JP4455386B2 - 色処理装置、色処理方法、コンピュータプログラム - Google Patents

色処理装置、色処理方法、コンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、マルチバンド画像の各バンドの画素値を画像出力部のための出力信号に変換する為のルックアップテーブルを作成するものに関する。
近年、画像のデジタル化により、デジタルカメラやスキャナ等、画像を入力可能な入力機器によって取得された画像を、モニタやプロジェクタ等の画像表示装置で表示したり、あるいはインクジェットプリンタやレーザープリンタ等の画像出力装置にて印刷したりする機会が増えている。一般的に、物体の色を再現するための色再現技術において、画像入力機器では、RGB3色のフィルタを用いて、オリジナルの色を3原色に分解することにより、色情報を取得している。
一方、画像表示機器では、RGB3色の発光体を用い、加法混色を行うことにより、オリジナルの色を再現し、また、インクジェットプリンタやレーザープリンタでは、CMYK4色の色材を用い、減法混色することにより、オリジナルの色を再現している。
現在、様々な環境下において、様々なデバイスを用いて画像の入力/出力を行っている。例えば、屋外において、太陽光の下で被写体の画像をデジタルカメラで取得し、室内においてプリントアウトした印刷物を蛍光灯の下で観察するということが頻繁に行われている。
一方、特にプロカメラマンや、デザイナー等のプロユースの現場において、オリジナルの色を忠実に再現したいという要求が増えている。しかしながら、前述のように、入力時のデバイス/環境と、出力時のデバイス/環境が異なる状況下において、オリジナルの色を忠実に再現するためには、厳密に色情報を管理する必要がある。
特に、入力時と出力時の観察光源が異なる場合、例えば、色温度5000K程の太陽光の下で画像を撮影し、室内にて色温度3000K程の電球の下で印刷物を観察する場合、上述の3原色を用いた測色的色再現では、忠実にオリジナルの色を再現するのは極めて困難である。
これは、測色的色再現では、光源の情報をも含んだ三刺激値(XYZ値、あるいはLab値)を一致させているため、入力時と出力時の光源が異なる場合には、等色関係が成り立たなくなってしまうからである。
そこで、近年、様々な環境下において、オリジナルの色を忠実に再現するための技術として、分光的色再現という技術が注目されている。分光的色再現とは、物体の色を、三刺激値を一致させて再現するのではなく、光の波長ごとの反射率(分光反射率)をも一致させて、任意の光源下において、オリジナルの色を忠実に再現するという技術である。
例えば、特許文献1においては、6種類のフィルタを用い、6バンドの画像を取得し、Wienner推定等を用いて被写体の分光反射率を推定し、該分光反射率に最も近くなるような表示装置のRGB各チャンネルの信号値に変換している。
また、特許文献2においても、多チャンネルのフィルタを用いて、被写体のマルチバンド画像を取得し、各画素の分光反射率を算出し、出力装置のRGB値に変換している。
これら特許文献1及び2に開示の色変換処理に代表されるように、従来の分光的色再現技術においては、多チャンネルのマルチバンドカメラを用いて取得した画像データから一度分光反射率を推定し、その後、出力装置の信号値に変換している。
特開2002−221931号公報 特開2000−333186号公報
しかしながら、例えば、分光反射率データを380nm〜730nmの範囲において、10nm間隔でサンプリングした場合には、1色につき36次元のデータを扱わなければならず、計算に必要なCPUやメモリが膨大になるという問題があった。また、Wienner推定や主成分分析を用いた分光反射率推定処理、および分光反射率から出力信号への変換処理においては、必ず推定誤差が生じてしまうという問題があった。
本発明は上述の問題点を解決するためになされたものであり、被写体の色を画像出力部を用いて分光的に一致するように再現する際に、分光反射推定処理を行うことなくマルチバンド画像を画像出力部のための出力信号に変換できるようにすることを目的とする。
本発明の目的を達成するために、例えば、本発明の色処理装置は以下の構成を備える。
即ち、画像を印刷出力する画像出力部で用いる各原色の信号値を等間隔に変化させて組み合わせることで、等間隔で変化させたそれぞれの原色で表現可能な全ての色の色値が登録されたテーブルを作成する作成手段と、
