JP4403452B2 - 被溶解材の溶解方法 - Google Patents

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Description

本発明は、被溶解材を予熱する予熱タワーと、溶解用と保持用の二つの坩堝炉を構成要素として含む連続溶解型の溶解保持炉による被溶解材の溶解方法に関する。
溶解用坩堝炉による非鉄金属溶解炉は、円筒形に築炉された炉の中に1個の溶解用坩堝を据置し、該溶解用坩堝を加熱バーナーにより加熱する「バッチ型」のものであったが、本出願人は「連続溶解型」の溶解保持炉を提案した。
この溶解保持炉は、図3のように被溶解材の予熱タワー100と、該予熱タワー100の下に設置されて該予熱タワー100から被溶解材aの供給を受ける溶解用坩堝炉101と、該溶解用坩堝炉101に並置されて該溶解用坩堝炉101から溶湯の連続供給を受ける保持用坩堝炉102とを備えている。溶解用坩堝炉101は円筒形に築炉され、該溶解用坩堝炉101には溶解用坩堝103が据置されている。該溶解用坩堝103は加熱バーナー104で、保持用坩堝炉102は加熱バーナー109でそれぞれ加熱され、溶解用坩堝炉103で使用された後の燃焼排ガス及び保持用坩堝炉102で使用された後の燃焼排ガスは、予熱タワー100内を上昇し、被溶解材aを加熱した後に炉蓋105の排出口106から外部に排出され、予熱タワー100内を通過した後の燃焼排ガスは、約500℃以上降温して被溶解材aとの熱交換が行われる。一方、予熱された被溶解材aは予熱タワー100内を落下して溶解用坩堝103に連続的に補給され、溶解用坩堝103内で溶融した溶湯は出湯樋107に連続溢流して保持用坩堝炉102の保持用坩堝108に流入する。この方式においては、被溶解材aは常に溶解用坩堝103の底部に貯留した溶湯中で溶かされるので、溶湯温度は被溶解材の融点よりも僅かに上の徹底した低温度に維持される(例えば、特許文献1参照。)。このように構成される連続溶解型の溶解保持炉によれば、溶湯の連続低温溶解と坩堝による間接加熱とによって、省エネルギー化だけではなく、酸化物の発生が少なくなり溶解歩留の向上や溶湯の高品質化が可能になる。
特開2000―130948号公報(全頁、全図)
しかしながら、被溶解材が、例えばアルミ、亜鉛、銅等の合金の切り粉を初めそれら合金のリターン材や缶材や箔のように細かくて薄い非鉄金属材や、それらを圧縮して圧密化したブリケット状材などの場合には、インゴットや塊状の被溶解材に比べて比表面積が大きいために、燃焼排ガスは空気を巻き込んで予熱タワー内を上昇することになる。この結果、予熱タワー内及び溶解室坩堝内の溶湯面上部域は酸素濃度が高くなり、材料が酸化され易く、酸化物の生成が顕著に発生することになるので、材料の溶解歩留まりや溶湯品質の低下を招くだけでなく、生成酸化物が溶湯面上部で固い皮膜層を形成して材料の降下を阻害し、連続的溶解を妨げるという問題があった。また、予熱タワー内が高密度で充填されることになるので、予熱タワー内に予熱源である燃焼排ガスが供給され難くなって被溶解材の予熱効率が低下するという問題があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであって、溶湯品質及び歩留まりの向上が図れ、しかも、簡易な構造で済ませることができる溶解保持炉による被溶解材の溶解方法を提供するものである。
