JPH1176105A - 便蓋ユニットおよび便蓋ユニット付き洋式便器 - Google Patents

便蓋ユニットおよび便蓋ユニット付き洋式便器

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JPH1176105A
JPH1176105A JP26277297A JP26277297A JPH1176105A JP H1176105 A JPH1176105 A JP H1176105A JP 26277297 A JP26277297 A JP 26277297A JP 26277297 A JP26277297 A JP 26277297A JP H1176105 A JPH1176105 A JP H1176105A
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toilet
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忠明 松崎
Shinya Tamura
信也 田村
Hiroshi Yamada
洋志 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な機構で便蓋を自動的かつソフトに閉じ
るようにし、特に便座に設けられるヒータの放熱防止を
図る。 【解決手段】 この便蓋ユニット1では、便蓋2を回動
開閉するための回動軸3と、該回動軸3に係合すると共
に便蓋2の自重による回転に抗して働き、便蓋2の閉鎖
速度を落とすための緩衝手段4と、開状態の便蓋2を自
重による回転可能な位置まで回動する駆動源5とを有
し、便蓋2を駆動源5によって、自重による回転可能な
位置へもたらした後は、自重によって便蓋2を閉方向に
回転させている。その際、緩衝手段4を回動させること
により、便蓋2を自重により回転可能な位置まで回動さ
せるようにするのが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自重により落下回
転する便蓋と、その回転の勢いを阻止する緩衝部材とを
有する便蓋ユニットおよびその便蓋ユニット付き洋式便
器の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、洋式便器の便座や便蓋に緩衝手段
を設けると共に、その便座等をモータによって駆動させ
る装置が知られている。このような装置は、停電時等に
対応するため、モータ駆動以外に手動で動作できるよう
になっているものが多い。そして、その手動動作時に、
便座や便蓋が勢いよく便器本体に衝突するのを阻止する
ためや、モータ駆動時の便座等の持ち上げを容易にする
ために、スプリング等の緩衝部材が設けられている。
【0003】このような回動緩衝装置付き洋式便器の1
例が実開昭61−136998号公報に開示されてい
る。この公開公報に開示されている洋式便器は、図12
および図13に示すような構成となっている。すなわ
ち、この洋式便器は、便器71と、便器71に脚73に
より支持されて取り付けられる便座72とから主に構成
されている。そして、便器72の基部に具備された支軸
74を脚73により回動自在に支持させている。さらに
支軸74と電動機76の減速機77とを連結するクラッ
チ75を設けている。このクラッチ75は、摩擦板78
により回転力を伝達するように構成されている。そし
て、該摩擦板78は、一定荷重すなわち便座72の回動
に伴う負荷を超えた荷重が与えられた状態でスリップす
るように摩擦板78を互いにスプリング79により圧接
させている。
【0004】この洋式便器には、さらに便座72の支軸
74に対して常時便座72を持ち上げるように便座72
の荷重より小さな荷重により付勢したスプリング80を
設けている。このスプリング80の一端は、便座72側
に対して固定され、他端が脚73等に対し固定され便座
72に回動力を与えている。また、電動機76を制御す
るスイッチ81が室内の壁面等に取り付けられている。
そして、その切換操作により便座72の開閉動作が行え
るようになっている。
【0005】このように、この洋式便器は、便座72を
便器71に対して支軸74により回動可能に支持させ、
かつ該支軸74に対し電動機76を減速機77とクラッ
チ75を介して連通させている。そして、この電動機7
6を、任意に操作されるスイッチ81により正反転させ
ることによって便座72を開閉させている。加えて、便
座72を持ち上げ方向に便座72の荷重を超えないトル
クのスプリング80により付勢している。
【0006】このため、便器71の使用に際し、手を用
いることなく便座72を開閉でき、衛生的なものとなる
と共にスプリング80によって便座72を開放側に一定
荷重をもって持ち上げる方向に付勢したので、電動機7
6の回転トルクを小さくでき、結果的に小型の電動機7
6を用いて装置をコンパクト化できるものとなってい
る。しかも、故障時においても、便座72がそれ自体の
荷重で落下し、便器71に衝突することがスプリング8
0の弾性力によって阻止される、すなわち緩衝されるの
で、破損の危険もなく使用できるものとなっている。
【0007】この図12および図13に示すような洋式
便器では、スプリング80を使用して便座72の落下時
の勢いを阻止するようにしている。また、便座72のみ
だけではなく、便座と便蓋の両方の落下時の勢いを同様
なスプリングを使用して阻止するのも知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図12および図13に
示す便座72のみを有する洋式便器において、便座72
にヒータ機能を付加させた場合、使用状態姿勢で放置さ
れると、ヒータの放熱が著しくなり、電力の消費が大き
くなってしまう。これに対し、便座に加え、便蓋を有す
るものの場合は、便座にヒータ機能を付加させたとき、
便座が使用状態姿勢と同じ状態となっていても、便蓋が
閉じられていれば、ヒータの放熱は便蓋で遮られる。こ
の結果、電力消費は小さくなり、好ましいものとなる。
【0009】しかし、便蓋を有するものであっても、便
蓋を閉じるのを忘れると、便座のヒータの放熱は大きく
なってしまう。ただし、便座が使用状態姿勢でないと
き、すなわち、図12のように立ち上がっているとき
は、背面に便蓋が配置されることとなるため、ヒータの
放熱は阻止され、電力消費はそれ程増大しない。
【0010】なお、便蓋開閉モータとその駆動回路を有
しているものでは、便座にヒータ機能を付加しても放熱
を防止することはそれ程困難ではない。すなわち、人が
便座から離れたことを検出する人体検出センサを付加す
れば良いからである。その場合、人体検出センサによっ
て人が便座から離れた状態を検知して、既に備え付けら
れている便蓋開閉モータを駆動させることにより自動的
に便蓋を動作させて閉じるようにする。
【0011】このように、便座にヒータ機能を付加させ
た場合、放熱が問題視されるのは、便蓋を持たないもの
および便蓋を有していても便蓋開閉モータを持たないも
のである。なお、便蓋開閉モータを有していても、その
モータが故障等により動作しなくなるようなことが生ず
ると、やはり放熱の問題は発生してくる。
【0012】また、便座72のみの洋式便器は、便座に
ごみが付着し易く、またその中に汚物が残っていた場
合、悪臭がトイレ室内に立ち込め、次に入る者にとって
好ましくない。これに対し、便蓋を有するものは、この
ような問題を阻止できるが、便蓋を閉め忘れた場合は同
様の問題が生ずる。
【0013】本発明は、便蓋を有する装置に関し、簡単
な機構で便蓋を自動的かつソフトに閉じるようにし、特
に便座に設けられるヒータの放熱防止に適用して好まし
い便蓋ユニットおよびその便蓋ユニット付き洋式便器を
提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載の便蓋ユニットでは、便蓋を回動開閉
するための回動軸と、該回動軸に係合すると共に便蓋の
自重による回転に抗して働き、便蓋の閉鎖速度を落とす
ための緩衝手段と、開状態の便蓋を自重による回転可能
な位置まで回動する駆動源とを有し、便蓋を駆動源によ
って、自重による回転可能な位置へもたらした後は、自
重によって便蓋を閉方向に回転させている。
【0015】また、請求項2記載の発明では、請求項1
記載の便蓋ユニットにおいて、緩衝手段を回動させるこ
とにより、便蓋を自重により回転可能な位置まで回動し
ている。
【0016】さらに、請求項3記載の発明では、請求項
1または2記載の便蓋ユニットにおいて、緩衝手段は、
回動軸によって動作する入力部材と、該入力部材に緩衝
作用を付与する緩衝部材とにより構成し、該緩衝部材を
可動可能に設けると共に駆動源により可動させて便蓋を
少なくとも自重による回転可能な位置まで回動させてい
る。
【0017】加えて、請求項4記載の発明では、請求項
3記載の便蓋ユニットにおいて、入力部材は、回動軸と
同軸に配置しかつその回動軸と共に自らも回転する回転
軸とし、緩衝手段は、回動軸と同軸上を回動可能に設け
られると共に駆動源により回動して、便蓋を少なくとも
自重による回転可能な位置まで回動させている。
【0018】また、請求項5記載の発明では、請求項
1、2、3または4記載の便蓋ユニットにおいて、緩衝
手段に第1歯車を設け、この第1歯車に係合する第2歯
車を駆動源としてのモータで駆動することにより、緩衝
手段を回動するようにしている。
【0019】さらに、請求項6記載の発明では、請求項
5記載の便蓋ユニットにおいて、モータを、過負荷が加
わったときのみ動作するフリクション機構を有する一方
向回転モータとし、第2歯車をこの一方向回転モータの
出力軸に取り付けられた出力ピニオンとし、第1歯車を
扇歯車としている。
【0020】また、請求項7記載の便蓋ユニット付き洋
式便器では、請求項1から6のいずれか1項記載の便蓋
