JP4027844B2 - 便座昇降装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洋式便器の便座を昇降させるための便座昇降装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
洋式便器においては、便座や便蓋が奥の方を中心に回転して平伏姿勢および起立姿勢となる。このため、便器本体上面の奥の方を清掃しようとしても便器本体と便座との間には極めて狭い隙間しか空いておらず、その部分を掃除したくても手が入らない。そこで、便器本体側から上方に略平行に延びた丸棒からなる1対のガイド軸と、これらのガイド軸が各々嵌るストレート穴からなる1対の軸受け穴が形成された可動部材とを用い、この可動部材に便座ユニットを固定することにことにより便座ユニットを便器本体から浮かせた状態にすることが可能な便座昇降装置が案出されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8-177104号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の便座昇降装置では、ガイド軸と軸受け穴からなる2組のガイド部分の双方を丸棒とストレート穴から構成したため、例えば、便座あるいは便蓋が起立しているか平伏しているかによって可動部材の重心位置がずれて軸受け穴に前後左右へのトルクがかかったとき、ガイド軸と軸受け穴との間で引っ掛かりが発生しやすいという問題点がある。
【0005】
このような問題は、各部品において、さらには組み立て工程において、ガイド軸および軸受け穴の平行度、寸法、位置を高い精度とすれば解消できるが、このような対策を採用すると、コストが高くなってしまうという問題点がある。
【0006】
一方、引っ掛かりを解消するために、ガイド軸と軸受け穴のクリアランスを大きく設定すると、2組のガイド部分に加わる負荷のバランスが大きく崩れてしまう結果、例えば、可動部材を電動で昇降させようとした場合に、余裕をみて大きなトルクを発生可能な大型で高価なモータが必要となってしまうという問題点がある。また、可動部材にずれが発生し、モータの駆動力を伝達する歯車列と可動部材側との噛み合いが外れてしまうという問題点もある。
【0007】
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、ガイド軸と軸受け部を高い精度で構成しなくても、便座ユニットのスムーズな昇降を実現可能な便座昇降装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明では、洋式トイレの便器本体側に固定される固定部材と、該固定部材側の左右両側から上方に略平行に延びた第1のガイド軸および第2のガイド軸と、前記第1のガイド軸および前記第2のガイド軸が嵌る第1の軸受け部および第2の軸受け部が形成され、便座ユニットを保持した状態で前記第1のガイド軸および前記第2のガイド軸に沿って昇降する可動部材とを有する便座昇降装置において、前記第1の軸受け部は、前記第1のガイド軸に対して横方向および前後方向の双方において接触状態にあり、前記第2の軸受け部は、前記第2のガイド軸に対して前後方向では接触状態にある一方、横方向では前記第2のガイド軸に対して接離可能な状態にあることを特徴とする。
【0009】
本発明において、第2の軸受け部は、第2のガイド軸に対して横方向では接離可能な状態にあるため、横方向においては可動部材の姿勢によって接触した状態あるいは離れた状態となる。このため、第2のガイド軸と第2の軸受け部との接触状態は、第1のガイド軸と第1の軸受け部とによって規定された可動部材の姿勢に追従することができる。従って、ガイド軸および軸受け穴の平行度、寸法、位置の精度が多少低くても、第1のガイド軸と第1の軸受け部との間、および第2のガイド軸と第2の軸受け部との間に無理な力が加わらない。また、可動部材に前後左右のトルクが加わったときでも、第1のガイド軸と第1の軸受け部との間、および第2のガイド軸と第2の軸受け部との間に無理な力が加わらない。それ故、便座ユニットを昇降させる際、第1のガイド軸と第1の軸受け穴との間、および第2のガイド軸と第2の軸受け穴との間で引っ掛かりが発生しないので、便座ユニットの動きがスムーズである。
