JP5308735B2 - 印刷画像検査装置および印刷方法 - Google Patents

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Description

本発明は、カラーの印刷画像を検査する印刷画像検査装置、および、印刷媒体上にカラーの印刷画像を形成する印刷方法に関する。
複数の吐出口を有するヘッドが設けられ、印刷用紙に対してヘッドを相対的に移動しつつ各吐出口からのインクの微小液滴の吐出のON/OFFを制御することにより印刷を行うインクジェット方式の印刷装置が従来より用いられている。インクジェット方式の印刷装置による印刷物の作成において、印刷状態を検査することも行われており、例えば特許文献1では、印刷用紙に印刷された単色(白黒)のイメージをイメージ読み取り部で読み取った検査イメージデータにおいて、非印刷領域に相当する領域にて黒画素が連続している場合には、印刷不良(インク垂れ)が発生しているものと判定してプリンタ装置を停止等する手法が提案されている。
また、印刷画像自体を検査する際に、同一の画像が印刷用紙上に繰り返し印刷される場合には、一般的には、欠陥の無い印刷画像を撮像して得られる一定の基準画像と、基準画像と同じカメラおよび条件にて検査対象の印刷画像を撮像して得られる被検査画像とを比較することが行われる。この場合、基準画像および被検査画像は同じ色成分および解像度にて表されることにより、印刷画像を精度よく検査することが可能となる(ただし、印刷画像におけるムラや光源の光量の変動による色の相違は生じる。)。
近年では、インクジェット方式の印刷装置の高速化に伴って、当該印刷装置を用いて、例えばダイレクトメール等の印刷物を作成することが行われており、この場合、各印刷用紙(印刷用紙がロール紙である場合には1頁に相当する各部位)に個別の情報が印刷される(すなわち、可変情報が印刷される。)。このような可変情報の印刷画像を検査する場合には、上記のような一定の基準画像を用いることができない。
そこで、特許文献1では、印刷用紙への印刷に用いられるビットマップ形式の印刷イメージデータと、撮像により得られる検査イメージデータとのマッチングにより、印刷状態を検査する手法が開示されている。また、特許文献2の検査装置では、インクジェットプリンタによって印字が行われる画像を記述したプリント画像記述ファイルからビットマップ画像を生成し、インクジェットプリンタにより印字が行われた印刷物の撮像画像とビットマップ画像とに基づいて欠陥が検出される。ここで、プリント画像記述ファイルは、プリンタの種類に影響されない互換性のあるデータファイルとされ、これにより、特許文献2の検査装置では、インクジェットプリンタの種類に関係なく検査を行うことが可能となる。
また、特許文献3では、文字欠けや汚れ等の微小な欠陥を検出する手法が開示されており、本手法では、検査画像および基準画像が準備され、縦方向および横方向のそれぞれに関して、各画像における隣接する画素間の濃度差の絶対値を示す差分画像(微分画像)が求められる。続いて、検査画像の差分画像および基準画像の差分画像のそれぞれに最大値フィルタを作用させ、検査画像の差分画像から、基準画像の差分画像に最大値フィルタを作用させた画像を差し引いた画像において、設定値以上の値となる部分が汚れ欠陥として検出され、基準画像の差分画像から検査画像の差分画像に最大値フィルタを作用させた画像を差し引いた画像において、設定値以上の値となる部分が欠け欠陥として検出される。
なお、特許文献4では、それぞれが8ビットで表されたCMYKの4色のデジタル信号を、RGBの3色のデジタル信号に変換する手法が開示されている。
特開平9−277670号公報 特開2003−94627号公報 特開平9−15168号公報 特開昭57−208765号公報
ところで、可変情報の印刷画像におけるドット抜け(インク抜け)等を検査する際には、撮像画像における1つの画素が示す印刷用紙上の領域の面積が印刷画像におけるドットよりも小さくなる解像度にて印刷画像を撮像し、撮像画像と画像データから生成される基準画像とを比較することが考えられるが、この場合に、大きな印刷画像を検査するときには検査に長時間を要してしまう。
一方で、印刷用紙上にカラーの印刷画像を形成して検査する際には、例えばCMYK色成分で表される画像データに従って印刷が行われ、印刷画像を撮像することによりRGB色成分で表される撮像画像が取得されるが、この場合に、カラーの印刷画像を精度よく検査するには、印刷画像の撮像画像、および、画像データから生成される基準画像の双方において、解像度のみならず、色(各色成分の画素値)が近似していることが前提となる。しかしながら、特許文献1ないし3ではこのような前提を満たすための手法が開示されていないため、カラーの印刷画像を精度よく検査することが困難である。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、カラーの印刷画像を効率よくかつ精度よく検査することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、CMYKを含む複数の色成分で表された網点画像である対象画像のデータに従って、無版印刷装置により印刷媒体上に形成されたカラーの印刷画像を検査する印刷画像検査装置であって、撮像画像における1つの画素が示す前記印刷媒体上の領域の面積が前記印刷画像における最小のドットよりも大きく、かつ、前記印刷画像における網点構造がおよそ認識可能な解像度にて前記印刷画像を撮像することにより、RGB色成分で表されるとともに、各色成分における階調数が前記対象画像よりも多い前記撮像画像を被検査画像として取得する撮像部と、前記対象画像の解像度を前記被検査画像の前記解像度に合わせて変換することにより、各画素の値が前記対象画像の対応する領域における平均画素値を示す解像度変換画像を取得する解像度変換部と、前記解像度変換画像における前記複数の色成分と、前記被検査画像における前記RGB色成分との間の色変換を示す色変換テーブルを記憶する記憶部と、前記解像度変換画像の各画素を前記色変換テーブルを用いて色変換