JP5710101B2 - 印刷物検査装置、及び印刷物検査方法 - Google Patents

印刷物検査装置、及び印刷物検査方法 Download PDF

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Description

本発明は、印刷物を検査する印刷物検査装置、及び印刷物検査方法に関する。詳細には、定型のフォーム紙の紙面に印刷された印刷物の印刷不良を検査する印刷物検査装置、及び印刷物検査方法に関する。
従来から、印刷部による印刷結果を検査する検査手段を備えた画像形成装置が知られている。このような画像形成装置は、印刷部により画像印刷がなされた用紙の紙面を画像読取装置により読み取り、得られた印刷後画像データに基づいて印刷結果の良否を判断する。これにより、印刷不良などを自動的に判別することができ、印刷不良のものについては自動的に再印刷するなどの対応をとることができる。そのため、より信頼性の高い画像印刷が可能となる。
具体的には、カメラにてフォーム紙を撮像した画像(図5(a)参照)に、印刷データを基に作成した画像(図5(b)参照)を合成し、印字後に撮像されるであろう画像を作成する(基準画像)(図5(c))。その後、基準画像(図5(c)参照)と印刷物を撮像した画像(図5(d)参照)と比較検査を行うものがある(特許文献1参照)。
また、印刷物を撮像した画像(図6(a)参照)から、フォーム紙を撮像した画像(図6(b)参照)を除去し、検査画像を作成する(図6(c)参照)。その後、検査画像(図6(c))参照)と印刷データを基に作成した画像(図6(d)参照)と比較検査を行うものがある(特許文献2参照)。
特開2002−536770号公報 特開2005−205853号公報
しかしながら、特許文献1においては、印刷物を撮像した画像が印刷物として許容される程度の印刷位置ズレ(フォーム紙に対する印刷位置のズレ)、例えば、罸線の上に印刷データの一部が重なっている場合には、印刷物を撮像した画像(図5(d)参照)と、上述した基準画像(図5(c)参照)と、を比較検査する際に、印刷不良として検出してしまうこと(誤検出)が問題となっていた。
また、特許文献2についても同様に、印刷物を撮像した画像が印刷物として許容される程度の印刷位置ズレ(フォーム紙に対する印刷位置のズレ)、例えば、罸線の上に印刷データの一部が重なっている場合には、印刷物を撮像した画像(図6(a)参照)から、フォーム紙を撮像した画像(図6(b)参照)を除去し、印刷画像を作成する(検査画像)(図6(c)参照)際に、罫線の上に印刷データが重なっている部分は削除されてしまうため、その後、検査画像(図6(c))参照)と印刷データを基に作成した画像(図6(d)参照)と比較検査をした場合には、印刷不良として検出してしまうこと(誤検出)が問題となっていた。
更に、上記問題点を解消するために、フォーム紙に印刷された文字等の輪郭をぼやかせて検査を行った場合には、印刷されるべき文字の正確性の判断があいまいになり、検査の質がおちてしまうといった問題が生じていた。
本発明はこのような問題に鑑みなされたものであり、印刷物として許容される程度の印刷位置ズレ等を印刷不良として検出することを防止し、印刷物として許容されるべきでない印刷の重複、落丁、文字欠け、印刷汚れ等の本来の印刷不良を精度よく検出することができる印刷物検査装置、及び印刷物検査方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、定型のフォーム紙の紙面を撮像してフォーム紙撮像画像データを取得するフォーム紙撮像画像データ取得手段と、前記フォーム紙に印刷すべきデータに基づいて印刷を行う印刷手段と、前記印刷手段により印刷を行ったフォーム紙の紙面を撮像して印刷後撮像画像データを取得する印刷後撮像画像データ取得手段と、前記フォーム紙撮像画像データと、前記印刷後撮像画像データと、をマッチングして第一ズレ量を算出する第一ズレ量算出手段と、前記印刷後撮像画像データと、前記フォーム紙に印刷すべきデータに基づいて作成した印刷画像データと、をマッチングして第二ズレ量を算出する第二ズレ量算出手段と、第一ズレ量と第二ズレ量とを参照して、前記フォーム紙撮像画像データと、前記印刷画像データと、を合成し、基準画像データを作成する基準画像データ作成手段と、前記基準画像データと、前記印刷後撮像画像データと、を比較検査する比較検査手段と、を有し、前記基準画像データ作成手段は、前記フォーム紙撮像画像データに前記印刷画像データを合成する場合に、前記フォーム紙撮像画像データ上の前記印刷画像データにより表される文字が合成される罫線部分の画像データを除去した後に、前記印刷画像データを合成することを特徴とする。