【0010】
本発明において、前記可動部材のうち、前記第2の軸受け部よりも前記第1の軸受け部に近い位置に対して上下方向の駆動力を伝達する駆動機構を有していることが好ましい。このように構成すると、便座ユニットを電動で昇降することができるので、洋式便器を清掃する際の負担を軽減できるとともに、清掃する前の便座ユニットに触れることへの抵抗感をなくすことができる。また、可動部材の位置を規定する機能を中心的に担っている第1の軸受け部に近い方で可動部材に駆動力を伝達するので、モータの駆動力を伝達する歯車列と可動部材側との噛み合いが外れることはない。また、第2のガイド軸と第2の軸受け部との接触状態は、第1のガイド軸と第1の軸受け部とによって規定された可動部材の姿勢に追従するため、第1のガイド軸と第1の軸受け部との間、および第2のガイド軸と第2の軸受け部との間に無理な力が加わらないので、必要最小限のトルクを発生可能なモータを用いればよい。
【0011】
本発明において、前記第1のガイド軸および前記第2のガイド軸のいずれもが丸棒あるいは丸パイプから構成されている場合には、前記第1の軸受け部については、前記可動部材を上下方向に貫通する第1の貫通穴の真円部分で構成し、前記第2の軸受け部については、前記可動部材を上下方向に貫通する第2の貫通穴のうち、長軸を横方向に向ける長円部分あるいは楕円部分で構成すればよい。
【0012】
この場合、前記第2の軸受け部は、前記第2の貫通穴のうちの上部分に形成され、当該第2の貫通穴における前記第2の軸受け部より下部分は、前記第2のガイド軸よりも大きな内径を有していることが好ましい。第2のガイド軸と第2の軸受け部の接触部分を必要最小限に抑えれば、第2のガイド軸と第2の軸受け部との接触状態は、第1のガイド軸と第1の軸受け部とによって規定された可動部材の姿勢に容易に追従しやすくなる。従って、便座ユニットの動きをさらにスムーズにすることができる。
【0013】
本発明において、前記可動部材の後面には、横方向のうち前記第2の軸受け部が形成されている側における下端部分から後方に突き出た凸部が形成され、前記固定部材は、前記可動部材の後方で当該可動部材の下端側が後方に傾いたときに前記凸部を受ける受け面が形成されていることが好ましい。このように構成すると、第2の軸受け部が形成されている側において可動部材の下端部が後方に振れた場合でも、その振れは、可動部材側の凸部が固定部材側の受け面に当ることによりある範囲内に抑えられる。従って、可動部材は、大きく傾くことがない。
【0014】
【発明の実施の形態】
図面を参照して、本発明を適用した便座昇降装置の一例を説明する。
【0015】
(トイレユニットの構成)
図1(a)、(b)はそれぞれ、本発明を適用した便座昇降装置を用いた洋式トイレユニットにおいて、便座を下ろした状態の説明図、および便座を便器本体から持ち上げた状態を示す説明図である。
【0016】
図1(a)に示すように、本形態の洋式トイレユニットは、洋式の便器本体11と、この便器本体11上で開閉される便座12と、この便座12上で開閉される便蓋13とを有しており、便座12および便蓋13は、奥の方を中心に回転して平伏姿勢および起立姿勢となる。ここで、便座12および便蓋13は、便座ユニット10として一体化されており、この便座ユニット10には、必要に応じて、便座12および便蓋13が自重で平伏する際の速度を緩和するダンパー装置や便蓋を電動で開閉するための電動装置が内蔵される場合がある。
【0017】
これらいずれの場合においても、本形態の洋式トイレユニットには、図1(b)に示すように、便座12(便座ユニット10)を便器本体11から浮き上がらせて、便器本体11の上面を奥まで清掃可能とする電動式の便座昇降装置1が構成されている。
【0018】
(便座昇降装置の構成)
