JP4408218B2 - ベルトスリーブの取り出し・挿入装置及びベルトスリーブの取り出し・挿入方法 - Google Patents

ベルトスリーブの取り出し・挿入装置及びベルトスリーブの取り出し・挿入方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4408218B2
JP4408218B2 JP2003431877A JP2003431877A JP4408218B2 JP 4408218 B2 JP4408218 B2 JP 4408218B2 JP 2003431877 A JP2003431877 A JP 2003431877A JP 2003431877 A JP2003431877 A JP 2003431877A JP 4408218 B2 JP4408218 B2 JP 4408218B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
take
belt
belt sleeve
base
sleeve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003431877A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005186228A (ja
Inventor
順一 武藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuboshi Belting Ltd
Original Assignee
Mitsuboshi Belting Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsuboshi Belting Ltd filed Critical Mitsuboshi Belting Ltd
Priority to JP2003431877A priority Critical patent/JP4408218B2/ja
Publication of JP2005186228A publication Critical patent/JP2005186228A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4408218B2 publication Critical patent/JP4408218B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Feeding Of Workpieces (AREA)
  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)

Description

本発明は、ベルトに研磨等の加工を加える加工機にベルトを自動で取り出し・挿入できるベルトスリーブの取り出し・挿入装置及びベルトスリーブの取り出し・挿入方法に関するものである。
例えばベルトスリーブに研磨加工を施す場合、駆動軸と従動軸と研磨ロールからなる加工機にベルトスリーブを一本ずつ挿入し、加工後のベルトスリーブを加工機から取り出す作動を行う必要がある。
特許文献1には、ハンガーに吊り下げられた複数のベルトをプッシュ板で一本ずつ送り出し、送り出されて待機場所に移動した一本のベルトを搬送装置の摘まみ部が把持して加工機のプーリに移載すると、移動プーリが下降してベルトに張力を付与することでベルトをプーリと移動プーリに張架し、ベルトを回転させて研磨等の加工を行い、加工が終了すると移動プーリが上昇してベルトの張力を開放すると共にベルト持ち上げ手段がベルトをプーリから持ち上げ、搬送装置の摘まみ部がベルトを把持して加工機から取出して収容箱に移載するという一連の作動を自動で行うベルトの取り出し・挿入装置が開示されている。
また、特許文献2には、搬送手段により運ばれた開口状態のベルトスリーブが受け台に乗ると、上下2つに分離した半円筒体の支持部材がベルトスリーブの内側に挿入され、可動可能な下側の支持部材が下方に移動して開口状態のベルトスリーブを縦長に変形させ、前記支持部材の間に介在する押し手段がシリンダーにより軸方向に進出してベルトスリーブを押し出すことで加工装置の軸にベルトスリーブを挿入する、ベルトスリーブの自動挿入装置およびその方法が開示されている。
特許第3158070号明細書 特開平10−45240号公報
