JP2004299804A - 遮煙シャッター - Google Patents
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Abstract
【解決手段】開閉機6に、調速装置とブレーキ装置とを設ける一方、シート体1の下端部に開閉体自重閉鎖用の座板2を設け、巻取りドラム4には開閉体巻取り用の付勢弾機5を設け、前記座板2の荷重Wが付勢弾機5の付勢力Fより上回るように設定するとともに、巻取りドラム4と開閉機6とのあいだの動力伝動経路に、巻取りドラム4のシート体1巻出し作動では動力続状態となり、巻取り作動では動力断状態となるクラッチ装置9を設ける構成とする。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、耐熱性能を有するシート材で形成された開閉体等を用いて構成される遮煙シャッターの技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種開閉装置のなかには、開閉体等の部材を耐熱性を有した材料により形成することにより、防火区画を形成するための防火、防煙シャッターとして用いることがある。この場合に、開閉体として、高い耐熱性能を有したシート材を用いた所謂遮煙シートシャッターとすることが考えられるが、シート材を用いた開閉体(シート体)は軽量であるが故に、シート体を上下方向に作動せしめる構成とした場合でも、シート体が自重で閉鎖することはなく、シート体を下方に向けて引っ張るための何らかの機構が必要である。そこで、例えば、シート体の下端部に錘体を設け、該錘体の自重で閉鎖するように構成することが提唱される(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−017171号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、高層建築物において、エレベーターが上下昇降動するためのエレベーターシャフトは、火災の発生時に煙の通り道となり各階に煙を拡散してしまうという問題があり、これに対する対策が種々試みられている。このような対策の一つとして、エレベーターの出入り口の直前に遮煙性能を有した何らかの閉鎖装置を設けることが提唱され、前記特許文献1のような耐熱性能を有したシート体を用いた遮煙シートシャッターを用いることが提唱される。しかるに、エレベーター前に設けられる開閉装置には、火災発生時に開閉体が閉鎖した後にエレベーター内に取り残された人が脱出しやすい構成であること、そして、人が脱出した後、閉鎖装置の遮煙性能が損なわれないよう、直ちに開閉体が閉鎖することが要求される。このような観点から閉鎖装置を考慮したとき、前記特許文献1のものは、ブレーキ解除で自重閉鎖する構成であること、平常時のシート体の収納がコンパクトであることについては有効であるものの、ブレーキ解除に伴い閉鎖したシート体を開放させることについての記載は何らなく、このままでは採用できないという問題があり、ここに本発明が解決しようとする課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の如き実情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、上下方向に開閉移動する開閉体を、調速装置とブレーキ装置とを備えた開閉機に連繋した巻装装置に巻装し、該巻装装置による開閉体の巻取り、巻出し作動に基づいて開口部の開閉をしてなる遮煙シャッターにおいて、開閉体の下端部に開閉体自重閉鎖用の錘体を設けるとともに、巻装装置に開閉体巻取り用の付勢弾機を設けて、前記錘体の荷重を付勢弾機の付勢力より上回る大きさに設定し、ブレーキ装置の制動状態から解放状態への切換えに伴い、開閉体の持ち上げに伴う巻装装置の巻取り作動を許容しながら開閉体が調速された状態で自重閉鎖するように構成する一方、巻装装置と開閉機とのあいだの動力伝動経路には、巻装装置の巻出し作動では動力続状態となり、巻取り作動では動力断状態となる切換え手段が設けられているとするものである。
そして、このようにすることにより、開閉体を調速された状態で自重閉鎖させながら、開閉体の持ち上げで開放させることができるうえ、かつ、持ち上げが解消されることで開閉体を自重閉鎖させることができ、しかも、前記持ち上げ操作を軽快に行うことができる。
