JP2544894B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2544894B2
JP2544894B2 JP5253169A JP25316993A JP2544894B2 JP 2544894 B2 JP2544894 B2 JP 2544894B2 JP 5253169 A JP5253169 A JP 5253169A JP 25316993 A JP25316993 A JP 25316993A JP 2544894 B2 JP2544894 B2 JP 2544894B2
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吉平 新山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ガイドレールで囲ま
れた遊技領域内に打ち込まれた遊技球が所定の入賞領域
に入賞することにより、遊技者に特別の利益を与えるよ
うにされたパチンコ遊技機に適用して有効な技術に関
し、特に補助遊技装置とこの補助遊技装置における特定
条件の成立に伴なって動作される変動入賞装置とを備え
たパチンコ遊技機に利用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技機においては、遊技内容に
変化を加えるとともに、遊技客へのサービスの向上を図
かるため、いわゆる役物(やくもの)と呼ばれる種々の
電動入賞装置(以下電動やく物と称する)が開発されて
おり、例えば、遊技盤に設けられた特定の入賞口へ入賞
した遊技球によって新たな遊技状態を発生する補助遊技
装置と、この補助遊技装置によって発生した特別態様遊
技状態で所定の入賞領域へ打球が入賞すると入賞口が大
きく開成されて急激に入賞率が向上される変動入賞装置
とを備えたパチンコ遊技機が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これにより、遊技内容
は確かにおもしろくなる。しかしこれとともに、遊技機
の構成も従来のものに比べると非常に複雑化している。
最近のパチンコ遊技機は、そのほとんどが何らかの形で
電子化され、多彩になった入賞条件の制御あるいは遊技
盤内に別に設けられた補助遊技装置の制御は、電子的に
構成された制御手段によって行なわれるようになってい
る。このため、パチンコ遊技機の構成を合理化するに
は、機械的な構成よりも、むしろその電子化された部分
の構成を合理化することが必要となる。そこで、本出願
人は先に構成が簡単で、しかも動作が確実な構成でもっ
て、遊技内容を一層おもしろくすることができるような
制御手段を有するパチンコ遊技機に関する発明を提案し
た(特願昭57−224450号)。
【0004】この発明は、上記先願発明の改良に関する
もので、遊技盤内に設けられた特定の入賞口への遊技球
の入賞によって、該遊技盤内に新たな遊技状態を形成可
能に構成された補助遊技装置と、該補助遊技装置により
形成された特別態様遊技状態において、所定の条件が成
立したときに駆動され、一時的に新たな入賞領域を開成
可能な変動入賞装置とを備えたパチンコ遊技機におい
て、遊技内容を一層おもしろくすることができるととも
に、いたずらに遊技客の射幸心をあおることがないとと
もに、遊技者の技術の介入の余地を増大させ、遊技の興
趣を一段と向上させるような制御を可能にした制御手段
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、遊技部が形
成された遊技盤と、上記遊技部に設けられて遊技者にと
って不利な第1状態と遊技者にとって有利な第2状態と
に変換可能な変動入賞装置と、上記遊技部に設けられて
遊技球が入賞可能な始動入賞領域と、該始動入賞領域へ
入賞した遊技球を検出する始動入賞検出手段と、所定の
条件の成立に基づいて上記変動入賞装置が第1状態から
第2状態へ変換することを待機している特別態様遊技状