前記画像出力部で用いる色材のうちユーザインターフェースを介してユーザにより指定された色材を特定し、特定した色材の色値が0でない色値のみを前記テーブルから選出し、選出した色値の色をパッチ状に配列したパッチ画像を生成する生成手段と、
前記パッチ画像を前記画像出力部によって印刷出力させる手段と、
前記画像出力部によって印刷出力された前記パッチ画像に対してマルチバンド撮影を行うことで、バンド毎の撮影画像を取得するマルチバンドカメラと、
バンド毎の撮影画像について、当該撮影画像中に映っているパッチ毎に平均画素値を求める手段と、
前記バンド毎の撮影画像について求めたそれぞれのパッチの前記平均画素値と該それぞれのパッチの前記テーブル中の色値との対応付けを含む、前記バンド毎の撮影画像における画素値を前記画像出力部が出力する信号値に変換する為のルックアップテーブルを作成する手段と
を備えることを特徴とする。
本発明の目的を達成するために、例えば、本発明の色処理方法は以下の構成を備える。
即ち、色処理装置が行う色処理方法であって、
前記色処理装置の作成手段が、画像を印刷出力する画像出力部で用いる各原色の信号値を等間隔に変化させて組み合わせることで、等間隔で変化させたそれぞれの原色で表現可能な全ての色の色値が登録されたテーブルを作成する作成工程と、
前記色処理装置の生成手段が、前記画像出力部で用いる色材のうちユーザインターフェースを介してユーザにより指定された色材を特定し、特定した色材の色値が0でない色値のみを前記テーブルから選出し、選出した色値の色をパッチ状に配列したパッチ画像を生成する生成工程と、
前記色処理装置の出力手段が、前記パッチ画像を前記画像出力部によって印刷出力させる工程と、
前記色処理装置のマルチバンドカメラが、前記画像出力部によって印刷出力された前記パッチ画像に対してマルチバンド撮影を行うことで、バンド毎の撮影画像を取得する工程と、
前記色処理装置の計算手段が、バンド毎の撮影画像について、当該撮影画像中に映っているパッチ毎に平均画素値を求める工程と、
前記色処理装置の作成する手段が、前記バンド毎の撮影画像について求めたそれぞれのパッチの前記平均画素値と該それぞれのパッチの前記テーブル中の色値との対応付けを含む、前記バンド毎の撮影画像における画素値を前記画像出力部が出力する信号値に変換する為のルックアップテーブルを作成する工程と
を備えることを特徴とする。
さらなる本発明の特徴は、以下本発明を実施するための最良の形態および添付図面によって明らかになるものである。
以上のような構成を備える本発明によれば、被写体の色を画像出力部を用いて分光的に一致するように再現する際に、分光反射推定処理を行うことなくマルチバンド画像を画像出力部のための出力信号に変換することができる。
A.第1の実施形態
以下、本発明に係る第1の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
<画像処理の構成>
図1は、第1の実施形態である画像処理装置の構成を示したブロック図である。1は本発明の実施形態である画像処理装置、2はマルチバンドカメラ等、被写体の色を多原色フィルタを用いて取得するためのマルチバンド画像取得装置、3はマルチバンド画像取得部2を制御し、取得されたマルチバンド画像を画像処理装置1に入力するためのマルチバンド画像入力部である。
4は等間隔Gridの出力信号を作成するためのGridデータ作成部、5はマルチバンド画像入力部3にて入力されたマルチバンド画像において、定められた領域の画素値の平均値を算出するための平均画素値算出部、6はマルチバンド画像の各バンドの画素値と、出力信号との対応関係を表すLUTを作成するためのLUT作成部である。
7はLUT作成部6にて作成されたLUTを記憶するためのLUT記憶部、8はマルチバンド画像入力部3にて入力されたマルチバンド画像を、LUTデータ記憶部7に記憶されているLUTに基づき、出力信号に変換するための画像変換部、9は画像処理装置1にて作成された画像データである出力信号を出力するための画像出力部である。
10はインクジェットプリンタ等、画像出力部8にて出力された出力信号に基づき、実際に画像の出力を行う画像出力部、11は、マルチバンド画像取得装置5に搭載されているフィルタ構成、および画像出力装置9にて用いられる色材の構成を設定するためのフィルタ/色材構成設定部、12はフィルタ/色材構成設定部11にて設定されたフィルタ、および色材の構成を記憶しておくためのフィルタ/色材構成記憶部である。
<画像処理装置における全体処理>