このものにおいて、本発明の開閉体は、左右両側縁部がガイドレールによる移動案内を受ける構成とし、ガイドレールは、躯体に対して着脱自在に取付けられているものとすることができ、このようにすることにより、ガイドレールの交換が可能となる。
さらに、このものにおいて、本発明のガイドレールは、躯体に固定される第一レール部と、先端がシート体に当接する可撓性の封止体が取付けられ、前記第一レール部に対して着脱自在に取付けられる第二レール部とにより構成されているものとすることができ、このようにすることにより、ガイドレールの一部のみの交換を行うことができる。
さらにまた、このものにおいて、本発明の遮煙シャッターは、エレベーターの出入り口部に設けられているものとすることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の第一の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図面において、1はエレベーターの出入り口部の直前部位に位置し、該出入り口部を閉塞してエレベーターシャフトから拡散する煙を封止(遮煙)するための遮煙シャッターの開閉体であって、該開閉体1は、可撓性を有し、略200度以上の耐熱性能を有したシート材を上下方向に長い矩形状に縫製することで形成されたシート体で構成されており、所謂遮煙シートシャッターに構成されている。尚、開閉体1は、以降、シート体1として説明する。
前記シート体1の左右両側縁部には、上下方向に所定間隙を存する状態で複数の抜け止め体1aが固着されている。ここで、抜け止め体1dは、シート体1に貫通状に配されたボルト−ナットで構成されている。
【0007】
さらに、シート体1の下端部は折返して縫製することで袋状に形成されており、該袋状部が本発明の錘体に相当する座板2に構成されている。前記座板2は、袋状部に鋼製の芯材2aを挿入する一方、袋状部の前後に左右方向に長い当て板材2bが設けられ、さらに、これら当て板材2bの前後に鋼材により形成された前後一対の長板材2cが螺子2dを用いて固定されている。前記前後の長板材2cは、上端縁部には前後方向に突出する突片2eが折返し形成されており、該突片2eは、後述するように、シート体1を持ち上げるときの手掛に兼用できるように構成されている。
尚、芯材2aはシート体1の左右方向全長にわたって設けられとともに、当て板材2および長板材2cとは、左右方向全長の左右両側縁部位を除いた部分に設けられており、シート体1下端部の重量化と剛性化との機能を果すように設定されている。そして、座板2の全体重量は、後述するように予め設定される荷重Wになるように設定されている。
【0008】
3はエレベーター出入り口部の前方の天井部に配設されたシャッターケースであって、該シャッターケース3の左右一対の側板3a、3bのうち、一方(図1において左側)の側板3aには、本発明の巻装装置に相当する巻取りドラム4を構成する固定軸4aの左側端部が一体的に固定されているとともに、右側の側板3bには、回転軸4bの右側端部が回動自在に軸承されている。そして、固定軸4aの外周には、リング状の巻取りホイール4cが回動自在に軸承されている一方、回転軸4bの外周には、前記リング状の巻取りホイール4cが一体的に固着されている。そして、これら巻取りホイール4cの外周に円筒状の巻胴4dが一体的に外嵌されており、これによって、巻取りドラム4は、固定軸4aを回転支軸として、回転軸4b、巻取りホイール4c、巻胴4dとが一体的に回動するように設定されている。この巻胴4dには、シート体1の上端部が連結され、巻装されており、巻取りドラム4(巻胴4)が正逆何れかの回動をすることにより、シート体1が巻胴4から巻出しされ、また、巻胴4dに巻取られるように設定され、これに基づいて、シート体1は、通常の使用状態であり、エレベーターの出入り口部を開放する全開姿勢と、火災時等の非常時となったときには、シート体1下端部の座板2が床面に接地してエレベーターの出入り口部を遮煙するべく閉塞(閉鎖)する全閉姿勢とのあいだを姿勢変姿するように設定されている。
尚、4eは、側板3bから外方に突出する回転軸4bの右端部に固着されたスプロケットである。
【0009】
