JP4401303B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ店などの遊技場に設置して使用されるパチンコ機等の遊技機に関するものである。
本明細書中では遊技機の一例として遊技場に設置されるパチンコ機を例に挙げて説明しているため、遊技球としてパチンコ球を用いて説明するが、遊技球としてはパチンコ球以外の他の態様の球も含む。また、遊技盤の遊技盤面に設けられた入賞口にパチンコ球が入ることを入賞とする。
パチンコ機には、パチンコ球が打ち出される遊技領域が形成された遊技盤、この遊技盤が取り付けられる本体ユニット、遊技盤の前面を被覆するガラス板を保持するガラス枠等を備えている。遊技盤にはレールにより規制された遊技領域が形成され、この遊技領域には始動入賞口(スタートチャッカ)、通常入賞口、通過入賞口、アタッカ、図柄表示装置などが設けられた構成となっている。パチンコ球には一定の価値が与えられ、遊技を行って獲得したパチンコ球を種々の景品に交換することができる。そのため、遊技者はパチンコ球を数多く獲得することを目的とし、短期間に多数のパチンコ球を獲得できる大当たりモードに移行して遊技を行うことを楽しみとしている。
図柄表示装置を有するパチンコ機の殆どには、遊技盤の遊技領域に打ち出されたパチンコ球を転動させながら一時的に滞留させる転動面を有したステージが設けられている。一般的にステージは、始動入賞口の上方に設けられており、さらにパチンコ球を高確率で始動入賞口に入賞させる高確率入賞通路が設けられている。パチンコ球が始動入賞口に入賞すると、入賞抽選が行われ、この抽選結果が当りであるか否かの判定が行われ、図柄表示装置に当たり又は外れに対応した特定の図柄が表示されて、当たりの場合には当たりモードに移行する。そのため、ステージを設けることによって転動面を転動するパチンコ球の動きに遊技者の興味を惹きつけ、遊技に緊張感を付与することができる。しかし、転動面を転動するパチンコ球の動きが乏しいと、遊技が単調になってしまう。このため、特許文献1の弾球遊技機では、ステージを複数の分割ステージ部材から構成し、種々の構造の分割ステージ部材を適宜に選択して組み合わせることで、パチンコ球の動きに変化を与えることが記載されている。さらに、近年では、パチンコ球を磁石によって一定位置まで移動させる電動の可動物をステージに設けるなど、転動面を転動するパチンコ球の動きに遊技者の興味を惹きつけるための様々な工夫がなされたパチンコ機が提供されている。
特開2001−37992号公報
遊技を行う際には、パチンコ機に隣接された球貸出機に紙幣を投入して、その投入金額に応じたパチンコ球の貸し出しを受ける。遊技者は、パチンコ球を大量に獲得することを主な目的としているので、貸し出されたパチンコ球で1回でも多くの入賞抽選を行い、抽選結果が大当たりとなることを望んでいる。しかしながら、特許文献1や従来のパチンコ機のように一旦、所定の力加減でパチンコ球を遊技領域の所望する位置に打ち出すと、後は図柄表示装置に表示される図柄や、転動面を転動するパチンコ球を見守るだけで、遊技に関わる技術介入をすることができなかった。そのため、遊技者は、パチンコ球を打ち込むポイントの微調整や打ち出しタイミングの調整などによる技術介入によって、数多くのパチンコ球を獲得することが望まれていた。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、遊技に技術介入する機会が付与されることで、遊技者の興趣を高めることができる遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の遊技機は、遊技領域の所定位置に設けられた入賞口の上方に位置し、前記遊技領域に打ち出された遊技球を受け入れて転動させながら一時的に滞留させた跡に前記遊技領域に流下させるステージを備えた遊技機において、前記ステージを転動する遊技球を前記ステージに設けられた球入口から受け入れ、前記入賞口近傍の上方に設けられた球出口から排出して前記入賞口に高確率で入賞させる高確率入賞ルートと、前記ステージに回転自在に支持され、ステージ上を転動する遊技球と衝突してフリー回転し、その回転位置に応じて前記球入口に遊技球が入りやすい状態と入りにくい状態とを作り出す回転体と、前記回転体の回転量を計測する計測手段と、前記計測手段により前記回転体の回転量が所定量に達したことが検知されたときに、前記回転体を前記球入口に遊技球が入りやすい回転位置に一定時間保持する保持手段とを備えたものである。
