JP3950444B2 - フリーストッパー解除装置 - Google Patents
フリーストッパー解除装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3950444B2 JP3950444B2 JP2003364239A JP2003364239A JP3950444B2 JP 3950444 B2 JP3950444 B2 JP 3950444B2 JP 2003364239 A JP2003364239 A JP 2003364239A JP 2003364239 A JP2003364239 A JP 2003364239A JP 3950444 B2 JP3950444 B2 JP 3950444B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stopper
- sliding door
- free
- rail
- kicker
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Special Wing (AREA)
Description
支持金具71の自由端には該金具71の回動面と直交して突子77が突設され、該突子77は、壁側のブラケットに開設した溝孔78にスライド可能に嵌まっている。溝孔78は、ブラケットの枢軸73を半径中心とする円弧状に形成されている。
支持金具71の自由端上部近傍にはソレノイド75が配備され、該ソレノイド75にはプランジャ76が、支持金具71の自由端の上向き回動移行路に出没可能に横向に連繋されている。
ソレノイド75は、プランジャ76をバネ74に抗して引戻し、支持金具71の上向きへの移行路から退避させる退避手段となっている。
支持金具71の自由端はトーションバネ79等の付勢手段によって上向き移行方向に付勢されている。
ソレノイド75には配線された交流電源等の電源が電気的に接続され、更に、煙検知器や火災報知器等の非常事態警報装置81が、連繋されている。
支持金具71は、トーションバネ79の等の付勢力によって自由端が上昇し、それに伴って弾性ストッパー片72は鉛直姿勢となり、レール80から離れて、弾性ストッパー片72とレール80との摩擦はなくなる。
非常事態警報装置81からの信号によって、フリーストップ装置の停止機能を解除し、人手を要することなく速やかに引戸を閉じて、被害の拡大を防止するようにしたものである(例えば、特許文献1参照。)。
このフリーストッパー解除装置1は、引戸7が自重又は適宜付勢手段によって常時は閉じ方向に付勢されており、引戸7に配備したフリーストッパー機構2によって任意位置にて引戸7を停止せしめる引戸装置に応用するものである。
引戸7の構造は、周知のフリーストッパー機構付きの引戸と略々同様構造で、上部に逆L字状のフランジ6bと車輪部6aからなる走行車輪6を閉じ側と開き側の2箇所に備え、壁面に備えられた2重レール3の走行用レール5上に載置し、閉じ側のフランジ6bに、フリーストッパー機構2を取り付けたもので、一般に走行用レール5を閉じ方向に下向きに傾斜させることによって引戸7を閉じ方向に付勢するようにしている。
これによりキッカー10はワイヤー14の引っ張りを受けた時、ストッパー用レール4に案内されてストッパー用レール4の上面を滑るように移行し、フリーストッパー21を押し回すことができる。
キッカー10の作動後の係止機構12への再セット操作は次のとおりである。すなわち、引戸7を戸袋7A側に移動させると、引戸7に支持されたフリーストッパー21でキッカー10を戸袋7A側に押し戻し、キッカー10が係止機構12を押し回してその一端12Aをくぐり抜けた(通過した)時、キッカー10が係止機構12によって戻り止めされる。
このように、引戸7を戸袋7A側に移動させるだけでキッカー10の再セットが完了する。
このフリーストッパー解除装置1は、引戸7が自重又は適宜付勢手段によって常時は閉じ方向に付勢されており、引戸7に配備したフリーストッパー機構2によって任意位置にて引戸7を停止せしめる引戸装置に応用するものである点は第1実施例と同様で、キッカー10をストッパー用レール4に案内されてフリーストッパー21を押し廻してくぐり抜けストッパー用レール4の両端の待機位置に移動するようにしたものである。
チェーン40はストッパー用レール4の両端部に定置されたスプロケット41に巻き掛けられて、一方のスプロケット41Aにはモータ42が連結されており、キッカー10はモータ42の正転、逆転によってチェーン40により引動力を受け、ストッパー用レール4に案内されてストッパー用レール4の端部まで走行し、リミットスイッチ43A(43B)を蹴って作動させた時、モータ42が停止されてその位置に待機するようになっている。
モータ42は非常事態警報装置30からの信号がリミット信号器43、回転方向切替制御器44Aを介して印加され、前回とは逆の方向に回転作動し、リミット信号で停止するようになっている。
上記の例ではチェーン40を引動するモータ41は一方のスプロケット41Aにのみ設けられているが、図5(c)に示すように両スプロケット41A、41Bのそれぞれにモータ42A、42Bを装備しておき、非常事態警報装置30の信号がリミット信号器43に連動していずれかの一方向回転モータ42A、42Bを選択駆動してキッカー10を走行させるようにしてもよい。
44Bは選択駆動制御器を示す。
このフリーストッパー解除装置1は、引戸7が自重又は適宜付勢手段によって常時は閉じ方向に付勢されており、引戸7に配備したフリーストッパー機構2によって任意位置にて引戸7を停止せしめる引戸装置に応用するものである点は第1、第2実施例と同様で、係止機構12を取り付けたフランジ16とキッカー10を引戸7の閉じ側に配備するようにしたものである。
