JP4331095B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ店などの遊技場に設置して使用される遊技機に関するものである。
本明細書中では遊技機の1つとしてパチスロ機を例に挙げて説明しているため、遊技を行うための遊技媒体としてメダルを用いて説明するが、遊技媒体としてはパチンコ玉など他の媒体も含む。また、「メダルの投入」には、実際にメダル投入口にメダルを投入することの他に、クレジットされたメダルをベットボタンなどによりベットすることを含む。さらに、ハズレ及び複数種類の当選役のいずれかを決定する抽選を当選役抽選、当選役を構成する図柄を入賞有効ライン上に揃えた状態を入賞、当選役抽選により当選役に当選し、これが入賞されるまでの状態を内部入賞とする。
例えば特許文献1や特許文献2に示されたゲーム機(遊技機)では遊技者の操作によって遊技が行われる。遊技者の操作によって遊技が行われる遊技機としてスロットマシンが知られている。そして、パチンコ店で使用されるスロットマシンはパチスロ機と称され、パチンコ店ではメダルに一定の価値が与えられて、遊技を行って獲得したメダルを種々の景品に交換することができる。このため、遊技者はメダルを大量に獲得するということを目的の1つとし、ボーナスゲームモードに移行する権利が得やすい台を選択してゲームを行おうとするのが一般である。ボーナスゲームモードには例えばビッグボーナス(以下BB)モードがある。BBモードでは、例えばペイアウト率が通常モードよりも高くなるRBモードに複数回移行される。また、RBモードに移行される前に、通常モードよりも小役の当選確率が高くなるRB導入モードに移行される。RB導入モードで予め定められた当選役(例えばリプレイ)が入賞するとRBモードに移行する。これらRBモードやRB導入モードの繰り返しによって、BBモードでは大量のメダルを獲得することができる。
上記のようなスロットマシンでは、ストップボタンが押下されたときに、例えば入賞有効ライン上に位置している図柄から連続する所定個数(いわゆる引き込み範囲)の図柄の中に、当選役抽選により決定された当選役を構成する当選図柄が含まれているか否かが判定される。そして、引き込み範囲内に当選図柄が含まれている場合にはリールが停止するまでの時間が遅延され、当選図柄が入賞有効ライン上に停止する。これにより、当選図柄が入賞有効ライン上に位置するときにストップボタンを操作することのできない遊技者でも当選役を入賞させることが可能になり、遊技を公平に行うことができる。
特開2004−73895号公報 特開2003−327751号公報
ところで、上記のようなスロットマシンでは、当選図柄が引き込み範囲外に位置するときにストップボタンを押下すると当選役を入賞させることができなくなってしまう。このため、複数種類の当選役のいずれが当選しても当選図柄が入賞有効ライン上に引き込まれる位置でリールが停止するように、遊技毎に同じタイミングでストップボタンを操作することが遊技者に推奨されている。しかしながら、遊技毎に同じタイミングでストップボタンを操作すると、当選役に当選したときに停止する図柄の組み合わせ及びハズレのときに停止する図柄の組み合わせは毎回同じものとなってしまう。そして、このことは、遊技を長時間行ったときに遊技に飽きがくる一因となり、これを理由に遊技者が遊技を中止してしまい、スロットマシンの稼働率が下がってしまうことがあった。
また、ストップボタンの押圧力は遊技者によって様々であるが、ストップボタンを強打する遊技者によって遊技が行われると、ストップボタンの機能が停止する、あるいは、ストップボタンそのものが破壊されるなど、ストップボタンの故障が頻発していた。そして、ストップボタンをメンテナンスや交換を行うことはパチンコ店にとっては営業を行ううえでの利益の損失の原因となっていた。
上記問題点を解決するために、本発明は、遊技に飽きがくることを防止するとともに、ストップボタンなどの操作部が故障することを防止できるようにした遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、次回以降の遊技に持ち越しが可能な特定当選役とメダルの払い出しを伴う小役とを含む複数種類の当選役又はハズレの少なくともいずれかを抽選により決定する当選役決定手段と、前記抽選で当選役が決定された場合及び前記特定当選役が持ち越されている場合に、入賞有効ライン上に位置する図柄から所定の引き込み範囲内の図柄を停止させる図柄停止制御手段とを備え、遊技者による複数の操作部の操作によって遊技が行われる遊技機において、複数の前記操作部のうちの少なくともいずれか1つに前記操作部が受けた押圧力を検出する圧力検出手段を設け、前記図柄停止制御手段が、前記特定当選役が持ち越されていない状態で前記小役が決定されたときには、前記押圧力が予め設定された基準値以下の場合に前記押圧力が基準値を超えた場合よりも前記引き込み範囲を大きくし、前記特定当選役が持ち越された状態で前記小役が決定されたときには、前記押圧力が前記基準値を超えた場合に前記押圧力が前記基準値以下の場合よりも前記引き込み範囲を大きくするものである。
なお、「引き込み範囲」とは、リールの停止操作をおこなって当選図柄が入賞有効ライン上に停止するまでに要するコマ数(図柄数)を示す。すなわち、リールの停止操作をおこなって当選図柄が入賞有効ライン上に位置していない場合、入賞有効ライン上に位置するコマ(図柄)から連続する所定のコマ数(図柄数)の中に当選図柄があれば当選図柄が入賞有効ライン上に停止するようにリールの停止が遅延される。
また、前記圧力検出手段は、複数の前記操作部のうち、ストップボタンが受けた押圧力を検出することが好ましい。
なお、操作部は遊技に際して操作されるものを示し、操作部としては、例えばリールの回転を開始させるスタートレバー、メダルをベットするベットボタン、クレジットされたメダルを精算する精算ボタン、または、押圧力を検出するために設けられたボタンなども含む。
なお、前記基準値は、遊技機のプログラムで予め設定されていてもよいし、任意に選択した値でもよい。
前記図柄停止制御手段は、前記引き込み範囲を大きくするときに、同一の当選役に対応する図柄が前記引き込み範囲内に複数含まれている場合、入賞有効ラインから最も離れた図柄を入賞有効ライン上に停止させることが好ましい。
本発明によれば、操作部の押圧力に応じて引き込み範囲を変動させるので、操作部の押圧力に応じて遊技者を有利又は不利にすることが可能になり、遊技に飽きがくることを防止できる。
また、ストップボタンが受けた押圧力を検出するので、遊技毎に同じタイミングでストップボタンを操作しても、入賞有効ライン上に停止する図柄の組み合わせに変化を持たせることが可能になり、遊技に飽きがくることを防止できる。
また、前記押圧力が予め設定された基準値を超えた場合に前記押圧力が前記基準値以下の場合よりも前記引き込み範囲を小さくするので、操作部への押圧力を所定量以下にすると遊技者が有利になり、操作部の強打を防止することができ、これにより、例えばストップボタンなどの操作部が故障することを防止できる。
また、次回以降の遊技に持ち越しが可能な特定当選役、メダルの払い出しを伴う小役、又はハズレを抽選により決定する当選役決定手段を備え、前記図柄停止制御手段は前記ハズレが決定されると、前記押圧力が前記基準値を超えた場合に前記押圧力が前記基準値以下の場合よりも前記引き込み範囲を小さくし、前記特定当選役が持ち越され、かつ前記小役が決定されると、前記押圧力が前記基準値を超えた場合に前記押圧力が前記基準値以下の場合よりも前記引き込み範囲を大きくするので、前記特定当選役が持ち越され、かつ前記小役が決定されたときの引き込み範囲の大小によって特定当選役に当選したか否かを察知することが可能になり、従来にない斬新な感覚を遊技に付与することができる。
図1にスロットマシン10の外観を示し、先ず、スロットマシン10の遊技の流れの概略を説明する。図1に示すスロットマシン10には、通常モード及びBBモードの2種類の遊技モードが設定されている。通常モードでの当選役抽選でBBモードに移行する権利を与えるBB(特定当選役)に当選し、BBを入賞させると通常モードからBBモードに移行される。
