JP5906867B2 - 印刷システムおよび画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷システムおよび画像形成装置に関する。
公報記載の従来技術として、記録材に画像を印刷した後、この印刷物に印刷された画像を読み取ることで得られた読取画像のデータと、この読取画像の基準となる印刷物のマスタ画像(基準画像)のデータとの比較・照合を行い、印刷物における画像の欠陥を検出するものが存在する(特許文献1参照)。
特開2007−33247号公報
本発明は、スクリーン処理が施された画像データに基づく印刷を行う場合に、記録材に形成された画像の検査の精度を担保することを目的とする。
請求項1記載の発明は、取得した元画像データにスクリーン処理を含む画像処理を施して出力画像データを作成する出力画像作成手段と、前記出力画像作成手段で作成された前記出力画像データに基づいて記録材に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段によって前記記録材に形成された画像を読み取る画像読取手段と、前記元画像データに基づいて前記スクリーン処理が反映されていない第1画像データを作成する第1画像作成手段と、前記出力画像データに基づいて前記スクリーン処理が反映されている第2画像データを作成する第2画像作成手段と、前記第1画像作成手段で作成された前記第1画像データおよび前記第2画像作成手段で作成された前記第2画像データから基準画像データを作成する基準画像作成手段と、前記画像読取手段にて画像を読み取ることによって得られた読取画像データまたは当該読取画像データに処理を施して得られた比較画像データと、前記基準画像データとを画素毎に照合し、前記画像形成手段によって前記記録材に形成された画像における欠陥を検出する検出手段とを含む印刷システムである。
請求項2記載の発明は、前記基準画像作成手段は、前記基準画像データの画素ごとに、前記第1画像データから画素値を取得するか、前記第2画像データから画素値を取得するかを判断することを特徴とする請求項1記載の印刷システムである。
請求項3記載の発明は、前記基準画像作成手段は、前記出力画像作成手段で設定される出力解像度と、前記画像読取手段で設定される入力解像度と、前記出力画像作成手段における前記スクリーン処理で使用されるスクリーン種類とスクリーン線数との組み合わせと、に基づいて決まる基準濃度を基準とし、前記第1画像データを構成する各画素について、当該画素の画素濃度が当該基準濃度以上の場合には前記第1画像データから画素値を取得し、当該画素の画素濃度が当該基準濃度未満の場合には前記第2画像データから画素値を取得することを特徴とする請求項1または2記載の印刷システムである。
請求項4記載の発明は、前記出力画像作成手段は、第1解像度にて前記出力画像データを作成し、前記画像読取手段は、前記第1解像度よりも低い第2解像度にて前記読取画像データを作成し、前記基準画像作成手段は、前記読取画像データまたは前記比較画像データと同じ解像度にて前記基準画像データを作成することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の印刷システムである。
請求項5記載の発明は、取得した元画像データにスクリーン処理を含む画像処理を施して出力画像データを作成する出力画像作成手段と、前記出力画像作成手段で作成された前記出力画像データに基づいて記録材に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段によって前記記録材に形成された画像を読み取る画像読取手段と、前記元画像データに基づいて前記スクリーン処理が反映されていない第1画像データを作成する第1画像作成手段と、前記出力画像データに基づいて前記スクリーン処理が反映されている第2画像データを作成する第2画像作成手段と、前記第1画像作成手段で作成された前記第1画像データおよび前記第2画像作成手段で作成された前記第2画像データから基準画像データを作成する基準画像作成手段と、前記画像読取手段にて画像を読み取ることによって得られた読取画像データまたは当該読取画像データに処理を施して得られた比較画像データと、前記基準画像データとを出力する出力手段とを含む画像形成装置である。
請求項1記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、スクリーン処理が施された画像データに基づく印刷を行う場合に、記録材に形成された画像の検査の精度を担保することができる。
請求項2記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、1頁内に異なるスクリーン処理が施されている領域が含まれる場合であっても、検査の精度を担保することができる。
請求項3記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、記録材に形成された画像における濃淡にかかわらず、検査の精度を担保することができる。
請求項4記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、スクリーン処理による影響を低減した状態で、記録材に形成された画像を読み取ることができる。
請求項5記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、スクリーン処理が施された画像データに基づく印刷を行う場合に、記録材に形成された画像の検査の精度を担保することができる。
印刷システムの構成を示す図である。 印刷装置の構成を示す図である。 設定装置の機能構成を示すブロック図である。 実施の形態1における印刷装置の機能構成を示すブロック図である。 印刷装置の制御部に設けられた照合用元画像切替部に入出力される各種データを説明するための図である。 実施の形態1における検査装置の機能構成を示すブロック図である。 実施の形態1の印刷システムにおける印刷および検査の手順を説明するための図である。 共通の元画像データに基づいて得られた、照合用読取画像、第1照合用元画像および第2照合用元画像の関係を説明するための図である。 印刷装置における出力解像度、入力解像度、スクリーン種類およびスクリーン線数と、基準濃度との関係を説明するための図である。 出力解像度が2400dpiの場合における各スクリーン線数でのハーフトーンセル(ハーフトーンドット)の構成と、入力解像度が600dpiの場合における読取ドットとの関係を説明するための図である。 出力解像度が1200dpiの場合における各スクリーン線数でのハーフトーンセル(ハーフトーンドット)の構成と、入力解像度が600dpiの場合における読取ドットとの関係を説明するための図である。 実施の形態1の照合用元画像切替部が実行する処理の流れを説明するためのフローチャートである。 照合用元画像切替部から出力される照合用元画像データの構成例を示す図である。 実施の形態1の検査装置が実行する処理の流れを説明するための図である。 実施の形態2における印刷装置の機能構成を示すブロック図である。 実施の形態2における検査装置の機能構成を示すブロック図である。 実施の形態2の検査装置が実行する処理の流れを説明するためのフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<実施の形態1>