また、前記保持手段は、回転駆動を行う駆動手段と、前記駆動手段の回転駆動を前記回転体に伝達させる回転駆動状態と、伝達させないフリー回転状態のうちいずれか一方に切り替える切替機構と、前記回転体が、前記球入口に遊技球が入りやすい回転位置にあることを検出する回転位置検出手段とからなり、前記回転体の回転量が所定量に達したとき、前記回転体は回転駆動し、前記球入口に遊技球が入りやすい回転位置にあることを前記回転位置検出手段が検出したときに、その回転位置で前記回転体を一定時間保持してもよい
また、前記ステージは、前記遊技球の横方向への転動を加減速する凹凸を有した転動面を備えてもよく、また、前記回転体を前記転動面の凸部に設けることが好ましい。
本発明によれば、遊技球の衝突によってフリー回転する回転体をステージに備え、遊技中に所定条件が満たされたときに、遊技球を高確率入賞ルートに案内する案内位置で回転体のフリー回転を停止させ、この案内位置で回転体を保持したので、遊技に技術を介入させることができとともに、遊技者の興趣も高まる。
また、回転体の回転量を計測する計測手段を備え、所定条件として、回転体のフリー回転時の回転量を計測し、この計測結果に基づいて、回転体を案内位置で保持するようにしたので、ステージに数多くの遊技球を滞在させるように遊技球を打ち出す技術介入が可能となり、遊技者の興趣も高まる。
また、高確率入賞ルートは、ステージに設けられた球入口と、球入口と入賞口の間で、かつ球入口から進入した遊技球を入賞口に向けて排出する位置に設けられた球出口と、球入口と球出口とが連設されており、球入口に進入した遊技球を球出口に誘導する誘導通路とから構成されているので、ステージ上で遊技球が滞留することへの期待感を高めることができる。
また、ステージは、遊技球の横方向への転動を加減速する凹凸を有した転動面を備えており、回転体は凸部に設けたので、転動面を転動する遊技球の動きに興味を惹きつけることができるとともに、転動する勢いの弱い遊技球が凸部で止まるのを防止することができる。
図1に示すように、遊技機であるパチンコ機2の下方には発射ハンドル4が設けられている。発射ハンドル4が回転操作されると、供給皿5に貯留されたパチンコ球が順次に遊技盤10に設けられた遊技領域11に打ち出される。
遊技盤10には図柄表示装置12、始動入賞口13、通常入賞口14、通過入賞口15、アタッカ16、アウト口17などが設けられており、打ち出されたパチンコ球はいずれかに入る。各入賞口内13〜15には、各入賞口13〜15に入ったパチンコ球を検知する入賞球検知センサ71(図6参照)が設けられている。始動入賞口13にパチンコ球が入賞すると抽選が行われる。図柄表示装置12では、抽選結果に基づいて図柄の変動表示が行われ、遊技者が有利になる当たりか否かが表示される。図柄表示装置12の下方で始動入賞口13の上方には、打ち出されたパチンコ球を転動させながら一時的に滞在させるステージ20が設けられている。なお、パチンコ機2の遊技領域11に設けられている複数の釘、風車などの構造物は公知であるので図示及び説明は省略する。
図2に示すように、ステージ20は、互いに高さが異なるように階段状に配置された2段構成となっており、パチンコ球21を転動させながら一時的に滞在させる第1転動面23が上段に、第2転動面が下段に設けられている。第1及び第2転動面23、24は両端部の高さが最も高く、横方向に沿って連続する凹凸が形成されている。さらに、図示しないが、第1及び第2転動面23、24は、奥行き方向の幅の約真ん中付近から手前側に僅かに傾斜している。なお、第1及び第2転動面23、24に形成した凹凸形状は同一であるが、これに限らず、第1及び第2転動面23、24に形成する凹凸形状は異なってもよい。