BBモードは、RBモードに3回移行されるか又はRB導入モードでの遊技が30回行われると終了される。BBモードでは先ずRB導入モードに移行される。RB導入モードでは、メダルの払い出しを伴う小役の当選確率が通常モードよりも高くなる。また、RB導入モード及びRBモードは通常モードよりもペイアウト率が高くなっている。さらに、RB導入モードではRBモードに移行させるか否かが当選役抽選により決定される。RBモードは、メダルの払い出しを伴う所定の当選役が8回入賞されるか又は12回の遊技が行われると終了する。
スロットマシン10には、収納箱11と前面扉12とからなる筐体10aが設けられている。前面扉12には表示窓13が設けられている。表示窓13の奥には第1リール14a、第2リール14b、第3リール14cが回転自在に組み込まれている。周知のように、第1〜第3リール14a〜14cの外周には複数種類の図柄が一定の間隔で配列されている。第1〜第3リール14a〜14cが停止した状態では表示窓13を通して1リール当たり3個の図柄が観察可能になっている。そして、各リールの図柄を1個ずつ組み合わせた直線状の入賞有効ライン15が横3本斜め2本の合計5本が設定されている。
メダル投入口16から1枚のメダルを投入したときには中段の入賞有効ライン15が一本有効化される。2枚のメダルを投入したときには中段の入賞有効ライン15に上段及び下段の入賞有効ライン15を加えた横3本が有効化される。3枚のメダルを投入したときには上段、中段、下段の3本に斜めの2本を加えた計5本の入賞有効ライン15が有効化される。
スロットマシン10では、50枚を限度にメダルをクレジット(貯留)することが可能になっている。クレジットされているメダルの枚数はクレジット枚数表示器17により表示される。
スタートレバー18が押下されると第1〜第3リール14a〜14cが一斉に回転を開始する。第1〜第3リール14a〜14cの回転が開始してから一定時間が経過するとストップボタン(操作部)19a〜19cの操作が有効化され、これを操作することが可能になる。ストップボタン19a〜19cが押下されると、それぞれに対応する第1〜第3リール14a〜14cが個別に停止される。
前面扉12の下部にはメダル受け皿20が設けられている。メダル受け皿20には、当選役が入賞したときに当選役の種類に応じた枚数のメダルが払い出し口21から払い出される。
図2に示すように、スロットマシン10の作動は基本的にCPU30a及びメモリ31を含む制御部30によって管制される。制御部30にはCPU30a及びメモリ31の他、後述する電子抽選部39、当選役決定部40が設けられている。なお、電子抽選部39と当選役決定部40とは当選役決定手段を構成する。
メダルセンサ32はメダル投入口16から投入された適正なメダルを検知し、メダルの検知信号をCPU30aに入力する。CPU30aは、投入された1〜3枚のメダルの枚数をメダルセンサ32からの検知信号に基づいて計数し、入賞有効ライン15を有効化する本数を決定する。
スタート信号センサ33はスタートレバー18が押下されたことを検知する。スタートレバー18の押下が検知されると、遊技スタート信号がスタート信号センサ33からCPU30aに入力される。CPU30aは、遊技スタート信号に応答して第1〜第3リール14a〜14cを回転させ、メモリ31のROM領域に格納されたプログラムにしたがって遊技の処理を開始する。
CPU30aとリール駆動コントローラ34とは図柄停止制御手段を構成する。各リールの駆動及び停止制御は、CPU30aとリール駆動コントローラ34とによって行われる。それぞれの第1〜第3リール14a〜14cはそれぞれステッピングモータ35a〜35cの駆動軸に取り付けられており、各ステッピングモータ35a〜35cの駆動を制御することにより各リールの制御が行われる。なお、メモリ31のRAM領域は、毎回の遊技ごとに利用されるフラグやデータなどの一時的保管や書き換えなどに用いられる。