本発明の被溶解材の溶解方法は、被溶解材の予熱タワーと、該予熱タワーの直下に設置されて前記予熱タワーから前記被溶解材の供給を受ける溶解用坩堝炉と、該溶解用坩堝炉から溶湯の供給を受ける保持用坩堝炉とを備え、前記被溶解材を収容して予熱するための縦筒状のインナーケースを前記予熱タワー内に配設し、前記予熱タワー内周面と前記インナーケース外周面との間に燃焼排ガスのガス通路を形成し、前記ガス通路の上端を閉塞体で閉塞し、該閉塞体よりも下方に位置する前記インナーケースの上端側周壁部にケース排気孔を設け、前記インナーケースの上端側開口を被溶解材の投入口を兼ねる前記燃焼排ガスの排気口とし、前記燃焼排ガスは前記ケース排気孔を通じて前記排気口から排気されるように構成された溶解保持炉により被溶解材を溶解させる方法であって、前記インナーケースの下端側を前記溶解用坩堝炉の溶湯に浸漬させた状態で、前記燃焼排ガスを前記ガス通路から前記インナーケースの前記ケース排気孔を通って外部に排気することにより、前記インナーケース内において、減圧下に被溶解材を溶解させることを特徴とする。
また、被溶解材の融点(溶解温度)等に応じて前記インナーケースの下端側をそのまま浸漬したり、該下端側を耐火材で形成したり、耐火材で被覆するのが望ましい。
また、前記燃焼排ガスは前記予熱タワー内で滞留した後に前記ケース排気孔から排気されるように構成するのが望ましい。
また、前記インナーケースを振動させるバイブレーターを設けるのが望ましい。
本発明の溶解保持炉によれば、被溶解材を収容して予熱するための縦筒状のインナーケースを予熱タワー内に配設し、前記予熱タワー内周面と前記インナーケース外周面との間に燃焼排ガスのガス通路を形成したので、該ガス通路を通して燃焼排ガスを被溶解材との熱交換用としてスムーズに供給することができ、被溶解材を効率的に予熱することができる。また、被溶解材に付着した油、有機塗料や被溶解材に混入してくるプラスチックやゴム物等の有機物を熱し、上端の排気口部では、新しい空気を巻き込んで確実に燃焼させることができるので、有機物除去のための前処理が不要となり、排煙発生を効果的に抑制できる。
また、前記インナーケースの下端側を前記溶解用坩堝炉の溶湯に浸漬すれば、インナーケースの下端側からインナーケース内に燃焼排ガスが侵入するのを防止でき、燃焼排ガスに含まれる酸素を原因とする酸化物の生成を抑制し、歩留まりの向上及び溶湯の高品質化が可能になる。また、溶解用坩堝の溶湯上に発生する酸化物等のスラグ膜に邪魔されることなく、被溶解材を溶解用坩堝に落下補給することができる。
また、前記インナーケースの下端側を前記溶解用坩堝炉の溶湯に浸漬する一方、前記インナーケースの上端側に設けられるケース排気孔を通じて前記排気口から燃焼排ガスを排気するように構成すれば、インナーケースの上端側からインナーケース内に燃焼排ガスが侵入するのも防止でき、しかも、燃焼排ガスはインナーケースのケース排気孔を通って排気されることによってインナーケース内が減圧されてインナーケース内の酸素濃度を低く抑えることができ、酸化物の生成を更に少なくすることができ、歩留まりや溶湯の品質を飛躍的に向上させることができる。
インナーケースの下端側を前記溶解用坩堝炉内の溶湯に浸漬する場合、被溶解材の融点が低いときには、前記インナーケースの材質は一般に鋼板、耐熱鋼板、ステンレス材等の鉄製のものでも良いが、融点が高いときには、前記インナーケースの下端側を耐火材で形成したり鉄製のインナーケースの下端側を耐火材で被覆することにより、該インナーケースの劣化寿命を延長させることができる。
また、前記インナーケースを振動させるためのバイブレーターを設ければ、燃焼排ガスの加熱によって被溶解材の団塊が生成され、これらがインナーケース内に堆積したり棚吊りになっても、バイブレーターによる振動衝撃によって溶解用坩堝に落下供給することができる。