ステージ20の上段には、第1転動面23と連なり、第1転動面23に略垂直な垂直面25を備えている。この垂直面25には、第1転動面23の中央部に形成された凸部23aと対峙する位置に球入口27が形成されている。また、ステージ20の下段には、第1及び第2転動面23、24と連なり、これら第1及び第2転動面23、24に略垂直な垂直面26を備えている。この垂直面26には、第2転動面24の中央部に形成された凸部24aと対峙する位置に球入口28が形成されている。
また、ステージ20の下方にはステージ20と連設された下部フレーム30が設けられている。この下部フレーム30の外周面で、かつ始動入賞口13の上方近傍には球出口33が形成されている。さらに、図3に示すように、ステージ20の内部には、球入口27,28と球出口33を連設した誘導通路34が形成されている。球入口27,28の少なくとも一方にパチンコ球21が進入すると、パチンコ球21は誘導通路34を流下していき、球出口33から始動入賞口13に向かって排出される。従って、球入口27,28に進入したパチンコ球21は、始動入賞口13に入賞する確率が高くなる。なお、高確率入賞ルートとしては、球入口27,28、球出口33及び誘導通路34から構成されている。
第1及び第2転動面23,24の中央部の凸部23a、24aには、フリー回転する回転体35が設けられている。フリー回転とは、パチンコ球21が回転体35に衝突することによって回転自在となることである。
次に、回転体35の構成を説明する。なお、第1及び第2転動面23、24に設けられた回転体35の構成は同一のため、第2転動面24に設けられた回転体35を例に挙げて説明する。図4及び図5に示すように、回転体35は、羽部36、軸部37、メインギア38から構成されている。軸部37の一端は、第2転動面24の上方に突出しており、第2転動面24を転動するパチンコ球21が衝突する羽部36が設けられている。軸部37の他端はステージ20内部に配置されており、後述するステッピングモータ50からの回転駆動を軸部37に伝達させるためのメインギア38が設けられている。
メインギア38の下面には、回転体35が案内位置であることを検出する検出片40が設けられている。この案内位置とは、羽部36に設けられた受け面41によって第2転動面24を転動するパチンコ球21を球入口28に案内する位置である。なお、第1転動面23に設けられた回転体35における案内位置は、第1転動面23を転動するパチンコ球21を受け面41によって球入口27に案内する位置である。
そして、回転体35のフリー回転に伴って回転する検出片40の回転軌道上には回転位置検出手段である位置検出センサ43が設けられている。位置検出センサ43としてはフォトセンサが用いられており、回転体35が案内位置で停止すると、位置検出センサ43は検出片40を検出する。なお、本実施形態では、メインギア38に検出片40を1つ設けたが、羽部36に設けられた他の2つの受け面41によってパチンコ球21を球入口28に案内してもよく、この場合は案内位置に対応して全部で3つの検出片40を設けることが好ましい。
さらに、メインギア38の下方には、計測手段であるエンコーダ45が設けられている。エンコーダ45は、軸部37に固定され、多数のスリット46が放射状に一定ピッチで形成されたエンコード板47と、スリット46の通過を監視するフォトセンサであるスリットセンサ48とから構成されている。すなわち、エンコード板47が一定角度回転する毎に、スリットセンサ48から1個のパルス信号(以下スリット検出パルスという)が出力され、このスリット検出パルスをカウントすることによって回転体35の回転量を計測する。
さらに、ステージ20内部で、かつ回転体35のメインギア38の近傍には、駆動手段であるステッピングモータ50、切替機構であるソレノイド51が設けられている。ステッピングモータ50は、モータドライバ76を介してメインCPU63(図6参照)によって駆動制御が行われる。ステッピングモータ50の駆動軸52には、回転駆動を回転体35に伝達させるための駆動ギア53が設けられている。
ソレノイド51は、後述するメインCPU63(図6参照)によって動作が制御される。ソレノイド51の駆動鉄芯54には、メインギア38及び駆動ギア53と嵌合する連結ギア55が設けられている。ソレノイド51に通電が開始されると、ボビン56内で巻かれたコイル(図示せず)によって磁界が発生し、駆動鉄芯54はボビン56内に引き込まれる。ソレノイド51への通電が停止されると、ボビン56内のバネの復帰力によりボビン56に引き込まれた駆動鉄芯54がボビン56内から突出する。よって、駆動鉄心54はソレノイド51の通電のオン、オフによってボビン56内に引き込まれる引込位置(図5(A)参照)と、ボビン56から突出する突出位置(図5(B)及び(C)参照)に移動する。駆動鉄芯54が突出位置の場合には、連結ギア55はメインギア38及び駆動ギア53と嵌合するので、ステッピングモータ50の回転駆動を回転体35に伝達させる回転駆動状態となる。また、引込位置の場合、連結ギア55はメインギア38及び駆動ギア53と嵌合しないので、回転体35がフリー回転するフリー回転状態となる。
遊技中は、図5(A)に示すように、駆動鉄芯54が引込位置にあり、回転体35はフリー回転状態となっている。遊技中に所定条件が満たされると、駆動鉄心54が引込位置から図5(B)に示す突出位置に移動し、連結ギア55はメインギア38及び駆動ギア53と嵌合して回転駆動状態となる。そして、ステッピングモータ50の回転駆動が各ギアによって伝達され、回転体35は回転駆動される。そして、位置検センサ43によって検出片40が検出されると、図5(C)に示すように、ステッピングモータ50の回転駆動を停止させる。このとき、ステッピングモータ50の特徴として、停止時には高保持トルクで駆動軸52の位置が保たれるので、回転体35にパチンコ球21が衝突しても回転体35は案内位置で保持される。なお、保持手段は、ステッピングモータ50、ソレノイド51、位置検出センサ43によって構成されている。
図6はパチンコ機2の電気的構成を示すブロック図である。図6に示すように、パチンコ機2の作動は基本的に主制御回路装置60及び副制御回路装置61によって管制される。
主制御回路装置60は、メインCPU63(central processing unit)及びメインROM64(read only memory)及びメインRAM65(random access memory)から構成されている。メインCPU63は、メインROM64に記憶されている遊技制御プログラムを読み込んでパチンコ機2の遊技状態を制御する命令を生成すると共に、副制御回路装置61に命令情報を送信して所定の遊技状態となるように実行させる。メインROM64には、遊技制御プログラムおよび乱数生成処理プログラムおよび乱数テーブルなどが所定の領域に格納されており、これらはメインCPU63によって読み出され、演算処理されるように適宜用いられる。メインRAM65は、ワーキングエリアとなっており、遊技において利用されるデータなどの一時的保管や書き換えなどに用いられる。
副制御回路装置61は、サブCPU66及びサブROM67及びサブRAM68から構成されている。サブCPU66は、サブROM67に格納された副制御プログラムを適宜読み出し、主制御回路装置60から命令情報として入力される制御信号に応じて、副制御プログラムに従って図柄表示装置12及びパチンコ機2内に設けられた音声発生装置70に制御信号を出力して各駆動装置の駆動制御を行う。サブRAM67はワーキングエリアとなっており、図柄表示装置12及び音声発生装置70の制御において利用されるデータなどの一時的保管や書き換えなどに用いられる。なお、サブCPU66により駆動を制御する装置は、図柄表示装置12、音声発生装置70に限られず、遊技領域11に設けた可動式の入賞装置なども含まれることとする。
メインCPU63は、入賞球検知センサ71からの信号が入力されると、メインROM64に記憶されている遊技制御プログラムに基づいて、球払出装置72を駆動して所定個数の賞球を供給皿5上に払い出す。なお、賞球の個数は、パチンコ球21が入った各入賞口13〜15の種類に応じて適宜設定して良い。また、メインCPU63は、遊技状態を監視しており、エラーが生じた場合には、発射ハンドル4の操作が行われてもパチンコ球21の発射を停止させる。