さらに、巻取りドラム4の固定軸4aと、該固定軸4aに軸承される巻取りホイール4cとのあいだには、コイル弾機(本発明の付勢弾機に相当する)5が介装されており、巻取りドラム4がシート体1を巻出す方向に回動することに伴い付勢力を蓄勢するように設定されている。ここで、コイル弾機5の付勢力Fは、シート体1の閉鎖状態がどの位置にあっても、前記座板2の荷重Wよりも小さくなる(W>F)ように設定され、後述するように、巻取りドラム4が自由に回転するフリー状態になったときには、シート体1は、いかなる開放位置にあっても自重閉鎖するように構成されている。
【0010】
6はシャッターケース3の右側側板3bに設けられ、巻取りドラム4と平行となる位置関係で配設される開閉機であって、該開閉機6のケーシング6aから突出する出力軸6bには、ケーシング6aに内装される図示しないブレーキ装置と調速装置(ガバナ)とが連動連結されている。そして、前記出力軸6bの先端には駆動スプロケット6cが一体的に外嵌されており、該駆動スプロケット6cと、前記巻取りドラム4側に設けられたスプロケット4eとがチエン7を介して連動連結されており、これによって、巻取りドラム4と開閉機6とのあいだが連繋(連動連結)されている。
【0011】
そして、開閉機出力軸6bは、前記調速装置による速度調整(減速)を受ける状態で回転するように設定されているとともに、ブレーキ装置による回転規制(制動)を受けるように設定されている。ここで、ブレーキ装置は、開閉機ケーシング6aの外部に突出するブレーキレバー8の姿勢変姿に基づいて、開閉機出力軸6bとブレーキ装置との連繋を断続切換えするように設定されており、ブレーキレバー8がブレーキ制動姿勢となっている状態では、ブレーキ装置と出力軸6bとが動力続状態となり、出力軸6bの回転を規制するブレーキ制動状態となっている。これに対し、ブレーキレバー8がブレーキ開放姿勢となっている状態では、ブレーキ装置と出力軸6aとが動力断状態となり、出力軸6aの回転規制が解放されてブレーキ解放状態(フリー状態)となるように構成されている。
因みに、前記ブレーキレバー8は、ブレーキ制動姿勢側に向けて付勢されており、後述するように、ブレーキレバー8をブレーキ制動姿勢からブレーキ開放姿勢に強制的に変位せしめる操作を行うことにより、ブレーキ装置がブレーキ解放状態に切換えられるように設定されている。
【0012】
9は本発明の切換え手段に相当するクラッチ装置であって、該クラッチ装置9は、開閉機6と巻取りドラム4とのあいだの動力伝動経路となる開閉機出力軸6b上に設けられている。
つまり、前記開閉機出力軸6bはスプロケット6cとケーシング6aとのあいだで二分割され、該分割された出力軸6bのケーシング6a側部位(以降、ケーシング側軸6dと称する)に、クラッチ装置9を構成する第一回転体9aが一体的に外嵌されている。前記第一回転体9aは、外周面を三角形状に切欠く状態で形成した切欠き凹部9bが複数形成されており、これら各切欠き凹部9bに、弾機9cにより付勢された鋼球9dがそれぞれ内装されている。これに対し、分割された出力軸6bのスプロケット6c側部位(以降、スプロケット側軸6eと称する)には、第一回転体9aの外周に嵌着する鍔部9eを備えた第二回転体9fが一体的に外嵌されている。尚、9gは、第一回転体9a側から第二回転体9bを覆うように配されるカバー体である。
【0013】
そして、ケーシング側軸6dが矢印X方向に回転する場合であって、巻取りドラム4がシート体1を巻出す方向に回転する場合では、鋼球9dが切欠き凹部9bの溝底面と第二回転体9f側の鍔部9e内周面とのあいだに挟持されることにより第一回転体9aと第二回転体9fとが一体化され、ケーシング側軸6dとスプロケット側軸6eとが一体回動する動力続状態となるように設定されている。これに対し、ケーシング側軸6dが矢印反X方向に回転する場合であって、巻取りドラム4がシート体1を巻取る方向に回転する場合では、鋼球9dが切欠き凹部9b内において空転する状態となり、ケーシング側軸6dとスプロケット側軸6eとが相対回転自在となる動力断状態となるように設定されている。
【0014】
10は、遮煙シャッターの近傍に設けられる煙感知器であって、該煙感知器13は、開閉機6に設けられたブレーキレバー8に連結される第一ワイヤ10aに連繋されており、煙感知器10が煙を感知して煙感知状態に切換わることに基づいて、第一ワイヤ10aがブレーキレバー8をブレーキ解放姿勢に強制変位せしめるように設定されている。
【0015】
