JP5009132B2 - 鋳造材料の溶解供給装置および鋳造材料の溶解供給方法 - Google Patents
鋳造材料の溶解供給装置および鋳造材料の溶解供給方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5009132B2 JP5009132B2 JP2007297165A JP2007297165A JP5009132B2 JP 5009132 B2 JP5009132 B2 JP 5009132B2 JP 2007297165 A JP2007297165 A JP 2007297165A JP 2007297165 A JP2007297165 A JP 2007297165A JP 5009132 B2 JP5009132 B2 JP 5009132B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molten metal
- melting
- casting material
- tank
- reservoir
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Crucibles And Fluidized-Bed Furnaces (AREA)
- Furnace Charging Or Discharging (AREA)
Description
鋳造材料を溶解する溶解槽を有する溶解部と、
該溶解部で形成された溶湯を保持し、必要に応じて該溶湯を外部に供給する溶湯だめを有する溶湯供給部と、
を有する溶解供給装置であって、
前記溶湯供給部は、前記溶解部の下方に位置し、
前記溶解槽と前記溶湯だめは、溶湯が流通される溶湯用配管で接続されていることを特徴とする鋳造材料の溶解供給装置が提供される。
前記廃ガス導管は、前記貫通孔の内部に挿通されていても良い。
鋳造材料を溶解槽に供給するステップと、
前記鋳造材料を溶解槽内で溶解して溶湯を得るステップと、
前記溶解槽内で得られた溶湯を溶湯だめに供給するステップと、
を有し、
前記溶湯だめは、前記溶解槽の下方に位置し、
前記溶解槽内で得られた溶湯は、前記溶解槽と前記溶湯だめをつなぐ溶湯用配管を介して流通されることを特徴とする鋳造材料の溶解供給方法が提供される。
前記開閉バルブの開閉を制御することにより、前記第2の配管を介して、前記溶解槽内を減圧処理し、および/または前記溶解槽内を不活性ガスでパージするステップを有しても良い。
前記鋳造材料が前記溶解槽に投入されると、前記溶解槽内の溶湯の液面が前記溶湯用配管の高さ位置を超えた際に、前記溶湯が前記溶湯だめに供給されても良い。
以下図面を用いて、本発明をより詳しく説明する。
(投入部)
投入部200は、ベルトコンベアのような搬送手段210と、搬送手段210によって搬送される鋳造材料220を受容する原料受け手段230とを有する。当該溶解供給装置101を使用しない場合、または比較的活性な鋳造材料を使用する場合は、この原料受け手段230の上部に、該原料受け手段230の全部または一部を覆うように蓋がされても良い。この原料受け手段230は、底面の一部(例えば中央部)に設けられた開口から延伸する原料出口管235を有し、この原料出口管235は、以下に示す溶解部300の溶解槽310の上部にまで延伸している。なお、図には示されていないが、原料出口管235の一部には、開閉バルブが設置されても良い。
一方、溶解部300は、溶解槽310と、加熱手段340とを有する。溶解槽310は、前述の原料受け手段230の原料出口管235から供給される鋳造材料220を収容し、これを溶解して溶湯を生成する役割を有する。加熱手段340は、溶解槽310の上部から、溶解槽310内に挿入されており、この加熱手段340は、例えば、ヒーター線342およびこれを覆う保護管341によって構成される。加熱手段340は、溶解槽310を加熱する役割を有する。
再度図1を参照すると、溶湯供給部400は、電気炉405および、その内部空間440内に収容された溶湯だめ420を有する。
Q=hA(θf−θw) (1)
となる。ここで、hは、熱伝達率であり、単位はW/m2・K{kcal/m/h/℃}である。
次に、本発明による鋳造材料の溶解供給装置の別の構成例について説明する。図3には、鋳造材料の別の溶解供給装置102を示す。溶解供給装置102においても、基本的な構成は、図1の溶解供給装置101と同様である。従って、図3において、図1と同じ構成部材には、図1と同じ参照符号が付されている。
図4には、本発明による鋳造材料のさらに別の溶解供給装置103の構成例を示す。溶解供給装置103において、基本的な構成は、図3の溶解供給装置102と同様である。従って、図4において、図3と同じ構成部材には、図3と同じ参照符号が付されている。
図7には、本発明によるさらに別の溶解供給装置104の構成例を示す。溶解供給装置104において、基本的な構成は、図1の溶解供給装置101と同様である。従って、図7において、図1と同じ構成部材には、図1と同じ参照符号が付されている。
図8には、本発明によるさらに別の溶解供給装置105の構成例を示す。溶解供給装置105において、基本的な構成は、図4の溶解供給装置103と同様である。従って、図8において、図4と同じ構成部材には、図4と同じ参照符号が付されている。
この状態で、溶湯供給バルブ490を開き、溶湯を成形装置に供給し、鋳造を行った。EDX法により、得られた鋳造品に含まれる酸化物および鉄の含有量を分析した。その結果、これらの含有量は、検出限界値以下であり、本発明による装置で得られる鋳造品では、不純物濃度が有意に抑制されていることが分かった。また、1トンの鋳造品を作製し、このときの消費電力を測定したところ、消費電力は、約2450MJであり、従来の方法に比べて、約35%以上も低減されていることが分かった。
この状態で、溶湯供給バルブ490を開き、溶湯を成形装置に供給し、鋳造を行った。EDX法により、得られた鋳造品に含まれる酸化物および鉄の含有量を分析した。その結果、これらの含有量は、5ppm以下であり、従来の一般的な方法に比べて約1/10以下となっており、不純物濃度が有意に抑制されていることがわかった。また、1トンの鋳造品を作製し、このときの消費電力を測定したところ、消費電力は、約2640MJであり、従来の方法に比べて、約30%低減されることがわかった。