態を起生する特別態様遊技状態起生手段と、上記特別態
様遊技状態が起生されていることを条件に上記始動入賞
検出手段の検出結果に基づいて上記変動入賞装置を予め
設定されている規定に従って第2状態に変換する制御手
段と、上記遊技部を含む遊技盤の所定の部位に設けられ
た表示手段とを備えた遊技機において、上記制御手段
は、上記始動入賞検出手段からの検出信号を計数する計
数手段を備え、該計数手段の計数値が予め設定された値
に達したときに上記特別態様遊技状態を終了させるとと
もに、上記特別態様遊技状態が起生されている間、上記
計数手段の計数値としての上記始動入賞領域への入賞球
数を上記表示手段に表示させるようにしたものである。
【0006】
【作用】始動入賞領域への入賞球数が所定数に達したと
きに特別遊技態様状態が終了するため、特別態様遊技に
おける実際の変動入賞装置の変換回数が遊技内容に応じ
て可変になり、遊技者に緊迫感を与えることができると
ともに、始動入賞領域としての第2入賞領域への遊技球
の入賞個数が上記表示手段に表示されるため、遊技者は
実際の変動入賞装置の変換可能な回数を認識することが
でき、これによって遊技の作戦を立て易くなり、遊技の
興趣が一段と向上されるようになる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。図1〜図4は、この発明が適用されるパチン
コ遊技機の機械的構成部分の一例を示す。同図に示すパ
チンコ遊技機は、打球駆動部10から遊技盤12内に打
ち込まれた遊技球Aが、該遊技盤12内に設定された各
種の入賞領域に入った場合、所定の入賞利益を遊技者に
与えるように構成される。
【0008】遊技盤12内には、第1の入賞領域18
と、第2の入賞領域20と、上記第1の入賞領域18に
入った遊技球によって遊技盤12内に新たな遊技状態が
生じるように構成された補助遊技装置14が設けられて
いる。また、入賞の機会を増大させるような第3の入賞
領域22を遊技盤12内に一時的に開成する変動入賞装
置16が設けられている。
【0009】さらに、図5にその一実施例を示すよう
に、上記補助遊技装置14にて生じた遊技状態の結果と
上記第2の入賞領域20の入賞検出出力とに基づいて、
上記変動入賞装置16の動作を制御する制御手段24が
備えられている。この制御手段24は、その詳細は後述
するが、上記補助遊技装置14における特定の遊技結果
によってセット状態とリセット状態すなわち第1の制御
状態と第2の制御状態が交互に現われるように構成され
た保持回路(フリップフロップF1)を有する。さら
に、この保持回路がセット状態すなわち第2の制御状態
を形成しているときに上記第2の入賞領域20の入賞検
出出力S2があった場合に、第3の制御状態が現われて
上記変動入賞装置16を一時的に開成駆動するように構
成されている。
【0010】ここで、図1〜図4についてさらに詳細に
説明する。遊技客が操作ダイヤル32を回動操作する
と、電動式の打球駆動部10が供給皿30内の遊技球を
1個ずつ弾き飛ばす。弾き飛ばされた遊技球は、ガイド
レール34に案内されて遊技盤12内に打ち込まれる。
打ち込まれた遊技球は、遊技盤12内を踊りながら落下
し、その大部分はアウト穴36に流れ落ちる。しかし、
一部の遊技球は何れかの入賞領域に飛び込んで入賞状態
を作り出す。この入賞状態が生じると、所定の入賞利益
が遊技客に与えられる。この入賞利益とは、通常は所定
数の賞品球を遊技客へ払い出すという形式で与えられ
る。具体的には、遊技盤12の裏面に配設された賞品球
排出装置38(図2参照)が入賞の度に動作し、上タン
ク40に貯留されている遊技球を所定個数ずつ導出路4
2を介して供給皿30へ放出する。供給皿30の球収容
能力が限界になると、溢れた球は受皿44に流れ落ち
る。
【0011】次に、上記補助遊技装置14は、図3にそ
の一例を示すように、誘導路46,案内路48,案内板
50,突起52,特別入賞領域54,一般入賞領域18