図2(a)、(b)、(c)、(d)は、本発明を適用した便座昇降装置の平面図、正面図、図2(a)のA−A′線における概略断面図、および図2(a)のB−B′線における概略断面図である。図3(a)、(b)は、本発明を適用した便座昇降装置から可動プレートおよび左側スライダを外した状態の正面図、および図3(a)のC−C′線における概略断面図である。図4(a)、(b)は、本発明を適用した便座昇降装置の右側スライダを右側からみたときの説明図、および図4(a)のE−E′線における断面図である。図5(a)、(b)、(c)は、本発明を適用した便座昇降装置の左側スライダを左側からみたときの説明図、図5(a)のF−F′線における断面図、および図5(a)のG−G′線における断面図である。
【0019】
図2(a)〜(c)、図3(a)、(b)、図4(a)、および図5(a)にに示すように、本形態の便座昇降装置1は、便器本体11(図1を参照)の上面部分への固定面21を備えた固定プレート2(固定部材)と、固定プレート2の後端で上方に折り曲げられた垂直面22の上端部分に固定された逆L字形状のストッパープレート3と、ストッパープレート3の水平部分31と固定プレート2の固定面21との間に掛け渡された右側ガイド軸41(第1のガイド軸)および左側ガイド軸42(第2のガイド軸)とを有している。
【0020】
左右のガイド軸41、42には、それぞれこれらのガイド軸41、42に沿って上下にスライド可能な右側スライダ51、および左側スライダ52が支持されている。また、左右のスライダ51、52の前面および上面を覆うように可動プレート6が取り付けられており、左右のスライダ51、52、および可動プレート6は、それらが一体の可動部材9を構成している。
【0021】
右側スライダ51および左側スライダ52は、略直方体形状を備えており、右ガイド軸41、および左ガイド軸42が各々差し込まれる右側貫通穴511(第1の貫通穴)、および左側貫通穴521(第2の貫通穴)を有している。
【0022】
本形態において、右ガイド軸41は、図4(a)、(b)に示すように、丸パイプから構成され、その外周形状は真円である。また、右側貫通穴511は、右ガイド軸41と略同一の内径寸法を有する真円であり、その軸線方向における全体が右側ガイド軸41に接する右側軸受け部510(第1の軸受け部)を構成している。従って、右側軸受け部510は、右側ガイド軸41の全周にわたって接触状態にある。
【0023】
これに対して、図5(a)、(b)に示すように、左側貫通穴521では、上部分が左右方向に長軸を向ける長円形状あるいは楕円形状の左側軸受け部520(第2の軸受け部)になっており、この左側軸受け部520は、左側ガイド軸42に対して前後方向では接触状態にあるが、横方向では第2のガイド軸42に対して接離可能な状態にある。すなわち、左側軸受け部520は、横方向では左側ガイド軸42との間に大きなクリアランスが確保されており、可動部材9の姿勢によって接触した状態あるいは離れた状態となる。また、左側貫通穴521は、図5(a)、(c)に示すように、左側軸受け部520よりも下部分522は、左側ガイド軸42より大径な真円部分になっており、左側ガイド軸42とは接触していない。
【0024】
また、左側スライダ52の後面には、第2の軸受け部520が形成されている側における下端部分から後方に凸部525が突き出ている一方、固定部プレート2では、垂直面22によって、可動部材9の下端側が後方に傾いたときに凸部525を受ける受け面が構成されている。
【0025】
このように構成した便座昇降装置1において、可動プレート6は、その上面60に便座ユニット10が固定される。このため、左右のスライダ51、52がガイド軸41、42に沿って上下動すると、可動プレート6に固定された便座ユニット10も一体に上下動することになる。
【0026】
また、本形態では、右側スライダ51に対して、この右側スライダ51を上下方向に駆動する電動式の駆動機構5が構成されており、この駆動機構5によって、右側スライダ51が上下に駆動されたとき、左側スライダ52、可動プレート6、および便座ユニット10も上下に移動する。
【0027】
このような駆動機構5として、本形態では、まず、右側スライダ51の左面には上下方向の全範囲にわたってラック53が形成されている。
【0028】
また、左右のガイド軸41、42により挟まれた空間には、駆動機構5の駆動源としての正逆双方向への回転が可能なステッピングモータ7、このステッピングモータ7の駆動力を伝達する減速輪列70、およびこの減速輪列70を介して回転駆動する出力ピニオン80が配置されており、この出力ピニオン80は、右側スライダ51のラック53と噛み合っている。ステッピングモータ7は、ストッパープレート3の真下に配置されており、出力ピニオン80は便座昇降装置1の高さ方向における略中央位置に配置されている。
【0029】
減速輪列70は、ステッピングモータ7の回転軸に構成されたピニオンと噛み合う大径歯車を備えた第1の減速車71と、この第1の減速車71と噛み合う大径歯車を備えた第2の減速車72と、この第2の減速車72の小径歯車と噛み合う大径歯車を備えた第3の減速車73と、この第3の減速車73の小径歯車と噛み合う大径歯車81を備えた出力車8とを備えており、この出力車8の一方の端部に対して出力ピニオン80が構成されている。
【0030】
ここで、右側スライダ51と左側スライダ52には、その前面および上面を覆うように可動プレート6が取り付けられているため、右側スライダ51の昇降に伴い、左側スライダ52および可動プレート6は一体となって従動する。
【0031】
(便座ユニットの位置検出手段の構成)
図3(b)に示すように、出力車8には、大径歯車81を挟んで、出力ピニオン80と反対側の端部に小径歯車82が構成されており、この小径歯車82の下方位置には、小径歯車82と噛み合うセンサ歯車15が配置されている。このセンサ歯車15の回転軸105の端部は、固定プレート2の垂直面22から背面側に突出している。この回転軸105の突出部分101は、断面形状がD字形であり、この突出部分101には、ポテンショメータ14のロータリ部のD字形状の穴が嵌合している。このため、センサ歯車15の回転軸105が回転すると、ポテンショメータ14のロータリ部が一体に回転する。
【0032】
ここで、センサ歯車15は、出力ピニオン80が右側スライダ51のラック53の全範囲を駆動する間に、その回転が1回転未満で収まるような歯数で構成されている。そのため、ポテンショメータ14は、センサ歯車15の回転軸(ロータリ部)の角度位置に応じた信号を出力するので、右側スライダ51の上下方向の位置、すなわち、便座ユニット5の昇降位置を検出することができる。
【0033】
(ストッパーの構成)
図2(c)、(d)、図4(a)、および図5(a)に示すように、左右のスライダ51、52の背面側には、固定プレート2の垂直面22と対向する部分で角穴55が各々開口している。これらの角穴55の内部には各々、係合部材95が水平方向に進退可能に配置され、その奥には、係合部材95を固定プレート2の垂直面22に向けて付勢するばね96が配置されている。これに対して、固定プレート2の垂直面22には、左右のスライダ51、52を上下したときに係合部材95が通過する線上のうち、その下方位置に、係合部材95の先端部が入り込む下側凹部97が左右に形成されている一方、上方位置には、係合部材95の先端部が入り込む上側凹部98が左右に形成されている。
【0034】
このため、左右のスライダ51、52側の係合部材95、およびばね96と、固定プレート2の垂直面22側の下側凹部97は、便座12(便座ユニット)を降下させたときの左右のスライダ51、52の保持位置を規定する第1のストッパ91として機能する。また、左右のスライダ51、52側の係合部材95、およびばね96と、固定プレート2の垂直面22側の上側凹部98は、便座12(便座ユニット)を上昇させたときの左右のスライダ51、52の保持位置を規定する第2のストッパ92として機能する。また、第1のストッパ91および第2のストッパ92のいずれにおいても、係合部材95が下側凹部97および上側凹部98に係合したときにクリック感を発生させる。
【0035】
(便座の昇降動作の説明)
図6(a)、(b)は、本発明を適用した便座昇降装置において、便座ユニットを搭載した可動部材が最下位置にある状態を示す説明図、および可動部材が最上位置にある説明図である。なお、図6(a)、(b)は、図2(a)のA−A′線における断面に相当する。
【0036】
本形態の便座昇降装置1は、固定プレート2を便器本体11(図1を参照)の上面部分に固定する一方、可動プレート6の上面60に便座ユニット10を取り付けた状態で使用される。
【0037】
清掃などを開始する前は、図6(a)に示すように、便座12は便器本体11の上面にあり、便座ユニット10、および可動プレート6は、最下位置にある。この状態において、係合部材95の先端部が固定プレート2の垂直面22の下側凹部97に係合し、第1のストッパ91として機能している。従って、この最下位置では、第1のストッパ91での係合力、ステッピングモータ7のディテントトルク、および便座ユニット10の自重により、便座ユニット10が不用意に上昇することはない。また、この状態において、ポテンショメータ14は、便座ユニット10が最下位置にある旨の出力を行う。
【0038】
この状態から、清掃を開始するために便座ユニット10を浮かせたい場合に、所定のスイッチ動作を行うと、ステッピングモータ7は、所定のステップ数、あるいは所定の時間、正方向に回転する。その結果、ステッピングモータ7の回転運動力は、減速輪列70を介して出力ピニオン80に伝達され、図6(b)に示すように、出力ピニオン80は、ラック53を介して右側スライダ51を上昇させる。従って、第1のストッパ91での係合が解除され、左側スライダ52、可動プレート6、および便座ユニット10は、右側スライダ51と一体に上昇する。
【0039】
そして、第2のストッパ92での係合が行われるまで、便座ユニット10が上昇した後、ステッピングモータ7は停止する。それまでの間に、出力車8の小歯車82は、センサ歯車15を回転させ、ポテンショメータ14の出力が変化するので、その出力から、便座ユニット10が所定の位置まで上昇したことを検出できる。また、便座ユニット10が所定の位置まで上昇したことは、第2のストッパ92で発生するクリック音で報知することができる。さらに、便座ユニット10が最上位置で停止した状態では、第2のストッパ92での係合力、およびステッピングモータ7のディテントトルクにより、便座ユニット10は、自重で落下してしまうことがない。
【0040】
ここで、上昇駆動されたはずの便座ユニット12が、所定時間、あるいは所定ステップ数駆動された時点でも、最上位置に到着していない場合には、何らかの不具合で便座ユニット10が上昇途中で停止したことになるが、このような不具合の発生は、第2のストッパ92によるクリック音が発生しないことでも分かるが、ポテンショメータ14の出力値によって検出することができる。従って、不具合が発生した際には、ポテンショメータ14での検出結果に基づいて、その旨の報知を行うことができる。また、ポテンショメータ14の出力をステッピングモータ7の駆動回路(不図示)にフィードバックすることにより、その後の動作が不要に開始されないように、ステッピングモータ7の動作をリセットするなどの処置を行うことができる。
【0041】
一方、清掃が終了して便座ユニット10を降下させたい場合に、図6(b)に示す状態で所定のスイッチ動作を行うと、ステッピングモータ7は、所定のステップ数、あるいは所定の時間、逆方向に回転する。その結果、ステッピングモータ7の回転運動力は、減速輪列70を介して出力ピニオン80に伝達され、図6(a)に示すように、出力ピニオン80は、ラック53を介して右側スライダ51を降下させる。従って、第2のストッパ92での係合が解除され、左側スライダ52、可動プレート6、および便座ユニット10は、右側スライダ51と一体に下降する。
【0042】
そして、第1のストッパ91での係合が行われるまで、便座ユニット10が下降した後、ステッピングモータ7は停止する。それまでの間に、出力車8の小歯車82は、センサ歯車15を逆回転させ、ポテンショメータ14の出力が変化するので、その出力から、便座ユニット10が所定の位置まで下降したことを検出できる。また、便座ユニット10が所定の位置まで下降したことは、第1のストッパ91で発生するクリック音で報知することができる。
【0043】
ここで、下降駆動されたはずの便座ユニット12が、所定時間、あるいは所定ステップ数駆動された時点でも、最下位置に到着していない場合には、何らかの不具合で便座ユニット10が下降途中で停止したことになるが、このような不具合の発生は、第1のストッパ91によるクリック音が発生しないことでも分かるが、ポテンショメータ14の出力値によっても検出することができる。従って、不具合が発生した際には、ポテンショメータ14での検出結果に基づいて、その旨の報知を行うことができる。また、ポテンショメータ14の出力をステッピングモータ7の駆動回路(不図示)にフィードバックすることにより、その後の動作が不要に開始されないように、ステッピングモータ7の動作をリセットするなどの処置を行うことができる。
【0044】
(手動による便座ユニットの下降動作)
本形態の便座昇降装置1では、清掃が終了した後、最上位置にある便座ユニット10を手動で最下位置まで降ろすことができる。この場合には、ステッピングモータ7に給電せずに、人の力で便座ユニット10を押し下げる。
【0045】
その際、右側スライダ51の下降は、ラック53を介して出力ピニオン80を介して減速輪列70を介してステッピングモータ7に伝達されるが、本形態では、駆動源として用いたモータがステッピングモータ7であるので、ステッピングモータ7において脱調が起こる。また、本形態では、駆動源として用いたモータがステッピングモータ7であり、かつ、ステッピングモータ7から出力ピニオン80までの間に減速輪列70で接続されるので、手動で便座ユニット10を下降させる際には、ステッピングモータ7のディテントトルクと、減速輪列70の負荷が適度な抗力として作用するので、便座ユニット10がゆっくりと下降する。
【0046】
このような手動による便座ユニット10の下降動作を行った場合も、便座ユニット10が所定の位置まで下降したことは、第1のストッパ91で発生するクリック音で報知することができる。また、ポテンショメータ14の出力でも検出できるので、ポテンショメータ14の出力結果に基づいて、便座ユニット10の正常に下降した旨を報知することができる。
【0047】
(本形態の効果)
このような昇降動作を行う際、左側軸受け部510は、左側ガイド軸41に対してその全周において接触し、右側軸受け部520は、右側ガイド軸42に対して前後方向で接触しているので、可動部材9の位置は前後方向および横方向の双方において規定される。
【0048】
ここで、左側軸受け部520は、左側ガイド軸42に対して横方向では接離可能な状態にある。すなわち、左側軸受け部520は、横方向においては可動部材9の姿勢によって接触した状態あるいは離れた状態となる。このため、左側ガイド軸42と左側軸受け部520との接触状態は、右側ガイド軸41と右側軸受け部52によって規定された可動部材9の姿勢に追従する。従って、各部品において、あるいは組み立て工程において、左右のガイド軸41、42、および左右の軸受け部50、520の平行度、寸法、位置の精度が多少低くても、右側ガイド軸41と右側軸受け部510との間、および左側ガイド軸42と左側軸受け部520との間に無理な力が加わらない。また、可動部材9に前後左右のトルクが加わったときでも、右側ガイド軸41と右側軸受け部510との間、および左側ガイド軸42と左側軸受け部520との間に無理な力が加わらない。それ故、便座ユニット2を昇降させる際、右側ガイド軸41と右側軸受け部510との間、および左側ガイド軸42と左側軸受け部520との間で引っ掛かりが発生しないので、便座ユニット2の動きがスムーズである。
【0049】
また、左側貫通穴521において、左側軸受け部520より下部分522は、左側ガイド軸42よりも大きな内径を有しているため、左側ガイド軸42と左側軸受け部520の接触部分を必要最小限に抑えることができる。従って、左側ガイド軸42と左側軸受け部520との接触状態は、右側ガイド軸41と右側軸受け部510とによって規定された可動部材9の姿勢に容易に追従しやすくなる。従って、便座ユニット2の動きをさらにスムーズにすることができる。
【0050】
さらに、可動部材9の左側において下端部が後方に振れた場合でも、その振れは、可動部材9側の凸部525が固定部材2の垂直面22に当ることにより、ある範囲内に抑えられる。従って、たとえ、便座12や便蓋13の開閉状態によって可動部材9の重心が変動しても、可動部材9が大きく傾くことがない。