以下に本発明の実施形態を添付図面に基づき説明する。図1及び図2に本発明の溶解保持炉Aの全体が概略的に示され、該溶解保持炉Aは、被溶解材aの予熱タワー1と、予熱タワー1内に設けられ、被溶解材aを収容して予熱するためのインナーケース2と、該予熱タワー1の直下に設置された溶解用坩堝炉3と、該溶解用坩堝炉3に並置された保持用坩堝炉4とを備えている。
インナーケース2は、上下両端が開口した縦円筒形で鉄製のものであって、予熱タワー1内に配設され、予熱タワー1内周面とインナーケース2外周面との間には燃焼排ガスのガス通路2aが形成されている。
ガス通路2aの上端は閉塞体2cで閉塞されている。該閉塞体2cはインナーケース2の外周面から外鍔状に突設され、インナーケース2は閉塞体2cを予熱タワー1の上端面の上に載置することによって保持されている。閉塞体2cよりも下方の位置するインナーケース2の周壁部には複数のケース排気孔2bが設けられ、インナーケース2の上端側開口は漏斗状に拡開され、該開口は被溶解材aの投入口を兼ねる前記燃焼排ガスの排気口2dとされる。該排気口2dは、燃焼排ガスをドラフト効果により、溶解用坩堝炉3の後述する周隙5内から環状空隙6を経て予熱タワー1内に上昇気流として導くために必要なものである。また、ガス通路2aに沿って上昇する燃焼排ガスはケース排気孔2bからインナーケース2内に入り、該インナーケース2の排気口2dから排気される。
インナーケース2の下端側は、溶解用坩堝3bの溶湯bに浸漬されるように該溶解用坩堝3b内まで延設されている。インナーケース2の下端側を溶湯bに浸漬させる理由は、第1にはインナーケース2と溶解用坩堝3bの溶湯bの湯面との間の隙間が存在すると、燃焼排ガスの一部が該隙間からインナーケース2内に入り込んで被溶解材aを酸化させ、酸化物が溶湯bに入って製品品質を低下させ、また、酸化物の堆積によってインナーケース2内の被溶解材aが溶解用坩堝3bに落下し難くなって溶解作業の停止を余儀なくされるからである。第2にはアルミニウム等の薄片や細粒等の切り粉を多く含む被溶解材aの場合、溶解用坩堝3b内の溶湯bの表面に浮遊する酸化物を主体とするスラグの存在は、しばしば被溶解材aのスムーズな溶解の妨げになるが、インナーケース2を溶湯bに浸漬させると、インナーケース2内で発生したスラグはインナーケース2の周囲に押し出されて上記障害が解消されるからである。
また、溶湯bが低温の場合には、該溶湯bに浸漬されるインナーケース2の下端側は溶湯bに溶け込み難いが、溶湯bが高温の場合や長時間浸漬する場合や高い製品品質が要求される場合には、鉄製インナーケース2の溶け込みによる鉄分の溶湯bへの混入をできる限り防止する構成が必要となる。すなわち、融点の高い被溶解材の場合等には、インナーケース2の下端側(浸漬部分)を耐火セラミック材等の耐火材のコーティング又は内張等によって被覆したり、インナーケース2の下端側を耐火材と置換することにより、インナーケース2の溶け込みを防止するようにする。なお、耐火セラミックス材としては、例えばアルミナ45〜55%の耐火粉末に結合剤のりん酸アルミニウムを混合したものを用いる。そして、耐火セラミックス材で被覆する場合には、例えばインナーケース2表面にコーティングした後に乾燥加熱して焼固する。また、耐火セラミックス材と置換する場合には、例えば円筒の窒化珪素質や炭化珪素質セラミックスをインナーケース2の下端に接合する。
このように、本実施形態の溶解保持炉によれば、インナーケース2の上下両端からインナーケース2内に燃焼排ガスが侵入するのを防止できるので、燃焼排ガスによる被溶解材aの酸化を防止できる。また、プラスチック等の可燃物が付着する被溶解材aを使用した場合には、インナーケース2内で加熱されて発生する黒煙は、ケース排気孔2bから排出されて燃焼排ガスによって着火して燃焼するので、外気に放出される黒煙量を減少できて作業環境の悪化を防止でき、しかも、黒煙燃焼専用の処理設備は不要になる。