これによれば、フォーム紙撮像画像データと印刷後撮像画像データとをマッチングして第一ズレ量を算出し、印刷後撮像画像データとフォーム紙に印刷すべきデータに基づいて作成した印刷画像データとをマッチングして第二ズレ量を算出し、第一ズレ量と第二ズレ量とを参照してフォーム紙撮像画像データと印刷画像データとを合成して作成した基準画像データと、印刷後撮像画像データと、を比較検査することによって、印刷物として許容される程度の印刷位置ズレ等を印刷不良として検出することを防止でき、印刷物として許容されるべきでない印刷の重複、落丁、文字欠け、印刷汚れ等の本来の印刷不良を精度よく検出することができる。
また、フォーム紙撮像画像データ上の印刷画像データにより表される文字が合成される罫線部分の画像データを除去した後に、印刷画像データを合成することによって、フォーム紙撮像画像データ上の印刷画像データにより表される文字が合成される罫線部分の明るさ等は、単に二種の画像データを合成した場合とは異なり、印刷画像データの明るさ等が反映された基準画像データを作成することができる。このようにして作成された基準画像データと印刷後撮像画像データと比較することによって、精度よく比較検査をすることができる。
更に、印刷物を撮像した画像が印刷物として許容される程度の印刷位置ズレ(フォーム紙に対する印刷位置のズレ)、例えば、フォーム紙の罸線の上に印刷データの一部が重なって印刷された場合においても、第一ズレ量、第二ズレ量を参照し、更にはフォーム紙撮像画像データに前記印刷画像データを合成する場合に、前記フォーム紙撮像画像データ上の前記印刷画像データにより表される文字が合成される罫線部分の画像データを除去した後に、前記印刷画像データを合成することによって、印刷後撮像画像データ(罫線に字が重なったもの)に応じた基準画像データを作成できる。よって、上記基準画像データと印刷後撮像画像データを比較することによって正確な比較をすることができ、印刷物を撮像した画像が印刷物として許容される程度の印刷位置ズレを印刷不良として検出してしまうこと(誤検出)を防ぐことができる。
上記課題を解決するための請求項に記載の発明は、請求項1に記載の印刷物検査装置において、前記フォーム紙に印刷すべきデータに基づいて印刷画像データを作成する場合に、歪補正と、色調補正と、の少なくともいずれか一つを行い前記印刷画像データを作成することを特徴とする。
これによれば、フォーム紙に印刷すべきデータに基づいて印刷画像データを作成する場合に、歪補正と、色調補正と、の少なくともいずれか一つを行うことによって、撮像部の性能等により生じる撮像のズレを考慮して印刷画像データを作成することができる。よって、印刷画像データと印刷後撮像画像データとを精度よくマッチングすることができる。
上記課題を解決するための請求項に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の印刷物検査装置において、前記第一ズレ量算出手段により算出された第一ズレ量と前記第二ズレ量算出手段により算出された第二ズレ量との差の許容量を予め設定しておく許容量設定手、を更に有し、前記比較検査手段は、前記第一ズレ量と前記第二ズレ量との差が、前記許容量設定手段により設定された許容量を超えた場合には、前記印刷後撮像画像データは印刷不良であると判定することを特徴とする。
これによれば、第一ズレ量と第二ズレ量との差が、許容量設定手段により設定された許容量を超えた場合には、検査画像データを印刷不良であると判定することにより、印刷物として許容されるべきでない印刷後撮像画像データを印刷不良であると的確に判定することができる。
上記課題を解決するための請求項4に記載の発明は、定型のフォーム紙の紙面を撮像してフォーム紙撮像画像データを取得するフォーム紙撮像画像データ取得工程と、前記フォーム紙に印刷すべきデータに基づいて印刷を行う印刷工程と、前記印刷を行ったフォーム紙の紙面を撮像して印刷後撮像画像データを取得する印刷後撮像画像データ取得工程と、前記フォーム紙撮像画像データと、前記印刷後撮像画像データと、をマッチングして第一ズレ量を算出する第一ズレ量算出工程と、前記印刷後撮像画像データと、前記フォーム紙に印刷すべきデータに基づいて作成した印刷画像データと、をマッチングして第二ズレ量を算出する第二ズレ量算出工程と、第一ズレ量と第二ズレ量とを参照して、前記フォーム紙撮像画像データと、前記印刷画像データと、を合成し、基準画像データを作成する基準画像データ作成工程と、前記基準画像データと、前記印刷後撮像画像データと、を比較検査する比較検査工程と、を有し、前記基準画像データ作成工程では、前記フォーム紙撮像画像データに前記印刷画像データを合成する場合に、前記フォーム紙撮像画像データ上の前記印刷画像データにより表される文字が合成される罫線部分の画像データを除去した後に、前記印刷画像データを合成することを特徴とする。
これによれば、フォーム紙撮像画像データと印刷後撮像画像データとをマッチングして第一ズレ量を算出し、印刷後撮像画像データとフォーム紙に印刷すべきデータに基づいて作成した印刷画像データとをマッチングして第二ズレ量を算出し、第一ズレ量と第二ズレ量とを参照してフォーム紙撮像画像データと印刷画像データとを合成して作成した基準画像データと、印刷後撮像画像データと、を比較検査することによって、印刷物として許容される程度の印刷位置ズレ等を印刷不良として検出することを防止でき、印刷物として許容されるべきでない印刷の重複、落丁、文字欠け、印刷汚れ等の本来の印刷不良を精度よく検出することができる。
また、フォーム紙撮像画像データ上の印刷画像データにより表される文字が合成される罫線部分の画像データを除去した後に、印刷画像データを合成することによって、フォーム紙撮像画像データ上の印刷画像データにより表される文字が合成される罫線部分の明るさ等は、単に二種の画像データを合成した場合とは異なり、印刷画像データの明るさ等が反映された基準画像データを作成することができる。このようにして作成された基準画像データと印刷後撮像画像データと比較することによって、精度よく比較検査をすることができる。
上記課題を解決するための請求項に記載の発明は、請求項に記載の印刷物検査方法において、前記フォーム紙に印刷すべきデータに基づいて印刷画像データを作成する場合に、歪補正と、色調補正と、の少なくともいずれか一つを行い前記印刷画像データを作成することを特徴とする。
これによれば、フォーム紙に印刷すべきデータに基づいて印刷画像データを作成する場合に、歪補正と、色調補正と、の少なくともいずれか一つを行うことによって、撮像部の性能等により生じる撮像のズレを考慮して印刷画像データを作成することができる。よって、印刷画像データと印刷後撮像画像データとを精度よくマッチングすることができる。
上記課題を解決するための請求項に記載の発明は、請求項4又は請求項5に記載の印刷物検査方法において、前記算出された第一ズレ量と前記算出された第二ズレ量との差の許容量を予め設定しておく許容量設定工程、を更に有し、前記比較検査工程で、前記第一ズレ量と前記第二ズレ量との差が、前記設定された許容量を超えた場合には、前記印刷後撮像画像データは印刷不良であると判定することを特徴とする。
これによれば、第一ズレ量と第二ズレ量との差が、許容量設定手段により設定された許容量を超えた場合には、検査画像データを印刷不良であると判定することにより、印刷物として許容されるべきでない印刷後撮像画像データを印刷不良であると的確に判定することができる。
本発明によれば、フォーム紙撮像画像データと印刷後撮像画像データとをマッチングして第一ズレ量を算出し、印刷後撮像画像データとフォーム紙に印刷すべきデータに基づいて作成した印刷画像データとをマッチングして第二ズレ量を算出し、第一ズレ量と第二ズレ量とを参照してフォーム紙撮像画像データと印刷画像データとを合成して作成した基準画像データと、印刷後撮像画像データと、を比較検査することによって、印刷物として許容される程度の印刷位置ズレ等を印刷不良として検出することを防止でき、印刷物として許容されるべきでない印刷の重複、落丁、文字欠け、印刷汚れ等の本来の印刷不良を精度よく検出することができる。
