JP2023061639A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】記憶容量を削減可能な遊技機を実現すること。【解決手段】遊技機が、複数の図柄がそれぞれ配置された複数の回転リールと、スタートスイッチおよび複数のストップスイッチと、内部抽せんを行う内部抽せん部とを備え、有効ラインに配置されることで遊技媒体が払い出される全ての図柄の組み合わせが、同じ遊技媒体の払い出し数を有している。【選択図】図13

Description

本発明は、遊技機に関する。
特許文献1には、遊技者の操作順に応じて対応する図柄組み合わせが表示される入賞ラインが決定される押し順役を有するスロットマシンが開示されている。このスロットマシンでは、押し順役に当せんし、予め定められた操作順序である正解操作順序に従って停止操作がされた場合には、「ベル図柄」が中リールの中段に表示され、それ以外の場合には、「ベル図柄」が中リールの下段に表示される。「ベル図柄」が中リールの中段に表示されると、3つの入賞ラインで小役に対応する図柄組み合わせが揃い、「ベル図柄」が中リールの下段に表示されると、下段入賞ラインに対応する図柄組み合わせが揃う。
特開2017-006557号公報
前記スロットマシンは、押し順役以外に、複数のメダルが払い出される小役を有し、これらの小役は、入賞時に押し順役とは異なる図柄の組み合わせが賞ラインに入賞するように構成されている。このため、前記スロットマシンでは、遊技の制御に必要なプログラム容量が大きくなり、記憶容量が圧迫される場合がある。
本発明は、記憶容量を削減可能な遊技機を実現することを目的とする。
本発明の一態様の遊技機は、
複数の図柄がそれぞれ配置された複数の回転リールと、
遊技者によりそれぞれ操作可能なスタートスイッチおよび複数のストップスイッチと、
前記回転リールが全て停止している状態で行われた前記スタートスイッチの操作に伴って内部抽せんを行う内部抽せん部と
を備え、
有効ラインに配置されることで遊技媒体が払い出される全ての図柄の組み合わせが、同じ遊技媒体の払い出し数を有している。
前記態様の遊技機は、有効ラインに配置されることで遊技媒体が払い出される全ての図柄の組み合わせが、同じ遊技媒体の払い出し数を有している。このような構成により、記憶容量を削減可能な遊技機を実現できる。
本発明の一実施形態の遊技機であるスロットマシンの前面図。 図1のスロットマシンのブロック図。 図1のスロットマシンの回転リールの配列を示す図。 図1のスロットマシンの有効ラインを示す第1の模式図。 図1のスロットマシンの有効ラインを示す第2の模式図。 図1のスロットマシンの有効ラインを示す第3の模式図。 図1のスロットマシンの有効ラインを示す第4の模式図。 図1のスロットマシンの第1遊技状態を説明するための図。 図1のスロットマシンの第2遊技状態を説明するための図。 図1のスロットマシンの第3遊技状態を説明するための図。 図1のスロットマシンの遊技区間を説明するための図。 図1のスロットマシンの内部抽せんテーブルの内容を説明するための図。 図1のスロットマシンのメダル払い出し処理を説明するためのフローチャート。
本発明の一実施形態の遊技機の一例であるスロットマシン1は、図1に示すように、直方体形状の筺体10を備えている。この筺体10は、前面(すなわち、図1の紙面貫通方向の手前側の面)に図示しない開口部と、この開口部を開閉可能な板状の前扉20とを有している。
前扉20は、その略中央部分に設けられた透光性の表示窓21を有し、筺体10に対してロック可能に取り付けられている。表示窓21は、前扉20により筺体10の開口部を閉鎖した状態で、後述する各回転リール41,42,43の表面に配置された複数の図柄を視認可能に配置されている。
また、筺体10は、表示装置の一例の液晶表示装置22、電飾装置23およびスピーカ24を有している。液晶表示装置22、電飾装置23およびスピーカ24の各々は、前扉20の表示窓21の上部に配置されている。遊技中の各種の演出は、液晶表示装置22、電飾装置23、および、スピーカ24を用いて行われる。例えば、液晶表示装置22は、遊技中に各種の演出画像(演出動画)を表示したり、所定の情報等を表示したりする。また、電飾装置23は、所定の条件を満たした場合に、所定のパターンで点灯または消灯し、スピーカ24は、所定の条件を満たした場合に、所定の音を出力する。
また、筺体10は、メダルが払い出される払い出し口25、払い出し口25から払い出されたメダルを貯留する下皿26および操作部30を有している。払い出し口25、下皿26および操作部30の各々は、前扉20の表示窓21の下部に配置されている。
操作部30は、遊技媒体の一例としてのメダルを投入するためのメダル投入口31と、メダルをベットするためのベットスイッチ32と、前扉20に操作可能に設けられ操作により各回転リール41,42,43を回転させるスタートスイッチ33と、前扉20に操作可能に設けられ操作により回転中の各回転リール41,42,43を停止させるストップスイッチ34,35,36とを有している。操作部30の各スイッチは、遊技者の操作に基づいて操作信号を出力する。また、メダル投入口31には図示しないメダルセンサが設けられており、遊技者によるメダル投入口31へのメダルの投入を検出し、検出信号を出力する。
なお、操作部30には、他に、精算スイッチ(図示せず)および表示部の一例の貯留メダル表示部(図示せず)等が設けられている。この貯留メダル表示部は、貯留されたメダルの数に加えて、後述する遊技区間が有利区間であることが表示可能に構成されている。
また、スロットマシン1は、図2に示すように、スロットマシン1全体を制御する制御装置100、回転リールユニット40、回転リール位置検出センサ44、および、メダルを払い出すホッパーユニット50を備えている。制御装置100、回転リールユニット40、回転リール位置検出センサ44、および、ホッパーユニット50は、スロットマシン1の主電源をオン/オフする電源装置(図示せず)、スロットマシン1の設定値を変更するときに管理者が操作する設定部45等と共に、筺体10の内部に配置されている。
回転リールユニット40は、筺体10の内部の略中央に配置され、複数の回転リール(この実施形態では、3つの回転リール41,42,43)と、この回転リール41,42,43を駆動するステッピングモータ61,62,63とで構成されている。各回転リール41,42,43は、略円筒状で、その表面には、図3に示すように、各回転リール41,42,43の周方向に沿って間隔を空けて配列された複数の図柄と、基準点(図示せず)とが設けられている。基準点は、例えば、回転リール41,42,43のゼロ番の図柄(ベルA)の中心に配置されている。
ここで、図1~図9を参照して、スロットマシン1で行われる遊技の概要について説明する。
図1に示すように、スロットマシン1で遊技を行う場合、まず、メダルをメダル投入口31から投入する、または、ベットスイッチ32を操作することにより貯留しているメダル(すなわち、クレジット)を使用して、メダルをベットする。予め設定されている規定の枚数(例えば、1~3枚)のメダルがベットされると、有効ラインが有効化され、スタートスイッチ33の操作が可能な状態、すなわち、遊技が開始可能な状態になる。このとき、遊技状態等に応じて設定されている規定の枚数を超えて投入されたメダルは、クレジットとして貯留される。
有効ラインは、図4~図7に示すように、役の入賞を決定するための仮想ラインであり、この有効ラインによって、表示窓21に表示される各回転リール41,42,43の図柄が、それぞれ1つずつ連結されている。スロットマシン1では、一例として、10個の有効ラインL1~L10を有している。10個の有効ラインL1~L10には、直線状(図4参照)の態様に加え、折れ線状(図5~図7参照)の態様を有している。有効ラインL1~L10は、所定枚数(例えば、3枚)のメダルがベットされることにより全て有効化される。一例として、スロットマシン1の表示窓21には、各回転リール41、42、43につき3つの図柄が表示される。スロットマシン1では、回転リール41、42、43のうち、中回転リール42の一部に、複数の有効ライン(例えば、有効ラインL2~L10)が通る領域(例えば、3つの図柄のうちの真ん中の図柄が表示される「中段」)が設けられている。また、同一の回転リール(例えば、中回転リール42)に、複数の有効ライン(例えば、有効ラインL2~L10)が通る第1領域(例えば、3つの図柄のうちの真ん中の図柄が表示される「中段」)と、第1領域よりも少ない有効ライン(例えば、有効ラインL1)が通る第2領域(例えば、3つの図柄のうちの一番上の図柄が表示される「上段」)とが設けられている。
遊技が開始可能な状態でスタートスイッチ33が操作されると、スロットマシン1内で行われる電子計算機によるくじ(以下、内部抽せんという。)が行われ、各回転リール41,42,43の回転が開始される。この状態で、いずれかのストップスイッチ34,35,36が操作されると、操作されたストップスイッチ34,35,36に対応する回転リール41,42,43が停止し、表示窓21に、当せんした役に応じた結果が表示される。全ての回転リール41,42,43が停止すると、入賞した役に応じて、所定の枚数のメダルが払い出され、1ゲームが終了する。この実施形態では、全ての回転リール41,42,43が停止した状態で、内部抽せんにより当せんした役毎に設定された図柄の組み合わせが、有効ラインL1~L10上に配置された場合に、有効ラインL1~L10上に配置された図柄の組み合わせに対応する役が入賞したと判定される。なお、有効ラインL1~L10上に役に対応する図柄の組み合わせが停止しなかった場合(いわゆるハズレ時)も、入賞に含まれる。
このように、ベットスイッチ32、スタートスイッチ33およびストップスイッチ34,35,36を操作して、遊技の結果を得る一連の動作を遊技という。遊技の単位はゲームであり、1ゲームを単位遊技という。
スロットマシン1では、遊技中、複数の遊技区間の中から1つの遊技区間が設定され、複数の遊技状態の中から1つ遊技状態が設定される。そして、設定された遊技区間および遊技状態に基づいて、内部抽せんが行われる。遊技状態には、図8~図10に示すように、第1遊技状態、第2遊技状態および第3遊技状態が含まれる。
第1遊技状態は、内部抽せんにより当せんするフラグ(言い換えると、条件装置。以下、フラグという。)のうち、リプレイ等のフラグの種類(図12参照)およびその当せん確率を決定するための遊技状態であり、一例として、図8に示すように、RT0と、RT1とで構成されている。
RT0は、第2遊技状態が特別役実施状態から特別役非持ち越し状態に移行した場合、または、遊技状態の初期化時(例えば、RAMクリア時)に設定される(すなわち、第1遊技状態がRT1からRT0に移行する)。また、スロットマシン1が店舗等に設置された直後の第1遊技状態もRT0に設定されている。言い換えると、第1遊技状態は、一種BBが実施されている場合を除いて、全てRT0に設定されている。
RT1は、第2遊技状態が特別役非持ち越し状態から特別役実施状態に移行した場合に設定される(すなわち、第1遊技状態がRT0からRT1に移行する)。RT1では、図12に示すように、リプレイ役および一種BBに当せんする可能性はない。また、RT1では、後述する区間移行抽せんおよび後述するAT抽せんが行われない。
第2遊技状態は、内部抽せんにより当せんした一種BBの入賞が持ち越されていない特別役非持ち越し状態と、内部抽せんにより当せんした一種BBの入賞が持ち越されている特別役持ち越し状態と、入賞した一種BBを実施するための特別役実施状態とを含む。
特別役非持ち越し状態は、特別役実施状態に移行したときから払い出されたメダルが所定数(例えば、180枚または2枚)を超えた場合、または、遊技状態の初期化(例えば、RAMクリア時)などの所定条件を満たした場合に設定される。
特別役持ち越し状態は、内部抽せんにより一種BBに当せんしかつ後述する所定の条件を満たした場合に設定される。一種BBは、一種特別役物に係る役物連続作動装置(いわゆるビッグボーナス)であり、特別役の一例である。一種BBが持ち越されている場合、一種BBの抽せんは行われない。また、持ち越されている一種BBは、設定値を変更しても消滅しないように構成されているが、消滅するように構成しても構わない。