しかしながら、特許文献1のベルトの取り出し・挿入装置は、幅の細いベルトには適用できるが、幅が太いベルトスリーブを摘み上げることはできない。また、特許文献2のベルトスリーブの自動挿入装置は加工装置への挿入機能のみであり、加工機へのベルトの挿入機能と加工機からのベルトの取り出し機能を両方具備したひとつの装置は存在しなかった。挿入機能と取り出し機能をひとつの装置に具備しようとすると装置が複雑になることも実現化を妨げる原因であった。
本発明は上記問題を鑑みなされたものであって、その第1の目的とするところは、ベルト挿入機能とベルト取り出し機能を兼ね備えた簡単な構成の装置を提供することである。第2の目的とするところは、ベルト挿入機能とベルト取り出し機能を兼ね備えた装置の作動方法を提供することである。
課題を解決するための手段及び効果
本発明のベルトスリーブの取り出し・挿入装置は、加工機の横向き両軸間に掛けられたベルトスリーブを取り出し、又は前記両軸間に前記ベルトスリーブを挿入するベルトスリーブの取り出し・挿入装置であって、基体から横向きに突設され、前記ベルトスリーブの内周の一部を軸方向に沿って支持するベルト受け部と、前記ベルト受け部に対して前記軸方向に沿って往復動自在であって、前記ベルト受け部に支持されたベルトスリーブを前記軸方向に押し出す押し板と、前記押し板と共に往復動自在であって、進出状態では前記両軸に掛けられたベルトスリーブの内周側まで延在する取り出し棒と、前記取り出し棒の先端に設けられた開閉自在な爪であって、開いた時には前記ベルトスリーブの端部に係止する爪と、を備えてなる。
本発明によると、押し板がベルトスリーブを押し出して加工機に挿入するベルト挿入機能と、ベルトスリーブの端部に爪を係止させて取り出し棒を退出させることでベルトスリーブを取り出すベルト取り出し機能を兼ね備えた簡単な構成の装置を提供できる。
本発明においては、前記ベルト受け部、前記押し板、前記取り出し棒及び前記爪とを備える取り出し・挿入機構が、前記基体の回りに三組以上配設され、前記基体は、基台に対して回転自在に設けられ、前記三組以上のいずれかの取り出し・挿入機構が前記加工機の両軸に対向するようになっていることが好ましい。これによると、加工機の両軸に対向する位置にある、加工が終了したベルトスリーブを支持した取り出し・挿入機構を回転させて、未加工のベルトスリーブを支持した取り出し・挿入機構を加工機の両軸に対向する位置に持ってくることで、ベルトスリーブを遅滞なく加工機に連続供給できる。
本発明においては、前記押し板及び前記取り出し棒を往復動させる進退駆動装置は、前記三組以上の取り出し・挿入機構に対して、共通に作動するように前記基台に配設されていることが好ましい。これによると、各々の取り出し・挿入機構に進退駆動装置を設けなくとも良く、省スペース化、ローコスト化が図れる。
本発明のベルトスリーブの取り出し・挿入方法は、加工機の横向き両軸間に掛けられたベルトスリーブを取り出し、又は前記両軸間に前記ベルトスリーブを挿入するベルトスリーブの取り出し・挿入方法であって、基体から突設されたベルト受け部に、前記ベルトスリーブの内周の一部を支持させ、前記ベルト受け部に対して前記軸方向に沿って往復動自在な押し板によって、前記ベルト受け部に支持されたベルトスリーブを前記軸方向に押し出して前記ベルトスリーブを前記両軸間に挿入する挿入工程と、前記押し板と共に往復動自在な取り出し棒を、前記両軸に掛けられたベルトスリーブの内周側に延在状態となるように進出させ、前記取り出し棒の先端に設けられた開閉自在な爪を開いて、前記ベルトスリーブの端部に前記爪を係止させ、前記取り出し棒を退出させて、前記ベルトスリーブを前記両軸間から取り出し、前記ベルト受け部に載せる取り出し工程とを備えてなる。
本発明によると、押し板がベルトスリーブを押し出すことで加工機に挿入する挿入工程とベルトスリーブの端部に爪を係止させて取り出し棒を退出させることでベルトスリーブを取り出す取り出し工程を兼ね備えてなる方法を提供できる。
本発明においては、前記ベルト受け部、前記押し板、前記取り出し棒及び前記爪とを備える取り出し挿入機構が、前記基体の回りに三組以上配設され、前記基体を前記基台に対して回転させることにより、前記三組以上のいずれかの取り出し・挿入機構を前記加工機の両軸に対面させる切り換え工程を更に備えることが好ましい。これによると、加工機の両軸に対向する位置にある、加工が終了したベルトスリーブを支持した取り出し・挿入機構を回転させて、未加工のベルトスリーブを支持した取り出し・挿入機構を加工機の両軸に対面させる切り換え工程により、ベルトスリーブを遅滞なく加工機に連続供給できる。
以下、図面を参照しつつ、本発明に係るベルトスリーブの取り出し・挿入装置とベルトスリーブの取り出し・挿入方法の実施形態例について説明する。
本発明の実施形態に係るベルトスリーブの取り出し・挿入装置の構成を図1乃至図3に基づいて説明する。
