JP4407588B2 - 検査方法及び検査システム - Google Patents
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前記特許文献2記載のデジタル検版装置では、修正前の画像データと修正後の画像データを比較しているが、マスタデータとの比較は行っておらず、RIP展開のときに上述の文字化け等の不具合を検出することはできないものであった。そのため、マスタデータの内容がRIP展開されているか否かは、人によって検査する必要性があった。
一方、前記特許文献1記載の欠陥検出方法では、既に印刷されている印刷物を基準として他の印刷物を検査しているため、最初に基準となる印刷物とマスタデータとの比較する必要性があった。
しかしながら、上記刊行物に提示されている条件でオフセット印刷を行ったとしても、マスタデータ(デジタルデータ)から印刷物を得るためには、マスタデータのRIP展開、C(Cyan)M(Magenta)Y(Yellow)K(Black)へのデータ変換、製版等の各工程で生じる不良要因によって、色の違い、色間ズレ等が発生している。しかし、これらの不良は各工程に於ける不良要因の相乗作用によって発生することもあり、工程毎の検査で検出することは困難であり、マスタデータと比較する必要性があった。
さらに、マスタデータ(デジタルデータ)で表現可能な色空間と、印刷処理で表現可能な色空間とは、完全に一致していない。したがって、単にマスタデータの色と正常な印刷物の色とを比較しても、双方には色の相違が発生するので、マスタデータと印刷物(被検査対象物)のデータとを比較すると良品も不良と判定する。
又は、DTP又はCTPによって作成されたマスタ画像データを記憶手段に記憶させ、前記被検査対象物を、読取装置により光学的に読み取り、読み取った被検査対象物の被検査画像データを記憶手段に記憶させ、前記読取装置に特有の誤差因子を少なくとも含む補正要素と前記被検査画像データとに基づき、少なくとも前記読取装置による誤差がない状態のデータを想定した第2想定画像データを作成させ、前記第2想定画像データの画像と当該画像に対応するマスタ画像とを比較して良否を判定する。
また、本願発明に係る検査システムは、マスタ画像に基づき、印刷物又は印刷物に版からなる被検査対象物の良否を判定する検査システムであって、前記被検査対象物を光学的に読み取るための読取装置を設け、DTP又はCTPによって作成されたマスタ画像データを記憶するマスタ画像データ記憶手段と、前記読取装置で読み取った被検査対象物の画像データを記憶する被検査画像データ記憶手段と、前記読取装置に特有の誤差因子のデータを少なくとも含む補正要素データを予め記憶する補正要素データ記憶手段と、前記補正要素データと前記マスタ画像データとに基づき、少なくとも被検査対象物を前記読取装置で読み取ったときのデータを想定した第1想定画像データを作成する、若しくは、前記補正要素データと前記被検査画像データとに基づき、少なくとも前記読取装置による誤差がない状態のデータを想定した第2想定画像データを作成する想定画像データ作成手段と、前記第1想定画像データの画像と当該画像に対応する被検査画像データの画像とを比較して良否を判定する、若しくは、前記第2想定画像データと当該画像に対応するマスタ画像とを比較して良否を判定する比較判定手段とを備えることを特徴とするものである。
したがって、マスタ画像と印刷物又は版の被検査対象物とを比較するときに、第1想定画像データ又は第2想定画像データを作成することにより、読取装置等の誤差因子によって生じる変化を想定し、それぞれの比較対象となる被検査画像データ又はマスタ画像データと比較することができるので、正確な比較検査を行うことができる。つまり、画像サイズの変化(例えば、縦、横の比率の変化)、歪み、読み取りの欠陥(例えば、ラインセンサで読み取ったときのラインの欠陥)、色誤差等の読取装置によって画像データに変化が生じても不良と判定することがない。かつ、補正要素以外の画像データの変化に対する良否判定ができる。
