JPH0347110B2 - - Google Patents

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JPH0347110B2
JPH0347110B2 JP60130551A JP13055185A JPH0347110B2 JP H0347110 B2 JPH0347110 B2 JP H0347110B2 JP 60130551 A JP60130551 A JP 60130551A JP 13055185 A JP13055185 A JP 13055185A JP H0347110 B2 JPH0347110 B2 JP H0347110B2
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Shohachi Ugawa
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Sankyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、パチンコ遊技機に関し、特に、可
変入賞球装置が設けられたパチンコ遊技機の改良
に関する。
[従来の技術] 一般に、パチンコ玉を利用して遊技するパチン
コ遊技機が普及し、手軽なレジヤーの1つとして
遊技者に親しまれている。周知のように、パチン
コ遊技機はその遊技盤上に複数のセーフ穴および
入賞球装置(ヤクモノ;弾称チユーリツプ)が配
設され、遊技者がパチンコ玉を打球したとき、パ
チンコ玉が或る確率でセーフ孔またはヤクモノに
入賞すると、一定数の賞品玉が払出されるもので
ある。このため、遊技者の操作としては、単に玉
を打球することによつて、玉がセーフ孔またはヤ
クモノへ入賞するのを競うのみであるので、遊技
が単調となる傾向があつた。
そこで、本願出願人は機械的可変表示器または
電気的可変表示器を設けることによつて、遊技者
の興趣をひきやすいようなパチンコ遊技機を提案
した。先に提案したパチンコ遊技機は、予め定め
る入賞領域への入賞玉に応じて各種の可変表示器
の表示状態を可変させ、可変表示を停止させたと
きの表示状態に基づいてヤクモノの開成状態を変
化させるものである。
[発明が解決しようとする問題点] ところが、ヤクモノの開成時間が比較的短い場
合は問題はないが、ヤクモノが比較的長い時間
(たとえば30秒)開成する場合には、ヤクモノが
開成中に可変表示器を可変表示できる条件が1回
だけでなく複複数回連続的に発生する場合があ
る。このような場合でも、従来の遊技機では、ヤ
クモノの開成後1回だけ可変表示器を可変表示さ
せるだけで、短時間に繰返して可変表示器を可変
表示できる条件が発生しても、その発生回数だけ
可変表示器の可変表示がされている訳ではなく、
遊技者に対するサービスの均等化が図れていない
という問題点があつた。
それゆえに、この発明は、可変表示器を可変表
示できる条件が短時間に繰返して発生した場合で
あつても、その発生回数を記憶しておき、該発生
回数だけ順次可変表示器の可変表示を行なうよう
にしたパチンコ遊技機を提供することである。
[問題点を解決するための手段] この発明は、可変表示手段を備えるパチンコ遊
技機であつて、可変表示手段を可変表示できる条
件を検出する遊技状態検出手段の検出回数を加減
算手段によつて加算するとともに、可変表示手段
を可変表示するごとに加減算手段の計数値を減算
するようにされており、加減算手段の計数値が所
定数あることに基づいて、可変表示手段の表示状
態を可変指令する可変表示指令信号発生手段が設
けられている。
[作用] 遊技状態検出手段が検出出力を導出するごと
に、加減算手段の計数値が+1インクリメントさ
れる。他方、可変表示手段が可変表示されるごと
に、加減算手段の計数値は−1デクリメントされ
る。そして、加減算手段の計数値が所定数、たと
えば+1以上あれば、可変表示指令信号発生手段
によつて、可変表示手段の表示状態が可変され
る。
[発明の実施例] 以下には、図面を参照して、この発明の具体的
な実施例について説明をする。
第1図は、この発明の一実施例のパチンコ遊技
機の正面図である。構成において、パチンコ遊技
機10は、前面枠11と、該前面枠11に着脱自
在に装着された遊技盤1とを含む。遊技盤1に
は、入賞領域の一例のセーフ孔2a〜2c、入賞
玉によつて後述の可変表示装置40を可変できる
条件の定められた入賞領域3a〜3c、複数のヤ
クモノ(通称チユーリツプ)4a,4b、および
アウト玉入口5が形成されている。
また、遊技盤1の下方部には、後述の第3図を
参照して詳細に説明する可変入賞球装置(いわゆ
る電動式ヤクモノ)30が配設されている。可変
入賞球装置30には、発光ダイオード6a,6b
が備えられている。発光ダイオード6a,6b
は、特定遊技状態において可変入賞球装置30が
遊技者にとつて有利な第1の状態のとき、予め定
める入賞領域または通過領域への通過玉に基づい
て一定期間後に遊技者にとつて不利な第2の状態
になつた後再度第1の状態にできるように定めら
れた条件が満たされたことを表示するためのもの
である。
この実施例では、当該表示用発光ダイオード6
a,6bは、可変入賞球装置30に取付けた構成
としたが、ここに限らず、遊技者が視認可能な位
置であればパチンコ遊技機10のどこ配置しても
よい。また、発光ダイオードに限らず、ランプそ
の他の表示装置によつて表示するようにしてもよ
い。
遊技盤1のほぼ中央部には、後述の第4図およ
び第5図を参照して詳細に説明する可変表示装置
40が配設されている。可変表示装置40には、
複数の発光ダイオード7a〜7dが備えられてい
る。発光ダイオード7a〜7dは、その発光表示
個数によつて可変表示装置40を可変表示できる
回数を表示するのに用いられる。なお、可変表示
装置40を可変表示できる回数を表示する手段と
しては、発光ダイオード7a〜7dに変えて、数
字を表示可能なセグメント表示器を用いてもよ
い。この場合、セグメント表示器は後述のセグメ
ント表示器8または41と兼用してもよいし、そ
れとは別に設けてもよい。
さらに、遊技盤1の左上隅には、数値情報を表
