JP3593098B2 - 金属成形機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、亜鉛、マグネシウム又はそれら合金等の非鉄金属を金型に射出して金属製品を得る金属成形機に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
低融点の非鉄金属をプラスチック材料の場合と同様に、射出用のスクリュを回転かつ軸方向に移動可能に備えた加熱筒内で溶融して、加熱筒の後部から供給された粒状の金属材料を、スクリュ回転により加熱筒の前方へと移送しつつ完全に溶融して、加熱筒前室に液相状態で蓄積して計量したのち、スクリュ前進により加熱筒先端のノズルから金型に射出充填することが行われている。
【0003】
このような射出成形を金属材料に採用した場合における課題は、スクリュ回転による金属材料の溶融及び移送の困難さと計量の不安定さにある。液相状態にまで完全に溶融した金属材料では、プラスチック材料とは比較にならぬほど粘度が小さいため、スクリュ回転による移送力が生じ難い。また金属材料が低粘度の液相状態では、スクリュを後方へ押し戻す程の圧力上昇は生じないので、材料圧によるスクリュ後退が起こり難く、スクリュ回転のみでは計量も不安定となって毎回一定量にすることができない。
【0004】
そこで本発明者等は、スクリュによる金属材料の溶融及び射出の課題を解決する新たな手段として、特開2001−179417号公報に記載された溶融金属の射出装置を開発した。この射出成形機は、ノズル部材と連通する先端部内を縮径により所要長さの計量室に形成した加熱筒と、その内部の回転かつ進退自在な射出スクリュとからなり、その射出スクリュの先端部を上記計量室と略同径で摺動クリアランスを確保して、計量室に進退自在に挿入可能なプランジャとなし、そのプランジャと軸部周囲にスクリュフライトを有する供給部との間に、軸部のみによる貯溜部を設け、その加熱筒を金属材料が液相状で自重により上記貯溜部に流下するように、先端部側を下向きに傾斜設置した構成からなる。
【0005】
このような構成では、プランジャと上部の供給部との間に形成した軸部周囲の貯溜部に一次的に溜め置いた溶湯を、射出スクリュの後退により上記計量室に蓄積することを可能とすることから、貯溜部に蓄えられている間に次回分の金属材料の完全溶融と温度維持とが行われ、これにより溶融金属の温度が保たれるようになった。
【0006】
しかしながら、貯溜部は加熱筒と中央部の射出スクリュの軸部との間の間隙によることから、溶湯を一次的に溜め置く容積に制限を受け、数ショット分の溶湯を貯溜するには至らなかった。また貯溜部の傾斜に対して溶湯の液面は水平に生ずることから液面は広くなり、このため液面からの金属が蒸発し易くなって、加熱筒よりも温度が低い上部の供給部のスクリュに付着し、これが冷却固化の酸化により不溶解の不純物となって溶湯に紛れ込み、製品の品質低下の原因となることがある。
【0007】
この発明は、上記溶融金属の射出装置の課題を解決するために考えられたものであって、その目的は、加熱筒を金属溶解保持筒に変え、また射出スクリュを射出ヘッドを備えたプランジャに変えることによって、溶湯の貯溜量を増すことができ、また溶湯の液面を縮減して金属の蒸発を抑制することができる新たな金属成形機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的によるこの発明は、ノズル口を先端に有する筒体の外周囲に加熱手段を備え、そのノズル口に接続した計量室を縮径により先端部内に形成し、筒体上部に材料投入口を設けた溶解金属保持筒と、上記計量室に逆止弁を備えた射出ヘッドを進退自在に嵌挿して、溶解金属保持筒に内装した射出用のプランジャとからなり、その溶解金属保持筒をノズル口を下側に水平よりも傾斜させて設置した金属成形機において、上記材料投入口から下部の筒体下側に溶湯槽を凹設し、材料投入口から上部の筒体内を閉塞部材により無空間となし、その閉塞部材にロッドを挿通保持して上記プランジャを溶解金属保持筒に内装してなるというものであり、好ましくは溶解金属保持筒の内径と上記プランジャのロッド径の比を2.5以上とし、溶解金属保持筒とロッド外径の片側間隙を35mm以上に構成するのが望ましいものである。
【0009】
この発明の上記閉塞部材は、内端面が材料投入口に近接する所まで筒体後部内に設けられ、その内端面により材料投入口の下側の空間を縮減して溶融金属の蒸発量を抑制し、蒸発した金属の冷却付着を防止してなる、というものである。
【0010】
この発明の上記溶解金属保持筒は、内部で発生したスラッジやロス等の不純物の排出口を上記溶湯槽の下端部に有するというものである。
【0011】
この発明の上記プランジャは、上記閉塞部材に挿通保持したロッドの後端を射出駆動装置に連結して、上記計量室における金属材料の計量時に後退作動し、計量後の射出時に前進するように溶解金属保持筒内に設けられ、そのプランジャのロッドに対流発生用の膨出部材を設けてなる、というものである。
【0012】
この発明の上記材料投入口は、固体状態の金属材料の移送及び定量計量装置を有する金属材料の供給装置を備え、また材料投入口は液体状態の金属材料の溶解炉及び定量計量装置を有する供給装置を備える。さらに材料投入口は固液共存状態又は固液共存状態の固相が球状化したチクソトロピー状態の金属材料の溶解炉及び定量計量装置を有する供給装置を備える、というものである。
【0013】
上記構成では、上記材料投入口から下部の筒体下側に溶湯槽により、筒体内における金属溶湯の貯量が、筒体のみからなる場合よりも増して溶解能力が向上する。また溶解金属保持筒内はプランジャのロッドがその中央に位置するのみで、攪拌手段を有せぬことから、これまでの溶解筒で見られた攪拌軸と筒体内壁間での材料ブリッジの発生がなく、溶湯の攪拌による金属の蒸発促進も防止され、攪拌による不純物拡散が原因とされる溶解筒内の可動部位の摩耗も低減されるなど効率及び耐久性に優れたものとなる。
【0014】
上記溶解金属保持筒の傾斜角度は、水平に対して5〜20°の範囲でノズル部材側を下に設置することが望ましく、傾斜方法としては型締装置と共に溶解金属保持筒を斜設する以外にも、溶解金属保持筒のみを斜設し得るが、規定容量の溶湯が溶解金属保持筒内にあるとき、計量室が液面の気体を吸い込まないだけの溶湯量が必要となる。
【0015】
また溶解金属保持筒の傾斜によって生ずる水平な液面は、傾斜角度により程度の差はあるが、緩傾斜になるに従いその平面積は広く生ずる傾向にあり、それが蒸発面積の拡大となって多量の金属が液面から筒体内の空間に蒸発する。この空間が金属蒸気によって飽和状態となることは好ましいが、空間周囲の筒壁面が金属の固化温度以下になってしまうと、蒸発した金属が固化して付着し、長時間の間に材料投入口から粒状材料と共に侵入した酸素と結合して酸化物になったりする。
【0016】
しかしながら、材料投入口から筒体上部内を閉塞部材により無空間となし、また閉塞部材の材料投入口に近接する内端面により、液面をカットして材料投入口から下部のみに空間を最小限に形成した構成によって、空間周囲の加熱による固化温度以上の温度制御が効率よく行え、この結果、蒸発金属の付着固化がなくなって、その固化物が後に不純物として溶湯に混入することが防止される。また排出口により金属溶湯に発生したスラッジやロス等の不純物を溶湯と共に抜き取ることができるので、短期間での内部クリーニングが不要となり、稼働を停止して溶解筒を分解する場合にも、筒体内に攪拌手段を有せぬことから組立て分解時間の短縮が図られ、製造コストの低減ともなり得る。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1及び図2は、液体状態の金属材料を溶解して金型に射出充填する実施形態を示すものである。
【0018】
図1において、1は金属溶解保持筒11を主体とする射出機構、2は金型3を備えた型締機構、4は型締機構2に対設した台座で、その両方は5°〜20°ほどの角度で機台5に設置され、その台座4の傾斜上面に設けたガイドプレート6に、上記射出機構1を進退自在に設置して、同一角度で傾斜位置する上記金型3にノズルタッチできるようにしてある。
【0019】
図2は、上記金属溶解保持筒11(以下溶解筒という)の詳細を示すもので、溶解筒11はノズル部材12を先端に有する筒体11aの外周囲にバンドヒータ13による加熱手段を備え、中程の上側に材料投入口14を有し、その材料投入口14から下部の筒体下側に溶湯槽15が凹設してある。また溶湯槽15の下端部には溶湯内に生じたスラッジやロス等の不純物Sの排出口16がキャップ16aと共に設けてある。
【0020】
上記材料投入口14には、バンドヒータ17を周囲に備えた小型の溶解炉18が取付けてあり、その溶解炉18により予め溶解した金属材料を、液体状態で筒体内に供給して上記溶湯槽15に蓄え、筒体周囲の上記バンドヒータ13により温度を保持して射出が行えるようにしている。この溶解炉18には人為的に操作できる弁棒19が流出路18aに設けられ、その弁棒19の開閉操作により溶融金属材料の計量と供給とが行えるようにしてある。溶融による液体状態の材料は材料投入口14の下の空間20から溶湯に流れ込んで溜る。
【0021】
また材料投入口14から上部の筒体内は、内端面21aを材料投入口14の上縁に接近して、筒体11a内に設けた閉塞部材21により塞がれて無空間となっている。この閉塞部材21は材料投入口14の上縁近傍から筒体後端まで達する長さの軸材を、筒体後端に外端をボルト止めして気密に固設したものからなり、その閉塞部材21の中央に穿設した貫通孔に、ロッド22aと先端の射出ヘッド22bとからなるプランジャ22が、攪拌手段を設けることなく単一の状態で、ロッド22aを周囲のリングにより気密に挿通して、射出ヘッド22bが上記ノズル部材12の後部内に形成した所要長さの計量室23に嵌挿されるところまで筒体内に進退自在に設けてある。
【0022】
この長軸材による閉塞部材21を、プランジャ22の支承に利用してロッド22aを筒体内に保持したことにより、ロッド22aの保持スパンが長く設定されるので、プランジャ22の保持が片持ちの状態であっても、計量室23に対しプランジャ22を同心に設定し易くなり、長期の使用においても相互に心ずれが起こらず、偏心による噛りが防止される。
【0023】
上記プランジャ22のロッド後端は溶解筒11の後端に取付けた射出駆動用の油圧シリンダ24のピストンロッド24aに連結してある。また場合によって、ロッド22aにロッド22aの軸方向移動に伴い溶湯に対流を発生させる膨出部材25が、鎖線で示すように設けられる。この膨出部材25の位置は、溶湯の液面より上にあるとプランジャ前進時に液面を叩くことになり、溶湯を跳ね上げてしまうことになるので、完全に溶湯の中に沈んでいるか、一部が溶湯内に没入される位置に設けられるのが望ましい。また膨出部材25の形状は溶解する金属材料の粘度、射出、計量時のプランジャ速度などによって決定され、膨出部材25の往復動により溶湯温度の均一を図ることができる。
【0024】
上記ロッド22aの太さは溶解筒11の内径Dによって異なるが、溶解筒11の内径とロッド径の比は2.5以上とし、溶解筒11とロッド外径の片側間隙を35mm以上として設定するのが好ましい。因に上記比率から寸法としては溶解筒内径115mmの場合,ロッド径は32〜40mmの範囲が好ましい。
【0025】
上記閉塞部材21の材料投入口14に近接する内端面21aは筒体11aに対し略直角に位置し、その内端面21aが材料投入口14の下側の空間20を上部まで生じないように仕切って縮減し、溶湯の液面Lを材料投入口14より前側に狭く生じさせて、溶融金属の蒸発量を抑制している。これにより溶解筒11の外周囲の上記バンドヒーター13による加熱と相俟って、蒸発した金属が空間周囲の壁面等に冷却付着することを防止している。
【0026】
上記ノズル部材12の後部内に形成して、ノズル口に接続した上記計量室23は、溶解筒内径よりも8〜15%ほど小径に縮径して形成されるが、特にそのような構造に限定されるものではなく、図では省略するが、ノズル部材12を筒体先端に止着する先端部材26の内径を縮径して計量室となし、その先端部材26にノズルチップを取付けた構造であってもよい。
【0027】
上記プランジャ22の射出ヘッド22bは、図4に示すように、外周面にシールリング27を埋設した逆止弁28を外周囲に進退自在に備え、その逆止弁28と射出ヘッド22bとの間に形成した流路29を、逆止弁28の後端面とプランジャ後部のシートリング30との接離により開閉できるようにして、計量室23に移動自在に嵌挿されている。
【0028】
このような射出ヘッド22bを備えたプランジャ22では、射出後に金型側からの冷却により、ノズル口が残留した溶融金属の冷却固化によるプラグによって密栓されていることから、上記油圧シリンダ24によりプランジャ22を前進位置から後退移動すると、逆止弁28が計量室内の負圧による引張と材料圧により前側にずれ動いて開弁状態となり、溶解筒11の溶湯が上記流路29から後退移動に伴い拡張されつつある計量室23に流れ込んで、射出ヘッド22bが図示の後退限位置で停止するまで計量が行われる。
【0029】
また計量材料の上記金型3への射出は、油圧シリンダ24よりプランジャ22に射出圧力を加えて行われるが、この際、ノズル口は上述のようにプラグにより塞がれているので材料圧が上昇し、これが射出負荷圧となって逆止弁28が後退移動し、これにより閉弁が行われて計量材料の逆流が防止されるようになる。さらに射出圧力の上昇によりプラグが金型側に押し出されて、計量材料はノズル口から金型3に射出されることになる。
【0030】
図3に示す実施形態は、上記材料投入口14に粒状の金属材料の供給装置31が取付けてある。この供給装置31は水平なシリンダ31aとシリンダ端部に設けた電動モータ(図示せず)により回転する内部のスクリュコンベア31bとからなり、不活性ガスの注入管32及び酸素感知器33とを備える。粒状材料の供給量はスクリュコンベア31bの回転数の制御により送出量を加減し行われ、それにより定量計量が行えるようにしてある。
【0031】
次に上記構成の成形機によるマグネシウム合金の成形について説明する。
先ず溶解筒11を外周のバンドヒーター13により620°〜680℃ほどの温度に加熱して、その内部を溶融温度以上の高温となす。金属材料が固体状態の場合には、上記ガス注入管材32から溶解筒内にアルゴンガス等の不活性ガスを注入して、溶解筒内を不活性ガス雰囲気となす。
【0032】
溶解筒11の温度が設定温度に達したら、溶解炉18の弁棒19を操作して流出路18aから溶湯を材料投入口14に流出させて筒体内に投入する。投入された溶湯は設定温度に保持された溶解筒11においても、溶解筒11の加熱及び溶解筒内の溶湯の温度によって液状状態が保持される。
【0033】
この溶解炉18では、金属材料を予め固液共存状態に加熱して供給したり、或いは固液共存状態の固相が球状化したチクソトロピー状態の金属材料を溶解して、弁棒19の開閉操作により供給量を計量して材料投入口14から筒体内に供給することができる。
【0034】
粒状の金属材料の場合には、上記供給装置31から材料投入口14に直接投入する、金属材料は自重により筒体11aの溶湯槽15の最下端まで落ち込んで溶解されるが、初回以後は溶湯槽15に蓄えられた溶融の温度により溶解して嵩を増す。この材料投入に際しては、供給される金属材料の状態を問わず、一回の射出量より僅かに多く略同重量の金属材料を計量して供給するか、複数回の射出重量より僅かに多い重量の複数回分の金属材料を計量して供給する。
【0035】
また溶解筒11における貯量は、材料投入口14より下側に設けた液面検知34により液面Lのレベルを検知して行い、レベル検知により供給停止となる。この材料投入と停止は、設定ショット数の射出ごとに繰り返されて、一定の溶湯液面レベルを保持する。
【0036】
筒体内の溶湯はプランジャ22が後退移動すると、射出ヘッド22bにおける上記動作により計量室23に流入し、プランジャ22が後退限位置に達して計量終了となる。プランジャ22が前進移動に切り替わって計量室23に計量した溶融金属を加圧すると、逆止弁28が上述動作により閉弁して計量材料をノズル口から、型締後にノズルタッチした上記金型3に射出充填する。射出完了後にプランジャ22は後退限位置まで移動して次回の計量が行われる。
【0037】
長時間の稼働により金属溶湯に発生したスラッジやロス等の不純物Sは、溶湯槽15の傾斜により排出口16の付近に沈下するので、適当な時期にキャップ16aを外して溶湯の一部と共に抜き取ることができる。これにより溶解筒11を分解することなく内部のクリーニングでき、長期稼働が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る金属成形機の側面図である。
【図2】同上の溶解筒と縦断側面図である。
【図3】他の実施形態の部分縦断側面図である。
【図4】プランジャのヘッドの縦断側面図である。
【符号の説明】
1 射出機構
2 型締機構
3 金型
11 溶解筒
12 ノズル部材
13 バンドヒータ
14 材料投入口
15 溶融槽
16 排出口
18 溶解炉
18a 流出路
19 弁棒
20 空間
21 閉塞部材
22 プランジャ
22a プランジャのロッド
22b 射出ヘッド
23 計量室
25 対流発生用の膨出部材
28 逆止弁
30 粒状材料の供給装置

Claims (7)

  1. ノズル口を先端に有する筒体の外周囲に加熱手段を備え、そのノズル口に接続した計量室を縮径により先端部内に形成し、筒体上部に材料投入口を設けた溶解金属保持筒と、上記計量室に射出ヘッドを進退自在に嵌挿して、溶解金属保持筒に内装した射出用のプランジャとからなり、その溶解金属保持筒をノズル口を下側に水平よりも傾斜させて設置した金属成形機において、
    上記材料投入口から下部の筒体下側に溶湯槽を凹設し、材料投入口から上部の筒体内を閉塞部材により無空間となし、その閉塞部材にロッドを挿通保持して上記プランジャを溶解金属保持筒に内装してなることを特徴とする金属成形機。
  2. 上記閉塞部材は、内端面が材料投入口に近接する所まで筒体後部内に設けられ、その内端面により材料投入口の下側の空間を縮減して溶融金属の蒸発量を抑制し、蒸発した金属の冷却付着を防止してなることを特徴とする請求項1記載の金属成形機。
  3. 上記溶解金属保持筒は、内部で発生したスラッジやロス等の不純物の排出口を上記溶湯槽の下端部に有することを特徴とする請求項1,2記載の金属成形機。
  4. 上記プランジャは、上記閉塞部材に挿通保持したロッドの後端を駆動装置に連結して、上記計量室における金属材料の計量時に後退作動し、計量後の射出時に前進するように溶解金属保持筒内に設けられ、そのプランジャのロッドに対流発生用の膨出部材を設けてなることを特徴とする請求項1記載の金属成形機。
  5. 上記材料投入口は、固体状態の金属材料の移送及び定量計量装置を有する金属材料の供給装置を備えることを特徴とする請求項1,2記載の金属成形機。
  6. 上記材料投入口は、液体状態の金属材料の溶解炉及び定量計量装置を有する供給装置を備えることを特徴とする請求項1,2記載の金属成形
    機。
  7. 上記材料投入口は、固液共存状態又は固液共存状態の固相が球状化したチクソトロピー状態の金属材料の溶解炉及び定量計量装置を有する供給装置を備えることを特徴とする請求項1,2記載の金属成形機。
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