JP4185504B2 - プッシャー型ゲーム機 - Google Patents

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Description

本発明は、メダルなどの景品が堆積されるメインテーブルと、メインテーブル上を相対的に進退動作し前記堆積した景品をメインテーブルに隣接する落下溝に向かって押し出すプッシャーと、プッシャーの進退動作を制御する制御手段とを備えたプッシャー型ゲーム機に関する。
ゲームセンタ等に設置されるアーケードゲームとして、プッシャー型ゲーム機が広く普及している。代表的なプッシャー型ゲーム機は、プレイヤが筐体内のメインテーブルに向けて筐体の外側からメダルを投入することで、このテーブル上を相対的に進退動作するプッシャーがメインテーブル上のメダルを落下溝に向かって玉突き状に順次押し出し、落下溝から落下したメダルを筐体外側のメダル払出口からプレイヤに払い出すように構成される。このようなプッシャー型ゲーム機は、メダルを投入するタイミング・数・方向などの工夫次第でメダルを獲得できる数が大きく異なってくるという、単純さと奥の深さとを兼ね備えている点が大きな魅力になっている。
一方で、従来のプッシャー型ゲーム機は、プッシャーが単純な進退動作を繰り返すだけで変化に乏しいことから、プレイヤの射幸心を刺激する種々の工夫が提案されている。
例えば、以下の特許文献1、2においては、プッシャー型ゲーム機にスロットマシンやビンゴゲームの要素を付加してプレイヤの挑戦意欲を高めるようにしている。具体的には、プレイヤが投入したメダルが入賞穴や特定の通路を通過した場合にスロットを回転させ、役が成立すると大量のメダルやボールなどをメインテーブル上に投入してメダルを獲得し易くしている。
しかし、これらの特許文献1、2は、何れもプッシャーの形状や進退動作自体は従来と同様に単純な構成であるため、プレイヤの興味を持続する効果は十分とは言えない。
この点について、特許文献3においては、プッシャーの進退動作を単純な往復運動ではなく、特定の入賞穴をメダルが通過した場合にプッシャーの進出量を変化させることで、プレイヤの興趣を持続させる工夫がなされている。また、特許文献4においては、プッシャーの前端を波形に形成すると共に、プッシャー全体を左右方向(進退方向と交差する方向)にも移動させるように構成している。さらに、特許文献5では、プッシャーを左右に複数個に分割し、各プッシャー部材がウェーブ状に進退動作するように構成されている。
特開2002−253842号公報 特開2003−325962号公報 特開2000−84237号公報 特開2003−79928号公報 特開平8−19661号公報
しかしながら、上記した特許文献3では、入賞時にプッシャーの進出量を画一的に増加させるものであり、メダルの獲得量(獲得可能性)は入賞有無(入賞の確率)に単純に連動することになる。そのため、プレイヤの経験や技量への依存度が低くなり、メインテーブルに多くのメダルが堆積している場合でも、一見して入賞の確率が低いと判断した場合にはプレイヤはプレイを回避若しくは中止してしまう。すなわち、プレイヤの挑戦意欲や射幸心を刺激してそれを持続させることができない。
また、特許文献4、5は、一見するとプッシャーの動作や形状が変化に富んでいるように見える。しかし、特許文献4は、進退方向と左右方向の動作を合成したサインカーブの軌跡を単に辿るだけである。また特許文献5は、各プッシャー部材の進出量や周期は一定であり、1のプッシャーが進退動作するのと実際は何ら変わりはない。すなわち、これらの文献におけるプッシャーの形状・動作は、単なる演出効果に過ぎず、プレイヤの技量などに応じてメダルを払い出すことはできない。そのため、プレイヤの挑戦意欲を惹起し、それを持続させることにはつながらない。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、簡易な構造によって景品獲得に影響するプッシャーの進出量等を動的に変化させてプレイヤの経験や技量に応じて景品を払い出すことができると共に、プッシャーの外見上の進退動作も動的に変化させてプレイヤの挑戦意欲や射幸心を刺激してそれを持続させることができるプッシャー型ゲーム装置を提供することを目的とする。