示するためのセグメント表示器8が設けられてい
る。セグメント表示器8は、可変入賞球装置30
が第1の状態になつた場合において、第1の状態
の経過時間または第1の状態にすることのできる
残存時間を表示するために用いられる。ここで、
可変入賞球装置30が第1の状態における経過時
間または第1の状態を継続できる残存時間を表示
する理由は、一度に多量の入賞玉が発生した入賞
玉に応じて賞品玉を払出すことのできない状態の
とき、その時間の計時を停止して遊技者に不利益
を与えないようにしていることを知らせるための
ものである。この場合の具体的な内容は、後で詳
細に説明をする。
前面枠11の下方には、賞品玉払出口12、打
球待機樋13、打球ハンドル14、余剰賞品玉払
出口15および賞品玉受皿16が配設されてい
る。打球待機樋13は、賞品玉払出口12から払
出された賞品玉および遊技者が玉貸機で借りた玉
を一時貯留するとともに、貯留玉を1個ずつ打球
供給機構(図示せず)へ供給する働きをする。打
球ハンドル14は、その回動によつて打球強さを
調節するものである。また、必要に応じて、打球
ハンドル14の外周または打球ハンドル14の近
傍の前面枠11には、打球指令スイツチ14sが
設けられている。なお、打球指令スイツチ14s
に代えて、打球ハンドル14の軸に固着されたカ
ムによつて押圧されるスイツチを設け、打球ハン
ドル14が回動されたときのこのスイツチが押圧
されて、打球指令信号が出力されるように構成し
てもよい。この場合は、必要に応じて、打球指令
スイツチ14sに代わる単発打ちスイツチが設け
られ、単発打ちスイツチが押圧されたとき玉が間
欠的に打球されるように構成することが好まし
い。
また、前面枠11にはスピーカ17aおよび停
止指令信号発生手段の一例の停止指令スイツチ1
8が設けられている。スピーカ17aは、特定遊
技状態を音声で知らせるのに用いられる。なお、
スピーカ17aの配設位置は、図示のような前面
枠11の下方に限らず、幕板の一部(図示の17
b)に示す部分)に選んでもよい。停止指令スイ
ツチ18は、遊技者に操作されることによつて可
変表示装置40の可変表示を停止指令するもので
ある。このスイツチ18は、図示のように1個だ
けであつてもよいし、可変表示装置40に含まれ
る回転ドラムのそれぞれに対応して複数個設けて
もよい。
第2A図および第2B図は、パチンコ遊技機1
0の裏面構造の図解図である。特に、第2A図
は、遊技盤1の裏面を示し、第2B図は、前面枠
11の裏面に開閉自在に装着された機構板の構造
を示す。次に、パチンコ遊技機10の裏面構造を
具体的に説明する。
セーフ孔2a〜2cの形成された遊技盤1の裏
面には、入賞玉をヤクモノ4a,4bへ導くため
の経路211,212が形成されている。入賞領
域3a〜3cの裏面には、該入賞領域にそれぞれ
に対応して検出スイツチ22a〜22cが設けら
れている。検出スイツチ22a〜22cは、入賞
領域3a〜3cへの入賞玉を検出し、その検出結
果は、可変表示装置40を可変表示可能な出力と
して用いられる。
遊技盤1の裏面のアウト玉入口5よりもやや上
部位置には、径路213,214が設けられてい
る。径路213,214は、セーフ孔2a〜2
c、入賞領域3a〜3c、ヤクモノ4a,4bま
たは可変入賞球装置30のいずれかへ入賞した入
賞玉を入賞玉処理機23へ導くものである。入賞
玉処理機23は、径路213を介して導かれる入
賞玉を1個ずつ間欠的に落下させる。入賞玉処理
機23によつて落下された入賞玉は、蛇行状径路
215を通過する際に、玉の重量で賞品玉払出機
構26に連結された作動レバー261を作動さ
せ、1個の賞品玉で1回の賞品玉払出動作を行な
わせる。
なお、賞品玉払出機構として電動式のものを用
いた場合は、入賞玉処理機23の回動に連動して
閉成される入賞玉検出スイツチを設ければよい。
そして、入賞玉検出スイツチの出力によつて、賞
品玉払出機構23が電気的に駆動されて所定数の
賞品玉が払出される構成とすればよい。
打球ハンドル14の配設位置に対応する前面枠
11の裏面には、電動式打球機構24が設けられ
ている。電動式打球機構24は、従来周知のよう
に、モータ241の回動力で打球カム242を回
転させ、打球カム242の回転によつて打球ハン
ドル243を間欠的に回動させて玉を打球するも
のである。なお、電動式打球機構24に代えて、
従来周知の手動式打球機構を用いてもよい。
機構板25の上部には、賞品玉タンク27が固
着されている。賞品玉タンク27には、補給樋
(図示せず)から補給玉が供給される。賞品玉タ
ンク27の下方には、賞品玉払出機構26が形成
されている。賞品玉払出機構26と賞品玉タンク
27との間は、傾斜して取付けられた整列径路2
71によつて連結されている。整列径路271
は、賞品玉タンク27に貯留されている玉を複数
列に整列して賞品玉払出機構26へ供給するもの
である。賞品玉払出機構26の下方には、合流樋
28が備えられている。合流樋28は、賞品玉払
出機構26から払出された賞品玉を賞品玉払出口
12へ導く樋281、余剰賞品玉を余剰賞品玉払
出口15へ導く樋282およびアウト玉を下方へ
導く樋283が一体的に成形された構成である。
さらに、径路213の上流方向(第2B図の右
側)には、所定賞品玉数検出スイツチ29が配置
されている。所定賞品玉数検出スイツチ29は、
径路213上に所定数以上の賞品玉が貯留されて
いるとき、所定数を越える入賞玉によつて作動レ
バーが押圧されるように設けられている。
第3図は、可変入賞球装置30の傾斜図であ
る。可変入賞球装置30は、遊技者にとつて有利
となる第1の状態の一例として、後者の開閉板を
前方へ開いて玉を受入れ容易な状態になり、遊技
者にとつて不利となる第2の状態の一例として、
開閉板を閉じて玉の受入れを阻止する状態になる
という2つの状態に変化可能な装置である。
第3図を参照して、可変入賞球装置30のより
具体的な構成を説明する。
飾り枠31の中央部分には、玉の入賞可能な入
賞領域32となる透孔が形成されている。透孔の
前面には、開閉板33が前方側に開成自在に取付
けられている。開閉板33は、その下辺が軸33
1で軸支されるとともに、その一方側辺(図示で