スリットセンサ48は、メインCPU63によって制御されている。回転体35がフリー回転によって一定角度回転する毎に、スリットセンサ48によって1個のスリット検出パルスが出力される。このスリット検出パルスは、メインCPU63を介してカウンタ75に入力される。カウンタ75は、スリット検出パルスのカウントを行う。
ソレノイド51は、メインCPU63によって通電の開始、停止が制御されている。パチンコ機2の電源投入に伴って、メインCPU63はソレノイド51に通電を開始する。メインCPU63は、リアルタイムでカウンタ75のカウント値を確認しており、カウンタ75のカウント値が予め設定された所定値までカウントされた場合には、メインCPU63はカウンタ75をリセットするとともに、ソレノイド51への通電を一定の時間停止する。これにより駆動鉄心54は引込位置から突出位置に一定の時間移動する。なお、ソレノイド51への通電を一定時間停止した後は、再びソレノイド51へ通電が開始される。
ステッピングモータ50はモータドライバ76を介してメインCPU63によって駆動制御される。メインCPU63は、ソレノイド51の通電を停止させたことに伴って、ステッピングモータ50を回転駆動させるために駆動信号をモータドライバ76に出力する。モータドライバ76は、この駆動信号に基づいて、ステッピングモータ50の回転速度、回転方向を制御してステッピングモータ50を回転駆動させる。また、メインCPU63からモータドライバ76に停止信号が出力されると、モータドライバ76はステッピングモータ50の回転駆動を停止させる。
位置検出センサ43は、回転体35に設けられた検出片40を検出する。回転体35の回転に伴って検出片40が位置検出センサ43によって検出されると、位置検出センサ43からの検出信号がメインCPU63に出力される。メインCPU63は、ソレノイド51への通電が行われているときに入力された検出信号は無効化し、ソレノイド51への通電が停止しているときに入力された検出信号を有効化する。有効化状態のときにメインCPU63に検出信号が入力されると、モータドライバ76に停止信号を出力する。モータドライバ76はこの停止信号に基づいて、ステッピングモータ50を停止させる。
次に上記のように構成されたパチンコ機2の作用を図7のフローチャートを用いて説明する。発射ハンドル4の回転操作によって打ち出されたパチンコ球21は、ステージ20の第1及び第2転動面23,24で一時的に滞留しながら転動するか、または釘や風車に弾かれながら遊技領域を流下していき、始動入賞口13、通常入賞口14、通過入賞口15のいずれかに入賞するか、アウト口17に入る。
遊技者は、遊技領域11を流下するパチンコ球21がステージ20に多く滞留するポイントを探して、発射ハンドル4の回転操作を微調整しながら、そのポイントにパチンコ球21を打ち出す。図8(A)に示すように、ステージ20の第1及び第2転動面23,24には、その左右方向から不規則に複数のパチンコ球21が進入する。進入するパチンコ球21の中には、第1及び第2転動面23,24の凹凸に沿って横方向に転動するものや、第1または第2転動面23,24を僅かに転動し、ステージ20から落下するものもある。
第1及び第2転動面23,24に進入したパチンコ球21が回転体35に衝突すると、図8(B)に示すように、回転体35はパチンコ球21の衝突によってフリー回転を行う。これにより、第1及び第2転動面23,24を転動するパチンコ球21は、回転体35によって進行方向が変更されるのでパチンコ球21の動きに変化が与えられる。また、第1及び第2転動面23,24を転動するパチンコ球21の勢いが弱い場合は、パチンコ球21は回転体35に弾かれてステージ20上から落下する。これにより、ステージ20上でパチンコ球21の動きが止まってしまうことを防止できる。
また、フリー回転する回転体35の回転量がエンコーダ45によって計測されている。遊技中に満たされる所定条件として、エンコーダ45によって計測された回転体35の回転量が所定の回転量となった時に、メインCPU63はソレノイド45への通電を停止する。これにより、駆動鉄芯54が図5(A)に示す引込位置から、図5(B)に示す突出位置に移動し、連結ギア55が駆動ギア53及びメインギア38と嵌合する。そして、ステッピングモータ50が回転駆動を行うことによって回転体35が回転される。このとき、図5(C)に示すように、位置検出センサ43によって検出片40が検出されると、回転体35が案内位置にあるとしてステッピングモータ50の回転駆動が一定時間だけ停止され、回転体35は案内位置で保持される。
そして、回転体35が案内位置で保持されると、図9(A)に示すように、第1転動面23では図中左方向から転動してくるパチンコ球21が回転体35の受け面41に衝突し、この衝突したパチンコ球21は受け面41によって球入口27に案内される。また、第2転動面24では、図中右方向から転動してくるパチンコ球21が回転体35の受け面41に衝突し、受け面41によって衝突したパチンコ球21は球入口28に案内される。これにより、球入口27、28から進入したパチンコ球21は、図9(B)に示すように、ステージ20内部に設けられた誘導通路34に誘導されて球出口33から始動入賞口13に向かって順次に排出される。これにより、パチンコ球21が始動入賞口13に入賞する確率が高くなるので、入賞抽選が数多く行われ、遊技者は大当たりへの期待が高まるので遊技者の興趣を高めることができる。
そして、ステッピングモータ50が回転体35を保持して一定時間が経過すると、再びソレノイド51に通電が開始される。これにより、駆動鉄芯54は図5の(C)に示す突出位置から(A)に示す引込位置に移動するので、回転体35はパチンコ球21の衝突によって再びフリー回転を行う。従って、ステージ20上に数多くのパチンコ球21が転動するように、パチンコ球21の打ち出すポイントや打ち出しタイミングを遊技者が調整するなどの技術介入によって、始動入賞口13に数多くのパチンコ球21を入賞させることができ、遊技者の興趣を高めることができる。
また、上記実施形態では、ステッピングモータ50の回転駆動を回転体335に伝達する回転駆動状態と、回転駆動を回転体35に伝達させずにフリー回転させるフリー回転状態に切り替える切替機構として、駆動鉄芯54に連結ギア55を備えたソレノイド51を用いたが、これに代えて、図9に示すように、ステッピングモータ50の向きを変更する切替用モータを用いてもよい。この場合は、ステッピングモータ50の向きを変更することで、回転駆動状態とフリー回転状態との切り替えを行う。なお、上記実施形態と同一の構成部材には同じ符号を付して説明は省略する。
図9に示すように、切替機構としては、ステッピングモータ50を設置する回転台80と、この回転台80を回転させる切替用モータ81とから構成されている。切替用モータ81は、ステッピングモータや、ギアードモータを用いることが好ましい。切替用モータ81は、ステージ20内部に設けられたベース(図示せず)に駆動軸82を上方に向けて固定されている。回転台80の下面には、切替用モータ81の駆動軸82が固定され、上面にはステッピングモータ50を嵌め込む円弧部85が形成されている。
ステッピングモータ50の駆動軸52には、ウォーム86が設けられており、回転体35の軸部37にはウォーム86と嵌合するウォームホイール87が設けられている。なお、ウォーム86とウォームホイール87によってウォームギアが構成されている。
ステッピングモータ50は切替用モータ81の回転駆動によって、ウォーム86がウォームホイール87と嵌合しない退避位置(図9(A)参照)と、ウォーム86がウォームホイール87と嵌合する連結位置(図9(B)参照)とで変位する。これにより、ステッピングモータ50が退避位置の時には、回転体35はフリー回転状態となり、連結位置の時には回転駆動状態となる。
通常、遊技の開始時にはステッピングモータ50は退避位置にある。そのため、フリー回転状態の回転体35は、第1及び第2転動面23,24を転動するパチンコ球21の進行方向を変更する。そして、エンコーダ45によって計測された回転体35の回転量が所定の回転量となった時に、メインCPU63は切替用モータ81を駆動制御して、ステッピングモータ50を退避位置から連結位置にする。これにより、回転体35は回転駆動状態となり、ステッピングモータ50の回転駆動が行われる。そして、位置検出センサ43によって検出片40が検出されると、ステッピングモータ50の回転駆動が停止され、回転体35が案内位置で保持される。これにより、パチンコ球21は球入口27,28に案内され、パチンコ球21が始動入賞口13に入賞することで数多くの入賞抽選が行われる。従って、数多くのパチンコ球21をステージ20に打ち出すなどの技術介入が可能になるとともに、遊技者の興趣と高めることもできる。
なお、上記実施形態では、回転体35を案内位置で保持する際の所定条件として、エンコーダ45によって回転体35の回転量を計測し、計測された回転量が所定の回転量となったときに回転体35を案内位置で保持したが、これに限らず、回転体35の回転速度を計測した計測結果や、入賞抽選による大当たりが決定した場合や、通常入賞口14または通過入賞口15に入賞した場合などを所定条件として適宜に設定することが好ましい。
また、ステージ20を2段構成にし、回転体35を各段に1つずつ設けたが、これに限らず、ステージ20の段数や回転体35の個数は適宜に設定することが好ましい。また、回転体35の形状も適宜変更することが好ましい。
本発明を用いたパチンコ機の外観斜視図である。 ステージを説明する斜視図である。 球入口と球出口が連設された誘導通路を説明する説明図である。 ステージ内に設けられた保持手段を示す概略図である。 ソレノイドの動作を示す説明図である。 パチンコ機の電気的構成を示すブロック図である。 パチンコ球を球入口に案内する際の流れを示すフローチャートである。 フリー回転を行う回転体の説明図である。 回転体がパチンコ球を球入口に案内する説明図である。 切替機構に切替用モータを用いた際の概略図である。
符号の説明
2 パチンコ機(遊技機)
11 遊技領域
13 始動入賞口(入賞口)
20 ステージ
21 パチンコ球(遊技球)
23 第1転動面
24 第2転動面
27,28 球入口
33 球出口
34 誘導通路
35 回転体
43 位置検出センサ(位置検出手段)
45 エンコーダ(計測手段)
50 ステッピングモータ(駆動手段)
51 ソレノイド(切替機構)

Claims (4)

  1. 遊技領域の所定位置に設けられた入賞口の上方に位置し、前記遊技領域に打ち出された遊技球を受け入れて転動させながら一時的に滞留させた後に前記遊技領域に流下させるステージを備えた遊技機において、
    前記ステージを転動する遊技球を前記ステージに設けられた球入口から受け入れ、前記入賞口近傍の上方に設けられた球出口から排出して前記入賞口に高確率で入賞させる高確率入賞ルートと、
    前記ステージに回転自在に支持され、ステージ上を転動する遊技球と衝突してフリー回転し、その回転位置に応じて前記球入口に遊技球が入りやすい状態と入りにくい状態とを作り出す回転体と、
    前記回転体の回転量を計測する計測手段と、
    前記計測手段により前記回転体の回転量が所定量に達したことが検知されたときに、前記回転体を前記球入口に遊技球が入りやすい回転位置に一定時間保持する保持手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記保持手段は、回転駆動を行う駆動手段と、
    前記駆動手段の回転駆動を前記回転体に伝達させる回転駆動状態と、伝達させないフリー回転状態のうちいずれか一方に切り替える切替機構と、
    前記回転体が、前記球入口に遊技球が入りやすい回転位置にあることを検出する回転位置検出手段とからなり、
    前記回転体の回転量が所定量に達したとき、前記回転体は回転駆動し、前記球入口に遊技球が入りやすい回転位置にあることを前記回転位置検出手段が検出したときに、その回転位置で前記回転体を一定時間保持することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記ステージは、遊技球の横方向への転動を加減速する凹凸を有した転動面を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の遊技機。
  4. 前記回転体、前記転動面の凸部に設けたことを特徴とする請求項記載の遊技機。
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