図例は引戸7が閉鎖状態を示し、フリーストッパー21は閉鎖状態においてストッパー用レール4の切り欠き部分sに位置するもので、これにより、引戸7の初期開放力を小さく押さえることができる。
この切り欠き部分sの幅はキッカー10の長さより小さく形成せしめることによりキッカー10の走行に支障をきたすことはない。
14Aは手動でキッカー10を初期状態に復帰させるための手動索を示す。
ワイヤー14、手動索14Aは側面図に示すとおりフリーストッパー21よりも壁面側を通るように構成する。
これにより、実施例1と同様、非常事態警報装置30からの印加信号によってソレノイド11が作動し、常時トーションバネ13によってキッカー10側に付勢されている係止機構12が支点12aを軸に図例によると右回転し、キッカー10から係止機構12がはずれ、キッカー10は付勢手段15の付勢力によってワイヤー14を介しストッパー用レール4に案内されて右側に移行し、フリーストッパー21に当接して、右側に強く押し付けることによってフリーストッパー21の傾斜を図6(b)に示す角度と逆の角度まで回動させ、キッカー10はフリーストッパー21の下を通過し、フリーストッパー21がストッパー用レール4に対し、反閉じ方向に傾斜するため引戸7を停止さている摩擦力は解除され、引戸7は自重又は適宜付勢手段によって閉じ方向に移動する。
2 フリーストッパー機構
4 ストッパー用レール
5 走行用レール
6 走行用車輪
7 引戸
12 係止機構
14 ワイヤー
15 付勢手段
21 フリーストッパー
22 ブラケット
10a 案内片
Claims (4)
- 出入り口に配置される引戸と、引戸上部に取り付けられる走行車輪を載置し引戸を吊り下げる走行用レールと、引戸を任意の位置で停止せしめるためのフリーストッパー機構を備え、非常時等に該フリーストッパー機構を解除せしめるフリーストッパー解除装置において、走行車輪を載置する走行用レールに並設したストッパー用レールを備え、引戸から延設されたブラケットに取り付けた弾性係止部材からなるフリーストッパーを前記ストッパー用レールに傾斜した状態で接するように配備するとともに、引戸の閉じ方向に付勢手段によって付勢したキッカーをストッパー用レールに案内されて移動するように設け、該キッカーは係止機構によって停止され、解除信号の印加によって前記係止機構を解除し、キッカーを前記付勢手段によって引戸の閉じ方向に移行させ、キッカーによってフリーストッパーを回動させてフリーストッパーとストッパー用レールとの間に隙間を生じさせることにより、フリーストッパーによる引戸の停止を解除することを特徴とするフリーストッパー解除装置。
- フリーストッパー解除機構のキッカー及び係止機構は、引戸全開位置においてフリーストッパー機構よりも戸袋側に配備したことを特徴とする請求項1記載のフリーストッパー解除装置。
- ストッパー用レールは、断面T字状に形成し、ストッパー解除機構は、キッカーがストッパー用レールに案内される案内片を具備するとともに、引戸の閉じ方向に付勢する付勢手段にワイヤーを介して連結されていることを特徴とする請求項1又は2記載のフリーストッパー解除装置。
- 出入り口に配置される引戸と、引戸上部に取り付けられる走行車輪を載置し引戸を吊り下げる走行用レールと、引戸を任意の位置で停止せしめるためのフリーストッパー機構を備え、非常時等に該フリーストッパー機構を解除せしめるフリーストッパー解除装置において、走行車輪を載置する走行用レールに並設したストッパー用レールを備え、引戸から延設されたブラケットに取り付けた弾性係止部材からなるフリーストッパーを前記ストッパー用レールに傾斜した状態で接するように配備するとともに、ストッパー用レールに案内されてフリーストッパーを押し廻してくぐり抜けて移動するキッカーを、ストッパー用レール両端の待機位置に設け、該キッカーの走行方向両端には駆動源を備えた作動索を連結し、解除信号の印加によって駆動源を作動せしめ、キッカーを前記作動索によって引戸の閉じ方向又は引戸の反閉じ方向に移行させフリーストッパーによる引戸の停止を解除することを特徴とするフリーストッパー解除装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003364239A JP3950444B2 (ja) | 2003-10-24 | 2003-10-24 | フリーストッパー解除装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003364239A JP3950444B2 (ja) | 2003-10-24 | 2003-10-24 | フリーストッパー解除装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005127025A JP2005127025A (ja) | 2005-05-19 |
JP3950444B2 true JP3950444B2 (ja) | 2007-08-01 |
Family
ID=34643272
