JP4402254B2 - 食器洗浄機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食器洗浄機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、操作部にランプや発光ダイオード等の発光体を備え、この発光体の発光により運転状況を表示するとともに、異常発生時には、例えば発光体の発光および消光ならびに明滅などの点灯状態、又は複数の発光体の点灯状態の組合せを正常時と異なるようにすることにより、異常の内容を報知をする食器洗浄機がある。また、操作部の電源スイッチやスタートスイッチ、または洗浄コースを選択するコーススイッチなどのスイッチを押すとブザー音が鳴るとともに、異常が発生したときには、正常時と異なるブザー音を鳴らして異常の種類を報知するものもある。例えば、操作部のスイッチを押したときには「ピッ」と鳴り、運転終了時には「ピーピー…」と鳴り、これらの正常時のブザー音とは異なって、異常が発生したときには「ピピピピピ…」と鳴るようにしている。
【0003】
このような従来の食器洗浄機は、発光体を発光又はブザー音を発生させて運転状況を報知し、発光体の発光状態またはブザー音の種類から食器洗浄機の運転状況の内容を把握することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような発光体またはブザー音による報知だけでは、運転状況の内容を把握することが難しく、運転状況の内容を把握するのに取扱説明書などが必要となって手間がかかるといった問題があり、特に取扱説明書を紛失した場合には、異常が発生したときの正常状態への回復が難しくなってしまうという問題があった。また、報知しようとする運転状況の種類が多い場合には、それぞれの発光状態またはブザー音の種類を明確に区別することが難しくなって、取扱説明書などを参照しても誤って運転状況を把握してしまったり、さらには正常か異常かの判別も難しくなってしまうことがあった。しかもブザー音だけで異常を報知するような食器洗浄機にあっては、台所やリビングに設置された他の機器からの多種多様なブザー音によって、食器洗浄機からのブザー音であるか、或いは他の機器からのブザー音であるかさえも判別し難くなってしまうという問題があった。
【0005】
本発明は上記問題点の解決を目的とするものであり、運転状況を明確、且つ容易に把握することができ、使い勝手を向上した食器洗浄機を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、食器類を内部の洗浄槽に収める本体と、洗浄槽に収められた食器類を湯水にて洗浄する洗浄手段と、洗浄された食器類を乾燥する乾燥手段と、洗浄手段および乾燥手段の運転内容を指示入力する入力手段と、入力手段による指示に基づいて洗浄手段および乾燥手段の運転を実行制御するとともに、運転状況を把握する制御手段と、制御手段からの指示により運転状況に応じた音声メッセージを発生する音声発生手段とを備えた食器洗浄機であって、制御手段は、乾燥手段の運転時、当該食器洗浄機が設置されたキッチン内の換気を行う換気扇の動作を促す内容の音声メッセージを音声発生手段から発生させるとともに、乾燥手段の運転後に、前記換気扇の停止を促す内容の音声メッセージを音声発生手段から発生させることを特徴とし、音声発生手段から運転状況に応じた音声メッセージを発生することによって、従来のように取扱説明書を参照することなく、多数の運転状況を明確に区別して容易に知らせることができ、使い勝手を向上することができる。また、換気扇の動作を促す内容の音声メッセージを発生することによって、換気扇を動作させた方が良いということを明確に、且つ容易に知らせることができ、早期に換気扇を動作させて排気される高温多湿の空気が周囲で結露するのを防いだり、例えば設置されたキッチン内の温度上昇による不快感を早期に軽減することができるとともに、換気扇の停止を促す内容の音声メッセージを発生することによって、換気扇を停止させた方が良いということを明確に、且つ容易に知らせることができ、換気扇の停止を忘れることを防止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本実施形態の食器洗浄機は、図1乃至図4に示すように、食器類を内部の洗浄槽3aに収める本体1と、洗浄槽3aに収められた食器類を湯水にて洗浄する洗浄手段40と、洗浄された食器類を乾燥する乾燥手段50と、洗浄手段40および乾燥手段50の運転内容を指示入力する入力手段たる操作部10と、操作部10による指示に基づいて洗浄手段40および乾燥手段50の運転を実行制御するとともに、運転状況を把握する制御手段たるマイクロコンピュータ(以下「マイコン」と略す)11と、マイコン11からの指示により運転状況に応じた音声メッセージを発生する音声発生手段20とを備えている。
【0017】
本体1は、一面を開口して略矩形箱状に形成され、開口面には内部の洗浄槽3aを開閉自在に閉塞するドア2が取り付けられているので、食器類はドア2を開けて洗浄槽3aに出し入れされる。
【0018】
洗浄手段40は、洗浄槽3aの上下に配設され、食器類に湯水を噴射するノズル4,4と、手動給湯栓を備えた給湯器(図示せず)からの温度調整された湯水を洗浄槽3aに給水するための給水電磁弁5と、本体1の下部に収められ、洗浄槽3aに溜まった湯水を加圧してノズル4,4に供給する洗浄ポンプ6aと、同様に本体1の下部に収められ、洗浄槽3aに溜まった湯水を排水する排水ポンプ6bとからなり、洗浄槽3a内に収められた食器類をノズル4,4から湯水を噴射させて洗浄する。
【0019】
乾燥手段50は、洗浄槽3a内部を加熱するヒーター7と、洗浄槽3a内の空気を外部に排気する乾燥ファン8とからなり、濡れた食器類をヒーター7による加熱及び乾燥ファン8による換気によって乾燥する。
【0020】
また、本体1の上側部には、ドア2の開閉によってオン/オフされる開閉検知手段たるスイッチ12が取り付けられ、洗浄槽3a内には、洗浄槽3a内の温度を検知する温度検知手段たるサーミスタ13が取り付けられている。
【0021】
マイコン11は、操作部10による指示に基づいて、入出力部14を介して洗浄手段40の洗浄ポンプ6a及び排水ポンプ6b並びに給水電磁弁5と、乾燥手段50のヒーター7及び乾燥ファン8とを制御するとともに、スイッチ12とサーミスタ13からの信号が入出力部14を介して入力されて、ドア2の開閉状態と洗浄槽3a内の温度を把握することができる。
【0022】
音声発生手段20は、後述する複数の音声メッセージが予め記憶され、マイコン11からの指示により1乃至複数の音声メッセージを選択するとともに合成して音声信号を出力する音声合成回路21と、音声信号を増幅する増幅回路22と、増幅された音声信号により鳴動されるスピーカー23とからなる。
【0023】
ところで、上述のマイコン11と入出力部14と音声発生手段20の音声合成回路21と増幅回路22とは、これらに応じた共通の電源を、外部電源を電源として作成しそれぞれに供給する電源回路15と共に同じ制御基板16上に実装される。また、操作部10を構成する回路部品と、操作部10により操作された内容を発光ダイオード等の発光体により表示する表示部17を構成する回路部品とは、それぞれ同じ操作基板18上に実装される。操作基板18は、操作部10と表示部17がドア2の上部前面側に配置されるように制御基板16とともにドア2の内部に取り付けられ、スピーカー23は、ドア2の内部前面側に配置される。
【0024】
このような食器洗浄機を用いて食器類を洗浄するときには、ドア2を開いて洗浄槽3a内に予め収められている専用の食器籠30を外に引き出して、洗浄しようとする食器類を食器籠30に入れる。そして、食器類を入れた食器籠30を再び洗浄槽3a内にスライドさせるように収め、ドア2を閉じる。
【0025】
次に操作部10に設けられた電源スイッチをオンし、洗浄コース及びすすぎモードを操作部10で選択設定する。洗浄コースでは、洗浄行程とすすぎ行程と乾燥行程との組合せ及び各行程の実施時間などから例えば「標準」,「念入り」,「スピーディー」などのコースを選択し、すすぎモードでは、洗浄コースで実施されるすすぎ行程の種類を例えば「標準すすぎ」又は「高温すすぎ」などから選択する。
【0026】
なお、洗浄行程では、マイコン11は予め洗剤が投入された洗浄槽3a内に給水電磁弁5を開いて湯水を溜め、ヒーター7により湯水を加熱した後、湯水を洗浄ポンプ6aの駆動により2つのノズル4,4から食器類に噴射させて食器類を洗浄する。すすぎ行程では、マイコン11は洗浄により汚れた湯水を排水ポンプ6bにより排水し、再び給水電磁弁5を開いて洗浄槽3a内に湯水を溜めて、湯水を洗浄ポンプ6aの駆動により2つのノズル4,4から食器類に噴射させてすすぎ、乾燥行程では、洗浄槽3a内に溜まった湯水を排水ポンプ6bにより排水し、その後ヒーター7により洗浄槽3a内の空気を高温にするとともに乾燥ファン8を駆動して外部に高温多湿の空気を排気し、食器類を乾燥する。またドライ行程は、洗浄コースの各行程が終了した後に、乾燥ファン8によって換気のみ行うものであり、ドライ行程を行うときには洗浄を開始する前に予め操作部10にてドライ行程の有無を選択設定しておく。
【0027】
選択された洗浄コースの各行程が終了すると、マイコン11は、後述の音声メッセージによる運転終了の報知を行い、自動的に電源をオフにする。ここでドライ行程が有りに選択設定されていれば、乾燥ファン8だけを所定時間駆動して外部に空気を排気し、洗浄コースの運転終了後に洗浄槽3a内が冷却されたときの再結露を防止するためのドライ行程を実行する。
【0028】
ところで本実施形態では、音声発生手段20を設けて、マイコン11は、音声発生手段20から運転状況に応じた音声メッセージを発生することによって、運転状況をユーザーに知らせながら上述のような洗浄手段40ならびに乾燥手段50の運転制御を行い、以下その行程について図5〜図8に基づいて説明する。
【0029】
まず、図5に示すように、操作部10の電源スイッチが押されて、マイコン11が起動すると(S1)、マイコン11は、電源がオンされたことを知らせる音声メッセージM1と、予め設定されている洗浄コースを知らせる音声メッセージM2と、予め設定されているすすぎモードを知らせる音声メッセージM3と、予め設定されているドライ行程の有無を知らせる音声メッセージM4とをスピーカー23からそれぞれ順に発生させる(S2)。そしてさらに、マイコン11は、洗浄コースの切換方法などの使用方法のガイダンスを知らせる音声メッセージM5と、スタート方法などの使用方法のガイダンスを知らせる音声メッセージM6とを発生させる(S3)。
【0030】
これらの音声メッセージM1〜M6の具体的な内容は予め音声合成回路21に記憶させておき、例えば図9に示すように、音声メッセージM1を「電源がONしました」、音声メッセージM2を「洗浄コースは(選択メッセージW1)です」、音声メッセージM3を「すすぎモードは(選択メッセージW2)です」、音声メッセージM4をドライ行程が有りに選択されているときには「ドライ行程選択しています」、又はドライ行程が有りに選択されていないときには「ドライ行程選択していません」、音声メッセージM5を「洗浄コースの切り替えはコーススイッチを押してください」、音声メッセージM6を「運転を開始するときは、スタートスイッチを押してください」とする。
【0031】
また、選択メッセージW1は、洗浄コースに「標準」「念入り」「スピーディ」「快速」「乾燥のみ」がある場合、図10に示すように、予め音声合成回路21に記憶されている「標準」「念入り」「スピーディ」「快速」「乾燥のみ」から、設定されている洗浄コースに合わせて選択され、音声メッセージM2と音声合成回路21で合成してスピーカー23から発生される。同様に選択メッセージW2は、すすぎモードに「標準すすぎ」「高温すすぎ」がある場合、「標準すすぎ」「高温すすぎ」から設定されているすすぎモードに合わせて選択され、音声メッセージM3と合成してスピーカーから発生される。
【0032】
さらに、このような音声メッセージM1〜M6に対して増幅回路22の音声信号の増幅率を調整可能とすることによって、音声メッセージM1〜M6の音量を調整して、周囲の状況に合わせて音声メッセージM1〜M6を聞き取り易くすることができる。また、音声メッセージM1〜M6の発生/非発生の切換設定機能を設けることによって、使い慣れたユーザーにとって必要のない音声メッセージを発生しないようにして、使い勝手をユーザーに合わせてさらに向上することができる。またさらに、音声メッセージM1の代わりに「ピッ」と短く一回鳴るブザー音を発生させるようにすることによって、他の音声メッセージとの違いをより明確にすることができる。
【0033】
次に、操作部10のコーススイッチが押されると、マイコン11は、コーススイッチが押されたことを検知して(S4)、洗浄コース及びすすぎモードを切り換え、切り換えて新たに設定された洗浄コースを知らせる音声メッセージM7と、切り換えて新たに設定されたすすぎモードを知らせる音声メッセージM8とを発生させ(S5)、さらにスタート方法を知らせる音声メッセージM9を発生させる(S6)。音声メッセージM7〜M9の具体的な内容は、音声メッセージM2,M3,M6と同様であって、選択メッセージW1,W2のみが、切り換えて新たに設定された洗浄コース又はすすぎモードに合わせて変更される。
【0034】
そして、マイコン11は、操作部10のスタートスイッチが押されると、スタートスイッチが押されことを検知し(S7)、例えば「(選択メッセージW1)、(選択メッセージW2)で運転をスタートしました」といった運転開始を知らせる内容の音声メッセージM10を発生させる(S9)。ここで、スタートスイッチが所定時間以上押し続けられると、マイコン11は運転中の操作部10のスイッチ操作を受け付けないようにするロック機能を動作させ、「ロックされました」といった音声メッセージも音声メッセージM10と合わせて発生させる。なお、音声メッセージM10は、「ピッ」と短く一回鳴るブザー音に切り換え可能としている。スタートスイッチが押されたという信号が設定された時間内に入力されなかった場合には(S8)、図6に示すように、異常の発生を知らせる音声メッセージM23と、異常の内容に応じた処理方法を知らせる音声メッセージを発生させる(S16)。音声メッセージM23の具体的な内容は、例えば「ピ、ピ、…機器に異常が発生しました」であり、このような異常を知らせる音声メッセージに対しては、発生/非発生の切換設定機能を設けずに常に発生させるようにし、増幅回路22の音声信号の増幅率を予め大きくして調整できないようにした方が良い。また、設定された時間内に他のスイッチが押されたという信号を入力したときには(S8)、ステップS4に戻る。
【0035】
ところで、すすぎ行程が終了して洗浄槽3a内の湯水を排水ポンプ6bにより排水して乾燥行程に移行しようとしているとき、又は乾燥手段の動作時、つまり、乾燥行程中の乾燥ファン8を駆動して洗浄槽3a内の空気を排気口から外部に排気しているとき、マイコン11は、サーミスタ13からの信号を入力し、洗浄槽3a内の温度が高温であると判断すると、例えば「排気口から排気が出ます。注意して下さい」といった排気に対して注意を喚起する内容の音声メッセージを発生させる。このような音声メッセージを発生することによって、高温の空気が排気されることを明確に、且つ容易に知らせることができ、排気に対して早期に注意を払うことができ、外部に排気される高温多湿の空気を避けて安全に運転することができるとともに、衣服が濡れることを防止することができる。さらに、例えば「換気扇を動作させてください」といった換気扇の動作を促す内容の音声メッセージを発生させる。このような音声メッセージを発生することによって、換気扇を動作させた方が良いということを明確に、且つ容易に知らせることができ、早期に換気扇を動作させて排気される高温多湿の空気が周囲で結露するのを防いだり、例えば食器洗浄機が設置されたキッチン内の温度上昇による不快感を早期に軽減することができる。また乾燥行程終了後には、例えば「換気扇を止めてください」といった換気扇の停止を促す内容の音声メッセージを発生させる。このような音声メッセージによって、換気扇を停止させた方が良いということを明確に、且つ容易に知らせることができ、換気扇の停止を忘れることを防止することができる。
【0036】
そして、マイコン11は、運転中に操作部10の一時停止ボタンが押されたとき、一時停止ボタンが押されたことを検知し(S10)、入出力部14を介して洗浄手段40又は乾燥手段50の運転を一時停止し、操作部10のスタートスイッチが押されるまで待機する。このとき、マイコン11は、例えば「一時停止しました」といった一時停止を知らせる内容の音声メッセージM11を発生させる(S11)。しかし、ロック中である場合には洗浄手段40又は乾燥手段50の運転を継続し、音声メッセージM11の代わりに「ロック中です、一時停止できません」といった一時停止できないことを知らせる内容の音声メッセージを発生させる。なお、音声メッセージM11は、「ピッ」と短く一回鳴るブザー音に切り換え可能としている。
【0037】
さらに、一時停止時にドア2が開放されたとき、マイコン11は、スイッチ12からの信号を入力してドア2が開放されたことを検知し、サーミスタ13からの信号を入力して、洗浄槽3a内の温度が例えば約50℃以上の高温であると判断した場合には、例えば「洗浄槽内は高温です、やけどに注意してください」といった洗浄槽3a内の温度に対して注意を喚起する内容の音声メッセージM12や、それと合わせて「汚れた食器を追加するときれいに洗えない場合があります」といった内容の音声メッセージを付け加えて発生させても良い(S12)。このような音声メッセージM12によって、ドア2を開けたとき洗浄槽3a内の空気や食器類などが高温であることを明確に、且つ容易に知らせることができ、洗浄槽3a内の空気や食器類などに対して早急に注意を払うことができ、安全に取り扱うことができる。音声メッセージM12のような注意を喚起する内容の音声メッセージに対しては、異常の発生などを知らせる音声メッセージM23と同様に、発生/非発生の切換設定機能を設けずに常に発生させるようにし、増幅回路22の音声信号の増幅率を予め大きくして調整できないようにした方が良い。また、マイコン11は、サーミスタ13からの信号を入力して洗浄槽3a内の温度が例えば約50℃未満と判断した場合には、洗浄槽3a内の湯水に対して注意を喚起する内容の音声メッセージを発生させるようにしても良く、ドア2を開けたときに湯水が外に出て来る可能性があることを明確に、且つ容易に知らせることができて、さらに安全に取り扱うことができる。
【0038】
次に、マイコン11は、操作部10のスタートスイッチが押されたことを検知すると(S13)、一時停止した洗浄手段40又は乾燥手段50の運転を、洗浄コースの一時停止された時点から再び開始し、例えば「運転を再開しました」といった再運転したことを知らせる内容の音声メッセージM13を発生させる(S15)。ここで、スタートスイッチが押されたことを設定された時間内に検知しなかった場合には(S14)、異常の発生を知らせる音声メッセージM23と、異常の内容に応じた処理方法を知らせる音声メッセージを発生させ(S16)、設定された時間内に他のスイッチが押されたことを検知したときには(S14)、ステップS13に戻る。
【0039】
さらに、図7に示すように、マイコン11は運転中異常の発生を常時監視し、異常の発生を検知しなかったときには(S17)、運転を終了し(S18)、例えば「運転を終了しました、電源をOFFします」といった運転終了を知らせる内容の音声メッセージM17か、ドライ行程が有りに選択されている場合には「引き続きドライ行程を行います」といったドライ行程を行うことを知らせる内容の音声メッセージを発生させる(S19)。上述のように運転終了を知らせる音声メッセージM17を発生することによって、運転が終了したことを明確に、且つ容易に知らせることができる。また、音声メッセージM17は、例えば「ピー、ピー、…」と約20秒鳴り続けるブザー音に切り換え可能としている。なお、マイコン11は、運転中に異常の発生を検知したときには、上述の音声メッセージM23を発生させる(S16)。
【0040】
ところで運転開始時に、マイコン11が給湯器の設定温度を洗浄に適した温度に変更するように促す内容の音声メッセージを発生させたときには、運転終了後に、例えば「給湯器の温度設定を下げてください」とった給湯器の設定温度の変更を促す内容の音声メッセージを発生させるようにしても良い。これにより、運転開始時には給湯器の設定温度を上げた方が良いということを明確に、且つ容易に知らせることができるとともに、運転終了後には、給湯器の設定温度を下げた方が良いということを明確に、且つ容易に知らせることができ、食器類の洗浄のために高温に温度調整されていた湯水を例えば給湯器に備えられた手動給湯栓などから気づかずに出してしまうことを防止することができて、安全に取り扱うことができる。
【0041】
さらに運転終了後、食器類を取り出そうとしてドア2が開放されたとき、マイコン11は、スイッチ12からの信号を入力してドア2が開放されたことを検知し(S20)、サーミスタ13からの信号を入力して、洗浄槽3a内の温度が例えば約50℃以上の高温であると判断した場合には、例えば「食器は高温です、やけどに注意してください」といった食器類に対する注意を喚起する内容の音声メッセージM18を発生させる(S21)。
【0042】
次に、マイコン11は、運転終了の内容を音声メッセージM17で知らせるか、或いはブザー音によって知らせるかの設定が変更されたとき、設定変更の信号を入力し(S22)、音声メッセージM17で知らせるように設定されたときには、例えば「運転終了時は音声でお知らせします」といった内容か、ブザー音で知らせるように設定されたときには、例えば「運転終了時は音声でお知らせしません」といった内容の音声メッセージM19を発生させる(S23)。
【0043】
そして、マイコン11は、ドライ行程の有無の設定変更を行うか、行わないかの設定が変更されたとき、設定変更の信号を入力し(S24)、ドライ行程を有りに変更されたときには、例えば「ドライ行程をセットしました」といった内容か、ドライ行程を無しに変更されたときには、例えば「ドライ行程をリセットしました」といった内容の音声メッセージM20を発生させる(S25)。
【0044】
また、マイコン11は、音声メッセージの音量を変更するか、変更を行わないかの設定が変更されたとき、設定変更の信号を入力し(S26)、例えば「音声メッセージ音量を(選択メッセージW3)にセットしました、ただいまセットされた音量です」といった音量の変更を知らせる内容の音声メッセージM21を発生させる(S27)。なお、選択メッセージW3は、図10に示すように変更された音量に合わせて「大」「中」「小」「切り」から選択されて音声メッセージM21に合成して発生される。
【0045】
さらに、マイコン11は、音声メッセージM5,M6などの使用方法のガイダンスを知らせる音声メッセージの発生/非発生の切換が変更されたとき、切換変更の信号を入力し(S28)、発生するように切り換えられたときには、例えば「音声での操作案内をセットしました」といった内容か、非発生に切り換えられたときには、例えば「音声での操作案内をリセットしました」といった内容の音声メッセージM22を発生させる(S29)。
【0046】
ところで、マイコン11は、図8に示すように、運転中に操作部10のスイッチ操作が行われたという信号を入力すると(S30)、ロック中の場合、例えば「ロック中です、スイッチは操作できません」といった内容か、ロックしていない場合でもコーススイッチが押されたという信号を入力したときには、例えば「運転中です、コースは変更できません」といった内容の音声メッセージM14を発生させる(S31)。再度コーススイッチが押されたという信号を入力したときには(S32)、マイコン11は、例えば「コースの変更は電源をOFF後はじめからやり直してください」といった使用方法のガイダンスを知らせる音声メッセージM15を発生させる(S33)。
【0047】
その他、洗浄槽3a内への給水の異常を検知する給水検知手段を備えて、給水時に異常の発生を検知したときには、マイコン11は、例えば「水道栓がしまっている可能性があります、点検してください」といった異常の内容を知らせるとともに、異常の内容に応じた処置方法を知らせる音声メッセージM24を発生させる。また、洗浄槽3aからの漏水を検知する漏水検知手段を備えて、漏水が検出されたときには、マイコン11は、例えば「水漏れが発生しています、直ちに水道栓を閉じて下さい」といった音声メッセージM25を発生させ、その後、例えば「点検、修理を依頼して下さい」といったガイダンスの音声メッセージM26を付け加えて発生させても良い。
【0048】
さらに、洗浄コースの乾燥行程の時間を約20分又は約60分に変更したり、乾燥方法を送風のみによる乾燥か、余熱による乾燥かを選択変更することができる乾燥モード選択機能を備えた食器洗浄機に対しては、マイコン11は、乾燥モードが変更されたとき、例えば「乾燥モードは(選択メッセージW4)です」といった内容の音声メッセージM27を発生させ、余熱による乾燥が選択設定されたときには、例えば「余熱乾燥では、十分に乾燥しない場合があります」といった内容の音声メッセージM28を発生させるようにしても良い。なお、選択メッセージW4は、図10に示すように、選択された乾燥モードに合わせて「20分」「60分」「送風のみ」「余熱」から選択されて音声メッセージM27に合成して発生される。
【0049】
さらにまた、運転開始までの予約時間を2時間又は4時間或いは6時間から選択できる予約機能を備えた食器洗浄機に対しては、マイコン11は、予約時間が選択設定されたとき、選択された予約時間に合った選択メッセージW5を「2時間」「4時間」「6時間」から選んで、例えば「予約時間は(選択メッセージW5)です」といった内容のメッセージM29に合成させて発生させるようにしても良い。
【0050】
上述のように本実施形態では、使用方法のガイダンスを知らせる音声メッセージM5,M6,M15や、運転状況を知らせる音声メッセージM10,M11,M13を発生させることによって、使用方法および運転状況を、従来例のように取扱説明書などを要せず、明確に、且つ容易に知らせることができて、使い勝手を向上することができる。
【0051】
さらに、異常が発生したとき、異常の発生を知らせる音声メッセージM23と、異常の内容ならびに異常の内容に応じた処置方法を知らせる音声メッセージM24,M25などを発生させることによって、異常の発生および異常の内容ならびに処置方法を明確に、且つ容易に知らせることができて、早急に対処することができる。
【0052】
【発明の効果】
請求項1の発明は、食器類を内部の洗浄槽に収める本体と、洗浄槽に収められた食器類を湯水にて洗浄する洗浄手段と、洗浄された食器類を乾燥する乾燥手段と、洗浄手段および乾燥手段の運転内容を指示入力する入力手段と、入力手段による指示に基づいて洗浄手段および乾燥手段の運転を実行制御するとともに、運転状況を把握する制御手段と、制御手段からの指示により運転状況に応じた音声メッセージを発生する音声発生手段とを備えた食器洗浄機であって、制御手段は、乾燥手段の運転時、当該食器洗浄機が設置されたキッチン内の換気を行う換気扇の動作を促す内容の音声メッセージを音声発生手段から発生させるとともに、乾燥手段の運転後に、前記換気扇の停止を促す内容の音声メッセージを音声発生手段から発生させるので、音声発生手段から運転状況に応じた音声メッセージを発生することによって、従来のように取扱説明書を参照することなく、多数の運転状況を明確に区別して容易に知らせることができ、使い勝手を向上することができるという効果がある。また、換気扇の動作を促す内容の音声メッセージを発生することによって、換気扇を動作させた方が良いということを明確に、且つ容易に知らせることができ、早期に換気扇を動作させて排気される高温多湿の空気が周囲で結露するのを防いだり、例えば設置されたキッチン内の温度上昇による不快感を早期に軽減することができるとともに、換気扇の停止を促す内容の音声メッセージを発生することによって、換気扇を停止させた方が良いということを明確に、且つ容易に知らせることができ、換気扇の停止を忘れることを防止することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態を示すブロック図である。
【図2】同上の斜視図である。
【図3】同上のドアを開けたときの斜視図である。
【図4】同上の側面要部断面図である。
【図5】同上の動作説明用のフロー図である。
【図6】同上の他の動作説明用のフロー図である。
【図7】同上のさらに他の動作説明用のフロー図である。
【図8】同上のさらに他の動作説明用のフロー図である。
【図9】同上の音声メッセージの内容を示す説明図である。
【図10】同上の選択メッセージの内容を示す説明図である。
【符号の説明】
5 給水電磁弁
6a 洗浄ポンプ
6b 排水ポンプ
7 ヒーター
8 乾燥ファン
10 操作部
11 マイクロコンピュータ
12 スイッチ
13 サーミスタ
14 入出力部
15 電源回路
17 表示部
20 音声発生手段
21 音声合成回路
22 増幅回路
23 スピーカー

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  1. 食器類を内部の洗浄槽に収める本体と、洗浄槽に収められた食器類を湯水にて洗浄する洗浄手段と、洗浄された食器類を乾燥する乾燥手段と、洗浄手段および乾燥手段の運転内容を指示入力する入力手段と、入力手段による指示に基づいて洗浄手段および乾燥手段の運転を実行制御するとともに、運転状況を把握する制御手段と、制御手段からの指示により運転状況に応じた音声メッセージを発生する音声発生手段とを備えた食器洗浄機であって、制御手段は、乾燥手段の運転時、当該食器洗浄機が設置されたキッチン内の換気を行う換気扇の動作を促す内容の音声メッセージを音声発生手段から発生させるとともに、乾燥手段の運転後に、前記換気扇の停止を促す内容の音声メッセージを音声発生手段から発生させることを特徴とする食器洗浄機
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