本発明によれば、プレイヤに払い出される景品若しくは所定条件下で景品と交換可能な遊技体(以下、「景品」と称する)が堆積されるメインテーブルと、メインテーブル上を相対的に進退動作し前記堆積した景品をメインテーブルに隣接する落下溝に向かって押し出すプッシャーと、プッシャーの進退動作を制御する制御手段とを備えたプッシャー型ゲーム機であって、前記制御手段は、所定の条件を満たした場合に前記プッシャーを回転軸を中心に水平方向に所定角度回転させるものであり、前記プッシャーは、進出方向の先端部から前記落下溝までの距離若しくは進退方向と交差する方向(以下「左右方向」と称する)の先端部の位置、の少なくとも何れかが回転の前後で異なるように形成されていることを特徴とするプッシャー型ゲーム機が提供される。
このような構成によれば、イベント発生や景品の払出し率などの条件を満たした場合に、プッシャーを水平方向に回転させて進出量や進出位置を動的に変更することができるので、プッシャーが従来にない斬新な挙動を示すことになり、プレイヤの射幸心を刺激するとができる。また、入賞穴への入賞などのプレイ内容に依存した条件を設定した場合には、プッシャーの回転方向や角度がプレイヤの技量や経験に左右されることになる。これにより、プレイヤの挑戦意欲を高めてプレイを継続させることができる。
本発明によれば、簡易な構造によって景品獲得に影響するプッシャーの進出量等を動的に変化させてプレイヤの経験や技量に応じて景品を払い出すことができると共に、プッシャーの外見上の進退動作も動的に変化させてプレイヤの挑戦意欲や射幸心を刺激してそれを持続させることができるプッシャー型ゲーム装置を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るプッシャー型ゲーム装置1の外観斜視図、図2は、同正面図、図3は、ゲームユニットの概略構成図である。以下においては、景品として、特定のゲームセンタ内において他のゲーム機と共通でプレイ可能なメダルを例示して説明する。
このゲーム装置1は、内部にゲーム空間2が形成される筺体3と、このゲーム空間2内に配置されるゲームユニット4とによって構成される。ゲーム空間2は、図中Fで示す前面側の上部に設けられる透明カバー5と、前面以外の三方の筐体3の上部と、筺体3の内部を上下に区画するメインテーブル6とによって区画形成される。筺体3の下部には、ゲーム装置1の制御ユニット(制御手段)7が内蔵されている。なお、図2では、説明の便宜上、透明カバー5を省略してある。
この筐体2の前面には、ネームパネル8、ゲーム演出用の左右一対のスピーカ9、9、左右一対のメダル投入口10、10、ゲーム説明パネル11、メダル払出口12、制御ユニット7の修理やメンテナンス作業用の点検口13が夫々設けられている。また、ゲーム空間2の背面には、後述するイベントの進行状態(スロット等)を表示する液晶ディスプレイ14が設けられている。
前記ゲームユニット4は、図3及び図4に示すように、前記メインテーブル6と、このメインテーブル6上を前後方向(図中のF−B方向)に摺動して進退動作を繰り返すと共に所定のイベント発生条件を満たした場合に水平方向に回転する第1のプッシャーテーブル21と、この第1のプッシャーテーブル21上を前後方向に摺動して進退動作を繰り返す第2のプッシャーテーブル22と、鉛直方向に延びる複数の入賞穴(スリット)23が前後方向に交差する方向(以下「左右方向(L−R)」と称する)に並設されたバックパネル24と、前記メインテーブル6の前方に隣接して設けられた左右方向に延びる長尺の落下溝25と、前記制御ユニット7とを備えている。落下溝25は前記払出口12に連通している。
前記バックパネル24は、図4に示すように、左右の壁部24a、24bと、前方に向かって円弧状に膨出する中央壁部24cとから形成される。右壁部24aの何れかの入賞穴23aにメダルが入賞したことを入賞センサ50aが検知した場合に、図4(b)に示すように、制御ユニット7が後述するステッピングモータ33を駆動させることで第1のプッシャーテーブル21が時計回り(右回り)に所定角度回転する。逆に、左壁部24bの何れかの入賞穴23bにメダルが入賞したことを入賞センサ50bが検知した場合は、図4(c)に示すように、第1のプッシャーテーブル21は半時計回り(左周り)に所定角度回転する。