図1において、取り出し・挿入装置Aは、加工機Bの操作側に配設される。加工機Bとして、ベルトスリーブの研磨機が例示される。
この加工機Bは、ベルトスリーブが巻き掛けられる一対の駆動軸41及び従動軸42と、駆動軸41に対して接離自在な研磨ロール43と、ガイド筒44とを備えて構成されている。従動軸42は、駆動軸41に対して移動自在である。これにより、巻き掛けられるベルトスリーブを弛緩状態又は緊張状態とすることができる。取り出し・挿入装置Aは、弛緩状態のベルトスリーブを加工機Bから取り出し、又は、弛緩状態のベルトスリーブを加工機Bへと挿入することができる。
取り出し・挿入装置Aは、基台1と、基台1に回転自在に支持された基体2と、基体2の周囲に横向きに突設された取り出し・挿入機構3と、基台1に固定された駆動装置4とを備えて構成される。取り出し・挿入機構3は、基体2の回りに90度間隔で4組突設されている。
基台1は、固定の下基台11と、上基台12とからなる。上基台12は、中心軸15を有する。この中心軸15の回りに図示されない軸受けを介して基体2が回転自在に支持されている。この基体2と上基台12の間には、回転駆動装置16が設けられ、基体2は、上基台12に対して90度毎の回転移動が可能になっている。回転駆動装置16は、例えば、基体2の側のリングギア16aと、上基台12の側の電動モータ16bと、この電動モータ16bの回転軸に嵌入され、前記リングギア16aに噛み合うピニオン16cとにより構成されている。
基体2の周囲に4組設けられた取り出し・挿入機構3は、図2において、基体2から突設されるベルト受け部20と、このベルト受け部20の周囲に位置し、同じく基体2から突設されるガイド棒21と、このガイド棒21に沿って往復動自在な押し板22と、この押し板22を支持するスライド体22aに揺動自在に支持され、押し板22と共に往復動自在な取り出し棒23と、取り出し棒23の先端に設けられた爪部24とを備えて構成される。
ベルト受け部20は、円筒の4分の1の円弧体20a,20bを対向配置したハンガーに形成されており、ベルトスリーブ30の内周の上方部分を軸方向にスライド移動可能な状態で支持するものである。
ガイド棒21は、ベルト受け部20の回りであって、ベルト受け部20に掛けられたベルトスリーブに干渉しない位置において、基体2から横向きに突設された棒体21a,21b,21c,21dにより形成されている。この棒体の先端は円錐状にとがっている。
押し板22は、ガイド棒21に往復動自在に支持されたスライド体22aの先端に固定され、ベルト受け部20で支持されたベルトスリーブの端面に当たって、ベルトスリーブの軸方向にベルトスリーブを押し出す。そのため、押し板22は、上方が半円となり、下方が開放された逆U字状の切欠きを有する矩形板に形成されている。
取り出し棒23は、図3に示されるように、ベルト受け部20の下方であって、ベルトスリーブ内に納まるように、左右2組が設けられている。図2に示されるように、一組の取り出し棒23は、スライド体22aに回動自在に支持された軸23aと、軸23aの一端に固設された揺動板23bと、揺動板23bの先端から突設された棒体23cと、軸23aの他端に固設された揺動板23dと、揺動板23dの先端に回転自在に設けられたローラ23eとを備えてなる。一方の組の取り出し棒23のローラ23eと他方の組の取り出し棒23のローラ23eとは軸方向にずらされ、正面(軸方向)から見て重なるように配設されている。図3に示すように、一対の揺動板23b同士は引っ張りバネ23fにより引き寄せられ、取り出し棒23は閉じた位置にある。図2の一対のローラ23eが上方から押されると、図3の揺動板23bはハの字状に開く。
爪部24は、一対の取り出し棒23の先端であって、ベルトスリーブを突き抜ける位置で、外向きに広がる方向に突設されている。一対の取り出し棒23が閉じた状態では、ベルトスリーブの軸方向に往復動できる。一対の取り出し棒23がベルトスリーブから突き出た状態で開くと、爪部24は、ベルトスリーブの端に係合する。
基台1の中心軸15の先端に設けられた駆動装置4は、取り出し・挿入機構3のスライド体22aから上方に突設されたガイド板22bに係脱自在なガイド体31と、このガイド体31に設けられ、前記ローラ23eに対して上下方向に往復動する第1往復動駆動装置32と、前記ガイド板22b及び前記第1往復動駆動装置32とをベルトスリーブ軸方向に往復動させる第2往復動駆動装置33とからなる。
ガイド板22bは、各々の取り出し・挿入機構3に、中心軸15からの距離が等しい位置になるように設けられている。また、ガイド体31は、周方向の前後に開口する凹部により、前記ガイド板22bと係合するようになっている。そのため、基体2の回転により、加工機Bに対面する位置の取り出し・挿入機構3だけが、自動的にガイド体31に係合するようになっている。