等によって構成されている。第1の入賞領域18に入っ
た遊技球Aは、誘導路46あるいは案内路48に案内さ
れて案内板50上に導かれる。そこで、突起52に当た
ってランダムに方向を変えながら転動することにより、
特別入賞領域54あるいは一般入賞領域56の何れかに
振り分けられて入る。通常は、一般入賞領域56に入る
確率の方が大きくなるように構成されている。一般入賞
領域56に入った場合には、通常の入賞利益が遊技客に
与えられるだけであるが、特別入賞領域54に入った場
合は、マイクロスイッチ等からなる第1入賞検出器D1
が作動して、後述する制御手段24が特別の入賞権利を
遊技客に与えるべく動作する特別態様遊技状態が発生す
る。
【0012】また、上記変動入賞装置16は、図4にそ
の一例を示すように、ソレノイドSOLによって開閉駆
動される扉58を有し、この扉58が開かれると入賞の
機会を飛躍的に増大させるような第3の入賞領域22が
遊技盤12内に開成される。この第3の入賞領域22の
開成は、常時行なわれているわけではなく、後述する制
御手段24が動作することにより、特定の条件が揃った
ときだけ一時的に行なわれるようになっている。すなわ
ち、上記特別入賞領域54に遊技球Aが入って第1入賞
検出器D1が作動することにより特別態様遊技状態が発
生し、この遊技状態が生じているときに第2の入賞領域
20に遊技球が入ると、上記変動入賞装置16が一時的
に開成駆動される。実施例の場合、第2の入賞領域20
は、第3の入賞領域22の両側部にそれぞれ設けられて
いる。遊技球が第3の入賞領域に入った場合も、各入賞
遊技球毎に所定数の賞品球が遊技客へ払い出される。
【0013】従って、この第3の入賞領域22が開成さ
れると、その間における入賞の確率は飛躍的に高まり、
これにより遊技客は初心者でも短時間内に多量の賞品球
を獲得できる利益を得ることになる。第2の入賞領域2
0に入った入賞遊技球は第2入賞検出器D2により、ま
た第3の入賞領域22に入った入賞遊技球は、第3入賞
検出器D3によりそれぞれ1個ずつ検出される(図
4)。遊技盤12の前面には、上記変動入賞装置16の
開成動作回数を表示するセグメント型表示器68と、特
別態様遊技中に第2入賞領域20へ入賞した遊技球の個
数を表示するセグメント型表示器70が設けられてい
る。また、補助遊技装置14の前面下部には、変動入賞
装置16の第3の入賞領域22への入賞球数を表示する
ためのセグメント型表示器72が設けられている。
【0014】次に、図5を用いて上記入賞検出器D
からの検出信号に基づいて、変動入賞装置16や表
示器68,70,72の駆動制御を行なう制御手段24
の一実施例を作用とともに説明する。補助遊技装置14
内の特別入賞領域54に対応して設けられた特別態様遊
技状態起生手段を構成する第1入賞検出器たる特別対応
検出器Dの検出信号は、波形整形回路60を経て状態
保持手段としてのフリップフロップFに供給されるよ
うになっており、特別入賞領域54へ遊技球が入賞する
とフリップフロップFがセット状態にされ、その出力
Qがハイレベルにされる。すると、効果音発生器63が
駆動されてスピーカーSPKにより効果音が発生される
とともに、ANDゲートGが開かれる。
【0015】このANDゲートG1の他方の入力端子に
は、第2入賞領域20に対応して設けられた第2入賞検
出器としての特別入賞検出器D2から出力される検出信
号が波形整形回路61を経て入力されており、上記フリ
ップフロップF1がセットされている状態で、遊技球が
第2入賞領域20へ入賞し特別入賞検出器D2がこれを
検出すると、その検出信号がANDゲートG1を通っ
て、フィホレジスタと呼ばれるレジスタ等からなる記憶
装置64に供給される。この記憶装置64は、特別入賞
検出器D2から検出信号が入って来るとリセットされる
まで次々とこれを取り込んで保持する。つまり、この記
憶装置64は、フリップフロップF1のセット状態中す
なわち特別態様遊技中に第2入賞領域20へ入賞した遊
技球の個数を記憶する。
