JPH0328232B2 - - Google Patents

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JPH0328232B2
JPH0328232B2 JP60126733A JP12673385A JPH0328232B2 JP H0328232 B2 JPH0328232 B2 JP H0328232B2 JP 60126733 A JP60126733 A JP 60126733A JP 12673385 A JP12673385 A JP 12673385A JP H0328232 B2 JPH0328232 B2 JP H0328232B2
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JP
Japan
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winning ball
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ball device
variable
Prior art date
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JP60126733A
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JPS6116761A (ja
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Toshio Ando
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Sankyo Co Ltd
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Sankyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sankyo Co Ltd filed Critical Sankyo Co Ltd
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Publication of JPS6116761A publication Critical patent/JPS6116761A/ja
Publication of JPH0328232B2 publication Critical patent/JPH0328232B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はパチンコ遊技機に関し、特に、可変
入賞球装置の駆動制御が改良されたパチンコ遊技
機に関する。
[従来の技術] 一般に、パチンコ玉を利用して遊技するパチン
コ遊技機が広く普及し、手軽なレジヤーの1つと
して遊技者に親しまれている。周知のように、パ
チンコ遊技機はその遊技盤上に複数のセーフ孔お
よび入賞球装置(ヤクモノ;通称チユーリツプ)
が配設され、遊技者がパチンコ玉を打球したと
き、パチンコ玉が或る確率でセーフ孔またはヤク
モノに入賞すると、一定数の賞品玉が払出される
ものである。
ところで、従来のパチンコ遊技機は、遊技者へ
のサービスの目的で、打込玉が或る特定のセーフ
孔または入賞領域へ入賞すると、所定数のヤクモ
ノを開成したり、或るヤクモノを所定時間だけ開
成していた。このため、従来では、遊技状態によ
つて賞品玉を付与するにしても、特定入賞領域へ
の入賞玉に基づいて所定数のヤクモノを開成する
のみであるため、遊技者がパチンコ遊技機を打止
めさせるまで遊技して多量の賞品玉を獲得しよう
と思えば、優れた遊技技術と長時間連続遊技する
のに耐え得る忍耐力が必要であつた、このため、
1台のパチンコ遊技機を打止制御させて多量の賞
品玉を獲得できるのは、パチプロと称される熟練
者が多かつた。
しかしながら、遊技場としては、多くの遊技者
にも多量の賞品玉を獲得できる機会を与えたい要
望がある。そこで、本願出願人は、先に特願昭54
−145643号および特願昭54−145644号において、
特定遊技状態に基づいて相対的に長い時間だけヤ
クモノなどの可変入賞球装置を入賞しやすい状態
にして、一度に多量の賞品玉を獲得できるような
パチンコ遊技機を提案した。しかし、この種従来
のパチンコ遊技機においては、前記特定遊技状態
に基づいて発生する可変入賞球装置の第1の状態
が1回きりで終了してしまうため、持続性がなく
かつ遊技が単調で遊技者に十分な満足感を与える
ことができない欠点があつた。
[発明が解決しようとする課題] そこで、前記可変入賞球装置が第1の状態の期
間中予め定める繰返し継続条件の成立に基づい
て、前記可変入賞球装置を再度第1の状態に駆動
する繰返し継続制御を行なうよう構成し、その遊
技者に有利な第1の状態の繰返しに伴なう遊技の
醍醐味を遊技者に提供し、遊技者に十分な満足感
を与えんとすることも考えられる。
しかし、この繰返し継続制御の発生の前提とな
る特定遊技状態の成立が、たとえば特定の入賞領
域への打玉の入賞等、遊技者の打球操作技術のみ
で定まるものである場合には、前記繰返し継続制
御の発生自体が、遊技者の打球操作技術に大きく
依存することとなる。その結果、前記繰返し継続
制御に伴なう遊技の醍醐味を、熟練者は頻繁に楽
しむことができるが初心者はあまり楽しむことが
できないという不平等な状態が発生するばかりで
なく、熟練者と初心者との間で与えらる遊技価値
の格差が大きくなり過ぎ、サービスが不均一とな
る。
しかも、繰返し条件の成立により単に繰返し継
続制御を行なうのみでは、遊技の単調さをそれほ
ど大幅には改善できず、遊技者に十分な興趣を与
えるには至らないのである。
本発明は、かかる実情に鑑み、繰返し継続制御
に伴なう遊技の醍醐味および遊技価値を、打球操
作技術の優劣にあまり関係なく遊技者一般に広く
平等に提供し得、しかも、遊技の単調化を大幅に
改善できるパチンコ遊技機を提供することを目的
とする。