図1は、本実施の形態が適用される印刷システムの構成を示す図である。
本実施の形態の印刷システムは、用紙に画像を印刷する印刷装置1と、印刷装置1において印刷すべき画像データ(元画像データ)とその印刷条件とを設定する設定装置2と、印刷装置1によって用紙に印刷された画像(印刷画像)の内容を検査する検査装置3と、これら印刷装置1、設定装置2および検査装置3を相互に接続するネットワーク4とを備えている。
図2は、印刷装置1の構成を示す図である。本実施の形態の印刷装置1は、電子写真方式にて画像の印刷を行う、無版式印刷装置である。
この印刷装置1は、所謂タンデム型の構成を有するものであって、電子写真方式により各色成分のトナー像を形成する複数の画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kを備えている。また、印刷装置1は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを含んで構成され、印刷装置1を構成する各装置および各部の動作(画像処理を含む)を制御する制御部100を備えている。ここで、複数の画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kは、それぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の画像を形成する。
また、印刷装置1は、各画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kにて形成された各色成分トナー像が順次転写(一次転写)されるとともにこのトナー像を保持する中間転写ベルト20と、中間転写ベルト20上のトナー像を矩形状に形成された記録材の一例としての用紙Pに一括転写(二次転写)する二次転写装置30とを備えている。
ここで、複数の画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kの各々は、回転可能に取り付けられた感光体ドラム11を備えている。また、画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kの各々において、感光体ドラム11の周囲には、感光体ドラム11を帯電する帯電装置12、感光体ドラム11を露光して静電潜像を書き込む露光装置13、感光体ドラム11上の静電潜像を対応する色のトナーにより可視像化する現像装置14が設けられている。さらに、画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kの各々には、感光体ドラム11上に形成された各色成分トナー像を中間転写ベルト20に転写する一次転写装置15、感光体ドラム11上の残留トナーを除去するドラム清掃装置16が設けられている。
次に、中間転写ベルト20は、それぞれが回転可能に設けられた3本のロール部材21〜23に掛け渡され、回転するように設けられている。これら3本のロール部材21〜23のうち、ロール部材22は、中間転写ベルト20を駆動する。また、ロール部材23は、中間転写ベルト20を挟んで二次転写ロール31に対向配置されており、これら二次転写ロール31およびロール部材23によって二次転写装置30が構成されている。なお、中間転写ベルト20を挟んでロール部材21と対向する位置には、中間転写ベルト20上の残留トナーを除去するベルト清掃装置24が設けられている。
また、印刷装置1には、二次転写装置30に向けて搬送される用紙Pが通過する第1搬送経路R1、二次転写装置30を通過した後の用紙Pが通過する第2搬送経路R2、定着装置50(後述)よりも下流側にて第2搬送経路R2から分岐するとともに第1搬送経路R1の下方まで延び、用紙Pを再び第1搬送経路R1に導く第3搬送経路R3が設けられている。なお、第2搬送経路R2に沿って搬送されてきた用紙Pのうち、第3搬送経路R3に導かれないものは、印刷装置1の外部に排出され、図示しない用紙積載部に積載される。
また、印刷装置1は、これら第1搬送経路R1、第2搬送経路R2および第3搬送経路R3に沿って用紙Pを搬送する用紙搬送部40を有している。この用紙搬送部40は、第1搬送経路R1に用紙Pを供給する第1用紙供給装置40Aと、第1用紙供給装置40Aよりも用紙Pの搬送方向における下流側に設けられ、第1搬送経路R1に用紙Pを供給する第2用紙供給装置40Bとを備えている。なお、第1用紙供給装置40Aおよび第2用紙供給装置40Bは同じ構造を有しており、第1用紙供給装置40Aおよび第2用紙供給装置40Bの各々には、用紙Pを収容する用紙収容部41、用紙収容部41に収容された用紙Pを取り出して搬送する取り出しロール42が設けられている。ここで、第1用紙供給装置40Aおよび第2用紙供給装置40Bには、異なるサイズおよび向きや異なる種別の用紙Pが収容され得る。
さらに、用紙搬送部40は、第1搬送経路R1、第2搬送経路R2および第3搬送経路R3のそれぞれにおいて用紙Pを挟んで搬送する複数の搬送ロール43を備えている。さらにまた、用紙搬送部40は、第2搬送経路R2において、二次転写装置30を通過した用紙Pを定着装置50側へと搬送するベルト搬送部44を備えている。
また、印刷装置1は、第2搬送経路R2上に、二次転写装置30により用紙P上に二次転写された画像をこの用紙Pに定着させる定着装置50をさらに備えている。この定着装置50は、内蔵されたヒータ(不図示)により加熱される加熱ロール50Aと、加熱ロール50Aを押圧する押圧ロール50Bとを有している。そして、この定着装置50では、加熱ロール50Aと押圧ロール50Bとの間を用紙Pが通過することで、用紙Pが加熱および加圧され、用紙P上の画像が用紙Pに定着される。
なお、以下の説明においては、上述した画像形成ユニット10Y、10M、10C、10K、中間転写ベルト20、二次転写装置30、用紙搬送部40および定着装置50を、まとめて画像形成部10と呼ぶ。本実施の形態の画像形成部10は、画像形成手段の一例としての機能を有している。
本実施の形態の印刷装置1では、第1用紙供給装置40A等から供給された用紙Pの第1面に画像を印刷することができるのに加え、用紙Pの第2面に画像を印刷することができるようになっている。より具体的に説明すると、この印刷装置1では、第1面に画像が転写された後に定着装置50を通過した用紙Pの表裏が、第3搬送経路R3を介して搬送されることで反転され、表裏が反転された用紙Pが再度二次転写装置30へと供給される。そして、二次転写装置30にて用紙Pの第2面に対して画像が転写される。その後、この用紙Pは定着装置50を再び通過し、転写されたこの画像は用紙Pに定着される。これにより、用紙Pの第1面のみならず、第2面にも画像が形成されるようになる。