ステッピングモータ35a〜35cは、CPU30aから供給された駆動パルスの個数に応じた回転角で回転する。このため、CPU30aから供給する駆動パルスの個数を制御することによって第1〜第3リール14a〜14cの回転角を制御することができ、駆動パルスの供給を絶つことによりリールの停止位置を決めることができる。また、各リールには、その基準位置に反射信号部36a〜36cが一体に形成され、その一回転ごとにフォトセンサ37a〜37cがそれぞれの反射信号部の通過を光電検出する。フォトセンサ37a〜37cによる検知信号は、リールの基準位置を示すリセット信号としてCPU30aに入力される。
CPU30aには、各々のステッピングモータ35a〜35cに供給された駆動パルスの個数を計数するパルスカウンタが設けられている。CPU30aは、フォトセンサ37a〜37cからリセット信号が入力されたときに、対応するパルスカウンタのカウント値をクリアする。したがって、それぞれのパルスカウンタには、各リールの1回転内の回転角に対応した駆動パルスの個数が逐次に更新しながら保存されることになる。
メモリ31のROM領域には、各リールの基準位置からの回転角に対応した駆動パルスの個数と、リールに一定ピッチで配列されたそれぞれの図柄を表す図柄コードとが対応づけられた図柄テーブルが格納されている。CPU30aは、この図柄テーブルを参照しながら、リールごとにパルスカウンタのカウント値を監視することによって、例えば中段の入賞有効ライン15上にどの図柄が移動してきているのかを識別し、また、さらにどの程度リールを回転させれば目的の図柄が入賞有効ライン上に移動してくるのかを予測することができる。
ストップボタン19a〜19cにはそれぞれ圧力センサ(圧力検出手段)38が個別に取り付けられている。圧力センサ38はCPU30aに接続されている。圧力センサ38は、ストップボタン19a〜19cが押下されたときにストップボタン19a〜19cが受けた押圧力を検出し、検出した押圧力を含むストップ信号をCPU30aに入力する。第1〜第3リール14a〜14cの回転が開始され、第1〜第3リール14a〜14cの回転速度が定常速度に達した時点でCPU30aはストップボタン19a〜19cの操作を有効化する。ストップボタン19a〜19cが押下されてストップ信号が入力されると、CPU30aとリール駆動コントローラ34は、ストップボタン19a〜19cに対応する第1〜第3リール14a〜14cの停止制御を開始する。第1〜第3リール14a〜14cの停止制御は停止テーブルを用いたテーブル方式により行われる。
第1〜第3リール14a〜14cの外周面は所定の範囲ごとに複数のコマに区画されている。各コマには図柄が1個づつ割り当てられている。メモリ31のROM領域にはCPU30aによって参照される複数種類の停止テーブルが格納されている。停止テーブルでは、ストップボタン19a〜19cを押下したときに入賞有効ライン15上に位置する図柄の図柄コードと、このときに第1〜第3リール14a〜14cが停止するまでに要するコマ数とが対応づけられている。これにより、入賞有効ライン15上に停止する図柄の種類がストップボタン19a〜19cを押下したときに決定される。停止テーブルは、当選役の種類、第1〜第3リール14a〜14cを停止させた順番、入賞有効ライン15上に停止させた図柄の種類によって、第1〜第3リール14a〜14cが停止するまでに要するコマ数が異なるように複数種類設けられている。
第1〜第3リール14a〜14cの停止制御は、図柄5個分の0〜4コマ、すなわち5コマの範囲(以下、「引き込み範囲」と称する)内で行われる。例えばストップボタン19a〜19cが押下されたときに、入賞有効ライン15上に位置するコマから連続する4コマの中に当選図柄が含まれている場合には、当選図柄が入賞有効ライン15上に停止するように停止テーブルのコマ数が設定されている。このように、引き込み範囲内に位置する図柄を入賞有効ライン15上に停止させる停止制御を引き込み制御と称する。また、当選役に当選していない場合で当選役が入賞するようにストップボタン19a〜19cが押下された場合は、入賞となりうる図柄が引き込み範囲外となる停止テーブルが選択される。これにより、当選役抽選で当選していない当選役が入賞不能となる。このように、当選役が入賞しないように図柄を入賞有効ライン15上に停止させる停止制御を蹴飛ばし制御と称する。なお、BBに当選し、かつ当選した遊技でBBが入賞しなかった場合は次回以降の遊技にBBが持ち越され、BBが入賞するまでBB図柄の引き込み制御が行われる。
