JP4158574B2 - 跳ね上げ式門扉 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車庫等の出入口に用いて好適な跳ね上げ式門扉に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の門扉としては、特開平8−296383号公報等に記載のような、支柱と、一端で支柱に回動自在に支持されたアーム部材と、アーム部材の他端部に取付けられた扉と、この扉及びアーム部材の自重に抗して扉の跳ね上げ方向に弾性力をアーム部材に付与するコイルばね及びガススプリングからなる弾性力付与手段とを具備したものが知られている。斯かる門扉は、電動モータの作動により開閉できるようになっている。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−296383号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、斯かる門扉では、電動モータの作動による扉の開閉動作時を除いて扉の開閉を禁止する開閉禁止機構を具備するのが好ましく、斯かる開閉禁止機構としては、例えば、非給電時に扉の開閉を禁止する一方、電動モータの給電と共に給電されて扉の開閉の禁止を解除するようになっているものが考えられる。
【0005】
しかしながら、斯かる開閉禁止機構を具備する門扉では、電動モータへの給電と共に給電されるために、電動モータの作動による扉の開閉動作時により多くの電力が必要となってしまい、扉を安定した状態で開閉させるのが困難である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記諸点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、電動モータの作動による扉の開閉動作時に必要とされる電力を低減することができ、扉を安定した状態で開閉させ得る跳ね上げ式門扉を提供することにある。
【0007】
本発明の第一の態様の跳ね上げ式門扉は、支柱と、この支柱に一端部で鉛直面内で回動自在に支持されたアーム手段と、このアーム手段の他端部に取付けられた扉と、アーム手段の回動に対する回動力発生源としての電動モータを有していると共に当該電動モータの出力回転軸の回転に基づいてアーム手段の回動を自動的に行う自動アーム回動手段と、扉及びアーム手段の自重に抗して扉の跳ね上げ方向に弾性力をアーム手段に付与する弾性力付与手段と、自動アーム回動手段によるアーム手段の回動を制御する制御手段と、自動アーム回動手段の電動モータへの非給電と共に給電されて生じる電磁力に基づいて電動モータの出力回転軸に制動を与えてアーム手段の回動を禁止する一方、自動アーム回動手段の電動モータへの給電と共に給電が停止されて電磁力に基づく電動モータの出力回転軸への制動を解除してアーム手段の回動の禁止を解除する電磁ブレーキとを具備しており、アーム手段は、支柱に一端部で軸部材を介して鉛直面内で回動自在に支持されていると共に他端部に扉が鉛直面内で回動自在に取り付けられた主アーム部材と、この主アーム部材における一端部と他端部との間に一端部で鉛直面内で回動自在に連結された連結部材と、扉に一端部で鉛直面内で回動自在に連結されていると共に連結部材が鉛直面内で回動自在に連結された補助アーム部材と、連結部材の他端部と補助アーム部材の他端部のうちの少なくとも一方の他端部を支柱に鉛直面内で回動自在であって鉛直方向に可動に連結すると共に当該一方の他端部の鉛直方向の移動を案内する連結案内手段とを具備しており、弾性力付与手段は、アーム手段の回動と共に回転するように軸部材に固着されてアーム手段に連結されたカム板と、このカム板に一端部で連結されていると共にカム板のカム縁に当接して曲げ案内された可撓性のローラチェーンと、このローラチェーンの他端部に一端部で連結され、他端部で支柱に固着されたコイルばねとを具備しており、このコイルばねにより扉の跳ね上げ方向への弾性力をアーム手段に付与するようになっており、自動アーム回動手段は、電動モータの出力回転軸に連結している回転軸と、この回転軸に連結されているスパイラルギヤと、このスパイラルギヤに噛合うと共にカム板に形成された歯列とを具備しており、電磁ブレーキによるアーム手段の回動の禁止及びアーム手段の回動の禁止の解除は、回転軸、スパイラルギヤ、カム板及び軸部材を介して行われるようになっている。
【0008】
第一の態様の跳ね上げ式門扉によれば、上述の構成を具備しているために、電磁ブレーキにより電動モータへの非給電と共に給電されて生じる電磁力に基づいてアーム手段の回動を禁止する一方、電動モータへの給電と共に給電が停止されて電磁力に基づいてアーム手段の回動の禁止を解除することで、扉の開閉動作時に必要とされる電力を低減することができ、扉を安定した状態で開閉させ得る。
【0011】
本発明の第二の態様の跳ね上げ式門扉は、第一の態様の跳ね上げ式門扉において、アーム手段の単位量の回動毎に当該アーム手段の単位量毎の回動を検出する単位回動検出手段を具備しており、制御手段は、単位回動検出手段の検出結果に基づいてアーム手段の回動を制御するようになっている。
【0012】