また、中央壁部24cの入賞穴23cに入賞したことを入賞センサ50cが検知した場合には、制御ユニット7がボーナスゲームのプログラムを読み出して液晶ディスプレイ14のスロットを回転させる。所定の役が成立すると、図3に示すメダルを貯留するホッパ26aを上下駆動する駆動部26bを制御ユニット7が制御することで、ゲーム空間2の左右の側壁に設けたメダル供給口26から、ゲーム空間2内にホッパ26aに貯留された大量のメダルが投入される。
第1のプッシャーテーブル21は、図3に示すように、メインテーブル6上を摺動する前端部21aと、下面に設けた複数のローラ27とを備え、第1の駆動機構28によって前後方向への進退及び水平方向への回転が可能に構成される。第1の駆動機構28は、進退駆動モータ29、この駆動モータ29の出力軸に一端が連結されるアーム29a、このアーム29aの他端に連結されるスライドローラ30、第1のプッシャーテーブル21の後方に設置され、前記スライドローラ30が内設される長尺のガイド溝31を備える連結プレート32、及びこの連結プレート32の後端32aに連結されるステッピングモータ33によって構成される。ステッピングモータ33は、第1のプッシャーテーブル21の後端21bに連結される。第1の駆動機構28の動作については後述する。
ここで、前記第1のプッシャーテーブル21は、図5に示すように、前方に向かって幅方向に細くなる略五角形状に形成されている。このような形状により、左右何れかの方向に回転することで図5にAmaxで示す第1のプッシャーテーブル21の最大進出量(前端部21aの最前位置)及び前端部21aの左右方向の位置を夫々異ならせることができる。
本実施形態では、第1のプッシャーテーブル21は初期状態(図5(a))において、前記左右の入賞穴23a、23bにメダルが3個入賞するというイベントが発生すると、第1のプッシャーテーブル21が入賞穴23a、23bに対応した左右何れかの方向に15度ずつ、最大で45度回転する(図5(b)(c)の状態)ように設定されている。
また、この第1のプッシャーテーブル21は、任意の2点を結ぶ全ての対角線が第1のプッシャーテーブル21のガイド通路34の最狭幅lよりやや小さくなるような形状に形成される。具体的には、図5(a)に示す初期状態における左右方向の最大長さl、図5(b)に示す時計回りに最大限(Θ=45)回転した状態の左右方向の最大長さl、図5(c)に示す反時計回りに最大限(Θ=45)回転した状態の左右方向の最大長さl、及び図5(a)から図5(b)若しくは(c)の状態に移行する途中(Θ=15又は30)の状態における左右方向の長さlが、何れもlよりやや小さくなるように形成される。何れの状態でも、第1のプッシャーテーブル21とガイド通路34との隙間は、退出した際にメダルが進入しないように極力小さく設定する。
さらに、第1のプッシャーテーブル21は、前記イベントが発生した時には、後方に最も退出した状態(図に実線で示す)でステッピングモータ33によって左右に回転される。これにより、第1のプッシャーテーブル21の回転動作と進退動作とを独立して簡単に制御でき、第1のプッシャーテーブル21の進退動作を円滑に繰り返すことができる。また、進退動作と回転動作とを同時に動作させた場合には、プレイヤが回転を認識できないおそれもあるが、プレイヤに見えない位置で回転させてから進出させることで、進出時に前回退出時とプッシャーテーブル21の形状が明らかに異なることになり、プッシャーテーブル21の回転をプレイヤに一見して認識させることができる。
また、第2のプッシャーテーブル22は、図3に示すように、第1のプッシャーテーブル21上を摺動する前端部22aと、下面に設けた複数のローラ35とを備え、第2の駆動機構36によって前後方向への進退が可能に構成される。第2の駆動機構36は、進退駆動モータ37、この駆動モータ37の出力軸に一端が連結されるアーム38、このアーム38の他端に連結され第2のプッシャーテーブル22の左右方向に長尺に形成されるガイド溝39内を回転移動するスライドローラ40によって構成される。
前記制御ユニット7は、第1、第2の駆動機構28、36を制御することで、第1、第2のプッシャーテーブル21、22を進退動作させると共に、第1のプッシャーテーブル21を回転動作させるものである。そのため、この制御ユニット7は、CPU41に、RAM42、ROM43及び駆動回路(ドライバ)44が通信バス45を介して接続された構成を有する。ROM43には、イベントの発生条件や液晶ディスプレイ14に表示させるゲームデータ、制御プログラム、ステッピングモータ33のイベント毎の回転角度(入力パルス)などが格納される。
この制御ユニット7が、第1のプッシャーテーブル21を進退動作させる場合には、図5に示すように、進退駆動モータ29が左方向(反時計回り)に回転させる。すると、アーム29aに連結されたスライドローラ30が前方に押し出される。スライドローラ30は、右方向に回転しながら連結プレート32のガイド溝31内を右方向(R)にスライドして前方向の力をガイド溝31(連結プレート32)に伝達する。この前方向の力は、連結プレート32に固定されたステッピングモータ33と第1のプッシャーテーブル21との連結部に作用する。これにより、第1のプッシャーテーブル21が前方に進出する。
一方、制御ユニット7は、ガイド溝31の側端部やメインテーブル6の上面などの任意の位置に設けた位置検出センサ(図示せず)からスライドローラ32や連結プレート32などの検知信号を受け取ると、進退駆動モータ29を逆回転させ、上記と逆の動作を行わせる。これを繰り返すことで、第1のプッシャーテーブル21が進退動作を繰り返す。第2のプッシャーテーブル22の進退動作も同様に制御する。なお、進退駆動モータ29をステッピングモータで構成したり、リミットスイッチを採用することで位置検出センサを省略できる。
また、第1のプッシャーテーブル21を水平方向に回転動作させる場合は、この制御ユニット7は以下のような制御を行う。まず、メダルが何れかの入賞穴23a、23bに入賞した検知信号を入賞センサ(図4参照)50a、50bから受信すると、入賞穴23a、23bの左右を識別する記号を入賞履歴としてRAM42に記憶させる。
また制御ユニット7は、液晶ディスプレイ14に「あと○個で○方向へ回転を開始します」というメッセージ若しくはキャラクタを表示させ、スピーカ9から効果音を出力させる。左又は右への入賞が3個に達した場合、その方向に回転するよう前記ステッピングモータ33に指示信号を送出する。このステッピングモータ33は、1イベント毎の回転角度(ステップ)がデフォルトで15度になるように入力パルスが設定されている。特定の入賞穴(大当たり)に入賞した場合や、図示しない選択ボタンを通じてプレイヤから「プッシャーを一度に回転させる」という指令が入力された場合に、ステップが30度若しくは45度になるように入力パルスが変更されるようにしてもよい。
ステッピングモータ33は、制御ユニット7から回転の指示(回転方向及びステップ)を受け取ると、指示された方向・角度で回転し第1のプッシャーテーブル21を回転させる。この場合も、制御ユニット7は前記液晶ディスプレイ14及びスピーカ9に所定の演出処理を実行させると共に、RAM42の入賞履歴をリセットする。
次に、図4を参照して本実施形態にかかるゲーム装置1の遊戯方法を説明する。
まず、プレイヤが左右何れかのメダル投入口10から投入したメダルは、バックパネル24に衝突して第2のプッシャーテーブル22の上面に一旦留置される。留置されたメダルは第1のプッシャーテーブル21が後方(B方向)に退出した時に、バックパネル24の下端24dで掻き落とされ、第1のプッシャーテーブル21若しくはメインテーブル6の上面に落下する。第1のプッシャーテーブル21上に落下したメダルは、この第1のプッシャーテーブル21が後方に退出し第2のプッシャーテーブル22が前方に進出することにより、第2のプッシャーテーブル22の前端部22aで掻き落とされメインテーブル6上に落下する。
メインテーブル6上に落下したメダルは、第1のプッシャーテーブル21が前方に進出する際に、その前端部21aで前方に玉突き状に押し出される。押し出されたメダルがメインテーブル6の前方に隣接する落下溝25に到達して落下すると、落下溝25に連通するメダル払出口12に払出される。このようにして、プレイヤはメダルを獲得する。なお、メダルは、何れかのプレイヤが投入したものだけでなく、ゲームセンタの管理者が予め堆積させておいたものや、前記ボーナスゲームなどによって供給されたものも含まれている。