また、本願発明に係る検査システムは、マスタ画像に基づき、印刷物の版からなる被検査対象物の良否を判定する検査システムであって、前記単又は複数の版を光学的に読み取るための読取装置を設け、DTP又はCTPによって作成されたマスタ画像データを記憶するマスタ画像データ記憶手段と、前記読取装置で読み取った版の画像データを記憶する被検査画像データ記憶手段と、前記読取装置に特有の誤差因子のデータと、前記版を用いて印刷したときに特有の誤差因子のデータとを含む補正要素データを記憶する補正要素データ記憶手段と、前記被検査画像データと前記補正要素データに基づき、前記版を用いて印刷したときの状態を想定した第3想定画像データを作成する第3想定画像データ作成手段と、前記マスタ画像データと前記補正要素データとに基づき、読取装置で読み取ったときの状態及び印刷したときの状態を想定した第4想定画像データを作成する第4想定画像データ作成手段と、前記第3想定画像データの画像と当該画像に対応する第4想定画像データの画像とを比較して良否を判定する比較判定手段とを備えることを特徴とするものである。
したがって、マスタ画像と版とを比較するときに、第3想定画像データと第4想定画像データを作成することにより、読取装置等の誤差因子によって生じる変化を想定し、それぞれの比較対象となる被検査画像データ又はマスタ画像データと比較することができるので、正確な比較検査を行うことができる。つまり、画像サイズの変化(例えば、縦、横の比率の変化)、歪み、読み取りの欠陥(例えば、ラインセンサで読み取ったときのラインの欠陥)、色誤差等の読取装置によって画像データに変化が生じても不良と判定することがない。かつ、補正要素以外の画像データの変化に対する良否判定ができる。また、複数の版から印刷された状態を想定し検査するので、版のズレによって発生する色間ズレの検査ができるようになる。
本願発明の検査方法及び検査システムは、印刷物または印刷物の版からなる被検査対象物を、読取装置で光学的に読み取ったデータと、DTP等によって作成されたデータとを比較し、版キズ、文字化け、インク飛び、色違い、色ズレ等の欠陥を検出するものである。
前記読取誤差は、読取装置の光源、センサの素子、センサからの出力信号に基づく画像処理等の読取装置によって決定されるものである。具体的には、画像サイズの変化(例えば、縦、横の比率の変化)、歪み、読み取りの欠陥(例えば、ラインセンサで読み取ったときのラインの欠陥)、色要素の変化、画像の解像度等である。
前記印刷誤差は、紙の種類、紙の製造メーカ、インクの種類、インクの製造メーカ、印刷機、印圧、温度、湿度、印刷速度等によって決定されるものである。これらによって、仕上がりの色、インクの定着状態(例えば、にじみ具合等)が変化する。
また、読取誤差データとは前記読取装置2により印刷物を読み取ったときに、読み取り前の状態から読み取り後の状態を導くことができるデータである。このデータの具体的な一例としては、読み取り前の状態と読み取り後の状態を対応させたルックアップテーブルのデータである。
ここでは、カラーのマスタ画像データ10に基づいて、カラー印刷された印刷物11を検査するときについて述べる。印刷物11は、校正刷紙として印刷されたものであり、この検査によって、更なる校正の有無を判定する。
まず、印刷処理するときの印刷用紙の種類、印刷機、インクの種類等の印刷条件に起因する前記印刷誤差データと、印刷物を読取処理するときの読取装置2の光源、センサの素子等の読取装置に起因する前記読取誤差データとを入力(選択)しておく。印刷誤差データは、印刷条件の異なった複数のルックアップテーブルを予め作成しておき、この中から印刷条件が一致するルックアップテーブルのデータを選択する。同様に読取誤差データも、最適なルックアップテーブルを選択する。
さらに、マスタ画像データ10に基づいて印刷物(校正刷紙)11を作成する。印刷物11を作成するには、マスタ画像データ10をCTP工程で製版したり、フィルムに焼きつけて製版し、この版から印刷物(校正刷紙)11を作成する。
また、マスタ画像データ10と前記印刷誤差データとから、印刷したときのデータを想定し、この想定したデータと読取誤差データとから印刷したものを読み取ったときを想定した第1想定画像データ12を作成する。
濃度レベルの比較方法としては、マスタ画像データのエリア画像と被検査画像データのエリア画像とを所定の大きさの領域に分割し、対応する分割画像の双方の濃度レベルを比較して欠陥部分を検出する方法がある。また、マスタ画像データと第1被検査画像データとの画像の解像度が同じときには、対応する画素毎に濃度レベルを比較して欠陥部分を検出する方法もある。さらに、その他の公知方法によって検出することもできる。
そして、許容値を超える箇所があれば図11に示すように、不良箇所を表示部9に表示させて、修正箇所を作業者に提示する。
なお、前記読取装置2、マスタ画像データ記憶手段3、被検査画像データ記憶手段6、表示手段8、表示部9は、実施例1のそれぞれと同じなので説明を省略する。