第2往復動駆動装置33が加工機Bに向かって進出すると、押し板22及び閉じた状態の取り出し棒23とが前進する。押し板22及び取り出し棒23が進出した状態で、第1往復動駆動装置32が下方に進出すると、取り出し棒23が開いた状態になる。取り出し棒23が開いた状態で、第2往復動駆動装置33が退出すると、開いた状態の取り出し棒23と押し板22とが後退する。
次に、上記の構成におけるベルトスリーブの取り出し・挿入方法について図1及び図4、図5を用いて説明する。
〔取り出し・挿入機構の最初の切り換え工程〕
まず、図1において、未加工のベルトスリーブを支持した取り出し・挿入機構3が基体2の回転に伴って加工機Bに対面する。この時に、ガイド体31が取り出し・挿入機構3のガイド板22bに係合する。加工機Bの駆動軸41の上辺はベルト受け部20の上辺と一致する直線上に位置する。また、この時、図4において、取り出し棒23は閉じた状態にある。
〔挿入工程〕
次に、第2往復動駆動装置33が加工機Bに向かって進出する。これにより押し板22は未加工のベルトスリーブを加工機Bの駆動軸41と従動軸42に向かって押し出す。これにより加工機Bへのベルトスリーブの挿入工程が行われる。この時、押し板22と伴に進出した取り出し棒23は閉じた状態にあるため、挿入工程を阻害しない。また、従動軸42は上方に移動しており、駆動軸41と従動軸42との間隔はベルトスリーブの開口幅より狭くなっているため、挿入工程はスムーズに行われる。図4はベルトスリーブが加工機Bの駆動軸41と従動軸42に挿入されていく様子を表している。押し板22はベルト受け部20の先端位置まで進出して止まり、ベルトスリーブが完全に駆動軸41に移載されて、挿入工程は完了する。
このように、挿入工程では、基体2から突設されたベルト受け部に20にベルトスリーブの内周の上方(一部)が支持され、ベルト受け部20に対してベルトスリーブ軸方向に沿って往復動自在な押し板22によって、ベルト受け部20に支持されたベルトスリーブをベルトスリーブ軸方向に押し出し、ベルトスリーブが駆動軸と従動軸との両軸間に挿入される。
〔加工工程〕
図1において、挿入工程の後に、加工機Bの従動軸42が下方に移動してベルトスリーブを緊張状態にする。それと同時に進出していた押し板22と取り出し棒23は第2往復動駆動装置33により原点位置まで退出する。
その後、研磨ロール43が下降してベルトスリーブが研磨され、ベルトスリーブの加工が終わると、研磨ロール43が上昇する。
〔取り出し工程〕
次に、押し板22と取り出し棒23は第2往復動駆動装置33により再度ベルト受け部20の先端位置まで進出して止まる。次に、第1往復動駆動装置32(図示せず)が下方に進出し、取り出し棒23が開いた状態になる。
その後、押し板22と取り出し棒23は原点位置まで退出していく。この時、爪部24はベルトスリーブの端に係合する。そのため、取り出し棒23はベルトスリーブを引き摺って退出していく。こうしてベルトスリーブの加工機からの取り出し工程が行われる。この時、従動軸42が上方に移動してベルトスリーブを弛緩状態にすることで取り出し工程がスムーズに行われる。図5はベルトスリーブが加工機Bの駆動軸41と従動軸42から取り出されていく様子を表している。
図1において、押し板22と取り出し棒23が原点位置まで退出して停止し、取り出し工程が完了すると、第1往復動駆動装置32が上方に退出し、取り出し棒23は閉じた状態になる。
このように、取り出し工程では、押し板22と共に往復動自在な取り出し棒23を、前記両軸41,42に掛けられたベルトスリーブの内周側に延在状態となるように進出させ、取り出し棒23の先端に設けられた開閉自在な爪24を開いて、ベルトスリーブの端部に爪24を係止させ、取り出し棒23を退出させて、ベルトスリーブを両軸41,42間から取り出し、ベルト受け部20に載せる。
〔取り出し・挿入機構の次の切り換え工程〕
次に、基体2が90度回転して、ガイド体31とガイド板22bとの係合が解かれ、加工済みのベルトスリーブを支持する取り出し・挿入機構3は加工機Bと直交する方向を向く。入れ替わりに未加工のベルトスリーブを支持した取り出し・挿入機構3’(図示せず)が加工機Bに対面する。ガイド体31はこの取り出し・挿入機構3’のガイド板22bと係合する。以上により切り替え工程が行われる。
加工済みのベルトスリーブは手動又は自動で取り出し・挿入機構3から取り除かれ、新たな未加工のベルトスリーブが取り出し・挿入機構3に支持される。