ここで図2は、画像処理装置1にて行われる画像入出力処理のフローチャートであり、図3は、フィルタ/色材構成を行うためのユーザーインタフェースの一例である。以下、本発明に係る第1の実施形態の処理について詳細に説明する。
まず、ステップS201では、マルチバンド画像取得装置2に搭載されているフィルタ構成、および画像出力装置10にて用いられる色材構成を、フィルタ/色材構成設定部11にて、ユーザーが図3に示すようなユーザーインタフェースを用いて設定し、フィルタ/色材構成記憶部12に記憶する。
ステップS202では、ステップS201にて設定したフィルタ/色材構成に対応するLUTがすでに作成済みであり、LUTデータ記憶部7に記憶されているかを判断し、記憶されていればステップS209に進み、記憶されていなければステップS203に進む。
ステップS203では、LUTデータ記憶部7に記憶されている複数のLUTデータの中から、ステップS201にて設定したフィルタ/色材構成に最も近いフィルタ/色材構成に対応するLUTデータをGridデータ作成部4および、マルチバンド画像入力部8に読み込むとともに、変更されているフィルタ、および色材を、変更フィルタ情報、および変更色材情報としてフィルタ/色材構成記憶部12に記憶する。
ステップS204では、Gridデータ作成部4にて、画像出力装置10にて用いられる各原色の信号値を、図4に示すような等間隔に変化させた全ての組み合わせ(以下Gridデータと記す)テーブルを作成する。
ステップS205では、ステップS20にて作成されたGridデータの中から、フィルタ/色材構成記憶部12に記憶されている変更色材の出力値が0でないGridのみを選出し、画像出力部9にて図5に示すような、各Gridの出力信号をパッチ状に配列したパッチ画像を作成し、画像出力装置10にて出力する。
ステップS206では、ステップS205にて出力されたパッチ画像を、マルチバンド画像取得装置2にて撮影する。ただし、このときの撮影は、フィルタ/色材構成記憶部12に記憶されている変更フィルタのみを用いて行う。
ステップS207では、ステップS206にて撮影されたパッチ画像に対し、平均画素値算出部5にて、各パッチの平均画素値をバンドごとに算出する。
ステップS208では、LUT作成部6にて、Gridデータ作成部にて作成されたGridデータと、ステップS207にて算出された平均画素値とを対応付け、ステップS203にて読み込んだLUTデータにおいて、変更されたフィルタまたは色材に関する部分のみを更新し、LUTデータ記憶部7に記憶する。
ステップS209では、分光的に色再現を行いたい被写体のマルチバンド画像を、マルチバンド画像取得装置2にて取得し、マルチバンド画像入力部3にて、画像処理装置1に読み込む。
ステップS210では、LUTデータ記憶部7に記憶されているLUTデータに基づき、ステップS209にて読み込まれたマルチバンド画像の画素値を、画像変換部8にて出力信号へと変換する。ステップS211では、ステップS207にて変換された画像データを、画像出力部9にて出力し、画像出力装置10より出力する。
<第1の実施形態の効果>
以上説明したように上記第1の実施形態によれば、被写体の分光反射率を再現するための分光画像処理において、入力されたマルチバンド画像を分光反射率に変換することなく出力することができるため、高速に、かつ分光反射率を復元する際の復元誤差を生じさせることがないため、高精度に出力装置により分光的色再現を行うことが可能である。
また、用いるマルチバンドカメラのフィルタ構成や、出力に用いる色材を変更した場合においても、LUT全てを更新するのではなく、変更部分に関わる箇所のみを変更することにより、最小限の画像出力/画像取得のみで、LUTの更新が可能となる。
<フィルタ/色材構成設定方法の別形態>
なお、第1の実施形態においては、フィルタ/色材構成は、ユーザーが図3のようなユーザーインタフェースを用いて手動にて設定するようにしているが、例えば、図1における、フィルタ/色材構成設定部11と、マルチバンド画像取得装置2あるいは画像出力装置10とをオンラインで接続し、自動的に搭載されているフィルタ/色材構成を読み取るようにしても良い。
B.第2の実施形態
以下、本発明に係る第2の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
<画像処理装置の構成>