【0051】
また、可動部材9を電動で昇降させる駆動機構5が構成されているため、洋式便器を清掃する際の負担を軽減できるとともに、清掃する前の便座ユニット2に触れることへの抵抗感をなくすことができる。
【0052】
しかも、駆動機構5は、可動部材9のうち、左側軸受け部520よりも右側軸受け部510が形成されている右側スライダ51に対して上下方向の駆動力を伝達する。ここで、右側軸受け部510は、可動部材9の位置を規定する基準として機能しているので、ステッピングモータ7の駆動力を伝達する出力ピニオン80と、右側スライダ51のラック53との噛み合いが外れることはない。また、電動で可動部材9を昇降させる際、左側ガイド軸42と左側軸受け部520との接触状態は、右側ガイド軸41と右側軸受け部510とによって規定された可動部材9の姿勢に追従するため、右側ガイド軸41と右側軸受け部510との間、および左側ガイド軸42と左側軸受け部520との間に無理な力が加わらないので、必要最小限のトルクを発生可能なステッピングモータ7を用いればよい。
【0053】
また、本形態の便座昇降装置1では、駆動機構5の駆動源として、容易に脱調が起こるステッピングモータ7を用いたので、DCモータを用いた場合と違って、大きな力を加えなくても、手動で便座ユニット10を下降させることができる。また、駆動源としてステッピングモータ7を用い、かつ、ステッピングモータ7から出力ピニオン80までの間が減速輪列70で接続されているので、手動で便座ユニット10を下降させる際には、ステッピングモータ7のディテントトルクと、減速輪列70の負荷が適当な抗力として作用する。従って、浮かせた便座ユニット10を手動で下ろす際、便座ユニット10がゆっくりと下降するので、ダンパー機構を設けなくても、便座12や便器本体11が破損することがなく、かつ、安全である。また、電動動作時に過大な力を加えた場合でも、ステッピングモータのロータが脱調して空転するので、駆動機構を破損することがないと共に、誤って手等を固定部材と可動部材との間に挟んだ場合でも、大荷重を受けずに停止するので安全である。それ故、便座昇降装置1の使い勝手を高めても、ダンパー機構が不要な分、便座昇降装置1の小型化および低コスト化を図ることができる。
【0054】
また、本形態では、センサ歯車15を動きを検出するポテンショメータ14によって便座ユニット10の位置を監視することができるので、その昇降動作が正常に行われなかった場合には、その旨の報知、さらには適切な処置を行うことができる。
【0055】
(その他の実施の形態)
なお、上記実施の形態では、右側軸受け部510は、右側ガイド軸41の全周にわたって接触している構成になっているが、右側ガイド軸41に対して前後方向および左右方向のみで接触している構成であってもよい。また、右側軸受け部510については、右側ガイド軸41の軸線方向の2箇所のみで右側ガイド軸41に接触している構造であってもよい。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明において、第2の軸受け部は、横方向においては可動部材の姿勢によって接触した状態あるいは離れた状態となるため、第2のガイド軸と第2の軸受け部との接触状態は、第1のガイド軸と第1の軸受け部とによって規定された可動部材の姿勢に追従する。従って、ガイド軸および軸受け穴の平行度、寸法、位置の精度が多少低くても、第1のガイド軸と第1の軸受け部との間、および第2のガイド軸と第2の軸受け部との間に無理な力が加わらない。また、可動部材に前後左右のトルクが加わったときでも、第1のガイド軸と第1の軸受け部との間、および第2のガイド軸と第2の軸受け部との間に無理な力が加わらない。それ故、便座ユニットを昇降させる際、第1のガイド軸と第1の軸受け穴との間、および第2のガイド軸と第2の軸受け穴との間で引っ掛かりが発生しないので、便座ユニットの動きがスムーズである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)、(b)はそれぞれ、本発明を適用した便座昇降装置を用いた洋式トイレユニットにおいて、便座を下ろした状態の説明図、および便座を便器本体から持ち上げた状態を示す説明図である。