以上のように、取り出し・挿入装置Aによると、挿入工程と、取り出し工程と、切り換え工程とを順に行うことにより、加工機Bに対して、未加工のベルトスリーブを挿入し、加工済みのベルトスリーブを取り出すことを、一連の動作で連続的に行うことができる。
また、前述した取り出し・挿入装置のその他の利点を説明する。
このベルトスリーブの取り出し・挿入装置Aは、基体2から横向きに突設され、ベルトスリーブの内周の一部を軸方向に沿って支持するベルト受け部20と、ベルト受け部20に対してベルトスリーブ軸方向に沿って往復動自在であって、ベルト受け部20に支持されたベルトスリーブを軸方向に押し出す押し板22と、押し板22と共に往復動自在であって、進出状態では両軸41,42に掛けられたベルトスリーブの内周側まで延在する取り出し棒23と、取り出し棒23の先端に設けられた開閉自在な爪24であって、開いた時には前記ベルトスリーブの端部に係止する爪24と、を備えてなる構造であるため、一つの取り出し・挿入機構をベルトスリーブの取り出し及び挿入兼用とすることができる。
取り出し・挿入機構3が、基体2の回りに4組配設され、基体2は、基台1に対して回転自在に設けられ、前記4組のいずれかの取り出し・挿入機構3が前記加工機Bの両軸41,42に対向する構造であるため、未加工ベルトスリーブを載せる取り出し・挿入機構3と、加工機Bに対面する取り出し・挿入機構3と、加工済みベルトスリーブを載せる取り出し・挿入機構3とを順次切り換えることができる。
駆動装置4は、前記4組以上の取り出し・挿入機構3に対して、共通に作動するように基台1に配設されている構造であるため、駆動装置4の個数を最小限とすることができる。
駆動装置4のガイド体31は、周方向の前後に開口する凹部を有し、この凹部が、取り出し・挿入機構3のガイド板22bに係合する構造であるため、取り出し・挿入機構3が基台1に対して回転すると共に、一つの取り出し・挿入機構3の駆動装置4からの開放と、もう一つの取り出し・挿入機構3の駆動装置4への係合とが、一連で行われる。
基体2から横向きに突設されたガイド棒21に、押し板22を支持するスライド体22aが案内される構造であるため、同じく基体2から横向きに突設されたベルト受け部20に対する押し体22の往復動が精度良く行われる。
また、本発明を好適な実施の形態に基づいて説明したが、本発明はその趣旨を超えない範囲において変更が可能である。
即ち、取り出し・挿入機構3は基体2の回りに90度間隔で4組設けられるものに限定されず、少なくとも3組あれば良い。この場合には、1組は、未加工のベルトスリーブを載せ、1組は加工機に対向し、1組は、加工済みのベルトスリーブを載せたものとすることができる。なお、取り出し・挿入機構3の数が多いと、未加工ベルトスリーブや加工済みベルトスリーブの保持本数が増え、作業員による取り付けや取り外しの頻度を少なくすることができる。
さらに、取り出し・挿入機構3は、1組だけであって、この一組の取り出し・挿入機構3が、加工機Bに対して、進退自在又は旋回自在に基台に設けられるものであってもよい。加工機Bに対して、一組の取り出し・挿入機構3が、対面位置と退避位置とを繰り返すことで、未加工のベルトスリーブの挿入と、加工済のベルトスリーブの取り出しを行うことができる。
また、上述の取り出し・挿入装置Aは、複数の取り出し・挿入機構3に対して共通の駆動装置4を用いる構成であったが、各々の取り出し・挿入機構3に駆動装置4が設けられた構成であっても良い。
また、取り出し棒23は2組の構成に限られず、1組の取り出し棒23の先端に設けられた爪部24がベルトスリーブの下方の端に係合する構成であっても良い。
また、取り出し棒23の先端の爪24は、取り出し棒23自体の揺動板による揺動により、ベルトスリーブに対して係合位置になるものに限られない。取り出し棒23の先端の爪(揺動板)がベルトスリーブに向かって揺動するものであってもよい。
本発明のベルトスリーブの取り出し・挿入装置を示した側面図である。 本発明の取り出し・挿入機構を示した側面図である。 本発明の取り出し・挿入機構を示した正面図である。 取り出し・挿入機構がベルトスリーブを加工機に挿入する様子を示した斜視図である。 取り出し・挿入機構がベルトスリーブを加工機から取り出す様子を示した斜視図である。
符号の説明
1 基台
2 基体
3 取り出し・挿入機構
4 駆動装置
11 下基台
12 上基台
15 中心軸
16 回転駆動装置
16a リングギア
16b ステッピングモータ
16c ピニオン
20 ベルト受け部
21 ガイド棒
22 押し板
22a スライド体
22b ガイド板
23 取り出し棒
24 爪部
31 ガイド体
32 第1往復動駆動装置
33 第2往復動駆動装置
41 駆動軸
42 従動軸
43 研磨ロール