図6は、第2の実施形態である画像処理装置の構成を示したブロック図である。601は本発明の実施形態である画像処理装置、602はマルチバンドカメラ等、被写体の色を多原色フィルタを用いて取得するためのマルチバンド画像取得装置、603はマルチバンド画像取得部602を制御し、取得されたマルチバンド画像を画像処理装置601に入力するためのマルチバンド画像入力部である。
604は等間隔Gridの出力信号を作成するためのGridデータ作成部、605はマルチバンド画像入力部603にて入力されたマルチバンド画像において、定められた領域の画素値の平均値を算出するための平均画素値算出部、606はマルチバンド画像の各バンドの画素値と、出力信号との対応関係を表すLUTを作成するためのLUT作成部である。
607はLUT作成部606にて作成されたLUTを記憶するためのLUT記憶部、608はマルチバンド画像入力部603にて入力されたマルチバンド画像を、LUTデータ記憶部607に記憶されているLUTに基づき、出力信号に変換するための画像変換部、609は画像処理装置601にて作成された画像データである出力信号を出力するための画像出力部である。
610はインクジェットプリンタ等、画像出力部608にて出力された出力信号に基づき、実際に画像の出力を行う画像出力部、611は、マルチバンド画像取得装置602に搭載されているフィルタ構成、および画像出力装置610にて用いられる色材の構成を設定するためのフィルタ/色材構成設定部、612はフィルタ/色材構成設定部611にて設定されたフィルタ、および色材の構成を記憶しておくためのフィルタ/色材構成記憶部である。
613はマルチバンド画像取得装置602に搭載するフィルタ、および画像出力装置610にて用いる色材を最適化するためのフィルタ/色材最適化部、614はフィルタ/色材最適化部613にて最適化されたフィルタ、および色材を用いた場合の入出力誤差を算出するための入出力誤差算出部、615は、フィルタや色材の特性を記憶しておくフィルタ/色材データベースである。
<画像処理装置の全体処理>
ここで図7は、画像処理装置601にて行われる画像入出力処理のフローチャートである。以下、本発明に係る第2の実施形態を、図面を用いて詳細に説明する。
まず、ステップS701では、フィルタ/色材最適化部611にて、マルチバンド画像取得装置602に搭載するフィルタを最適化する(詳細は後述)。
ステップS702では、画像出力装置610にて用いる色材を最適化する(詳細は後述)。
ステップS703では、ステップS701にて最適化されたフィルタおよびステップS702にて最適化された色材をマルチバンド画像取得装置602、および画像出力装置610に搭載し、該フィルタ、および色材の情報をフィルタ/色材構成設定部611にて設定する。
ステップS704では、Gridデータ作成部604にて、上記第一の実施例と同様に、Gridデータを作成する。
ステップS705では、ステップS704にて作成されたGridデータに基づき、画像出力部609にてパッチ画像を作成し、画像出力装置610にて出力する。
ステップS706では、ステップS705にて出力されたパッチ画像を、マルチバンド画像取得装置602にて撮影する。
ステップS707では、ステップS706にて撮影されたパッチ画像に対し、上記第一の実施例と同様に、平均画素値算出部605にて、各パッチの平均画素値をバンドごとに算出する。
ステップS708では、LUT作成部606にて、ステップS704にて作成されたGridデータと、ステップS707にて算出された平均画素値とを対応付け、LUTデータ記憶部607に記憶する。
ステップS709では、分光的に色再現を行いたい被写体のマルチバンド画像を、マルチバンド画像取得装置602にて取得し、マルチバンド画像入力部603にて、画像処理装置601に読み込む。
ステップS710では、LUTデータ記憶部607に記憶されているLUTデータに基づき、ステップS709にて読み込まれたマルチバンド画像の画素値を、画像変換部608にて出力信号へと変換する。
ステップS711では、ステップS710にて変換された画像データを、画像出力部609にて出力し、画像出力装置610より出力する。
<フィルタ構成最適化処理>
次に図8を用い、ステップS701であるフィルタ構成適化処理の詳細を説明する。図8は、ステップS701にて行われるフィルタ構成適化処理のフローチャートである。
ステップS801では、フィルタ/色材構成最適化部613にて、フィルタ/色材データベースより、フィルタ初期値として、任意のフィルタを初期値として読み込む。
ステップS802では、サンプル分光反射率データとして、任意のサンプル分光反射率データ、例えばMacbeth Color Checker 24色の分光反射率データを設定する。