そして、本実施の形態の印刷装置1には、第2搬送経路R2のうち、定着装置50よりも用紙Pの搬送方向下流側であって、第2搬送経路R2と第3搬送経路R3との分岐部よりも用紙Pの搬送方向上流側に、二次転写および定着を経て用紙Pに印刷された画像を読み取る画像読取部60が設けられている。画像読取手段の一例としての画像読取部60は、二次転写装置30を通過する用紙Pのうち、中間転写ベルト20と対向する側の面、すなわち、直前に画像の二次転写が行われた面の画像を読み取るように構成されている。ここで、画像読取部60は、例えば用紙Pの搬送方向と交差する方向に配置された、赤(R)、緑(G)および青(B)の画像を読み取る3本のラインセンサ(図示せず)を有しており、各ラインセンサは、搬送されてくる用紙Pの一方の面を、1ライン分ずつ読み取るようになっている。ただし、画像読取部60については、これに限られるものではなく、RGB各色を読み取る二次元のエリアセンサで構成してもかまわない。
図3は、図1に示す設定装置2の機能構成を示すブロック図である。本実施の形態の設定装置2は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを含むコンピュータ装置によって構成されている。ここで、設定装置2は、1回の指示に基づいて1または複数の用紙Pに画像を連続印刷して出力するジョブの実行に際して、印刷装置1に入力するためのデータ処理を行うDFE(Digital Front End)と呼ばれるものである。
この設定装置2は、元画像作成部201と、ユーザインタフェース(UI)202と、送受信部203とを備えている。
元画像作成部201は、例えば外部から入力されてくる入力画像データに基づいて、印刷装置1にて解釈が可能な、『元画像データ』を作成する。
UI202は、上記元画像データに基づく印刷を印刷装置1で実行するにあたって、印刷に要求される各種設定の入力を受け付ける。ここで、UI202を介して受け付ける設定としては、例えば元画像データを定義するための色空間や、元画像データに基づく印刷を実行する際の解像度などが挙げられる。ただし、色空間や解像度の情報が、既に入力画像データに含まれている場合もある。なお、以下の説明においては、元画像データの色空間を『設定色空間』と呼び、元画像データの解像度を『設定解像度』と呼ぶ。この例において、設定色空間はRGB色空間にて定義され、設定解像度は600dpi(dot per inch)に設定される。また、UI202は、ネットワーク4を介して、図1に示す印刷装置1や検査装置3から送られてきたデータに基づく画像を、図示しないディスプレイに表示する。
送受信部203は、図1に示す印刷装置1や検査装置3との間で、ネットワーク4を介して、各種データの送受信を行う。
図4は、図1および図2に示す印刷装置1の機能構成を示すブロック図である。
本実施の形態の印刷装置1は、用紙Pに画像を印刷する画像形成部10と、用紙P上の印刷画像を読み取る画像読取部60と、これら画像形成部10および画像読取部60を制御する制御部100とを有している。また、制御部100は、送受信部101、印刷用元画像作成部102、照合用読取画像作成部103、第1照合用元画像作成部104、第2照合用元画像作成部105および照合用元画像切替部106を備えている。
出力手段の一例としての送受信部101は、図1に示す設定装置2や検査装置3との間で、ネットワーク4を介して、各種データの送受信を行う。
出力画像作成手段の一例としての印刷用元画像作成部102は、設定装置2から送受信部101を介して入力されてくる元画像データに画像処理を施すことにより、画像形成部10に対応した、出力画像データの一例としての『印刷用元画像データ』を作成する。ここで、印刷用元画像作成部102は、元画像データから印刷用元画像データを作成するに際して、元画像データの設定色空間を、画像形成部10の色材に対応する色空間(『出力色空間』と呼ぶ)に変換する。なお、この例において、出力色空間は、画像形成部10の色材(この例ではシアン、マゼンタ、イエロー、黒)に対応するCMYK色空間にて定義される。また、印刷用元画像作成部102は、元画像データから印刷用元画像データを作成するに際して、元画像データの設定解像度に基づく解像度(『出力解像度』と呼ぶ)を設定する。なお、第1解像度の一例としての出力解像度は、画像形成部10(より具体的には露光装置13)の解像度によって決まるものであり、この例では2400dpiに設定される。そして、本実施の形態の印刷用元画像作成部102は、元画像データに基づいて印刷用元画像データを作成する際に、設定されたスクリーン線数およびスクリーン種類に応じたスクリーン処理を施す。
画像形成部10は、印刷用元画像作成部102で作成された印刷用元画像データを用い、出力色空間および出力解像度に基づく画像(印刷画像)を、用紙Pに印刷する。
画像読取部60は、3本のラインセンサを用いて、用紙P上の印刷画像を読み取る。そして、画像読取部60は、各ラインセンサから入力されてくる読取結果に基づき、『読取画像データ』を作成する。ここで、画像読取部60は、印刷画像の読取結果から読取画像データを作成するに際して、読取画像データの色空間を、各ラインセンサの読取色に対応する色空間(『入力色空間』と呼ぶ)に設定する。なお、この例において、入力色空間は、画像読取部60を構成する各ラインセンサの色(この例では赤、緑、青)に対応するRGB色空間にて定義される。また、画像読取部60は、印刷画像の読取結果から読取画像データを作成するに際して、読取結果に基づく解像度(『入力解像度』と呼ぶ)を設定する。なお、第2解像度の一例としての入力解像度は、各ラインセンサを構成する複数のセンサの配列間隔、各ラインセンサにおける読取周期、さらには用紙Pの搬送速度等によって決まるものであり、この例では600dpiに設定される。
照合用読取画像作成部103は、画像読取部60から入力されてくる読取画像データに基づき、後述する画像欠陥の検査に用いるための対象となる、比較画像データの一例としての『照合用読取画像データ』を作成する。ここで、照合用読取画像作成部103は、読取画像データから照合用読取画像データを作成するに際して、読取画像データの入力色空間を、必要に応じて、画像欠陥の検査に対応する色空間(『検査色空間』と呼ぶ)に変換する。なお、この例において、検査色空間は、CIELAB(以下では、Lと称することがある)色空間にて定義される。また、照合用読取画像作成部103は、読取画像データから照合用読取画像データを作成するに際して、入力解像度を、必要に応じて、画像欠陥の検査に対応する解像度(『検査解像度』と呼ぶ)に変換する。なお、検査解像度は、画像形成部10における出力解像度と画像読取部60における入力解像度との関係に基づいて決まる。例えば出力解像度と入力解像度とが同じ値である場合には、検査解像度=出力解像度=入力解像度とすればよい。また、例えば出力解像度と入力解像度とが異なる値である場合には、両者のうち、より低解像度となる一方の解像度(例えば入力解像度)に他方の解像度(例えば出力解像度)を合わせるように、他方の解像度について解像度変換を施せばよい。ただし、これに限られるものではなく、出力解像度および入力解像度の両者に対し、より低解像度となるように解像度変換を施してもかまわない。なお、この例における検査解像度は600dpiに設定される。
第1画像作成手段の一例としての第1照合用元画像作成部104は、設定装置2から送受信部101を介して入力されてくる元画像データに基づき、後述する画像欠陥の検査に用いるための基準の1つとなる、第1画像データの一例としての『第1照合用元画像データ』を作成する。ここで、第1照合用元画像作成部104は、元画像データから第1照合用元画像データを作成するに際して、元画像データの設定色空間を、必要に応じて上述した検査色空間に変換する。また、第1照合用元画像作成部104は、元画像データから第1照合用元画像データを作成するに際して、設定解像度を、必要に応じて上述した検査解像度に変換する。なお、この例における検査解像度は、上述したように600dpiであり、元画像データの設定解像度と同じである。
第2画像作成手段の一例としての第2照合用元画像作成部105は、印刷用元画像作成部102から入力されてくる印刷用元画像データに基づき、後述する画像欠陥の検査に用いるための基準の1つとなる、第2画像データの一例としての『第2照合用元画像データ』を作成する。ここで、第2照合用元画像作成部105は、印刷用元画像データから第2照合用元画像データを作成するに際して、印刷用元画像データの出力色空間を、必要に応じて上述した検査色空間に変換する。また、第2照合用元画像作成部105は、印刷用元画像データから第2照合用元画像データを作成するに際して、出力解像度を、必要に応じて上述した検査解像度に変換する。なお、この例における検査解像度は、上述したように600dpiであり、印刷用元画像データの出力解像度とは異なる。
このように、本実施の形態における第1照合用元画像データは、スクリーン処理が施される前の元画像データに基づいて得られる。これに対し、本実施の形態の第2照合用元画像データは、元画像データに対しスクリーン処理を施して得られた印刷用元画像データに基づいて得られる。
基準画像作成手段の一例としての照合用元画像切替部106は、第1照合用元画像作成部104から入力されてくる第1照合用元画像データ、および、第2照合用元画像作成部105から入力されてくる第2照合用元画像データの両者に基づき、画素毎にいずれか一方のデータの画素値に切り替えを行うことにより、後述する画像欠陥の検査に用いるための基準となる、基準画像データの一例としての『照合用元画像データ』を作成する。ここで、照合用元画像データは、上述した検査色空間にて定義され、且つ、上述した検査解像度に設定されたものとなっている。
図5は、図4に示す印刷装置1の制御部100に設けられた照合用元画像切替部106に入出力される各種データを説明するための図である。
照合用元画像切替部106には、上述したように、第1照合用元画像作成部104からは第1照合用元画像データが、第2照合用元画像作成部105からは第2照合用元画像データが、それぞれ入力される。また、照合用元画像切替部106には、印刷用元画像作成部102で設定される出力解像度、および、画像読取部60で設定される入力解像度が、それぞれ入力される。なお、出力解像度および入力解像度は、印刷装置1において、それぞれ一義的に決まるものである。さらに、照合用元画像切替部106には、印刷用元画像作成部102におけるスクリーン処理において使用された使用スクリーン情報も入力される。ここで、使用スクリーン情報には、スクリーン処理において使用したスクリーン線数と、スクリーン処理において使用したスクリーン種類(ラインスクリーン、ドットスクリーン、FMスクリーン、ハイブリッド方式、誤差拡散など)とが含まれる。そして、照合用元画像切替部106では、これら出力解像度、入力解像度および使用スクリーン情報に基づき、各画素について、第1照合用元画像データの画素値を用いるか、あるいは、第2照合用元画像データの画素値を用いるかを選択することにより、1頁分の照合用元画像データの作成および出力を行う。なお、第1照合用元画像データおよび第2照合用元画像データと、照合用元画像データとの関係については、後で詳しく説明する。
図6は、図1に示す検査装置3の機能構成を示すブロック図である。本実施の形態の検査装置3は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを含むコンピュータ装置によって構成されている。この検査装置3は、印刷装置1によって用紙Pに印刷された印刷画像における画像欠陥の有無を検査するものである。
検査装置3は、送受信部301と、画像照合部302と、画像欠陥判定部303とを有している。
送受信部301は、図1に示す印刷装置1や設定装置2との間で、ネットワーク4を介して、各種データの送受信を行う。
画像照合部302は、印刷装置1から送受信部301を介して入力されてくる、共通の元画像データに基づいて得られた照合用元画像データおよび照合用読取画像データの両者について、画素毎にその画素値の照合を行う。
画像欠陥判定部303は、画像照合部302による照合結果に基づき、上記共通の元画像データに基づいて、用紙Pに印刷された印刷画像における画像欠陥の有無を判定する。なお、この判定結果は、送受信部301を介して設定装置2に送られる。ここで、本実施の形態では、画像照合部302および画像欠陥判定部303が、検出手段として機能している。
ここで、本実施の形態では、元画像データがベクタデータによって構成されているのに対し、印刷用元画像データ、読取画像データ、照合用読取画像データ、第1照合用元画像データ、第2照合用元画像データおよび照合用元画像データのそれぞれが、ラスタデータによって構成されている。
図7は、本実施の形態の印刷システムにおける印刷および検査の手順を説明するための図である。以下では、図7にしたがって、印刷システムを構成する各装置の動作および各装置間でのデータのやりとりについて説明を行う。
設定装置2(図示せず)で作成された元画像データ(設定色空間(この例ではRGB)、設定解像度(この例では600dpi))が、印刷装置1の印刷用元画像作成部102に入力される。これに伴い、印刷用元画像作成部102は、元画像データ(RGB、600dpi)に基づく印刷用元画像データ(出力色空間(この例ではCMYK)、出力解像度(この例では2400dpi))を作成する。なお、このとき、印刷用元画像作成部102では、設定されたスクリーン線数およびスクリーン種類に基づくスクリーン処理も併せて行われる。
次に、印刷装置1では、印刷用元画像作成部102で作成された印刷用元画像データ(CMYK、2400dpi)が、画像形成部10に入力される。これに伴い、画像形成部10が、CMYKの各色を含む画像を用紙Pに印刷する。続いて、この用紙P上の印刷画像を、印刷装置1に設けられた画像読取部60が読み取る。そして、画像読取部60は、3本のラインセンサを用いた読取結果に基づいて、読取画像データ(入力色空間(この例ではRGB)、入力解像度(この例では600dpi))を作成する。
さらに、印刷装置1では、画像読取部60で作成された読取画像データ(RGB、600dpi)が、照合用読取画像作成部103に入力される。これに伴い、照合用読取画像作成部103は、読取画像データ(RGB、600dpi)に基づく照合用読取画像データ(検査色空間(この例ではL)、検査解像度(この例では600dpi))を作成する。
一方、印刷装置1では、上述した元画像データが、第1照合用元画像作成部104にも入力される。これに伴い、第1照合用元画像作成部104は、元画像データ(RGB、600dpi)に基づく第1照合用元画像データ(検査色空間(この例ではL)、検査解像度(この例では600dpi))を作成する。
他方、印刷装置1では、上述した元画像データに基づいて得られた印刷用元画像データが、第2照合用元画像作成部105にも入力される。これに伴い、第2照合用元画像作成部105は、印刷用元画像データ(CMYK、2400dpi)に基づく第2照合用元画像データ(検査色空間(この例ではL)、検査解像度(この例では600dpi))を作成する。