Claims (5)

  1. 加工機の横向き両軸間に掛けられたベルトスリーブを取り出し、又は前記両軸間に前記ベルトスリーブを挿入するベルトスリーブの取り出し・挿入装置であって、
    基体から横向きに突設され、前記ベルトスリーブの内周の一部を軸方向に沿って支持するベルト受け部と、
    前記ベルト受け部に対して前記軸方向に沿って往復動自在であって、前記ベルト受け部に支持されたベルトスリーブを前記軸方向に押し出す押し板と、
    前記押し板と共に往復動自在であって、進出状態では前記両軸に掛けられたベルトスリーブの内周側まで延在する取り出し棒と、
    前記取り出し棒の先端に設けられた開閉自在な爪であって、開いた時には前記ベルトスリーブの端部に係止する爪と、を備えてなるベルトスリーブの取り出し・挿入装置。
  2. 前記ベルト受け部、前記押し板、前記取り出し棒及び前記爪とを備える取り出し・挿入機構が、前記基体の回りに三組以上配設され、前記基体は、基台に対して回転自在に設けられ、前記三組以上のいずれかの取り出し・挿入機構が前記加工機の両軸に対向するようになっている請求項1に記載のベルトスリーブの取り出し・挿入装置。
  3. 前記押し板及び前記取り出し棒を往復動させる進退駆動装置は、前記三組以上の取り出し・挿入機構に対して、共通に作動するように前記基台に配設されている請求項2に記載のベルトスリーブの取り出し・挿入装置。
  4. 加工機の横向き両軸間に掛けられたベルトスリーブを取り出し、又は前記両軸間に前記ベルトスリーブを挿入するベルトスリーブの取り出し・挿入方法であって、
    基体から突設されたベルト受け部に、前記ベルトスリーブの内周の一部を支持させ、
    前記ベルト受け部に対して前記軸方向に沿って往復動自在な押し板によって、前記ベルト受け部に支持されたベルトスリーブを前記軸方向に押し出して前記ベルトスリーブを前記両軸間に挿入する挿入工程と、
    前記押し板と共に往復動自在な取り出し棒を、前記両軸に掛けられたベルトスリーブの内周側に延在状態となるように進出させ、
    前記取り出し棒の先端に設けられた開閉自在な爪を開いて、前記ベルトスリーブの端部に前記爪を係止させ、
    前記取り出し棒を退出させて、前記ベルトスリーブを前記両軸間から取り出し、前記ベルト受け部に載せる取り出し工程とを備えてなるベルトスリーブの取り出し・挿入方法。
  5. 前記ベルト受け部、前記押し板、前記取り出し棒及び前記爪とを備える取り出し挿入機構が、前記基体の回りに三組以上配設され、前記基体を前記基台に対して回転させることにより、前記三組以上のいずれかの取り出し・挿入機構を前記加工機の両軸に対面させる切り換え工程を更に備える請求項4に記載のベルトスリーブの取り出し・挿入方法。
JP2003431877A 2003-12-26 2003-12-26 ベルトスリーブの取り出し・挿入装置及びベルトスリーブの取り出し・挿入方法 Expired - Fee Related JP4408218B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003431877A JP4408218B2 (ja) 2003-12-26 2003-12-26 ベルトスリーブの取り出し・挿入装置及びベルトスリーブの取り出し・挿入方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003431877A JP4408218B2 (ja) 2003-12-26 2003-12-26 ベルトスリーブの取り出し・挿入装置及びベルトスリーブの取り出し・挿入方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005186228A JP2005186228A (ja) 2005-07-14
JP4408218B2 true JP4408218B2 (ja) 2010-02-03