[課題を解決するための手段] 本発明に係るパチンコ遊技機は、 前記遊技盤上に配設され、遊技者にとつて有利
になる第1の状態と遊技者にとつて不利になる第
2の状態に変化自在な可変入賞球装置、 前記遊技盤上に配設され、複数の識別情報を可
変表示可能な可変表示装置、 打込玉が前記遊技盤上に形成された特定領域を
通過したことに応じて、前記可変表示装置の表示
態様を可変開始する信号を発生する可変表示開始
信号発生手段、 前記可変表示装置の可変表示を停止指令する信
号を発生する停止指令信号発生手段、 前記可変表示開始信号発生手段出力に応答し
て、前記可変表示装置を可変表示駆動し、かつ前
記停止指令信号発生手段出力に応じて可変表示装
置の可変表示駆動を停止する表示駆動制御手段、 前記可変表示装置が停止されたときの識別情報
の種類に基づいて前記可変入賞球装置を複数の異
なる遊技価値が付与されるに足るだけ第1の状態
に変化するように予め設定された複数の価値情報
を判定する価値情報判定手段、 前記複数の価値情報のうち、最大価値を導出す
る価値情報に対する価値情報判定手段出力後にお
いて、前記可変入賞球装置を繰返して第1の状態
にできるように定められた条件を検出する繰返し
条件検出手段、および 前記最大価値を導出する価値情報に対応する価
値情報判定手段出力に応じて前記可変入賞球装置
を第1の状態に駆動するとともに、その第1の状
態に伴なつて付与される遊技価値が前記最大価値
に達したことに基づいて、前記可変入賞球装置を
再び第2の状態に駆動し、前記繰返し条件検出手
段出力に応じて可変入賞球装置を再度第1の状態
に駆動し、かつ前記最大価値以外の価値を導出す
る価値情報に対応する価値情報判定手段出力に応
じて前記可変入賞球装置を第1の状態に駆動する
とともに、その第1の状態に伴なつて付与される
遊技価値が前記最大価値以外の価値に達したこと
に基づいて前記可変入賞球装置を第2の状態に駆
動する駆動制御手段、を備えたことを特徴とす
る。
[作用] 可変表示装置の表示態様に基づいて、価値情報
判定手段から所定の価値情報が出力される。価値
情報は可変入賞球装置を最大価値付与するに足る
だけ遊技者にとつて有利な第1の状態に変化すべ
き情報の場合は、駆動制御手段によつて可変入賞
球装置が最大価値を付与するに足るだけ第1の状
態に駆動されて再び第2の状態に復帰する。この
とき、可変入賞球装置が第1の状態の間において
繰返し条件が検出されると、駆動制御手段によつ
て可変入賞球装置が再度第1の状態に駆動制御さ
れる。さらに、最大価値以外の価値情報が導出さ
れた場合は、それに基づいて、駆動制御段は可変
入賞球装置を前記最大価値以外の価値を付与する
に足るだけ第1の状態に駆動する。この場合、可
変入賞球装置の繰返し継続制御は行なわれない。
[発明の実施例] 以下には、図面を参照して、この発明の具体的
な実施例について説明する。
第1図は、この発明の一実施例のパチンコ遊技
機の正面図である。構成において、パチンコ遊技
機10は、前面枠11と、該前面枠11に着脱自
在に装着された遊技盤1とを含む。遊技盤1に
は、セーフ孔2a,2b、入賞玉によつて後述の
可変表示装置50を可変表示できる条件の定めら
れた入賞領域3aないし3c、複数のヤクモノ
(通称チユーリツプ)4a,4b,およびアウト
玉入口5が形成されている。セーフ孔2a,2
c、入賞領域3a〜3cおよびヤクモノ4a〜4
bは、入賞領域の一例であつて、遊技盤1の裏面
へ入賞玉を導き、裏面へ導かれた入賞玉によつて
賞品玉を放出するように決められた入賞孔であ
る。なお、入賞領域は、入賞孔に限らず、玉の通
過可能な通過領域であつてもよい。その場合は、
通過領域を通過した玉を検出するための通過玉検
出スイツチを設け、その出力で賞品玉の放出指令
が行なわれるようにすればよい。
遊技盤1のほぼ中央部には、可変入賞球・可変
表示装置30が配設されている。可変入賞球・可
変表示装置30は、後述の第3図ないし第5図を
参照して説明する可変入賞球装置40および可変
表示装置50が取付板31に一体的に装着されて
構成されている。可変表示装置50は、機械的可
変表示部材の一例の回転ドラム表示機構50Aお
よび電気的可変表示部材の一例のセグメント表示
器50Bを含んで構成されている。そして、可変
表示装置50は、入賞領域3a〜3cへの入賞玉
に応じて回転ドラム表示機構50Aおよびセグメ
ント表示器50Bの可変表示を開始し、遊技者の
停止指令操作または可変表示開始から一定時間後
において、可変表示を停止する。このときの回転
ドラム表示機構50Aの表示状態とセグメント表
示器50Bの表示状態との組合わせが所定の状態
になつたとき、可変入賞球装置40を開成駆動で
きるように定められた特定遊技状態になつたこと
が判断される。なお、可変入賞球装置40を開成
駆動するための特定遊技状態の他の例としては、
比較的入賞しにくいように釘調整された入賞領域
を形成し、当該入賞領域の入賞玉に基づいて特定
遊技状態を検出するようにしてもよい。
遊技盤1の左上隅には、数値情報表示器6が設
けられている。数値情報表示器6は、特定遊技状
態に基づいて可変入賞球装置40が開成している
1回の期間中に入賞した玉の数を表示するための
ものである。
さらに、パチンコ遊技機10には、次のような
構成要素が備えられている。前面枠11の下方に
は、賞品玉放出口12、打球待機樋13、打球ハ
ンドル14、余剰賞品玉放出口15および玉皿1
6が配設されている。ここで、打球待機樋13
は、賞品玉放出口12から放出された賞品玉およ
び遊技者が玉貸機で借りた玉を一時貯留する貯留
皿として用いられるとともに、貯留玉を整列して
1個ずつ打球供給機構(図示せず)へ供給する働
きをするものである。打球ハンドル14は、その
回動によつて打球強さを調節するためのものであ
る。打球ハンドル14の近傍の前面枠11には、
打球指令スイツチ14sが設けられている。打球
指令スイツチ14sは、押圧により打球指令信号
を発生するものである。この指令スイツチ14s
は、場合により、打球ハンドル14の外周に設け
てもよい。前面枠11の左側辺には停止指令スイ