することにより、前記RGB色成分で表されるとともに前記被検査画像と同じ階調数となる基準画像を取得する色変換部と、前記被検査画像と前記基準画像とを比較することにより、前記印刷画像を検査する検査部とを備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の印刷画像検査装置であって、前記色変換テーブルが、前記無版印刷装置において前記複数の色成分で表された網点画像であるカラーチャート画像のデータに従って印刷媒体上にカラーチャート印刷画像を形成し、前記撮像部にて前記カラーチャート印刷画像を撮像して前記RGB色成分で表されたカラーチャート撮像画像を取得し、前記カラーチャート撮像画像における各パッチの平均画素値を、前記カラーチャート画像における対応するパッチの平均画素値に対応付けることにより生成されたものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の印刷画像検査装置であって、前記色変換テーブルの生成時に、前記カラーチャート撮像画像に座標変換を施すことにより、変換後のカラーチャート撮像画像の解像度が前記カラーチャート画像の解像度に合わせられ、前記変換後のカラーチャート撮像画像における各パッチの平均画素値の算出領域、および、前記カラーチャート画像における対応するパッチの平均画素値の算出領域が同一のマスクを用いて抽出される。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の印刷画像検査装置であって、前記色変換テーブルの生成時に、前記撮像部にて前記カラーチャート印刷画像が前記被検査画像の前記解像度にて撮像され、前記カラーチャート画像の解像度を前記カラーチャート撮像画像の理論的な解像度に合わせて変換することにより、解像度変換後のカラーチャート画像が取得され、前記変換後のカラーチャート撮像画像の解像度が前記解像度変換後のカラーチャート画像の解像度に合わせられ、前記解像度変換部が、前記カラーチャート画像に対する解像度変換の倍率、および、前記カラーチャート撮像画像に対する前記座標変換における倍率から求められる特定倍率にて前記対象画像の解像度を変換して、前記解像度変換画像を取得する。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の印刷画像検査装置であって、前記無版印刷装置および前記撮像部が印刷媒体の搬送経路に沿って配置される。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の印刷画像検査装置であって、前記無版印刷装置が、可変印刷を行うインクジェット方式の印刷装置である。
請求項7に記載の発明は、印刷媒体上にカラーの印刷画像を形成する印刷方法であって、a)CMYKを含む複数の色成分で表された網点画像である対象画像のデータに従って、無版印刷装置により印刷媒体上に印刷画像を形成する工程と、b)撮像画像における1つの画素が示す前記印刷媒体上の領域の面積が前記印刷画像における最小のドットよりも大きく、かつ、前記印刷画像における網点構造がおよそ認識可能な解像度にて撮像部により前記印刷画像を撮像することにより、RGB色成分で表されるとともに、各色成分における階調数が前記対象画像よりも多い前記撮像画像を被検査画像として取得する工程と、c)前記対象画像の解像度を前記被検査画像の前記解像度に合わせて変換することにより、各画素の値が前記対象画像の対応する領域における平均画素値を示す解像度変換画像を取得する工程と、d)前記解像度変換画像における前記複数の色成分と、前記被検査画像における前記RGB色成分との間の色変換を示す色変換テーブルを用いて前記解像度変換画像の各画素を色変換することにより、前記RGB色成分で表されるとともに前記被検査画像と同じ階調数となる基準画像を取得する工程と、e)前記被検査画像と前記基準画像とを比較することにより、前記印刷画像を検査する工程とを備える。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の印刷方法であって、f)前記無版印刷装置において前記複数の色成分で表された網点画像であるカラーチャート画像のデータに従って印刷媒体上にカラーチャート印刷画像を形成する工程と、g)前記撮像部にて前記カラーチャート印刷画像を撮像して前記RGB色成分で表されたカラーチャート撮像画像を取得する工程と、h)前記カラーチャート撮像画像における各パッチの平均画素値を、前記カラーチャート画像における対応するパッチの平均画素値に対応付けることにより前記色変換テーブルを生成する工程とをさらに備える。
本発明によれば、カラーの印刷画像を効率よくかつ精度よく検査することができる。
また、請求項2の発明では、カラーの印刷画像をより精度よく検査することができ、請求項3の発明では、カラーチャート撮像画像およびカラーチャート画像におけるパッチの平均画素値の算出領域を容易に抽出することができる。
また、請求項4の発明では、基準画像の解像度を被検査画像の解像度に精度よく合わせることができる。
図1は本発明の一の実施の形態に係る印刷システム1の構成を示す図である。印刷システム1は、印刷用紙9上に可変情報を含む画像を印刷するとともに印刷された印刷用紙9上の画像(印刷画像)を自動検査するものである。図1の印刷システム1は、インクジェット方式の印刷装置11、印刷装置11に接続されるコンピュータ5、および、印刷用紙9上に形成される印刷画像を検査する検査ユニット6を備える。印刷装置11は、インクの微小液滴を印刷用紙9に向けて吐出するヘッドユニット2、ヘッドユニット2の下方(図1中の(−Z)側)にて図1中のY方向へと印刷用紙9を移動する紙送り機構3、並びに、ヘッドユニット2および紙送り機構3に接続される本体制御部4を備える。
紙送り機構3は、図示省略のモータに接続された2つのベルトローラ31、および、2つのベルトローラ31の間に掛けられたベルト32を有する。印刷用紙9は所定の幅の連続紙であるロール紙とされ、(+Y)側のベルトローラ31の上方に設けられたローラ33を介してベルト32上へと導かれて保持され、ベルト32と共にヘッドユニット2の下方を通過して(−Y)側へと移動する。また、紙送り機構3のベルトローラ31にはエンコーダ34(図3参照)が設けられる。なお、紙送り機構3は、ローラのみの搬送機構等、他の構成により実現されてもよい。