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003364239A Expired - Fee Related JP3950444B2 (ja) | 2003-10-24 | 2003-10-24 | フリーストッパー解除装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3950444B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010090612A (ja) * | 2008-10-08 | 2010-04-22 | Nippon Spindle Mfg Co Ltd | フリーストッパ解除機構を備えた引戸装置 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5054619B2 (ja) * | 2008-06-16 | 2012-10-24 | 日本スピンドル製造株式会社 | フリーストッパ解除装置 |
JP5255357B2 (ja) * | 2008-07-25 | 2013-08-07 | 日本スピンドル製造株式会社 | フリーストッパ解除機構を備えた引戸装置 |
-
2003
- 2003-10-24 JP JP2003364239A patent/JP3950444B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010090612A (ja) * | 2008-10-08 | 2010-04-22 | Nippon Spindle Mfg Co Ltd | フリーストッパ解除機構を備えた引戸装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005127025A (ja) | 2005-05-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4906612B2 (ja) | 自重降下式シャッターにおける機械式避難時停止装置 | |
JPH0725304B2 (ja) | 常用と緊急用に兼用可能な出入口装置 | |
JP3950444B2 (ja) | フリーストッパー解除装置 | |
JP2011006980A (ja) | 開閉装置の開閉体停止装置 | |
JP4906613B2 (ja) | 自重降下式シャッターにおけるブレーキ解放・復帰装置 | |
JPWO2007023549A1 (ja) | エレベータのドア装置 | |
JPWO2007039931A1 (ja) | エレベータのドア装置 | |
JP4896924B2 (ja) | シャッター装置のシャッターカーテン停止装置 | |
AU785311B2 (en) | A braking system for retracting screens | |
JP4149388B2 (ja) | フリーストッパー解除装置 | |
JP4172457B2 (ja) | エレベータドアの安全装置 | |
JP4163089B2 (ja) | シャッター装置のシャッターカーテン停止装置 | |
KR102260978B1 (ko) | 비상시 도어 잠금 해제 기능을 갖는 엘리베이터 | |
JP2004299804A (ja) | 遮煙シャッター | |
JP2016216189A (ja) | エレベータのかご移動制止装置 | |
JP2009298537A (ja) | エレベータのかごドア装置 | |
JPH06227781A (ja) | エレベータの扉安全装置 | |
JP6453401B2 (ja) | シャッター装置 | |
JP5137137B2 (ja) | シャッター装置のロック機構、及び、それを備えるシャッター装置 | |
JPH0743430Y2 (ja) | 開閉ドアの防犯装置 | |
JPH08260840A (ja) | オーバーヘッドドアの安全装置 | |
JP2007327273A (ja) | 引戸の任意位置停止装置 | |
JP2006199413A (ja) | エレベータの乗場ドア装置 | |
JP6006844B2 (ja) | シャッター装置 | |
JP6219467B2 (ja) | シャッター装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050712 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061214 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070109 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070301 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070327 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070420 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3950444 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100427 Year of fee payment: 3 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130427 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130427 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140427 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |