JPS621827A - 鉛との合金から金属を回収する方法 - Google Patents

鉛との合金から金属を回収する方法

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JPS621827A
JPS621827A JP61133590A JP13359086A JPS621827A JP S621827 A JPS621827 A JP S621827A JP 61133590 A JP61133590 A JP 61133590A JP 13359086 A JP13359086 A JP 13359086A JP S621827 A JPS621827 A JP S621827A
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    • C22BPRODUCTION AND REFINING OF METALS; PRETREATMENT OF RAW MATERIALS
    • C22B7/00Working up raw materials other than ores, e.g. scrap, to produce non-ferrous metals and compounds thereof; Methods of a general interest or applied to the winning of more than two metals
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は鉛と金属の合金からその金属を回収する方法に
関する。特に本発明は鉛と金属例えば貴金属との合金か
らそれら金属を回収する方法に関する。更に本発明はか
かる方法に使用するのに好適な炉に関する。
一次資源および二次資源から銀および金の如き貴金属を
回収するに当って、貴金属は鉛を伴っている。形成され
る鉛プリオン(bul’1ion )は好適な容器中で
溶融状態で次いで酸化され、これによって鉛は酸化され
て液体酸化鉛スラグを形成し、このスラグは溶融合金の
表面から除滓される。従来より鉛の酸化は灰吹法として
知られている方法で行なわれている。この方法によれる
と、鉛プリオンは、溶融金属の大きな表面積を与える浅
い反射炉中で溶融している。溶融金属の表面に衝突する
空気ジェットは鉛の要求される酸化を生せしめ、形成さ
れたりサージスラグは址の多少はあれ連続的に除去でき
る。
不幸にしてこの従来の灰吹法は次の如き多くの欠点に悩
まされている: (1)溶融金属を1000℃に近い温度で保つためエネ
ルギー消費が必然的に大である; (2)空気による溶融浴の酸化速度が遅い;(3)作業
員に高度の技術が要求される;(4)プリオンが更に亜
鉛を含有している場合、粘稠なりサージスラグの形で亜
鉛を除くことがしばしば必要となり、これはスラグ中に
貴金属の非常な損失を生せしめる; (5)炉の内側での耐火物摩耗がスラグ/金属界面で比
較的大である; (6)空気で運ばれる鉛に伴われる既知の公害のため、
大容量の衛生的排気と灰吹位置で清浄にするための処理
ガスを必要とする。
頂部吹込みローラリ−転炉(TBRC)として知られて
いる回転炉を使用する別の方法は、従来の灰吹法に伴れ
た問題の幾つかを克服するか少なくとも改良している。
この別法によれば、酸素または酸素富化空気を、炉の回
転に従って溶融金属上に水冷したランスを通して吹き込
んでいる。一定の炉の回転は気体−固体−液体接触を増
強し、従って従来の灰吹法において達成される酸化より
も大なる酸化速度を生せしめる。
更に従来の灰吹法と比較して、TBRC法はエネルギー
節約、作業員の技術、溶融能力および処理空気汚染の点
で著しい利点を提供する。不幸にUCTBRO法は比較
的大なる資本とスラグの洗浄作用による大なる耐火物摩
耗に悩まされている。
更にTBRO法における酸化速度および酸素利用度はな
おかなり低いものである。
酸素と鉛の間の接触を改良することによる灰吹の速度上
昇をするため、ディ・ジエイ・ノルレット、ビー・アー
ル・ヘンドラおよびアール・ジエイータイトにより、1
979年4月のタインでのニューカッスル大学のメタラ
ージイ・アンド・マテリアルズの一部門のガス鳴インジ
ェクション・インツーφリキッド・メタルズ・コンファ
レンスでの「ザ・キュベレイション・オプeレッドーカ
ッパー・シルバー・プリオン・バイ・ボトム・インジェ
クション・オプ・オキシジエン」で別の方法が提案され
た。この方法によれば、従来の灰吹法におけるような浅
い表面上に吹き込まれる空気の代りに酸素を深い浴の底
に噴入している。酸素は羽口より吹き込まれ、環状包囲
窒素ガスによって保護されている。
しかしながら上記発表者等は、この方法での酸素効率は
約60チにすぎないと報告している。
更にこの方法では、羽口がひどく燃焼し、羽口の周囲の
耐火炉床が過度の侵食を受けることを本発明者等は見出
した。羽口の置換および/または耐火ライニングの回修
は工業的規模の方法では問題となる。従ってこの方法に
おいてもなお改良が必要である。
本発明者等は、ディ・ジエイΦバレット等の提案した方
法の欠点に悩まされることなく、彼等によって報告され
酸素効率より非常に犬なる酸素効率を達成しうることを
見出した。
本発明は鉛および金属を含有する合金を炉中で溶融し、
溶融物中に酸素含有ガスの流れを吹含込み、これによっ
て鉛を酸化して酸化鉛スラグを形成し、その流れを冷却
剤ガスの環状包囲によって冷却し、溶融物の表面からス
ラグを除去することからなる鉛および金属の合金から貴
金属およびビスマスから選択した金属を回収する方法で
あって、酸素含有ガスのための第一細長チューブおよび
第一チューブの周囲に環状に置いた第一冷却剤ガスのた
めの第二細長チューブから形成した細長消耗性ランスを
通して溶融物中に酸素含有ガスおよび第一冷却剤ガスを
吹き込み、消耗性ランスは炉の壁に設けたランス案内チ
ューブを通って炉の外部から内部へそれ自体長さ方向に
延び、ランスが炉中で消耗されるに従って案内チューブ
を通り炉の外部から内部へと長さ方向で供給できるよう
にし、第二ガスの流れを炉中に案内チューブを通って吹
きこみランスをシールさせることを特徴とする。
一般に本発明方法は、鉛との合金から貴金属の群および
ビスマスから選択した金属の回収に使用できる。しかし
ながら本発明方法は、銀−鉛プリオンから銀を回収する
のに特に好適である。このため本発明を以下に銀の回収
への応用を参照して説明する。1種以上の他の非貴金属
、例えばアンチモン、砒素、テルル、セレン0、亜鉛、
銅およびニッケルもプリオン中に存在していてもよく、
この場合それらは揮化により或いは酸化物スラグと共に
除去できる。プリオン中の銀の量に厳密な規制はないが
、経済的な理由のため、プリオンは通常5重量%より多
く銀を含有する。典形的には鉛プリオンは通常の手段で
濃縮する。
本発明方法によれば、酸素含有ガス流を溶融プリオン中
に吹き込む。酸素含有ガスは酸素自体であるのが好まし
い、しかし酸素富化空気または浴中の液体金属に対して
不活性である一種以上の他のガスと酸素の混合物、例え
ば酸素および窒素の混合物も使用できる。酸化鉛を形成
するための酸素と鉛の反応は発熱反応であり、酸化反応
によって生成する熱は浴の内容物によって吸収される。
このためこの方法は自己発生的で、この方法の実際のエ
ネルギー消費は従来の灰吹法に比較して相対的に小さい
。しかしながら、溶融プリオン中への酸素の吹き込みは
、溶融物中への酸素吹き込みの場所で生成する非常に高
い局所温度を生せしめる。このため溶融プリオン中に吹
き込まれる酸素含有ガスの流れは、酸素含有ガス流の周
囲で環状に溶融合金中に吹き込まれる冷却剤ガス例えば
窒素または窒素とメタンの混合物の流れによって冷却す
る。
従って冷却剤ガスは酸素流の周囲の環状包囲を提供する
。本発明によれば酸素含有ガスおよび冷却剤ガスは細長
い消耗性のガス包囲ランスを介して溶融物中に吹き込ま
れる。このランスは酸素含有ガスが通って吹き込まれる
芯チューブおよび芯チューブの周囲の環状に置かれた外
側ランスチューブからなる。冷却剤ガスは溶融物中に、
芯チューブの外壁とランスチューブの内壁によって形成
された環状開口を通って吹き込まれ、かくして酸素含有
ガスの吹き込み流の周囲に環状包囲を形成する。
鉛の酸化中ランスは消耗し或いは燃焼されるようになる
ので、炉の側壁または底壁に位置した案内チューブを通
って炉の外部上の位置まで延びるランスはチューブ中を
通って長さ方向に進ませることができる。この手段によ
り、耐火炉壁から炉室中に突出するランスの長さを保持
もしくは回復することができる。
燃えるのを補償するようにランスを供給するのを制御す
るため、熱電対を芯チューブ中に置き、ランスが熱電対
に対し相対的に動くことができるよう封止グランド中を
通す。この熱電対は炉に対し固定位置で保持し、燃焼が
生ずるに従ってランス先端の近接を検知するために使用
する。これが生じたとき、温度の急上昇が検知され、こ
の信号を、炉室中に更にランスを送り込む機械装置を作
動させるのに使用する。ランス先端が熱電対から離れる
に従って温度はその正常値にもどる。
この方法の操作中ランス消耗は実際には非常に小さく、
典形的には平均で4 crR/ hr未満である。
上述した如く、本発明で使用する消耗性ランスはガス封
止されている、即ちそれには不活性ガスの流れを設けで
ある。この不活性ガスは炉中に案内チューブを通って吹
き込まれる。ランスを包囲するため使用するガスは、酸
素含有流の周囲の環状包囲を与えるため使用する冷却剤
ガスと同じである必要はないが、両ガスは典形的には窒
素である。しかしながら別の具体例においてランスの周
囲の包囲ガスは炭化水素ガス例えばメタンを含有するか
それからなるものでよい、何故なら、これは特にこの方
法の最終段階で、金属に追加の熱を与えるの有利にする
ことができるからである。
本発明の方法の実施中炉中の溶融物の温度に厳密な規制
はないが、過度の操作温度は耐火物摩耗、ランス消耗お
よび煙発生を増大する。このため溶融物の温度が推定液
相線より上約100℃以上の価に上昇しないようにその
温度を制御することが好ましい。
明らかに精練を継続するに従って、溶融合金の鉛の含有
量は、鉛が益々酸化されてリサージとなるにつれて低下
する。このため合金の銀含有率における相対的上昇と共
に、合金の液相線は、酸化の終り近くではそれが純粋な
銀の融点に近づくまで上昇する。
代表的には、酸素含有ガスの吹き込み中溶融物の温度は
推定液相温度以上50〜100℃の範囲内のレベルで保
つ。一度酸素含有ガスの吹き込みが開始されると、溶融
物の温度は、ランスからの酸素含有ガスおよび冷却剤ガ
スの流速を制御することによって実質的に制御できる。
しかしながら、精練サイクルの終りに近づき、酸化速度
が非常に小さくなったときには、例えば通常のバーナに
より溶融物に更に熱を供給すべきである。溶融物の鉛含
有量が低下するに従って、酸素必要量も減少する、従っ
て酸素含有ガスの流速は精練サイクルの終りに向って漸
減させるのが好ましい。流速を減少させないと、過剰の
未反応酸素が溶融物を冷却し、従って特に酸化段階の終
に向って現存する高溶融物温度で、ランスの端の周囲に
固体金属のアクリ−ジョン形成をもたらす。
本発明は更に本発明方法で使用するのに好適な炉を提供
する、この炉は、固定ピボットの周囲で傾斜することが
でき、少なくとも1種のヒーターを備えた一般に四角形
の垂直断面の深い炉室、および炉の頂部でまたはその近
くに、炉への仕込手段と炉から材料を放出するための手
段を設け、炉には更に酸素含有ガスのジェットおよび酸
素含有ガスジェットの周囲の冷却剤ガスの環状包囲を炉
中に導入するための消耗性ランスを設け、このランスは
炉の例えば側壁または底壁の如き壁中に設けた案内チュ
ーブを通り炉の内部から外部へとそれ自体長さ方向で延
び、ランス案内チューブを通って炉の外部から内部へ長
さ方向に供給できるようにしである。
本発明で使用する好ましい炉を図面を参照して例によっ
て更に詳細に説明する。
第1図は炉の垂直断面略図であり、第2図は第1図に示
した炉で使用するランスの好ましい構成の垂直断面略図
であり、第3図は金属仕込物を含有し、傾斜した位置で
の第1図に示した炉の垂直断面略図であり、第4図は反
応位置での第3図の炉の垂直断面略図である。
第1図において、炉は耐火ラインニング2を有する通常
の鋼り゛−シング1からなる。炉は内壁4,5および基
底6詔よび炉に仕込むため開くことのできる開放可能蓋
7によって規制された一般に四角形垂直断面の深型3を
有する。炉には炉の内容物を加熱するため凹んだ壁5中
のバーナー8および炉を傾斜させた時室からスラグおよ
び溶融金属を放出するため壁4の頂部近くにスパウト9
を設けである。操作中浴中に酸素および窒素の環状包囲
を吹き込むためのランス10(第2図)は、基底6近く
の壁5中のキャスト耐火区域12に置いた案内チューブ
11を通って炉の内部から外部へそれ自体長さ方向に延
びている。ランス10(第2図)は不銹鋼で形成された
ランスチューブ14内に置かれた不銹鋼から形成された
細長芯チューブ13からなる。芯チューブは代表的には
内径4.57m5外径6.35 mを有し、同心的環状
ランスチューブ14は代表的に外径9.53mおよび壁
厚的1、25 mを有する、従って約0.34 mの幅
を有し、チューブ14の内面とチューブ13の外面の間
に環状間隙を与える。ランス10は摺動シールまたはグ
ランド15によってランス案内チューブ中に位置し、案
内チューブの内側には無頭ねじスペーサー16が設けで
ある。従ってランスは案内チューブ中でシールされてい
るが、ランスが案内チューブを通って炉室内に長さ方向
で進むことができるように摺動できる。これはランスが
炉の操作中消耗されたときランスの置換を容易にする。
代表的には使用に当ってランスは炉中耐火ライニングを
越えて約4cW1まで延びている。操作中、案内チュー
ブは窒素ガス供給源に接続し、ランスの周囲に窒素包囲
を与える。
熱電対17は炉本体に対しては固定してあり、ランス芯
チューブ中に置く。この熱電対は自動的にランス供給を
制御するために使用され、それは一方でランスが炉室内
に向って進入するが所定位置のままで残る。熱電対は別
のグランド18で芯チューブの外端でシールされている
ランスが消耗されたとき、その熱い先幽が熱電対の先端
19によって検知され、それがランスの前進のためモー
タに信号を送る。
この方法はランスの全部が消耗されるまで続け、新しい
ランスは炉を前方に傾斜させながら嵌合させることがで
きる。銀−鉛プリオンの仕込みは開くことのできる蓋7
を介して炉に加える。傾斜位置(第3図)において、バ
ーナー8はプリオンを溶融するため点火でき、その後炉
を反応位置(第4図)まで後の方へ傾斜させる、かくし
てランス10の端が溶融物中にまで延びる。窒素の保護
包囲内の酸素流はランスを通って溶融物中に吹き込むこ
とができる。酸素吹き込み中法融プリオンの温度はラン
ス中のガス流および圧力を変えることによって過熱を避
けるため制御できる。酸素−鉛反応によって形成される
リサージスラグは、液体金属レベルがスパウト9に一致
し、注出できるまで第3図に示す如く炉を傾斜させて除
去する。ランスから吹き出されるガスは、最スラグ除去
を助け、バーナー8は自由流動スラグを保つため熱を供
給するのに使用する。
上述した炉を用いての本発明方法を下記実施例で示す。
実施例 1 消耗性窒素包囲酸素デンスを用いた一つの炉実験におい
て、65%の銀、2.2チの亜鉛、4.0チの銅−鉛プ
リオン1530に4を銀99.8チまで精練した。プリ
オンはそれぞ約170にワのitの9個のブロックの形
であった。炉中に最初重量1190 Kyの7個のブロ
ックを仕込み、8、6 thorn/ hrの平均燃焼
範囲で操作するガスー空気バーナーで90分で溶融した
炉は液体浴の上でランスを保持する角度で位置させ、ガ
スバーナーは、金属液相温度上約50℃である785℃
に浴温を上昇させるため使用した。この間にランス組立
体は下記流速でセットした窒素で冷却した。
ランス案内チューブ: 0.15 NL/Sランス包囲
:     0.15 NL/Sランス芯:     
  0.15NL/S必要浴温度が得られたとき、バー
ナーを最小火炎(1,3therm/hr )に下げ、
反応位置に炉を傾斜させる前に、下記酸素および窒素ガ
ス流をセットした。
ランス案内チューブ: 0.3 NIJ/’S窒素ラン
ス包囲:     0.5NL/s窒素ランス芯:  
     6. ONL/S酸素酸素吹き込みは先ず1
0分間低火炎で操作するバーナーで続け、次いで発熱反
応が、上昇する液相上で浴温を保つように作用するので
それを切替えた。25分後に最初のりサージスラグを除
去した(約80Kf)、そして一つのプリオンのブロッ
クを浴に加えた。リサージスラグを注ぐ間、バーナーは
自由流動スラグを保った低火炎で操作し、酸素流速は減
少させた。
炉を再び反応位置に傾斜し、ガスバーナーを用いずに酸
素吹き込みを40分間6. ONl、/Sで行なった。
リサージは、酸素を最少に減じ、バーナーを低火炎にし
て再び注ぎ出した(約170に9)。鉛−銀プリオンの
最後のブロックを浴に仕込み、バーナーを切り、炉反応
位置で酸素吹き込みを6 NL/Sで続けた。更に15
分酸素吹き込み後、浴組成は80%の銀で評価された、
そして酸素流速を5 NL/Sに減少させ、バーナーを
最低火炎に置いた。鉛が酸化され、浴から除去されるに
従い、リサージ形成反応はスピードが落ち、従って熱発
生が減した。バーナー燃焼速度を次いで徐々に上昇させ
、酸素流速を徐々に減少させた。このことを行なわない
と、ランス先端での過剰酸素が冷却を生ぜしめ、このと
き銀富化金属の凝結を生ぜしめる。
30分後、リサージスラグ(約200V4)を除去し、
酸素吹き込みを4 NL/Sに減じた流速で続けた。こ
の段階での評価した浴組成は銀90チで、980℃の浴
温を記録した。
4 NL/Elでの酸素吹き込み40分後再びリサージ
スラグ除去を行ない100 Kyのスラグを生じた。こ
の段階で、浴が約98チの銀となったので中火炎を必要
とした。酸素を吹き込んでもそれ以上のスラグは生成せ
ず、従って鉛の添加をして銅除去法を行なった。
それぞれ75 Kqの4個の鉛を仕込み、各添加の間に
30分酸素吹き込みをした後リサージスラグ層を除去し
た。この工程中は3 NL/Sの酸素流速および中バー
ナー燃焼に下げて使用した。
除去されたリサージの量は350 Kgであり、作られ
たりサージスラグの全量は900 Krになった。
酸素吹き込み開始から合計360分後に銀は99.8%
に精練され、すぐ注出できた。注出中、安定金属流を保
ち、浴を熱く保つため、バーナーは高燃焼速度にセット
した。作られた銀膜は977〜で、リサージに変えられ
た銀の合計百分率は1.7チであった。
この実験中消費された全エネルギーは46thermで
あり、酸素および窒素消費はそれぞれ62ff/および
20fr?であった。この炉実験のため一本のランス全
部が使用された(30口の消耗)。
実施例 2 銀40チ、銅5%、亜鉛2%−鉛プリオンの1300K
fを精練するため実施例1に記載したのと同じ方法を使
用した。金属は再び固体ブロックの形で仕込み、浴温は
、金属液相(約620℃)が酸化反応を開始させるのに
は低すぎるので、700℃に上昇させた。反応位置での
炉および低火炎でのバーナー(l、 5 therm/
 hr )を用い、酸素を40分間6 ML/19で吹
き込み、200Kfのリサージを生成した。実施例1に
おける如く、自動ランス供給は、炉中に約4菌でランス
先端を保った。
反応位置で炉を保ち、リサージスラグを除去し、酸素吹
き込みを8 NL/Sで続け、ガスバーナを切った。鉛
の発熱酸化からのエネルギーは、浴温を上昇液相温度以
上に保つのに充分であった。更に30分酸素吹き込みを
した後、酸素を減少させ、バーナーを低火炎にセットし
てスラグ(200にり)の除去を助けた。
再び酸素吹き込みを更に30分続け、約200Kpのス
ラグを除去した。ここで浴組成は約銀70チであり、温
度は850℃であった。
更に30分の6 NL/Sでの酸素吹き込で150駒の
りサージスラグを生じ、金属浴は約90%の銀を含有し
ていた。スラグを除去し、低火炎のバーナーを用い、4
 NL/13の酸素流速で酸化を続けた。30分抜液後
のりサージ80Kqを除去し、浴組成は銀約97%であ
った。
ここで4個の75Kgの鉛を加えて通常の銅除去を行な
った。バーナーは中火炎に下げ、酸素は3NIJ/Sで
吹き込んだ。自動ランス供給は、炉中に4m突き出るよ
うにランスを制御した。
しかしながら第三番目の鉛添加中、ランスは傾斜しまた
は溶融位置での炉を用いて行なった仕込みを必要とし、
数分かかっただけであった。
鉛添加から生じたりサージは330Kfとなり、これで
生成された全スラグは1160Kgとなった。
酸素吹き込み開始から390分後で全体で508Kfの
銀膜を作った。消費した全エネルギーは40 ther
mであり、酸素および窒素消費はそれぞれ73−および
22−であった。スラグへの銀の変換は2.3%であり
、酸素利用率は平均80チ(約)であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は炉の垂直断面略図であり、第2図は第1図に示
した炉で使用するランスの好ましい構成の垂直断面略図
であり、第3図は金属仕込物を含有し、傾斜した位置で