さらに、11は、エレベーターの側部に設けられた操作スイッチであって、該操作スイッチ11は、縦長矩形状のスイッチボックス11aと、該スイッチボックス11aの開口を覆蓋するように配設されるレバーユニット12と、該レバーユニット12の下方に配設される押ボタンユニット13とを備えて構成されている。前記レバーユニット12には、スイッチボックス11aの開口を覆蓋するためのプレート体12aが設けられ、該プレート体12aの略中央に開設された縦長矩形状の開口に、該開口を塞ぐ状態でレバー体12bが配設されている。該レバー体12は、上端部がプレート体12b側に固定された支持プレート12cに枢支されており、下端部が前方へ突出揺動可能に配設されている。そしてレバー体12bの上下方向中間部には作動アーム12dが枢支されており、該作動アーム12dの下端部には、一端が前記ブレーキレバー8に連結され、スイッチボックス11aの上片部に開設された引出孔11bを介してスイッチボックス11a内に引込まれた第二ワイヤ11cの他端部が連結されている。尚、プレート体12aには、スイッチボックス11aの底片11d側に位置し、作動アーム12dの第二ワイヤ11b連結部が変位するのをガイドするためのガイド体12eが延設されており、該ガイド体12dを、底片11dに固定することによりレバーユニット12のスイッチボックス11への取付け固定がなされるように構成されている。
【0016】
そして、レバーユニットプレート体12aの下方には、円形状の開口が開設されており、該開口を塞ぐようにして押ボタンユニット13が配設されている。押ボタンユニット13には、スイッチボックス11a内側への出没が自在なスイッチ体13aが設けられており、該スイッチ体13aには、スイッチ体13aの出没操作に伴い上下に変位するロック体13bが連繋されている。そして、前記ロック体13bは、上端部がレバーユニットレバー体12cの下端片12fに開設されたロック孔12gに対向しており、スイッチ体13cの出没変位に伴い、上動してロック孔12gに係合するロック姿勢と下動してロック孔12gとの係合を解除するロック解除姿勢とに変姿するように設定されている。
前記蓋体12cの下方には、円形状の開口が形成され、該開口に、押ボタンユニット13のスイッチ体13aが没入自在に配設されている。尚、ロック体13bは付勢弾機13cによりロック姿勢側に向けて付勢されており、スイッチ体13aを強制的に没入操作することによりロック解除姿勢に変姿するように設定されている。
【0017】
このように構成された操作スイッチ11は、通常時では、スイッチ体13aは突出しており、ればーゆにっと12のプレート体12aと略面一状になるとともに、ロック体13bがロック姿勢となるように設定されている。一方、レバー体12cは、作動アーム12dの先端を下方に位置せしめて第二ワイヤ11cを引っ張るとともに、前面がプレート体12cと略面一状とし、ロック孔12gにロック体13bが係合されることにより、この状態を維持するように設定されている。この状態において、スイッチボックス11aの開口は、レバーユニット12と押ボタンユニット13とにより覆蓋されており、また、第二ワイヤ11cは、前述したように、下方に引っ張られており、これによって、ブレーキ装置のブレーキレバー8が強制的に制動姿勢に維持されるように設定されている。
これに対し、付勢弾機13cの付勢力に抗してスイッチ体13aの押し操作がなされると、ロック体13bがロック解除姿勢となってレバー体12cのロック孔12gから抜出すと、レバー体12cは、第二ワイヤ11cの引っ張り力に基づく作動アーム12dの上動により、下端部が前方に突出するように設定されており、この状態となると、第二ワイヤ11cに連繋されたブレーキレバー8をブレーキ解放姿勢とするように設定されている。
【0018】
14はエレベーター出入り口部直前における左右両側部に立設された左右一対のガイドレールであって、該ガイドレール14は、躯体側に固定するための前後一対の固定枠部14aと、これら固定枠材14aのあいだに固定されるガイド部14bとを備えて構成されている。前記ガイド部14bは、蟻溝状のガイド溝に構成されており、ガイド溝の開口部に前後一対のガイド片14cが形成されている。そして、シート体1は、両側縁部に設けられた抜け止め体1aをガイド部14bの溝奥側に位置させ、ガイド片14cによる抜け止めがなされた状態でたガイドレール14に嵌合せしめられ、移動案内を受けるように設定されている。