【0016】しかして、特別入賞検出器D2の検出信号
は、上記記憶装置64のみならずカウンタCNT2にも
供給されており、カウンタCNT2は、特別態様遊技中
に第2入賞領域20へ入賞した遊技球の個数を計数す
る。カウンタCNT2の計数値は、デコーダドライバD
3に供給され、これによって表示器70に第2入賞領
域20への入賞球数が表示される。そして、この入賞球
数が所定数(例えば8個)に達すると、カウンタCNT
2の出力Q3がハイレベルに変化され、これが遅延回路D
LY2を介して上記フリップフロップF1に供給されて、
これをリセットさせる。
【0017】その結果、その後速やかに特別態様遊技状
態が解除される。なお、上記フリップフロップF1は、
その出力/Q(Qの反転信号)がデータ端子Dに入力さ
れているため、特別態様遊技中に再度特別入賞領域54
へ遊技球が入賞してもリセット状態にされて特別態様遊
技が終了する。上記記憶装置64の記憶個数が「1」以
上になると、その出力がハイレベルに変化されてAND
ゲートG2を介してフリップフロップF2に供給される。
すると、フリップフロップF2がセット状態にされて出
力Qがハイレベルに変化され、それが積分回路等からな
る遅延回路DLY1によって、例えば0.5秒ほど遅延
されて自分自身のリセット端子へ供給され、再びフリッ
プフロップF2がリセット状態に戻る。
【0018】このとき、ロウレベルからハイレベルへ変
化する出力/Qの立上がりエッジにトリガされてフリッ
プフロップF3がセット状態にされ、出力Qがハイレベ
ルに変化されてトランジスタTr1が導通され、ソレノ
イドSOLが励磁される。これによって、変動入賞装置
16の扉58が開かれて第3入賞領域22が開成され
る。また、変動入賞装置16が開成駆動されると、フリ
ップフロップF3の出力Qが効果音発生器63に供給さ
れてスピーカーSPKが駆動され、それまでとは異なる
効果音が発生されるようになっている。また、遅延回路
DLY1が設けらけれているためANDゲートG2により
フリップフロップF2がセット状態にされても直ちにソ
レノイドSOLが駆動されず、0.5秒以上経過してか
らソレノイドが駆動されるようになる。これによって、
記憶装置64に「2」以上の記憶があって変動入賞装置
16が連続して開成される場合に、前の開成状態から次
の開成状態へ移行するときに、0.5秒以上の閉状態が
出現される。
【0019】フリップフロップF3がリセット状態(出
力Qがハイレベル)にされて変動入賞装置16が開成状
態にされると、その出力Qによって、タイマTMが起動
され所定時間(例えば10秒)経過するとタイムアップ
信号が形成される。このタイムアップ信号の変化が微分
回路65によって検出され、ORゲートG4を介してフ
リップフロップF3のリセット端子に供給され、これを
リセットさせる。これによって、変動入賞装置16が開
成駆動されてから長くとも10秒が経過すると、ソレノ
イドSOLが消磁されて変動入賞装置16が閉成駆動さ
れる。しかして、上記ORゲートG4の他方の入力端子
には、カウンタCNT3の出力Q1,Q3の論理積をとる
ANDゲートG3の出力信号が入力されている。従っ
て、カウンタの計数値が所定(例えば10個)に達する
と、ANDゲートG3の出力信号がハイレベルに変化す
るため、これによっても上記フリップフロップF3はリ
セットされる。
【0020】上記カウンタCNT3の入力端子には、変
動入賞装置16内の入賞球検出器(第3入賞検出器)D
3の検出信号が波形整形回路62を介して入力されてい
るとともに、上記フリップフロップF3がセット状態に
され変動入賞装置16が開成したときに、ハイレベルか
らロウレベルに変化する出力/QによってカウンタCN
3のリセットが解除され「0」から計数を開始する。
そのため、変動入賞装置16が駆動されてから10秒経
過する以前であっても、開成された入賞領域22へ10
個の遊技球が入賞してカウンタCNT3の計数値が「1