本発明の第三の態様の跳ね上げ式門扉は、第二の態様の跳ね上げ式門扉において、完全開扉と完全閉扉との間でアーム手段の所定位置への回動を検出する所定位置回動検出手段を更に具備しており、制御手段は、所定位置回動検出手段からの検出結果に基づいてアーム手段の回動を制御するようになっている。
【0014】
次に、本発明の実施の形態の例を、図に示す好ましい例に基づいて更に詳細に説明する。尚、本発明はこれら例に何等限定されないのである。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1から図10において、本例の跳ね上げ式門扉1は、立設された一対の中空の角形の支柱2及び3と、支柱2及び3に一端部で鉛直面内でA及びB方向に回動自在に支持されたアーム手段81及び82と、アーム手段81及び82の他端部に取付けられた扉13と、扉13の上枠27に並置されていると共に一端部がアーム手段81の主アーム部材8の他端部10に他端部がアーム手段82の主アーム部材9の他端部11に夫々固着された補強横部材(横桟)30と、扉13並びにアーム手段81及び82の自重に基づく扉13の下げ方向、即ちB方向のアーム手段81及び82の回動に抗する扉13の跳ね上げ方向、即ちA方向の回動力である弾性力をアーム手段81及び82に付与すると共に支柱2及び3に夫々内蔵された弾性力付与手段31及び32と、アーム手段81の単位量の回動毎にアーム手段81の単位量毎の回動を検出する単位回動検出手段28と、アーム手段81に連結している回動力発生源としての電動モータ36を有していると共に電動モータ36の出力回転軸36aの回転に基づいてアーム手段81の回動を自動的に行う自動アーム回動手段29と、完全開扉と完全閉扉との間でアーム手段81の所定位置への回動を検出する所定位置回動検出手段33と、自動アーム回動手段29によるアーム手段81の回動を単位回動検出手段28及び所定位置回動検出手段33の検出結果に基づいて制御すると共に支柱2に内蔵された制御手段34と、自動アーム回動手段29の電動モータ36への非給電と共に給電されて生じる電磁力に基づいて電動モータ36の出力回転軸36aに制動を与えることによりアーム手段81のA及びB方向の回動を禁止する一方、自動アーム回動手段29の電動モータ36への給電と共に給電が停止されて電磁力に基づく電動モータ36の出力回転軸36aへの制動が解除されることによりアーム手段81のA及びB方向の回動の禁止を解除する電磁ブレーキ58とを具備している。
【0016】
アーム手段81及び82は、支柱2及び3に一端部4及び5で軸部材6及び7を介して鉛直面内でA及びB方向に回動自在に支持されていると共に他端部10及び11に軸部材12(支柱3側は図示せず)を介して鉛直面内でC及びD方向に回動自在に扉13が取付けられた角材からなる主アーム部材8及び9と、主アーム部材8及び9における一端部4及び5と他端部10及び11との間に一端部14(支柱3側は図示せず)で軸部材15(支柱3側は図示せず)を介して鉛直面内でE及びF方向に回動自在に連結されている角材からなる連結部材16及び17と、扉13に一端部18及び19で軸部材20(支柱3側は図示せず)を介して鉛直面内でG及びH方向に回動自在に連結されていると共に連結部材16及び17が軸部材35(支柱3側は図示せず)を介して鉛直面内でJ及びK方向に回動自在に連結された角材からなる補助アーム部材21及び22と、連結部材16及び17の他端部23(支柱3側は図示せず)と補助アーム部材21及び22の他端部24及び25とのうちの少なくとも一方の他端部、本例では両他端部23並びに24及び25を支柱2及び3に鉛直面内でJ及びK方向に回動自在であって鉛直方向Vに可動に連結すると共に当該両他端部23並びに24及び25の鉛直方向Vの移動を案内する連結案内手段26(支柱3側は図示せず)とを具備している。
【0017】
扉13は、上枠27並びに上枠27に固着された縦枠41及び42に加えて、縦枠41及び42に固着された下枠44と、上枠27及び下枠44を橋絡した目隠し用の複数の縦格子43と、縦枠41及び42に固着されたブラケット47(支柱3側は図示せず)とを具備している。扉13としては、縦格子43を具備したものに限定されず、横格子を取付けたもの等その他のものであってもよい。ブラケット47に軸部材12及び20が取付けられている。
【0018】
本例では、支柱2側と支柱3側とは、単位回動検出手段28、自動アーム回動手段29、制御手段34、所定位置回動検出手段33、電磁ブレーキ58を除いて、互いに同様に構成されているので、以下、主に支柱2側について説明する。なお、自動アーム回動手段29と同等の自動アーム回動手段を支柱3側にも設けて、この自動アーム回動手段により支柱3側のアーム手段82の回動を支柱2側のアーム手段81と同様に自動的に行わせるようにしてもよい。支柱2側のみに自動アーム回動手段29を設ける場合には、支柱3側のアーム手段82は、支柱2側のアーム手段81に扉13及び補強横部材30を介して従属して回動されることになるので、この従属回動を行わせる程度に扉13及び補強横部材30の機械的強度を得難い際には、上記の通り、自動アーム回動手段を支柱3側にも設けて、この自動アーム回動手段により支柱3側のアーム手段82の回動を支柱2側のアーム手段81の回動と同期して自動的に行わせるようにするのがよい。なお、自動アーム回動手段を支柱3側にも設ける際には、電磁ブレーキ58と同等の電磁ブレーキを支柱3側にも設けるとよい。