同様に、読取誤差データとは、前記読取装置2により印刷物を読み取ったときに、読み取り後の状態から読み取り前の状態を導くことができるデータであり、実施例1においてのデータ変換の逆の変換が可能なデータである。
ここでは、カラーのマスタ画像データ10に基づいて、カラー印刷された印刷物11を検査するときについて述べる。印刷物11は、校正刷紙として印刷されたものであり、この検査によって、更なる校正の有無を判定する。
前記マスタ画像データ10及び印刷物11に関しては、実施例1と同様であるので説明は省略する。また、印刷物11の印刷条件や読取装置2に基づいて、前記補正要素データ記憶手段4から、印刷誤差データと読取誤差データとを入力(選択)しておく。
なお、前記読取装置2、マスタ画像データ記憶手段3、被検査画像データ記憶手段6、表示手段8、表示部9は、実施例1のそれぞれと同じなので説明を省略する。
ここでは、マスタ画像データ10に基づいて、黒色のみで印刷された印刷物の版16を検査するときについて述べる。版16は、オフセット印刷で使用される版であり、この検査によって当該版の良否判定を行う。
前記マスタ画像データ10は、実施例1とほぼ同様であるので説明は省略する。また、読取装置2に基づいて、前記補正要素データ記憶手段4から読取誤差データを予め入力(選択)しておく。
また、マスタ画像データ15と前記読取誤差データとから、版16を読取装置で読み取ったときのデータを想定した第1想定画像データ17を作成する。
そして、この第1想定画像データ17と前記被検査画像データ18の濃度レベル差を検出し、レベル差が許容値の範囲内であるか否かを判定する。この許容値の範囲を超えたときには、図11に示すように、結果箇所の画像を表示部9に表示する。
なお、前記読取装置2、マスタ画像データ記憶手段3、被検査画像データ記憶手段6、表示手段8、表示部9は、実施例2のそれぞれと同じなので説明を省略する。
ここでは、マスタ画像データ15に基づいて、黒色のみで印刷された印刷物の版16を検査するときについて述べる。版16は、オフセット印刷で使用される版であり、この検査によって当該版の良否判定を行う。
前記マスタ画像データ15は、実施例2とほぼ同様であるので説明は省略する。また、読取装置2に基づいて、前記補正要素データ記憶手段4から読取誤差データを予め入力(選択)しておく。
そして、この第2想定画像データ19と前記マスタ画像データ15との濃度レベル差を検出し、レベル差が許容値の範囲内であるか否かを判定する。この許容値の範囲を超えたときには、図11に示すように、結果箇所の画像を表示部に表示する。
なお、前記読取装置2、マスタ画像データ記憶手段3、被検査画像データ記憶手段6、表示手段8、表示部9は、実施例1のそれぞれとほぼ同じなので説明を省略する。
印刷誤差データとは、予め設定された印刷時の条件(例えば、印刷時に使用する紙の種類、紙の製造メーカ、インクの種類、インクの製造メーカ、印刷機、印圧等)で印刷したときに、印刷前の状態から印刷後の状態を導くことができるデータである。具体的な一例としては、印刷前のデータと印刷後のデータとを対応させたルックアップテーブル(Look Up Table(LUT))のデータである。なお、印刷がカラー印刷のときには、カラープロファイルと呼ばれるデータがこの印刷誤差データに含まれる。
また、読取誤差データとは前記読取装置2により印刷物を読み取ったときに、読み取り前の状態から読み取り後の状態を導くことができるデータである。このデータの具体的な一例としては、読み取り前の状態と読み取り後の状態とを対応させたルックアップテーブルのデータである。
また、合成印刷誤差データとは、例えば、カラー印刷において図9に示すように、CMYKの4つの版24C,24M,24Y,24Kに分版し、この4つの版を使用してカラー印刷物28を印刷したときに、印刷前の4つの版の被検査画像データからそれらを合成してカラー印刷物28の状態を導くことができるデータである。このデータの具体的な一例としては、印刷前の各版の状態と各版で印刷した後の状態を対応させたルックアップテーブルのデータである。
ここでは、カラーのマスタ画像データ23に基づいて、CMYKの4つの版24C,24M,24Y,24Kに分版した各版を検査するときについて述べる。
まず、印刷処理するときの印刷用紙の種類、印刷機、インクの種類等の印刷条件に起因する前記印刷誤差データと、印刷物を読取処理するときの読取装置2の光源、センサの素子等の読取装置に起因する前記読取誤差データとを入力(選択)しておく。印刷誤差データは、印刷条件の異なった複数のルックアップテーブルを予め作成しておき、この中から印刷条件が一致するルックアップテーブルのデータを選択する。同様に読取誤差データ及び合成印刷誤差データも、最適なルックアップテーブルを選択する。