ステップS803では、(式1)により、入力値(センサ応答)v=[v1,v2,…,vn] (nはフィルタの数)の推定を行う。
Figure 0004455386
ただし、Fはフィルタの分光透過率、光源の分光分布、レンズの分光透過率、センサの分光特性を掛け合わせたものであり、oはサンプル分光反射率データである。
ステップS804では、(式2)により、入力値からサンプル分光反射を推定するための推定行列Gを算出する。
Figure 0004455386
ステップS805では、(式3)により、分光反射率の推定を行う。
Figure 0004455386
ステップS806では、サンプル分光反射率データoと推定分光反射率データo’の誤差を算出する。
ステップS807では、ステップS806にて算出された誤差が最小かどうかを判断し、最小であればステップS808にて現在のフィルタ構成を最適フィルタ構成として更新し、ステップS809に進む。最小でなければ、何もせずにステップS809に進む。
ステップS809では、終了条件(例えば、サンプル分光反射率と推定分光反射率とのRMS誤差がある閾値以下かどうか)を満たしているかを判断し、満たしていれば終了し、満たしていなければ、ステップS810にてフィルタ構成を更新し、ステップS803に戻る。
<色材最適化処理>
次に図9を用い、ステップS702である色材構成適化処理の詳細を説明する。図9は、ステップS702にて行われる色材構成適化処理のフローチャートである。
ステップS901では、フィルタ/色材構成最適化部613にて、フィルタ/色材データベースより、色材初期値として、任意の色材を初期値として読み込む。
ステップS902では、サンプル分光反射率データとして、任意のサンプル分光反射率データ、例えばMacbeth Color Checker 24色の分光反射率データoを設定する。
ステップS903では、例えば、ノイゲバウアの方程式や、クベルカ・ムンクの方程式等、プリンタ出力推定モデルを用いて、推定分光反射率o’を推定する。
ステップS904では、サンプル分光反射率データoと推定分光反射率データo’の誤差を算出する。
ステップS905では、ステップS904にて算出された誤差が最小かどうかを判断し、最小であればステップS906にて現在の色材構成を最適色材構成として更新し、ステップS906に進む。最小でなければ、何もせずにステップS907に進む。
ステップS907では、終了条件(例えば、サンプル分光反射率と推定分光反射率とのRMS誤差がある閾値以下かどうか)を満たしているかを判断し、満たしていれば終了し、満たしていなければ、ステップS908にて色材構成を更新し、ステップS903に戻る。
<第2の実施形態の効果>
以上説明したような第2の実施例によれば、目標とする色を取得し、再現するためのフィルタ/色材構成の設定において、候補のフィルタ/色材特性を設定し、該設定されたフィルタ/色材を用いた再現色を推定し、目標色と該再現色との誤差量の判定結果に基づき使用するフィルタ/色材を決定することで、目標色を最もよく再現する色材を選定することができる。
<フィルタ/色材構成候補>
第2の実施形態においては、ステップS701におけるフィルタ構成最適化、およびステップS702における色材構成最適化処理で、最適化されるフィルタ、およびインクの候補としては、実在のフィルタ/色材データを、フィルタ/色材データベース615に記憶しておき、該フィルタ/色材データを読み込むようにしても良いし、あるいは、(式4)で示されるような正規分布にてモデル化しても良い。
Figure 0004455386
C.その他の実施形態
本発明では、実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体をシステム或は装置に提供し、そのシステム或は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。このようなプログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピィ(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれている。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書きこまれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含む。