ユニットと、この便蓋ユニットで駆動される便蓋と、便
蓋ユニットを取り付ける本体カバーと、この本体カバー
に対して回動自在に設けられる便座とを備えている。
【0021】さらに、請求項8記載の発明では、請求項
7記載の便蓋ユニット付き洋式便器において、便蓋ユニ
ットの緩衝手段を所定角度だけ回動可能にする規制部
と、その回動を案内するガイド部とを本体カバーに設け
ている。
【0022】加えて、請求項9記載の発明では、請求項
7または8記載の便蓋ユニット付き洋式便器において、
人が便座から離れたことを検知する人体検知センサを設
け、人体検知センサによって人が便座から離れたことを
検知すると、駆動源をオンさせている。
【0023】また、請求項10記載の発明では、請求項
7、8または9記載の便蓋ユニット付き洋式便器におい
て、便蓋ユニットの駆動源を所定時間オンさせるタイマ
と、便蓋を少なくとも自重による回転可能な位置まで回
動するため緩衝手段を駆動源によって回動させるに際
し、その回動範囲を規制する規制部とを設け、タイマに
よる駆動源のオン時間を緩衝手段の回動時間より長く
し、規制部で緩衝手段の回動が阻止された後もわずかな
時間駆動源をオンし続けるようにしている。
【0024】さらに、請求項11記載の発明では、請求
項7、8、9または10記載の便蓋ユニット付き洋式便
器において、便座にヒータを設け、そのヒータがオンし
た状態でかつ便蓋が開状態のとき、駆動源をオンさせて
いる。
【0025】本発明の便蓋ユニットは、便蓋をゆっくり
閉じさせることができる緩衝手段を有している。そし
て、駆動源によって、開状態の便蓋を自重回転可能な位
置まで回動している。この便蓋の回動は、例えば緩衝手
段自体を回動させることにより行う。便蓋が自重回転可
能な位置まで回動させられると、その後はその自重によ
り落下回転していき、便蓋は閉じられる。
【0026】このような便蓋ユニットを洋式便器に取り
付けると、便蓋が閉じられずに開状態になっていても、
駆動源をわずかにオンさせることによって、便蓋を閉じ
ることができる。
【0027】また、人が便座から離れたことを検知する
人体検知センサと組み合わせることにより、便蓋のしめ
忘れによる便蓋の開状態の継続を無くすことができる。
これは、便座にヒータ機能を付加させたような洋式便器
にとっては、放熱を減少させることとなり極めて好まし
いものとなる。このため、そのヒータがオン状態のとき
でかつ便座が開状態のときに、便蓋を閉じるようにする
と、放熱防止上等で一層好ましいものとなる。
【0028】なお、人が便座から離れたことを検知する
人体検知センサとしては、便座の一部に設置される圧力
センサや本体カバーの一部、また時には洋式便器が設置
されるトイレ室のドア等に取り付けられる赤外線センサ
等が採用される。また、便蓋が開状態のままかどうかの
検知は、例えば便座の回動軸によって動作する入力部材
の角度位置を光センサや磁気センサなどを利用して行
う。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の例を
図1から図11に基づき説明する。なお、この実施の形
態で示す便蓋ユニット1は、図12に示すような洋式便
器やその他の洋式便器に使用されるものとなっている。
【0030】この便蓋ユニット1は、便蓋2を開閉する
ための回転中心となる回動軸3と、この回動軸3に係合
すると共に便蓋2の自重による回転に抗して働き便蓋2
の閉鎖速度を落とすための緩衝手段4と、開状態の便蓋
2を自重による回転可能な位置まで回動する駆動源とし
てのモータ5とを有している。なお、この実施の形態で
は、便蓋2と回動軸3とは、一体形成されている。ま
た、緩衝手段4とモータ5とは、モータブラケット6に
取り付けられている。
【0031】一方、この便蓋ユニット1は、図3に示す
ような洋式便器の温水洗浄便座ユニット7の本体カバー
10に取り付けられている。この洋式便器は、温水洗浄
便座ユニット7と、便器本体8と、水タンク9とから主
に構成されている。そして、温水洗浄便座ユニット7
は、図4に示すように、便蓋2と、便蓋ユニット1が取
り付けられた本体カバー10と、便座12とから主に構
成され、加えて、洗浄ノズル7aと、操作部7bと、電
源プラグ7cと、アース線7dと、水まわりと連結する
連結管7eと、分岐金具7fと、便座12を暖めるため
の電気を供給する便座コード7gとを有している。
【0032】ここで、本体カバー10は、下側に位置す
るベース部に上側のカバー部を固定することにより形成
されており、便蓋ユニット1は、そのカバー部に取り付
けられている。また、この温水洗浄便座ユニット7の便
器本体8への取付は、図5に示すように、便器本体8の
取付孔8a,8aに、温水洗浄便座ユニット7に取り付
けたボルト7h,7hを通し、半球パッキン7iと取付
ナット7jで固定することにより行う。
【0033】便蓋ユニット1の本体カバー10への取り
付けは、モータブラケット6を複数のねじ11によって
本体カバー10にねじ固定することによって行ってい
る。なお、本体カバー10には、便座12の自重回転速
度を落とすための便座用緩衝手段となる便座用緩衝体1
3も取り付けられている。
【0034】緩衝手段4は、回動軸3によって動作する
入力部材となる便蓋ダンパ軸21と、この便蓋ダンパ軸
21に緩衝作用を付与する緩衝部材となる便蓋オイルダ
ンパ22と、便蓋オイルダンパをカバーするオイルダン
パカバー23とを有している。この緩衝手段4のオイル
ダンパカバー23には、第1歯車となる扇状の扇歯車2
4が設けられている。なお、便蓋オイルダンパ22は、
その内部に緩衝用のオイルと便蓋ダンパ軸21の一端が
組み込まれており、オイルの作用で便蓋ダンパ軸21の
回転速度を落とすものとなっている。便蓋ダンパ軸21
は、回転可能な回転軸となっている。
【0035】この緩衝手段4は、その全体が本体カバー
10に対して所定角度回動可能に取り付けられている。
すなわち、図2および図8に示すように、緩衝手段4に
その外周に突出したストッパー部25を設ける一方、本
体カバー10に、このストッパー部25を案内する切欠
き状のガイド部26と、ストッパー部25が突き当たる
ことにより、緩衝手段4を所定角度だけ回転可能にする
規制部27,27とを設けている。なお、緩衝手段4が
回動すると、便蓋ダンパ軸21および便蓋2は、その回
動と一体的に回動するようになっている。
【0036】モータ5は、小型の同期電動機で、ロータ
部30の回転が一方向となるようにされた一方向回転モ
ータとなっている。そして、このモータ5は、ロータ部
30と、ロータ部30のロータピニオン31に噛合し、
ロータ部30の回転を減速して出力軸32に伝達する減
速輪列部33とを有している。そして、出力軸32に
は、第2の歯車となる出力ピニオン34が設けられてい
る。また、減速輪列部33には、過負荷が加わった時の
み動作し回転伝達を切断するフリクション機構35が減
速輪列部33の最終段の歯車36に設けられている。
【0037】このフリクション機構35は、円形の皿ば
ね37と、摩擦部材38とで最終段の歯車36を挟み込
むと共に、出力軸32と最終段の歯車36の間に、皿ば
ね37および摩擦部材38と一体回転する介在部材39
を介在させることにより構成されている。
【0038】モータブラケット6には、モータケース4
0の突出部41と、その突出部41に嵌合した軸受42
とから構成される軸受部43が貫通状に係合している。
そして、その中央に配置される出力軸32がモータブラ
ケット6を貫通している。モータブラケット6には、さ
らに、緩衝手段4の便蓋ダンパ軸21と反対側部分の支
持突出部44の先端部45が貫通するようにかつ回転可
能に嵌合されている。
【0039】このように、緩衝手段4は、一端側が本体
カバー4に所定角度回転可能に保持されると共に、他端
側は、モータブラケット6に回転可能に保持されてい
る。また、モータ5は、その電気端子46,46が出力
ピニオン34の反対側で、かつ地面側となるように、ね
じ47,47によってモータブラケット6に取り付けら
れている。
【0040】便座12は、図9に示すように、便座用ヒ
ータスイッチ48によってオンオフされる便座用のヒー
タ49が埋め込まれている暖房便座となっている。な
お、便座用ヒータスイッチ48は、温水洗浄便座ユニッ
ト7の操作部7bに設けられている。
【0041】便座用緩衝体13は、便座12の軸部と係
合する便座ダンパ軸51と、この便座ダンパ軸51に緩
衝作用を付与する便座オイルダンパ52と、便座オイル
ダンパ52の外周に設けられる回転阻止用突起部53と
を有している。そして、回転阻止用突起部53が本体カ
バー10に設けた切欠き状の係合孔54に嵌合し便座1
2の回転に伴って便座用緩衝体13が回転してしまうの
を防止している。
【0042】便座用緩衝体13は、図2に示すように、
便座ダンパ軸51側が本体カバー10によって周方向に
回転不能に保持され、他端側は、モータブラケット6の
切欠き状の保持孔(図示省略)に嵌合載置されることに
より保持されている。
【0043】便蓋2が開状態のとき(図1および図2の
2点鎖線)、緩衝手段4は、図2の実線位置となってい
る。便蓋2は、その2点鎖線状態から図2で角度A分左
方向へ便蓋ダンパ軸21と共に一体回動したとき、その
自重で回転可能となっている。逆に言えば、この角度A
は、便蓋2の自立範囲に相当する。一方、モータ5に設
けられる出力ピニオン34に噛合する扇歯車24の回転
により、緩衝手段4は、開状態から図2で示す角度B分
回動した後、ストッパー部25が一方の規制部27に突
き当たる。この角度Bは、先に示した角度Aより広くな
っている。このため、モータ5の駆動により緩衝手段4
が角度B分回動されると、その後は、便蓋2は自重によ
り確実に閉じ方向に回転していくこととなる。
【0044】次に、この便蓋ユニット1を組み込んだ洋
式便器の回路構成の1例を図9に基づいて説明する。
【0045】この洋式便器の回路は、本体カバー10内
または本体カバー10の近傍の壁部等に設置される本体
回路部61および便座用ヒータスイッチ48と、便座1
2に座った人体を検知するため便座12の近傍の本体カ
バー10に固定される赤外線センサ62と、本体回路部
61に接続され制御されるモータ5および便座用のヒー
タ49とで主に構成される。
【0046】本体回路部61には、便座用ヒータスイッ
チ48のオン信号や赤外線センサ62の人体検知信号を
受け入れる制御部63と、赤外線センサ62の人体検知
信号が制御部63に入ったときにオンされるタイマ64
とを有している。ここで、タイマ64のタイマ時間は、
緩衝手段4が角度B分回動する時間より長く設定してあ
る。
【0047】便座用ヒータスイッチ48は、高温、低
温、停止の3つの釦部からなり、手動にてオンオフされ
るようになっている。赤外線センサ62は、常時、赤外
線を放射し、人体によって反射された赤外線を受光して
人体を検知するようになっている。なお、便座用ヒータ
スイッチ48は、2段階の温度設定ではなく、1段階の
みにしたり、3段階以上または外部温度によって自動的
にオンされるもの等としても良い。
【0048】次に、この便蓋ユニット1およびこの便蓋
ユニット1を組み込んだ洋式便器の動作を、図10のフ
ローチャート等に基づいて説明する。
【0049】赤外線センサ62からなる人体検知センサ
が便座12から人体が離れたことを検知すると(ステッ
プS1)、タイマ64がオンする(ステップS2)、こ
のオンと同時にモータ5も同時または所定時間経過して
オンする(ステップS3)。その後、便蓋2の状態によ
って異なる動作が引き起こされる。すなわち、便蓋2が
開状態のときは、モータ5がオンすることによって緩衝
手段4が回動し、便蓋2が回動する(ステップS4)。
この回動途中で、便蓋2は、自立範囲の角度Aを越える
ため、自重回転を開始する(ステップS5)。その後、
緩衝手段4は、規制部27によって回動が阻止され停止
する(ステップS6)。このとき、便蓋2は、開状態か
ら角度B分回転した状態となっている。
【0050】この状態のとき、モータ5の駆動はオンを
継続しているため、モータ5内のフリクション機構35
が働き、ロータ部30や減速輪列部33は空回りする
(ステップS7)。その後、わずかな時間を経過する
と、タイマ64がオフし(ステップS8)、それによっ
てモータ5がオフする(ステップS9)。タイマ64お
よびモータ5のオフ後も、便蓋2は自重回転を継続し
(ステップS10)、緩衝作用によってゆっくり閉方向
に回転していく。そして、便蓋2は、便座12に覆い被
さる状態、すなわち閉状態となる(ステップS11)。
【0051】一方、モータ5がオンしたとき、便蓋2が
閉状態であると、モータ5が駆動しても便蓋2は動作で
きない。このときは、モータ5のフリクション機構35
が働き続ける(ステップS17)。そして、タイマ64
がオフし(ステップS18)、モータ5がオフする(ス
テップS19)。
【0052】この実施の形態では、便座用のヒータ49
がオンされている場合、いない場合の両ケースのいずれ
の場合でも同じように動作するものとなっている。しか
し、制御部63の工夫により、ヒータ49がオンされて
いるときのみ赤外線センサ62を動作させるようにし、
ヒータ49がオンの状態から始まるステップS29を、
図10の点線で示すように、最初のステップとして設け
ても良い。または、ステップS1の後に、図10の点線
で示すように、ヒータ49がオンされているか否かの判
断ステップを設け(ステップS30)、肯定的なときの
みタイマ64をオンするステップS2へ移行するように
しても良い。なお、この場合、ヒータ49がオンされて
いないときは、タイマ64もモータ5もオンしないよう
になる(ステップS31)。
【0053】便蓋2を開く場合は、手動により便蓋2を
持ち上げることにより、まず、便蓋ダンパ軸21等の緩
衝手段4が先程とは反対側に回動する。そして、ストッ
パー部25が他方の規制部27に突き当たり、緩衝手段
4の回動は停止する。その突き当たり以降は、便蓋ダン
パ軸21が便蓋オイルダンパ22の内部の摩擦力に抗し
て開方向に回転可能であるため、便蓋2を開方向にさら
に押し上げることにより便蓋2を開状態(図2の2点鎖
線状態)へもたらすことができる。
【0054】以上のような実施の形態では、便蓋2をし
め忘れても、駆動源であるモータ5をわずかに駆動する
のみで確実に閉状態とすることができる。加えて、ヒー
タ49がオンされているときのみ便蓋2を動作させるよ
うにすることも簡単にできる。しかも、便蓋2用の緩衝
手段4を全体としてわずかに回動させ、その後は自重を
利用するようにしているため、緩衝手段4の緩衝力をそ
のまま利用できる。また、複雑な駆動回路は必要とせ
ず、モータ5も一般的な小型同期モータや直流モータ等
の一方向回転モータとすることができる。さらに、開状
態の便蓋2をわずかな角度回転させるだけであるので、
モータ5をトルクの小さい小型モータとすることができ
る。
【0055】なお、上述の実施の形態は、本発明の好適
な実施の形態の例であるが、これに限定されるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々変
形実施可能である。例えば、図9の2点鎖線で示す便蓋
角度センサ65を加え、制御部63または本体回路部6
1をマイクロプロセッサのような複雑な制御を行えるよ
うなものとすることにより、図11に示すような動作フ
ローを行わせることができる。
【0056】図11のフローチャートで示されているよ
うに、まず、人体検知センサが便座12から人が離れた
ことを検知し(ステップS41)、制御部63内の遅延
タイマ(図示省略)がオンする(ステップS42)。こ
の遅延タイマは、便座12から人が離れたとき、すぐに
モータ5等をオンするのを避けるためのものである。す
なわち、通常、人は便座12から離れてもしばらくは洋
式便座の周辺に居ることが多く、しばらくしてから手動
によって便蓋2を閉じることも多い。このため、所定時
間経過して始めてモータ5等をオンさせた方が好ましい
場合もあるためである。
【0057】所定時間が経過すると、遅延タイマがオフ
し(ステップS43)、制御部63は、ヒータ49がオ
ンか否かを判断する(ステップS44)。肯定的なとき
は、次に便蓋2が開状態か否かを制御部63は判断する
(ステップS45)。そして、肯定的なときは、タイマ
64がオンし(ステップS46)、モータ5がオンする
(ステップS47)。その後は、先のステップS4から
ステップS11と同様なステップS48からステップS
55のフローとなる。
【0058】一方、ヒータ49がオンでないときは、現
状態を維持し(ステップS61)、一定時間経過したか
否かを制御部63は判断する(ステップS62)。一定
時間経過したらステップS44に戻りヒータ49がオン
か否かを再度判断する。一定時間経過していないと、ス
テップS61へ戻る。また、便蓋2が閉状態であるとき
は、タイマ64もモータ5も動作せず、そのままステッ
プS55へ行き閉状態を維持する。
【0059】この図11のフローチャートで示される洋
式便器は、ヒータ49がオンでかつ便蓋2が開状態のと
きのみモータ5がオンするようになっているので、放熱
防止に当たり、モータ5の駆動が効率的に行われる。な
お、ヒータ49がオンか否かの判断ステップであるステ
ップS44を設けないようにしても良い。また、図11
のフローチャート中に示す遅延タイマを、図10のフロ
ーチャートのステップS1とステップS2との間に設け
るようにしても良い。
【0060】また、上述の各実施の形態では、便蓋2用
の緩衝手段4を回動させることにより便蓋2を自重によ
る回転可能な位置まで回動しているが、便蓋2の回動軸
3または緩衝手段4の入力部材となる便蓋ダンパ軸21
を回動させることにより、便蓋2を自重による回転可能
な位置にもたらすようにしても良い。
【0061】さらに、上述の各実施の形態では、緩衝手
段4として、オイル利用のダンパを採用しているが、図
13に示すスプリング80やコイルバネ等の弾性材や、
風切り羽根等の空気抵抗やその他の抵抗を利用するもの
としても良い。また、駆動源としてはモータ5ではなく
ソレノイド等の他の駆動源としても良い。さらに、モー
タ5としては、同期電動機の他にステッピングモータ、
直流モータ等各種のモータを採用することができる。
【0062】また、モータ5で緩衝手段4を回転させる
に当たり、モータ5の出力軸32に対し、緩衝手段4を
並列的ではなく同軸上に配置し、直接駆動するようにし
ても良い。すなわち、出力軸32と支持突起部44とを
一体かつ同軸的に形成しても良い。また、便蓋ユニット
1を、上述の実施の形態のように、本体カバー10のカ
バー部に取り付けるのではなく、本体カバー10のベー
ス部に取り付けたり、便器本体8に取り付けるようにし
ても良い。さらに、ガイド部26や規制部27の一方ま
たは両方を、本体カバー10ではなく、便蓋ユニット1
のモータブラケット6に設けたり、例えば、便蓋ユニッ
ト1中にガイド用プレートを追加して、その部分に設け
るようにしても良い。
【0063】さらに、人体検知センサとしては、赤外線
センサ62の他に、便座12に設置される圧力センサ、
洋式便器が設置されるトイレ室のドアやトイレ室の一部
に設置される赤外線センサや超音波センサ等各種のセン
サが使用できる。また、人体そのものの検知ではなく、
洋式便器の利用、例えば水を流した状態およびトイレの
ドア動作を検知して、擬似的な人体検知を行うようにし
ても良い。また、便蓋2が開状態か否かの検知は、回動
軸3や便蓋ダンパ軸21の回動角度を光センサや磁気セ
ンサ等によって検知する以外に、便蓋自体の動きを光や
磁気などを利用して検知するようにしても良い。
【0064】また、ヒータ49を有しない便座に対して
も本発明を適用することができる。さらに、上述の各実
施の形態では、便蓋2の開閉について説明したが、便蓋
2以外の他の自重落下または自重回転する部材、例えば
便座12や自重回動する扉等にも本発明を適用すること
ができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の便
蓋ユニットでは、駆動源によって便蓋を駆動した後は、
便蓋の自重回転によって便蓋を閉じるようにしているの
で、便蓋のしめ忘れが生じても便蓋をわずかに駆動する
のみで確実に便蓋を閉じることができる。
【0066】また、請求項2記載の発明では、緩衝手段
を回転させているので、緩衝手段の緩衝作用をそのまま
便蓋の閉じ時に利用できる。しかも、その回転は小さな
トルクによって行うことが可能となる。
【0067】さらに、請求項3記載の発明では、緩衝手
段の入力部材を便蓋の回動軸によって動作させているの
で、便蓋は回動軸を支点としてゆっくり自重回転するこ
ととなる。
【0068】加えて、請求項4記載の発明では、緩衝手
段の入力部材と便蓋の回動軸とが同軸となり、緩衝手段
はその軸を中心として回動可能となっているので、便蓋
の回動を効率的かつ簡易な構成で行わせることが可能と
なる。
【0069】また、請求項5記載の発明ではモータの駆
動力と歯車の噛み合いを利用して緩衝手段を回動させて
いるので、小トルクで便蓋を自重回転可能位置にもたら
すことができる。また、その構造も簡易化することがで
きる。
【0070】さらに、請求項6記載の発明では、モータ
で緩衝手段の回動を行う際のバラツキをモータを少し余
分に駆動することにより吸収することができる。すなわ
ち、緩衝手段が回動できる範囲以上の駆動時間をモータ
に与えて、緩衝手段を自重回転可能位置まで動かし、そ
の後はフリクション機構を利用してモータへの過負荷を
防止することにより、便蓋を自重回転可能位置まで毎回
確実に動作させることができる。
【0071】また、請求項7記載の便蓋ユニット付き洋
式便器では、駆動源によって便蓋を駆動した後は、便蓋
の自重回転によって便蓋を閉じるようにしているので、
便蓋のしめ忘れが生じても便蓋をわずかに駆動するのみ
で確実に便蓋を閉じることができる。また、便蓋を閉じ
ることによって、便座へのゴミの付着や便器内の臭いの
発散等を防止できると共に、便座にヒータが組み込まれ
ている場合は、ヒータの放熱を抑えることができる。
【0072】さらに、請求項8記載の発明では、緩衝手
段の回動範囲を本体カバーに設けた規制部で規制し、回
動動作をガイド部で案内しているので、回動の規制およ
び案内を確実かつ簡単に規制し、案内することができ
る。
【0073】また、請求項9記載の発明では、人体検知
センサを利用して人が便座から離れたことを検知し、そ
の後、駆動源をオンさせているので、人が便器を使用し
た後、便蓋を閉め忘れることがあっても確実に閉めるこ
とができるようになる。
【0074】さらに、請求項10記載の発明では、駆動
源のオン時間を緩衝手段の回動時間より長くしているの
で、便蓋が自重回転し始める位置に確実にもたらすこと
ができ、便蓋の閉めを確実に行わせることが可能とな
る。
【0075】また、請求項11記載の発明では、便座の
ヒータがオンでかつ便蓋が開状態のときに、駆動源がオ
ンされるため、ヒータの放熱を便蓋によって効率的かつ
確実に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の便蓋ユニットを組
み込んだ洋式便器の要部断面図である。
【図2】図1の矢示II方向から見た図である。
【図3】図1の便蓋ユニットを有する洋式便器の斜視図
である。
【図4】図1の便蓋ユニットが組み込まれた温水洗浄便
座ユニットの斜視図である。
【図5】図1の便蓋ユニットが組み込まれた温水洗浄便
座ユニットの、便器本体への取り付けを説明するための
部分分解斜視図である。
【図6】図1の便蓋ユニットの正面図である。
【図7】図1の便蓋ユニットの背面図である。
【図8】図1の便蓋ユニットのモータ部分を展開した要
部断面図である。
【図9】図1の洋式便器の回路構成を示すブロック図で
ある。
【図10】図1の洋式便器の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図11】本発明の実施の形態の他の洋式便器の動作を
説明するためのフローチャートである。
【図12】従来の洋式便器の斜視図である。
【図13】図12の洋式便器の要部構成図である。
【符号の説明】
1 便蓋ユニット 2 便蓋 3 回動軸 4 緩衝手段 5 モータ(駆動源) 6 モータブラケット 7 温水洗浄便座ユニット 8 便器本体 9 水タンク 10 本体カバー 12 便座 21 便蓋ダンパ軸(回転軸) 22 便蓋オイルダンパ(緩衝部材) 23 オイルダンパカバー 24 扇歯車(第1歯車) 25 ストッパー部 26 ガイド部 27 規制部 32 出力軸 33 減速輪列部 34 出力ピニオン(第2歯車) 35 フリクション機構 49 ヒータ 62 赤外線センサ(人体検知センサ) 63 制御部 64 タイマ 65 便蓋角度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田村 信也 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 山田 洋志 長野県飯田市毛賀1020番地 株式会社三協 精機製作所飯田工場内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便蓋を回動開閉するための回動軸と、該
    回動軸に係合すると共に上記便蓋の自重による回転に抗
    して働き、上記便蓋の閉鎖速度を落とすための緩衝手段
    と、開状態の上記便蓋を自重による回転可能な位置まで
    回動する駆動源とを有し、上記便蓋を上記駆動源によっ
    て、自重による回転可能な位置へもたらした後は、自重
    によって上記便蓋を閉方向に回転させるようにしたこと
    を特徴とする便蓋ユニット。
  2. 【請求項2】 前記緩衝手段を回動させることにより、
    前記便蓋を前記自重による回転可能な位置まで回動した
    ことを特徴とする請求項1記載の便蓋ユニット。
  3. 【請求項3】 前記緩衝手段は、前記回動軸によって動
    作する入力部材と、該入力部材に緩衝作用を付与する緩
    衝部材とにより構成し、該緩衝部材を可動可能に設ける
    と共に前記駆動源により可動させて前記便蓋を少なくと
    も自重による回転可能な位置まで回動させることを特徴
    とする請求項1または2記載の便蓋ユニット。
  4. 【請求項4】 前記入力部材は、前記回動軸と同軸に配
    置しかつその回動軸と共に自らも回転する回転軸とし、
    前記緩衝手段は、前記回動軸と同軸上を回動可能に設け
    られると共に前記駆動源により回動して、前記便蓋を少
    なくとも自重による回転可能な位置まで回動させること
    を特徴とする請求項3記載の便蓋ユニット。
  5. 【請求項5】 前記緩衝手段に第1歯車を設け、この第
    1歯車に係合する第2歯車を前記駆動源としてのモータ
    で駆動することにより、前記緩衝手段を回動するように
    したことを特徴をする請求項1、2、3または4記載の
    便蓋ユニット。
  6. 【請求項6】 前記モータを、過負荷が加わったときの
    み動作するフリクション機構を有する一方向回転モータ
    とし、前記第2歯車をこの一方向回転モータの出力軸に
    取り付けられた出力ピニオンとし、前記第1歯車を扇歯
    車としたことを特徴とする請求項5記載の便蓋ユニッ
    ト。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれか1項記載の便
    蓋ユニットと、この便蓋ユニットで駆動される便蓋と、
    上記便蓋ユニットを取り付ける本体カバーと、この本体
    カバーに対して回動自在に設けられる便座とを備えたこ
    とを特徴とする便蓋ユニット付き洋式便器。
  8. 【請求項8】 前記便蓋ユニットの前記緩衝手段を所定
    角度だけ回動可能にする規制部と、その回動を案内する
    ガイド部とを前記本体カバーに設けたことを特徴とする
    請求項7記載の便蓋ユニット付き洋式便器。
  9. 【請求項9】 人が前記便座から離れたことを検知する
    人体検知センサを設け、上記人体検知センサによって人
    が前記便座から離れたことを検知すると、前記駆動源を
    オンさせるようにしたことを特徴とする請求項7または
    8記載の便蓋ユニット付き洋式便器。
  10. 【請求項10】 前記便蓋ユニットの前記駆動源を所定
    時間オンさせるタイマと、前記便蓋を少なくとも自重に
    よる回転可能な位置まで回動するため前記緩衝手段を前
    記駆動源によって回動させるに際し、その回動範囲を規
    制する規制部とを設け、上記タイマによる前記駆動源の
    オン時間を前記緩衝手段の回動時間より長くし、上記規
    制部で前記緩衝手段の回動が阻止された後もわずかな時
    間前記駆動源をオンし続けるようにしたことを特徴とす
    る請求項7、8または9記載の便蓋ユニット付き洋式便
    器。
  11. 【請求項11】 前記便座にヒータを設け、そのヒータ
    がオンした状態でかつ前記便蓋が開状態のとき、前記駆
    動源をオンさせるようにしたことを特徴とする請求項
    7、8、9または10記載の便蓋ユニット付き洋式便
    器。
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