さらに、マスタ画像データ23に基づいて、CMYKの4つの版24を作成する。版24を作成するには、マスタ画像データ23をCTP工程で製版したり、フィルムに焼きつけて製版する。
濃度レベルの比較方法としては、マスタ画像データのエリア画像と被検査画像データのエリア画像とを所定の大きさの領域に分割し、対応する分割画像の双方の濃度レベルを比較して欠陥部分を検出する方法がある。また、マスタ画像データと第1被検査画像データとの画像の解像度が同じときには、対応する画素毎に濃度レベルを比較して欠陥部分を検出する方法もある。さらに、その他の公知の方法によって検出することもできる。
そして、許容値を超える箇所があれば図11に示すように、不良箇所を表示部に表示させて、修正箇所を作業者に提示する。
マスタ画像データ23に基づき印刷処理と読取処理を行ったと想定した第4想定画像データ25とを比較しているので、印刷処理や読取処理を行った後のデータ同士を比較している。したがって、形状(例えば、縦横の比率、模様の形状)や色の検査を正確に行うことができる。また、第4想定画像データ25は、印刷処理と読取処理による誤差を考慮にしているので、印刷処理と読取処理以外の相違点を検出することができる。したがって、誤字、文字化け(機種依存文字の変化、文字の重複、フォントの相違等)、版キズ、インク飛び、文字欠け等の欠陥を検出することができる。さらに、複数の版から印刷された状態を想定しているので、色間ズレの検査を行うこともできる。
2 読取装置
3 マスタ画像データ記憶手段
4 補正要素データ記憶手段
5 想定画像データ作成手段
6 被検査画像データ記憶手段
7 比較判定手段
8 表示手段
9 表示部
10 マスタ画像データ
11 印刷物
12 第1想定画像データ
13 被検査画像データ
14 第2想定画像データ
15 マスタ画像データ
16 版
17 第1想定画像データ
18 被検査画像データ
19 第2想定画像データ
20 第4想定画像データ作成手段
21 第3想定画像データ作成手段
22 比較判定手段
23 マスタ画像データ
24 版
24Y イエロー版
24C シアン版
24K ブラック版
24M マゼンタ版
25 第4想定画像データ
26 被検査画像データ
27 第3想定画像データ
28 カラー印刷物
30 不良領域表示枠
31,32 不良箇所
F 被検査画像データ
F1〜F6 各検査対象領域
M マスタ画像
Claims (11)
- マスタ画像に基づき、印刷物又は印刷物の版からなる被検査対象物の良否を判定する検査方法であって、
DTP又はCTPによって作成されたマスタ画像データを記憶手段に記憶させ、
前記被検査対象物を、読取装置により光学的に読み取り、読み取った被検査対象物の被検査画像データを記憶手段に記憶させ、
前記読取装置に特有の誤差因子を少なくとも含む補正要素と前記マスタ画像データとに基づき、少なくとも前記被検査対象物を前記読取装置で読み取ったときのデータを想定した第1想定画像データを作成させる、若しくは、前記読取装置に特有の誤差因子を少なくとも含む補正要素と前記被検査画像データとに基づき、少なくとも前記読取装置による誤差がない状態のデータを想定した第2想定画像データを作成させ、
前記第1想定画像データの画像と当該画像に対応する被検査画像データの画像とを比較して良否を判定する、若しくは、前記第2想定画像データの画像と当該画像に対応するマスタ画像とを比較して良否を判定することを特徴とする検査方法。 - 前記被検査対象物は印刷物であり、
前記補正要素には、前記読取装置に特有の誤差因子と前記印刷物の印刷の処理に特有の誤差因子が含まれ、
前記第1想定画像データは、前記補正要素に基づき印刷処理したものを前記読取装置で読み取ったときのデータを想定してなり、
前記第2想定画像データは、前記補正要素に基づき読取装置による誤差と印刷処理による誤差がないデータを想定してなる請求項1記載の検査方法。 - 前記マスタ画像データ及び被検査画像データは、多階調の画像データであり、
前記補正要素に基づいて多階調の第1想定画像データ若しくは多階調の第2想定画像データを作成させ、
比較する双方の画像の濃度レベル差が許容値の範囲内であるか否かにより良否を判定する請求項1又は2に記載の検査方法。 - 前記被検査対象物は多面付けなされており、
前記第1想定画像データと前記被検査画像データとを比較するときには、当該被検査画像データの中から当該第1想定画像データの画像が含まれる位置を検出し、当該検出した位置の画像と前記第1想定画像データの画像とを比較してなる、