また、上記実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードがネットワークを介して配信されることにより、システム又は装置のハードディスクやメモリ等の記憶手段又はCD−RW、CD−R等の記憶媒体に格納され、そのシステム又は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が当該記憶手段や当該記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても、達成されることは云うまでもない。
第1の実施形態の画像処理装置を示すブロック図である。 第1の実施形態の画像処理装置における処理動作を説明するためのフローチャートである。 第1の実施形態において、フィルタ/色材構成を設定するためのユーザーインタフェースの一例を示す図である。 第1の実施形態において作成される、Gridデータの一例を示す図である。 第1の実施形態において作成される、Gridパッチ画像の一例を示す図である。 第2の実施形態の画像処理装置を示すブロック図である。 第2の実施形態の画像処理装置における処理動作を説明するためのフローチャートである。 フィルタ構成最適化処理処理を説明するためのフローチャートである。 色材最適化処理処理を説明するためのフローチャートである。

Claims (4)

  1. 画像を印刷出力する画像出力部で用いる各原色の信号値を等間隔に変化させて組み合わせることで、等間隔で変化させたそれぞれの原色で表現可能な全ての色の色値が登録されたテーブルを作成する作成手段と、
    前記画像出力部で用いる色材のうちユーザインターフェースを介してユーザにより指定された色材を特定し、特定した色材の色値が0でない色値のみを前記テーブルから選出し、選出した色値の色をパッチ状に配列したパッチ画像を生成する生成手段と、
    前記パッチ画像を前記画像出力部によって印刷出力させる手段と、
    前記画像出力部によって印刷出力された前記パッチ画像に対してマルチバンド撮影を行うことで、バンド毎の撮影画像を取得するマルチバンドカメラと、
    バンド毎の撮影画像について、当該撮影画像中に映っているパッチ毎に平均画素値を求める手段と、
    前記バンド毎の撮影画像について求めたそれぞれのパッチの前記平均画素値と該それぞれのパッチの前記テーブル中の色値との対応付けを含む、前記バンド毎の撮影画像における画素値を前記画像出力部が出力する信号値に変換する為のルックアップテーブルを作成する手段と
    を備えることを特徴とする色処理装置。
  2. 前記マルチバンドカメラは、4原色以上のフィルタを用いて被写体の色を取得することを特徴とする請求項1に記載の色処理装置。
  3. 色処理装置が行う色処理方法であって、
    前記色処理装置の作成手段が、画像を印刷出力する画像出力部で用いる各原色の信号値を等間隔に変化させて組み合わせることで、等間隔で変化させたそれぞれの原色で表現可能な全ての色の色値が登録されたテーブルを作成する作成工程と、
    前記色処理装置の生成手段が、前記画像出力部で用いる色材のうちユーザインターフェースを介してユーザにより指定された色材を特定し、特定した色材の色値が0でない色値のみを前記テーブルから選出し、選出した色値の色をパッチ状に配列したパッチ画像を生成する生成工程と、
    前記色処理装置の出力手段が、前記パッチ画像を前記画像出力部によって印刷出力させる工程と、
    前記色処理装置のマルチバンドカメラが、前記画像出力部によって印刷出力された前記パッチ画像に対してマルチバンド撮影を行うことで、バンド毎の撮影画像を取得する工程と、
    前記色処理装置の計算手段が、バンド毎の撮影画像について、当該撮影画像中に映っているパッチ毎に平均画素値を求める工程と、
    前記色処理装置の作成する手段が、前記バンド毎の撮影画像について求めたそれぞれのパッチの前記平均画素値と該それぞれのパッチの前記テーブル中の色値との対応付けを含む、前記バンド毎の撮影画像における画素値を前記画像出力部が出力する信号値に変換する為のルックアップテーブルを作成する工程と
    を備えることを特徴とする色処理方法。
  4. コンピュータを、請求項1又は2に記載の色処理装置が有する各手段として機能させるためのコンピュータプログラム。
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