さらに、前記ガイドレール14のエレベーター側のガイド片14cには、封止体15が上下方向全域にわたって取付けらており、封止体15の先端部がシート体1のエレベーター側面に押圧状に当接するように設定されている。前記封止体15は、本実施の形態では、耐熱性、かつ、可撓性のある材料として、シート体1と同材料のもので構成されている。尚、シャッターケース3のシート体1の出入り口部についても、左右方向全域にわたって前記封止体15と同様の封止体15が設けられ、これによって、シート体1が開口部を閉鎖したとき、左右両縁部および上縁部とが封止体15により封止され、エレベーター内の煙を外部に漏れ出さないようにして、遮煙性能を一層高めるように配慮されている。
【0019】
このように構成された遮煙シャッターにおいて、煙感知器10からの感知作動がなく、操作スイッチ11が操作されていない通常時では、ブレーキレバー8はブレーキ制動姿勢に維持されており、シート体1が巻取られた巻取りドラム4の回転が規制され、開口部を開放する開放姿勢を維持し、もって、エレベーターの出入り口部が開放されている。
これに対し、煙感知器10による感知作動、あるいは、操作スイッチ11のスイッチ体13aの押し操作の何れかがあった場合、ブレーキ装置がブレーキ解放状態となり、開閉機出力軸6bの回転規制が解除されてフリー状態となる。この状態となると、開閉機出力軸6bによる巻取りドラム4の回転規制が解除されている一方、巻取りドラム4に設けたコイル弾機5の開放方向の付勢力Fよりもシート体1の座板2の荷重Wが大きいことから、シート体1は座板2の自重に基づいて巻取りドラム4から巻出そうとする。このように巻取りドラム4がシート体1を巻出す方向に回転するとき、前記クラッチ装置9は、前述したように、第一回転体9aと第二回転体9fとが一体化されており、ケーシング側軸6dとスプロケット側軸6eとのあいだが動力続状態に切換えられている。これによって、シート体1は、開閉機6の調速装置により所定の速度に制御される状態で自重閉鎖するが、このとき、シート体1が必要以上に高速となるような不具合がなく、安定した状態での閉鎖作動がなされ、開口部を閉鎖する全閉姿勢となるように構成されている。
【0020】
このシート体1の全閉姿勢において、前述したように、巻取りドラム4は、開閉機出力軸6bによる回転規制が解除されてフリー状態となっている一方、座板2の荷重Wは、最大となっているコイル弾機5の付勢力Fよりも大きく設定されている。そして、このものにおいて、座板2の荷重Wは、シート体1の全閉姿勢においてシート体1に前後方向を向く負荷が作用したとき、座板2が持ち上がることなく巻取りドラム4からシート体1が繰り出されるような荷重に設定されている。これによって、シート体1が撓もうとした場合、座板2が持ち上がることなく、巻取りドラム4からシート体1が繰り出されることで撓み、エレベーターの出入り口部の閉塞が損なわれないように設定されている。
【0021】
また、前記シート体1の全閉姿勢において、エレベーターから降りた人が脱出しようとした場合に、該人が座板2を構成する長板材2cの突片2eを把持して上方に持ち上げることになるが、この場合では、シート体1全体の荷重がコイル弾機5の付勢力Fよりも軽くなり、シート体1はコイル弾機5の付勢力Fにもとづいて巻取りドラム4に巻取られようとする。そして、このように巻取りドラム4がシート体1を巻取るように回転するとき、前記クラッチ装置9は、前述したように、第一回転体9aと第二回転体9fとが相対回転自在になっており、ケーシング側軸6dとスプロケット側軸6eとが動力断状態に切換えられている。これによって、シート体1は、開閉機6の調速装置の影響を受けることなく巻取りドラム4に巻取られることになり、シート体1の持ち上げ操作が必要以上に重くなってしまうような不具合がなく、軽快な操作でシート体1を開放できるように構成されており、これによって、エレベーターからの脱出が容易にできるように設定されている。
そうして、人が脱出して突片2eを把持していた手を放した場合では、シート体1は、コイル弾機5の付勢力Fよりも大きく設定された座板2の荷重Wを受けて自重降下するように設定されており、これによって、出入り口部が再び閉塞(閉鎖)されることになって、エレベーターの出入り口部における遮煙性能を発揮できるように設定されている。
【0022】
叙述の如く構成された本発明の実施の形態において、エレベーターの出入り口部に設けられた遮煙シャッターは、開閉体としてシート材で構成されたシート体1が用いられているので、平常時にはコンパクトに収納されて邪魔になることがない。