0」に達すると、フリップフロップF3がリセットさ
れ、変動入賞装置16は閉成駆動される。
【0021】また、上記カウンタCNT3の出力Q0〜Q
3はデコーダドライバDD2に供給されてデコードされ、
表示器72が駆動される。つまり、この実施例では、開
成中の変動入賞装置16の入賞領域22へ入賞した遊技
球の個数が表示器72に表示されるようになっている。
なお、上記のごとく10秒経過もしくは入賞球が10個
に達したフリップフロップF3がリセットされると、そ
の出力/Qがハイレベルに変化され、これによってカウ
ンタCNT3がリセットされ、計数値は「0」に戻る。
しかも、この実施例では、従来の同種のパチンコ遊技機
と異なり、上記のようにして変動入賞装置16の開成動
作が行なわれている間に、第2入賞領域20へ入賞した
遊技球を特別入賞検出器D2で検出して、記憶装置64
にストックするようになっている。
【0022】そして、変動入賞装置16の一回の開成動
作が終了した時点で、記憶装置64に特別入賞球の記憶
があると、そのときフリップフロップF3の出力/Qに
より開かれているゲートG2を通してハイレベルの信号
が再びフリップフロップF2に供給され、これをセット
状態にさせるため前記と同じ動作により約0.5秒経過
してからフリップフロップF3がセットされ、ソレノイ
ドSOLが励磁されて変動入賞装置16が開成駆動され
る。変動入賞装置16の一回の開成動作が終了したとき
記憶装置64に記憶がなくても、開成回数が8回になる
前は、開成動作終了後に第2入賞領域20へ遊技球が入
賞すると、再びフリップフロップF3がセットされて変
動入賞装置16が開成駆動される。
【0023】この実施例では、前述したように第2入賞
領域20への入賞球数を計数するカウンタCNTの出
力により、それが8個に達した時点でフリップフロップ
がリセットされ、特別態様遊技状態が解除されるよ
うになっている。そのため、上記のように変動入賞装置
16の開成終了後に第2入賞領域20へ遊技球が入賞す
るという状況が繰り返えされる限り、最高8回まで変動
入賞装置16の開成が繰り返し行なわれる。しかして、
この実施例では、従来の同種のパチンコ遊技機とは異な
り、第2入賞領域20への遊技球が8個に達した時点で
必ずフリップフロップFがリセット状態にされるた
め、例えば、変動入賞装置16が一回目の開成動作を終
了する前に第2入賞領域20への入賞球数が8個に達す
ると、変動入賞装置16が一回開成されただけで特別態
様遊技が終了することもある。同様の理由により、変動
入賞装置16が2回目〜7回目の開成動作を行なった時
点で特別態様遊技が終了する場合もある。
【0024】しかして、第2入賞領域20への入賞球数
を計数するカウンタCNT2の計数値が8個に達して
も、リセットされるのはフリップフロップF1でありフ
リップフロップF3は、カウンタCNT2の出力ではリセ
ットされないようになっているので、少なくとも現在行
なわれている変動入賞装置16の開成動作は、正常通り
10秒経過もしくは10個入賞時点まで保証される。こ
れによって、一旦発生した特別態様遊技の極端に短い時
間内の消滅を防止できる。しかも、この実施例では、特
別入賞領域20への入賞球数の記憶が行なわれているの
で、その記憶が7個を越えない限り、例えば1回の開成
動作中に第2入賞領域20へ複数の遊技球が入賞する
と、その記憶範囲において、変動入賞装置16が連続し
て開成駆動されるようになる。
【0025】これによって、第2入賞領域への入賞→変
動入賞装置開成→第2入賞領域への入賞→変動入賞装置
の開成‥‥の繰返しによってのみ特別態様遊技が継続さ
れる従来方式に比べて、過去の入賞記憶によって変動入
賞装置の開成を行なう本実施例による制御方式の方が短
時間に集中的な変動入賞装置の開成動作の繰返しが行な
われる可能性が高くなる。しかも、その結果、特別態様
遊技中における補助遊技装置14内の特別入賞領域54
への再度の入賞による特別態様遊技の終了という事態を
免れる確率が高くなる。なお、第2入賞領域20への入
賞球数を計数するカウンタCNT2の出力によってフリ
ップフロップF1がリセットされると、その出力/Qに
よって、カウンタCNT2がリセットされるとともに、
その入賞球数を記憶する記憶装置64もリセットされて
記憶が「0」に戻り、次に再び特別態様遊技状態が発生
したときに前回の記憶が持ち越されることはない。
【0026】この場合、カウンタCNT2の出力が遅延
回路DLY2を介してフリップフロップF1に供給される
ようになっていることにより、変動入賞装置16が閉成
された直後に第2入賞領域20に8個目の入賞球が入っ
た場合における入賞記憶の消滅に伴なって変動入賞装置
16が開成されないという事態が生じるのを回避し、そ
の場合の開成動作を保証することができる。以上、本発
明に係るパチンコ遊技機の一実施例について説明した
が、この発明はそれに限定されるものでなく、例えぱ、
補助遊技装置14は、複数個の表示部を備え第1入賞領
域18への入賞によって起動されて表示が変化し、手動
スイッチもしくはタイマによって停止され、その停止状
態の表示が所定の態様になったときに特別態様遊技に移
行する信号を発生するようにしたもの等種々の構成例が
考えられる。
【0027】また、変動入賞装置16も実施例の構成に
限定されず、例えば図6に示すようなものであってもよ
い。この変動入賞装置は、その両側部に設けられた第2
入賞領域20に、照明装置59を設け、第2入賞領域2
0へ遊技球が入賞したことを遊技者に知らしめることが
できるようになっている。さらに、第2入賞領域20に
対応して設けられる第2入賞検出器D2として同図に示
すように、マイクロスイッチ等を内蔵した検出部自体を
入賞球が通過できるように構成されたものを使用してい
る。これによって、図4のごとく第2入賞領域20に対
応してマイクロスイッチ等の入賞検出器D2をそのまま
配設する方式に比べて、検出器の位置決めが簡単にな
り、検出器を差し込むだけでワンタッチ式に取り付けら
れるようになる。また、入賞検出器D2を構成するセン
サは、マイクロスイッチのみならず非接触型の近接スイ
ッチ等を用いることができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は、遊技
部が形成された遊技盤と、上記遊技部に設けられて遊技
者にとって不利な第1状態と遊技者にとって有利な第2
状態とに変換可能な変動入賞装置と、上記遊技部に設け
られて遊技球が入賞可能な始動入賞領域と、該始動入賞
領域へ入賞した遊技球を検出する始動入賞検出手段と、
所定の条件の成立に基づいて上記変動入賞装置が第1状
態から第2状態へ変換することを待機している特別態様
遊技状態を起生する特別態様遊技状態起生手段と、上記
特別態様遊技状態が起生されていることを条件に上記始
動入賞検出手段の検出結果に基づいて上記変動入賞装置
を予め設定されている規定に従って第2状態に変換する
制御手段と、上記遊技部を含む遊技盤の所定の部位に設
けられた表示手段とを備えた遊技機において、上記制御
手段は、上記始動入賞検出手段からの検出信号を計数す
る計数手段を備え、該計数手段の計数値が予め設定され
た値に達したときに上記特別態様遊技状態を終了させる
とともに、上記特別態様遊技状態が起生されている間、
上記計数手段の計数値としての上記始動入賞領域への入
賞球数を上記表示手段に表示させるようにしたので、特
別態様遊技状態における実際の変動入賞装置の変換(開
成)回数が遊技内容(始動入賞領域としての第2入賞領
域への遊技球の入賞状況)に応じて可変になり、遊技者
に緊迫感を与えることができるため遊技内容が一層面白
くなるとともに、最高賞品球数が極端に多くならないよ
うに制御されるため、いたずらに遊技者の射幸心をあお
ることがないという効果がある。
【0029】また、始動入賞領域としての第2入賞領域
への遊技球の入賞個数が上記表示手段に表示されるた
め、遊技者は実際の変動入賞装置の変換(開成)可能な