ヘッドユニット2には、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の色のインクをそれぞれ吐出する複数の吐出部21が設けられ、複数の吐出部21はY方向に配列される。図2は1つの吐出部21の底面図であり、図2では印刷用紙9のヘッドユニット2に対する移動方向(すなわち、Y方向)を縦向きに図示している。
図2に示すように、各吐出部21には複数のヘッド211がX方向に千鳥状に配列されており、各ヘッド211の底面には、複数の吐出口212が印刷用紙9の移動方向(Y方向)に垂直かつ印刷用紙9に沿う方向(図1中のX方向であり、印刷用紙9の幅に対応する方向であるため、以下、「幅方向」という。)に一定のピッチにて配列形成される。ヘッド211には各吐出口212に対して圧電素子が設けられており、圧電素子を駆動することにより各吐出口212からインクの微小液滴が印刷用紙9に向けて吐出される。実際には、幅方向に関して互いに隣接する2つのヘッド211間の距離も精度よく調整されることにより、吐出部21に含まれる全ての吐出口212は幅方向に関して印刷用紙9上の印刷領域の幅全体に亘って一定のピッチにて並んでおり、印刷システム1では、印刷用紙9がヘッドユニット2の下方を一回通過するのみにて(いわゆる、ワンパスにて)高速な印刷が可能とされる。図2では、各ヘッド211に5個の吐出口212のみが図示されているが、実際には多数の吐出口212が配列形成される。ヘッド211はインクの加熱により微小液滴を吐出するタイプのものであってもよい。
印刷システム1におけるヘッド211では、印刷用紙9上にSサイズのドット、Sサイズよりも大きいMサイズのドット、および、Mサイズよりも大きいLサイズのドットが描画可能とされており、実際に印刷を行う際には、CMYKの各色成分に関して各画素がSサイズのドットの描画を指示する値、Mサイズのドットの描画を指示する値、Lサイズのドットの描画を指示する値、および、ドットの非描画を指示する値のいずれかを有する4値の網点画像(ハーフトーン画像)である対象画像のデータが生成される。このような対象画像は、例えばコンピュータ5にて、各色成分に対してSサイズのドット、MサイズのドットおよびLサイズのドットにそれぞれ対応する複数の閾値マトリクスを記憶しておき、可変情報を含む印刷対象の元画像(例えば、CMYKの各色成分が256階調にて表される画像)の各画素の値を各閾値マトリクスの対応する閾値と比較する(すなわち、スクリーニング処理を行う)ことにより生成される。なお、ヘッド211において2もしくは3種類のサイズのドット、または、5種類以上(例えば16種類以下)のサイズのドットが形成可能とされてよく、この場合に生成される対象画像は、2もしくは3値、または、5値以上(16値以下)の網点画像となる。
図1の印刷システム1では、紙送り機構3による印刷用紙9の(−Y)方向への移動に並行して、本体制御部4がCMYK色成分で表された対象画像のデータに従って、各色のヘッド211からのインクの吐出制御を行うことにより、印刷用紙9上にカラーの印刷画像が形成される。このようにして、印刷システム1におけるインクジェット方式の印刷装置11では、可変情報を含む印刷画像を形成する可変印刷が行われる。
ヘッドユニット2の(−Y)側には、印刷用紙9上に形成された直後の印刷画像に照明用の光を照射する照明部72、および、赤(R)、緑(G)、青(B)の各色成分について印刷画像を所定の解像度(以下、「設定解像度」という。)にて撮像する撮像部71が設けられ、撮像部71にて取得される画像(すなわち、RGB色成分で表された画像であり、以下、「撮像画像」という。)のデータは検査ユニット6に出力される。ここで、画像の解像度とは、一般的には、印刷用紙9の移動方向および幅方向(または、これらの方向に対応する2方向)のそれぞれにおける印刷用紙9上の単位距離当たりの画素数であり、本実施の形態では、画像の1つの画素に対応する印刷用紙9上の領域の各方向の幅であるものとする。また、以下の説明における画像では、画素の配列方向である行方向および列方向が、それぞれ幅方向および移動方向に対応するものとする。
図3は印刷システム1における印刷画像の検査に係る機能構成を示すブロック図である。図3では、検査ユニット6の機能構成を破線にて囲んでいる。検査ユニット6は、対象画像から後述する基準画像を生成する基準画像生成部61、対象画像のデータに従って形成された印刷画像の撮像画像(すなわち、検査対象の撮像画像であり、以下、「被検査画像」という。)と基準画像とを比較することにより印刷画像を検査する検査部62、および、検査部62における検査結果を記憶する記憶部63を備える。本実施の形態では、基準画像生成部61および検査部62はそれぞれ電気的回路および(もう1つの)コンピュータにより実現されるが、もちろん、基準画像生成部61の全部または一部がコンピュータにより実現され、検査部62の全部または一部が電気的回路により実現されてもよい。
基準画像生成部61は、コンピュータ5から入力されるとともにCMYK色成分で表された対象画像の解像度(すなわち、対象画像を印刷用紙9上に印刷した画像における1つの画素に相当する移動方向および幅方向のそれぞれの幅)を被検査画像の解像度に合わせて変換(変更)して解像度変換画像を取得する解像度変換部611、解像度変換画像におけるCMYK色成分と被検査画像におけるRGB色成分との間の色変換を示す色変換テーブル6131を記憶するテーブル記憶部613、および、解像度変換画像の各画素を色変換テーブル6131を用いて色変換することにより基準画像を取得する色変換部612を備える。
印刷システム1では、色変換テーブル6131は検査部62のテーブル生成部621により予め生成されてテーブル記憶部613に入力される。図4は、色変換テーブル6131を生成する処理の流れを示す図である。色変換テーブル6131を生成する処理は、後述する対象画像の印刷および印刷画像の検査の事前処理として行われるものである。
色変換テーブル6131を生成する際には、まず、CMYKの色空間(4次元の空間)を格子状に均等に分割した場合において、各格子点におけるCMYK色成分の座標値で表される色が特定され、特定された複数の色をそれぞれ示す複数のパッチが配列されたカラーチャートの元画像がコンピュータ5にて生成される。本実施の形態では、CMYKの各色成分が0〜255の256階調にて表され、CMYKの各色成分において32階調毎の9個の値(すなわち、0、31、63、95、・・・、255)が当該色成分が取り得る格子点の座標値とされ、カラーチャートの元画像は6561個(9)のパッチを示すものとなる。実際には、CMYKの各色成分の値は8ビットで表されており、カラーチャートの元画像は、CMYK色成分の値の上位5ビット(残りの下位3ビットは全て0であるものとする。)の全ての組合せ(Cの値の上位5ビット、Mの値の上位5ビット、Yの値の上位5ビットおよびKの値の上位5ビットの全ての組合せ)にそれぞれ対応する多数のパッチを示している。
続いて、カラーチャートの元画像の各画素の値を各閾値マトリクスの対応する閾値と比較することにより、CMYKの各色成分が0〜3の4階調にて表される網点画像であるカラーチャート画像81が図5に示すように生成される(ステップS11)。図5のカラーチャート画像81では、複数のパッチ812が配列されており、四隅にはKの100%濃度にて表される十字のマーク811(トンボ)が配置されている。
図5では、複数のパッチ812を白い矩形にて示しているが、実際には、図6に示すように、複数のパッチ812は相互に異なる色(正確には、CMYK色成分の網点面積率)を有するものとなっている。なお、図6のカラーチャート画像では、Kの100%濃度にて表される円形のマークを用いている。
カラーチャート画像81のデータは図1の本体制御部4に出力され、印刷装置11では、印刷用紙9を(−Y)方向へと連続的に移動しつつ、カラーチャート画像のデータに従って各色のヘッド211からのインクの吐出制御が行われることにより、印刷用紙9(正確には、後述の対象画像の印刷および印刷画像の検査の際と同種の印刷用紙)上にカラーチャート印刷画像が形成される(すなわち、カラーチャート画像が印刷される。)(ステップS12)。カラーチャート印刷画像では、各パッチが例えば5ミリメートル(mm)四方の正方形とされ、パッチの配列方向における隣接するパッチ間の距離が例えば1mmとされる。
実際には、図1に示すように、印刷用紙9の進行方向の前方に位置するラインセンサである撮像部71により、形成直後のカラーチャート印刷画像の部位が設定解像度にて順次撮像され、RGB色成分で表されたカラーチャート撮像画像82が図7に示すように取得される(ステップS13)。カラーチャート撮像画像82はRGBの各色成分が256階調にて表されており、十字のマーク821を四隅に含んでいる。
ここで、撮像部71における設定解像度は、撮像画像における1つの画素が示す印刷用紙9上の領域の面積が、ヘッドユニット2により形成される印刷画像における最小のSサイズのドットよりも大きく、かつ、当該印刷画像における網点構造がおよそ認識可能なものとなっている。網点構造がおよそ認識可能な解像度は、例えば、撮像画像における1つの画素が示す印刷用紙9上の領域の面積が、カラーチャート画像(すなわち、印刷時に参照される画像であり、後述の対象画像の印刷では対象画像となる。)における1つの画素が示す印刷用紙9上の領域の面積の10倍以下(好ましくは2倍以上)のものとされる。撮像部71にて取得されるカラーチャート撮像画像82は図3の検査部62へと出力される。
CMYKの各色成分が4階調にて表される図5のカラーチャート画像81のデータはコンピュータ5から検査部62にも出力されており、検査部62のテーブル生成部621では、ステップS12,S13におけるカラーチャート画像の印刷およびカラーチャート印刷画像の撮像処理に並行して、カラーチャート画像81の各画素の値が256階調の値に変換される。具体的には、カラーチャート画像81における画素値0、1、2、3が画素値0、64、128、255(256階調を均等に分割した値とされてもよい。)にそれぞれ変換された後、カラーチャート画像81の解像度がカラーチャート撮像画像82の解像度に合わせて変換される(ステップS14)。
ここで、カラーチャート画像81では、解像度がカラーチャート撮像画像82よりも高くなっており(すなわち、1つの画素に対応する印刷用紙9上の領域が小さくなっており)、カラーチャート画像81の上記解像度変換は、カラーチャート画像81の画素数を減少させるものとなる。すなわち、解像度変換後の画像の各画素はカラーチャート画像81(変換前の画像)の複数の画素に対応することとなり、各画素の値は、例えば変換前の画像の対応する複数の画素の値の平均値(ただし、小数点以下は四捨五入される。)とされる。これにより、カラーチャート画像81における画素値0、64、128、255の間が補間され、CMYKの各色成分が256階調にて表される解像度変換後のカラーチャート画像が取得される。なお、撮像部71の解像力に合わせて、解像度変換後のカラーチャート画像にガウシアンフィルタ等を用いた処理(いわゆる、ぼかし処理)等が必要に応じて施されてもよい。
このとき、印刷装置11における印刷用紙9上への記録解像度(すなわち、カラーチャート画像の1つの画素に対応する印刷用紙9上の領域の各方向の幅)および撮像部71における設定解像度からカラーチャート撮像画像の理論的な解像度は既知となっているが、実際には、当該理論的な解像度に合わせた解像度変換後のカラーチャート画像の解像度とカラーチャート撮像画像82の実際の解像度とが僅かに相違する場合がある。そこで、カラーチャート撮像画像82中のマーク821の位置、および、解像度変換後のカラーチャート画像中のマーク811の位置を用いて、両画像の解像度を一致させるための座標変換行列が求められ、その後、カラーチャート撮像画像82の全体に対して当該座標変換行列を用いて座標変換を施すことにより、座標変換後のカラーチャート撮像画像の解像度が解像度変換後のカラーチャート画像の解像度に合わせられる(ステップS15)。