なお、第1〜第3リール14a〜14cの停止制御は、例えば当選した当選役の種類及びストップボタン19a〜19cが押下されたタイミングに応じて入賞有効ライン15上に停止させる図柄の優先順位を決定するアルゴリズム方式など適宜の方式によって行ってよい。この場合、ストップボタン19a〜19cが押下されたときに、引き込み範囲内で優先順位の最も高い図柄が入賞有効ライン15上に停止される。
スタート信号センサ33から遊技スタート信号が入力されると、CPU30aは電子抽選部39を作動させる。電子抽選部39は乱数発生器と乱数値サンプリング回路とを備え、遊技が開始されるごとに1つの乱数値を抽選する。抽選された乱数値は当選役決定部40に入力される。
当選役決定部40は通常モード用の当選役抽選テーブルを備えている。当選役抽選テーブルでは、乱数発生器で発生する全乱数値に、BB及びメダルの払い出しを伴う小役の2種類の当選役及びハズレのいずれかが割り当てられている。
当選役決定部40では、乱数値サンプリング回路でサンプリングされた乱数値が当選役抽選テーブルと比較され、比較した乱数値が2種類の当選役又はハズレいずれに属する値かが判定される。これにより、2種類の当選役又はハズレのいずれかが決定される。
なお、当選役決定部40には、通常モード用の当選役抽選テーブルの他に、BBが内部入賞した状態での遊技、RBモードでの遊技、RB導入モードでの遊技などで用いられる当選役抽選テーブルが設けられており、各遊技モードごとに当選役抽選でも用いられる当選役テーブルが選択される。各当選役抽選テーブルでは、割り当てられている当選役の種類や当選確率が異なっている。当選確率の変更は乱数の数を変化させることによって実現できる。
ホッパー装置41は、当選役の種類に応じて規定枚数の配当メダルをメダル受け皿20に払い出すか、あるいはクレジットカウンタにその規定枚数を加算する。なお、当選役の種類ごとに配当メダルの枚数を決めた配当テーブルはメモリ31のROM領域に格納されており、CPU30aがこれを読み取ってホッパー装置41を駆動する。
次に上記のように構成されたスロットマシンの作用について説明する。スロットマシン10では、先ず通常モードでの遊技が行われる。遊技の開始に先立ってメダルを1〜3枚投入すると、投入されたメダルの枚数がCPU30aによりカウントされる。スタートレバー18の操作を行うとスタート信号センサ33からCPU30aに遊技スタート信号が入力され、第1〜第3リール14a〜14cの回転が開始される。
スタートレバー18の操作と同時に電子抽選部39及び当選役決定部40によって当選役抽選が行われる。当選役抽選が終了し、第1〜第3リール14a〜14cが回転開始してから一定時間経過すると、ストップボタン19a〜19cの操作が有効化される。CPU30a及びリール駆動コントローラ34はリールごとに設けられたパルスカウンタのカウント値を参照しながらストップボタン19a〜19cが押下されたタイミングを監視し、当選図柄が入賞有効ライン15上に停止しやすいように第1〜第3リール14a〜14cの停止制御を行う。
図3及び図4に示すように、当選役抽選で例えば小役に当選し、遊技者がストップボタン19a〜19cを押下すると、圧力センサ38で検出された押圧力がCPU30aに入力される。これに応答してCPU30aは、入力された押圧力が予め設定された基準値を超えたか否かを判定する。この判定はストップボタン19a〜19cが押下されるごとに行われる。なお、判定に用いられる押圧力の基準値はメモリ31のROM領域に格納されており、CPU30aはメモリ31から基準値を読み出すことによって判定を行う。
圧力センサ38で検出された押圧力、すなわち、ストップボタン19a〜19cが受けた押圧力が基準値を超えていた場合、CPU30a及びリール駆動コントローラ34は小役に対応する小役図柄の引き込み範囲を0コマとする停止テーブルを参照しながら第1〜第3リール14a〜14cの停止制御を行う。このため、小役を入賞させるためには、入賞有効ライン15上に小役図柄が位置するタイミングでストップボタン19a〜19cを押下することが必要となる。
他方、圧力センサ38で検出された押圧力、すなわち、ストップボタン19a〜19cが受けた押圧力が基準値以下だった場合、CPU30a及びリール駆動コントローラ34は小役に対応する小役図柄の引き込み範囲を5コマとする停止テーブルを参照しながら第1〜第3リール14a〜14cの停止制御を行う。このため、小役を入賞させるためには、入賞有効ライン15上に位置する図柄から連続する4コマの中に小役図柄が位置するタイミングでストップボタン19a〜19cを押下することが必要となる。
例えば図5の例では(A)に示すように、第1、第2リール14a,14bが停止し、第3リール14cが回転している。第1、第2リール14a,14bの小役図柄50は下段の入賞有効ライン15上に停止して2つ揃っている。
この状態で、例えば第3リール14cの小役図柄50が上段の入賞有効ライン15と中段の入賞有効ライン15との間に位置するタイミングでストップボタン19cが押下されたとする。このとき、ストップボタン19cが受けた押圧力が基準値を超えていた場合には、小役図柄の引き込み範囲が0コマであるため、(B)に示すように、小役図柄50が中段の入賞有効ライン15上に停止する。この場合、小役図柄50が属するコマが下段の入賞有効ライン15上に位置するときにストップボタン19cを押下すれば小役を入賞させることができる。
他方、同じタイミングでストップボタン19cを押下し、ストップボタン19cが受けた押圧力が基準値以下の場合には、小役図柄の引き込み範囲が5コマであるため、(C)に示すように、小役図柄50が下段の入賞有効ライン15上に停止する。このため、小役を入賞させることができる。
また、引き込み範囲が5コマとされ、引き込み範囲内に同一の小役図柄が複数含まれている場合は、CPU30a及びリール駆動コントローラ34は小役図柄を引き込むまでのコマ数をできるだけ大きく、すなわち、引き込み範囲内にある小役図柄で入賞有効ライン15から最も離れた小役図柄が入賞有効ライン15に停止するように第1〜第3リール14a〜14cの停止制御を行う。このため、遊技者は小役を入賞させる際に、ストップボタン19a〜19cを押下する力を変化させることによって小役の入賞のさせ方に変化をつけることが可能になり、遊技にバリエーションを加えることができる。
例えば図6の例では(A)に示すように、第1、第2リール14a,14bが停止し、第3リール14cが回転している。第1、第2リール14a,14bの小役図柄50は下段の入賞有効ライン15上に停止して2つ揃っている。
この状態で、例えば第3リール14cの中段の入賞有効ライン15と下段の入賞有効ライン15との間に小役図柄50aが位置し、さらに2コマ上に小役図柄50bが位置するタイミングでストップボタン19cが押下されたとする。(小役図柄50aと小役図柄50bとはリール上の位置が異なるだけで、同種の小役図柄とする)このとき、ストップボタン19cが受けた押圧力が基準値を超えていた場合には、小役図柄の引き込み範囲が0コマであるため、(B)に示すように、小役図柄50aが下段の入賞有効ライン15上に停止して小役が入賞する。
他方、同じタイミングでストップボタン19cを押下し、ストップボタン19cが受けた押圧力が基準値以下の場合には、(C)に示すように、小役図柄50bが下段の入賞有効ライン15上に停止して小役が入賞する。
また、BBが持ち越された状態で小役に当選し、ストップボタン19a〜19cが受けた押圧力が基準値を超えた場合には、CPU30a及びリール駆動コントローラ34は小役図柄の引き込み範囲を5コマとする停止テーブルを参照しながら第1〜第3リール14a〜14cの停止制御を行う。
他方、BBが持ち越された状態で小役に当選し、ストップボタン19a〜19cが受けた押圧力が基準値以下である場合には、CPU30a及びリール駆動コントローラ34は小役図柄の引き込み範囲を0コマとする停止テーブルを参照しながら第1〜第3リール14a〜14cの停止制御を行う。すなわち、BBが持ち越された状態で小役に当選した場合とBBが持ち越されていない状態で小役に当選した場合とでストップボタン19a〜19cが受けた押圧力に応じた引き込み範囲が入れ替えられる。これにより、遊技者はBBが持ち越され、BBが内部入賞していることを察知できる。