回数を認識することができ、これによって遊技の作戦を
立て易くなり、最大限に特別態様遊技状態を継続させる
べく例えば発射装置を調整して始動入賞領域としての第
2入賞領域への打球の入賞を制御する等、遊技者の技術
の介入の余地が増大し、遊技の興趣が一段と向上される
ようになるという効果がある。さらに、請求項2や請求
項3の発明によれば、遊技者は変動入賞装置への入賞球
数や変動入賞装置が変換(開成)した回数を表示手段に
よって知ることができるため、遊技の進行をより正確に
把握することができるようになるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパチンコ遊技機の一実施例を示す
正面図、
【図2】遊技盤の裏機構の構成例を示す背面図、
【図3】補助遊技装置の一実施例を示す斜視図、
【図4】変動入賞装置の一実施例を示す一部断面斜視
図、
【図5】制御手段の一実施例を示す回路構成図、
【図6】変動入賞装置の他の実施例を示す一部断面斜視
図である。
【符号の説明】
10 打球駆動部 12 遊技盤 14 補助遊技装置 16 変動入賞装置 18 第1入賞領域 20 第2入賞領域 22 第3入賞領域 24 制御手段 64 記憶装置 F1 保持回路(フリップフロップ) TM タイマ CNT1,CNT2,CNT3 カウンタ SOL ソレノイド D1 第1入賞検出器(特別対応検出器) D2 第2入賞検出器(特別入賞検出器) D3 第3入賞検出器(入賞球検出器)。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技部が形成された遊技盤と、 上記遊技部に設けられて遊技者にとって不利な第1状態
    と遊技者にとって有利な第2状態とに変換可能な変動入
    賞装置と、 上記遊技部に設けられて遊技球が入賞可能な始動入賞領
    域と、 上記始動入賞領域へ入賞した遊技球を検出する始動入賞
    検出手段と、 所定の条件の成立に基づいて上記変動入賞装置が第1状
    態から第2状態へ変換することを待機している特別態様
    遊技状態を起生する特別態様遊技状態起生手段と、 上記特別態様遊技状態が起生されていることを条件に上
    記始動入賞検出手段の検出結果に基づいて上記変動入賞
    装置を予め設定されている規定に従って第2状態に変換
    する制御手段と、 上記遊技部を含む遊技盤の所定の部位に設けられた表示
    手段と、を備えた遊技機において、 上記制御手段は、 上記始動入賞検出手段からの検出信号を計数する計数手
    段を備え、 上記計数手段の計数値が予め設定された値に達したとき
    に上記特別態様遊技状態を終了させるとともに、 上記特別態様遊技状態が起生されている間、上記計数手
    段の計数値としての上記始動入賞領域への入賞球数を上
    記表示手段に表示させるようにしたことを特徴とする遊
    技機。
  2. 【請求項2】 遊技情報を表示するための第2の表示手
    段を備え、上記制御手段は上記始動入賞検出手段の検出
    結果に基づいて上記変動入賞装置を一定時間または所定
    入賞個数に達するまで第2状態に変換させるとともに、
    上記第2の表示手段に1回の変換期間中における上記変
    動入賞装置への入賞球数を表示させるように構成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 上記変動入賞装置の第1状態から第2状
    態への変換回数を計数する計数手段と、遊技情報を表示
    するための第3の表示手段を備え、上記制御手段は、上
    記変動入賞装置の変換回数を上記第3の表示手段に表示
    させるように構成されていることを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載の遊技機。
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