3はチルトアームの部分を拡大して示す正面図、
図4はその側面図である。本実施例の油圧クローラドリ
ル1は、トラックフレーム2を備えた走行台車5上にブ
ームスタンド6が立設されており、このブームスタンド
6にブーム8の基端部が旋回起伏可能に枢支されてい
る。このブーム8の先端部には、チルト用シリンダ18
で前後傾動するチルトアーム9が枢支されている。チル
トアーム9は、メインアーム7にスライドアーム12が
嵌挿され伸縮用シリンダ13で左右伸縮可能になってい
る。このチルトアーム9のメインアーム7の左端部とス
ライドアーム12の右端部には、ガイドスライド14
(14L、14R)が枢着されており、スイングシリン
ダ15(15L、15R)で左右にスイング可能になっ
ている。ガイドスライド14(14L、14R)上に
は、さく岩機10(10L、10R)を搭載したガイド
シェル11(11L、11R)が支持されている。ガイ
ドシェル11L、11Rの最大間隔bは、さく孔間隔a
以上になるよう構成されている。 【0008】ガイドシェル11(11L、11R)に搭
載されたさく岩機10(10L、10R)には、先端に
ビット17(17L、17R)を取付けたロッド16
(16L、16R)を装着し、打撃と回転と送りとを与
えてベンチ3の岩石にさく孔する。この油圧クローラド
リル1で、高さhのベンチ3のベンチの縁Eから距離w
離隔した線上に間隔aでさく孔長dの発破孔4をさく孔
傾斜αでn本さく孔する場合、ベンチの縁Eから距離w
の直線上に間隔aでさく孔位置P1 〜Pn のマーキング
を行い、オペレータがこれを目印として油圧クローラド
リル1を移動させ、ベンチの縁E方向へ向けて停止させ
る。それから、ブーム8を操作して、一方のロッド16
Lの先端のビット17Lをマーキングされたさく孔位置
1 に位置付けする。それから、チルトアーム9を左右
に伸縮させて並設されている左右のガイドシェル11
L、11Rの間隔を調整し、他方のロッド16Rを隣接
するさく孔位置P2 に位置付けする。その後、ブーム8
とチルトアーム9及びガイドスライド14を操作してロ
ッド16L、16Rをさく孔傾斜α、さく孔方向βに合
わせて位置決めする。従って、自走式さく孔機械は同時
に2本のさく孔を正確に行うことができる。 【0009】図5は、他の実施例のチルトアームの部分
の構成の説明図である。この実施例では、チルトアーム
9はメインアーム7に左方と右方へ伸縮するスライドア
ーム12L、12Rを備えており、メインアーム7の中
央部とスライドアーム12Lの左端部とスライドアーム
12Rの右端部には、ガイドシェル11(11L、11
M、11R)が支持されている。その他の構造は前記の
実施例のものと同様である。この実施例では、中央のロ
ッド16Mを位置付けし、それから、スライドアーム1
2L、12Rを左右に伸縮させて他の2本のロッド16
L、16Rを隣接するさく孔位置に位置付けする。従っ
て、自走式さく孔機械は同時に3本のさく孔を正確に行
うことができる。 【0010】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の自走式さ
く孔機械によれば、複数のロッドのさく孔傾斜、さく孔
方向を位置決めを行って、同時に複数のさく孔を行うこ
とができ、さく孔の作業能率を向上させることができる
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例である油圧クローラドリルの
側面図である。 【図2】自動油圧クローラドリルの正面図である。 【図3】チルトアームの部分を拡大して示す正面図であ
る。 【図4】チルトアームの部分を拡大して示す側面図であ
る。 【図5】他の実施例のチルトアームの部分の構成の説明
図である。 【符号の説明】 1 油圧クローラドリル 2 トラックフレーム 3 ベンチ 4 発破孔 5 走行台車 6 ブームスタンド 7 メインアーム 8 ブーム 9 チルトアーム 10 さく岩機 11 ガイドシェル 12 スライドアーム 14 ガイドスライド 16 ロッド 17 ビット

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 走行台車上に旋回起伏可能に設けられた
    ブームの先端部に、左右伸縮可能なチルトアームを枢支
    し、さく岩機を搭載した複数のガイドシェルを、チルト
    アームの相対間隔可変位置に並設してなる自走式さく孔
    機械。
JP03043694A 1994-02-28 1994-02-28 自走式さく孔機械 Expired - Lifetime JP3399617B2 (ja)

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