は右側)の裏面にU字状の突起部33が形成され
ている。突起部332には透孔が穿設され、該透
孔に、レバー34の先端に固着されたピン341
が挿通されている。レバー34の他端は、支点3
42で指示され、レバー34の上部位置には、開
閉板33を開閉駆動するための開閉機構35が設
けられている。開閉機構35はソレノイド351
を含み、ソレノイド351のプランジヤ352に
ロツド353の一端が連結され、ロツド353の
他端はレバー34の中央部に連結された構成とな
つている。
入賞領域32は、複数の領域32a,32b,
32cに分けられている。入賞領域32b,32
cへ入賞した玉は、直接遊技盤1の裏面に導かれ
て、径路213を介して入賞玉処理機23へ至る
ようにされている。一方、中央の入賞領域32a
は、上記入賞領域32b,32cと同様に入賞玉
処理機23へ至つて賞品玉を払出す他、玉の通過
に応じて可変入賞球装置30の開閉板33を再度
繰返して開閉駆動できるように定められている。
入賞領域32を挟む両側の飾り枠31には、セ
ーフ孔36a,36bが形成されている。セーフ
孔36a,36bは、遊技盤1に沿つて落下する
玉を常時受入れることができるよう、飾り枠31
の表面よりも前方側に突出して形成されており、
落入した玉を入賞玉として裏面へ導くようにされ
ている。
開閉板33が開いたときに露出する飾り枠31
部分には、発光ダイオード6a,6bが取付けら
れている。発光ダイオード6a,6bは、前述し
たように、特定遊技状態において開閉板33が開
成されているときに、入賞領域32aへの入賞玉
が発生したことに基づいて、一定期間後に開閉板
33が閉成された後再度繰返して開成できる条件
の成立したことを表示するものである。
なお、入賞領域32aを特定入賞領域とせず、
すなわち入賞領域32aに打込玉が入賞した場合
に、開閉板33を再度繰返して開成可能な繰返し
条件が成立する領域とせず、そのような繰返し条
件の成立は、遊技盤上に形成された別の特別な領
域に打込玉が入賞したことによつて成立するよう
にしてもよい。すなわち、条件成立のための特定
領域は、遊技盤1上に特別に設けもよい。
次に、可変入賞球装置の特作を説明する。開閉
板33は、ソレノイド351が付勢されてプラン
ジヤ352を引き上げたとき、図示のように前方
側に開成されて、遊技者に有利な状態となる。一
方、ソレノイド351が消勢されると、プランジ
ヤ352が下方向へ押出されて、レバー34が下
方向に回動する。このため、開閉板33が閉成さ
れて、遊技者にとつて不利な状態になる。
ところで、第3図に示す実施例では、第1の状
態は開閉板33が連続的に開成された状態であ
り、第2の状態は開閉板33が閉成された状態で
ある旨説明した。しかしながら、第1の状態と第
2の状態とは、次のような他の状態とすることも
できる。すなわち、第1の状態として、比較的短
い一定時間(2秒)ごとに開成と閉成とを交互に
所定回数(たとえば18回)だけ繰返される状態と
し、第2の状態は閉成状態としてもよい。
また、可変入賞球装置30は、第3図のような
ものに限らず、いわゆるチユーリツプのように可
動部材が左右両側へ開閉するようなものとし、か
つ第2の状態は玉が入賞不可能ではなく玉の入賞
がしにくい状態としてもよい。
第4図は、可変表示装置40の正面図である。
第4図を参照して、可変表示装置40は、電気的
に可変表示するセグメント表示器41および機械
的に回転することによつて可変表示する回転ドラ
ム表示機構50を含んでいる。具体的には、可変
表示装置40は、飾り枠42の上部にセグメント
表示器41が設けられるとともに、飾り枠42の
横方向に複数個(図示では3個)形成された窓か
ら回転ドラム51a,51b,51cの一部を目
視できるように回転ドラム表示機構50が収納さ
れている。
セグメント表示器41は、数字0〜9を表示す
るものであつて、回転ドラム表示機構50の可変
表示期間とほぼ同じ期間中数字を可変表示する。
飾り枠42には、可変表示装置40を可変表示
できる回数を表示するために、複数個の発光ダイ
オード7a〜7dが設けられている。なお、可変
表示装置40を可変表示できる回数を表示する手
段としては、発光ダイオード7a〜7dに代えて
セグメント表示器を用いてもよい。その場合は、
セグメント表示器41が電気的可変表示と可変表
示可能な回数の表示とに兼用されてもよいし、可
変表示可能な回数の表示用に別のセグメント表示
器が用いられてもよい。
第5図は、回転ドラム表示機構50の詳細な斜
視図である。第5図を参照して、回転ドラム表示
機構50に含まれる回転ドラム群51は、複数列
の回転ドラム51c,51b,51cを含む。各
列の回転ドラム51a〜51cの外周上には、絵
模様や記号や数字などの識別情報(たとえばベ
ル、星、ヨツトなどの絵模様、アルビア数字また
はアルフアベツトなどの記号)が描かれている。
可別の回転ドラム51a〜51cのそれぞれの側
面には、外周上に描かれた識別情報の数に相当す
る歯数を有するラチエツト歯車52a〜52c
(図示では52cのみが現われている)が固着さ
れている。各列の回転ドラム51a〜51cのそ
れぞれは、ドラム軸53に遊嵌されて、その摩擦
力で個別的に回転可能なように支持されている。
ドラム軸53は、その両側がボツクス54の側面
で軸支されるとともに、ドラム軸53の一方端に
は回転力伝達機構55に含まれる歯車551が固
着されている。歯車551は変速用歯車552と
噛み合つている。ボツクス54の側面には、回転
ドラムを駆動するためのモータ56が装着されて
いる。モータ56はギヤードモータであつて、そ
の駆動歯車は歯車552と係合されている。した
がつて、モータ56の回転力は歯車552,55
1を介してドラム軸53には伝達され、回転ドラ
ム群51が回転駆動される。
ボツクス54の後方背面には、各列の回転ドラ
ム51a〜51cのそれぞれを個別的に回転させ
または停止制御するためのソレノイド57a〜5
7cが固着されている。ソレノイド57a〜57
cのプランジヤ571は、それぞれ係止レバー5
8a〜58cの一端とピンで連結されている。係
止レバー58a〜58cのほぼ中央部は、軸58
1で軸支され、該軸581の両側はボツクス54
の両側面で支持されている。係止レバー58a〜
58cのそれぞれの先端には、爪状部582が形
成されている。そして、各係止レバー58a〜5
8cの爪状部582は、対応するラチエツト歯車
52a〜52cと係合して、各列の回転ドラムを
停止させ、ロツク状態を保持するようにされてい
る。
可変入賞球装置30を第1の状態にすることの
可能な特定遊技状態は、回転ドラム表示機構50
で表示される各列の絵模様などの識別情報の組合
わせ状態と、セグメント表示器41で表示される
数字情報の表示状態との組合わせによつて決めら
れる。
なお特定遊技状態は、回転ドラム表示機構50
の各列のドラムで表示される識別情報の組合わせ
だけによつて決められるようにしてもよい。ある
いは、回転ドラム表示機構50を用いず、電気的
に数字0〜9を表示できるセグメント表示器を複
数個配置し、該セグメント表示器によつて表示さ
れる複数桁の表示情報の組合わせに基づいて決め
られるようにしてもよい。
また、回転ドラム表示機構50等の可変表示機
構は、特定遊技状態の判断だけでなく、特定遊技
状態よりも小さな遊技価値等を付与するための判
断に用いてもよい。つまり、回転ドラム表示機構
50等の表示組合わせが特定遊技状態以外の比較
的高い確率で表示される表示内容になつたとき
に、所定価値を付与できる状態であることを決定
できるようにしてもよい。
第6図は、この発明の一実施例の遊技制御回路
の回路図である。構成において、遊技制御回路6
0は、この実施例の特徴である可変表示可能条件
検出回路61をはじめとして、さらに、デコーダ
ドライバ62、回転ドラム駆動制御回路63、表
示駆動回路64、判定手段65、打球モータ駆動
回路66、所定価値付与状態検出回路67および
駆動制御手段70を含んでいる。
ここで、可変表示条件検出回路61は、可変表
示装置40を可変表示できる条件を検出しかつそ
の回数を計数記憶するものである。この目的で、
検出スイツチ22a〜22cの出力がオアゲート
611を介して+入力に与えられる加減算カウン
タ612が備えられている。加減算カウンタ61
2の一端子には比較回路613の出力が与えられ
るようにされている。したがつて、加減算カウン
タ612の計数値は、入賞領域3a〜3cのいず
れかにパチンコ玉が入賞することに応じて加算さ
れ、比較回路613の出力が導出され、可変表示
装置40が可変駆動されることに減算されるよう
になつている。このように、可変表示装置40を
可変表示できる計数を記憶するための加減算カウ
ンタ612を含むことが、この実施例の最も大き
な特徴である。
さらに、遊技制御回路60に含まれる各構成要
素のうち、デコーダドライバ62は、可変表示装
置40を可変表示可能な回数に基づいて、発光ダ
イオード7a〜7bを表示駆動するものである。
回転ドラム駆動制御回路63は、可変表示可能条
件に基づいて回転ドラム表示機構50を駆動制御
するものである。表示駆動回路64は、可変表示
可能条件に基づいてセグメント表示器41を表示
駆動するものである。判定手段65は、セグメン
ト表示器41の表示状態と回転ドラム表示機構5
0の表示状態との組合わせに基づいて予め定める
特定遊技状態になつたことを検出するものであ
る。なお、この実施例の判定手段65は、特定遊
技状態のみならずその他の遊技状態あつて可変入
賞球装置30を第1の状態にできる条件を検出す
る機能も含んでいる。所定価値付与状態検出回路
67は、特定遊技状態において所定の価値を付与
した状態(たとえば打止数として設定された多量
の賞品玉を付与した状態)を検出するものであ
る。駆動制御手段70は、可変入賞球装置30を
駆動制御するものであつて、その詳細な回路構成
は第7図に示されている。
第7図は、駆動制御手段70は詳細な回路図で
ある。第7図を参照して、駆動制御手段70は、
デコーダドライバ71、オアゲート72、ドライ
バ73、タイマ74〜76および一定時間繰返し
開閉駆動回路700によつて構成されている。こ
こで、デコーダドライバ71は、一定時間繰返し
開閉駆動回路700に含まれるカウンタ706の
数値に基づいて、可変入賞球装置30を第1の状
態にしている期間の経過時間をセグメント表示器
8に表示させるものである。ドライバ73は、オ
アゲート72の出力期間ソレノイド351を付勢
することによつて、可変入賞球装置30を第1の
状態に駆動させるものである。一定時間繰返し開
閉駆動回路700は、可変入賞球装置30を第1
の状態とする一例として、可変入賞球装置30を
比較的長い一定時間(たとえばt=30秒)だけ継
続的に入賞しやすい状態にした場合における時間
を計測するものである。
次に、第1図ないし第7図を参照して、この実
施例のパチンコ遊技機10の具体的な動作を説明
する。
遊技者は、玉貸機で借りた玉を打球待機樋13
へ入れ、打球ハンドル14を回動して打球強さを
調節した後、打球スイツチ14aを押圧する。打
球スイツチ14aの押圧信号(ハイレベル信号)
は、アンドゲート661の一方入力として与えら
れる。このとき、アンドゲート661の他方入力
には、オアゲート662の出力のローレベル信号
がハイレベル信号に反転されて与えられている。
よつて、アンドゲート661はハイレベル信号を
導出してトランジスタ664を導通させ、モータ
241に電力を供給させる。モータ241の回転
駆動により、打球ハンマ243が間欠的に回動さ
れ、玉は1個ずつ遊技盤1へ打込まれる。
遊技者が打球遊技しているとき、打込玉がセー
フ孔2a〜2cのいずれかまたはヤクモノ4aも
しくは4bへ入賞すると、賞品玉払出機構26が
作動して、1個の入賞玉につき所定数の賞品玉が
払出される。
一方、打込玉が入賞領域3a〜3cのいずれか
へ入賞すると、対応する検出スイツチ22a〜2
2cのいずれかからハイレベル信号が導出され
て、オアゲート611を介して加減算カウンタ6
12の加算入力として与えられる。
加減算カウンタ612は、オアゲート611の
出力があるごとに加算動作し、かつ比較回路61
3の出力があるごとに減算動作し、その計数値を
比較回路613およびデコーダドライバ62に与
える。デコーダドライバ62は、加減算カウンタ