【0019】
連結部材16と補助アーム部材21とは、その夫々の他端部23及び24同士で軸部材35を介して互いに鉛直面内でJ及びK方向に回動自在に連結されている。
【0020】
連結案内手段26は、支柱2に固着されていると共に鉛直方向Vに伸びた断面U字状の案内部材51と、軸部材35に回転自在に取付けられていると共に案内部材51により規定されて鉛直方向Vに伸びた案内通路52に嵌合されたローラ53と、ローラ53の予期しない一定以上の下降を禁止するストッパ54とを具備しており、こうして、本例の連結案内手段26は、支柱2に設けられた鉛直方向Vに伸びた案内通路52と、連結部材16の他端部23と補助アーム部材21の他端部24とのうちの少なくとも一方の他端部、本例では両他端部23及び24に軸部材35を介して設けられていると共に鉛直方向Vに可動となるように案内通路52に嵌合された回転自在なローラ53とを具備して、而して、両他端部23及び24を支柱2に鉛直面内でJ及びK方向に回動自在であって鉛直方向Vに可動に連結すると共に両他端部23及び24の鉛直方向Vの移動を案内するようになっている。
【0021】
本例では、扉13が地面55に直立した扉13の完全閉鎖位置(図1及び図2に示す位置)、すなわち完全閉扉の位置で、支柱2に対する主アーム部材8の鉛直面内でのA及びB方向の回動軸心61(軸部材6の軸心)と主アーム部材8に対する連結部材16の鉛直面内でのE及びF方向の回動軸心62(軸部材15の軸心)とを結ぶ直線63は、回動軸心61を通る水平面に対して俯角αをなして伸びており、扉13に対する補助アーム部材21の鉛直面内でのG及びH方向の回動軸心64(軸部材20の軸心)と連結部材16に対する補助アーム部材21の鉛直面内でのJ及びK方向の回動軸心65(軸部材35の軸心)とを結ぶ直線66は、回動軸心65を通る水平面に対して俯角βをなして伸びており、回動軸心62と回動軸心65とを結ぶ直線67は、回動軸心65を通る水平面に対して仰角γをなして伸びており、扉13に対する主アーム部材8の鉛直面内でのC及びD方向の回動軸心68(軸部材12の軸心)と回動軸心61との間の距離L1は、回動軸心64と回動軸心65との間の距離L2よりも短く、主アーム部材8と補助アーム部材21とは、側面から見て、ほぼ互いに平行に伸びるようになっており、完全閉扉位置(図1及び図2に示す位置)からほぼ15°までの主アーム部材8のA方向の回動による扉13の開放においては、扉13の下端71は、支柱2側に近接するようになっており、扉13の完全開放位置(図11及び図13参照)、すなわち完全開扉の位置では、主アーム部材8と補助アーム部材21とは互いに交差して伸びるようになっている。
【0022】
支柱2に内蔵された弾性力付与手段31は、基板104を貫通する軸部材6に固着されて、これによりアーム手段81の回動と共にA及びB方向に回転されるようにアーム手段81に連結された回転自在なカム板85と、カム板85にピン86を介して一端部87が連結されていると共に中間部88がカム板85のカム縁89に当接して曲げ案内された可撓性部材としてのローラチェーン90と、ローラチェーン90の他端部91にピン92を介して回動自在に連結された連結具93と、一端部94が連結具93の孔95に引っ掛けられたコイルばね96と、コイルばね96の他端部97が孔98に引っ掛けられていると共にピン99を介してブラケット100に回動自在に連結された連結具101とを具備しており、ブラケット100は支柱2に固着されており、こうして、コイルばね96の一端部94は、連結具93を介してローラチェーン90の他端部91に、コイルばね96の他端部97は、ブラケット100及び連結具101を介して支柱2に連結されている。
【0023】
基板104は、支柱2内において支柱2にねじ等により固着されており、カム縁89は、軸部材6が固着された主アーム部材8の回動軸心61(軸部材6及びカム板85の回転中心)を中心とした円弧縁107と、好ましくは円弧縁107に連続した直線縁108とを具備しているとよい。
【0024】
弾性力付与手段31は、本例では、扉13の跳ね上げ方向(A方向)にアーム手段81を回動させる縮み弾性力を発生するものとしてコイルばね96のみを具備しており、而して、実質的にコイルばね96により扉13の跳ね上げ方向への縮み弾性力をアーム手段81に付与するようになっている。
【0025】
単位回動検出手段28は、本例では、支柱2内において出力回転軸36aに固着された回転体204の回転を検出して、回転体204が単位角度回転される毎にこの単位回転を示す電気的なパルスを出力するエンコーダからなり、これによりアーム手段81の単位量の回動毎にアーム手段81の単位量毎の回動を検出するようになっている。単位回動検出手段28は、回転体204の正逆回転を識別できるように、互いに位相が異なると共に正逆回転において位相の異なりが相違する二つのパルスを回転体204の単位回転毎に出力するようになったエンコーダからなっているとよい。なお、単位回動検出手段28としては、回転体204の回転を検出する代わりに、出力回転軸36a、回転軸37、軸部材6等の回転を検出するようにしてアーム手段81の単位量毎の回動を検出するようにしてもよい。