ツチ17が設けられている。停止指令スイツチ1
7は、遊技者の指令によつて可変表示装置50の
可変表示を停止指令するためのものである。
第2図は、パチンコ遊技機10の裏面構造の図
解図である。図において、入賞領域3a,3b,
3cの形成された遊技盤1の裏面側には、入賞領
域に対応して該入賞領域を通過してきた入賞玉を
下方へ導くための径路211,212が形成され
ている。径路211の下方には、入賞領域3aま
たは3bへの入賞玉を検出するための入賞玉検出
器22aが取付けられている。同様に、径路21
2の下方には、入賞領域3cへの入賞玉を検出す
るための入賞玉検出器22bが取付けられてい
る。なお、必要に応じて、入賞玉検出器22a,
22bで検出された入賞玉は、ヤクモノ4a,4
bの上部位置にもたらされ、ヤクモノ4a,4b
の玉受片を開成するのに利用される。入賞玉検出
器22a,22bの出力は、回転ドラム表示機構
50Aおよびセグメント表示器50Bを表示駆動
可能な状態の検出出力として利用されるように、
図示しない接続線によつて配線されている。
アウト玉入口5よりもやや上部位置の遊技盤1
の裏面には、径路213が設けられている。径路
213はセーフ孔2a,2b、入賞領域3a〜3
c、ヤクモノ4a,4bまたは可変入賞球装置4
0のいずれかへ入賞した玉を入賞玉処理機23へ
導くためのものである。入賞玉処理機23は、径
路213を介して導かれる入賞玉を1個ずつ落下
させる。入賞玉処理機23で1個ずつ落下された
玉は、従来周知の賞品玉放出機構に連結された作
動部材を作動させて、1個の入賞玉につき一定数
の賞品玉の放出を行なわせる。
第3図は、可変入賞球・可変表示装置30の斜
視図である。第4A図および第4B図は、可変入
賞球装置40の詳細を示し、特に、第4A図は可
変入賞球・可変表示装置30の裏面から見た可変
入賞球装置40の詳細を示し、第4B図、可変入
賞球装置40の入賞領域部分の縦断面図である。
第5図は、回転ドラム表示機構50Aの詳細を示
す図解図である。
次に、第3図ないし第5図を参照して、可変入
賞球・可変表示装置30の構成について詳細に説
明をする。
可変入賞球・可変表示装置30は、取付板31
に可変入賞球装置40と可変表示装置50とが一
体的に装着された構成になつている。具体的に
は、取付板31には開口部32が穿設されてい
る。開口部32は可変入賞球装置40の開閉板4
1が開成されたときに入賞領域となるように、横
長の長方形の孔とされている。取付板31には、
回転ドラム表示機構50Aに含まれる回転ドラム
に描かれた識別情報を表示するための表示窓33
a,33b,33cが形成されている。さらに、
取付板31の最上部には、枠部材34が取付けら
れている。枠部材34にはセグメント表示器50
Bが装着されており、その上部は逆ハ字状の玉受
板341が取付けられている。玉受板341で受
けられた玉は、入賞領域3aとなる孔を介して裏
面へ導かれるようになつている。さらに、枠部分
34の横方向に延びる部分には、玉を通過させる
ための通過領域342,343が形成されるとと
もに、該通過領域342,343を通過した玉の
落下に変化を与えるために、取付板31のほぼ中
央部で開口部32の上部位置には横一列に障害釘
35が適当な数だけ植設されている。障害釘35
と開口部32との間には、ガイド部材36が装着
されている。ガイド部材36は、横方向の複数箇
所に、垂直方向に延びるガイド板を有し、玉を垂
直方向に導きながら落下させる働きをするもので
ある。
可変入賞球装置40は、遊技者にとつて有利に
なる第1の状態では開閉板41を前方へ開いて玉
を受入れ容易な状態となり、遊技者にとつて不利
になる第2の状態では開閉板41を閉じて玉の受
入れが不可能な状態になる。このような可変入賞
球装置40の構造をより具体的に説明する。可変
入賞球装置40は枠部材42の前面(すなわち開
口部32に関連する部分)に回動自在に装着され
た開閉板41を含む。開閉板41の両側端縁に
は、裏面側に突出する三角形の側壁411,41
2が備えられている。側壁411,412は軸4
13で枠部材42の側面に回動自在に取付けられ
ている。枠部材42の下方には、径路421,4
22が形成されている。枠部材42の背面はカバ
ー423で覆われている。開閉板41が開成状態
における開口部32は、玉の入賞容易な入賞領域
43となる。入賞領域43は、横方向に複数の入
賞領域43a〜43cに分けられている。入賞領
域43aは、特定遊技状態において開閉板41の
開成中に入賞した玉によつて再度開閉板41を開
いて可変入賞球装置40を入賞しやすい状態にで
きるような条件が定められた領域である。その目
的で、検出スイツチ44aが備えられている。検
出スイツチ44aは入賞領域43aへ入賞し、裏
面へ導かれ、不方へ落下する玉を検出するための
ものである。また、入賞領域43a〜43cへ入
賞した玉は、それぞれ径路421,422を介し
て下方へ導かれる。径路421,422の下方に
は、入賞領域43へ入賞した玉を検出するための
検出スイツチ44bが設けられている。この検出
スイツチ44bは、計数手段の一部を構成してい
るものである。
開閉板41には開閉駆動機構45が結合されて
いる。開閉駆動機構45は、ソレノイド451
と、T字形レバー453と、ロツド455とばね
456とを含む構成である。T字形レバー453
はその中心がピン454によつて取付板31に回
動自在に取付けられている。T字形レバー453
の短辺の一端はソレノイド451のプランジヤ4
52に係合され、該レバー453の短辺の他端に
はばね456が連結されている。さらに、T字形
レバー453の長辺の端部にはロツド455の一
端が係合され、該ロツド455の他端は開閉板4
1の側壁とピン413によつて結合されている。
ソレノイド451が電気的に消勢されているとき
には、T字形レバー453の短辺他端がばね45
6で引張られているので、該レバー453の長辺
先端は下方に引き落とされた状状態になり、ロツ
ド455によつて開閉板41の側壁に下方向きの
力が加わり、開閉板41は閉成された状態にな
る。逆に、ソレノイド451が電気的に付勢され
ると、T字形レバー453は時計方向(第4A図
において時計方向)へ回動され、ロツド455が
上方向へ引き上げられて開閉板41が前方へ開成
される。
なお、この実施例では、可変入賞球装置40
は、遊技者にとつて有利になる第1の状態では玉
が入賞しやすい開閉板41が開成した状態とな
り、遊技者にとつて不利になる第2の状態では開
閉板41が閉成した玉が入賞不可能な状態のもの
を説明した。しかしながら、可変入賞球装置の構
造および第1の状態と第2の状態との変化状態
は、上述の実施例のものに限定されることはな
く、種々の構造および状態をとり得る。たとえ
ば、可変入賞球装置の他の例として、いわゆるチ
ユーリツプのように、遊技者にとつて有利になる
第1の状態では、1対の玉受片が左右に開成して
玉が入賞しやすい状態であり、遊技者にとつて不
利になる第2の状態では玉受片が閉成して入賞し
にくい状態をとるものとすることもできる。ま
た、可変入賞球装置は、遊技盤1に開閉可能に設
けられた開閉板と、該開閉板の上部に設けられた
1個の玉を受入れ可能な玉受口とを含む構成と
し、第2の状態では開閉板が閉じられており、開
閉板の上部に設けられた玉入口にしか玉が入賞で
きない、低い確率で入賞玉が生じる状態であり、
第1の状態では開閉板が開いて高い確率で入賞玉
が生じるような構成にすることもできる。
次に、可変表示装置50の詳細について説明を
する。可変表示装置50は、回転ドラム表示機構
50Aおよびセグメント表示器50Bを含んでい
る。
回転ドラム表示機構50Aは、第5図に示され
るような構成である。第5図を参照して、回転ド
ラム群51は、複数列の回転ドラム51a,51
b,51cを含んでいる。各列の回転ドラム51
a〜51cの外周上には、絵模様や記号や数字な
どの識別情報(たとえばベル,星,ヨツトなどの
絵模様または数字もしくはアルフアベツトなどの
記号)が描かれている。各列の回転ドラム51a
〜51cのそれぞれの側面には、外周上に描かれ
た識別情報の数に相当する歯数を有するラチエツ
ト歯車52a〜52c(図示では52cのみが現
われている)が固着されている。各列の回転ドラ
ム51a〜51cのそれぞれは、ドラム軸53に
遊嵌されて、その摩擦力で個別的に回転可能なよ
うに支持されている。ドラム軸53は、その両側
がボツクス54の側面で軸支されるとともに、ド
ラム軸53の一方端には回転力伝達機構55に含
まれる歯車551が固着されている。歯車551
は変速用歯車552と噛み合つている。ボツクス
54の側面には、回転ドラムを駆動するためのモ
ータ56が装着されている。モータ56はギヤー
ドモータであつて、その駆動歯車は歯車552と
係合されている。したがつて、モータ56の回転
力は歯車552,551を介してドラム軸53に
伝達され、回転ドラム群51が回転駆動される。
ボツクス54の後方背面には、各列の回転ドラ
ム51a〜51cのそれぞれを個別的に回転させ
または停止制御するためのソレノイド57a〜5
7cが固着されている。ソレノイド57a〜57
cのプランジヤ571は、それぞれ係止レバー5
8a〜58cの一端とピンで連結されている。係
止レバー58a〜58cのほぼ中央部は、軸58
1で軸支され、該軸581の両端はボツクス54
の両側面で支持されている。係止レバー58a〜
58cのそれぞれの先端には、爪状部582が形
成されている。そして、各係止レバー58a〜5
8cの爪状部582は、対応するラチエツト歯車
52a〜52cのそれぞれと係合して、各列の回
転ドラムを停止させ、ロツク状態を保持するよう
にされている。
可変入賞球装置40を第1の状態にすることの
可能な特定遊技状態は、回転ドラム表示機構50
Aで表示される各列の絵模様などの識別情報の組
合わせ状態と、セグメント表示器50Bで表示さ
れる数字情報の表示状態との組合わせによつて決
められる。
なお、特定遊技状態は、回転ドラム表示機構5
0Aの各列のドラムで表示される識別情報の組合
わせだけによつて決められるようにしてもよい。
あるいは、回転ドラム表示機構50Aを用いず、
電気的に数字0〜9を表示できるセグメント表示
器を複数個配置し、該セグメント表示器によつて
表示される複数桁の表示情報の組合わせに基づい
て決められるようにしてもよい。
第6図は、この発明の一実施例の遊技制御回路
図である。構成において、遊技制御回路60は、
可変表示可能条件検出回路61、回転ドラム駆動
制御回路62、表示駆動回路63、特定遊技状態
検出回路64、所定入賞玉数検出回路65、所定
価値付与状態検出回路66、数値情報表示駆動回
路67および駆動制御回路70を含む。
可変表示可能条件検出回路61は、可変表示装
置50を可変表示できる条件を検出するものであ
る。回転ドラム駆動制御回路62は、可変表示可
能条件に基づいて、回転ドラム表示機構50Aを
駆動制御するための回路である。表示駆動回路6
3は、可変表示可能条件に基づいて、セグメント
表示器50Bを表示駆動するための回路である。
特定遊技状態検出回路64は、回転ドラム表示機
構50Aの表示状態とセグメント表示器50Bの
表示状態との組合わせに基づいて、予め定める特
定遊技状態になつたことを検出するための回路で
ある。なお、特定遊技状態検出回路65は、この
実施例では、特定遊技状態のみならず、該特定遊
技状態よりも小さな遊技価値を付与可能な遊技状
態であつて、可変入賞球装置40を第1の状態に
できる条件を検出する機能を含んでいる。このた
め、この実施例では、遊技状態の種類が豊富にな
り、遊技者にとつてより興趣のあるパチンコ遊技
機とすることができる。所定入賞玉数検出回路6
5は、特定遊技状態において可変入賞球装置40
に入賞した玉数を計数するとともに、その玉数が
予め許容された所定数になつたときに検出出力を
導出する回路である。所定価値付与状態検出回路
66は、特定遊技状態において所定の価値を付与
した状態(たとえば打止数として設定された多量
の賞品玉数が払出された状態)を検出するための
回路である。数値情報表示駆動回路67は、所定
入賞玉数検出回路65の出力に基づいて所定の数