200 投入部
210 搬送手段
220 鋳造材料
230 原料受け手段
235 原料出口管
300 溶解部
310、310A、310B 溶解槽
313A、313B セグメント部材
316B 貫通孔
320 溶湯用配管
325 溶湯排出口
330 配管
331 開閉バルブ
340 加熱手段
341 保護管
342 ヒーター線
350 溶湯
370 断熱材
371 蓋材
372 ハウジング
400 溶湯供給部
405 電気炉
406 ハウジング
420 溶湯だめ
421 入口管
422 出口管
430 バーナー
435 耐火層
437 開口
440 内部空間
450 断熱材
460 廃熱利用手段
461 開口
462 廃ガス導管
463 断熱材
490 溶湯供給バルブ。
Claims (16)
- 鋳造材料を溶解する溶解槽を有する溶解部と、
該溶解部で形成された溶湯を保持し、必要に応じて該溶湯を外部に供給する溶湯だめを有する溶湯供給部と、
を有する溶解供給装置であって、
前記溶湯供給部は、前記溶解部の下方に位置し、
前記溶解槽と前記溶湯だめは、溶湯が流通される溶湯用配管で接続され、
前記溶湯用配管は、一端が前記溶解槽の側面に接続され、他端が前記溶湯だめの上部に接続され、および/または前記溶湯だめは螺旋状であることを特徴とする鋳造材料の溶解供給装置。 - 前記溶解槽の上部には、断熱性の蓋材が設置されていることを特徴とする請求項1に記載の鋳造材料の溶解供給装置。
- 前記溶湯供給部は、溶湯の外部への供給および停止を制御する開閉バルブを有することを特徴とする請求項1または2に記載の鋳造材料の溶解供給装置。
- 前記溶湯供給部は、前記溶湯だめを加熱する加熱手段として、バーナーを備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載の鋳造材料の溶解供給装置。
- 前記溶湯だめは、ハウジング内に収容され、
当該溶解供給装置は、前記溶湯供給部から前記溶解部に延在するガス導管を有し、該ガス導管により、前記溶湯だめが収容された空間の気体が、前記溶解槽を構成する側壁または底部まで搬送されることを特徴とする請求項4に記載の鋳造材料の溶解供給装置。 - 前記溶解槽は、前記側壁に、前記溶解槽の底面から上端に沿って延在する貫通孔を有し、
前記ガス導管は、前記貫通孔の内部に挿通されていることを特徴とする請求項5に記載の鋳造材料の溶解供給装置。 - 前記溶湯供給部は、前記溶湯だめを加熱する加熱手段として、電気炉を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載の鋳造材料の溶解供給装置。
- 前記溶解槽および/または前記溶湯だめは、セグメント部材を三次元的に複数組み合わせることにより構成されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一つに記載の鋳造材料の溶解供給装置。
- 前記セグメント部材は、実質的に同一の形状であることを特徴とする請求項8に記載の鋳造材料の溶解供給装置。
- 前記セグメント部材は、窒化珪素または窒化珪素を主成分とする材料で構成されることを特徴とする請求項8または9に記載の鋳造材料の溶解供給装置。
- 前記鋳造材料は、アルミニウムまたはマグネシウムを主成分とする合金であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一つに記載の鋳造材料の溶解供給装置。
- 鋳造材料を溶解槽に供給するステップと、
前記鋳造材料を溶解槽内で溶解して溶湯を得るステップと、
前記溶解槽内で得られた溶湯を溶湯だめに供給するステップと、
を有し、
前記溶湯だめは、前記溶解槽の下方に位置し、
前記溶解槽内で得られた溶湯は、前記溶解槽と前記溶湯だめをつなぐ溶湯用配管を介して流通され、
前記溶湯用配管は、前記溶解槽の側面に設置され、
前記鋳造材料が前記溶解槽に投入されると、前記溶解槽内の溶湯の液面が前記溶湯用配管の高さ位置を超えた際に、前記溶湯が前記溶湯だめに供給されることを特徴とする鋳造材料の溶解供給方法。 - 前記溶解槽の上部には、断熱性の蓋材が設置されていることを特徴とする請求項12に記載の鋳造材料の溶解供給方法。
- 前記溶解槽には、開閉バルブを備える第2の配管が接続され、
前記開閉バルブの開閉を制御することにより、前記第2の配管を介して、前記溶解槽内を減圧処理し、および/または前記溶解槽内を不活性ガスでパージするステップを有することを特徴とする請求項12または13に記載の鋳造材料の溶解供給方法。 - 前記溶湯だめは、ハウジング内に収容され、
当該溶解供給方法は、さらに、ガス配管により、前記溶湯だめが収容された空間の気体を、前記溶解槽を構成する側壁または底部まで搬送するステップを有することを特徴とする請求項12乃至14のいずれか一つに記載の鋳造材料の溶解供給方法。 - 前記溶湯だめは、螺旋状であることを特徴とする請求項12乃至15のいずれか一つに記載の鋳造材料の溶解供給方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007297165A JP5009132B2 (ja) | 2007-11-15 | 2007-11-15 | 鋳造材料の溶解供給装置および鋳造材料の溶解供給方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007297165A JP5009132B2 (ja) | 2007-11-15 | 2007-11-15 | 鋳造材料の溶解供給装置および鋳造材料の溶解供給方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009119498A JP2009119498A (ja) | 2009-06-04 |
JP5009132B2 true JP5009132B2 (ja) | 2012-08-22 |
Family
ID=40812250