【0026】
支柱2に内蔵された自動アーム回動手段29は、アーム手段81の回動に対する回動力発生源としての電動モータ36と、電動モータ36の出力回転軸36aの回転をアーム手段81に伝達する回転伝達機構60とを具備しており、電動モータ36は、基板104に固着されている。
【0027】
回転伝達機構60は、電動モータ36の出力回転軸36aに連結されている歯車減速機構59と、歯車減速機構59を介して電動モータ36の出力回転軸36aに連結されている回転軸37と、回転軸37に連結されていると共にギヤケース38に回転自在に支持されたスパイラルギヤ39と、スパイラルギヤ39に噛合うと共にカム板85の縁部に回動軸心61を中心として円弧状に伸びて形成された歯列40とを具備している。
【0028】
なお、カム板85の縁部に歯列40を設ける代わりに、軸部材6に歯車を固着し、この歯車にスパイラルギヤ39を噛合わせて回転伝達機構60を構成してもよい。
【0029】
可逆の電動モータ36は、ブラケット56を介して基板104に固着されており、ギヤケース38は基板104に取付けられており、回転軸37は、連結具57を介してスパイラルギヤ39に連結されている。
【0030】
自動アーム回動手段29は、制御手段34の制御下で、電動モータ36の出力回転軸36aを正又は逆転させて歯車減速機構59、回転軸37及びスパイラルギヤ39を介して歯列40を移動させ、歯列40の移動によりカム板85及び軸部材6を介してアーム手段81をA又はB方向に自動的に回動させるようになっている。
【0031】
所定位置回動検出手段33は、軸部材6に固着されていると共に円弧突部48を一体的に有した円板49と、支柱2に取付けられたリミットスイッチ50とを具備している。
【0032】
所定位置回動検出手段33は、軸部材6がA方向に回転されてアーム手段82が所定回動位置に回動された際に、円弧突部48がリミットスイッチ50に当接してリミットスイッチ50を作動させて、斯かるリミットスイッチ50の作動でもって扉13の完全開扉と完全閉扉との間でアーム手段81の所定位置への回動を検出するようになっている。本例では、所定位置回動検出手段33は、アーム手段82のA方向の回動で、所定位置として完全開扉から角度で10°手前の位置で円弧突部48がはじめてリミットスイッチ50に当接してリミットスイッチ50を作動させると共に以後完全開扉までリミットスイッチ50の作動を維持するようになっている。
【0033】
制御手段34は、コンピュータ等からなり、扉13の跳ね上げ方向及び下げ方向、即ちA及びB方向のアーム手段81の回動で単位回動検出手段28により検出された単位量毎の回動の回数が所定値に到達した際に自動アーム回動手段29の電動モータ36への給電を停止(非給電)し、電動モータ36の作動を停止させるようになっていると共に、A及びB方向のアーム手段81の回動において所定位置回動検出手段33からの検出結果に基づいて電動モータ36の作動を制御してアーム手段81の回動を減速させるようになっている。
【0034】
即ち、制御手段34は、図1から図2に示す完全閉扉で、支柱2等に取付られた図示しないスイッチが操作者により押圧されると、電動モータ36に給電して回転軸37を例えば1700rpmから1400rpmで回転させるように電動モータ36を作動させ、これにより、歯車減速機構59、回転軸37、スパイラルギヤ39、歯列40、カム板85及び軸部材6を介してA方向にアーム手段81を回動させて扉13を跳ね上げさせると共に、スイッチの押圧以後、アーム手段81のA方向の回動中において単位回動検出手段28からの単位量毎の回動を示すパルスを計数し続け、次に完全閉扉から角度で10°手前の位置までアーム手段81が回動されたことを示す検出結果が所定位置回動検出手段33から生起されてこの検出結果を所定位置回動検出手段33から受け取ると、回転軸37を例えば300rpmから500rpmで減速して回転させるように電動モータ36を作動させ、その後、単位量毎の回動の回数を示すパルスの計数値が、完全開扉となるアーム手段81の回動位置として予め設定された値になると電動モータ36の作動を停止させるべく、電動モータ36への給電を停止(非給電)するようになっている。
【0035】
そして、制御手段34は、図11及び図13に示すように扉13の下端71がfの位置となる完全開扉状態で、図示しない上記のスイッチが操作者により押圧されることにより、電動モータ36に給電して回転軸37を例えば1700rpmから1400rpmで回転させるように電動モータ36を逆に作動させ、これにより歯車減速機構59、回転軸37、スパイラルギヤ39、歯列40、カム板85及び軸部材6を介してB方向にアーム手段81を回動させて扉13を下げさせると共に、スイッチの押圧以後、アーム手段81のB方向の回動中において単位回動検出手段28からの単位量毎の回動を示すパルスでもって前述の計数値を減算し続け、この減算された計数値が完全閉扉から角度で15°手前の位置までのアーム手段81の回動量に相当する予め設定された値になると、回転軸37を例えば300rpmから500rpmで減速して回転するように電動モータ36を作動させ、その後、アーム手段81の単位量毎の回動の回数を示すパルスの計数値が完全開扉となるアーム手段81の回動位置として予め設定された値、この場合、パルスの計数値がゼロになると電動モータ36の作動を停止させるべく、電動モータ36への給電を停止(非給電)するようになっている。
【0036】
また、制御手段34は、単位回動検出手段28からの単位量毎の回動を示すパルスの生起時間間隔から回転軸37の回転速度を検出して、この検出結果に基づいて、回転軸37の回転速度が予め決められた1700rpmから1400rpm及び300rpmから500rpmとなるように制御している。
【0037】
緊急事態によるアーム手段81の回動の途中停止では、制御手段34は、その時点におけるパルスの計数値を記憶し、操作者によるスイッチの押圧でパルスの計数又は減算を続行するようになっている。
【0038】
更に、所定位置回動検出手段33から検出結果が出力されるアーム手段81の回動位置は予め判明しているために、制御手段34は、所定位置回動検出手段33から検出結果が出力されるアーム手段81の回動位置に相当する値に修正するようになっている。
【0039】
なお、リミットスイッチ50に加えて更に他のリミットスイッチを具備して所定位置回動検出手段33を構成し、アーム手段82のB方向の回動で、所定位置として完全閉扉から角度で15°手前の位置で円弧突部48がはじめて斯かる他のリミットスイッチに当接して当該リミットスイッチを作動させると共に以後完全閉扉まで当該リミットスイッチの作動を維持するように所定位置回動検出手段33を構成してもよく、この場合に、制御手段34は、B方向のアーム手段81の回動において所定位置回動検出手段33から他のリミットスイッチの検出結果に基づいて電動モータ36の作動を制御してアーム手段81の回動を減速させるようにしてもよい。
【0040】
また、所定位置回動検出手段33を設けることなしに、A方向のアーム手段の回動において、B方向のアーム手段81の回動と同様に、完全閉扉から単位回動検出手段28により検出された単位量毎の回動の回数を示すパルスの計数値が予め決められた所定値に到達した際に電動モータ36の作動を制御してアーム手段81の回動を減速させるように制御手段34を構成してもよい。
【0041】
電磁ブレーキ58は、本例では、特に図7及び図8に示すように、給電されて電磁力を生じる電磁石202と、電磁石202に対して相対的に上下方向に移動するように、電磁石202に対向して配されている可動部材201と、可動部材201及び電磁石202を弾性的に離反させる離反部材としてのコイルばね203と、可動部材201及び電磁石202間に配されていると共に電動モータ36の出力回転軸36aの下端に固着されている円盤状の回転体204と、可動部材201、電磁石202、コイルばね203及び回転体204を収容している収容ケース205と、収容ケース205の内面220に一体的に設けられており、電磁石202と可動部材201とが近接及び離反するように可動部材201を上下方向に案内すると共に可動部材201の回転を阻止する上下方向に伸びた案内部材としての複数の突条206と、収容ケース205の内面220に一体的に設けられていると共に可動部材201の電磁石202からの所望量以上の離反を阻止する阻止部材207と、可動部材201の下面に設けられた歯209と、可動部材201及び電磁石202が互いに近接した際に歯209に歯合するように回転体204の上面に設けられた歯208とを具備している。
【0042】
環状の可動部材201の外周縁211には、その内周縁212から外周縁211に向かって凹となっていると共に突条206と嵌合している複数の凹部213が設けられており、複数の凹部213は、夫々互いに外周縁211に沿って等間隔をもって配されている。内周縁212で規定している孔には、出力回転軸36aが挿通されている。尚、可動部材201は、好ましくは、永久磁石を有している。
【0043】
電磁石202は、本例では、収容ケース205の内面220に固着されている金属等からなる一対の良導体221及び222と、良導体221及び222に連結されている導電性を有した連結棒223と、連結棒223に巻き付けられた導線224とを具備しており、導線224への励磁電流の供給により連結棒223を介して一対の良導体221及び222に励磁し、当該一対の良導体221及び222に生じた電磁力により可動部材201を、コイルばね203の弾性力に抗して、一対の良導体221及び222側に引き寄せるようになっている。
【0044】
コイルばね203は、本例では、その上端側で可動部材201の下面に、その下端側でばね受け230を介して電磁石202に夫々支持されており、可動部材201を電磁石202から弾性的に離反させる離反力を生じている。尚、コイルばね203は、電磁石202への非給電時には、図12に示すように可動部材201及び電磁石202の離反状態を維持する一方、電磁石202への給電時には、図7に示すように可動部材201が電磁石202に引き寄せられることにより縮められる。
【0045】
回転体204は、その略中心部で出力回転軸36aの下端に固着されており、電動モータ36の作動による出力回転軸36aの回転と共に回転されるようになっている。尚、出力回転軸36aと共に回転される回転体204の当該回転は、単位回動手段28によって検出されるようになっている。
【0046】
円筒状の収容ケース205の内面220は、可動部材201が配されている大径円柱状空間231と、電磁石202が配されている小径円柱状空間232とを規定している。
【0047】
複数の突条206は、夫々互いに円周方向で等間隔をもって大径円柱状空間231を規定している内面220に設けられており、突条206の夫々は、凹部213の夫々に摺接している。突条206は、凹部213に嵌合することで、可動部材201が回転体204から与えられる回転力によって回転されるのを阻止している。
【0048】
阻止部材207は、可動部材201の上側に位置しており、可動部材201の上面に当接することで、コイルばね203の弾性力によって上方に移動される可動部材201の当該移動を阻止するようになっている。
【0049】
複数の歯208及び209は、夫々互いに同様に形成されていると共に夫々互いに噛み合うように配されているので、以下、歯208について詳細に説明し、歯209については、必要に応じて図面に同符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0050】
複数の歯208は、出力回転軸36aの回転軸心を中心に夫々放射状に配設されている。歯208の頂部241には、本例では、出力回転軸36aの軸方向に対して傾斜した斜面242が形成されている。歯208及び209は、夫々の斜面242を互いに摺接させながら歯合するようになっている。
【0051】
電磁ブレーキ58は、電磁石202への電力供給により電磁力を生じ、この電磁力によりコイルばね203の弾性力に抗して可動部材201を電磁石202に近接させ、歯208及び209を歯合させて回転体204の回転を阻止して、回転体204に固着されている出力回転軸36aに制動を与えることで、出力回転軸36a、歯車減速機構59、回転軸37等を介してアーム手段81の回動を禁止するようになっている。また、電磁ブレーキ58は、電磁石202への電力の供給が停止されることにより当該電磁石202の励磁状態を解除すると、コイルばね203の弾性離反力により可動部材201を電磁石202から離反させ、歯208及び209の歯合を解除して出力回転軸36aへの制動を解除する結果、アーム手段81の回動の禁止を解除するようになっている。
【0052】
以上の電磁ブレーキ58は、電動モータ36が非給電となると共に給電される電磁石202の電磁力に基づき、電動モータ36の出力回転軸36aに制動を与えて出力回転軸36aが回転できないようにして、而して出力回転軸36aに歯車減速機構59、回転軸37、スパイラルギヤ39、歯列40、カム板85及び軸部材6を介して連結されたアーム手段81もまたA及びB方向に回動できないようにし、アーム手段81の回動を禁止するようになっている。
【0053】
以上の跳ね上げ式門扉1では、完全閉扉では図1及び図2に示すように扉13が地面55にほぼ直立した状態になる。この状態で操作者による図示しないスイッチの作動で電動モータ36への給電がなされると共に電磁ブレーキ58への給電が停止されて、電動モータ36が作動される一方、電磁ブレーキ58による電動モータ36の出力回転軸36aへの制動が解除され、電動モータ36の作動による出力回転軸36aの回転で、歯車減速機構59、回転軸37、スパイラルギヤ39、歯列40、カム板85及び軸部材6を介して主アーム部材8がA方向に回動されると、主アーム部材8に軸部材15を介して一端部14が連結された連結部材16は、主アーム部材8に対してF方向に回動されながら主アーム部材8に引きずられる結果、連結部材16の他端部24は、ローラ53の回転を介して案内通路52に案内されて上昇され、この上昇で補助アーム部材21は全体として支柱2側に少し引っ張られ、この引っ張りにより扉13は主アーム部材8の他の端部に対してD方向に回動され、従って、扉13は、その下端71が図13の軌跡a−b−cで示すように前方にせり出すことなしに、地面55にほぼ直立した状態をもって上昇し、完全閉扉位置(図1及び図2に示す位置)からほぼ15°まで主アーム部材8がA方向に回動された後は、主アーム部材8のA方向の回動と共に扉13は、その下端71が若干前方にせり出しつつ図13に示す規制c−d−e−fをもって上昇し、最後に下端71が軌跡fの位置となる完全開扉となると電動モータ36への給電が停止されると共に電磁ブレーキ58への給電がなされて、電動モータ36の作動が停止されると共に電磁ブレーキ58の電磁力に基づく電動モータ36の出力回転軸36aへの制動が行われる。なお、下端71が軌跡eからfをもって扉13が上昇する間は、主アーム部材8と補助アーム部材21とは互いに交差して伸びるようになっている。
【0054】
完全開扉から完全閉扉にするには、操作者による図示しないスイッチの作動による電動モータ36の逆作動で軸部材6を介して主アーム部材8をB方向に回動すればよい。扉13の完全閉扉への移行でも、扉13は、その下端71が図13に示す軌跡f−e−d−c−b−aをもって下降する。
【0055】
跳ね上げ式門扉1では、コイルばね96により扉13等の自重を適宜うち消す縮み弾性力を発生するようにしているために、完全閉扉において、スパイラルギヤ39と歯列40との間の噛合い部にそれ程の力が負荷されず、電動モータ36の作動での開扉作動を困難なく行い得る。また、電動モータ36の作動でアーム手段81がA方向に回動されると、これと共にカム板85も各回動位置に相当して生じるコイルばね96の引っ張り弾性力でもって、扉13等の自重が適宜打ち消されて自動開扉が困難なく行えるようになっている。
【0056】
跳ね上げ式門扉1では、コイルばねのみにより扉13のA方向にアーム手段81を回動させる縮み弾性力を発生するようにしているために、ガススプリングに比較して温度依存性をなくし得る結果、電動モータ36の負荷変動で開扉及び閉扉速度が異なるような事態を避けることができる。
【0057】
跳ね上げ式門扉1によれば、自動アーム回動手段29の電動モータ36への非給電と共に給電されて生じる電磁力に基づいて電動モータ36の出力回転軸36aに制動を与えてアーム手段81の回動を禁止する一方、自動アーム回動手段29の電動モータ36への給電と共に給電が停止されて電磁力に基づく電動モータ36の出力回転軸36aへの制動を解除してアーム手段81の回動の禁止を解除する電磁ブレーキ58を具備しているために、扉13の開閉動作の際に必要とされる電力を低減することができ、従って、充分な電力量をもって扉を安定した状態で開閉させ得、また、何ら関係のない第三者により外から容易に手動開閉できないようにすることができ、可動部材201に設けられた歯209と、可動部材201及び電磁石202が近接した際に可動部材201に設けられた歯209に歯合するように回転体204に設けられた歯208とを具備しているために、小さな電力をもって、歯208及び209を歯合させて回転体204に固着された出力回転軸36aの回転を禁止することができる。
【0058】
また、跳ね上げ式門扉1によれば、アーム手段81の単位量の回動毎にアーム手段81の単位量毎の回動を検出する単位回動検出手段28により検出された単位量毎の回動の回数に相当するパルスの計数値が所定値に到達した際に自動アーム回動手段29の電動モータ36の作動を停止させるようになっているために、換言すれば、アーム手段81の回動位置を検出してこの検出した回動位置に基づいて電動モータ36の作動を停止させるようになっているために、扉13及びアーム手段81を地面及びストッパ等へ当接させないでも完全閉扉及び完全開扉を確実に実現でき、而して操作者に不安感を与えるような電動モータ36が高負荷状態で運転されるような事態を避けることができると共に完全閉扉及び完全開扉時における不快な激突音をなくし得、しかも、電動モータ36並びに歯車減速機構59、回転軸37、スパイラルギヤ39及び歯列40を含む回転伝達機構60等の寿命の低下をなくし得る。
【0059】
そして、跳ね上げ式門扉1によれば、所定位置回動検出手段33からの検出結果に基づいてもアーム手段81の回動を制御するために、所定位置回動検出手段33からの検出結果を基準位置として利用できる結果、単位回動検出手段28によるアーム手段81の回動制御を信頼性をもって行うことができる。
【0060】
更に跳ね上げ式門扉1では、カム板85のカム縁89に当接して曲げ案内されるローラチェーン90の他端部91にコイルばね96の一端部94が連結されているために、コイルばね96の引っ張り弾性力に基づいてカム板85に付与する回転モーメントをカム板85の回転位置に拘わらず所望にできる結果、アーム手段81の回動位置に最適な弾性力をアーム手段81に付与できる。
【0061】
加えて跳ね上げ式門扉1によれば、アーム手段81の回動の減速後に、電動モータ36の作動を停止させるために、電動モータ36の作動停止に対して大きな電力を必要としなく、小さな電力で完全閉扉及び完全開扉を正確に且つ確実に行うことができる。
【0062】
また跳ね上げ式門扉1では、扉13の開放において扉13の下端71のせり出しをなくす方向に扉13が回動され、而して、扉13の前方へのせり出しをできるだけなくし得て、せり出しに起因する事故、操作性の劣化等の不都合をなくし、扉内の利用空間を広くできる。
【0063】
尚、跳ね上げ式門扉1は、電磁ブレーキ58に代えて、電磁力に基づいて歯209が設けられた電磁石202を可動部材201から離反させて、歯209を回転体204の歯208に歯合させるようになっている電磁ブレーキを具備していてもよく、また、可動部材201と電磁石202とを近接させるコイルばね等からなる近接部材と、電動モータ36の出力回転軸36aに固着されている回転体204と、電磁石202及び可動部材201が近接及び離反するように可動部材201又は電磁石202を案内すると共に電磁石202又は可動部材201の回転を阻止する案内部材としての突条206と、可動部材201又は電磁石202に設けられた歯209と、可動部材201及び電磁石202が離反した際に可動部材201又は電磁石202に設けられた歯209に歯合するように回転体204に設けられた歯208とを具備している電磁ブレーキを具備していてもよい。
【0064】
更に、跳ね上げ式門扉1では、連結部材16の他端部23と補助アーム部材21の他端部24とを共通の軸部材35により相互に回動自在に連結し、軸部材35にローラ53を設けて、これにより連結部材16の他端部23と補助アーム部材21の他端部24とを連結案内手段26を介して支柱2に連結したが、これに代えて、連結部材16の他端部23のみを軸部材35及び連結案内手段26を介して支柱2に直接的に連結し、補助アーム部材21の他端部24を連結部材16に他の軸部材を介して相互に回動自在に連結してもよく、更にまた、補助アーム部材21の他端部24のみを軸部材35及び連結案内手段26を介して支柱2に直接的に連結し、連結部材16の他端部23を補助アーム部材21に他の軸部材を介して相互に回動自在に連結してもよい。
【0065】
【発明の効果】
本発明によれば、電動モータの作動による扉の開閉動作時に必要とされる電力を低減することができ、扉を安定した状態で開閉させ得る跳ね上げ式門扉を提供し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の好ましい例の斜視図である。
【図2】図1に示す例の一方の支柱側の側面説明図である。
【図3】図2に示す支柱側の一部拡大側面説明図である。
【図4】図2に示す支柱側の一部拡大側面説明図である。
【図5】図1に示す例の一方の支柱側の背面説明図である。
【図6】図1に示す例の一方の支柱内部等の側面説明図である。
【図7】図1に示す例の主に電磁ブレーキの拡大説明図である。
【図8】図1に示す例の主に電磁ブレーキの一部拡大説明図である。
【図9】図1に示す例の一方の支柱内部の平面説明図である。
【図10】図9に示す所定位置回動検出手段の説明図である。
【図11】図1に示す例の動作説明図である。
【図12】図1に示す例の主に電磁ブレーキの動作説明図である。
【図13】図1に示す例の動作説明図である。
【符号の説明】
1 跳ね上げ式門扉
2、3 支柱
13 扉
29 自動アーム回動手段
34 制御手段
58 電磁ブレーキ
81、82 アーム手段

Claims (3)

  1. 支柱と、この支柱に一端部で鉛直面内で回動自在に支持されたアーム手段と、このアーム手段の他端部に取付けられた扉と、アーム手段の回動に対する回動力発生源としての電動モータを有していると共に当該電動モータの出力回転軸の回転に基づいてアーム手段の回動を自動的に行う自動アーム回動手段と、扉及びアーム手段の自重に抗して扉の跳ね上げ方向に弾性力をアーム手段に付与する弾性力付与手段と、自動アーム回動手段によるアーム手段の回動を制御する制御手段と、自動アーム回動手段の電動モータへの非給電と共に給電されて生じる電磁力に基づいて電動モータの出力回転軸に制動を与えてアーム手段の回動を禁止する一方、自動アーム回動手段の電動モータへの給電と共に給電が停止されて電磁力に基づく電動モータの出力回転軸への制動を解除してアーム手段の回動の禁止を解除する電磁ブレーキとを具備しており、アーム手段は、支柱に一端部で軸部材を介して鉛直面内で回動自在に支持されていると共に他端部に扉が鉛直面内で回動自在に取り付けられた主アーム部材と、この主アーム部材における一端部と他端部との間に一端部で鉛直面内で回動自在に連結された連結部材と、扉に一端部で鉛直面内で回動自在に連結されていると共に連結部材が鉛直面内で回動自在に連結された補助アーム部材と、連結部材の他端部と補助アーム部材の他端部のうちの少なくとも一方の他端部を支柱に鉛直面内で回動自在であって鉛直方向に可動に連結すると共に当該一方の他端部の鉛直方向の移動を案内する連結案内手段とを具備しており、弾性力付与手段は、アーム手段の回動と共に回転するように軸部材に固着されてアーム手段に連結されたカム板と、このカム板に一端部で連結されていると共にカム板のカム縁に当接して曲げ案内された可撓性のローラチェーンと、このローラチェーンの他端部に一端部で連結され、他端部で支柱に固着されたコイルばねとを具備しており、このコイルばねにより扉の跳ね上げ方向への弾性力をアーム手段に付与するようになっており、自動アーム回動手段は、電動モータの出力回転軸に連結している回転軸と、この回転軸に連結されているスパイラルギヤと、このスパイラルギヤに噛合うと共にカム板に形成された歯列とを具備しており、電磁ブレーキによるアーム手段の回動の禁止及びアーム手段の回動の禁止の解除は、回転軸、スパイラルギヤ、カム板及び軸部材を介して行われるようになっている跳ね上げ式門扉。
  2. アーム手段の単位量の回動毎に当該アーム手段の単位量毎の回動を検出する単位回動検出手段を具備しており、制御手段は、単位回動検出手段の検出結果に基づいてアーム手段の回動を制御するようになっている請求項1に記載の跳ね上げ式門扉。
  3. 完全開扉と完全閉扉との間でアーム手段の所定位置への回動を検出する所定位置回動検出手段を更に具備しており、制御手段は、所定位置回動検出手段からの検出結果に基づいてアーム手段の回動を制御するようになっている請求項2に記載の跳ね上げ式門扉。
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