テーブル生成部621では、カラーチャート画像81に対する解像度変換の(理論的な)倍率、および、カラーチャート撮像画像82に対する座標変換における倍率から、元のカラーチャート画像81と元のカラーチャート撮像画像82との解像度の真の比率が求められ、特定倍率として基準画像生成部61に出力される。なお、印刷用紙9の斜行等の影響により、図7に示すようにカラーチャート撮像画像82におけるパッチ822の配列方向が画素の配列方向(行方向および列方向)に対して僅かに傾斜している場合には、カラーチャート撮像画像82の傾きを補正するための座標変換が行われた後に、両画像の解像度を一致させるための座標変換が行われる。
カラーチャート撮像画像の解像度が解像度変換後のカラーチャート画像の解像度に合わせられると、解像度変換後のカラーチャート画像に対して、予め準備される図8のマスク83を作用させることにより、図9に示すように各パッチの中央領域813が抽出される(ステップS16)。マスク83は、カラーチャートの元画像の生成時に取得される各パッチの位置情報、および、カラーチャート撮像画像の理論的な解像度に基づいて予め作成される。
ここで、一の色のみに着目すると、図10に示すように、解像度変換前の実際のカラーチャート画像(すなわち、CMYKの各色成分が4階調にて表される画像)の各パッチ812には、それぞれがドットの描画を指示する値1、2、3の画素の集合である複数の網点領域8121(図10中にて平行斜線を付す領域)が形成されており、解像度変換後のカラーチャート画像(すなわち、CMYKの各色成分が256階調にて表される画像)からマスク83を用いて抽出される図11のパッチ812a(図11中にて破線にて示す。)の中央領域813においても0以外の値の画素の集合である複数の網点領域8121aが存在している。
テーブル生成部621では、各パッチ812aの中央領域813に含まれる画素の値の平均値を色成分毎に算出することにより、当該パッチ812aのCMYKの各色成分の平均画素値が求められる(ステップS17)。図12では、全体が平均画素値とされる中央領域813を示している。
また、テーブル生成部621では、解像度変換後のカラーチャート画像の場合と同様にして、RGBの各色成分が256階調にて表される座標変換後のカラーチャート撮像画像に対してマスク83を作用させることにより、各パッチの中央領域が抽出され(ステップS18)、中央領域に含まれる画素の値の平均値を色成分毎に算出することにより、当該パッチのRGBの各色成分の平均画素値が求められる(ステップS19)。
そして、(座標変換後の)カラーチャート撮像画像における各パッチのRGB色成分の平均画素値を、(解像度変換後の)カラーチャート画像における対応するパッチ812aのCMYK色成分の平均画素値に対応付ける(1対1にて対応付ける)ことにより、色変換テーブル6131が生成される(ステップS20)。色変換テーブル6131はテーブル記憶部613に出力されて記憶され、色変換テーブル6131の生成処理が完了する。
次に、印刷システム1が印刷用紙9上に対象画像を印刷して印刷画像を検査する動作について図13を参照して説明する。印刷システム1では、まず、CMYKの各色成分が0〜255の256階調にて表される印刷対象の元画像が準備され、カラーチャート画像の場合と同様に、図1のコンピュータ5にて元画像の各画素の値を各閾値マトリクスの対応する閾値と比較することにより、CMYKの各色成分が0〜3の4階調にて表される網点画像である対象画像が生成される(ステップS21)。
対象画像のデータは本体制御部4に出力され、印刷用紙9を(−Y)方向へと連続的に移動しつつ、対象画像のデータに従って各色のヘッド211からのインクの吐出制御が行われることにより、印刷用紙9上に印刷画像が形成される(すなわち、対象画像が印刷される。)(ステップS22)。そして、印刷用紙9の進行方向の前方に位置する撮像部71により、形成直後の印刷画像の部位が設定解像度にて順次撮像され、RGB色成分で表された撮像画像が被検査画像として取得されて検査ユニット6へと出力される。(ステップS23)。被検査画像では、RGBの各色成分が0〜255の256階調にて表され、被検査画像における1つの画素が示す印刷用紙9上の領域の面積は、印刷装置11により形成される印刷画像における最小のSサイズのドットよりも大きくなっており、被検査画像では印刷画像における網点構造がおよそ認識可能となっている。
一方で、CMYKの各色成分が4階調にて表される対象画像のデータはコンピュータ5から図3の解像度変換部611にも出力され、カラーチャート画像の場合と同様に、ステップS22,S23における対象画像の印刷および印刷画像の撮像処理に並行して、対象画像の各画素の値が256階調の値に変換される。すなわち、対象画像の画素値0、1、2、3が画素値0、64、128、255にそれぞれ変換された後、色変換テーブル6131の生成時に取得される特定倍率(すなわち、カラーチャート画像81とカラーチャート撮像画像82との解像度の比率)にて対象画像に対して解像度変換が施される。これにより、対象画像の解像度が被検査画像の解像度に精度よく合わせられ、各画素の値が対象画像の対応する領域における平均画素値を示す解像度変換後の対象画像(以下、「解像度変換画像」という。)が取得される(ステップS24)。CMYKの各色成分が256階調にて表された解像度変換画像は色変換部612に出力され、解像度変換画像の各画素が色変換テーブル6131を用いて色変換される(ステップS25)。
色変換部612では、例えば、上記特許文献4(特開昭57−208765号公報)の手法が用いられ、それぞれが8ビットで表された各画素のCMYK色成分の値が、RGB色成分の値に変換される。