【図2】(a)、(b)、(c)、(d)は、本発明を適用した便座昇降装置の平面図、正面図、図2(a)のA−A′線における概略断面図、および図2(a)のB−B′線における概略断面図である。
【図3】(a)、(b)は、本発明を適用した便座昇降装置から可動プレートおよび左側スライダを外した状態の正面図、および図3(a)のC−C′線における概略断面図である。
【図4】(a)、(b)は、本発明を適用した便座昇降装置の右側スライダを右側からみたときの説明図、および図4(a)のE−E′線における断面図である。
【図5】(a)、(b)、(c)は、本発明を適用した便座昇降装置の左側スライダを左側からみたときの説明図、図5(a)のF−F′線における断面図、および図5(a)のG−G′線における断面図である
【図6】(a)、(b)は、本発明を適用した便座昇降装置において、便座ユニットを搭載した可動部材が最下位置にある状態を示す説明図、および可動部材が最上位置にある説明図である。
【符号の説明】
1 便座昇降装置
2 固定プレート(固定部材)
3 ストッパープレート
5 駆動機構
6 可動プレート
7 ステッピングモータ
8 出力車
9 可動部材
10 便座ユニット
11 便器本体
12 便座
14 ポテンショメータ
15 センサ歯車
22 垂直面(受け面)
41 右側ガイド軸(第1のガイド軸)
42 左側ガイド軸(第2のガイド軸)
51 右側スライダ
52 左側スライダ
53 ラック
70 減速輪列
71、72、73 減速車
80 出力ピニオン
91 第1のストッパー
92 第2のストッパー
510 右側軸受け部(第1の軸受け部)
520 左側軸受け部(第2の軸受け部)
511 右側貫通穴(第1の貫通穴)
521 左側貫通穴(第2の貫通穴)
525 凸部

Claims (5)

  1. 洋式トイレの便器本体側に固定される固定部材と、該固定部材側の左右両側から上方に略平行に延びた第1のガイド軸および第2のガイド軸と、前記第1のガイド軸および前記第2のガイド軸が嵌る第1の軸受け部および第2の軸受け部が形成され、便座ユニットを保持した状態で前記第1のガイド軸および前記第2のガイド軸に沿って昇降する可動部材とを有する便座昇降装置において、前記第1の軸受け部は、前記第1のガイド軸に対して少なくとも横方向および前後方向の双方において接触状態にあり、前記第2の軸受け部は、前後方向では前記第2のガイド軸との接触状態にある一方、横方向では前記第2のガイド軸に対して接離可能な状態にあることを特徴とする便座昇降装置。
  2. 請求項1において、前記可動部材のうち、前記第2の軸受け部よりも前記第1の軸受け部に近い位置に対して上下方向の駆動力を伝達する駆動機構を有していることを特徴とする便座昇降装置。
  3. 請求項1または2において、前記第1のガイド軸および前記第2のガイド軸はいずれも、丸棒あるいは丸パイプから構成され、
    前記第1の軸受け部は、前記可動部材を上下方向に貫通する第1の貫通穴の真円部分であり、
    前記第2の軸受け部は、前記可動部材を上下方向に貫通する第2の貫通穴のうち、長軸を横方向に向ける長円部分あるいは楕円部分であることを特徴とする便座昇降装置。
  4. 請求項3において、前記第2の軸受け部は、前記第2の貫通穴のうちの上部分に形成され、
    当該第2の貫通穴における前記第2の軸受け部より下部分は、前記第2のガイド軸よりも大きな内径を有していることを特徴とする便座昇降装置。
  5. 請求項4において、前記可動部材の後面には、横方向のうち前記第2の軸受け部が形成されている側における下端部分から後方に突き出た凸部が形成され、
    前記固定部材には、前記可動部材の後方で当該可動部材の下端側が後方に傾いたときに前記凸部を受ける受け面が形成されていることを特徴とする便座昇降装置。
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