また、インナーケース2のケース排気孔2bは、燃焼排ガスがガス通路2a内に滞留して予熱効率を高められるように、その開口面積や位置や数などが設定されている。
なお、インナーケース2の内径は被溶解材aの種類に適したサイズのものに設定され、被溶解材aの種類に応じて交換される。例えば薄片細粒等の切り粉を多く含む被溶解材aの場合には、比較的小径のものが適する。また、インナーケース2は、内径が全長にわたって同じものや、被溶解材aの落下補給性を考慮して下端に行くほど内径を大きくして全体形状がラッパ状となったもの等が採用される。
また、溶解保持炉Aにはインナーケース2を振動させるバイブレーター10が備わっている。
溶解用坩堝炉3は炉本体3aと該炉本体3a内に設置された溶解用坩堝3bを備え、該坩堝3bの周囲には、炉本体3aとの間に周隙5が形成され、該周隙5は炉本体3aの側壁下部に設置の加熱バーナー7から供給される燃焼ガスの上昇ガス通路となる。保持用坩堝炉4は炉本体4aと該炉本体4a内に設置された保持用坩堝4bとを備え、該坩堝4bの周囲には、炉本体4aとの間に周隙12が形成され、該周隙12は炉本体4aの側壁下部に設置の加熱バーナー11から供給される燃焼ガスの上昇ガス通路となる。炉本体3a,4aは断熱材、例えばセラミック系の断熱材で内張りが施されている。
溶解用坩堝3b及び保持用坩堝4bは、前者坩堝3bの胴部に設けた溢流タイプの排出口3c並びに該排出口3cに接続する、例えば樋形の移送部3dを介し接続され、溶湯bを前者坩堝3b内から排出口3cを溢流させながら移送部3dを経て後者坩堝4b内に連続的に移送できる構成になっている。溶湯bの連続的移送は、坩堝3b,4b内の溶湯b液面のヘッド差を利用して行われる。
溶解用坩堝炉3の炉本体3aは無蓋有底筒形に形成され、該炉本体3aと筒形の予熱タワー1とインナーケース2とは同心状に設置され、該インナーケース2の下端は溶解用坩堝3b内に向けて開口し、被溶解材aはインナーケース2を通じて溶解用坩堝3b内に投入できるようになっている。また、これにより投入された被溶解材aが溶解用坩堝3bの外側の燃焼空間部にこぼれ落ちる等の問題も解消できる。
溶解用坩堝3bの上端と予熱タワー1の下端との間には環状空隙6が形成され、炉本体3a内の周隙5の上端側はガス通路2a内に環状空隙6を介し連通され、燃焼排ガスをガス通路2a内に予熱源として供給できる構成になっている。
予熱タワー1の全重量は台車8により支えられ、該台車8は炉本体3aに支持固定されたガイドレール9上を走行可能であり、該レール9上での台車8の走行により、予熱タワー1を溶解用坩堝炉3との重なり位置から炉本体3aの上端開口を完全にフリーと成し得る位置まで、スライド変位させることができる構成になっている。そして、予熱タワー1の移動によって、溶解用坩堝3bやインナーケース2の交換、坩堝3b内の残湯の汲み出し等が容易になる。
なお、予熱タワー1を移動させるときは、事前にインナーケース2を持ち上げて該インナーケース2の下端部を予熱タワー1の下端のレベルに位置させる。インナーケース2の持ち上げ手段は、特に限定されるものではなく、クレーン等によって吊り上げる方式や、油圧シリンダー等の昇降手段によって持ち上げる方式が考えられる。
図1は本発明溶解保持炉の平常運転時の状況を示し、加熱バーナー7で溶解用坩堝3bを加熱することにより、燃焼排ガスは矢印のように周隙5上端から予熱タワー1のガス通路2a内に入り、インナーケース2内の被溶解材aとの熱交換用の熱源として有効利用された後に、インナーケース2のケース排気孔2bを通ってインナーケース2内に流入し、インナーケース2の排気口2dを経て炉外に排出される。