の第1図に示した炉の垂直断面略図であり、第4図は反
応位置での第3図の炉の垂直断面略図である。 1−一一鋼ケーシング、3−一一深い室、7−−−開放
可能蓋、8−m−バーナー、9−一一スバウト、10−
−−ランス、11−m−案内チューブ、13−一一芯チ
ューブ、」4−m−ランスチューブ、17−−−熱電対
、19−−一熱電対先端 手続補正書   了 昭和61年7月Z 日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、炉中で合金を溶融し、溶融物中に酸素含有ガスの流
    れを吹き込み、これによつて鉛を酸化して酸化鉛スラグ
    を形成し、上記流れを冷却剤ガスの環状包囲で冷却し、
    溶融物の表面からスラグを除去することからなる鉛およ
    び金属を含有する合金から貴金属およびビスマスから選
    択した金属を回収する方法であつて、酸素含有ガスおよ
    び第一冷却剤ガスを、酸素含有ガス用第一細長チューブ
    および第一冷却剤ガス用の第一チューブの周囲に環状に
    配置した第二細長チューブから形成した細長消耗性ラン
    スを通して溶融物中に吹き込み、上記消耗性ランスは炉
    の壁中に設けたランス案内チューブを通つて炉の内部か
    ら外部へそれ自体長さ方向に延び、炉中でランスが消耗
    されるに従つて案内チューブを通つて炉の外部から内部
    へ長さ方向に供給できるようにし、第二ガスの流れを案
    内チューブを通つて炉中に吹き込みランスをシールさせ
    ることを特徴とする金属の回収方法。 2、回収される金属が銀である特許請求の範囲第1項記
    載の方法。 3、少なくとも5重量%の銀を含有する銀−鉛プリオン
    から銀を回収する特許請求の範囲第2項記載の方法。 4、酸素を酸素含有ガスとして使用する特許請求の範囲
    第1項〜第3項の何れか一つに記載の方法。 5、第一冷却剤ガスを窒素、炭化水素ガスおよびこれら
    の混合物から選択する特許請求の範囲第1項〜第4項の
    何れか一つに記載の方法。 6、ランス案内チューブを通つて炉中に吹き込む第二ガ
    スが窒素である特許請求の範囲第1項〜第5項の何れか
    一つに記載の方法。 7、酸素含有ガスの吹き込み中溶融物の温度を合金の推
    定液相温度以上100℃より高くない価で保つ特許請求
    の範囲第1項〜第6項の何れか一つに記載の方法。 8、ランスの先端が炉中で鉛の酸化中燃焼するに従つて
    、炉の外に配置したモータによつて案内チューブを通つ
    て炉の外部から内部へと長さ方向に進行させる特許請求
    の範囲第1項〜第7項の何れか一つに記載の方法。 9、モータによる炉中へのランスの進行を、ランス芯チ
    ューブ中に置き、炉本体に対して固定した熱電対によつ
    て制御する特許請求の範囲第8項記載の方法。 10、少なくとも一つのヒーターを設け、炉の頂部また
    はその近くに炉に仕込むための手段および炉から材料を
    放出するためのスパウトを設け、固定ピボットの周囲で
    傾斜できる一般に四角形垂直断面の深い炉室からなり、
    炉には更に第一細長チューブおよび第一チューブの周囲
    に環状に配置した第二細長チューブから形成した細長消
    耗性ランスを設け、上記ランスを炉の壁に設けた案内チ
    ューブを通つて炉の内部から外部へそれ自体長さ方向に
    延出させ、ランス案内チューブを通り炉の外部から内部
    へ長さ方向で供給できるようにしたことを特徴とする炉
    。 11、ランスの第一チューブを酸素含有ガス源に接続し
    、第二チューブを冷却剤ガス源に接続し、炉壁中の案内
    チューブを冷却剤ガス源に接続した特許請求の範囲第1
    0項記載の炉。 12、炉の外部から内部へ長さ方向で消耗性ランスを進
    行させるため炉の外部に配置したモータを設けた特許請
    求の範囲第10項または第11項記載の炉。 13、熱電対を炉本体に対し固定し、ランス芯チューブ
    中に置き、モータによる炉中へのランスの進行を熱電対
    によつて制御する特許請求の範囲第12項記載の炉。
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