具体的には、本実施の形態では、既述のようにCMYK色成分の値の上位5ビットの組合せ(Cの値の上位5ビット、Mの値の上位5ビット、Yの値の上位5ビットおよびKの値の上位5ビットの組合せ)毎に対応するRGB色成分の値を書き込んだ色変換テーブル6131が作成されており、解像度変換画像の各画素のCMYK色成分の値の上位5ビットの組合せ(ただし、残りの下位3ビットは全て0であるものとしている。)が特定され、当該組合せの各色成分の値、および、上位5ビットのみに着目した場合に当該値の次に大きい値(同様に残りの下位3ビットは全て0であるものとする。)の全ての組合せ(すなわち、16(=2)通りの組合せ)を頂点の位置として4次元の単位超立方体が想定され、続いて、当該単位超立方体が複数個の超立体に分割される(ただし、超立体の各頂点が単位超立方体のいずれかの頂点とされる。)。そして、当該画素のCMYK色成分の値の下位3ビットの大小判定を行うことにより、当該画素のCMYK色成分の値(8ビット)がいずれの超立体に含まれているかが判別され、判別された超立体の各頂点におけるRGB色成分の値(色変換テーブル6131に記憶された値)を用いて、当該画素のCMYK色成分の値に対応するRGB色成分の値が線形補間にて求められる。
このようにして、解像度変換画像の各画素が色変換テーブル6131を用いて色変換され(すなわち、対象画像が画素単位にて被検査画像の色空間に変換され)、RGB色成分で表されるとともに被検査画像と同じ階調数256となる画像が基準画像として取得される。なお、CMYK色成分の値を入力値とし、RGB色成分の値を出力値として、色変換テーブル6131が示すRGB色成分の値とCMYK色成分の値との1対1での対応付けを用いて、入力値と出力値との関係式(変換マトリクス)を最小二乗法にて求めておくことにより、解像度変換画像の各画素の色変換が行われてもよい。この場合も、実質的には、色変換テーブル6131を用いて解像度変換画像の各画素の色変換が行われていると捉えられる。なお、入力値と出力値との関係式を求める際には、パッチの個数は少なくてもよい。テーブル記憶部613における記憶容量に余裕があり、RGB色成分の値とCMYK色成分の値との1対1での対応付けがテーブル生成部621にて自動的に取得される本実施の形態では、上記特許文献4の手法が用いられることが好ましい。
基準画像が取得されると、検査部62では、例えば上記特許文献3(特開平9−15168号公報)の手法を用いて被検査画像と基準画像とを比較することにより、印刷画像における微小な欠陥が検出される(ステップS26)。具体的には、被検査画像および基準画像のRGBの各色成分において、行方向および列方向のそれぞれに関して隣接する画素間の濃度差の絶対値を示す差分画像(微分画像)が求められ、続いて、被検査画像の差分画像(各色成分の各方向の差分画像)および基準画像の差分画像(被検査画像の差分画像と同一色成分かつ同一方向の差分画像)のそれぞれに最大値フィルタが適用される。そして、被検査画像の差分画像から、基準画像の差分画像に最大値フィルタを作用させた画像を差し引いた評価画像において、設定値以上の値となる部分が汚れ欠陥として検出される。また、基準画像の差分画像から、被検査画像の差分画像に最大値フィルタを作用させた画像を差し引いた評価画像において、設定値以上の値となる部分が欠け欠陥として検出される。
その結果、印刷時に連続的に移動する印刷用紙9がヘッド211に当接する(例えば、印刷用紙9がインクを含んで反ることに起因してヘッド211に当接する)ことにより生じるインク垂れや、吐出口212が閉塞する(詰まる)ことにより生じるインク抜け等のインクジェット方式の印刷装置に特有の印刷欠陥が検出可能となる。検出された欠陥の位置情報や各評価画像における値等は、検査結果データ631として記憶部63に出力されて記憶される。記憶部63には印刷装置11における印刷条件を示す印刷条件データ632も記憶されており、欠陥の発生原因の特定等に利用される。印刷画像における欠陥の検出は、被検査画像と基準画像とを比較する他の手法にて行われてもよい。
なお、被検査画像が示す画像(印刷画像)が画素の配列方向に対して僅かに傾斜している場合には、例えば、被検査画像を複数のブロックに分割し、各ブロックを基準画像に対して行方向および列方向に揺すらせた場合の複数の位置のそれぞれにて、ブロック内の画素の値と基準画像の対応する画素の値との差の絶対値の和を評価値として求め、評価値が最小となる位置に当該ブロックを配置して、ブロックと基準画像の対応する領域とを比較することにより、被検査画像が示す画像の傾斜の影響を抑制しつつ検査が行われてもよい。もちろん、被検査画像が示す画像の傾斜の影響は他の手法により抑制されてよい。
図1の印刷システム1では、印刷装置11(のドットの描画に係る構成要素であるヘッドユニット2)および撮像部71が印刷用紙9の搬送経路に沿って配置されており、印刷システム1における実際の印刷動作では、それぞれが異なる部分を含む(すなわち、可変情報を含む)多数の元画像から多数の対象画像が順次生成され、印刷装置11にて印刷用紙9上に多数の印刷画像が連続的に形成されるとともに、撮像部71および検査ユニット6を有する印刷画像検査装置にて、各印刷画像に対応する基準画像をリアルタイムに生成しつつ当該印刷画像が形成直後に検査される。なお、印刷画像が形成される印刷用紙9の各部位には、他の印刷装置(例えば、有版印刷装置)により同一の画像が予め形成されていてもよく、この場合、印刷システム1により、いわゆる追い刷りが行われることとなる。
以上に説明したように、図1の印刷システム1では、網点画像である対象画像の印刷画像を設定解像度にて撮像することにより、RGB色成分で表されるとともに、各色成分における階調数が対象画像よりも多い被検査画像が取得される。このとき、被検査画像が、印刷画像における網点構造がおよそ認識可能な解像度とされ、被検査画像の各画素の値は、当該画素に対応する印刷用紙9上の領域に含まれるドット数(あるいは、当該領域にてインクが占める領域の割合)に大きく依存することにより、印刷画像におけるインク抜け(ドット抜け)やインク垂れ等の欠陥が検出可能となる。その結果、印刷システム1では、撮像画像における1つの画素が示す印刷用紙上の領域の面積が印刷画像におけるドットよりも小さくなる解像度にて印刷画像を撮像する場合よりも、インク抜け等の微小な欠陥の検出に係る印刷画像の検査を効率よく行うことが実現される。
ところで、仮に、CMYKの各色成分が256階調にて表される印刷対象の元画像を、被検査画像に合わせて解像度変換した後に、RGB色成分に色変換して基準画像を生成する場合、CMYKの各色成分が4階調にて表される対象画像の印刷画像を撮像して得られる被検査画像に対して基準画像における色が大きく相違することがある。このような色の相違を許容しつつ基準画像と被検査画像とを比較しても、色がずれているような欠陥を検出することができず、さらに、インク抜けやインク垂れ等の欠陥の検出にも影響が生じることもある。
これに対し、印刷システム1では、印刷画像と同様に、CMYKの各色成分が4階調にて表されるスクリーニング処理後の対象画像の解像度を被検査画像の解像度に合わせて変換することにより、各画素の値が対象画像の対応する領域における平均画素値を示す解像度変換画像が取得され、解像度変換画像の各画素を色変換テーブル6131を用いて色変換することにより、RGB色成分で表されるとともに被検査画像と同じ階調数となる基準画像が取得される。これにより、基準画像の色および解像度を被検査画像に精度よく近似させることができ、その結果、被検査画像と基準画像との比較により、インク抜けやインク垂れ、あるいは、色がずれているような欠陥を高精度に検出することが可能となり、カラーの印刷画像を精度よく検査することが実現される。
図4に示す色変換テーブル6131の生成処理では、カラーチャート撮像画像に座標変換を施すことにより、変換後のカラーチャート撮像画像の解像度がカラーチャート画像の解像度に合わせられる。これにより、変換後のカラーチャート撮像画像における各パッチの平均画素値の算出領域、および、カラーチャート画像における対応するパッチの平均画素値の算出領域を同一のマスク83を用いて容易に抽出することが可能となる。
また、解像度変換部611では、カラーチャート画像に対する解像度変換の倍率、および、カラーチャート撮像画像に対する座標変換における倍率から求められる特定倍率にて対象画像の解像度が変換されることにより、基準画像の解像度を被検査画像の解像度に精度よく合わせることができ、印刷画像をより精度よく検査することが実現される。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
色変換テーブルの生成処理において、パッチの平均画素値の算出領域をカラーチャート撮像画像とカラーチャート画像とで個別に抽出する場合等には、カラーチャート画像において画素値0、1、2、3を画素値0、64、128、255にそれぞれ変換した後、解像度変換を施すことなく(すなわち、カラーチャート画像とカラーチャート撮像画像との解像度が相違した状態で)、各パッチの平均画素値が算出されてもよく、この場合も、カラーチャート画像のパッチの平均画素値は解像度変換を施す場合とほぼ同じ値となる。また、特定倍率を求める必要がない場合には、カラーチャート撮像画像は、被検査画像とは異なる解像度にて取得されてもよい。
色変換テーブルは、解像度変換画像におけるCMYK色成分と、被検査画像におけるRGB色成分との間の色変換を示すものであるならば、上記以外の手法にて生成されたものが用いられてもよい。ただし、カラーの印刷画像をより精度よく検査するには、カラーチャート画像のデータに従って印刷装置11により印刷用紙9上にカラーチャート印刷画像を形成し、撮像部71にてカラーチャート印刷画像を撮像してカラーチャート撮像画像を取得し、カラーチャート撮像画像における各パッチの平均画素値を、カラーチャート画像における対応するパッチの平均画素値に対応付けることにより、色変換テーブルを生成することが好ましい。
カラーチャート画像におけるパッチの配列は、図5および図6に示すもの以外であってよい。例えば、図14.Aに示すように印刷用紙9の幅方向の幅Wが狭い場合には、パッチ822が少数の列にて形成され、図14.Bに示すように印刷用紙9の幅Wが広い場合には、パッチ822が多数の列にて形成される。また、カラーチャート画像は、CMYKの各色成分において16階調毎の画素値、あるいは、64階調毎の画素値を当該色成分が取り得る格子点の座標値として生成されてもよく、各パッチのサイズも撮像部71の解像度等に応じて適宜変更されてよい。
対象画像およびカラーチャート画像はCMYKを含む複数の色成分で表されるのであるならば、ライトシアン等の他の色を含んでいてよい。また、撮像画像におけるRGBの各色成分の階調数、並びに、解像度変換画像および解像度変換後のカラーチャート画像におけるCMYKの各色成分の階調数は256以外であってもよい。
印刷システム1は、インクジェット方式の印刷装置以外の無版印刷装置(例えば、電子写真方式の印刷装置)を有するものであってもよく、この場合も、撮像部71、解像度変換部611、色変換部612、テーブル記憶部613および検査部62を有する印刷画像検査装置により、電子写真方式にて形成されたカラーの印刷画像を効率よくかつ精度よく検査することが可能となる。また、印刷画像検査装置は、必ずしも印刷装置と一体的に設けられる必要はなく、印刷画像検査装置が印刷装置から独立して設けられてもよい。
印刷システム1における印刷媒体は、印刷用紙以外に、フィルムや板状の部材等であってもよい。
印刷システムの構成を示す図である。 吐出部の底面図である。 印刷画像の検査に係る機能構成を示すブロック図である。 色変換テーブルを生成する処理の流れを示す図である。 カラーチャート画像を示す図である。 カラーチャート画像を示す図である。 カラーチャート撮像画像を示す図である。 マスクを示す図である。 パッチの中央領域を示す図である。 カラーチャート画像のパッチを示す図である。 パッチの中央領域を示す図である。 全体が平均画素値とされる中央領域を示す図である。 印刷用紙上に対象画像を印刷して印刷画像を検査する動作の流れを示す図である。 パッチの配列の他の例を示す図である。 パッチの配列のさらに他の例を示す図である。
符号の説明
9 印刷用紙
11 印刷装置
62 検査部
71 撮像部
81 カラーチャート画像
82 カラーチャート撮像画像
83 マスク
611 解像度変換部
612 色変換部
613 テーブル記憶部
812,812a,822 パッチ
813 中央領域
6131 色変換テーブル
S12,S13,S20,S22〜S26 ステップ

Claims (8)

  1. CMYKを含む複数の色成分で表された網点画像である対象画像のデータに従って、無版印刷装置により印刷媒体上に形成されたカラーの印刷画像を検査する印刷画像検査装置であって、
    撮像画像における1つの画素が示す前記印刷媒体上の領域の面積が前記印刷画像における最小のドットよりも大きく、かつ、前記印刷画像における網点構造がおよそ認識可能な解像度にて前記印刷画像を撮像することにより、RGB色成分で表されるとともに、各色成分における階調数が前記対象画像よりも多い前記撮像画像を被検査画像として取得する撮像部と、
    前記対象画像の解像度を前記被検査画像の前記解像度に合わせて変換することにより、各画素の値が前記対象画像の対応する領域における平均画素値を示す解像度変換画像を取得する解像度変換部と、
    前記解像度変換画像における前記複数の色成分と、前記被検査画像における前記RGB色成分との間の色変換を示す色変換テーブルを記憶する記憶部と、
    前記解像度変換画像の各画素を前記色変換テーブルを用いて色変換することにより、前記RGB色成分で表されるとともに前記被検査画像と同じ階調数となる基準画像を取得する色変換部と、
    前記被検査画像と前記基準画像とを比較することにより、前記印刷画像を検査する検査部と、
    を備えることを特徴とする印刷画像検査装置。
  2. 請求項1に記載の印刷画像検査装置であって、
    前記色変換テーブルが、前記無版印刷装置において前記複数の色成分で表された網点画像であるカラーチャート画像のデータに従って印刷媒体上にカラーチャート印刷画像を形成し、前記撮像部にて前記カラーチャート印刷画像を撮像して前記RGB色成分で表されたカラーチャート撮像画像を取得し、前記カラーチャート撮像画像における各パッチの平均画素値を、前記カラーチャート画像における対応するパッチの平均画素値に対応付けることにより生成されたものであることを特徴とする印刷画像検査装置。
  3. 請求項2に記載の印刷画像検査装置であって、
    前記色変換テーブルの生成時に、前記カラーチャート撮像画像に座標変換を施すことにより、変換後のカラーチャート撮像画像の解像度が前記カラーチャート画像の解像度に合わせられ、前記変換後のカラーチャート撮像画像における各パッチの平均画素値の算出領域、および、前記カラーチャート画像における対応するパッチの平均画素値の算出領域が同一のマスクを用いて抽出されることを特徴とする印刷画像検査装置。
  4. 請求項3に記載の印刷画像検査装置であって、
    前記色変換テーブルの生成時に、前記撮像部にて前記カラーチャート印刷画像が前記被検査画像の前記解像度にて撮像され、前記カラーチャート画像の解像度を前記カラーチャート撮像画像の理論的な解像度に合わせて変換することにより、解像度変換後のカラーチャート画像が取得され、前記変換後のカラーチャート撮像画像の解像度が前記解像度変換後のカラーチャート画像の解像度に合わせられ、
    前記解像度変換部が、前記カラーチャート画像に対する解像度変換の倍率、および、前記カラーチャート撮像画像に対する前記座標変換における倍率から求められる特定倍率にて前記対象画像の解像度を変換して、前記解像度変換画像を取得することを特徴とする印刷画像検査装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の印刷画像検査装置であって、
    前記無版印刷装置および前記撮像部が印刷媒体の搬送経路に沿って配置されることを特徴とする印刷画像検査装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の印刷画像検査装置であって、
    前記無版印刷装置が、可変印刷を行うインクジェット方式の印刷装置であることを特徴とする印刷画像検査装置。
  7. 印刷媒体上にカラーの印刷画像を形成する印刷方法であって、
    a)CMYKを含む複数の色成分で表された網点画像である対象画像のデータに従って、無版印刷装置により印刷媒体上に印刷画像を形成する工程と、
    b)撮像画像における1つの画素が示す前記印刷媒体上の領域の面積が前記印刷画像における最小のドットよりも大きく、かつ、前記印刷画像における網点構造がおよそ認識可能な解像度にて撮像部により前記印刷画像を撮像することにより、RGB色成分で表されるとともに、各色成分における階調数が前記対象画像よりも多い前記撮像画像を被検査画像として取得する工程と、
    c)前記対象画像の解像度を前記被検査画像の前記解像度に合わせて変換することにより、各画素の値が前記対象画像の対応する領域における平均画素値を示す解像度変換画像を取得する工程と、
    d)前記解像度変換画像における前記複数の色成分と、前記被検査画像における前記RGB色成分との間の色変換を示す色変換テーブルを用いて前記解像度変換画像の各画素を色変換することにより、前記RGB色成分で表されるとともに前記被検査画像と同じ階調数となる基準画像を取得する工程と、
    e)前記被検査画像と前記基準画像とを比較することにより、前記印刷画像を検査する工程と、
    を備えることを特徴とする印刷方法。
  8. 請求項7に記載の印刷方法であって、
    f)前記無版印刷装置において前記複数の色成分で表された網点画像であるカラーチャート画像のデータに従って印刷媒体上にカラーチャート印刷画像を形成する工程と、
    g)前記撮像部にて前記カラーチャート印刷画像を撮像して前記RGB色成分で表されたカラーチャート撮像画像を取得する工程と、
    h)前記カラーチャート撮像画像における各パッチの平均画素値を、前記カラーチャート画像における対応するパッチの平均画素値に対応付けることにより前記色変換テーブルを生成する工程と、
    をさらに備えることを特徴とする印刷方法。
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