特別役実施状態は、内部抽せんにより特別役に当せんしかつ入賞した場合に設定され、一種BB実施状態(図9中、BB一般で示す。)と、RB持ち越し状態(図9中、JAC内部で示す)およびRB実施状態(図9中、JAC中で示す)を含んでいる。BB一般は、特別役が入賞した場合に設定される。BB一般は、役物非内部状態の一例で、内部抽せんにより特別役物の一例のRB(図12のJAC1~4)に当せんしていない場合に設定される。JAC内部は、役物内部状態の一例で、第2遊技状態が一種BB実施状態BB一般であるときに、内部抽せんによりRB(すなわち、図12のJAC1~4)に当せんしかつRBが入賞していない場合に設定される。JAC中は、役物実施状態の一例で、当せんしたRBが入賞した場合に設定される。JAC中は、JAC中に移行したときから12ゲーム消化するか、または、JAC中に何らかの役が8回入賞することで、BB一般に移行する。
第3遊技状態は、遊技中に行われる演出を決定するための状態であり、一例として、図10に示すように、一般遊技状態とATとで構成されている。
一般遊技状態は、指示機能が発生しない状態であり、例えば、設定値の変更後、RAMクリア後およびAT終了後、AT抽せんに当せんするまで設定される。スロットマシン1では、一般遊技状態として、通常状態と、AT抽せんに当せんする確率が通常状態よりも高い高確率状態(いわゆるチャンスゾーン)とを有している。AT抽せんは、一例として、第1遊技状態がRT0であり、かつ、遊技区間が有利区間である場合に、内部抽せんにより当せんした役に応じて行われる。通常状態から高確率状態への移行は、例えば、第1遊技状態がRT0でかつ遊技区間が有利区間である場合に内部抽せんが行われ、その結果、AT抽せんに当せんしなかった場合に行われる高確率状態移行抽せんに当せんすることで行われる。
ATは、指示機能が発生する特別遊技状態の一例であり、第3遊技状態がATに移行したときから経過した遊技数が、ATで遊技可能な遊技数(すなわち、ATゲーム数)に到達するまで設定される。ATでは、メダルの払い出しのある押し順役(操作態様の一例)の押し順の報知が行われ、一般遊技状態(例えば、通常状態)よりもメダルの獲得期待値が高くなるように構成されている。
ATおよび高確率状態は、通常状態よりも遊技者にとって有利な有利状態の一例であり、AT抽せんおよび高確率状態移行抽せんは、有利状態抽せんの一例である。ATまたは高確率状態の延長抽せんも有利状態抽せんに含んでも構わない。
遊技区間は、指示機能に係る処理が行われるか否かを決定するための状態であり、一例として、図11に示すように、有利区間と通常区間とで構成されている。
有利区間は、指示機能に係る処理および抽せんを実行可能な区間であり、遊技区間が通常区間で行われた内部抽せんの結果に基づいて行われる区間移行抽せんに当せんした後、有利区間が終了する条件を満たすまで設定される。有利区間には、第3遊技状態が一般遊技状態で進行する有利区間と、第3遊技状態が特別遊技状態(すなわち、AT)で進行する有利区間とが含まれる。
通常区間は、指示機能に係る処理および抽せんを実行不可能な区間であり、遊技区間として有利区間が設定されていない場合に設定される。通常区間は、第3遊技状態が一般遊技状態で進行する。
指示機能とは、出玉に影響する操作手順(例えば、押し順役の押し順)または操作方法を何らかの方法によって遊技者に教える機能であり、例えば、ストップスイッチ34,35,36を所定の操作手順で操作することで入賞可能な押し順役の押し順を指示する機能、または、ストップスイッチ34,35,36の操作が行われたときの回転リール41,42,43の位置が予め定められた操作位置であった場合に入賞可能な役の操作位置を指示する機能をいう。すなわち、遊技区間が有利区間である場合にのみ、第3遊技状態としてATが設定される。
次に、制御装置100について説明する。制御装置100は、図2に示すように、メイン制御部110とサブ制御部120とで構成されている。
メイン制御部110およびサブ制御部120の各々は、演算等を行うCPU、遊技の進行等に必要なプログラムまたはデータ等を記憶しておく記憶装置(例えば、ROMおよびRAM)等を備えている。メイン制御部110は、内部抽せん部111と、回転リール制御部112と、遊技結果判定部113と、区間制御部114と、遊技状態制御部115と、計測部116と、設定値制御部117と、恩恵付与部131とを有し、遊技を進行させるための制御を行う。サブ制御部120は、演出制御部121を有し、各種演出等を行うための制御を行う。
以下に説明するメイン制御部110およびサブ制御部120の各部は、例えば、CPUが所定のプログラムを実行することにより実現される機能である。
内部抽せん部111は、複数の内部抽せんテーブルを有し、スタートスイッチ33の操作の受付に伴って、内部抽せんを行う。詳しくは、内部抽せん部111は、スタートスイッチ33の操作が受け付けられたときの第1遊技状態(言い換えると、RT状態)を判定し、判定されたRT状態に基づいて内部抽せんテーブルを選択する。そして、内部抽せん部111は、選択された内部抽せんテーブルと、スタートスイッチ33の操作が受け付けられたときに取得される乱数とに基づいて、内部抽せんを行う。
例えば、内部抽せんでは、図12に示す内部抽せんテーブルに基づいて、当せんするフラグが決定される。この内部抽せんテーブルは、RT状態毎に設けられており、内部抽せんにより当せんの可能性があるフラグに関する情報を有している。このフラグには、図柄の組み合わせが対応付けられている入賞役が、少なくとも1つ設定されている。入賞役は、入賞時に対応する図柄が有効ラインL1~L10上に配置されることで所定枚数のメダルが払い出される払い出し役(例えば、1枚役および制御役)と、入賞時に対応する図柄が有効ラインL1~L10上に配置されてもメダルが払い出されない非払い出し役(例えば、1種BB、JAC1~4およびリプレイ)とを含む。
図12では、RT状態および第2遊技状態毎に、当せんする可能性のあるフラグが“○”で示され、当せんする可能性のないフラグが“×”で示されている。スロットマシン1では、「操作態様役A~F」、「角チェリー」、「中段チェリー」および「スイカ」の各フラグに当せんした場合のメダルの払い出しが、払い出し役である「1枚役」の入賞でのみ行われる。