612の計数値に相当する個数の発光ダイオード
7a〜7dを表示駆動する。これによつて、遊技
者は発光ダイオード7a〜7dの表示個数によつ
て、後何回だけ可変表示装置40を可変表示でき
るかを容易に知ることができる利点がある。
なお、この実施例では、発光ダイオードを4個
用いて表示する例が示されているが、発光ダイオ
ードは4個に数らず任意の数にしてもよいことは
言うまでもない。また、設定値を越えた数の入賞
領域3a〜3cへの入賞玉が発生した場合には、
その越えた分の入賞玉に基づく可変表示装置40
の可変表示は無効として処理することもできる。
さらに、可変表示装置40を可変表示できる回
数を表示するために発光ダイオード7a〜7dに
変えてセグメント表示器41を用いてもよい。こ
の場合は、リングカウンタ644とデコーダドラ
イバ645との間にゲート回路を設け、このゲー
ト回路に加減算カウンタ612の計数値を与え、
フリツプフロツプ641のセツト出力期間および
リセツトされてから一定時間の間リングカウンタ
644の計数値をデコーダドライバ645に与
え、かつ、上述以外の期間には、加減算カウンタ
612の計数値がデコーダドライバ645に与え
られるように、ゲート回路を構成すればよい。
また、発光ダイオード7a〜7dに変えてセグ
メント表示器8を用いる場合は、同様に、加減算
カウンタ612の計数値とカウンタ607の計数
値とがセグメント表示器8に切換え可能にして与
えられるように構成すればよい。
比較回路613には、表示駆動回路64に含ま
れる遅延回路646の出力が比較指令信号として
与えられる。比較回路613は、ハイレベルの比
較指令信号が入力されているとき、加減算カウン
タ612の計数値(n)が可変表示装置40を1
回だけ可変表示させるのに要する値(たとえば1
以上;すなわちn≧1)であることに基づいてハ
イレベルの可変表示指令信号を導出する。この可
変表示指令信号が駆動回路631に与えられると
ともに、フリツプフロツプ641のセツト入力と
して与えられる。また比較回路613の出力は加
減算カウンタ612の減算指令信号としても与え
られ、加減算カウンタ612で計数されている可
変表示可能回数が1だけ減算される。
駆動回路631は、ハイレベル57a〜57c
を付勢して係止レバー58a〜58cの爪状部5
82と対応するラチエツト歯車52a〜52cと
の係合状態を解除させかつモータ56を回転駆動
させることによつて、各列の回転ドラム51a〜
51cを回転駆動させて回転ドラムの表示状態を
可変させる。これと同時に、フリツプフロツプ6
41のセツト出力がアンドゲート642の一方入
力として与えられる。アンドゲート642には、
クロツク発振器643の出力のクロツクパルスが
常時他方入力として与えられている。よつて、ア
ンドゲート642はフリツプフロツプ641のセ
ツト出力に応じてクロツクパルスを導出し、その
クロツクパルスをリングカウンタ644に与え
る。リングカウンタ644は、クロツクパルスの
入力に応じて、セグメント表示器41で表示可能
な数値0〜9を循環的に計数する。そして、その
計数値はデコーダドライバ645および判定手段
65に含まれる判定回路655に与えられる。デ
コーダドライバ645は、リングカウンタ64の
計数値をデコードし、その計数値に基づいてセグ
メント表示器41で表示される数字をクロツクパ
ルスの周期で順次的に変化させる。このようにし
て、回転ドラム51a〜51cが回転駆動されか
つセグメント表示器41が可変表示されることに
よつて、機械的な可変表示と電気的な可変表示と
が同時に行なわれる。
回転ドラム51a〜51cおよびセグメント表
示器41がそれぞれ可変表示されている状態にお
いて、遊技者は各列の回転ドラム51a〜51c
の表示状態の組合わせが特定遊技状態となること
を期待して停止指令スイツチ18を押圧する。な
お、停止指令信号発生手段の他の例として、停止
指令スイツチ18に代えてまたはこれと併用して
タイマ632を設け、可変表示を開始してからタ
イマで設定された一定時間後に停止指令信号が出
力されるようにしてもよい。このような停止指令
に応じて、駆動回路631はソレノイド57a〜
57cを予め定める順(または不規則的な順序で
も可能)で消勢して回転ドラム51a〜51cを
順次停止させる。そして、駆動回路631は少し
遅れてモータ56の回転を停止させるとともに、
すべての回転ドラムが停止したことを表わすハイ
レベルの信号を導出する。このハイレベル信号
は、フリツプフロツプ641をリセツトするとと
もに、判定指令信号として表示状態判定回路65
3に与えられる。応じて、アンドゲート642は
クロツクパルスの導出を停止する。このため、リ
ングカウンタ644の計数値が歩進されず、かつ
したがつてリングカウンタ644で計数されてい
る計数値に相当する数字が連続的にセグメント表
示器41で表示される。
表示状態判定回路653は、判定指令信号に応
じてセンサ651および652から与えられる出
力に基づいて各例の回転ドラムで表示されている
識別情報の組合わせを判定する。ここで、センサ
651および652は、たとえば投光部と受光部
とを有する光電センサであつて、投光部と受光部
とは回転ドラムの軸方向両外側に対峙して設けら
れている。そして、回転ドラム51a〜51cの
それぞれの側面には、第5図では図示を省略して
いるが、同心円に半径の異なる第1の円周上と第
2の円周上とに、それぞれ回転ドラムで表示され
る識別情報に対応する位置に、透孔が穿設された
部分と透孔が穿設されない部分が形成されてい
る。そして、各回転ドラム51a〜51cの停止
状態によつて、4種類の識別情報が出力されるよ
うになつている。たとえば、第1および第2の円
周上のそれぞれに透孔が穿設されている部分を論
理「1」とし、透孔の穿設されていない部分を論
理「0」とすれば、4種類の2ビツトのコード
「0」,「01」,「10」,「11」が規定でき、飾り枠4
2の窓に表示されている各列の回転ドラムの識別
情報の組合わせを検出することができる。そし
て、表示状態判定回路653は、回転ドラム51
a〜51cで表示される識別情報の組合わせに基
づいて得点を判定し、その得点を駆動制御手段7
0および判定回路655に与える。
もし、回転ドラム51a〜51cで表示される
識別情報の組合わせが特定遊技状態の組合わせ、
すなわち最大価値を付与するように定められた組
合わせ(たとえばすべてヨツトの図形)でなけれ
ば、表示状態判定回路653はそのときの組合わ
せに基づいて最大価値よりも小さな価値を付与す
べきことを表わす判定信号(または得点信号)j
2〜j4のいずれかを導出する。各判定信号j2
〜j4は対応するタイマ74〜76に与えられ
る。各タイマ74,75,76は、それぞれ対応
する判定信号j2,J3,J4の入力に応じて、
予め定められる一定時間t2,t3,t4だけハ
イレベル信号を導出するものである。ここで、タ
イマ74〜76で設定されている一定時間は、t2
>t3>t4の関係に選ばれ、たとえばt2=10秒,t3
=6秒,t4=4秒とされている。なお、判定回路
655は、判定信号が特定遊技状態を表わす信号
j1以外(すなわちj2〜j4)であれば、セグ
メント表示器41の表示状態の判断は何ら行なわ
ない。
今、たとえば、表示状態判定回路653が判定
信号j3を導出した場合を想定すると、タイマ7
4が一定時間t2の間ハイレベル信号を導出す
る。このハイレベル信号はオアゲート72を介し
てドライバ73に与えられる。応じて、ドライバ
73は一定時間t2の間ソレノイド351を連続
的に付勢する。したがつて、可変入賞球装置30
の開閉板33は一定時間t2だけ開成されて、打
込玉の入賞を許容する。このとき、打込玉が入賞
領域32a,32cのいずれかへ入賞すると、賞
品玉払出機構26は入賞玉に応じて所定数の賞品
玉を払出す。なお、この場合において、打込玉が
入賞領域32aへ入賞しても、可変入賞球装置3
0の開閉動作の延長制御は行なわれない。
次に、各列の回転ドラム51a〜51cで表示
される識別情報の組合わせが最大価値を付与する
ように定められた組合わせの場合を説明する。こ
の場合、表示状態判定回路653は判定信号j1
を導出して判定回路655に与えられるととも
に、フリツプフロツプ701のセツト入力として
与えられる。応じて、フリツプフロツプ701が
セツトされる。また、判定回路655は、判定信
号j1に応じて、リングカウンタ644の計数値
が組合わせ設定部654で設定されている最大価
値を付与する表示状態(たとえば7が表示された
状態)であるか否かを判定する。このとき、判定
回路655は、回転ドラム51a〜51cの表示
状態の組合わせが最大価値を付与する状態であつ
ても、セグメント表示器41が数字7を表示して
いなければ、最大価値付与指令信号(ハイレベル
信号)、つまり特定遊技状態検出信号を導出しな
い。すなわち、判定回路655はローレベル信号
をアンドゲート656に与えたままである。この
場合は、判定信号J1によつてセツトされたフリ
ツプフロツプ701のセツト出力がオアゲート7
02を介してアンドゲート703および704に
与えられる。このとき、アンドゲート704に
は、比較回路707から一定時間t1の経過して
いないことを表わすローレベル信号がハイレベル
信号に反転されて入力されている。このため、ア
ンドゲート704は比較回路707が一定時間t
1を検出するまで連続的にハイレベル信号を導出
し、このハイレベル信号はオアゲート72を介し
てドライバ73に与えられる。応じて、ドライバ
73はソレノイド351を付勢し、可変入賞球装
置30の開閉板33を開成させる。このとき、ア
ンドゲート703には、オアゲート662の出力
のローレベル信号がハイレベル信号に反転されて
与えられている。このため、アンドゲート703
はパルス発生回路705から与えられるパルスを
導出してカウンタ706に与える。カウンタ70
6はパルス入力のあるごとにその計数値を歩進
し、その計数値を比較回路707およびデコーダ
ドライバ71に与える。ここで、パルス発生回路
705のパルス発生周期は、たとえば1/10秒(ま
たは1/100秒)に選ばれている。この場合、デコ
ーダドライバ71は、カウンタ76の計数値のう
ち上位2桁の数(すなわち小数点以下を切り捨て
た数)を可変入賞球装置30の開成継続時間デー
タとしてセグメント表示器8に表示させる。比較
回路707は、カウンタ706の計数値に基づく
計算結果、すなわちカウンタ706の計数値をパ
ルス発生回路705の出力パルスの周期で除算し
た値と一定時間t1とを比較し、上記除算値が一
定時間t1に達したことを判別したときにハイレ
ベル信号を導出する。このハイレベル信号はフリ
ツプフロツプ701およびカウンタ706をリセ
ツトするとともに、遅延回路708に与えられ、
さらにアンドゲート704を不能動化する。これ
によつて、可変入賞球装置30は判定信号j2な
いしj4が導出された場合に比べて長い一定時間
t1だけ開成されるが、繰返して開成駆動されな
い。
一方、回転ドラム51a〜51cの表示状態の
組合わせが最大価値を付与可能な所定の状態(す
べてヨツトの図形)となりかつセグメント表示器
41の表示状態が最大価値を付与可能な数字7を
表示している状態になつた場合は、判定回路65
5が特定遊技状態を表わすハイレベル信号を導出
する。このハイレベル信号によりフリツプフロツ
プ713がセツトされるとともに、ハイレベル信
号は所定価値付与状態検出回路67に与えられ
る。このため、特定遊技状態になつた場合は、前
述の判定信号j1が導出された場合の動作を終了
した後、可変入賞球装置30の繰返し開成動作が
行なわれる。すなわち、この場合は可変入賞球装
置30が一定時間t1だけ開成された後閉成され
ると、遅延回路708が一定時間遅れてハイレベ
ル信号を導出してアンドゲート709に与え、ア
ンドゲート709からハイレベル信号が導出され
る。
なお、この実施例では、可変入賞球装置30が
1回開成する一定期間は、一定時間(t1)とし
たが、一定期間は、たとえば一定時間経過もしく
は一定数(たとえば10個)の玉が入賞するまでの
いずれか早い方の期間としてもよい。この場合、
入賞領域32に関連して一定数を検出したときに
出力導出する玉計数器を設け、比較回路707の
出力と玉計数器の出力とをオアゲートを介して導
出するようにすればよい。
ところで、特定遊技状態において可変入賞球装
置30の開成動作を繰返して行なえる条件は、可
変入賞球装置30が開成されている期間におい
て、入賞領域32aへの入賞玉があつた場合であ
る。そこで、入賞領域32aに入賞玉があると、
入賞領域32aに関連して設けられる特賞玉検出
スイツチ711が入賞玉を検出してフリツプフロ
ツプ710をセツトさせている。このため、アン
ドゲート709はフリツプフロツプ713のセツ
ト出力のあることすなわち特定遊技状態であるこ
と、フリツプフロツプ710のセツト出力のある
ことすなわち入賞領域への入賞玉のあることおよ
び遅延回路708の出力のあることすなわち可変
入賞球装置30が一定時間t1だけ開成された後
閉成されていることの3つの条件のアンドに基づ
いて繰返し開成指令を表わすハイレベル信号を導
出する。このハイレベル信号はオアゲート702
を介してアンドゲート703および704に与え
られる。よつて、前述の判定信号j1が導出され
た場合と同様にして、可変入賞球装置30が再度
一定時間t1だけ開成される。
このとき、アンドゲート716は、フリツプフ
ロツプ710および713の両セツト出力に応じ
て、トランジスタ717を導通させて、発光ダイ
オード6a,6bを発光表示させる。発光ダイオ
ード6a,6bの表示状態を見て、遊技者は可変
入賞球装置30が一旦閉成した後再度開成される
ことを容易に知ることができる利点がある。そし
て、それに基づいて、遊技者は、開閉板33の開
成がさらに継続されることにより安心して遊技を
行なえるとともに、それに基づく遊技上の作戦等
が立てやすくなる。
また、遅延回路708の出力は遅延回路712
に与えられる。遅延回路712は可変入賞球装置
30を開成駆動するのに要する微小時間遅れでハ
イレベル信号を導出し、フリツプフロツプ710
をリセツトする。
前述のごとくして、特定遊技状態になつた場合
は、可変入賞球装置30が開成されている期間中
に入賞球装置32aへの入賞玉がある限り、可変
入賞球装置30を繰返して開成駆動することがで
きる。これによつて、遊技者は極めて効率良く多
量の賞品玉を獲得できる機会を得る。
なお、回転ドラム51a〜51cの表示状態の
組合わせだけ基づいて上述のような特定遊技状態
が付与されるようにする場合は、セグメント表示
器8およびそれに関連する電気回路は設ける必要
はなくなる。したがつて、判定回路655の構成
も簡易にすることができる。
可変入賞球装置30が繰返して開成駆動されて
いる場合において、その期間中に入賞領域32a
への入賞玉が1個もなければ、フリツプフロツプ
710はリセツト状態が続く。このため、比較回
路707が可変入賞球装置30の開成から一定時
間t1だけ経過したことを検出すると、アンドゲ
ート714がハイレベル信号を導出してオアゲー
ト715を介してフリツプフロツプ713をリセ
ツトさせる。なお、必要に応じて、オアゲート7
15の出力が加減算カウンタ612のリセツト入
力として与えられる。これによつて、以後、可変
入賞球装置30の繰返し開成動作が禁止される。
また、可変入賞球装置30の開成ごとに入賞球
領域32aへの入賞玉が発生した場合は、遊技者
が早い機会に打止数に相当する多量の賞品玉を獲
得できる。この場合は、所定価値付与状態検出回
路67によつて予め定める打止数の賞品玉が払出
されたことが検出され、応じて検出回路67から
ハイレベル信号が導出されて、アンドゲート65
6を不能動化されるとともに、オアゲート715
を介してフリツプフロツプ713に信号が与えら
れ、フリツプフロツプ713はリセツトされる。
したがつて、可変入賞球装置30の一定時間t1
の繰返し開成動作は、一定時間t1内に入賞領域
への入賞玉がない場合または打止制御される程度
の所定の価他を付与した場合に停止されることに
なる。
ところで、前述のように、可変入賞球装置30
が繰返して開成駆動される場合は、短時間に多量
の入賞玉が発生し、賞品玉払出機構60の賞品玉
払出動作が入賞玉の発生数に追従できなくなり、
円滑な賞品玉払出動作が損なわれることがある。
これを防止するために、次のような構成がとられ
ている。すなわち、上述のような事態が生じた場
合は、径路213へ導かれる入賞玉数の方が入賞
玉処理機23で処理される数よりも大幅に増加す
る。よつて、所定入賞玉数検出スイツチ29によ
り、径路213上に所定数以上の入賞玉が貯留さ
れていることが検出される。入賞玉数検出スイツ
チ29の出力はオアゲート662を介してアンド
ゲート661を不能動化させる。このため、トラ
ンジスタ664が非導通となり、モータ241へ
の電力の供給が停止され、モータ241が停止さ
れる。これによつて、所定数を越える入賞玉が生
じた場合は、打球動作が禁止されることになる。
この場合、オアゲート662の出力のハイレベ
ル信号がローレベル信号に反転されてアンドゲー
ト703に与えられ、アンドゲート703が不能
動化される。よつて、アンドゲート703はパル
ス発生回路705の出力パルスの導出を停止す
る。応じて、カウンタ706は計数動作を停止
し、したがつて打球動作の禁止されている期間中
は、可変入賞球装置30を第1の状態としている
期間の一定時間の計時動作も中止されることにな
る。
よつて、賞品玉払出機構26が円滑に動作でき
なくなる程度の多くの入賞玉の発生を未然に防止
できるとともに、遊技者に不利益が与えられない
ように工夫されている。
また、所定価値付与状態検出回路67が打止数
の賞品玉を払出した場合に可変入賞球装置30の
繰返し開成動作を停止させる場合は、径路213
に貯留されている入賞玉数が多いと打止数に相当
する賞品玉数(または補給玉数)に達しているに
もかかわらず打止制御されないので、打止制御時
に誤差が大きくなるが、この実施例のように径路
213に所定数の入賞玉が貯留されたとき遊技を
不能動化すれば、上記打止機能の誤差を小さくで
きる利点もある。
そして、所定入賞玉数検出スイツチ29が所定
数の入賞玉を検出できなくなる程度の入賞玉数分
だけ賞品玉の払出動作が行なわれると、所定入賞
玉数検出スイツチ29の出力がなくなる。この場
合において、直ちに遊技を能動化したのでは、す