そして、詳しくは図示しないが、小役を入賞させるとメダルが払い出されて1回の遊技が終了する。BBを入賞させると通常モードからBBモードに移行する。BBモードでは先ずRB導入モードでの遊技が実行される。RB導入モードでは、1〜3枚のメダルベットで遊技が行われる。RB導入モードでリプレイに当選し、これを入賞させるとRB導入モードからRBモードに移行される。BBモードはRB導入モードでの遊技が30回行われるか又はRBモードに3回移行されると終了される。
上記実施形態では、ストップボタンが受けた押圧力が基準値を超えた場合に引き込み範囲を5コマ、基準値以下であった場合に引き込み範囲を0コマとしたが、変動させる引き込み範囲は適宜に設定してよい。
上記実施形態では、小役に当選した場合に引き込み範囲を変化させたが、ハズレとなった場合に変化させてもよいし、例えば次回の遊技をメダルの投入なしに行うことができるリプレイに当選した場合など適宜の当選役に当選した場合に引き込み範囲を変化させてよい。また、特定当選役は例えばBBとRBとを設定するなど、次回以降の遊技に持ち越すことが可能であれば適宜に設定してよい。
なお、本発明はリール駆動タイプのスロットマシンに限らず、液晶パネルなどを用いたスロットマシンやストップボタンの押下によって図柄を停止表示させるパチンコ機など、遊技者による操作部の操作が行われる他の遊技機にも等しく適用することができる。
本発明を用いたスロットマシンの外観図である。 図1に示すスロットマシンの電気的概略構成を示す機能ブロック図である。 第1〜第3リールの停止制御の流れを示すフローチャートである。 第1〜第3リールの停止制御の流れを示すフローチャートである。 ストップボタンが受けた押圧力に応じた停止制御を説明する説明図である。 入賞時の引き込みコマ数が変化する場合の説明図である。
符号の説明
10 スロットマシン(遊技機)
19a〜19c ストップボタン(操作部)
30 制御部
30a CPU
34 リール駆動コントローラ
38 圧力センサ(圧力検出手段)

Claims (3)

  1. 次回以降の遊技に持ち越しが可能な特定当選役とメダルの払い出しを伴う小役とを含む複数種類の当選役又はハズレの少なくともいずれかを抽選により決定する当選役決定手段と、前記抽選で当選役が決定された場合及び前記特定当選役が持ち越されている場合に、入賞有効ライン上に位置する図柄から所定の引き込み範囲内の図柄を停止させる図柄停止制御手段とを備え、遊技者による複数の操作部の操作によって遊技が行われる遊技機において、
    複数の前記操作部のうちの少なくともいずれか1つに前記操作部が受けた押圧力を検出する圧力検出手段を設け、
    前記図柄停止制御手段は、前記特定当選役が持ち越されていない状態で前記小役が決定されたときには、前記押圧力が予め設定された基準値以下の場合に前記押圧力が基準値を超えた場合よりも前記引き込み範囲を大きくし、前記特定当選役が持ち越された状態で前記小役が決定されたときには、前記押圧力が前記基準値を超えた場合に前記押圧力が前記基準値以下の場合よりも前記引き込み範囲を大きくすることを特徴とする遊技機。
  2. 前記圧力検出手段は、複数の前記操作部のうち、ストップボタンが受けた押圧力を検出することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記図柄停止制御手段は、前記引き込み範囲を大きくするときに、同一の当選役に対応する図柄が前記引き込み範囲内に複数含まれている場合、入賞有効ラインから最も離れた図柄を入賞有効ライン上に停止させることを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
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