そして、火災等の緊急事態が発生して、シート体1が閉鎖作動する場合に、シート体1の閉鎖作動の全過程において、座板2の荷重Wは、巻取りドラム4を巻取る方向に付勢するコイル弾機5の付勢力よりも大きくなるように設定されている。このため、開閉機6に設けられるブレーキ装置をブレーキレバー8の解放姿勢への変姿により解放状態とすることで巻取りドラム4の回転規制が解除され、シート体1は、座板2の荷重Wを受けて自重で閉鎖する。そしてこの場合に、巻取りドラム4には、座板2の荷重Wよりは下回るが巻取り方向の付勢力Fが蓄勢されるコイル弾機5が設けられていることから、シート体1を持ち上げることでシート体1が巻取りドラム4に巻取られ、出入り口部を開放することができるため、エレベーターの中に閉じ込められてしまうことなく、脱出することが可能となる。しかもこの場合に、シート体1を持ち上げている手が放されると、シート体1は、再び座板2の荷重Wを浮けて自重閉鎖することになるため、エレベーターの出入り口部が開け放し状態となって不用意に煙を拡散してしまうようなことがなく、遮煙性能を再び発揮することができる。
【0023】
さらに、本発明が実施されたものにおいては、巻取りドラム4と開閉機6とのあいだの動力伝動経路にクラッチ装置9が設けられており、巻取りドラム4がシート体1を巻出す方向に回転する場合では巻取りドラム4と開閉機6とのあいだの動力伝動経路が動力続状態となるが、シート体1を巻取る方向に回転する場合では巻取りドラム4と開閉機6とのあいだの動力伝動経路が動力断状態になるよう切換えられるようになっている。この結果、シート体1は、自重で閉鎖作動する場合では開閉機6の調速装置による調速を受けた状態で閉鎖し、脱出者による持ち上げ作動に基づく開放作動では調速装置による調速を受けることがなく、もって、シート体1の自重閉鎖では調速された安定感のある閉鎖作動をするものでありながら、シート体1の持ち上げに伴う開放作動では、調速を受けない軽快な操作で開放できることになって、脱出しやすい操作性のよい遮煙シャッターとなる。
【0024】
尚、本発明は前記実施の形態に限定されないことは勿論であって、遮煙シャッターの開閉体としては、前述したように耐熱性のシート材の他、耐熱性があり、しかも、軽量な材料を用いて複数のスラットを形成し、これらスラットを連綴することにより構成された所謂シャッターカーテンのようなものであってもよく、要は、開閉体が閉鎖することにより遮煙性能を有し、かつ、人が持ち上げることで簡単に上動させることができ、該上動の操作に伴い開閉体を軽快に上動させることができ、そして、上動させた手を放すことで再び閉鎖させることができる構成であればよい。
【0025】
また、遮煙シャッターとしては、図9〜図11に示す第二の実施の形態のように構成することもできる。
第二の実施の形態の遮煙シャッターは、巻取りドラム4の一端部に続いて開閉機16が連結される構成となっている。この場合、巻取りドラム4の巻取り軸4bと開閉機16の出力軸16aとは、クラッチ装置9を介して直線的に連結されており、これらのあいだにクラッチ装置9が設けられている。つまり、クラッチ装置9の第一回転体9aは巻取り軸4bに一体的に外嵌され、第二回転体9fは開閉機出力軸16aに一体的に外嵌されており、巻取りドラム4は、シート体1を巻出す方向の回転では開閉機出力軸16aとのあいだが動力続状態となり、シート体1を巻取る方向の回転では開閉機出力軸16aとのあいだが動力断状態となるように設定されている。これによって、遮煙シャッターは、前記第一の実施の形態と同様に、開閉機16に設けられたブレーキ装置が解放状態になることにより、シート体1が座板2の自重に基づいて自重閉鎖する場合では、巻取りドラム4と開閉機16とのあいだが動力続状態となって調速装置により調速される状態で閉鎖作動をし、シート体1の持ち上げに伴いシート体1を開放する場合では、巻取りドラム4と開閉機16とのあいだが動力断状態となって調速装置による調速を受けない状態で開放作動をする。これによって、第二の実施の形態のものも、シート体1の自重閉鎖では調速された安定感のある閉鎖作動をするものでありながら、シート体1の持ち上げに伴う開放作動では、調速を受けない軽快な操作で開放できるようになって、操作性のよい遮煙シャッターとすることができる。
【0026】
また、シート体の移動案内をす るガイドレールとしては、図12に示す第三の実施の形態のように構成することもできる。