Family

ID=34789755

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003431877A Expired - Fee Related JP4408218B2 (ja) 2003-12-26 2003-12-26 ベルトスリーブの取り出し・挿入装置及びベルトスリーブの取り出し・挿入方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4408218B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109128760B (zh) * 2018-09-21 2024-02-20 苏州富强科技有限公司 传输带的取出装置
CN112355694B (zh) * 2020-10-21 2022-06-07 奉化科盛微型轴业有限公司 一种转向助力电机轴的智能化全自动加工设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005186228A (ja) 2005-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1097867B1 (en) A device for automatically changing reels of film
JP3688326B2 (ja) 付着縫合糸を有する縫合針の自動包装機及び自動包装方法
ITRM940406A1 (it) "apparecchio per brocciatura cieca progressiva di pezzi in lavorazione
JP2009049357A (ja) コイルの取出し又は取出し成形に係る方法又は装置
JP4408218B2 (ja) ベルトスリーブの取り出し・挿入装置及びベルトスリーブの取り出し・挿入方法
KR101410381B1 (ko) 만두 성형기용 만두 취출장치
CN117340761B (zh) 一种全自动钢筋除锈机
KR101446202B1 (ko) 스틱 공급장치
KR20110101925A (ko) 반도체 패키지 리드 프레임 매거진의 자동 공급 및 회수 장치
JPS601426B2 (ja) 糸かせ絞り設備およびこれを用いるかせ移送方法
JPH08155699A (ja) カム式小型トランスファプレス機
KR101431784B1 (ko) 마감테이프 처리장치 및 이를 포함하는 캐리어 권취장치
CN214988748U (zh) 一种智能分离装置
JPH10267096A (ja) ベルトの挿入および取り出し装置
KR102000192B1 (ko) 복합 인발기 시스템
JP2013056762A (ja) 電線供給装置
KR101836083B1 (ko) 곡관성형기
JP3283253B2 (ja) 自動麻雀卓におけるドラ表示牌の反転装置
JPH1058396A (ja) 貝殻の穿孔方法並びにその装置及び装置本体とそれに使用する貝殻の保持具
CN219468127U (zh) 一种手套机的手套整理装置
CN113303565B (zh) 自动穿鞋带生产线
CN211254655U (zh) 一种具有收卷限位结构的收卷检验机
JPH10192919A (ja) 作業ロールの分解組立装置
JP2828921B2 (ja) 靴下の保持装置
JP2911407B2 (ja) 供給排出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061017

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091104

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091106

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4408218

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121120

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121120

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131120

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees