JP4402469B2 - 便座昇降装置 - Google Patents

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Description

本発明は、洋式便器の便座を昇降させるための便座昇降装置に関するものである。
洋式便器においては、便座や便蓋が奥の方を中心に回転して平伏姿勢および起立姿勢となる。このため、便器本体上面の奥の方を清掃しようとしても便器本体と便座との間には極めて狭い隙間しか空いておらず、その部分を掃除したくても手が入らない。そこで、手動により便座ユニットを便器本体から浮かせた状態にすることが可能な便座昇降装置が案出されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−177104号公報
しかしながら、特許文献1で開示の便座昇降装置のように、手動で便座ユニットを持ち上げる構成では、掃除前の汚れた便座ユニットを手で持ち上げることに対して心理的な抵抗感があるという問題点がある。また、トイレという狭い空間で、人の手により便座ユニットを持ち上げる作業は、不自然な姿勢で行わなければならないため、大変な作業である。しかも、便座ユニットに対して、便座が自重で傾倒する際の速度を低下させるダンパー装置や、便蓋を電動で開閉させる電動機構などを付加してある場合には、これらの機構も一緒に持ち上げる必要があるため重く、かなり大変な作業である。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、便座ユニットを便器本体から浮かせる際の負担を軽減でき、かつ、便座ユニットを手動で急激に降下させた場合などにおいても機構部分に破損が発生することのない便座昇降装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、洋式トイレの便器本体側に固定される固定部材と、便座ユニットが取り付けられる可動部材と、該可動部材を上下方向に案内するガイド機構とを有する便座昇降装置において、ロータと該ロータに連結されている回転軸を備えるステッピングモータ、および前記回転軸から出力される駆動力を前記可動部材に伝達する減速輪列を備えた昇降駆動機構と、前記ロータと前記回転軸との間の機構的な連結を負荷に応じて継断するトルクリミッタと、前記可動部材の移動速度を監視する監視手段と、該監視手段による監視結果において前記移動速度が所定レベル以上になったとき、前記トルクリミッタが機構的な連結を切断するような負荷を前記ロータ側に発生させる負荷発生手段とを有することを特徴とする。
本発明において前記負荷発生手段は、前記移動速度が所定レベル以上になったとき、前記ステッピングモータにおいて前記ロータにブレーキをかける制御を行うモータ制御手段とすることができる。このように構成すると、便座ユニットが例えば急激に下降した際、ロータにブレーキがかかるので、トルクリミッタにトルクが加わる。それ故、簡単な制御でトルクリミッタに切断を行わせることができる。
また、本発明の別の形態では、前記負荷発生手段は、前記移動速度が所定レベル以上になったとき、前記ステッピングモータにおいて前記可動部材が移動している方向と同一方向に前記可動部材を駆動する方向にロータを回転させる制御を行うモータ制御手段とすることができる。外力で可動部材が例えば急激に下降した場合、可動部材が下降する方向にロータを回転駆動させると、ロータより高速で可動部材が下降することによる脱調のトルクは、ロータにブレーキをかける制御を行なった場合よりも大きく、ロータに大きなブレーキがかかる。それ故、トルクリミッタに切断を確実に行わせることができる。
本発明において、便座ユニットが取り付けられた可動部材を電動で上昇駆動する駆動機構が構成されているので、便器本体や便座下面の奥の方を清掃する際、便座ユニットを手で持ち上げる必要がない。従って、洋式便器の清掃する際の負担を軽減できるとともに、清掃する前の便座ユニットに触れることへの抵抗感をなくすことができる。また、外力で便座ユニットを例えば急激に下降させた場合、その下降速度が所定レベル以上になると、負荷発生手段は、トルクリミッタが切断動作を行うような負荷を発生させる。このため、モータから可動部材への駆動力伝達経路がトルクリミッタで遮断されるので、便座ユニットの急激な下降動作がモータ側に伝達されない。従って、便座ユニットの急激な下降により、モータのロータが高速で空転することがない。それ故、便座ユニットを電動で昇降させるように構成した場合に便座ユニットを急激に降下させても、ロータの慣性による回転が原因で、駆動力伝達経路に機械的な破壊が発生することがない。
図面を参照して、本発明を適用した便座昇降装置の一例を説明する。
(トイレユニットの構成)
図1(A)、(B)はそれぞれ、本発明を適用した便座昇降装置を用いた洋式トイレユニットにおいて、便座を下ろした状態の説明図、および便座を便器本体から持ち上げた状態を示す説明図である。
図1(A)に示すように、本形態の洋式トイレユニットは、洋式の便器本体11と、この便器本体11上で開閉される便座12と、この便座12上で開閉される便蓋13とを有しており、便座12および便蓋13は、奥の方を中心に回転して平伏姿勢および起立姿勢となる。ここで、便座12および便蓋13は、便座ユニット10として一体化されており、この便座ユニット10には、必要に応じて、便座12および便蓋13が自重で平伏する際の速度を緩和するダンパー装置や便蓋を電動で開閉するための電動装置が内蔵される場合がある。これらいずれの場合においても、本形態の洋式トイレユニットには、図1(B)に示すように、便座12(便座ユニット10)を便器本体11から浮き上がらせて、便器本体11の上面を奥まで清掃可能とする電動式の便座昇降装置1が構成されている。
(便座昇降装置の構成)
図2は、本発明を適用した便座昇降装置の正面図である。図3(A)、(B)はいずれも、図2のA−A′線における概略断面図であり、図3(A)は可動プレートが上昇した状態を示し、図3(B)は可動プレートが下降した状態を示している。図4および図5は、本発明を適用した便座昇降装置から可動プレートおよび左側スライダを外した状態の正面図、およびこの便座昇降装置の機構部分を図4のB−B′線に沿って展開した説明図である。
図2および図3(A)、(B)に示すように、本形態の便座昇降装置1は、便器本体11(図1を参照)の上面部分への固定面21を備えた固定プレート2(固定部材)と、固定プレート2の後端で上方に折り曲げられた垂直面22の上端部分に固定された逆L字形状のストッパープレート3と、ストッパープレート3の水平部分31と固定プレート2の固定面21との間に掛け渡された円柱状の右ガイド軸41および左ガイド軸42(ガイド機構)とを有している。
左右のガイド軸41、42には、それぞれこれらのガイド軸41、42に沿って上下にスライド可能な右側スライダ51、および左側スライダ(図示せず)が支持されており、左右のスライダ51の前面および上面を覆うように可動プレート6(可動部材)が取り付けられている。右側スライダ51および左側スライダは、略直方体形状を備えており、ガイド軸41、42が差し込まれる軸受け部分511を各々有している。
ここで、可動プレート6は、その上面60に便座ユニット10が固定される。このため、左右のスライダ51がガイド軸41、42に沿って上下動すると、可動プレート6に固定された便座ユニット10も一体に上下動することになる。
図4および図5に示すように、本形態の便座昇降装置1では、右側スライダ51に対して、この右側スライダ51を上下方向に駆動する電動式の駆動機構5が構成されており、この駆動機構5によって、右側スライダ51が上下に駆動されたとき、図2および図3(A)、(B)に示す可動プレート6、および便座ユニット10も上下に移動する。
このような駆動機構5として、本形態では、まず、右側スライダ51の左面には上下方向の全範囲にわたってラック53が形成されている。
また、左右のガイド軸41、42により挟まれた空間には、駆動機構5の駆動源としての正逆双方向への回転が可能なステッピングモータ7、このステッピングモータ7の駆動力を伝達する減速輪列70、およびこの減速輪列70を介して回転駆動する出力ピニオン80が配置され、この出力ピニオン80は、右側スライダ51のラック53と噛み合っている。ステッピングモータ7は、ストッパープレート3の真下に配置され、出力ピニオン80は便座昇降装置1の高さ方向における略中央位置に配置されている。
また、本形態の便座昇降装置1には、ステッピングモータ7のステータ703への給電などを制御する駆動制御部100が構成されている。
減速輪列70は、ステッピングモータ7の回転軸701に連結されたピニオン75と噛み合う大径歯車を備えたアイドル車71と、このアイドル車71と噛み合う大径歯車を備えた第1の減速車72と、この第1の減速車72の小径歯車と噛み合う大径歯車を備えた第2の減速車73と、この第2の減速車73の小径歯車と噛み合う大径歯車81を備えた出力車8とを備えており、この出力車8の一方の端部に対して出力ピニオン80が構成されている。
さらに本形態では、目的については後述するが、ステッピングモータ7には、ロータ702と回転軸701との間に、ラチェット内蔵のトルクリミッタ110が構成されている。このトルクリミッタ110では、ロータ702から回転軸701に駆動力を伝達する際、可動プレート6を下降させる方向の回転は常時伝達されるが、可動プレート6を上昇させる方向の回転は、回転軸701の側に過大な負荷がかかれば伝達が遮断される。従って、逆に回転軸701からロータ702に動力が伝達されるような場合、可動プレート6が上降する方向の回転は常時伝達されるが、可動プレート6が下降する方向の回転は、ロータ702の側に過大な負荷がかかれば伝達が遮断されることになる。
(便座ユニットに対する監視手段の構成)
図5に示すように、出力車8には、大径歯車81を挟んで、出力ピニオン80と反対側の端部に小径歯車82が構成されており、この小径歯車82の下方位置には、小径歯車82と噛み合うセンサ歯車15が配置されている。このセンサ歯車15の回転軸105の端部は、固定プレート2の垂直面22から背面側に突出している。この回転軸105の突出部分101は、断面形状がD字形であり、この突出部分101には、ポテンショメータ14のロータリ部のD字形状の穴が嵌合している。このため、センサ歯車15の回転軸105が回転すると、ポテンショメータ14のロータリ部が一体に形成する。
ここで、センサ歯車15は、出力ピニオン80が右側スライダ51のラック53の全範囲を駆動する間に、その回転が1回転未満で収まるような歯数で構成されている。そのため、ポテンショメータ14がセンサ歯車15の回転軸(ロータリ部)の角度位置に応じた信号を制御部100に出力すると、制御部100は、右側スライダ51の上下方向の位置、すなわち、便座ユニット5および可動プレート6の高さ位置を検出することができる。また、便座ユニット5および可動プレート6の高さ位置の時間的変化により、便座ユニット5の移動速度を検出することもできる。
(ストッパーの構成)
図3(A)、(B)に示すように、左右のスライダ51の背面側には、固定プレート2の垂直面22と対向する部分で角穴55が各々開口している。これらの角穴55の内部には各々、係合部材95が水平方向に進退可能に配置され、その奥には、係合部材95を固定プレート2の垂直面22に向けて付勢するばねが配置されている。これに対して、固定プレート2の垂直面22には、左右のスライダ51を上下したときに係合部材95が通過する線上のうち、その下方位置に、係合部材95の先端部が入り込む下側凹部97が左右に形成されている一方、上方位置には、係合部材95の先端部が入り込む上側凹部98が左右に形成されている。
このため、左右のスライダ51側の係合部材95およびばね96と、固定プレート2の垂直面22側の下側凹部97は、便座12(便座ユニット)を降下させたときの左右のスライダ51の保持位置を規定する第1のストッパ91として機能する。また、左右のスライダ51側の係合部材95およびばね96と、固定プレート2の垂直面22側の上側凹部98は、便座12(便座ユニット)を上昇させたときの左右のスライダ51の保持位置を規定する第2のストッパ92として機能する。また、第1のストッパ91および第2のストッパ92のいずれにおいても、係合部材95が下側凹部97および上側凹部98に係合したときにクリック感を発生させる。
(電動による昇降動作の説明)
図3(A)、(B)において、本形態の便座昇降装置1は、固定プレート2を便器本体11(図1を参照)の上面部分に固定する一方、可動プレート6の上面60に便座ユニット10を取り付けた状態で使用される。
清掃などを開始する前は、図1(A)に示すように、便座12は便器本体11の上面にあり、図3(B)に示すように、便座ユニット10、および可動プレート6は、最下位置にある。この状態において、係合部材95の先端部が固定プレート2の垂直面22の下側凹部97に係合し、第1のストッパ91として機能している。従って、この最下位置では、第1のストッパ91での係合力、ステッピングモータ7のディテントトルク、および便座ユニット10の自重により、便座ユニット10が不用意に上昇することはない。また、この状態において、ポテンショメータ14は、便座ユニット10が最下位置にある旨の出力を行う。
この状態から、図1(B)に示すように、清掃を開始するために便座ユニット10を浮かせたい場合に、所定のスイッチ動作を行うと、制御部100は、所定のパルス信号をステッピングモータ7のステータ703に出力する。その結果、ステッピングモータ7は、所定のステップ数、あるいは所定の時間、正方向に回転するので、ステッピングモータ7の回転運動力は、減速輪列70を介して出力ピニオン80に伝達され、出力ピニオン80がラック53を介して右側スライダ51を上昇させる。従って、第1のストッパ91での係合が解除され、図3(A)に示すように、左側スライダ、可動プレート6、および便座ユニット10は、右側スライダ51と一体に上昇する。
そして、第2のストッパ92での係合が行われるまで、便座ユニット10が上昇した後、ステッピングモータ7は停止する。それまでの間に、出力車8の小歯車82は、センサ歯車15を回転させ、ポテンショメータ14の出力が変化するので、制御部100は、その出力から、便座ユニット10が所定の位置まで上昇したことを検出できる。また、便座ユニット10が所定の位置まで上昇したことは、第2のストッパ92で発生するクリック音で報知することができる。さらに、便座ユニット10が最上位置で停止した状態では、第2のストッパ92での係合力、およびステッピングモータ7のディテントトルクにより、便座ユニット10は、自重で落下してしまうことがない。
ここで、上昇駆動されたはずの便座ユニット12が、所定時間、あるいは所定ステップ数駆動された時点でも、最上位置に到着していない場合には、何らかの不具合で便座ユニット10が上昇途中で停止したことになる。このような不具合の発生は、第2のストッパ92によるクリック音が発生しないことでも分かるが、本形態では、ポテンショメータ14の出力値によって検出することができる。従って、不具合が発生した際、制御部100は、ポテンショメータ14での検出結果に基づいて、その旨の報知を行うことができる。また、制御部100は、その後の動作が不要に開始されないように、ステッピングモータ7の動作をリセットするなどの処置を行うことができる。
一方、清掃が終了して便座ユニット10を降下させたい場合に、図3(A)に示す状態で所定のスイッチ動作を行うと、制御部100は、所定のパルス信号をステッピングモータ7のステータ703に出力する。その結果、ステッピングモータ7は、所定のステップ数、あるいは所定の時間、逆方向に回転するので、ステッピングモータ7の回転運動力は、減速輪列70を介して出力ピニオン80に伝達され、図3(B)に示すように、出力ピニオン80は、ラック53を介して右側スライダ51を降下させる。従って、第2のストッパ92での係合が解除され、左側スライダ、可動プレート6、および便座ユニット10は、右側スライダ51と一体に下降する。
そして、第1のストッパ91での係合が行われるまで、便座ユニット10が下降した後、ステッピングモータ7は停止する。それまでの間に、出力車8の小歯車82は、センサ歯車15を逆回転させ、ポテンショメータ14の出力が変化するので、制御部100は、その出力から、便座ユニット10が所定の位置まで下降したことを検出できる。また、便座ユニット10が所定の位置まで下降したことは、第1のストッパ91で発生するクリック音で報知することができる。
ここで、下降駆動されたはずの便座ユニット12が、所定時間、あるいは所定ステップ数駆動された時点でも、最下位置に到着していない場合には、何らかの不具合で便座ユニット10が下降途中で停止したことになる。このような不具合の発生は、第1のストッパ91によるクリック音が発生しないことでも分かるが、制御部100は、ポテンショメータ14の出力値によっても検出することができる。従って、不具合が発生した際、制御部100は、ポテンショメータ14での検出結果に基づいて、その旨の報知を行うことができる。また、制御部100は、その後の動作が不要に開始されないように、ステッピングモータ7の動作をリセットするなどの処置を行うことができる。
(手動による便座ユニットの下降動作/通常時)
本形態の便座昇降装置1では、清掃が終了した後、最上位置にある便座ユニット10を手動で最下位置まで降ろすことができる。この場合には、ステッピングモータ7に給電せずに、人の力で便座ユニット10を押し下げる。
その際、右側スライダ51の下降は、ラック53を介して出力ピニオン80を介して減速輪列70を介してステッピングモータ7に伝達されるが、本形態では、駆動源として用いたモータがステッピングモータ7であるので、ステッピングモータ7において脱調が起こる。また、本形態では、駆動源として用いたモータがステッピングモータ7であり、かつ、ステッピングモータ7から出力ピニオン80までの間に減速輪列70で接続されるので、手動で便座ユニット10を下降させる際には、ステッピングモータ7のディトントトルクと、減速輪列70の負荷が適度な抗力として作用するので、便座ユニット10がゆっくりと下降する。
このような手動による便座ユニット10の下降動作を行った場合も、便座ユニット10が所定の位置まで下降したことは、第1のストッパ91で発生するクリック音で報知することができる。また、ポテンショメータ10の出力でも検出できるので、ポテンショメータ10の出力結果に基づいて、便座ユニット10の正常に下降した旨を報知することができる。
(手動による便座ユニットの下降動作/異常時)
本形態の便座昇降装置1では、最上位置にある便座ユニット10を手動で最下位置まで降ろす際、過大な力をかけてしまって便座ユニット10が急激に下降した場合、可動プレート6および右側スライダ51の急激な下降動作は、ラック53、出力ピニオン80、および減速輪列70を介してステッピングモータ7に伝達されようとする。
また、可動プレート6および右側スライダ51の急激な下降動作は、ポテンショメータ10から制御部100に伝達される。
そこで、制御部100は、ポテンショメータ10による監視結果において可動プレート6および便座ユニット10の下降速度が所定レベル以上になったとき、ステッピングモータ7においてロータ701をホールドさせるような制御信号をステータ703に出力する。その結果、ロータ701にブレーキがかかるので、トルクリミッタ110にトルクが加わり、回転軸701からロータ702への伝達が遮断される。このため、便座ユニット10の急激な下降動作がロータ702に伝達されない。従って、便座ユニット10の急激な下降により、ロータ702が高速で空転することがないので、ロータ702の慣性による回転で機械的な破壊が発生するという問題を確実に防止することができる。
なお、制御部100は、ポテンショメータ10による監視結果において可動プレート6および便座ユニット10の下降速度が所定レベル以上になったとき、ステッピングモータ7において可動プレート6や便座ユニット10が下降する方向にロータ701を回転させるような制御信号をステータ703に出力してもよい。
このように可動プレート6や便座ユニット10が下降する方向と同じ方向にロータ702を回転駆動させると、ロータ702より高速で可動プレート6や便座ユニット10が下降することによる脱調のトルクは、ロータ702をホールドさせた場合よりも大きく、ロータ702に大きなブレーキがかかる。それ故、トルクリミッタ110に切断を確実に行わせることができる。
また、上記いずれの構成であっても、可動プレート6を電動で上昇駆動しているときに可動プレート6に外力で下降するような力が加わって脱調するときのトルクより、トルクリミッタ110に空転が起こるときのトルクの方が大きい場合でも、トルクリミッタ110を空転させることができる。このため、上昇力として、トルクリミッタ110の空転トルクに影響されず、ロータトルクいっぱいまで得ることができる。それ故、小トルクのステッピングモータ7でよいという利点がある。
(その他の実施の形態)
なお、上記実施の形態では、センサ歯車15の動きをポテンショメータ14で検出して便座ユニット10の位置および下降速度を監視する構成であったが、減速輪列70を構成するアイドル車71または減速車72、73のいずれかの回転角度位置を検出することにより、便座ユニット10の位置および下降速度を監視してもよい。また、昇降駆動される右側スライダ51の上下方向の位置、あるいは出力ピニオン8の回転から便座12の位置や下降速度を監視してもよい。さらに、上記実施の形態では、便座ユニット10の位置や下降速度を監視するのにポテンショメータ14を用いたが、ホールIC等などのセンサにより便座ユニット10の位置や下降速度を監視してもよい。
また、上記実施の形態では、便座ユニット10が手動で急激に下降する場合に機構部分を保護する構成であったが、逆に便座ユニット10が手動で急激に持ち上げられた場合に機構部分を保護するのに本発明を適用してもよい。
本発明においては、便座ユニットが取り付けられた可動部材を電動で上昇駆動する駆動機構が構成されているので、便器本体や便座下面の奥の方を清掃する際、便座ユニットを手で持ち上げる必要がない。従って、洋式便器の清掃する際の負担を軽減できるとともに、清掃する前の便座ユニットに触れることへの抵抗感をなくすことができる。また、外力で便座ユニットを例えば急激に下降させた場合、その下降速度が所定レベル以上になると、負荷発生手段は、トルクリミッタが切断動作を行うような負荷を発生させる。このため、モータから可動部材への駆動力伝達経路がトルクリミッタで遮断されるので、便座ユニットの急激な下降動作がモータ側に伝達されない。従って、便座ユニットの急激な下降により、モータのロータが高速で空転することがない。それ故、便座ユニットを電動で昇降させるように構成した場合に便座ユニットを急激に降下させても、ロータの慣性による回転が原因で、駆動力伝達経路に機械的な破壊が発生することがない。
(A)、(B)はそれぞれ、本発明を適用した便座昇降装置を用いた洋式トイレユニットにおいて、便座を下ろした状態の説明図、および便座を便器本体から持ち上げた状態を示す説明図である。 本発明を適用した便座昇降装置の正面図である。 (A)、(B)はそれぞれ、図2に示す便座昇降装置において、可動プレートが上昇した状態を図2のA−A′線で切断して示す概略断面図、および可動プレートが下降した状態を図2のA−A′線で切断して示す概略断面図である。 図2に示す便座昇降装置から可動プレートおよび左側スライダを外した状態の正面図である。 図2に示す便座昇降装置の機構部分を図4のB−B′線に沿って展開した説明図である。
符号の説明
1 便座昇降装置
2 固定プレート(固定部材)
3 ストッパープレート
5 駆動機構
6 可動プレート(可動部材)
7 ステッピングモータ
8 出力車
10 便座ユニット
11 便器本体
12 便座
14 ポテンショメータ(監視手段)
15 センサ歯車
41、42 ガイド軸(ガイド部材)
51 スライダ
53 ラック
70 減速輪列
71 アイドル車
72、73 減速車
80 出力ピニオン
91 第1のストッパー
92 第2のストッパー
100 制御部(モータ制御手段/負荷発生手段)
110 トルクリミッタ
701 回転軸
702 ロータ
703 ステータ

Claims (2)

  1. 洋式トイレの便器本体側に固定される固定部材と、便座ユニットが取り付けられる可動部材と、該可動部材を上下方向に案内するガイド機構とを有する便座昇降装置において、
    ロータと該ロータに機構的に連結されている回転軸を備えるステッピングモータ、および前記回転軸から出力される駆動力を前記可動部材に伝達する減速輪列を備えた昇降駆動機構と、
    前記ロータと前記回転軸との間において、負荷に応じて前記ロータと前記回転軸との間の機構的な連結を継断するトルクリミッタと、
    前記可動部材の移動速度を監視する監視手段と、
    該監視手段による監視結果において前記移動速度が所定レベル以上になったとき、前記トルクリミッタが機構的な連結を切断するような負荷を前記ロータ側に発生させる負荷発生手段とを有し、
    前記負荷発生手段は、前記移動速度が所定レベル以上になったとき、前記ステッピングモータにおいて前記ロータにブレーキをかける制御を行うモータ制御手段であることを特徴とする便座昇降装置。
  2. 洋式トイレの便器本体側に固定される固定部材と、便座ユニットが取り付けられる可動部材と、該可動部材を上下方向に案内するガイド機構とを有する便座昇降装置において、
    ロータと該ロータに機構的に連結されている回転軸を備えるステッピングモータ、および前記回転軸から出力される駆動力を前記可動部材に伝達する減速輪列を備えた昇降駆動機構と、
    前記ロータと前記回転軸との間において、負荷に応じて前記ロータと前記回転軸との間の機構的な連結を継断するトルクリミッタと、
    前記可動部材の移動速度を監視する監視手段と、
    該監視手段による監視結果において前記移動速度が所定レベル以上になったとき、前記トルクリミッタが機構的な連結を切断するような負荷を前記ロータ側に発生させる負荷発生手段とを有し、
    前記負荷発生手段は、前記移動速度が所定レベル以上になったとき、前記ステッピングモータにおいて前記可動部材が移動している方向と同一方向に前記可動部材を駆動する方向に前記ロータを回転させる制御を行うモータ制御手段であることを特徴とする便座昇降装置。
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