第三の実施の形態のガイドレール17は、躯体側に固定するための固定枠部17aと、これら固定枠材17aに螺子17cを用いて固定されるガイド部17bとを備えて構成されている。このものでは、螺子17cの止着部に配された封止材18を取外し、螺子17cを取外すことでガイド部17bを固定枠部17aから取外すことができるように構成されている。これによって、長期間使用することにより、エレベーター側のガイド片17dに設けた封止材15が劣化したような場合等に、ガイド部17bのみを取換えることが可能となっている。
【0027】
さらに、ガイドレールは、図13に示す第四の実施の形態のように構成することもできる。
第四の実施の形態のガイドレール19は、エレベータ側に設けられる第一固定枠材19aを、躯体に対して螺子19bを用いて止着する構成とし、該第一固定枠材19aに、エレベータ側のガイド片19cが形成された第一ガイド部19dが固定されている。一方、前方に位置し躯体に固定される第二固定枠材19eには、前方のガイド片19fが形成された第二ガイド部19gが固定され、該第二固定枠材19aとガイド部19gとに対し、第一固定枠材19aと第一ガイド部19dとが取外せるように構成されている。この結果、ガイドレール19は、螺子19bcの止着部に配された封止材18を取外し、螺子19bを取外すことにより、封止材15が取付けられるエレベーター側部位のみ交換することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遮煙シャッターの概略正面図である。
【図2】遮煙シャッターの側面図である。
【図3】巻取りドラムの取付け状態を説明する平面断面図である。
【図4】巻取りドラムの取付け状態を説明する要部側面図である。
【図5】図5(A)、(B)はそれぞれクラッチ装置の断面図、図5(A)のA−A断面図である。
【図6】図6(A)、(B)はそれぞれ操作スイッチの側面図、正面図である。
【図7】操作スイッチの一部切欠き断面図である。
【図8】ガイドレールの平面断面図である。
【図9】図9(A)、(B)はそれぞれ第二の実施の形態における遮煙シャッターの概略正面図、側面図である。
【図10】第二の実施の形態における巻取りドラムの取付け状態を説明する要部側面図である。
【図11】第二の実施の形態における巻取りドラムの取付け状態を説明する平面断面図である。
【図12】第三の実施の形態におけるガイドレールの平面断面図である。
【図13】第四の実施の形態におけるガイドレールの平面断面図である。
【符号の説明】
1 シート体
1a 抜け止め体
2 座板
2e 突部
3 シャッターケース
4 巻取りドラム
5 付勢弾機
6 開閉機
6b 出力軸
6d ケーシング側軸
6e スプロケット側軸
9 クラッチ装置
11 操作スイッチ
12 レバーユニット
13 押ボタンユニット
14 ガイドレール
Claims (4)
- 上下方向に開閉移動する開閉体を、調速装置とブレーキ装置とを備えた開閉機に連繋した巻装装置に巻装し、該巻装装置による開閉体の巻取り、巻出し作動に基づいて開口部の開閉をしてなる遮煙シャッターにおいて、開閉体の下端部に開閉体自重閉鎖用の錘体を設けるとともに、巻装装置に開閉体巻取り用の付勢弾機を設けて、前記錘体の荷重を付勢弾機の付勢力より上回る大きさに設定し、ブレーキ装置の制動状態から解放状態への切換えに伴い、開閉体の持ち上げに伴う巻装装置の巻取り作動を許容しながら開閉体が調速された状態で自重閉鎖するように構成する一方、巻装装置と開閉機とのあいだの動力伝動経路には、巻装装置の巻出し作動では動力続状態となり、巻取り作動では動力断状態となる切換え手段が設けられている遮煙シャッター。
- 請求項1において、開閉体は、左右両側縁部がガイドレールによる移動案内を受ける構成とし、ガイドレールは、躯体に対して着脱自在に取付けられている遮煙シャッター。
- 請求項2において、ガイドレールは、躯体に固定される第一レール部と、先端がシート体に当接する可撓性の封止体が取付けられ、前記第一レール部に対して着脱自在に取付けられる第二レール部とにより構成されている遮煙シャッター。
- 請求項1、2または3において、遮煙シャッターは、エレベーターの出入り口部に設けられている遮煙シャッター。
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