値を数値情報表示器6に表示駆動するための回路
である。
第7図は、第6図に示す遊技制御回路のうち
の、駆動制御回路70および所定入賞玉数検出回
路65の詳細な構成の一例を示す回路図である。
第7図を参照して、駆動制御回路70は、オアゲ
ート71、タイマ72〜74、ドライバ75およ
び一定時間繰返し開閉駆動回路76を含む。ここ
に、ドライバ75は、オアゲート71の出力期間
中ソレノイド451を付勢することによつて、可
変入賞球装置40を第1の状態に駆動するための
ものである。一定時間繰返し開閉駆動回路76
は、可変入賞球装置40を、原則として一定時間
(たとえばt1=30秒)連続的に入賞しやすい状
態にするものである。
次に、第1図ないし第7図を参照して、この実
施例のパチンコ遊技機10の具体的な動作につい
て説明をする。
遊技者は、玉貸機で借りた玉を打球待機樋13
へ入れ、打球ハンドル14を回動して打球強さを
調節した後、打球スイツチ14sを押圧する。打
球スイツチ14sの押圧に応じて、モータ241
に電力が供給され、モータ241が回転駆動し、
打球ハンマ243を間欠的に回動させることによ
つて、玉が1個ずつ遊技盤1へ打込まれる。この
ようにして遊技者が打球遊技をしているとき、打
球玉がセーフ孔2a〜2cのいずれかまたはヤク
モノ4aもしくは4bに入賞すると、賞品玉放出
機構が作動して、1個の入賞玉につき所定数の賞
品玉が放出制御される。
また、打込玉が入賞領域3a〜3cのいずれか
へ入賞すると、対応の検出スイツチ22aまたは
22bがハイレベル信号を導出し、この信号はオ
アゲート611を介して駆動回路621に与えら
れるとともに、タイマ622に与えられる。さら
に、オアゲート611からのハイレベル出力は表
示駆動回路63に含まれるフリツプフロツプ63
1に与えられ、該フリツプフロツプ631をセツ
トする。駆動回路621は、オアゲート611か
らの信号に基づいて、ソレノイド57a〜57c
を付勢して係止レバー58a〜58cの爪状部5
82と対応するラチエツト歯車52a〜52cと
の係合状態を解除し、同時にモータ56を回転駆
動させる。これによつて、各列の回転ドラム51
a〜51cが回転駆動され、回転ドラムの表示状
態が可変される。また、フリツプフロツプ631
のセツト出力はアンドゲート632の一方入力と
して与えられる。アンドゲート632には、クロ
ツク発振器633の出力クロツクパルスが常時他
方入力として与えられている。このため、アンド
ゲート632はフリツプフロツプ631のセツト
出力に応じてクロツクパルスを導出し、リングカ
ウンタ634に与える。リングカウンタ634
は、クロツクパルスの入力に応じて、セグメント
表示器50Bで表示可能な数値0〜9を循環的に
計数するものであつて、その計数値はデコーダド
ライバ635および特定遊技状態検出回路64に
含まれる判定回路645に与えられる。デコーダ
ドライバ635は、リングカウンタ634の計数
値をデコードし、その計数値に基づいてセグメン
ト表示器50Bで表示される数字をクロツクパル
スの周期に同期して順次的に変化させる。
このようにして、回転ドラム51a〜51cが
回転駆動されかつセグメント表示器50Bが可変
表示されることによつて、機械的な可変表示と電
気的な可変表示とが同時に行なわれる。
前述のごとくして、回転ドラム51a〜51c
およびセグメント表示器50Bがそれぞれ可変表
示されている状態において、遊技者は各列の回転
ドラム51a〜51cの表示状態の組合わせが特
定の遊技状態となることを期待して、任意のタイ
ミングで停止指令スイツチ17を押圧する。な
お、可変表示が開始されてからタイマ622で設
定されている一定時間内に停止指令スイツチ17
が押圧されない場合には、タイマ622の出力で
停止指令される。停止指令スイツチ17の押圧に
よる出力またはタイマ622の出力に応じて、駆
動回路621はソレノイド57a〜57cを予め
定める順序(または不規則的順序)で消勢し、応
じて係止レバー58a〜58cの爪状部582と
対応するラチエツト歯車52a〜52cとがそれ
ぞれ係合して、回転ドラム51a〜51cが順次
停止される。さらに、駆動回路621は少し遅れ
てモータ56の回転を停止させるとともに、すべ
ての回転ドラムが停止したことを表わすハイレベ
ルの信号を導出する。このハイレベル信号は、フ
リツプフロツプ631をリセツトするとともに、
判定指令信号として表示状態判定回路643に与
えられる。フリツプフロツプ631のリセツトに
よつてアンドゲート632はクロツクパルスの導
出を停止する。このため、リングカウンタ634
の計数値の歩進が停止し、したがつてリングカウ
ンタ634で計数された計数値に相当する数字が
連続的にセグメント表示器50Bで表示される。
表示状態判定回路643は、判定指令信号に応
じてセンサ641および642から与えられる出
力に基づいて各列の回転ドラムで表示されている
識別情報の組合わせを判定する。ところで、この
実施例では、センサ641および642は、投光
部と受光部とを有する光電センサで構成されてい
る。各センサ641,642の投光部と受光部と
は、回転ドラムの軸方向両外側に対峙して設けら
れている。そして、回転ドラム51a〜51cの
それぞれの側面には、第5図では図示を省略して
いるが、同心円に半径の異なる第1の円周上と第
2の円周上とに、それぞれ回転ドラムで表示され
る識別情報に対応する位置に、透孔が穿設された
部分と透孔が穿設されない部分とが形成されてい
る。そして、各回転ドラム51a〜51cの停止
状態によつて、4種類の識別情報が出力されるよ
うになつている。たとえば、第1および第2の円
周上のそれぞれに透孔が穿設されている部分を論
理「1」とし、透孔の穿設されていない部分を論
理「0」とすれば、4種類の2ビツトのコード
「00」,「01」,「10」,「11」が規定でき、各列の回
転ドラムの識別情報の組合わせを検出することが
できる。そして、表示状態判定回路643は、回
転ドラム51a〜51cで表示されている識別情
報の組合わせに基づいて得点を判定し、その得点
を駆動制御回路70および判定回路645に与え
る。この表示状態判定回路643により、前記可
変表示装置が停止されたときの識別情報の種類に
基づいて前記可変入賞球装置を複数の異なる遊技
価値が付与されるに足るだけ第1の状態に変化さ
せるように予め設定された複数の価値情報を判定
する価値情報判定手段が構成されている。
もし、回転ドラム51a〜51cで表示される
識別情報の組合わせが特定遊技状態の組合わせ、
すなわち最大価値を付与するように定められた組
合わせ(たとえばすべてAの記号)でなければ、
表示状態判定回路643はそのときの組合わせに
基づいて最大価値よりも小さな価値を付与すべき
ことを表わす判定信号j2〜j4のいずれかを導
出する。各判定信号j2〜j4は対応するタイマ
72〜74に与えられる。各タイマ72,73,
74は、それぞれ対応する判定信号j2,j3,
j4の入力に応じて、予め定められる一定時間t
2,t3,t4だけハイレベル信号を導出するも
のである。ここで、タイマ72〜74で設定され
ている一定時間は、t2≧t3≧t4の関係に選
ばれ、たとえばt=10秒,t3=6秒,t4=4
秒とされている。なお、判定回路645は、判定
信号がj1以外(すなわちj2〜j4)であれ
ば、セグメント表示器50bの表示状態の判定は
何ら行なわない。
今、たとえば、表示状態判定回路643が判定
信号j2を導出した場合を想定すると、タイマ7
2が一定時間t2だけハイレベル信号に導出す
る。このハイレベル信号はオアゲート71を介し
てドライバ75に与えられる。応じて、ドライバ
75は一定時間t2だけソレノイド451を連続
的に付勢する。したがつて、可変入賞球装置40
の開閉板41は一定時間t2だけ開成されて、打
込玉の入賞を許容する。このとき、打込玉が入賞
領域43a〜43cのいずれかへ入賞すると、賞
品玉放出機構が入賞玉に応じて所定数の賞品玉を
払出す。なお、この場合において、打込玉が入賞
領域43aへ入賞しても、可変入賞球装置40の
開閉動作の延長制御は行なわれない。
次に、各列の回転ドラム51a〜51cで表示
される識別情報の組合わせが最大価値を付与する
ように定められた組合わせの場合を説明する。こ
の場合、表示状態判定回路643は判定信号j1
を導出し、該信号j1は判定回路645に与えら
れるとともに、フリツプフロツプ761のセツト
入力として与えられる。応じて、フリツプフロツ
プ761がセツトされる。また、判定回路645
は、判定信号j1に応じてリングカウンタ634
の計数値が組合わせ設定部644で設定されてい
る最大価値を付与すべき表示状態(たとえば7が
表示された状態)であるか否かを判定する。この
とき、判定回路645は、回転ドラム51a〜5
1cの表示状態の組合わせが最大価値を付与する
状態であつても、セグメント表示器50Bが数字
7を表示していなければ最大価値付与指令信号j
0(ハイレベル信号)を導出しない。この場合
は、判定信号j1によつてセツトされたフリツプ
フロツプ761のセツト出力がオアゲート762
を介してタイマ763に与えられる。応じて、タ
イマ763が一定時間t1の計時動作を開始し、
その期間中ハイレベル信号を導出して、そのハイ
レベル信号はトランジスタ764のコレクタへ与
えられる。このとき、トランジスタ764のベー
スには、比較回路653の不一致出力(ローレベ
ル)がインバータ655でハイレベルに反転され
て与えられている。したがつて、トランジスタ7
64は比較回路653が不一致出力を導出してい
る期間中導通し、タイマ763の出力をオアゲー
ト71を介してドライバ75に与える。応じて、
ドライバ75はソレノイド451を付勢して開閉
板41を開成させる。この場合において、フリツ
プフロツプ766がセツトされていないので、ア
ンドゲート651および767が不能動化された
ままである。したがつて、所定入賞玉数検出回路
65は入賞領域43aへ入賞した玉を検出せず、
可変入賞球装置40を繰返して開成するための準
備動作を行なわない。そして、タイマ63が一定
時間t1を計時すると、その出力はローレベルに
なるので、開閉板41は閉成される。
次に、この実施例の特徴である特定遊技状態に
なつた場合、すなわち回転ドラム51a〜51c
の表示状態の組合わせが最大価値を付与可能な所
定の状態(たとえばすべてAの記号の表示状態)
となりかつセグメント表示器50Bの表示状態が
7を表示している状態になつた場合の動作につい
て説明をする。
判定回路645が特定遊技状態の成立したこと
を表わすハイレベル信号を導出してアンドゲート
646に与える。このとき、アンドゲート646
は、所定価値付与状態検出回路66の出力のロー
レベルがハイレベルに反転されて与えられている
ので、アンドゲート646からハイレベルの判定
信号j0が導出される。判定信号j0はフリツプ
フロツプ766をセツトする。このため、特定遊
技状態になつた場合は、判定信号j1に応じて前
述の回転ドラム51a〜51cの表示状態のみ最
大価値付与状態になつた場合の動作が行なわれ、
かつ特定遊技状態に基づく繰返し価値付与動作が
行なわれる。すなわち、タイマ763は判定信号
j1の与えられたときから一定時間t1だけハイ
レベルを導出してドライバ75を駆動させ、開閉
板41を開成する。このとき、アンドゲート65
1はフリツプフロツプ766のセツト出力によつ
て能動化されている。したがつて、打込玉が入賞
領域43a,43cのいずれかへ入賞すると、検
出スイツチ44bによつて検出される。検出スイ
ツチ44bの検出出力はアンドゲート651を介
してカウンタ652に与えられる。カウンタ65
2は特定遊技状態において、入賞領域43a〜4
3cへ入賞した玉数を計数し、その計数値を比較
回路653および数値情報表示駆動回路67に与
える。比較回路653は設定部654で設定され
ている特定遊技状態における可変入賞球装置40
への入賞可能な入賞玉数(たとえば10個)が基準
入力として与えられている。比較回路653はカ
ウンタ654の計数値が設定数よりも小さいとき
はローレベル信号を導出する。ローレベル信号が
インバータ655でハイレベルに反転されてトラ
ンジスタ764のベース入力として与えられるの
で、トランジスタ764はタイマ763の出力の
ハイレベル信号をオアゲート71に与える。
また、カウンタ652の計数値が計数情報表示
駆動回路67によつて数値情報表示器6で表示さ
れている。遊技者は数値情報表示器6の表示状態
を見て、特定遊技状態において可変入賞球装置4
0の開成期間中に入賞した玉数を知ることがで
き、しかもあと何個まで入賞玉が許容されている
かを容易に知ることもできる。このため、この表
示に基づいて、遊技者は遊技に対しての作戦を立
てやすくなる等の利点がある。
タイマ763がタイムアツプする前に、許容さ
れた所定数の入賞玉があつた場合は、比較回路6
53がハイレベル信号を導出する。このハイレベ
ル信号はインバータ655でローレベル信号に反
転され、トランジスタ764がオフになり、タイ
マ763のハイレベル出力は導出されない。この
ようにして、特定遊技状態になつた場合は、タイ
マ763で設定された一手時間t1が経過する前
に、入賞領域への入賞玉が所定数に達したとき、
強制的にソレノイド451が消勢されて、開閉板
41が閉成される。なおこのとき、インバータ6
55の出力はオアゲート765を介して立下がり
微分回路767に与えられ、立下がり微分され
る。そして、この微分パルスは単安定マルチ76
8に与えられ、単安定マルチ768は一定時間だ
けハイレベル信号を導出する。その出力はアンド
ゲート769,76aに与えられるとともに、フ
リツプフロツプ761をリセツトさせる。
ところで、特定遊技状態後に可変入賞球装置4
0が開成駆動されている期間において、玉が入賞
領域43aへ入賞すると、検出スイツチ44が検
出出力を導出してフリツプフロツプ76bをセツ
トさせている。このため、アンドゲート769
は、フリツプフロツプ766のセツト出力のある
こと(すなわち特定遊技状態であること)、フリ
ツプフロツプ76bのセツト出力のあること(す
なわち繰返して可変入賞球装置40を開成できる
条件を検出したこと)および単安定マルチ768
の出力のあること(すなわち可変入賞球装置40
の開成したこと)に基づいて、ハイレベル信号を
導出し、該ハイレベル信号をオアゲート762を
介してタイマ763に与える。応じて、タイマ7
63は再び一定時間t1の計時動作を開始し、そ
の期間中ハイレベル信号を導出する。このハイレ
ベル信号はトランジスタ764およびオアゲート
71を介してドライバ75に与えられ、ソレノイ
ド451が付勢される。よつて、特定遊技状態に
なつた後は、繰返し条件が検出される限り、繰返
して可変入賞球装置40が開成駆動される。
なお、単安定マルチ768の出力から一定時間
遅れて、遅延回路76cがフリツプフロツプ76
bをリセツトさせるように構成されている。な
お、この場合、フリツプフロツプ76bのリセツ
ト出力がアンドゲート76aに与えられるが、こ
のときはもはやアンドゲード76aの他方入力と
して単安定マルチ768の出力が与えられていな
いので、アンドゲート76aはハイレベル信号を
導出しない。
以後同様にして、特定遊技状態後は、一定時間
t1(たとえば30秒)または1回の開成期間中に
許容された所定数(たとえば10個)の入賞玉が発
生するまでを1サイクルとして、入賞領域43a
への入賞玉がある限り、そのサイクルが繰返され
る。よつて、一度特定遊技状態になつた後払出す
べき賞品玉数が制限されているパチンコ遊技機1
0においては、可変入賞球装置40の1回の開成
期間中における入賞玉数が所定数以下に制限され
るとともに、繰返して開成する回数が多くでき、
遊技者にとつて有利な状態を長く継続でき、遊技
の雰囲気を盛り上げる等の利点がある。
なお、可変入賞球装置40が繰返して開成駆動
されている場合において、玉が入賞領域43aへ
1個も入賞しなければ、フリツプフロツプ76b
がリセツトされたままである。したがつてこの場
合は、単安定マルチ768の出力に応じてアンド
ゲート76aがハイレベル信号を導出し、オアゲ
ート76dを介してフリツプフロツプ766をリ
セツトさせる。この結果、可変入賞球装置40の
繰返し開成駆動動作は終了される。
特定遊技状態後、可変入賞球装置40が繰返し
て開成駆動されるごとに、玉が入賞領域43aへ
入賞すると、可変入賞球装置40の繰返し開成動
作が継続される。しかしながら、所定価値付与状
態検出回路66が予め定められる一定数(打止
数)の賞品玉(たとえば2000個)を払出したこと
を検出した場合は、その検出出力がオアゲート7
6dを介してフリツプフロツプ766に与えら
れ、フリツプフロツプ766はリセツトされる。
これによつても、可変入賞球装置40の繰返し開
閉駆動動作が終了する。
なお、この実施例では所定価値付与状態検出回
路66は一定数の賞品玉を払出したときに検出出
力を導出するようにしたが、所定価値付与状態検
出回路66は、たとえば可変入賞球装置40の繰
返し開成回路を計数し、その回数が一定回数、た
とえば18回になつたときに、検出出力を導出する
ような構成としてもよい。
また、前述の実施例では、繰返し条件検出手段
として、特定遊技状態において可変入賞球装置4
0の開成期間中に入賞領域43aへの入賞玉が1
個以上あつた場合を説明したが、その他の繰返し
条件を検出するようにしてもよい。たとえば、入
賞領域43a〜43cのいずれかへ入賞した玉数
が所定入賞玉数検出回路65で検出される玉数
(たとえば10個)よりも少ない玉数(たとえば3
個)以上であつた場合に繰返し条件を検出するよ
うに構成してもよい。その場合は、カウンタ65
2が上記少ない入賞玉数(3個)を計数したこと
を検出する比較回路を別に設け、その比較回路出
力でフリツプフロツプ76bをセツトさせるよう
に構成すればよい。
さらにまた、前述の実施例では、回転ドラム表
示機構50Aとセグメント表示器50Bとの表示
の組合わせに基づいて特定遊技状態が判定される
ようにしたが、回転ドラム表示機構50Aの表示
だけに基づいて特定遊技状態が判定されるように
してもよい。すなわち、セグメント表示器50B
を特定遊技状態の判定に使わないようにすること
もできる。このようにすれば、特定遊技状態にな
る確率が高くなり、遊技者に対するサービスの向
上が図れるパチンコ遊技機とすることができる。
さらに、駆動回路70の他の実施例として、オ
アゲート71とドライバ75との間にアンドゲー
トを設け、アンドゲートの他方入力に一定時間間
隔(たとえば2秒)のパルスを与えることによつ
て、可変入賞球装置40を相対的に長い一定期間
内で開閉駆動してもよい。
上述の第6図および第7図の実施例では、この
発明の動作を説明するためにハード回路を用いて
構成した場合を示したが、この発明の技術思想は
マイクロプロセツサを用いてプログラム処理によ
つて行なうこともできる。その場合は、第6図お
よび第7図に示す回路の動作を行なうようにプロ
グラム設定すればよいが、このようなプログラム
設定は電子技術に詳しい当業者ならば容易に考え
られるので、ここではその詳細な説明は省略す
る。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、繰返し継続
状態の前提となる特定遊技状態の発生が、遊技者
の打球操作ではコントロールできない可変表示装
置の表示結果を前提条件とし、繰返し継続制御の
発生に関し、打球操作技術の優劣に無関係な要素
を取入れ、初心者、熟練者にかかわらず広く遊技
者一般に前記繰返し継続制御に伴なう遊技の醍醐
味および遊技価値を提供しサービスの均一化を図
り得る。しかも、前記サービスの均一化のために
採用した可変表示装置を有効利用し、その可変表
示装置の複数の表示結果に基づいて可変表示装置
の第1の状態の期間をそれぞれ異ならせて付与さ
れる遊技価値の大きさを複数に設定し、複雑な遊
技制御により遊技の単調化を防止し得、奥の深い
弾球遊技が楽しめるに至つた。さらに、可変表示
装置の可変表示という打球操作とは異なつた別の
遊技をも楽しむことができ、バラエテイに富んだ
遊技が楽しめるという副次的効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例のパチンコ遊技
機の正面図である。第2図は、パチンコ遊技機の
裏面構造を示す図解図である。第3図は、可変入
賞球・可変表示装置30の斜視図である。第4A
図および第4B図は、可変入賞球装置40の詳細
図である。第5図は、回転ドラム表示機構50A
の詳細図である。第6図は、この実施例に含まれ
る遊技制御回路の回路ブロツク図である。第7図
は、所定入賞玉数検出回路65および駆動制御回
路70の詳細な回路図である。 図において、2a〜2cはセーフ孔、3a〜3
c,43a〜43cは入賞領域、6は数値情報表
示器、10はパチンコ遊技機、30は可変入賞
球・可変表示装置、40は可変入賞球装置、50
は可変表示装置、50Aは回転ドラム表示機構、
50Bはセグメント表示器、60は遊技制御回
路、61は可変表示可能条件検出回路、62は回
転ドラム駆動制御回路、63は表示駆動回路、6
4は特定遊技状態検出回路、65は所定入賞玉数
検出回路、66は所定価値付与状態検出回路、6
7は数値情報表示駆動回路、70は駆動制御回
路、76は一定時間繰返し開閉駆動回路を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 入賞領域を形成した遊技盤を含むパチンコ遊
    技機であつて、 前記遊技盤上に配設され、遊技者にとつて有利
    になる第1の状態と遊技者にとつて不利になる第
    2の状態に変化自在な可変入賞球装置、 前記遊技盤上に配設され、複数の識別情報を可
    変表示可能な可変表示装置。 打込玉が前記遊技盤上に形成された特定領域を
    通過したことに応じて、前記可変表示装置の表示
    態様を可変開始する信号を発生する可変表示開始
    信号発生手段、 前記可変表示装置の可変表示を停止指令する信
    号を発生する停止指令信号発生手段、 前記可変表示開始信号発生手段出力に応答し
    て、前記可変表示装置を可変表示駆動し、かつ前
    記停止指令信号発生手段出力に応じて可変表示装
    置の可変表示駆動を停止する表示駆動制御手段、 前記可変表示装置が停止されたときの識別情報
    の種類に基づいて前記可変入賞球装置を複数の異
    なる遊技価値が付与されるに足るだけ第1の状態
    に変化するように予め設定された複数の価値情報
    を判定する価値情報判定手段、 前記複数の価値情報のうち、最大価値を導出す
    る価値情報に対応する価値情報判定手段出力後に
    おいて、前記可変入賞球装置を繰返して第1の状
    態にできるように定められた条件を検出する繰返
    し条件検出手段、および 前記最大価値を導出する価値情報に対応する価
    値情報判定手段出力に応じて前記可変入賞球装置
    を第1の状態に駆動するとともに、その第1の状
    態に伴なつて付与される遊技価値が前記最大価値
    に達したことに基づいて、前記可変入賞球装置を
    再び第2の状態に駆動し、前記繰返し条件検出手
    段出力に応じて可変入賞球装置を再度第1の状態
    に駆動し、かつ前記最大価値以外の価値を導出す
    る価値情報に対応する価値情報判定手段出力に応
    じて前記可変入賞球装置を第1の状態に駆動する
    とともに、その第1の状態に伴なつて付与される
    遊技価値が前記最大価値以外の価値に達したこと
    に基づいて前記可変入賞球装置を第2の状態に駆
    動する駆動制御手段、を備えたパチンコ遊技機。
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JPS5858076A (ja) * 1981-10-01 1983-04-06 株式会社三共 パチンコ遊技機

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JPS6116761A (ja) 1986-01-24

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