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007297165A Expired - Fee Related JP5009132B2 (ja) | 2007-11-15 | 2007-11-15 | 鋳造材料の溶解供給装置および鋳造材料の溶解供給方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5009132B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5737694B2 (ja) * | 2012-03-28 | 2015-06-17 | 三井金属鉱業株式会社 | セラミックス構造体 |
CN111112578A (zh) * | 2020-01-15 | 2020-05-08 | 北京交通大学 | 一种无氧化输液式定量浇注装置及方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5212730Y2 (ja) * | 1973-07-04 | 1977-03-22 | ||
JPH04130067A (ja) * | 1990-09-19 | 1992-05-01 | Nippon Steel Corp | 低融点非鉄金属溶湯用耐火物 |
JP3593098B2 (ja) * | 2001-12-28 | 2004-11-24 | 日精樹脂工業株式会社 | 金属成形機 |
JP4403452B2 (ja) * | 2003-10-16 | 2010-01-27 | 日本坩堝株式会社 | 被溶解材の溶解方法 |
JP2005254270A (ja) * | 2004-03-10 | 2005-09-22 | Denso Corp | 溶解保持炉及び溶解保持炉制御装置 |
-
2007
- 2007-11-15 JP JP2007297165A patent/JP5009132B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009119498A (ja) | 2009-06-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100439547B1 (ko) | 알루미늄괴(塊)의 용해 유지로 | |
CN1112266C (zh) | 用于生产模铸锭、铸件及连铸坯的铸造方法 | |
CN105593388B (zh) | 非铁金属熔解方法 | |
EP3019636B1 (en) | System and method for adding molten lithium to a molten aluminium melt | |
US8403187B2 (en) | Production of an inert blanket in a furnace | |
CN1251827C (zh) | 熔融金属供给容器 | |
WO2022199287A1 (zh) | 一种用于连续直拉单晶的熔融硅加料器 | |
JP2017507309A (ja) | 金属性材料を処理するための装置及び方法 | |
JP5009132B2 (ja) | 鋳造材料の溶解供給装置および鋳造材料の溶解供給方法 | |
JP2009061457A (ja) | 溶湯搬送用取鍋 | |
US20180245852A1 (en) | Electric immersion aluminum holding furnace with circulation means and related method | |
US11747085B2 (en) | Sealed tilt pour electric induction furnaces for reactive alloys and metals | |
JP5099683B2 (ja) | 溶湯供給装置及び供給方法 | |
US5762680A (en) | Distribution system for molten magnesium | |
JP4403452B2 (ja) | 被溶解材の溶解方法 | |
JP5783668B2 (ja) | シリコン融液の搬送部材及びシリコン融液の搬送方法 | |
EP3868490A1 (en) | Melting and holding furnace | |
CN1853829A (zh) | 容器、熔融铝的供给方法和供给系统 | |
JP4660689B2 (ja) | ガリウムの取出し方法,保管,運搬方法及び収納容器 | |
JP6150972B2 (ja) | 加熱装置を備えた貯銑炉内の溶銑を利用した冷鉄源の溶解方法 | |
JP7011862B1 (ja) | 溶湯混合システム | |
JP5075231B2 (ja) | 溶融アルミニウム供給装置その供給方法 | |
JPH1010293A (ja) | 溶融炉及び溶融炉への原料供給方法 | |
JP2009024207A (ja) | 取鍋 | |
JP2005171282A (ja) | 合金輸送方法および合金搬送容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100325 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110107 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120214 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120326 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120515 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120530 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150608 Year of fee payment: 3 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |