JP2005118209A - 食器洗浄機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 洗浄槽内に発生する様々な種類の臭気成分を取り除くことができる食器洗浄機を提供する。
【解決手段】 洗浄槽2の下部に送風管31を配置する。送風管31の一端部は洗浄槽2の底部に接続し、他端部は送風機22のケーシング22aに接続する。送風管31の内部にプレフィルタ35,空間放電機構36,光触媒モジュール37,オゾン分解触媒38を配置する。送風機22の送風作用により洗浄槽2内の空気が送風管31に流入すると、その空気中に含まれる臭気成分は光触媒作用及びオゾンの酸化分解作用により分解される。
【選択図】 図2
【解決手段】 洗浄槽2の下部に送風管31を配置する。送風管31の一端部は洗浄槽2の底部に接続し、他端部は送風機22のケーシング22aに接続する。送風管31の内部にプレフィルタ35,空間放電機構36,光触媒モジュール37,オゾン分解触媒38を配置する。送風機22の送風作用により洗浄槽2内の空気が送風管31に流入すると、その空気中に含まれる臭気成分は光触媒作用及びオゾンの酸化分解作用により分解される。
【選択図】 図2
Description
本発明は、洗浄槽内を清潔に保つことができる食器洗浄機に関する。
食器洗浄機は、洗浄槽内に貯留された洗浄水を循環させつつ食器に吹き付けて前記食器の汚れを洗い落とした後、前記洗浄槽内に温風を流通させて食器を乾燥するように構成されている。前記洗浄槽の排水口には残菜フィルタが設けられており、洗浄水によってフィルタ残菜の一部は前記フィルタ上に残留するようになっている。
フィルタ上に残留した残菜の臭いが強い場合、乾燥終了後に扉を開放させたときに残菜自身や残菜の分解生成物に起因する異臭によって使用者が不快に感じることがある。そこで、このような異臭を取り除くための脱臭装置を備えた食器洗浄機が提案されている。
特開平3−126422号公報
フィルタ上に残留した残菜の臭いが強い場合、乾燥終了後に扉を開放させたときに残菜自身や残菜の分解生成物に起因する異臭によって使用者が不快に感じることがある。そこで、このような異臭を取り除くための脱臭装置を備えた食器洗浄機が提案されている。
前記脱臭装置は洗浄槽の側壁部に設けられており、オゾンの酸化分解作用を利用して洗浄槽内の異臭を取り除くように構成されている。ところが、オゾンの酸化分解作用を利用しても、残菜の種類によっては臭気成分が完全に酸化分解されずに中間分解性生物にとどまるものがある。従って、扉の開放時に使用者が感じる臭気成分を十分に取り除くことができなかった。
そこで、本発明の目的は、洗浄槽内に発生する様々な種類の臭気成分を取り除くことができる食器洗浄機を提供することである。
そこで、本発明の目的は、洗浄槽内に発生する様々な種類の臭気成分を取り除くことができる食器洗浄機を提供することである。
本発明の食器洗浄機は、洗浄機本体に設けられ食器を収容する洗浄槽と、前記食器に水を吹き付けることにより前記食器を洗浄する洗浄装置と、前記洗浄槽内に空気を流通させることにより前記食器を乾燥する乾燥装置と、前記洗浄槽内の空気の循環経路に配置され、高電圧放電によりオゾン及び紫外線を発生する放電機構、前記放電機構の近傍に位置し前記紫外線が照射されることにより空気中の臭気成分や有害物質を分解する光触媒モジュール、前記流通経路のうち前記放電機構及び前記光触媒モジュールよりも下流側に位置するオゾン分解手段を有する脱臭装置とを備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、洗浄槽内の空気が循環経路を循環することにより、高電圧放電によって発生した紫外線による光触媒作用によって空気中の臭気成分が分解される。また、洗浄槽内の空気は高電圧放電によって発生したオゾンと共にオゾン分解手段に至る。そして、オゾン分解手段によってオゾンが分解されて活性酸素が発生するため、その活性酸素の酸化力によって臭気成分が分解される。つまり、上記構成では、光触媒作用及びオゾンの酸化分解作用を利用して臭気成分を分解するため、多種類の臭気成分を除去することができる。
以下、本発明の第1の実施例について図1ないし図3を参照しながら説明する。図1に示すように、本実施例にかかる食器洗浄機1は、内部に洗浄槽2を有する洗浄機本体3、前記洗浄機本体3の前面に設けられ前記洗浄槽2の開口部4を開閉するための下部扉5及び上部扉6、前記下部扉5の下部に設けられた操作パネル7を備えて構成されている。前記洗浄機本体3内のうち操作パネル7の後部に位置する部分には制御装置8(制御手段に相当)が配置されている。
前記扉5,6は、それぞれ上端部及び下端部において洗浄機本体3に軸支されている。両扉5,6は図示しないリンク機構を介して連動して回動するように構成されており、下部扉5を開閉操作すると略同時に上部扉6が開閉されるようになっている。前記下部扉5の前面にはハンドル9及び扉ロック機構(図示せず)の解除ボタン10が設けられており、後面には洗剤収容部(図示せず)が設けられている。また、前記上部扉6には、前記洗浄槽2内の水蒸気を排出するための排気口11が設けられている。
一方、前記洗浄槽2内の底部にはシーズヒータ12及び前記シーズヒータ12を覆う多孔板からなる保護カバー13、排水部を兼用する貯水部14が設けられている。前記貯水部14の上部には残菜フィルタ15が取り付けられている。
前記洗浄槽2内の下部には2個の噴射アーム16(図1では1個のみ示す)が設けられている。前記噴射アーム16は中空状をなし、その上面には複数の噴射孔16aが設けられている。前記噴射アーム16の基端部は、いずれも筒状のアーム支え17に回転自在に接続されている。また、洗浄槽2内の左右両側面には食器かご18を支持する段部19が設けられている(図1では左側面の段部のみ示す)。
前記洗浄槽2内の下部には2個の噴射アーム16(図1では1個のみ示す)が設けられている。前記噴射アーム16は中空状をなし、その上面には複数の噴射孔16aが設けられている。前記噴射アーム16の基端部は、いずれも筒状のアーム支え17に回転自在に接続されている。また、洗浄槽2内の左右両側面には食器かご18を支持する段部19が設けられている(図1では左側面の段部のみ示す)。
更に、洗浄機本体3のうち洗浄槽2の下部には洗浄ポンプ20、排水ポンプ21、送風機22が配置されている。前記洗浄ポンプ20及び排水ポンプ21は共通のポンプモータ23により駆動されるようになっている。前記洗浄ポンプ20の吸込口は前記貯水部14の底部に配管24を介して接続され、吐出口は前記アーム支え17に接続されている。前記排水ポンプ21の吸込口は前記貯水部14の底部に配管25を介して接続され、吐出口は排水管路26に接続されている。前記噴射アーム16及び洗浄ポンプ20から洗浄装置が構成される。
図1及び図2に示すように、前記送風機22は、ケーシング22a内に配設された羽根車22b及びファンモータ22cから構成されている。前記ケーシング22aは送風管27を介して洗浄槽2内の下部のうち前記シーズヒータ12の近傍に接続されている。送風管27と洗浄槽2との接続部は、洗浄槽2内の最高水位よりも上部に位置しており、送風管27内に洗浄槽2内の水が浸入しないようになっている。
ケーシング22aの下部には、複数の長孔からなる吸込口28及び前記吸込口28を開閉するスライド式の第1のダンパ29が設けられている。また、前記ケーシング22aには、脱臭装置30を収容する送風管31(循環管路に相当)が一体的に設けられている。前記送風管31の端部は洗浄槽2の底部のうち例えば貯水部14の右部に洗浄槽2の底部を貫通した状態で接続されている。
送風管31のうち洗浄槽2の底部よりも上部に位置する部分は流入口32とされている。前記流入口32の内部には第2のダンパ33が設けられている。流入口32の上部には遮水蓋34(水侵入防止手段に相当)が被せられている。前記蓋34の内部には複数のリブ34aが設けられており、流入口32と蓋34との間に空間が生じるようになっている。上記遮水蓋34により、流入口32内に洗浄槽2内の水が浸入することを防止される。
第1のダンパ29が開放され且つ第2のダンパ33が閉鎖された状態で送風機22が駆動されると、送風機22の送風作用により機外の空気が送風管27を経て洗浄槽2内に供給されるようになっている。
第1のダンパ29が閉鎖され且つ第2のダンパ33が開放された状態で送風機22が駆動されると、洗浄槽2内の空気は流入口32から送風管31内に流入し、送風機22のハウジング22a、送風管27を経て洗浄槽2内に戻されるようになっている。つまり、本実施例では、シーズヒータ12、送風機22、送風管27から乾燥装置が構成され、送風管27,31、ハウジング22aから空気循環経路が構成される。また、第1及び第2のダンパ29,33から切替手段が構成される。
第1のダンパ29が閉鎖され且つ第2のダンパ33が開放された状態で送風機22が駆動されると、洗浄槽2内の空気は流入口32から送風管31内に流入し、送風機22のハウジング22a、送風管27を経て洗浄槽2内に戻されるようになっている。つまり、本実施例では、シーズヒータ12、送風機22、送風管27から乾燥装置が構成され、送風管27,31、ハウジング22aから空気循環経路が構成される。また、第1及び第2のダンパ29,33から切替手段が構成される。
前記送風管31の内部には、プレフィルタ35、空間放電機構36、光触媒モジュール37、オゾン分解手段たるオゾン分解触媒38からなる脱臭装置30が配置されている。
前記プレフィルタ35は送風管31内のうち最上流部、つまり流入口32側に配置されており、送風管31内を流通する空気中の塵埃をフィルタリングする。空間放電機構36は、前記プレフィルタ35の後段に配置されており、例えばタングステン等でワイヤ状に形成された複数の放電電極39と、一対のメッシュ状の対極40とから構成されている。前記複数の放電電極39は、冷気の流通方向を横切る方向に延びており、互いに平行に配置されている。
前記プレフィルタ35は送風管31内のうち最上流部、つまり流入口32側に配置されており、送風管31内を流通する空気中の塵埃をフィルタリングする。空間放電機構36は、前記プレフィルタ35の後段に配置されており、例えばタングステン等でワイヤ状に形成された複数の放電電極39と、一対のメッシュ状の対極40とから構成されている。前記複数の放電電極39は、冷気の流通方向を横切る方向に延びており、互いに平行に配置されている。
前記対極40は前記放電電極39を挟んで対向配置されており、いずれも放電電極39と平行に配置されている。前記放電電極39,対極40間にはピーク値10kVのパルス状高電圧が印加されるように構成されており、この結果、高電圧放電が行われて紫外線(波長380nm以下)及びオゾンを発生するようになっている。
また、前記光触媒モジュール37は、放電電極39と対極40との間に1個ずつ配置されている。前記光触媒モジュール37は、多孔質状のセラミック(アルミナ、シリカ等)からなる基体と、この基体の表面に塗布され乾燥または焼結することにより固定された酸化チタンなどの光触媒材料とから構成されている。
また、前記光触媒モジュール37は、放電電極39と対極40との間に1個ずつ配置されている。前記光触媒モジュール37は、多孔質状のセラミック(アルミナ、シリカ等)からなる基体と、この基体の表面に塗布され乾燥または焼結することにより固定された酸化チタンなどの光触媒材料とから構成されている。
前記オゾン分解触媒38は、送風管31内の最下流側、即ち送風機22側に配置されており、例えば酸化マンガンベースのセラミック製ハニカム或いは金属ハニカムを矩形板状に成形してなる基体と、この基体の表面に固定された触媒材料とから構成されている。前記オゾン分解触媒38は、前記送風管31の左右両側面部及び上下両面に接するように前記送風管31内に配置されている。
図3は本実施例にかかる食器洗浄機の電気的構成を示すブロック図である。制御装置8は、マイクロコンピュータを主体にROM,RAM等の記憶手段を備えて構成されている。前記制御装置8には、操作キー41やドアスイッチ42、水位センサ43、温度センサ44の各出力信号が与えられるようになっている。操作キー41は操作パネル7に設けられており、スタートキーや運転コースを設定するための設定キー等から構成されている。ドアスイッチ42は扉5,6の開閉状態を検知するためのものである。また、水位センサ43は洗浄槽2内の水位を検出し、温度センサ44は洗浄槽2内の温度を検出する。
また、前記制御装置8は、駆動回路45を介して表示部46、報知器47、給水弁48、ポンプモータ23、ファンモータ22c、ヒータ12、第1及び第2のダンパ29,33、脱臭装置30を駆動制御するようになっている。前記表示部46は操作パネル7に設けられており、食器洗浄機1の運転状況等を表示する。報知器47は運転の終了やエラー発生をブザーの鳴動により知らせるものである。
次に、本実施例の作用について説明する。制御装置8の記憶手段にはマイクロコンピュータが実行する洗浄運転の処理ステップを含む制御プログラムが格納されている。制御装置8は、操作キー41が操作されて洗浄コースや乾燥時間が設定され、洗浄運転開始の指示がなされると、洗浄工程、すすぎ工程、加熱すすぎ工程、乾燥工程を順に実行する。
洗浄工程及び各すすぎ工程では、給水弁48を開放動作させて洗浄槽2内に給水する動作、洗浄ポンプ20を動作させて貯水部14内の水を噴射アーム16から噴出させる洗い動作或いはすすぎ動作、排水ポンプ21を動作させて貯水部14内の水を排出する動作が順に実行される。
洗浄工程及び各すすぎ工程では、給水弁48を開放動作させて洗浄槽2内に給水する動作、洗浄ポンプ20を動作させて貯水部14内の水を噴射アーム16から噴出させる洗い動作或いはすすぎ動作、排水ポンプ21を動作させて貯水部14内の水を排出する動作が順に実行される。
また、洗浄工程及び加熱すすぎ工程では、制御装置8は温度センサ44からの入力信号に基づき洗浄槽2内の洗浄水の温度が所定温度となるように前記シーズヒータ12を発熱させる。乾燥工程では、第1のダンパ29を開放すると共に第2のダンパ33を閉鎖した状態でシーズヒータ12を間欠的に発熱させつつ送風機22を動作させることにより洗浄槽2内に温風を流通させる。
さて、制御装置8は、乾燥工程の所定のタイミング、例えば乾燥工程の残り時間が5分になった時点で、送風機22を動作させたまま第1のダンパ29を閉鎖すると共に第2のダンパ33を開放し(図2に示す状態)、シーズヒータ12への通電を停止する。そして、脱臭装置30を駆動して脱臭運転を開始する。この結果、放電電極39と対極40との間で高電圧放電が行われて紫外線やオゾンが発生する。
このとき、洗浄槽2内の空気は、送風機22の送風作用によって矢印Aで示すように流入口32から送風管31内に流入し、プレフィルタ35によってフィルタリングされた後、空間放電機構36に向かう。そして、対極40の網目を通って光触媒モジュール37に至り、その後、オゾン分解触媒38に至る。
空間放電機構36において発生紫外線が光触媒モジュール37に照射されると、酸化チタンがその紫外線の光エネルギーを受け活性を帯びて光触媒作用をなし、洗浄槽2からの空気に含まれているアンモニア等の臭気成分やエチレンを分解する。
空間放電機構36において発生紫外線が光触媒モジュール37に照射されると、酸化チタンがその紫外線の光エネルギーを受け活性を帯びて光触媒作用をなし、洗浄槽2からの空気に含まれているアンモニア等の臭気成分やエチレンを分解する。
また、高電圧放電によって発生したオゾンは、洗浄槽2内からの空気と共に光触媒モジュール37を通過し汚損分解触媒38に至り、活性酸素を発生する。従って、活性酸素の酸化力によって空気に含まれているアミン系やアンモニア等の臭気成分は酸化分解される。このような脱臭運転は、乾燥工程の終了後、扉5,6が開放されるまで続けられる。
このように本実施例では、乾燥工程の所定のタイミングで脱臭運転を開始した。従って、残菜フィルタ15上に残った残菜自身や残菜の分解生成物、酸化生成物等の臭気成分を分解して除去することができる。特に、本実施例では、オゾンの酸化分解作用及び光触媒作用を利用して臭気成分を分解するように構成した。従って、様々な種類の臭気成分を除去することができる。
このように本実施例では、乾燥工程の所定のタイミングで脱臭運転を開始した。従って、残菜フィルタ15上に残った残菜自身や残菜の分解生成物、酸化生成物等の臭気成分を分解して除去することができる。特に、本実施例では、オゾンの酸化分解作用及び光触媒作用を利用して臭気成分を分解するように構成した。従って、様々な種類の臭気成分を除去することができる。
また、本実施例では、乾燥工程の途中から、扉5,6が開放されるまで脱臭運転を行うように構成した。従って、使用者が扉5,6を開放させたときに異臭により不快な思いをすることを極力避けることができる。
更に、脱臭装置30が配置される送風管31を送風機22のケーシング22aを介して送風管27に接続した。そして、第1及び第2のダンパ29,33の開閉状態を制御することによって送風機22により外部の空気が洗浄槽2内に供給される状態と、洗浄槽2内の空気が循環する状態に切り替えられるように構成した。従って、空気の循環経路を単独で設ける場合と異なり、送風機22を乾燥運転用及び脱臭運転用として利用することができる。
更に、脱臭装置30が配置される送風管31を送風機22のケーシング22aを介して送風管27に接続した。そして、第1及び第2のダンパ29,33の開閉状態を制御することによって送風機22により外部の空気が洗浄槽2内に供給される状態と、洗浄槽2内の空気が循環する状態に切り替えられるように構成した。従って、空気の循環経路を単独で設ける場合と異なり、送風機22を乾燥運転用及び脱臭運転用として利用することができる。
図4及び図5は本発明の第2の実施例を示すものであり、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、第1の実施例と同一部分には同一符号を付している。
図4に示すように、洗浄槽2の後壁部には空気循環経路を構成する管路51が取り付けられている。前記管路51内の上下方向中央部には、脱臭装置30を構成するプレフィルタ35、空間放電機構36、光触媒モジュール37、オゾン分解触媒38が上から順に配置されている。前記ケーシング51内の下部には送風ファン52が配置されている。前記送風ファン52はファンモータ53(図5にのみ図示)により駆動される。
図4に示すように、洗浄槽2の後壁部には空気循環経路を構成する管路51が取り付けられている。前記管路51内の上下方向中央部には、脱臭装置30を構成するプレフィルタ35、空間放電機構36、光触媒モジュール37、オゾン分解触媒38が上から順に配置されている。前記ケーシング51内の下部には送風ファン52が配置されている。前記送風ファン52はファンモータ53(図5にのみ図示)により駆動される。
洗浄槽2の後壁部のうち管路51内の上部及び下部に位置する部分には流入口54及び流出口55が設けられている。流入口54及び流出口55には、それぞれダンパ56,57が設けられている。ダンパ56,57が開放された状態でファンモータ53が駆動されると、送風ファン52の送風作用により、図4に矢印Bで示すように洗浄槽2内の空気が流入口54から管路51内に流入し、プレフィルタ35、放電機構36、光触媒モジュール37、オゾン分解触媒38を経て流出口55から洗浄槽2内に戻されるようになっている。
尚、上記管路51を設けたため、送風機22には送風管31やダンパ29等が設けられていない。
また、図5に示すように、本実施例では洗浄槽2内の空気に含まれる水分量を検知する湿度センサ58が設けられている。前記湿度センサ58は例えばセラミック湿度センサから構成され、洗浄槽2の側壁部のうちの排気口11付近に設けられている。制御装置8は前記湿度センサ58の出力信号が与えられるようになっており、乾燥工程時の排気中の水分量を検出するようになっている。そして、食器の乾燥が進み、排気中の水分量が所定値以下になると、制御装置8はファンモータ53を駆動すると共に空間放電機構36に高電圧を印加して脱臭装置30の運転を開始する。尚、乾燥工程が終了するまで、送風機22の駆動、ヒータ12の発熱は継続され、脱臭運転と並行して食器の乾燥運転が実行される。また、脱臭運転は、乾燥工程が終了した後、扉5,6が開放されるまで継続される。
また、図5に示すように、本実施例では洗浄槽2内の空気に含まれる水分量を検知する湿度センサ58が設けられている。前記湿度センサ58は例えばセラミック湿度センサから構成され、洗浄槽2の側壁部のうちの排気口11付近に設けられている。制御装置8は前記湿度センサ58の出力信号が与えられるようになっており、乾燥工程時の排気中の水分量を検出するようになっている。そして、食器の乾燥が進み、排気中の水分量が所定値以下になると、制御装置8はファンモータ53を駆動すると共に空間放電機構36に高電圧を印加して脱臭装置30の運転を開始する。尚、乾燥工程が終了するまで、送風機22の駆動、ヒータ12の発熱は継続され、脱臭運転と並行して食器の乾燥運転が実行される。また、脱臭運転は、乾燥工程が終了した後、扉5,6が開放されるまで継続される。
このように、本実施例では、食器の乾燥が進み、洗浄槽2内の空気中の水分量が所定値以下になると脱臭運転が開始される。従って、管路51内に湿度が高い空気が流入することがない。このため、放電電極39と対極40との間に異常放電が起きたり、放電電極39の劣化や光触媒モジュール39及びオゾン分解触媒38の性能低下を招いたりすることを防止できる。
また、乾燥装置の送風経路と脱臭運転のための空気循環経路とを別にしたため、乾燥運転と脱臭運転を並行して実行することができる。
また、乾燥装置の送風経路と脱臭運転のための空気循環経路とを別にしたため、乾燥運転と脱臭運転を並行して実行することができる。
尚、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような変形が可能である。
第2の実施例に示す管路51を洗浄槽2の後壁部に対して着脱可能に取り付けると共に、洗浄機本体1の後部のうち前記管路51と対応する部分に点検口を設けることも良い構成である。このような構成によれば、点検口を介して管路51を取り外すことにより脱臭装置の保守、点検を簡単に行うことができる。
第2の実施例に示す管路51を洗浄槽2の後壁部に対して着脱可能に取り付けると共に、洗浄機本体1の後部のうち前記管路51と対応する部分に点検口を設けることも良い構成である。このような構成によれば、点検口を介して管路51を取り外すことにより脱臭装置の保守、点検を簡単に行うことができる。
乾燥工程における消費電力量が所定値に達した時点で脱臭運転を開始するように構成しても良い。このような構成においても、食器の乾燥の程度に応じて脱臭運転を開始することができる。
乾燥工程の終了後、扉が開放されるまでの間だけ、脱臭運転が実行されるように構成しても良い。このような構成によれば、洗浄運転が終了してから扉が開放されるまでの間に残菜自身や残菜の酸化生成物等から発生する臭気成分を除去することができる。
乾燥工程の終了後、扉が開放されるまでの間だけ、脱臭運転が実行されるように構成しても良い。このような構成によれば、洗浄運転が終了してから扉が開放されるまでの間に残菜自身や残菜の酸化生成物等から発生する臭気成分を除去することができる。
乾燥工程の終了後、扉が開放されるまでの間に実行される脱臭運転は、脱臭装置を所定時間毎に動作させるように構成しても良い。
脱臭運転を手動で実行させるための実行指示手段としての操作キー41を操作パネルに設けても良い。このような構成によれば、洗浄運転(乾燥工程)の実行とは関係なく、任意のタイミングで脱臭運転を実行させることができる。
光触媒モジュールは、放電電極の上流側及び下流側のいずれか一方に設けても良い。
脱臭運転を手動で実行させるための実行指示手段としての操作キー41を操作パネルに設けても良い。このような構成によれば、洗浄運転(乾燥工程)の実行とは関係なく、任意のタイミングで脱臭運転を実行させることができる。
光触媒モジュールは、放電電極の上流側及び下流側のいずれか一方に設けても良い。
図面中、1は食器洗浄機、2は洗浄槽、3は洗浄機本体、8は制御装置(制御手段)、16は噴射アーム(洗浄装置)、20は洗浄ポンプ(洗浄装置)、22は送風機、27は送風管、29,33は第1及び第2のダンパ(切替手段)、30は脱臭装置、31は送風管(循環管路)、34は遮水蓋(水侵入防止手段)、35は空間放電機構、37は光触媒モジュール、38はオゾン分解触媒(オゾン分解手段)、41は実行指示手段、58は湿度センサ(水分量検出手段)を示す。
Claims (7)
- 洗浄機本体と、
前記洗浄機本体に設けられ食器を収容する洗浄槽と、
前記食器に水を吹き付けることにより前記食器を洗浄する洗浄装置と、
前記洗浄槽内に空気を流通させることにより前記食器を乾燥する乾燥装置と、
前記洗浄槽内の空気の循環経路に配置され、高電圧放電によりオゾン及び紫外線を発生する放電機構、前記放電機構の近傍に位置し前記紫外線が照射されることにより空気中の臭気成分や有害物質を分解する光触媒モジュール、前記循環経路のうち前記放電機構及び前記光触媒モジュールよりも下流側に位置するオゾン分解手段を有する脱臭装置とを備えた食器洗浄機。 - 乾燥装置は、一端部が洗浄槽に接続された送風管と、前記送風管に設けられ前記洗浄槽の外部の空気を前記洗浄槽に供給するための送風機とを備えて構成され、
空気循環経路は、一端部が前記洗浄槽に接続され他端部が前記送風管に接続された循環管路から構成されていると共に前記送風機により洗浄槽内の空気が循環されるように構成され、
前記送風機により前記洗浄槽の外部の空気が前記洗浄槽内に供給される状態と、前記洗浄槽内の空気が循環する状態とに切り替えるための切替手段を備えることを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。 - 空気循環経路は、洗浄槽に接続された循環管路から構成され、前記循環管路と前記洗浄槽との接続部分には前記循環管路内への水の浸入を防止する水侵入防止手段が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の食器洗浄機。
- 乾燥装置を駆動して乾燥工程を実行すると共に前記乾燥工程の所定のタイミングで脱臭装置の駆動を開始する制御手段を備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の食器洗浄機。
- 洗浄槽内の空気に含まれる水分量を検出する水分量検出手段を備え、
制御手段は、前記水分量検出手段により検出された水分量が判定値以下になったときに脱臭装置の駆動を開始することを特徴とする請求項4記載の食器洗浄機。 - 洗浄槽に設けられた開口部を開閉する扉と、前記扉の開閉状態を検知する開閉検知手段と、乾燥装置を駆動して乾燥工程を実行する制御手段とを備え、
前記制御手段は、乾燥工程が終了してから前記扉が開放されるまでの間、脱臭装置を駆動することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の食器洗浄機。 - 脱臭装置による脱臭動作の実行を指示するための実行指示手段と、
前記実行指示手段により脱臭動作の実行が指示されたことに基づいて前記脱臭装置を駆動する制御手段とを備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の食器洗浄機。
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