また、フォーム紙撮像画像データ上の印刷画像データにより表される文字が合成される罫線部分の画像データを除去した後に、印刷画像データを合成することによって、フォーム紙撮像画像データ上の印刷画像データにより表される文字が合成される罫線部分の明るさ等は、単に二種の画像データを合成した場合とは異なり、印刷画像データの明るさ等が反映された基準画像データを作成することができる。このようにして作成された基準画像データと印刷後撮像画像データと比較することによって、精度よく比較検査をすることができる。
更に、印刷物を撮像した画像が印刷物として許容される程度の印刷位置ズレ(フォーム紙に対する印刷位置のズレ)、例えば、フォーム紙の罸線の上に印刷データの一部が重なって印刷された場合においても、第一ズレ量、第二ズレ量を参照し、更にはフォーム紙撮像画像データに前記印刷画像データを合成する場合に、前記フォーム紙撮像画像データ上の前記印刷画像データにより表される文字が合成される罫線部分の画像データを除去した後に、前記印刷画像データを合成することによって、印刷後撮像画像データ(罫線に字が重なったもの)に応じた基準画像データを作成できる。よって、上記基準画像データと印刷後撮像画像データを比較することによって正確な比較をすることができ、印刷物を撮像した画像が印刷物として許容される程度の印刷位置ズレを印刷不良として検出してしまうこと(誤検出)を防ぐことができる。
本発明の印刷物検査装置の最良の実施形態について説明する。
本実施形態は、定型のフォーム紙の紙面に印刷された印刷物の印刷不良を検査する場合の一例を示す。
ここで、図1は、本実施形態に係る印刷物検査装置の概略図であり、図2(a)は、フォーム紙撮像画像データを示す図であり、(b)は、印刷後撮像画像データを示す図であり、(c)は、印刷画像データを示す図であり、図3は、フォーム紙撮像画像データに印刷画像データを合成する場合について説明する図であり、(a)は、フォーム紙撮像画像データを示す図であり、(b)は、印刷画像データを示す図であり、(c)は、基準画像データを示す図である。
[印刷物検査装置]
図1に示すように、本発明の印刷物検査装置1は、第一撮像部2、印刷部3、第二撮像部4、管理部5を含んで構成されている。以下に、印刷物検査装置1を構成する各部の構成及び機能について詳細に説明する。
(第一撮像部2の構成及び機能)
第一撮像部2は、フォーム紙撮像画像データ取得手段として機能するものであり、定型のフォーム紙の紙面を撮像してフォーム紙撮像画像データを取得する部分である。
具体的には、図1に示すように、第一撮像部2は、図示する搬送方向から搬送されてくる、定型フォームが既に印刷されたフォーム紙11の紙面を撮像してフォーム紙撮像画像データを取得する(図2(a)参照)。
(印刷部3の構成及び機能)
印刷部3は、印刷手段として機能するものであり、フォーム紙に印刷すべきデータに基づいて印刷を行う部分である。
このフォーム紙に印刷すべきデータとは、例えば、フォーム紙が明細書、請求書等に用いられるものである場合には、氏名と金額等の個人情報を含むものである。
具体的には、図1に示すように、印刷部3は、図示する搬送方向から搬送されてくる定型フォーム紙11(図2(a)参照)に、印刷すべきデータに基づいて印刷を行う。
(第二撮像部4の構成及び機能)
第二撮像部4は、印刷後撮像画像データ取得手段として機能するものであり、印刷部により印刷を行った印刷物の紙面を撮像して印刷後撮像画像データを取得する部分である。
具体的には、図1に示すように、第二撮像部4は、図示する搬送方向から搬送されてくる印刷物12の紙面を撮像して印刷後撮像画像データを取得する(図2(b)参照)。
(管理部5の構成及び機能)
管理部5は、第一ズレ量算出手段と、第二ズレ量算出手段と、基準画像データ作成手段と、比較検査手段と、許容量設定手段として機能する部分である。
第一ズレ量算出機能とは、フォーム紙撮像画像データ(図2(a)参照)と印刷後撮像画像データ(図2(b)参照)とを位置合わせ等によりマッチングして、印刷後撮像画像データとフォーム紙撮像データとの第一ズレ量(ΔXf、ΔYf、Δθf)を算出する機能である。なお、第一ズレ量のうち、ΔXfはX方向成分、ΔYfはY方向成分、Δθfは回転方向成分を示すものである。
第二ズレ量算出機能とは、まず、フォーム紙に印刷すべきデータに基づいて印刷画像データを作成する。この際に、歪補正と、色調補正と、の少なくともいずれか一つを行い印刷画像データを作成する。
ここで、歪補正とは、第一撮像部、第二撮像部による撮像に際する歪を加味して印刷画像データを作成することであり、色調補正とは、第一撮像部、第二撮像部による撮像に際する色調を加味して印刷画像データ(図2(c)参照)を作成することである。
その後、印刷後撮像画像データ(図2(b)参照)と上述の様に作成された印刷画像データ(図2(c)参照)とを位置合わせ等によりマッチングして、印刷後撮像画像データと印刷画像データとの第二ズレ量(ΔXp、ΔYp、Δθp)を算出する機能である。なお、第二ズレ量のうち、ΔXpはX方向成分、ΔYpはY方向成分、Δθpは回転方向成分を示すものである。
このように、フォーム紙に印刷すべきデータに基づいて印刷画像データを作成する場合に、歪補正と、色調補正と、の少なくともいずれか一つを行うことによって、撮像部の性能等により生じる撮像のズレを考慮して印刷画像データを作成することができる。よって、印刷画像データと印刷後撮像画像データとを精度よくマッチングすることができる。
基準画像データ作成機能とは、第一ズレ量(ΔXf、ΔYf、Δθf)、第二ズレ量(ΔXp、ΔYp、Δθp)を参照して、フォーム紙撮像画像データに印刷画像データを合成する場合に、フォーム紙撮像画像データ上の印刷画像データにより表される文字が合成される罫線部分の画像データを除去し、印刷画像データを合成する機能である。
具体的には、フォーム紙撮像画像データ(図3(a)参照)の○で示している部分(印刷画像データにより表される文字が合成される罫線部分)の画像データを除去した後に、印刷画像データ(図3(b)参照)を合成する(合成された基準画像データは、図3(c)参照)。
このように、フォーム紙撮像画像データ上の印刷画像データにより表される文字が合成される罫線部分の画像データを除去した後に、印刷画像データを合成することによって、フォーム紙撮像画像データ上の印刷画像データにより表される文字が合成される罫線部分の明るさ等は、単に二種の画像データを合成した場合とは異なり、印刷画像データの明るさ等が反映された基準画像データを作成することができる。このようにして作成された基準画像データと印刷後撮像画像データと比較することによって、精度よく比較検査をすることができる。
また、第一ズレ量(ΔXf、ΔYf、Δθf)、第二ズレ量(ΔXp、ΔYp、Δθp)を参照して、フォーム紙撮像画像データに印刷画像データを合成することによって、印刷位置ズレ等を加味した基準画像データを作成することができる。
具体的には、印刷物を撮像した画像が印刷物として許容される程度の印刷位置ズレ(フォーム紙に対する印刷位置のズレ)、例えば、フォーム紙の罸線の上に印刷データの一部が重なって印刷された場合においても、第一ズレ量、第二ズレ量を参照し、更にはフォーム紙撮像画像データに前記印刷画像データを合成する場合に、前記フォーム紙撮像画像データ上の前記印刷画像データにより表される文字が合成される罫線部分の画像データを除去した後に、前記印刷画像データを合成することによって、印刷後撮像画像データ(罫線に字が重なったもの)に応じた基準画像データを作成できる(図3(c)参照)。よって、上記基準画像データと印刷後撮像画像データを比較することによって正確な比較をすることができ、印刷物を撮像した画像が印刷物として許容される程度の印刷位置ズレを印刷不良として検出してしまうこと(誤検出)を防ぐことができる。
許容量設定機能とは、第一ズレ量と第二ズレ量との差の許容量を予め設定しておく機能である。
比較検査機能とは、基準画像データ作成機能により作成された基準画像データと、印刷後撮像画像データと、を比較し、印刷不良があるか検査する機能である。
具体的には、基準画像データ作成機能により作成された基準画像データ(図3(c)参照)と、印刷後撮像画像データ(図2(b)参照)と、を比較し、印刷不良があるか検査する。
また、第一ズレ量と第二ズレ量との差が、設定された許容量を超えた場合には、印刷後撮像画像データは印刷不良であると判定する機能である。
このように、第一ズレ量と第二ズレ量との差が、許容量設定手段により設定された許容量を超えた場合には、検査画像データを印刷不良であると判定することにより、印刷物として許容されるべきでない印刷後撮像画像データを印刷不良であると的確に判定することができる。
[印刷物検査処理]
図4のフローチャートを用いて、印刷物検査装置における印刷物検査処理について説明する。
図4は、印刷物検査装置における印刷物検査処理を示すフローチャートである。
まず、第一撮像部は、定型のフォーム紙の紙面を撮像してフォーム紙撮像画像データを取得する(フォーム紙撮像画像データ取得工程)(ステップS11)。
具体的には、図1に示すように、第一撮像部2は、図示する搬送方向から搬送されてくる、定型フォームが既に印刷されたフォーム紙の紙面を撮像してフォーム紙撮像画像データを取得する(図2(a)参照)。
次に、印刷部は、フォーム紙に印刷すべきデータに基づいて印刷を行う(印刷工程)(ステップS12)。
具体的には、図1に示すように、印刷部3は、図示する搬送方向から搬送されてくる定型フォーム紙に印刷すべきデータに基づいて印刷を行う。
次に、第二撮像部は、印刷部により印刷を行ったフォーム紙の紙面を撮像して印刷後撮像画像データを取得する(印刷後撮像画像データ取得工程)(ステップS13)。
具体的には、図1に示すように、第二撮像部4は、図示する搬送方向から搬送されてくる印刷物12の紙面を撮像して印刷後撮像画像データを取得する(図2(b)参照)。
次に、フォーム紙撮像画像データと、印刷後撮像画像データと、をマッチングして第一ズレ量を算出する(第一ズレ量算出工程)(ステップS14)。なお、詳細は前述した管理部の第一ズレ量算出機能の説明を参照。
次に、印刷後撮像画像データと、画像データに基づいて作成した印刷画像データと、をマッチングして第二ズレ量を算出する(第二ズレ量算出工程)(ステップS15)。なお、詳細は前述した管理部の第二ズレ量算出機能の説明を参照。
次に、算出した第一ズレ量(ΔXf、ΔYf、Δθf)、第二ズレ量(ΔXp、ΔYp、Δθp)に基づいて、ΔXf−ΔXp、ΔYf−ΔYp、Δθf−Δθp(ズレ量)が許容値以下か否かを判定する(ステップS16)。
ΔXf−ΔXp、ΔYf−ΔYp、Δθf−Δθp(ズレ量)が許容値以下である場合には(ステップS16:YES)、次に、第一ズレ量と第二ズレ量とを参照して、フォーム紙撮像画像データと、印刷画像データと、を合成し、基準画像データを作成する(基準画像データ作成工程)(ステップS17)。なお、具体的には、前述した管理部の基準画像データ作成機能の説明を参照。
一方、ΔXf−ΔXp、ΔYf−ΔYp、Δθf−Δθp(ズレ量)が許容値以下でない場合(ステップS16:NO)には、処理を終了する。または、ブザーやパトライト等の警報手段によりオペレータに注意を促すこともできる。
次に、基準画像データと、印刷後撮像画像データと、を比較検査する(比較検査工程)(ステップS18)。なお、詳細は前述した管理部の比較検査機能の説明を参照。
以上説明したように、フォーム紙撮像画像データと印刷後撮像画像データとをマッチングして第一ズレ量を算出し、印刷後撮像画像データとフォーム紙に印刷すべきデータに基づいて作成した印刷画像データとをマッチングして第二ズレ量を算出し、第一ズレ量と第二ズレ量とを参照してフォーム紙撮像画像データと印刷画像データとを合成して作成した基準画像データと、印刷後撮像画像データと、を比較検査することによって、印刷物として許容される程度の印刷位置ズレ等を印刷不良として検出することを防止でき、印刷物として許容されるべきでない印刷の重複、落丁、文字欠け、印刷汚れ等の本来の印刷不良を精度よく検出することができる。
本実施形態に係る印刷物検査装置の概略図である。 (a)フォーム紙撮像画像データを示す図であり、(b)印刷画像データを示す図であり、(c)印刷後撮像画像データを示す図である。 フォーム紙撮像画像データに印刷画像データを合成する場合について説明する図であり、(a)フォーム紙撮像画像データを示す図であり、(b)印刷画像データを示す図であり、(c)基準画像データを示す図である。 印刷物検査装置における印刷物検査処理を示すフローチャートである。 (a)フォーム紙を撮像した画像を示す図であり、(b)印刷データを基に作成した画像を示す図であり、(c)印字後に撮像されるであろう画像(基準画像)を示す図であり、(d)印刷物を撮像した画像を示す図である。 (a)印刷物を撮像した画像を示す図であり、(b)フォーム紙を撮像した画像を示す図であり、(c)検査画像を示す図であり、(d)印刷データを基に作成した画像である。
符号の説明
1・・・印刷物検査装置
2・・・第一撮像部
3・・・印刷部
4・・・第二撮像部
5・・・管理部
11・・・フォーム紙
12・・・印刷物

Claims (6)