ぐに所定入賞玉数検出スイツチ29が検出出力を
導出するので好ましくない。そこで、この実施例
では、所定入賞玉数検出スイツチ29が出力を導
出した後、タイマ663が作動するようにされて
いる。タイマ663は径路213に貯留されてい
る入賞玉数に相当する賞品玉を払出すのに要する
予め定める時間の間連続的にハイレベル信号を導
出し、誤信号をオアゲート662に与える。これ
によつて、径路213に貯留されている入賞玉が
処理されるまでの期間は、打球動作が禁止される
ことになる。
上述の実施例では、セグメント表示器8に表示
される時間情報が特定遊技状態における可変入賞
球装置30に開成継続時間の場合を説明したが、
判定信号j2〜j4を導出された場合における時
間t2〜t4の場合であつてもよい。この場合
は、タイマ74〜76によつて計時されている時
間情報がデジタル信号に変換され、判定信号j2
〜j4の種類によつて適宜にゲートが切換えられ
てデコーダ71に与えられるように構成すればよ
い。
また、可変入賞球装置30の開成継続時間に代
えて、開成可能な残存時間を表示するように構成
してもよい。この場合は、カウンタ706に代え
て減算回路が用いられ、オアゲート702からハ
イレベルが導出されたタイミングにおいて、一定
時間t1に相当する計数値が減算回路にプリセツ
トされるように構成すればよい。そして、減算回
路がパルス入力のあるごとに減算動作し、その減
算値が比較回路707およびデコーダドライバ7
1に与えられるようにすればよい。
また、第1の状態が、周期的(たとえば2秒間
隔)で開閉板33が開閉駆動しているような状態
とした場合は、一定間隔のパルスを発生するパル
ス発生回路が設けれ、パルス発生回路の出力とオ
アゲート72の出力とがアンドゲートに与えら
れ、アンドゲートの出力がドライバ73に与えら
れるように回路構成すればよい。その場合には、
アンドゲートの出力がハイレベルのときのみ開閉
板33が開成されることになる。
さらに、セグメント表示器8で開成回数が表示
されるように構成するには、開閉板33が開閉動
作するごとに加算動作するカウンタを設け、その
カウンタの計数値をセグメント表示器8に表示さ
せればよい。
また、上述の第6図および第7図の説明では、
この発明の動作を達成するためにハード回路を用
いて構成した場合を説明したが、この発明の技術
思想はマイクロプロセツサ等を用いたプログラム
処理によつて行なうこともできる。この場合の動
作は、第6図および第7図に示すハード回路の動
作を行なうようにプログラム設定をすればよく、
その設定は当業者ならば容易に考えられるので、
その詳細な説明は省略する。
[発明の効果] 以上のように、この発明は、可変表示手段を可
変表示できる条件を検出したときその検出回数が
計数記憶され、かつ可変表示手段が可変表示され
るごとに記憶された計数値が減算され、該計数値
が一定数、たとえば0になるまで可変表示手段の
可変表示が順次行なわれるようにされているの
で、短時間に繰返して可変表示できる条件が成立
した場合であつても、それによつて遊技者が不利
を被ることなく、サービスが均等化されたパチン
コ遊技機とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例のパチンコ遊技
機の正面図である。第2A図および第2B図は、
パチンコ遊技機の裏面構造を示す図解図である。
第3図は、可変入賞球装置30の詳細図である。
第4図は、可変表示装置40の詳細図である。第
5図は、可変表示装置40に含まれる回転ドラム
機構50の詳細図である。第6図は、この発明の
一実施例の遊技制御回路の回路ブロツク図であ
る。第7図は、駆動制御手段の一例の詳細な回路
図である。 図において、10はパチンコ遊技機、2a〜2
cはセーフ孔、3a〜3c,32a〜32cは入
賞領域、6a,6bは表示手段の一例の発光ダイ
オード、8はセグメント表示器、30は可変入賞
球装置、40は可変表示装置、50は回転ドラム
機構、60は遊技制御回路、61は可変表示可能
条件検出回路、62はデコーダドライバ、63は
回転ドラム駆動制御回路、64は表示駆動回路、
65は判定手段、66は打球モータ駆動回路、6
7は所定価値付与状態検出回路、70は駆動制御
手段、700は一定時間繰返し開閉駆動回路を示
す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 入賞領域を形成した遊技盤を含むパチンコ遊
    技機において、 前記遊技盤に配設され、複数種類の識別情報を
    可変表示する可変表示手段、 前記可変表示手段を可変表示できるように定め
    られた遊技状態になつたことを検出する遊技状態
    検出手段、 前記遊技状態検出手段出力のあるごとに加算動
    作し、前記可変表示手段が可変表示されるごとに
    減算動作して、前記可変表示手段を可変表示でき
    る回数を計数する加減算手段、および 前記加減算手段の計数値が所定数あるごとに基
    づいて前記可変表示手段の表示状態を可変指令す
    る信号発生する可変表示指令信号発生手段、を含
    むパチンコ遊技機。 2 前記可変表示手段は、可変表示を停止したと
    きに表示されている識別情報の種類によつて、異
    なる価値を付与するように定められている、特許
    請求の範囲第1項記載のパチンコ遊技機。 3 前記可変表示手段は、電気的に識別情報を可
    変表示する電気的可変表示手段と、機械的駆動に
    よつて識別情報を可変表示する機械的可変表示手
    段とを含む、特許請求の範囲第1項記載のパチン
    コ遊技機。 4 前記可変表示手段は、機械的駆動によつてそ
    れぞれが識別情報を可変表示する可変表示部材を
    複数個含む機械的可変表示手段である、特許請求
    の範囲第1項記載のパチンコ遊技機。 5 前記可変表示手段は、電気的に識別情報を可
    変表示する可変表示部材を複数個含む電気的可変
    表示手段である、特許請求の範囲第1項記載のパ
    チンコ遊技機。
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