又は、前記マスタ画像データと前記第2想定画像データとを比較するときには、当該第2想定画像データの中から当該マスタ画像データの画像が含まれる位置を検出し、当該検出した位置の画像とマスタ画像とを比較してなる請求項1〜3のいずれかに記載の検査方法。 - マスタ画像に基づき、印刷物の版からなる被検査対象物の良否を判定する被検査方法であって、
DTP又はCTPによって作成されたマスタ画像データを記憶手段に記憶させ、
前記単又は複数の版を、読取装置により光学的に読み取り、読み取った版の被検査画像データを記憶手段に記憶させ、
前記読取装置に特有の誤差因子と前記版を用いて印刷したときに特有の誤差因子とを含む補正要素と、前記被検査画像データとに基づき、前記版を用いて印刷したときの状態を想定した第3想定画像データと、前記マスタ画像データと前記補正要素とに基づき読取装置で読み取ったときの状態及び印刷したときの状態を想定した第4想定画像データとを作成させ、
前記第3想定画像データの画像と当該画像に対応する第4想定画像データの画像とを比較して良否を判定することを特徴とする検査方法。 - 前記マスタ画像データ及び被検査画像データは、多階調の画像データであり、
前記補正要素に基づいて多階調の第3想定画像データと多階調の第4想定画像データとを作成させ、
比較する双方の画像の濃度レベル差が許容値の範囲内であるか否かにより良否を判定する請求項5記載の検査方法。 - 前記被検査対象物は多面付けされており、
前記第3想定画像データの中から前記第4想定画像データが含まれる位置を検出し、当該検出した位置の画像と前記第4想定画像データの画像とを比較してなる請求項5又は6に記載の検査方法。 - 前記2つの画像を比較して不良箇所を検出したときの前記被検査画像を表示部に表示してなる請求項1〜7に記載の検査方法。
- 前記被検査対象物は、カラー印刷物又はカラー印刷物に用いられる複数の版であり、
前記補正要素には、読取装置に特有のカラープロファイル、又は、印刷処理に特有のカラープロファイルのいずれか一方を少なくとも含んでなる請求項1〜8に記載の検査方法。 - マスタ画像に基づき、印刷物又は印刷物に版からなる被検査対象物の良否を判定する検査システムであって、
前記被検査対象物を光学的に読み取るための読取装置を設け、
DTP又はCTPによって作成されたマスタ画像データを記憶するマスタ画像データ記憶手段と、
前記読取装置で読み取った被検査対象物の画像データを記憶する被検査画像データ記憶手段と、
前記読取装置に特有の誤差因子のデータを少なくとも含む補正要素データを予め記憶する補正要素データ記憶手段と、
前記補正要素データと前記マスタ画像データとに基づき、少なくとも被検査対象物を前記読取装置で読み取ったときのデータを想定した第1想定画像データを作成する、若しくは、前記補正要素データと前記被検査画像データとに基づき、少なくとも前記読取装置による誤差がない状態のデータを想定した第2想定画像データを作成する想定画像データ作成手段と、
前記第1想定画像データの画像と当該画像に対応する被検査画像データの画像とを比較して良否を判定する、若しくは、前記第2想定画像データと当該画像に対応するマスタ画像とを比較して良否を判定する比較判定手段とを備えることを特徴とする検査システム。 - マスタ画像に基づき、印刷物の版からなる被検査対象物の良否を判定する検査システムであって、
前記単又は複数の版を光学的に読み取るための読取装置を設け、
DTP又はCTPによって作成されたマスタ画像データを記憶するマスタ画像データ記憶手段と、
前記読取装置で読み取った版の画像データを記憶する被検査画像データ記憶手段と、
前記読取装置に特有の誤差因子のデータと、前記版を用いて印刷したときに特有の誤差因子のデータとを含む補正要素データを記憶する補正要素データ記憶手段と、
前記被検査画像データと前記補正要素データに基づき、前記版を用いて印刷したときの状態を想定した第3想定画像データを作成する第3想定画像データ作成手段と、
前記マスタ画像データと前記補正要素データとに基づき、読取装置で読み取ったときの状態及び印刷したときの状態を想定した第4想定画像データを作成する第4想定画像データ作成手段と、
前記第3想定画像データの画像と当該画像に対応する第4想定画像データの画像とを比較して良否を判定する比較判定手段とを備えることを特徴とする検査システム。
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