そして、印刷装置1では、第1照合用元画像作成部104で作成された第1照合用元画像データおよび第2照合用元画像作成部105で作成された第2照合用元画像データが、照合用元画像切替部106に入力される。これに伴い、照合用元画像切替部106は、第1照合用元画像データ(L、600dpi)および第2照合用元画像データ(L、600dpi)に基づく照合用元画像データ(検査色空間(この例ではL)、検査解像度(この例では600dpi))を作成する。なお、照合用元画像切替部106における処理の具体的な手順については後述する。
続いて、検査装置3では、同じ元画像データに基づいて得られた、照合用元画像データ(照合用元画像切替部106から出力)および照合用読取画像データ(照合用読取画像作成部103から出力)が、画像照合部302に入力される。これに伴い、画像照合部302では、照合用元画像データ(L、600dpi)および照合用読取画像データ(L、600dpi)について、画素毎に照合を行う。なお、画像照合部302における照合手法としては、例えば照合用元画像データおよび照合用読取画像データについて、二次元座標上で同一位置に存在する画素同士の画素値の差分を、画素毎に演算するやり方が挙げられる。
そして、検査装置3では、画像照合部302による照合結果が、画像欠陥判定部303に入力される。これに伴い、画像欠陥判定部303では、この照合結果に基づいて、元画像データを基本として用紙Pに印刷された印刷画像における画像欠陥の有無を判定する。なお、画像欠陥判定部303による画像欠陥の判定手法としては、例えば照合結果における差分の大きさが、予め決められた基準値よりも大きい場合に、画像欠陥の発生を検出するやり方が挙げられる。ここで、画像欠陥の発生が検出された場合は、この判定結果が、設定装置2に送信される。そして、設定装置2ではUI202(図3参照)に、画像欠陥の発生を伝えるための画像が表示される。
図8は、共通の元画像データに基づいて得られた、照合用読取画像、第1照合用元画像および第2照合用元画像の関係を説明するための図である。ここで、図8(a)は、照合用読取画像(あるいは読取画像)において、印刷画像におけるスクリーン構造が判別できない場合を、また、図8(b)は、照合用読取画像(あるいは読取画像)において、印刷画像におけるスクリーン構造が判別できる場合を、それぞれ例示している。
図8(a)に示す例において、照合用読取画像と、第1照合用元画像(スクリーン処理前)および第2照合用元画像(スクリーン処理後)とを比較すると、照合用読取画像は、第2照合用元画像よりも第1照合用元画像に近い濃度分布を示していることがわかる。これに対し、図8(b)に示す例において、照合用読取画像と、第1照合用元画像(スクリーン処理前)および第2照合用元画像(スクリーン処理後)とを比較すると、照合用読取画像は、第1照合用元画像よりも第2照合用元画像に近い濃度分布を示していることがわかる。
ここで、照合用読取画像が第1照合用元画像に近づくのは、図8(a)から明らかなように、元画像(第1照合用元画像)における画素の濃度が高い場合である。これに対し、照合用読取画像が第2照合用元画像に近づくのは、図8(b)から明らかなように、元画像(第1照合用元画像)における画素の濃度が低い場合である。
したがって、元画像データにおける高濃度の画素について、照合用読取画像データと第2照合用元画像データとを照合した場合、実質的な違いがないのにも関わらず、スクリーン構造に起因する濃度の違いにより、画像欠陥が生じているものとして誤判定される懸念がある。また、元画像データにおける低濃度の画素について、照合用読取画像データと第2照合用元画像データとを照合した場合、実質的な違いがないのにも関わらず、スクリーン構造に起因する濃度の違いにより、画像欠陥が生じているものとして誤判定される懸念がある。
そこで、本実施の形態では、照合用元画像切替部106が、出力解像度、入力解像度および使用スクリーン情報(より具体的にはスクリーン線数とスクリーン種類との組み合わせ)に基づいて基準濃度を決定し、この基準濃度を基準値とし、画素毎に、照合用元画像データを構成する各画素の画素値として第1照合用元画像データの画素値を用いるかあるいは第2照合用元画像データの画素値を用いるかの切り替え(選択)を行っている。
図9は、印刷装置1における出力解像度、入力解像度、スクリーン種類およびスクリーン線数と、基準濃度との関係を説明するための図である。ここで、図9(a)は、本実施の形態の印刷装置1を用いた場合、すなわち、出力解像度が2400dpi且つ入力解像度が600dpiであって、スクリーン種類がドットスクリーンであるときに、スクリーン線数が100lpi、200lpi、300lpiの場合を例示している。また、図9(b)は、本実施の形態の印刷装置1よりも出力解像度が低い印刷装置を用いた場合、すなわち、出力解像度が1200dpi且つ入力解像度が600dpiであって、スクリーン種類がドットスクリーンであるときに、スクリーン線数が100lpi、200lpi、300lpiの場合を例示している。なお、図9(この例では図9(a))に示す内容は、LUT(Look Up Table)として、図5に示す照合用元画像切替部106に格納されている。
まず、図9(a)に示す例において、スクリーン線数が100lpiの場合には基準濃度が60%に、スクリーン線数が200lpiの場合には基準濃度が50%に、スクリーン線数が300lpiの場合には基準濃度が40%に、それぞれ設定されている。そして、スクリーン線数が100lpiの場合において、画素濃度が基準濃度(60%)以上の場合には第1照合用元画像データが、画素濃度が基準濃度(60%)未満の場合には第2照合用元画像データが、それぞれ選択されるようになっている。また、スクリーン線数が200lpiの場合において、画素濃度が基準濃度(50%)以上の場合には第1照合用元画像データが、画素濃度が基準濃度(50%)未満の場合には第2照合用元画像データが、それぞれ選択されるようになっている。さらに、スクリーン線数が300lpiの場合において、画素濃度が基準濃度(40%)以上の場合には第1照合用元画像データが、画素濃度が基準濃度(40%)未満の場合には第2照合用元画像データが、それぞれ選択されるようになっている。
一方、図9(b)に示す例において、スクリーン線数が100lpiの場合には基準濃度が55%に、スクリーン線数が200lpiの場合には基準濃度が45%に、スクリーン線数が300lpiの場合には基準濃度が35%に、それぞれ設定されている。そして、スクリーン線数が100lpiの場合において、画素濃度が基準濃度(55%)以上の場合には第1照合用元画像データが、画素濃度が基準濃度(55%)未満の場合には第2照合用元画像データが、それぞれ選択されるようになっている。また、スクリーン線数が200lpiの場合において、画素濃度が基準濃度(45%)以上の場合には第1照合用元画像データが、画素濃度が基準濃度(45%)未満の場合には第2照合用元画像データが、それぞれ選択されるようになっている。さらに、スクリーン線数が300lpiの場合において、画素濃度が基準濃度(35%)以上の場合には第1照合用元画像データが、画素濃度が基準濃度(35%)未満の場合には第2照合用元画像データが、それぞれ選択されるようになっている。
このように、本実施の形態では、出力解像度と入力解像度との関係が決まった状態において、スクリーン線数の増加に伴って基準濃度が低減されるように、スクリーン線数と基準濃度との関係が定められている。
なお、ここでは、スクリーン種類がドットスクリーンである場合を例として説明を行ったが、スクリーン種類がドットスクリーン以外(例えばラインスクリーン)であっても、出力解像度と入力解像度との関係が決まった状態において、スクリーン線数の増加に伴って基準濃度が低減されるように、スクリーン線数と基準濃度との関係が定められる。
図10は、出力解像度が2400dpiの場合における各スクリーン線数でのハーフトーンセル(ハーフトーンドット)の構成と、入力解像度が600dpiの場合における読取ドットとの関係を説明するための図である。ここで、図10(a)は出力解像度が2400dpiであってスクリーン線数が100lpiの場合のハーフトーンセル(ハーフトーンドット)を示している。また、図10(b)は出力解像度が2400dpiであってスクリーン線数が200lpiの場合のハーフトーンセル(ハーフトーンドット)を示している。さらに、図10(c)は出力解像度が2400dpiであってスクリーン線数が300lpiの場合のハーフトーンセル(ハーフトーンドット)を示している。そして、図10(d)は、入力解像度が600dpiの場合における読取ドットを示している。なお、図10は、図9(a)に示す例に対応している。
図10(a)に示す例では、1つのハーフトーンセルが、24×24=576個のハーフトーンドットで構成されており、577段階での階調表現が行える。図10(b)に示す例では、1つのハーフトーンセルが、12×12=144個のハーフトーンドットで構成されており、145段階での階調表現が行える。図10(c)に示す例では、1つのハーフトーンセルが、8×8=64個のハーフトーンドットで構成されており、65段階での階調表現が行える。そして、この例では、図10(d)に示すように、1つの読取ドットは、図10(a)〜(c)に示す各スクリーン線数(100lpi〜300lpi)のそれぞれにおけるハーフトーンセルよりも小さく、且つ、図10(a)〜(c)に示す各スクリーン線数(100lpi〜300lpi)のそれぞれにおけるハーフトーンドットよりも大きい。
図11は、出力解像度が1200dpiの場合における各スクリーン線数でのハーフトーンセル(ハーフトーンドット)の構成と、入力解像度が600dpiの場合における読取ドットとの関係を説明するための図である。ここで、図11(a)は出力解像度が1200dpiであってスクリーン線数が100lpiの場合のハーフトーンセル(ハーフトーンドット)を示している。また、図11(b)は出力解像度が1200dpiであってスクリーン線数が200lpiの場合のハーフトーンセル(ハーフトーンドット)を示している。さらに、図11(c)は出力解像度が1200dpiであってスクリーン線数が300lpiの場合のハーフトーンセル(ハーフトーンドット)を示している。そして、図11(d)は、入力解像度が600dpiの場合における読取ドットを示している。なお、図11は、図9(b)に示す例に対応している。
図11(a)に示す例では、1つのハーフトーンセルが、12×12=144個のハーフトーンドットで構成されており、145段階での階調表現が行える。図11(b)に示す例では、1つのハーフトーンセルが、6×6=36個のハーフトーンドットで構成されており、37段階での階調表現が行える。図11(c)に示す例では、1つのハーフトーンセルが、4×4=16個のハーフトーンドットで構成されており、17段階での階調表現が行える。そして、この例では、図11(d)に示すように、1つの読取ドットは、図11(a)〜(c)に示す各スクリーン線数(100lpi〜300lpi)のそれぞれにおけるハーフトーンセルよりも小さく、且つ、図11(a)〜(c)に示す各スクリーン線数(100lpi〜300lpi)のそれぞれにおけるハーフトーンドットよりも大きい。
図12は、本実施の形態の照合用元画像切替部106(図5参照)が実行する処理の流れを説明するためのフローチャートである。
この処理においては、まず、照合用元画像切替部106が、出力解像度および入力解像度を取得する(ステップ101)。次に、照合用元画像切替部106は、入力されてくる第1照合用元画像データにおける、対象画素(1画素)の画素濃度を取得する(ステップ102)。続いて、照合用元画像切替部106は、ステップ102で取得した対象画素に対するスクリーン処理において使用した使用スクリーン情報(スクリーン線数等)を取得する(ステップ103)。それから、照合用元画像切替部106は、ステップ101で取得した出力解像度および入力解像度と、ステップ103で取得したスクリーン線数とに基づき、図9(a)に示すLUTを用いて、対象画素に対する基準濃度を決定する(ステップ104)。
次いで、照合用元画像切替部106は、ステップ102で取得した対象画素の画素濃度が、ステップ104で決定した、この対象画素に対する基準濃度以上となっているか否かを判断する(ステップ105)。ステップ105において肯定の判断(Yes)を行った場合、照合用元画像切替部106は、第1照合用元画像データから対象画素の画素値を取得し(ステップ106)、後述するステップ108へと進む。一方、ステップ105において否定の判断(No)を行った場合、照合用元画像切替部106は、第1照合用元画像データと共通の元画像データに基づいて作成された第2照合用元画像データから対象画素の画素値を取得し(ステップ107)、後述するステップ108へと進む。なお、ステップ106あるいはステップ107で取得された対象画素の画素値は、照合用元画像データにおける対象画素の画素値として用いられる。
そして、照合用元画像切替部106は、1頁分の全画素についての画素値の取得すなわち1頁分の照合用元画像データの作成が完了したか否かを判断する(ステップ108)。ステップ108において否定の判断(No)を行った場合、すなわち、1頁分の照合用元画像データの作成が完了していない場合、照合用元画像切替部106は、ステップ102に戻り、次の対象画素すなわち残りの他の対象画素に対する処理を続行する。一方、ステップ108において肯定の判断(Yes)を行った場合、すなわち、1頁分の照合用元画像データの作成が完了している場合、照合用元画像切替部106は、得られた1頁分の照合用元画像データを送受信部101に向けて出力し(ステップ109)、一連の処理を完了する。
なお、このようにして得られた照合用元画像データは、共通の元画像データに基づいて得られ、照合用読取画像作成部103で作成された照合用読取画像データとともに、送受信部101を介して検査装置3に送られる。
図13は、図12に示す手順に基づいて作成され、照合用元画像切替部106から出力される照合用元画像データの構成例を示す図である。
本実施の形態の照合用元画像データは、検査解像度に対応する画素を単位として、第1照合用元画像データの画素値を用いるかあるいは第2照合用元画像データの画素値を用いるかの選択が行われる。このため、濃度が高い画素と濃度が低い画素とが混在しているような場合、得られる1頁分の照合用元画像データは、第1照合用元画像データの画素値と第2照合用元画像データの画素値とが混在したものとなる。なお、図13に示したものはあくまでも例であって、例えば1頁の中に基準濃度よりも濃度が高い画素のみが存在しているような場合には、すべての画素が第1照合用元画像データの画素値で構成されることになり、例えば1頁の中に基準濃度よりも濃度が低い画素のみが存在しているような場合には、すべての画素が第2照合用元画像データの画素値で構成されることになる。
なお、本実施の形態における照合用元画像データの作成において、画素毎にスクリーン線数の取得を行っているのは、次の理由による。すなわち、例えば1頁分の元画像データの中に文字画像データと写真画像データとが含まれているような場合に、印刷用元画像作成部102では、そのオブジェクト(文字画像であるか写真画像であるか)に応じて、スクリーン処理において使用するスクリーン線数やスクリーン種類を異ならせることがあるためである。
図14は、本実施の形態の検査装置3が実行する処理の流れを説明するためのフローチャートである。
まず、送受信部301が、共通の元画像データに基づいて得られた照合用元画像データおよび照合用読取画像データを取得する(ステップ201)。
次に、画像照合部302が、ステップ301で取得した照合用元画像データおよび照合用読取画像データについて、画素毎に照合を行う(ステップ202)。
そして、画像欠陥判定部303が、ステップ302における照合結果に基づいて、用紙Pに印刷された印刷画像における画像欠陥の有無を判定し、得られた判定結果を出力する(ステップ203)。
<実施の形態2>
実施の形態1では、印刷装置1において、第1照合用元画像データおよび第2照合用元画像データの作成と、第1照合用元画像データおよび第2照合用元画像データに基づく照合用元画像データの作成とを行っていた。これに対し、本実施の形態では、第1照合用元画像データ、第2照合用元画像データおよび照合用元画像データの作成を、印刷装置1ではなく検査装置3で行うようにしたものである。なお、本実施の形態において、実施の形態1と同様のものについては、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
図15は、本実施の形態における印刷装置1の機能構成を示すブロック図である。
本実施の形態の印刷装置1は、用紙Pに画像を印刷する画像形成部10と、用紙P上の印刷画像を読み取る画像読取部60と、これら画像形成部10および画像読取部60を制御する制御部100とを有している。また、制御部100は、送受信部101、印刷用元画像作成部102および照合用読取画像作成部103を備えている。すなわち、本実施の形態の制御部100は、第1照合用元画像作成部104、第2照合用元画像作成部105および照合用元画像切替部106を備えていない点が、実施の形態1とは異なる。
図16は、本実施の形態における検査装置3の機能構成を示すブロック図である。
本実施の形態の検査装置3は、送受信部301と、画像照合部302と、画像欠陥判定部303と、第1照合用元画像作成部304と、第2照合用元画像作成部305と、照合用元画像切替部306とを備えている。すなわち、本実施の形態の検査装置3は、第1照合用元画像作成部304、第2照合用元画像作成部305および照合用元画像切替部306をさらに備えている点が、実施の形態1とは異なる。
ここで、第1照合用元画像作成部304は、実施の形態1における第1照合用元画像作成部104に対応し、第2照合用元画像作成部305は、実施の形態1における第2照合用元画像作成部105に対応し、照合用元画像切替部306は、実施の形態1における照合用元画像切替部106に対応している。
図17は、本実施の形態の検査装置3が実行する処理の流れを説明するためのフローチャートである。
まず、送受信部301が、元画像データおよびこの元画像データに基づいて得られた照合用読取画像データを取得する(ステップ301)。ここで、元画像データは、設定装置2から取得してもよいし、印刷装置1から取得してもかまわない。これに対し、照合用読取画像データは、印刷装置1の照合用読取画像作成部103で作成されているため、印刷装置1から取得する。また、ステップ301では、この元画像データから印刷用元画像データを作成する際に、印刷装置1の印刷用元画像作成部102で使用された使用スクリーン情報(スクリーン線数等)も取得される。したがって、ステップ301では、印刷装置1から、元画像データおよび使用スクリーン情報を組として取得するとよい。
次に、第1照合用元画像作成部304が、ステップ301で取得した元画像データに基づいて第1照合用元画像データを作成する(ステップ302)。また、第2照合用元画像作成部305が、ステップ301で取得した元画像データと、印刷装置1に設けられた印刷用元画像作成部102から取得した使用スクリーン情報とに基づいて、第2照合用元画像データを作成する(ステップ303)。ステップ303では、第2照合用元画像作成部305が、印刷用元画像作成部102と同じ内容のスクリーン処理および解像度変換処理を行った後に、第2照合用元画像データの作成を行う。なお、この例では、ステップ302を実行した後にステップ303を実行しているが、例えば両者の時間的な前後関係が逆となっていてもよく、また、両者が時間的に並列になっていてもかまわない。
続いて、照合用元画像切替部306が、出力解像度および入力解像度を取得する(ステップ304)。なお、これら出力解像度および入力解像度は、印刷装置1から得られる。次に、照合用元画像切替部306は、入力されてくる第1照合用元画像データにおける、対象画素(1画素)の画素濃度を取得する(ステップ305)。続いて、照合用元画像切替部306は、ステップ305で取得した対象画素に対するスクリーン処理において使用した使用スクリーン情報(スクリーン線数等)を取得する(ステップ306)。それから、照合用元画像切替部306は、ステップ304で取得した出力解像度および入力解像度と、ステップ306で取得したスクリーン線数とに基づき、図9(a)に示すLUTを用いて、対象画素に対する基準濃度を決定する(ステップ307)。
次いで、照合用元画像切替部306は、ステップ305で取得した対象画素の画素濃度が、ステップ307で決定した、この対象画素に対する基準濃度以上となっているか否かを判断する(ステップ308)。
ステップ308において肯定の判断(Yes)を行った場合、照合用元画像切替部306は、第1照合用元画像データから対象画素の画素値を取得するとともに、画像照合部302が、この対象画素について、ステップ301で取得した照合用読取画像データと、第1照合用元画像データとの照合を行い(ステップ309)、後述するステップ311へと進む。
一方、ステップ308において否定の判断(No)を行った場合、照合用元画像切替部306は、第2照合用元画像データから対象画素の画素値を取得するとともに、画像照合部302が、この対象画素について、ステップ301で取得した照合用読取画像データと、第2照合用元画像データとの照合を行い(ステップ310)、後述するステップ311へと進む。
そして、照合用元画像切替部306は、1頁分の全画素についての画素値の取得すなわち1頁分の照合用元画像データの作成が完了したか否か(画像照合部302において1頁分の全画素の照合が完了したか否か)を判断する(ステップ311)。ステップ311において否定の判断(No)を行った場合、すなわち、1頁分の照合用元画像データの作成が完了していない場合(1頁分の全画素の照合が完了していない場合)、照合用元画像切替部306は、ステップ305に戻り、次の対象画素すなわち残りの他の対象画素に対する処理を続行する。一方、ステップ311において肯定の判断(Yes)を行った場合、すなわち、1頁分の照合用元画像データの作成が完了している場合(1頁分の全画素の照合が完了している場合)、画像欠陥判定部303が、ステップ309およびステップ310のそれぞれにおける照合結果に基づいて、用紙Pに印刷された印刷画像における画像欠陥の有無を判定し、得られた判定結果を出力する(ステップ312)。
なお、本実施の形態では、印刷装置1において、画像読取部60で作成された読取画像データに基づく照合用読取画像データの作成を行っていたが、これに限られるものではない。例えば、印刷装置1に設けられている照合用読取画像作成部103を、検査装置3に設けてもかまわない。
また、実施の形態1、2では、照合用読取画像データ、第1照合用元画像データ、第2照合用元画像データおよび照合用元画像データの作成を、印刷装置1および検査装置3のいずれかにおいて行っていたが、これに限られるものではない。例えばネットワーク4に接続されたコンピュータ端末装置(図示せず)において、これらのデータの作成を行わせるようにしてもかまわない。
また、照合用元画像切替部106、306は、画素毎に(画素単位で)、対象画素の画素濃度が基準濃度以上となっているかを判断し、第1照合用元画像データを用いるか第2照合用元画像データを用いるかを選択していた。このような方法以外にも、例えば、読取画像データに対して複数画素を含むウィンドウを設定し、ウィンドウごとに周波数分析(フーリエ変換)を実行してスクリーンの周期と一致するか否かを判断し、一致すれば第1照合用元画像データを用い、一致しなければ第2照合用元画像データを用いるとしてもよい。この場合、ウィンドウ(複数画素)単位で第1照合用元画像データと第2照合用元画像データとを切り替えることになる。ここで、元画像データの内容が予め分かっている場合や、処理の負荷の軽減を図りたい場合にも、画素毎ではなく複数画素毎に、また頁毎やジョブ毎に切り替えを行ってもよい。
さらに、実施の形態1、2では、読取画像データ(RGB、600dpi)と照合用元画像データ(L、600dpi)の両者において、入力解像度と検査解像度とが一致する一方で、入力色空間と検査色空間とが異なっているために、読取画像データを、照合用読取画像作成部103にて色空間変換することで、読取画像データから照合用読取画像データ(L、600dpi)を作成していた。ただし、これに限られるものではなく、例えば検査色空間を入力色空間と共通のRGB色空間で定義し、且つ、検査解像度と入力解像度とを共通の解像度(例えば600dpi)に設定した場合には、読取画像データをそのまま照合用読取画像データとして用いることが可能になる。
1…印刷装置、2…設定装置、3…検査装置、4…ネットワーク、10…画像形成部、60…画像読取部、100…制御部、101…送受信部、102…印刷用元画像作成部、103…照合用元画像作成部、104…第1照合用元画像作成部、105…第2照合用元画像作成部、106…照合用元画像切替部、201…元画像作成部、202…UI、203…送受信部、301…送受信部、302…画像照合部、303…画像欠陥判定部、304…第1照合用元画像作成部、305…第2照合用元画像作成部、306…照合用元画像切替部、P…用紙

Claims (5)

  1. 取得した元画像データにスクリーン処理を含む画像処理を施して出力画像データを作成する出力画像作成手段と、
    前記出力画像作成手段で作成された前記出力画像データに基づいて記録材に画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段によって前記記録材に形成された画像を読み取る画像読取手段と、
    前記元画像データに基づいて前記スクリーン処理が反映されていない第1画像データを作成する第1画像作成手段と、
    前記出力画像データに基づいて前記スクリーン処理が反映されている第2画像データを作成する第2画像作成手段と、
    前記第1画像作成手段で作成された前記第1画像データおよび前記第2画像作成手段で作成された前記第2画像データから基準画像データを作成する基準画像作成手段と、
    前記画像読取手段にて画像を読み取ることによって得られた読取画像データまたは当該読取画像データに処理を施して得られた比較画像データと、前記基準画像データとを画素毎に照合し、前記画像形成手段によって前記記録材に形成された画像における欠陥を検出する検出手段と
    を含む印刷システム。
  2. 前記基準画像作成手段は、前記基準画像データの画素ごとに、前記第1画像データから画素値を取得するか、前記第2画像データから画素値を取得するかを判断することを特徴とする請求項1記載の印刷システム。
  3. 前記基準画像作成手段は、前記出力画像作成手段で設定される出力解像度と、前記画像読取手段で設定される入力解像度と、前記出力画像作成手段における前記スクリーン処理で使用されるスクリーン種類とスクリーン線数との組み合わせと、に基づいて決まる基準濃度を基準とし、前記第1画像データを構成する各画素について、当該画素の画素濃度が当該基準濃度以上の場合には前記第1画像データから画素値を取得し、当該画素の画素濃度が当該基準濃度未満の場合には前記第2画像データから画素値を取得することを特徴とする請求項1または2記載の印刷システム。
  4. 前記出力画像作成手段は、第1解像度にて前記出力画像データを作成し、
    前記画像読取手段は、前記第1解像度よりも低い第2解像度にて前記読取画像データを作成し、
    前記基準画像作成手段は、前記読取画像データまたは前記比較画像データと同じ解像度にて前記基準画像データを作成すること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の印刷システム。
  5. 取得した元画像データにスクリーン処理を含む画像処理を施して出力画像データを作成する出力画像作成手段と、
    前記出力画像作成手段で作成された前記出力画像データに基づいて記録材に画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段によって前記記録材に形成された画像を読み取る画像読取手段と、
    前記元画像データに基づいて前記スクリーン処理が反映されていない第1画像データを作成する第1画像作成手段と、
    前記出力画像データに基づいて前記スクリーン処理が反映されている第2画像データを作成する第2画像作成手段と、前記第1画像作成手段で作成された前記第1画像データおよび前記第2画像作成手段で作成された前記第2画像データから基準画像データを作成する基準画像作成手段と、
    前記画像読取手段にて画像を読み取ることによって得られた読取画像データまたは当該読取画像データに処理を施して得られた比較画像データと、前記基準画像データとを出力する出力手段と
    を含む画像形成装置。
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