例えば、「操作態様役A」フラグに当せんすると、「1枚役」と「制御役A」とが同時に成立する。同様に、「操作態様役B」フラグに当せんすると、「1枚役」と「制御役B」とが同時に成立し、「操作態様役C」フラグに当せんすると、「1枚役」と「制御役C」とが同時に成立する。「操作態様役D」フラグに当せんすると、「1枚役」と「制御役A」と「制御役B」とが同時に成立する。「操作態様役E」フラグに当せんすると、「1枚役」と「制御役A」と「制御役C」とが同時に成立する。「操作態様役F」フラグに当せんすると、「1枚役」と「制御役B」と「制御役C」とが同時に成立する。「角チェリー」フラグに当せんすると、「1枚役」と「制御役D」とが同時に成立する。「中段チェリー」フラグに当せんすると、「1枚役」と「制御役A」と「制御役D」とが同時に成立する。「スイカ」フラグに当せんすると、「1枚役」と「制御役B」と「制御役D」とが同時に成立する。
「1枚役」は、一例として、「ANY・ベル・ANY」の図柄パターンが対応付けられ、有効ラインL1~L10に配置されることで、1つの有効ラインにつき1枚のメダルが払い出される。当せんしたフラグの入賞時におけるメダルの払い出し数は、「1枚役」に対応する図柄が配置される有効ラインL1~L10の数により決定される。
「制御役A~D」は、第1遊技状態がRT1でかつ第2遊技状態がJAC中である場合に当せんする可能性がある「全役」フラグに当せんした場合にのみ入賞する可能性があり、対応する図柄が有効ラインL1~L10に配置されることで、1つの有効ラインにつき1枚のメダルが払い出される。
例えば、操作態様役は、第1操作態様でストップスイッチ34、35、36を操作した場合と、第1操作態様とは異なる第2操作態様でストップスイッチ34、35、36を操作した場合とで、入賞態様と入賞態様に対応するメダルの払い出し数とが異なっている。一例として、操作態様役は、第1操作態様でストップスイッチ34、35、36が操作されると、中回転リール42の中段に「ベル」図柄が停止し、第2操作態様でストップスイッチ34、35、36が操作されると、中回転リール42の上段に「ベル」図柄が停止するように構成されている。
図4~図7に示すように、有効ラインL1を除く9個の有効ラインL2~L10が、中回転リール42の中段を通り、有効ラインL1のみが、中回転リール42の上段を通る。つまり、操作態様役に当せんしたときに、第1操作態様でストップスイッチ34、35、36が操作された場合に有効ラインL2~L10に配置される払い出し役と、第2操作態様でストップスイッチ34、35、36が操作された場合に有効ラインL1に配置される払い出し役とは、同一であり、第2操作態様でストップスイッチ34、35、36が操作された場合、第1操作態様でストップスイッチ34、35、36が操作された場合よりも少ない有効ラインL1に図柄の組み合わせが配置される。このため、操作態様役は、第1操作態様でストップスイッチ34、35、36が操作されて入賞した場合、9枚のメダルが払い出され、第2操作態様でストップスイッチ34、35、36が操作されて入賞した場合、1枚のメダルが払い出される。
例えば、「角チェリー」は、入賞時に、中回転リール42の上段に「ベル」図柄が停止して、1枚のメダルが払い出されると共に、ストップスイッチ34、35、36を操作するタイミングにより左回転リール41の上段または下段に「チェリー」図柄を停止させることができるように構成されている。「中段チェリー」は、入賞時に、中回転リール42の上段に「ベル」図柄が停止して、1枚のメダルが払い出されると共に、ストップスイッチ34、35、36を操作するタイミングにより左回転リール41の中段に「チェリー」図柄を停止させることができるように構成されている。「スイカ」は、入賞時に、中回転リール42の上段に「ベル」図柄が停止して、1枚のメダルが払い出されると共に、ストップスイッチ34、35、36を操作するタイミングにより表示窓21内に「スイカ」図柄を一直線に並んで停止させることができるように構成されている。
第1操作態様および第2操作態様の各々は、ストップスイッチ34、35、36を所定の操作順で操作する操作態様であってもよいし、ストップスイッチ34、35、36を所定のタイミングで操作する操作態様であってもよいし、ストップスイッチ34、35、36を所定の操作順で操作しつつ、所定のタイミングで操作する操作態様であってもよい。
回転リール制御部112は、スタートスイッチ33または各ストップスイッチ34、35、36の操作の受付に伴って回転リールユニット40のステッピングモータ61,62,63を制御して、各回転リール41,42,43の回転を開始または停止させる(すなわち、回転リール41,42,43の回転を制御する)。
例えば、全ての回転リール41,42,43が停止している状態でスタートスイッチ33が操作された場合、回転リール制御部112は、全ての回転リール41,42,43を回転させる。いずれかの回転リール41,42,43が回転している状態で、回転中の回転リール41,42,43に対応するストップスイッチ34,35,36が操作された場合、回転リール制御部112は、操作されたストップスイッチ34,35,36に対応する回転リール41,42,43を停止させる。
各回転リール41、42、43を停止させる場合、回転リール制御部112は、内部抽せんにより当せんした役と、各ストップスイッチ34,35,36が操作されたタイミング(すなわち、各ストップスイッチ34、35、36の操作が受け付けられたときの対応する回転リール41、42、43の位置)に応じて、引き込み制御または蹴飛ばし制御を行う。引き込み制御は、当せんした役に対応する図柄を有効ライン70上に引き込むように各回転リール41,42,43の回転を停止させる制御である。蹴飛ばし制御は、当せんしていない役に対応する図柄が有効ラインL1~L10上に揃わないように回転リール41,42,43の回転を停止させる制御である。
遊技結果判定部113は、内部抽せんの結果および回転リール41,42,43の停止制御の結果に基づいて、遊技の結果を判定する。遊技の結果には、例えば、有効ラインL1~L10上に揃った図柄に基づいて、当せんした役が入賞したか否かの判定が含まれる。
遊技結果判定部113は、判定した遊技の結果、または、精算スイッチの操作の受付に基づいて、メダルの払い出しを行う。遊技の結果に基づいて払い出されたメダル(すなわち、役の当せんまたは入賞により得られたメダル)は、まず、クレジットとして貯留される。メダルを貯留した結果、クレジットの上限(例えば、50枚)を超えた場合、遊技結果判定部113は、ホッパーユニット50を制御して、クレジットの上限を超えた分のメダルの払い出しを行う。1枚以上の貯留メダルがある場合(すなわち、クレジットが1以上の場合)に精算スイッチが操作された場合には、貯留されているメダルがホッパーユニット50から払い出される。
遊技結果判定部113は、例えば、第3遊技状態がATに移行した場合、第3遊技状態がATに移行したことを表す信号をホールコンピュータに出力して、管理者に報知する。
区間制御部114は、複数の遊技区間(この実施形態では、通常区間および有利区間)の中から遊技区間を設定する。
例えば、区間制御部114は、遊技区間が通常区間でありかつ区間移行条件が満たされた場合(例えば、区間移行抽せんに当せんしたとき)に遊技区間を有利区間に設定する。区間移行抽せんの当否は、例えば、当せんにより区間移行抽せんが行われる役(すなわち、抽せん対象役)に内部抽せんにより当せんした場合に行われる抽せんに当せんしたか否かで決定される。区間移行抽せんは、スロットマシン1の設定値によって当せん確率に差を設けてもよいし、設けなくてもよい。区間移行抽せんの当せん確率に差を設ける場合、例えば、抽せん対象役の内部抽せんにおける当せん確率に設定差を設けることで実現してもよいし、内部抽せんにより抽せん対象役に当せんしたときに行われる抽せんの当せん確率に設定差を設けることで実現してもよい。
区間制御部114は、遊技区間が有利区間である場合、遊技区間を有利区間のままとするか、または、通常区間に設定するかを決定する。この実施形態では、区間制御部114は、第3遊技状態がCZまたはATから一般遊技状態に移行したか否かを判定し、一般遊技状態に移行したと判定された場合に、遊技区間を有利区間から通常区間に設定する。
区間制御部114は、有利区間の終了条件が満たされた場合、遊技区間を有利区間から通常区間に移行させる。有利区間の終了条件は、例えば、次に示す場合に満たされる。
・計測部116で計測された遊技区間が有利区間に設定された以降に経過した遊技数(言い換えると、有利区間消化ゲーム数)が所定値(例えば、3000ゲーム)に到達した場合。
・遊技区間が有利区間に設定された以降のメダルの差枚数が所定値(例えば、2400枚)に到達した場合。
遊技区間が有利区間に移行した場合、区間制御部114は、有利区間中に指示機能が作動し、かつ、役物(例えば、RBまたはCT)および役物連続作動装置(例えば、一種BB)を除いて小役を払い出し枚数最大で入賞させるように遊技を進めた場合の出玉率の平均が100%を超える場合にのみ、操作部30に設けた表示部を介して、有利区間であることを表示する。
遊技状態制御部115は、特別遊技状態抽せん部1151を有し、第1遊技状態、第2遊技状態および第3遊技状態の移行を制御する。
例えば、遊技状態制御部115は、複数のRT状態(この実施形態では、RT0およびRT1)の中から内部抽せんが行われる1つのRT状態を設定する。具体的には、遊技状態制御部115は、前述のとおり、第2遊技状態が特別役非持ち越し状態に移行した場合、第1遊技状態をRT0に設定し、第2遊技状態が特別役実施状態に移行した場合、第1遊技状態をRT1に設定する。また、遊技状態制御部115は、所定の条件が満たされた場合に、第2遊技状態をBB一般、JAC内部およびJAC中の各遊技状態に移行させる。
特別遊技状態抽せん部1151は、予め設定された抽せん条件(以下、単に、抽せん条件という。)が満たされた場合に、遊技状態を通常状態よりも遊技者にとって有利な特別遊技状態に移行させるか否かの特別遊技状態抽せんを行う。
前述の通り、特別遊技状態抽せんには、AT抽せん、高確率状態移行抽せん、および、ATまたは高確率状態の延長抽せんが含まれる。抽せん条件は、移行する特別遊技状態に応じて予め設定されている。例えば、AT抽せんは、内部抽せんにより所定の役(例えば、チェリー、スイカ等のいわゆるレア役)に当せんした場合に行われる。また、例えば、高確率状態移行抽せんは、第1遊技状態がRT0でかつ遊技区間が有利区間であるときに内部抽せんによりレア役に当せんしたが、AT抽せんに当せんしなかった場合に行われる。
計測部116は、例えば、遊技結果判定部113により判定された遊技の結果に基づいて、遊技区間が有利区間に設定された以降に経過した遊技数(すなわち、有利区間消化ゲーム数)、および、遊技区間が有利区間に設定された以降のメダルの差枚数を計測する。また、例えば、計測部116は、全ての回転リール41,42,43が定常回転となった以降に設定された起算点から経過した時間を計測する。
設定値制御部117は、管理者が設定部45を操作することにより、遊技に対する有利度合い(例えば、機械割)が異なる複数の設定値(この実施形態では6つ)の中から1つの設定値を設定する。有利度合いの差は、例えば、所定の役に対する内部抽せんの当せん確率に差を設けることで実現している。また、設定値制御部117は、有利区間への移行率、AT抽せん、AT上乗せ抽せん等の出玉関連の有利度合を設定する。
設定値を設定する方法の一例を以下に示す。この方法は、(1)から(7)の順に行われる。
(1)前扉20を開ける。
(2)スロットマシン1の主電源をオフする。スロットマシン1の主電源をオフすることで、回転中の回転リール41、42、43は全て停止するが、この回転リール41、42、43の停止による入賞判定は行われない。
(3)設定部45の所定箇所に設定変更キーを挿入し、設定変更モードをオフからオンに変更する。
(4)スロットマシン1の主電源をオンする。
(5)現在の設定値が、例えば、操作部30の貯メダル表示部に表示される。所定のボタンを操作して、貯メダル表示部に表示された設定値を所望の設定値に合わせる。
(6)スタートスイッチ33を操作する。スタートスイッチ33を操作することで、スロットマシン1の設定値が貯メダル表示部に表示された設定値に変更される。
(7)設定変更モードをオンからオフに変更して、設定変更キーを抜出する。
恩恵付与部131は、「操作態様役」フラグに当せんした場合、ストップスイッチ34、35、36の操作態様に基づいて、メダルの払い出しを含まない恩恵を付与可能に構成されている。恩恵付与部131は、例えば、第2操作態様でストップスイッチ34、35、36が操作された場合、または、第2操作態様でストップスイッチ34、35、36が操作されかつ恩恵付与抽せんに当せんした場合に、恩恵を付与する。つまり、第2操作態様でストップスイッチ34、35、36を操作することで、正解の操作態様(=第1操作態様)でストップスイッチ34、35、36を操作したときよりも払い出されるメダルの枚数が少ない代わりに、特殊な恩恵が付与される。このように構成することで、遊技者に、あえてメダルの払い出しの少ない操作態様でストップスイッチ34、35、36を操作させることで、通常時のベース(例えばメダル50枚当たりの回転数)を低下させることができる。一般に、スロットマシンは、出玉率が一定値以下に抑えられている。例えば、通常時のベースを下げることで、ベースを下げた分、AT中のメダル獲得量を増加させることができる。スロットマシン1では、このような遊技を1つの図柄の組み合わせで実現することができる。
恩恵には、例えば、次に示す恩恵が含まれる。
・AT抽せんの実行。
・第3遊技状態のATへの移行。
・高確率状態移行抽せんの実行。
・第3遊技状態の高確率状態への移行。
・その他、遊技者に有利な特典。ただしメダルの払い出しを除く。
演出制御部121は、内部抽せんが行われた遊技状態と、内部抽せんの結果とに基づいて、1ゲーム毎に演出を決定し、液晶表示装置22、電飾装置23、および、スピーカ24を介して、決定された演出を出力する。
続いて、図13を参照して、スロットマシン1のメダル払い出し処理について説明する。以下に説明する処理は、一例として、CPUが所定のプログラムを実行することで実施される。
内部抽せんが行われると、回転リール制御部112は、メダルの払い出しがあるフラグに当せんしたか否かを判定する(ステップS1)。メダルの払い出しがあるフラグに当せんしたと判定されなかった場合、メダル払い出し処理が終了する。
メダルの払い出しがあるフラグに当せんしたと判定された場合、回転リール制御部112は、当せんフラグが「操作態様役」フラグであるか否かを判定する(ステップS2)。当せんフラグが「操作態様役」フラグであると判定された場合、回転リール制御部112は、第1操作態様でストップスイッチ34、35、36が操作されたか否かを判定する(ステップS3)。
第1操作態様でストップスイッチ34、35、36が操作されたと判定された場合、回転リール制御部112は、中回転リール42を制御して、中回転リール42の中段に「ベル」図柄を停止させる(ステップS4)。回転リール制御部112は、3つの回転リール41、42、43をまたいで1列に、または、V字に「ベル」図柄が並ぶように、中回転リール42以外の回転リール41、43を停止させる。これにより、メダルの払い出しに影響はないが、遊技者は、「ベル」が成立して揃ったことを認識することができる。言い換えると、払出に関係のない停止位置を制御することで、遊技者の成立フラグの認識性を高めている。全ての回転リール41、42、43が停止した後、遊技結果判定部113は、9枚のメダルの払い出しを行い(ステップS5)、メダル払い出し処理が終了する。
第1操作態様でストップスイッチ34、35、36が操作されたと判定されなかった場合、つまり、第2操作態様でストップスイッチ34、35、36が操作されたと判定された場合、回転リール制御部112は、中回転リール42を制御して、中回転リール42の上段に「ベル」図柄を停止させる(ステップS6)。全ての回転リール41、42、43が停止した後、遊技結果判定部113は、1枚のメダルの払い出しを行い(ステップS7)、メダル払い出し処理が終了する。例えば、従来のスロットマシンでは、フラグ当せん時にメダルの払出枚数が異なる複数の払い出し役が同時に成立する場合、払出枚数優先(最もメダルの払出枚数が多くなるように)または図柄数優先(その後の図柄組合せのパターンが多いように)のいずれかのルールに従って、回転リールの停止制御が行われる。このルールは有効ライン毎に適用される。スロットマシン1では、全て「1枚役」でメダルの払い出しが構成されているため、1枚および9枚のいずれの数のメダルが払い出される場合であっても、有効ライン毎に見ると図柄数は1種類であり、メダルの払い出し枚数も1枚になっており、中回転リール42の上段および中段のどちらに「ベル」図柄を停止させても、払出枚数優先ルールおよび図柄数優先ルールのいずれにも違反することがない。よって、スロットマシン1では、従来のスロットマシンのようにいずれかの停止制御のルールに従うことなく回転リール41、42、43を制御することができる。
ステップS2で、当せんフラグが操作態様役であると判定されなかった場合、回転リール制御部112は、中回転リール42を制御して、中回転リール42の上段に「ベル」図柄を停止させる(ステップS6)。全ての回転リール41、42、43が停止した後、遊技結果判定部113は、1枚のメダルの払い出しを行い(ステップS7)、メダル払い出し処理が終了する。
スロットマシン1によれば、次のような効果を発揮できる。
一般に、複数の当せんフラグの各々に対して、相互に図柄の組み合わせが異なる入賞役が少なくとも1つ対応付けられている。この場合、少なくともフラグの数だけ図柄の組み合わせを作る必要があるため、遊技の制御に必要なプログラム容量が大きくなり、記憶容量が圧迫される場合がある。スロットマシン1は、入賞時に対応する図柄の組み合わせが有効ラインL1~L10に配置されることでメダルが払い出される払い出し役を有し、1種類の払い出し役でメダルの払い出しが行われる状態を有している。このため、フラグの数だけ図柄の組み合わせが設けられたスロットマシンと比較して、必要な図柄の組み合わせ数を低減することができるので、特に、一般的にサブ制御部120よりも記憶容量の少ないメイン制御部110の記憶容量を大幅に削減できる。その結果、記憶容量を削減可能なスロットマシン1を実現できる。
スロットマシン1は、次に示す複数の構成のいずれか1つまたは複数の構成を任意に採用できる。つまり、次に示す複数の構成のいずれか1つまたは複数の構成は、前記実施形態に含まれていた場合は任意に削除でき、前記実施形態に含まれていない場合は任意に付加することができる。このような構成を採用することにより、記憶容量を削減可能なスロットマシン1をより確実に実現できる。
複数の有効ラインが通る領域が、回転リール41、42、43の一部に設けられている。
複数の有効ラインが通る第1領域と、第1領域よりも少ない有効ラインL1~L10が通る第2領域とが、同一の回転リール41、42、43に設けられている。このように構成することで、回転リール41、42、43でメダルの払い出しを制御することができる。
有効ラインが、直線状以外の態様を有している。このように構成することで、有効ラインが直線状の態様だけのスロットマシンよりも有効ラインを増やすことができ、その結果、メダルの払い出いしを多くすることができる。
第1操作態様でストップスイッチ34、35、36を操作した場合と、第1操作態様とは異なる第2操作態様でストップスイッチ34、35、36を操作した場合とで、入賞態様と入賞態様に対応するメダルの払い出し数とが異なる操作態様役を有する。操作態様役は、第1操作態様でストップスイッチ34、35、36が操作された場合と第2操作態様でストップスイッチ34、35、36が操作された場合とで、有効となる前記有効ラインの数が異なる、入賞時のメダルの払い出し数が異なる。このように構成することで、通常多くの図柄の組み合わせが必要になる場合が多い操作態様役も、1つの図柄の組み合わせで構成することができる。
スロットマシン1が、操作態様役に当せんした場合、ストップスイッチ34、35、36の操作態様に基づいて、メダルの払い出しを含まない恩恵を付与可能な恩恵付与部131を備える。恩恵を付与することで、遊技者にメダルの払出枚数を下げる操作方法を選択させることができる。その結果、メダルの払出枚数にメリハリがつけ易くなり遊技性に富んだスロットマシン1を実現できる。
第1操作態様および第2操作態様の各々が、ストップスイッチ34、35、36を所定の操作順で操作する操作態様である。このような構成により、遊技にいわゆる目押しが必要なく、興趣性の高いスロットマシン1を実現できる。
第1操作態様および第2操作態様の各々が、ストップスイッチ34、35、36を所定のタイミングで操作する操作態様である。このような構成により、遊技にいわゆる目押しの技術が必要な興趣性の高いスロットマシン1を実現できる。
スロットマシン1は、次のように構成することもできる。
本発明は、スロットマシン1に限らず、以下の構成を備えたスロットマシンにも適用できる。
・入賞時に対応する図柄の組み合わせが有効ラインL1~L10に配置されることでメダルが払い出される払い出し役と、入賞することで遊技状態が非特別役実施状態(例えば、特別役持ち越し状態または特別役非持ち越し状態)から特別役実施状態に移行する特別役(例えば、一種BB)とを有する。特別役実施状態および非特別役実施状態の少なくともいずれかの遊技状態では、メダルの払い出しが、払い出し役の入賞でのみ行われる。
・入賞時に対応する図柄の組み合わせが有効ラインL1~L10に配置されることでメダルが払い出される払い出し役を有する。遊技の一部または全部において、メダルの払い出しが、一の払い出し役の入賞でのみ行われる。
・有効ラインL1~L10に配置されることでメダルが払い出される全ての図柄の組み合わせが、同じメダルの払い出し数を有している。メダルの払い出し数は、同じ払い出し数であれば1枚に限らず、2枚以上であってもよい。
回転リール制御部112は、有効ラインL1~L10以外の図柄の停止形、ストップスイッチ34、35、36の操作順、および、ストップスイッチ34、35、36の操作タイミングによって、中回転リール42の停止位置を変更してもよい。例えば、左回転リール41の中段への「赤7」図柄または「青7」図柄のビタ押しが成功した場合、回転リール制御部112は、中回転リール42の中段に「ベル」図柄を停止させる。左回転リール41の中段への「赤7」図柄または「青7」図柄のビタ押しが成功しなかった場合、回転リール制御部112は、中回転リール42の上段に「ベル」図柄を停止させる。
有効ラインは、任意の態様を有することができる。例えば、有効ラインは、直線状の態様および折れ線状の態様を含む場合に限らず、直線状の態様のみ、または、折れ線状の態様のみで構成してもよい。
一度に払い出されるメダルの払い出し数に上限値(例えば、15枚)が設けられていてもよい。例えば、16個以上の有効ラインが設けられている場合、メダルの払い出し数が上限値を超えるように払い出し役に対応する図柄が複数の有効ライン(例えば、16個以上の有効ライン)に配置されることが考えられる。メダルの払い出しに上限値が設けられている場合、16個以上の有効ライン上に払い出し役に対応する図柄が配置されたとしても、メダルの払い出しは、上限値である15枚になる。また、例えば、払い出し役の入賞時のメダルの払い出し数が2枚以上である場合、8個以上の有効ラインに払い出し役に対応する図柄が配置されることで、メダルの払い出し数が上限値を超えてしまう。メダルの払い出しに上限値が設けられている場合、8個以上の有効ライン上に払い出し役に対応する図柄が配置されたとしても、メダルの払い出しは、上限値である15枚になる。このように、メダルの払い出しに上限値を設けることで、メダルの払い出しが多くなり過ぎる状況を回避することができる。
内部抽せんにより当せんする可能性があるフラグは、スロットマシン1の設計等に応じて、任意に設定できる。例えば、フラグに「操作態様役」フラグが含まれていなくてもよい。
恩恵付与部131は、省略することができる。
「スイカ」および「チェリー」などのいわゆるレアフラグは、当せん時に、左ストップスイッチ34を最初に操作すると1枚のメダルが払い出され、中ストップスイッチ35または右ストップスイッチ36を最初に操作すると9枚のメダルが払い出されるように構成してもよい。例えば、一般遊技状態においてレアフラグに当せんした場合は左ストップスイッチ34が最初に操作されるように示唆または報知を行い、AT中は、中ストップスイッチ35または左ストップスイッチ36が最初に操作されるように報知を行う。これにより、一般遊技状態ではAT抽せん当せんの期待度を上げつつベース(出玉率)を下げ、AT中はメダルの純増を上げることができる。
区間制御部114による有利区間の通常区間への強制的設定の条件は、有利区間消化ゲーム数が3000ゲームに到達する、および、有利区間の差枚数が2400枚に到達することに限らない。これらの条件とは異なる条件で、有利区間を通常区間に強制的に設定してもよいし、また、有利区間を通常区間に強制的に設定する条件を設けなくてもよい。例えば、有利区間消化ゲーム数が3000ゲームに到達することで有利区間が通常区間に強制的に設定されるが、有利区間の差枚数が2400枚に到達することでは、有利区間が通常区間に強制的に設定されないように構成してもよい。また、例えば、有利区間が通常区間に強制的に設定された場合を除いて、一旦、遊技区間が有利区間に設定されると、いわゆるボーナス(例えば、一種BB)が1回入賞するか、または、メダルの払い出しが最大となる押し順役(例えば、押し順ベル)の押し順を1回報知するまでは、有利区間を通常区間に設定できないように構成してもよい。
スロットマシン1の設定値が変更された場合、遊技区間は、スロットマシン1の設定値が変更される直前の状態を引き継ぐように設定してもよいし、予め設定されている初期状態に設定される(すなわち、初期化される)ようにしてもよい。
前記実施形態では、有利区間中に指示機能が作動し、かつ、役物および役物連続作動装置を除いて小役を払い出し枚数最大で入賞させるように遊技を進めた場合の出玉率の平均が100%を超える場合にのみ、有利区間であることが表示部に表示されるように構成しているが、これに限らない。例えば、遊技区間が有利区間へ移行したときに、表示部に有利区間中であることを必ず表示されるように構成してもよい。
前記実施形態では、遊技区間が有利区間に移行した場合、区間制御部114が、操作部30に設けた表示部を介して、遊技区間が有利区間であることを表示するように構成しているが、これに限らない。例えば、液晶表示装置22が表示部を兼ねるように構成してもよいし、表示部を省略して遊技区間が有利区間であることを表示しないように構成してもよい。表示部に有利区間であることが表示された後は、有利区間が終了するまで、有利区間であることを表示し続けてもよいし、有利区間であることを表示し続けなくてもよい。
制御装置100は、ソフトウェアと協働して所定の機能を実行するCPUに代えて、ハードウェアのみで所定の機能を実現するように専用に設計されているFPGA(field-programmable gate array)、または、ASIC(application specific integrated circuit)を含んでいてもよい。
メイン制御部110およびサブ制御部120は、それぞれ異なる基板に設けてもよいし、同一基板上に設けてもよい。すなわち、メイン制御部110およびサブ制御部120は、それぞれがCPU、ROMおよびRAM等を備えていてもよいし、CPU、ROMおよびRAM等を共有していてもよい。
押し順役は、所定の押し順でストップスイッチ34,35,36を操作することにより入賞する場合に限らない。押し順役は、例えば、所定の位置でストップスイッチ34,35,36を操作することにより入賞するようにしてもよいし、所定の位置に加え、所定の押し順でストップスイッチ34,35,36を操作することにより入賞するようにしてもよい。
内部抽せんテーブルは、図9に示されている情報に限らず、スロットマシンの設計に応じて、他の任意の情報を含むことができる。
可能であれば、メイン制御部110の構成をサブ制御部120に設けてもよいし、サブ制御部120の構成をメイン制御部110に設けてもよい。
本開示は、メダルレス機にも適用することができる。メダルレス機は、物理的なメダルを使用して遊技するのではなく、メダルの枚数を保持した情報(クレジットデータのようなもの)を基に、ベットした場合はその分情報は減算された状態となり、払い出しを受けた場合はその分情報が加算された状態となる。つまり、本願にいう「遊技媒体の払い出し数」は、メダルレス機であれば物理的に払い出された枚数ではなく、遊技者に付与され加算されるデータが含まれる。メダルレス機では、ホッパーが不要になる。
なお、前記様々な実施形態または変形例のうちの任意の実施形態または変形例を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。また、実施形態同士の組み合わせまたは実施例同士の組み合わせまたは実施形態と実施例との組み合わせが可能であると共に、異なる実施形態または実施例の中の特徴同士の組み合わせも可能である。
1 スロットマシン
10 筺体
20 前扉
22 液晶表示装置
33 スタートスイッチ
34,35,36 ストップスイッチ
41,42,43 回転リール
100 制御装置
131 恩恵付与部

Claims (9)

  1. 複数の図柄がそれぞれ配置された複数の回転リールと、
    遊技者によりそれぞれ操作可能なスタートスイッチおよび複数のストップスイッチと、
    前記回転リールが全て停止している状態で行われた前記スタートスイッチの操作に伴って内部抽せんを行う内部抽せん部と
    を備え、
    有効ラインに配置されることで遊技媒体が払い出される全ての図柄の組み合わせが、同じ遊技媒体の払い出し数を有している、遊技機。
  2. 複数の前記有効ラインが通る領域が、前記回転リールの一部に設けられている、請求項1の遊技機。
  3. 複数の前記有効ラインが通る第1領域と、前記第1領域よりも少ない前記有効ラインが通る第2領域とが、同一の前記回転リールに設けられている、請求項1または2の遊技機。
  4. 前記有効ラインが、直線状以外の態様を有している、請求項1から3いずれか1つの遊技機。
  5. 一度に払い出される遊技媒体の払い出し数に上限値が設けられており、
    遊技媒体の払い出し数が前記上限値を超えるように図柄の組み合わせが複数の前記有効ラインに配置された場合であっても、前記上限値の遊技媒体が払い出される、請求項1から4のいずれか1つの遊技機。
  6. 第1操作態様で前記ストップスイッチを操作した場合と、前記第1操作態様とは異なる第2操作態様で前記ストップスイッチを操作した場合とで、入賞態様と前記入賞態様に対応する遊技媒体の払い出し数とが異なる操作態様役を有し、
    前記操作態様役は、前記第1操作態様で前記ストップスイッチが操作された場合と前記第2操作態様で前記ストップスイッチが操作された場合とで、有効となる前記有効ラインの数が異なり、入賞時の遊技媒体の払い出し数が異なる、請求項1から5のいずれか1つの遊技機。
  7. 前記操作態様役に当せんした場合、前記ストップスイッチの操作態様に基づいて、遊技媒体の払い出しを含まない恩恵を付与可能な恩恵付与部を備える、請求項6の遊技機。
  8. 前記第1操作態様および前記第2操作態様の各々が、前記ストップスイッチを所定の操作順で操作する操作態様である、請求項6または7の遊技機。
  9. 前記第1操作態様および前記第2操作態様の各々が、前記ストップスイッチを所定のタイミングで操作する操作態様である、請求項6または7の遊技機。
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