一方、炉本体4aの底部からその内部に供給された燃焼ガスは保持用坩堝4bを加熱しつつ周隙12内を上昇する燃焼排ガスとなり、この燃焼排ガスは矢印のように周隙12の上端部からこれに連通する連通部13を経て周隙5内に入り先の燃焼排ガスと合流する。この燃焼排ガスもまた予熱タワー1のガス通路2a内に入り、インナーケース2内の被溶解材aと熱交換用の熱源として有効利用された後に、インナーケース2の排気口2dを経て炉外に排出される。
被溶解材aは、溶解用坩堝3bの溶湯b内に浸漬されるものから順に溶解されて行く。燃焼排ガスとの熱交換により効率的に予熱された切粉ブリケット等の被溶解材aは溶解が進むにつれて自重降下し、溶湯b中で溶かされた分量だけがヘッド差によって排出口3cを溢流しつつ移送部3dを経て保持用坩堝4bに連続的に移湯され、溶湯bは加熱バーナー11によって目標温度に加熱制御されてその温度で維持される。
アルミニウム切粉を約130mm(直径)×30mm(厚み)に圧縮成形したブリケット状の被溶解材aを溶解した。予熱タワー1内に鉄製のインナーケース2を設置し、溶湯b内に浸漬させた。インナーケース2の上端に下記の仕様のエアバイブレーター10を取り付けた。これによって、被溶解材aの棚吊り現象がなくなり、250Kg/hrの連続溶解をすることができた。
始動空気圧力 5kgf/cm
振動数 8300v.p.m
遠心力 213kg/cm
空気消費量 0.4m/min
本発明の実施形態に係る溶解保持炉の正面断面図である。 図1の部分拡大図である。 従来の溶解保持炉の正面断面図である。
符号の説明
A 溶解保持炉
a 被溶解材
b 溶湯
1 予熱タワー
2 インナーケース
2a ガス通路
2b ケース排気孔
3 溶解用坩堝炉
4 保持用坩堝炉

Claims (5)

  1. 被溶解材の予熱タワーと、該予熱タワーの直下に設置されて前記予熱タワーから前記被溶解材の供給を受ける溶解用坩堝炉と、該溶解用坩堝炉から溶湯の供給を受ける保持用坩堝炉とを備え、前記被溶解材を収容して予熱するための縦筒状のインナーケースを前記予熱タワー内に配設し、前記予熱タワー内周面と前記インナーケース外周面との間に燃焼排ガスのガス通路を形成し、前記ガス通路の上端を閉塞体で閉塞し、該閉塞体よりも下方に位置する前記インナーケースの上端側周壁部にケース排気孔を設け、前記インナーケースの上端側開口を被溶解材の投入口を兼ねる前記燃焼排ガスの排気口とし、前記燃焼排ガスは前記ケース排気孔を通じて前記排気口から排気されるように構成された溶解保持炉により被溶解材を溶解させる方法であって、
    前記インナーケースの下端側を前記溶解用坩堝炉の溶湯に浸漬させた状態で、前記燃焼排ガスを前記ガス通路から前記インナーケースの前記ケース排気孔を通って外部に排気することにより、前記インナーケース内において、減圧下に被溶解材を溶解させることを特徴とする被溶解材の溶解方法。
  2. 前記インナーケースの下端側を耐火材で形成する請求項1に記載の被溶解材の溶解方法。
  3. 前記インナーケースの下端側を耐火材で被覆する請求項1に記載の被溶解材の溶解方法。
  4. 前記燃焼排ガスは前記予熱タワー内で滞留した後に前記ケース排気孔から排気される請求項1から3のいずれかに記載の被溶解材の溶解方法。
  5. 前記インナーケースをバイブレーターで振動させることにより、前記燃焼排ガスの加熱によって生成された被溶解材の団塊に振動衝撃を与える請求項1から4のいずれかに記載の被溶解材の溶解方法。
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