プレイヤは、多くのメダルを獲得するためには、上記した通常の遊技方法に加えて、メインテーブル6上のメダルの集積度合いを見ながら、左右何れかの入賞穴23a、23bを狙ってメダルを投入するかを考慮する必要がある。従って、プレイヤの経験や技量によってメダルを獲得できる確率や量が異なるようになり、射幸心を刺激してそれを維持できるようになる。
本実施形態では、入賞穴23a、23bの位置と第1のプッシャーテーブル21の回転方向とを異ならせているため、例えばメインテーブル6の左側にメダルが集積している場合には(図4(a)の状態)、プレイヤは第1のプッシャーテーブル21を右回転させるために右側の入賞穴23aを狙ってメダルを集中的に投入することになる。入賞穴23a(23b)へ入賞(メダルがスリットを通過)する確率は、1/3〜1/5に設定されるので、第1のプッシャーテーブル21を右方向に45度回転させる(イベントを3回発生させる)までに、3〜5個/回×3回×3回=27〜45個のメダルがメインテーブル6の右側に投入されることになる。そのため、第1のプッシャーテーブル21を右方向に回転させた時には、右側の入賞穴23aに入らなかったメダル(20〜40個)がメインテーブル6の右側に多数堆積することになる(図4(b)の状態)。従って、プレイヤが左側に集積していたメダルの一部を獲得できたとしても、反対側にも多くのメダルが堆積しているので、今度は第1のプッシャーテーブル21を左回転させるために左側の入賞穴23bを狙ってメダルを集中的に投入することになる。これにより、プレイヤの挑戦意欲を絶えず刺激することができる。
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で種々変形可能である。
例えば、上記実施形態では、2つのプッシャーテーブルを階段状に設置した例を示したが、プッシャーテーブルは1つでもよいし、3つ以上でもよい。少なくとも1以上のプッシャーテーブルが水平方向に回転すればよい。また、複数のプッシャーテーブルを異なる方向・角度で回転させたり、異なるイベント発生条件を設定することもできる。また、本発明は、プッシャーテーブルが左右方向(図中のR−L方向)に進退動作するタイプのゲーム装置にも好適に適用できる。
また、回転させるプッシャーテーブルの形状も上記実施形態のものに限られない。例えば、三角形、卵形、楕円形、任意の矩形など、回転前後で進出量及び/若しくは前端部の左右方向の最大進出位置が異なるものであればよい。
さらに、イベント発生条件も、前記入賞に代えて又は入賞に加えて、累積プレイ時間・所定時間内のメダルの払出率(ペイアウト率)・所定時間内のメダルの累積投入枚数・メインテーブル上に堆積されたメダルの枚数等のパラメータが所定値に達したことを条件に設定することができる。累積プレイ時間は、メダルの投入から所定時間(例えば5秒)をプレイ時間と推定してカウントすることができる。ペイアウト率は、初期稼動時にメインテーブル上に堆積させておいたメダルの数をRAMに記憶させ、投入されたメダルと払い出されたメダルの数を夫々カウントすることで容易に算出できる。累積投入枚数も同様である。また、メインテーブル上に堆積されたメダルの数は、前記ペイアウト率と同様にして推測したり、画像処理や重量センサを利用することで演算できる。
また、プッシャーテーブルの回転角度や方向を発生したイベントによって動的に変更することもできる。例えば、ボーナスゲームの期間中に入賞穴や入賞通路を通過した場合は、プッシャーテーブルを通常より大きく回転させたり、左右に1回ずつ回転させるようにする。
さらに、メダル以外の景品や、景品に代えて、若しくはこれに加えて所定の遊技体を利用したゲーム機にも本発明は適用可能である。例えば、コイン等の媒体をプレイヤに払い出し、プレイヤはゲームセンタの管理者やゲーム機メーカなどとの間で景品に交換できるようにする。または、遊技体を払い出さずに、払出し情報をゲーム機に挿入された会員カード等に記録して、ポイント数に応じた特典(景品やゲーム用クレジット、特定のゲーム機でのボーナスゲーム等)をプレイヤに付与するようにしてもよい。
図1は、本発明の一実施形態に係るゲーム装置の外観斜視図である。 図2は、同、正面図である。 図3は、ゲームユニットの概略構成図である。 図4は、ゲーム装置の遊技方法の説明図である。 図5は、第1のプッシャーテーブルの進退動作と回転動作を模式的に説明する図である。
符号の説明
1…プッシャー型ゲーム装置
2…ゲーム空間
4…ゲームユニット
6…メインテーブル
7…制御ユニット
9…スピーカ
10…メダル投入口
12…メダル払出口
14…液晶ディスプレイ
21…第1のプッシャーテーブル
21a…前端部
22…第2のプッシャーテーブル
22a…前端部
23a、23b、23c…入賞穴
24…バックパネル
24a…右壁部
24b…左壁部
24c…中央壁部
25…落下溝
26…メダル供給口
28…第1の駆動機構
29…進退駆動モータ
29a…アーム
30…スライドローラ
31…ガイド溝
32…連結プレート
33…ステッピングモータ
34…ガイド通路
36…第2の駆動機構
37…進退駆動モータ
38…アーム
39…ガイド溝
40…スライドローラ
41…CPU
42…RAM
43…ROM
44…駆動回路
50a、50b、50c…入賞センサ

Claims (7)

  1. プレイヤに払い出される景品若しくは所定条件下で景品等の特典と交換可能な遊技体(以下、「景品」と称する)が表面に堆積されるメインテーブルと、
    前記メインテーブルの表面を一定の進退方向に沿って相対的に進退動作し前記堆積した景品をメインテーブルに隣接する落下溝に向かって押し出すプッシャーと、
    前記プッシャーの進退動作を制御する制御手段と
    を備えたプッシャー型ゲーム機であって、
    前記プッシャーは、前記進退方向に沿って進退動作すると共に、前記メインテーブルの表面と平行な面内で回転可能に構成され、かつ、前記進退方向の先端部から前記落下溝までの距離若しくは前記先端部の進退方向と交差する方向(以下「左右方向」と称する)の位置の少なくとも何れかが回転の前後で異なるような形状を持ち、
    前記制御手段は、プッシャーゲームプレー中、所定条件を満たした場合に、前記プッシャーを所定角度回転させ、進退方向に沿う先端部から前記落下溝までの距離若しくは前記先端部の進退方向と交差する方向(以下「左右方向」と称する)の位置の少なくとも何れかが回転の前後で異なるように制御するものである
    ことを特徴とするプッシャー型ゲーム機。
  2. 請求項1のプッシャー型ゲーム機であって、
    前記制御手段は、所定条件を満たした場合に、退出位置においてプッシャーを所定角度回転させてから進出させるものであることを特徴とするプッシャー型ゲーム機。
  3. 請求項1のプッシャー型ゲーム機において、
    前記制御手段は、所定条件を満たした場合に、前記プッシャーの回転角度及び/若しくは回転方向を決定して回転させるものであることを特徴とするプッシャー型ゲーム機。
  4. 請求項3のプッシャー型ゲーム機において、
    前記景品はメダルであり、
    このプッシャー型ゲーム機は、さらに、
    プレイヤが投入したメダルが通過した場合に所定のイベントが実行される複数の入賞穴若しくは入賞通路(以下「入賞穴」と総称する)と、
    何れの入賞穴にメダルが入賞したかを検知する検知手段とを備え、
    前記制御手段は、検知手段が何れかの入賞穴への入賞を検知したことを条件に、その入賞した入賞穴に応じて前記プッシャーの回転角度及び/若しくは回転方向を決定する
    ことを特徴とするプッシャー型ゲーム機。
  5. 請求項4のプッシャー型ゲーム機であって、
    前記入賞穴は、ゲーム装置の左右に夫々設けられ、
    前記制御手段は、右側の入賞穴にメダルが入賞した場合に前記プッシャーを右回転させ、左側の入賞穴にメダルが入賞した場合に前記プッシャーを左回転させる
    ことを特徴とするプッシャー型ゲーム機。
  6. 請求項1のプッシャー型ゲーム機であって、
    前記景品はメダルであり、
    前記制御手段は、累積プレイ時間・所定時間内のメダルの払出率・所定時間内のメダルの累積投入枚数・メインテーブル上に堆積されたメダルの枚数、の少なくとも何れかのパラメータが所定値に達したことを条件にプッシャーを所定角度回転させるものであることを特徴とするプッシャー型ゲーム機。
  7. 請求項1のプッシャー型ゲーム機であって、
    前記プッシャーは複数設けられ、
    前記制御手段は、所定条件を満たした場合に複数のプッシャーの少なくとも何れかを選択的に回転させるものである
    ことを特徴とするプッシャー型ゲーム機。
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