  1. 定型のフォーム紙の紙面を撮像してフォーム紙撮像画像データを取得するフォーム紙撮像画像データ取得手段と、
    前記フォーム紙に印刷すべきデータに基づいて印刷を行う印刷手段と、
    前記印刷手段により印刷を行ったフォーム紙の紙面を撮像して印刷後撮像画像データを取得する印刷後撮像画像データ取得手段と、
    前記フォーム紙撮像画像データと、前記印刷後撮像画像データと、をマッチングして第一ズレ量を算出する第一ズレ量算出手段と、
    前記印刷後撮像画像データと、前記フォーム紙に印刷すべきデータに基づいて作成した印刷画像データと、をマッチングして第二ズレ量を算出する第二ズレ量算出手段と、
    第一ズレ量と第二ズレ量とを参照して、前記フォーム紙撮像画像データと、前記印刷画像データと、を合成し、基準画像データを作成する基準画像データ作成手段と、
    前記基準画像データと、前記印刷後撮像画像データと、を比較検査する比較検査手段と、
    を有し、
    前記基準画像データ作成手段は、前記フォーム紙撮像画像データに前記印刷画像データを合成する場合に、前記フォーム紙撮像画像データ上の前記印刷画像データにより表される文字が合成される罫線部分の画像データを除去した後に、前記印刷画像データを合成することを特徴とする印刷物検査装置。
  2. 請求項1に記載の印刷物検査装置において、
    前記フォーム紙に印刷すべきデータに基づいて印刷画像データを作成する場合に、歪補正と、色調補正と、の少なくともいずれか一つを行い前記印刷画像データを作成することを特徴とする印刷物検査装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の印刷物検査装置において、
    前記第一ズレ量算出手段により算出された第一ズレ量と前記第二ズレ量算出手段により算出された第二ズレ量との差の許容量を予め設定しておく許容量設定手段、を更に有し、
    前記比較検査手段は、前記第一ズレ量と前記第二ズレ量との差が、前記許容量設定手段により設定された許容量を超えた場合には、前記印刷後撮像画像データは印刷不良である
    と判定することを特徴とする印刷物検査装置。
  4. 定型のフォーム紙の紙面を撮像してフォーム紙撮像画像データを取得するフォーム紙撮像画像データ取得工程と、
    前記フォーム紙に印刷すべきデータに基づいて印刷を行う印刷工程と、
    前記印刷を行ったフォーム紙の紙面を撮像して印刷後撮像画像データを取得する印刷後撮像画像データ取得工程と、
    前記フォーム紙撮像画像データと、前記印刷後撮像画像データと、をマッチングして第一ズレ量を算出する第一ズレ量算出工程と、
    前記印刷後撮像画像データと、前記フォーム紙に印刷すべきデータに基づいて作成した印刷画像データと、をマッチングして第二ズレ量を算出する第二ズレ量算出工程と、
    第一ズレ量と第二ズレ量とを参照して、前記フォーム紙撮像画像データと、前記印刷画像データと、を合成し、基準画像データを作成する基準画像データ作成工程と、
    前記基準画像データと、前記印刷後撮像画像データと、を比較検査する比較検査工程と、
    を有し、
    前記基準画像データ作成工程では、前記フォーム紙撮像画像データに前記印刷画像データを合成する場合に、前記フォーム紙撮像画像データ上の前記印刷画像データにより表される文字が合成される罫線部分の画像データを除去した後に、前記印刷画像データを合成することを特徴とする印刷物検査方法。
  5. 請求項4に記載の印刷物検査方法において、
    前記フォーム紙に印刷すべきデータに基づいて印刷画像データを作成する場合に、歪補正と、色調補正と、の少なくともいずれか一つを行い前記印刷画像データを作成することを特徴とする印刷物検査方法。
  6. 請求項4又は請求項5に記載の印刷物検査方法において、
    前記算出された第一ズレ量と前記算出された第二ズレ量との差の許容量を予め設定しておく許容量設定工程、を更に有し、
    前記比較検査工程で、前記第一ズレ量と前記第二ズレ量との差が、前記設定された許容量を超えた場合には、前記印刷後撮像画像データは印刷不良であると判定することを特徴とする印刷物検査方法。
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